説明

ベルトコンベア

【課題】周辺機器の移動・取り外しなどが必要なく、容易に無端ベルトの交換が実施可能な構造のベルトコンベアを提供する。
【解決手段】ベルトコンベア1は、各々が長尺状をし、互いの間に間隙をあけて並設された2本のフレーム10,11と、フレーム10,11の長手方向(X軸方向)において互いの間に間隔をあけ、各々が2本のフレーム10,11間で架設された状態で回転自在に軸支された一対のプーリ12,13と、一対のプーリ12,13間で張設された無端状のベルト14とを有する。そして、ベルトコンベア1では、駆動プーリ12が、2本のフレーム10,11間の間隙に対し、ボルト24,25を外すことにより、Z軸方向上側(矢印Cの方向)に取り外すことができる。そして、この状態において、従動プーリ13は、X軸方向右側(矢印Dの方向)にスライドさせて取り外すことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベルトコンベアに関し、特に、無端ベルトの交換のための機構に関する。
【背景技術】
【0002】
生産現場において、材料あるいは製品などの搬送手段としてベルトコンベアが用いられている。ベルトコンベアは、互いに間隔をおき並行する状態で配された2本の長尺状のフレームと、このフレームの両端部分において、フレーム間で軸支された一対のプーリと、一対のプーリ間に張設されたベルトとから構成されている。そして、一方のプーリに対しては、モータなどの動力源からの回転駆動力が伝達される。
【0003】
ここで、ベルトコンベアには、無端ベルトが用いられることが多い。これは、無端ベルトは、ジョイントベルトに比べて、伸びが僅かであり、また、ジョイント部分に起因する振動という問題を生じないという優位性があるためである。
ところで、ベルトは、経年劣化や破損、あるいは磨滅などのため、一定の駆動時間毎に交換が必要となる。無端ベルトについては、上記のような優位性がある反面、交換のための作業が煩雑なものとなる。即ち、従来の無端ベルトを用いたベルトコンベアについて、無端ベルトを交換しようとする場合には、一方のフレームを取り外し、ベルト交換の後に再度フレームを取り付けるということが必要となる。このようなベルト交換作業は、生産ラインを長時間停止せざるを得ず、生産効率という観点から問題がある。
【0004】
ベルトコンベアにおける無端ベルトの交換作業の効率化を図るべく、種々の提案もなされている(特許文献1〜特許文献4などを参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平11−157621号公報
【特許文献2】特許第3290414号公報
【特許文献3】特開2002−239191号公報
【特許文献4】特開2005−255268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記特許文献1〜特許文献4で提案されている技術では、ベルト交換に際して、フレームなどベルトコンベアの構成自体の大掛かりな分解作業は必要ないものの、ベルトコンベアの両側に配された他の機器やフレームに取り付けられたセンサなどの機器をベルト交換する毎に取り外しおよび取り付けする必要があり、煩雑な作業を伴うという問題が残る。即ち、実際の生産ラインなどでは、ベルトコンベアの両側に他の機器が配され、あるいはベルトコンベアのフレームにセンサやガイドプレートなどの附帯機器が取り付けられていることもあり、上記従来技術に係るベルトコンベアの構造では、ベルト交換に際しては、予めこれらの機器を移動させ、あるいは取り外しておくことが必要となる。例えば、フレームに取り付けられたセンサをベルト交換のために取り外した場合には、ベルト交換後に再びフレームにセンサを取り付ける必要があるが、センサの位置調整については、煩雑な作業が必要となる。
【0007】
本発明は、これらの問題の解決を図るべくなされたものであって、周辺機器の移動・取り外しなどが必要なく、容易に無端ベルトの交換が実施可能な構造のベルトコンベアを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係るベルトコンベアは、次の構成を採用する。
本発明に係るベルトコンベアは、各々が長尺状をし、互いの間に間隙をあけて並設された2本のフレームと、フレームの長手方向において互いの間に間隔をあけ、各々が2本のフレーム間で架設された状態で回転自在に軸支された一対のプーリと、一対のプーリ間で張設された無端ベルトとを有する。そして、本発明に係るベルトコンベアでは、一対のプーリの内の一方が、2本のフレーム間の間隙に対し、フレームの長手方向および2本のフレーム同士の対向方向の双方に交差する方向の外側から挿嵌され、当該挿嵌された状態で2本のフレームに対し連結部材による連結を以って軸支されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係るベルトコンベアでは、無端ベルトの張設に係る一対のプーリの内の一方が、フレームの長手方向および2本のフレーム同士の対向方向の双方に交差する外側方向、即ち、コンベアの上側から2本のフレーム間の間隙に挿嵌され、その状態で連結部材により2本のフレームに連結されている。この構成により、本発明に係るベルトコンベアでは、無端ベルトが張設された状態の上記一方のプーリを取り外そうとする場合には、連結部材を取り外してフレームと上記一方のプーリとの連結を解除し、コンベアの上方向に一方のプーリを抜き出すことで実施できる。
【0010】
本発明に係るベルトコンベアでは、上記のような手順で一方のプーリを無端ベルトごと取り外すことができ、その場合において、一方のプーリを上方向に抜き出すので、両側の2本のフレームの一方を外したり、変形させたりする必要がない。また、一方のプーリをフレームから取り外した上で無端ベルトの交換が可能であるので、フレームにプーリを連結したままの状態でベルト交換を行う上記特許文献1〜4に係る従来技術のように、隣接する箇所にベルト交換のためのスペースをわざわざ設けておく必要がなく、生産現場におけるスペース効率という観点から優れている。
【0011】
以上より、本発明に係るベルトコンベアでは、周辺機器の移動・取り外しなどが必要なく、容易に無端ベルトの交換が実施可能である。
なお、一対のプーリの内の他方のプーリの連結構造については特に限定がないが、フレームの取り外しを伴わずに無端ベルトの交換を行うことができる構成とすることが必要となる。例えば、上記一方のプーリと同じ構成を採用することで、ベルト交換に際して、もう一方のプーリについてもコンベアの上方向に抜き出すようにしてもよく、あるいは、フレームの長手方向に沿ってスライド移動させて抜き出すようにすることもできる。
【0012】
本発明に係るベルトコンベアでは、一例として次のようなバリエーションを採用することができる。
上記本発明に係るベルトコンベアでは、2本のