説明

ベッド用側柵装置

【課題】起立状態で保持されたし柱部味を不用意に倒伏させることがないように下側柵装置を提供する。
【解決手段】ベッド本体の幅方向の側部に、長手方向に対して所定間隔で下端が回動可能に支持されて設けられた複数の支柱部材9と、複数の支柱部材9の上端が回動可能に連結された上部横部材11と、支柱部材9を起立させたときに上部横部材11に対して支柱部材9を回動不能に保持し、支柱部材9の保持状態を解除してベッド本体の長手方向に倒伏させることができるストッパ機構14を具備し、ストッパ機構14は、上部横部材の端部下面に設けられたケース15と、その操作によって起立状態で回動不能に保持された支柱部材9を倒伏させることができる操作レバー21と、ケースの側面に回動可能に設けられ操作レバー21を操作不能に保持しているとともに、その回動操作によって操作レバー21を操作可能とする解除レバーを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明はベッド本体の側部に起伏可能に設けられる複数の支柱部材を有するベッド用側柵装置に関する。
【背景技術】
【0002】
たとえば、介護用などのベッド装置においては、利用者や利用者に掛けられた寝具などがベッド本体上から落下するのを防止するため、ベッドの側部に側柵を設けることができるようにしている。側柵には種々の構成のものがあり、その1つとしてベッド本体の幅方向の側部に、その幅方向と交差する長手方向に沿って折り畳み可能な構成とすることが知られている。
【0003】
上記構成の側柵は、ベッド本体の、たとえばサイドフレームに、複数の支柱部材の下端が長手方向に対して所定間隔で回動可能に連結されて設けられる。各支柱部材の上端は上部横部材に対して所定方向、つまりベッド本体の長手方向に対して一方向に回動可能に連結されている。
【0004】
上記上部横部材には、上記支柱部材をほぼ垂直に起立させたとき、そのうちの1つの支柱部材の上端部に設けられた突起に係合し、複数の支柱部材を起立状態で倒伏不能、つまり上記位置方向に対して回動不能に保持するストッパ機構が設けられている。
【0005】
上記ストッパ機構は、上記支柱部材の起立状態を解除するための操作ハンドルが設けられ、この操作ハンドルを操作することで、上記支柱部材の起立状態を解除できるようになっている。
【0006】
上記支柱部材が起立状態で保持されているとき、上記ストッパ機構を不用意に操作すると、上記支柱部材の起立状態が解除されることになる。そこで、上記ストッパ機構が不用意に操作されて上記支柱部材の起立状態が解除されることがない構成が採用されている。
【0007】
上記操作ハンドルを不用意に操作できないようにするための構造として、上記ストッパ機構に上記操作ハンドルのロック機構を設け、このロック機構によるロック状態を解除したときにだけ、上記操作ハンドルを操作できるようにしている。
【0008】
従来、上記ストッパ機構は、上記上部横部材の長手方向の一端部に設けられたケースを有し、このケースの下面側に一部を露出させて操作レバーが設けられ、上記ケースの上面に、上記支柱部材が起立状態で保持されたときに、上記操作レバーの操作を不能とするストッパ部材を設けるようにしている。
【0009】
そして、上記支柱部材を倒伏させるときには、上記上部横部材の長手方向の一端部に設けられたケースを握って上記操作レバーを回動操作しながら、上記ストッパレバーを上記上部横部材の長手方向に沿ってスライド操作することで、上記ロック機構によるロック状態を解除して上記支柱部材を倒伏させるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
【特許文献1】特許第3029026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
しかしながら、上述した構成のストッパ機構によると、たとえばベッド本体上で仰臥した利用者が上記上部横部材の端部を掴んで立ち上がるとき、上記上部横部材の端部に設けられたストッパ機構のケースを握ってしまうことがある。ストッパ機構のケースを握ると、上記操作レバーが操作されることがあり、それと同時にケースを握った手がその上面に設けられたストッパ部材に掛かることになるから、このストッパ部材をスライドさせてしてしまうということがある。
【0012】
その場合、ストッパ機構のロック状態が解除され、起立状態にある支柱部材が倒伏することになるから、利用者はベッド本体上で立ち上がる際に身体のバランスを崩して転倒するなどのことがあり、安定した姿勢で確実に立ち上がることができないということになる。
【0013】
この発明は、ベッド本体上で仰臥した利用者が立ち上がるときなどに上部横部材に設けられたストッパ機構を掴んで操作レバーを操作するようなことがあっても、この操作レバーと一緒にストッパ部材が容易に操作されることがないようにしたベッド用側柵装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
この発明は、ベッド本体の幅方向の側部に、この幅方向と交差する長手方向に倒伏可能に設けられたベッド用側柵装置であって、
上記ベッド本体の幅方向の側部に、この側部の長手方向に対して所定間隔で下端が回動可能に支持されて設けられた複数の支柱部材と、
複数の支柱部材の上端が回動可能に連結された上部横部材と、
上記支柱部材を起立させたときに上記上部横部材に対して上記支柱部材を回動不能に保持するとともに、上記支柱部材の保持状態を解除して上記ベッド本体の長手方向に倒伏させることができるストッパ機構を具備し、
上記ストッパ機構は、
上記上部横部材の端部下面に設けられたケースと、
このケースの下面側から一部を露出させて回動可能に設けられその操作によって起立状態で回動不能に保持された上記支柱部材を倒伏させることができる操作レバーと、
上記ケースの側面に回動可能に設けられ上記操作レバーを操作不能に保持しているとともに、その回動操作によって上記操作レバーを操作可能とする解除レバーと
を具備したことを特徴とするベッド用側柵装置にある。
【0015】
この発明は、ベッド本体の幅方向の側部に、この幅方向と交差する長手方向に倒伏可能に設けられたベッド用側柵装置であって、
上記ベッド本体の幅方向の側部に、この側部の長手方向に対して所定間隔で下端が回動可能に支持されて設けられた複数の支柱部材と、
複数の支柱部材の上端が回動可能に連結された上部横部材と、
上記支柱部材を起立させたときに上記上部横部材に対して上記支柱部材を回動不能に保持するとともに、上記支柱部材の保持状態を解除して上記ベッド本体の長手方向に倒伏させることができるストッパ機構を具備し、
上記ストッパ機構は、
上記上部横部材の端部下面に設けられたケースと、
このケースの下面側から一部を露出させて回動可能に設けられた操作レバーと、
この操作レバーをその一部が上記ケースの下面側から露出する方向に付勢した第1のばねと、
上記操作レバーに設けられこの操作レバーが上記第1のばねによって付勢されているときに上記ストッパ機構の近くに位置する1つの支柱部材の上部に設けられた突起に係合して上記支柱部材を起立した状態で倒伏不能に保持する係合部と、
上記ケースの側面に回動可能に設けられ第2のばねによって所定方向に付勢された解除レバーと、
上記ケースの内部に上記解除レバーと一体的に設けられ上記支柱部材が起立した状態で上記解除レバーが上記第2のばねの付勢力によって回動した状態で上記操作レバーに係合してこの操作レバーを操作不能に保持し、上記解除レバーを上記第2のばねの付勢力に抗して回動させることで上記操作レバーとの係合状態が解除されてこの操作レバーを操作可能にするストッパ部材と
を具備したことを特徴とするベッド用側柵装置にある。
【発明の効果】
【0016】
この発明によれば、上横部材の端部下面にストッパ機構のケースを設け、このケースの下面側から一部を露出させて操作レバーを回動可能に設けるとともに、上記ケースの側面に回動操作される解除レバーを設け、この解除レバーを回動操作した状態のときにだけ、上記操作レバーを操作して起立状態で保持された支柱部材を倒伏させることができるようにした。
【0017】
そのため、利用者がベッド本体上から立ち上がる場合などに、上部横部材のストッパ機構が設けられた端部を把持した際に、上記操作レバーを回動操作してしまっても、上記操作レバーを把持した手でさらにカバーの側面に回動可能に設けられた解除レバーを容易に回動操作することができないから、起立状態で保持された支柱部材を不用意に倒伏させるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】この発明の一実施の形態を示す側柵装置が設けられたベッド装置の斜視図。
【図2】図1に示す側柵装置の支柱部材を起立状態から倒伏させた状態を示す正面図。
【図3】ストッパ機構の正面図。
【図4】上記ストッパ機構の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、この発明の一実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1に示すベッド装置1はベッド本体2を備えている。このベッド本体2には、図示しない上下駆動機構によってベッドフレーム3が高さ調節可能に設けられている。ベッドフレーム3の長手方向一端にはヘッドボード4が設けられ、他端にはフットボード5が設けられている。
【0021】
上記ベッドフレーム3には、上面にマットレス6が載置され、幅方向両端にはそれぞれ側柵装置7が設けられている。この側柵装置7はベッドフレーム3の側部に長手方向に沿って設けられた下部取り付け部材8を有する。この下部横部材8には長手方向に所定間隔で複数の支柱部材9が下端を回動可能に連結して設けられている。
【0022】
各支柱部材9の上端部は上部横部材11に回動可能に連結されている。つまり、上部横部材11には断面コ字状の取付け部材12が長手方向に沿って所定間隔で、しかも開放した一側面を同じ方向、この実施の形態ではフットボード5側に向けて取り付けられており、各取付け部材12に上記支柱部材9の上端部が回動可能に連結されている。
【0023】
したがって、側柵装置7は、支柱部材9をほぼ垂直に起立させた状態から、図1に矢印で示すヘッドボード4側に倒伏させて折り畳むことができるようになっている。図2は上記側柵装置7を折り畳んだ状態を示している。
【0024】
上記上部取り付け部材11のヘッドボード4側に位置する長手方向の一端部にはストッパ機構14が設けられている。このストッパ機構14は図3と図4に示すようにケース15を有する。このケース15は上面と下面が開口した扁平筒状に形成されていて、その上部を図4に示すように上記上部横部材11の端部下面に形成された凹部16に係合させるとともに、長手方向の一端部と他端部をそれぞれねじ17によって上記上部取り付け部材11に固定されて設けられている。なお、上記上部取り付け部材11の末端にはキャップ18が嵌着されている。
【0025】
上記ケース15には、側面形状がL字状の操作レバー21が中途部を第1の支軸22によって上記ケース15に回動可能に支持されて設けられている。上記第1の支軸22には第1のばねとしての第1のねじりばね23の中途部に形成されたコイル部が装着されている。
【0026】
上記第1のねじりばね23の一方のアーム23aはL字状の上記操作レバー21の一辺に形成された操作部21aの内面に係合し、他方のアーム23bは上記上部横部材11の凹部16内面に復元力に係合させている。
【0027】
それによって、上記操作レバー21は上記第1のねじりばね23の付勢力によって図4に矢印で示すように、上記操作部21aが上記ケース15の下端開口から下方へ突出する方向に付勢されている。つまり、上記操作部21aは上記ケース15の下面開口から外部に露出している。
【0028】
L字状の上記操作レバー21の他辺には凹状の係合部25が形成されている。さらに、上記ケース15には、最もヘッドボード4側に位置する支柱部材9の上部を第2の支軸26によって枢着する取付け部12aが形成されている。この取付け部12aは断面コ字状であって、下面及び上記フットボード5側の側面が開放している。つまり、上記取付け部材12とほぼ同じ形状に形成され、この取付け部材12と同じ方向の側面が開放している。
【0029】
上記ケース15の取付け部12aに枢着された上記支柱部材9の外面には、この支柱部材9が起立状態にあるときに、上記操作レバー21のケース15に形成された係合部25に係合して上記支柱部材9がヘッドボード4側に倒伏するのを阻止する軸状の突起27が上記支柱部材9に取付けられた取付け部材26aに突設されている。つまり、上記突起27が係合部25に係合することで、上記側柵装置7の複数の支柱部材9は起立した状態で保持される。
【0030】
上記突起27が上記係合部25に係合した状態で、図4に鎖線で示すように、上記操作レバー21を上記第1のねじりばね23の付勢力に抗して回動させれば、上記突起27から上記係合部25を外すことができる。それによって、上記支柱部材9、つまり上記側柵装置7の複数の支柱部材9は上記ヘッドボード4側に倒伏可能となる。
【0031】
なお、上記ケース15にヘッドボード4側の支柱部材9を支持する取付け部12aを形成したが、それに代わって最も上記ヘッドボード4側に位置する上記支柱部材9を、他の支柱部材9と同様、上記上部横部材11に設けた取付け部材12によって枢着し、その支柱部材9の突起27を設けるようにしてもよい。
【0032】
上記ケース15の内部であって、上記操作レバー21の一辺側には第2のばねとしての第2のねじりばね28が第3の支軸29によって中途部が支持されて設けられている。上記第3の支軸29には、連結片31の一端が連結固定され、この連結片31の他端には断面形状がコ字状のストッパ部材32が設けられている。なお、上記第3の支軸29は上記ケース15の側面間に回動可能に支持されている。
【0033】
上記第2のねじりばね28の一端28aは上記上部横部材11の下面に係合し、他端28bは上記ストッパ部材32に係合している。それによって、上記ストッパ部材32は上記第2のねじりばね28によって図4に矢印で示す方向に付勢され、その一側辺が上記操作レバー21の上記操作部21aの内面に当接している。
【0034】
上記ストッパ部材32が上記操作部21aの内面に当接していることで、上記操作レバー21を把持しても、この操作レバー21を第1のねじりばね23の付勢力に抗して回動させることができないようになっている。つまり、操作レバー21の係合部25を支柱部材9の突起27から外し、支柱部材9を倒伏方向に回動させることができないようになっている。
【0035】
上記第3の支軸29の一端は上記ケース15の側面に突出し、その突出端には図3に示す解除レバー33が一体的に取付けられている。つまり、上記ケース15の側面に解除レバー33が設けられている。この解除レバー33を、上記第2のねじりばね28の付勢力に抗して同図に矢印で示す方向に回動させれば、その回動に上記ストッパ部材32が連動して回動する。
【0036】
それによって、上記ストッパ部材32の一側面は上記操作部21aの内面から外れるから、その状態で上記操作レバー21を握れば、この操作レバー21を第1のねじりばね23の付勢力に抗して回動させることができるので、その係合部25を上記支柱部材9の突起27から外して側柵装置7の複数の支柱部材9を倒伏させることができる。
【0037】
このように構成された側柵装置7によれば、利用者がマットレス6上で仰臥した状態から立ち上がる場合、上記側柵装置7の上部横部材11のヘッドボード4側に位置する一端部を把持して立ち上がることがある。とくに、利用者が老人や足腰が不自由な人の場合、上記上部横部材11の一端部を把持して立ち上がることが多くなる。
【0038】
そのとき、上記上部横部材11の一端部を把持すると同時に、この一端部に設けられた上記ストッパ機構14のケース15に設けられた操作レバー21を把持してしまうことがある。しかしながら、操作レバー21はケース15内に設けられたストッパ部材32によって回動不能にロックされている。
【0039】
そのため、利用者が上記上部横部材11の一端部の把持と同時に、上記操作レバー21を単に把持するだけでは、この操作レバー21を第1のねじりばね23の付勢力に抗して回動させることができないから、上記操作レバー21の係合部25を上記支柱部材9の突起27から外すことができない。つまり、側柵装置7の複数の支柱部材9を倒伏させることができない。
【0040】
したがって、利用者は起立状態で保持された側柵装置7を利用してマットレス6上で容易に、しかも安定して立ち上がることができる。
【0041】
上記側柵装置7の支柱部材9を倒伏させるには、ケース15の側面に設けられた解除レバー33を、第2のねじりばね28の付勢力に抗して図3に矢印で示す方向へ回動させて上記ストッパ部材32の一側面を操作部21aの内面から離した状態で、上記操作レバー21を握り、この操作レバー21を第1のねじりばね23の付勢力に抗して回動させる。
【0042】
それによって、上記操作レバー21の係合部25と支柱部材9の突起27との係合状態が解除されるから、上記側柵装置7の複数の支柱部材9を倒伏させることができる。
【0043】
すなわち、上記構成の側柵装置7によれば、操作レバー21の操作をロックするストッパ部材32を、上記操作レバー21が下面から露出して設けられたケース15の側面に回動可能に設け、このストッパ部材32を回動させることで上記操作レバー21のロックを解除できるようにしている。
【0044】
そのため、上記操作レバー21が設けられた上部横部材11の端部を上記操作レバー21とともに把持しても、その把持動作と上記ストッパ部材32を回動させる動作とでは大きく異なるから、上記操作レバー21の把持動作と一緒に上記ケース15の側面に設けられた解除レバー33を回動させるということがない。
【0045】
つまり、利用者がマットレス6上で立ち上がるような場合、上部横部材11のストッパ機構14が設けられた端部を把持しても、上記操作レバー21が不用意に操作されることがないから、起立状態にある支柱部材9が不用意に倒伏するということを防止することができる。
【0046】
なお、倒伏状態にある支柱部材9を起立方向に回動させれば、最もヘッドボード4側に位置する支柱部材9に設けられた突起27が操作レバー21の係合部25に自動的に係合するから、上記支柱部材9を起立状態で保持することができる。
【符号の説明】
【0047】
2…ベッド本体、7…側柵装置、9…支柱部材、11…上部横部材、14…ストッパ機構、15…ケース、21…操作レバー、23…第1のねじりばね(第1のばね)、25…係合部、27…突起、28…第2のねじりばね(第2のばね)、32…ストッパ部材、33…解除レバー。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベッド本体の幅方向の側部に、この幅方向と交差する長手方向に倒伏可能に設けられたベッド用側柵装置であって、
上記ベッド本体の幅方向の側部に、この側部の長手方向に対して所定間隔で下端が回動可能に支持されて設けられた複数の支柱部材と、
複数の支柱部材の上端が回動可能に連結された上部横部材と、
上記支柱部材を起立させたときに上記上部横部材に対して上記支柱部材を回動不能に保持するとともに、上記支柱部材の保持状態を解除して上記ベッド本体の長手方向に倒伏させることができるストッパ機構を具備し、
上記ストッパ機構は、
上記上部横部材の端部下面に設けられたケースと、
このケースの下面側から一部を露出させて回動可能に設けられその操作によって起立状態で回動不能に保持された上記支柱部材を倒伏させることができる操作レバーと、
上記ケースの側面に回動可能に設けられ上記操作レバーを操作不能に保持しているとともに、その回動操作によって上記操作レバーを操作可能とする解除レバーと
を具備したことを特徴とするベッド用側柵装置。
【請求項2】
ベッド本体の幅方向の側部に、この幅方向と交差する長手方向に倒伏可能に設けられたベッド用側柵装置であって、
上記ベッド本体の幅方向の側部に、この側部の長手方向に対して所定間隔で下端が回動可能に支持されて設けられた複数の支柱部材と、
複数の支柱部材の上端が回動可能に連結された上部横部材と、
上記支柱部材を起立させたときに上記上部横部材に対して上記支柱部材を回動不能に保持するとともに、上記支柱部材の保持状態を解除して上記ベッド本体の長手方向に倒伏させることができるストッパ機構を具備し、
上記ストッパ機構は、
上記上部横部材の端部下面に設けられたケースと、
このケースの下面側から一部を露出させて回動可能に設けられた操作レバーと、
この操作レバーをその一部が上記ケースの下面側から露出する方向に付勢した第1のばねと、
上記操作レバーに設けられこの操作レバーが上記第1のばねによって付勢されているときに上記ストッパ機構の近くに位置する1つの支柱部材の上部に設けられた突起に係合して上記支柱部材を起立した状態で倒伏不能に保持する係合部と、
上記ケースの側面に回動可能に設けられ第2のばねによって所定方向に付勢された解除レバーと、
上記ケースの内部に上記解除レバーと一体的に設けられ上記支柱部材が起立した状態で上記解除レバーが上記第2のばねの付勢力によって回動した状態で上記操作レバーに係合してこの操作レバーを操作不能に保持し、上記解除レバーを上記第2のばねの付勢力に抗して回動させることで上記操作レバーとの係合状態が解除されてこの操作レバーを操作可能にするストッパ部材と
を具備したことを特徴とするベッド用側柵装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate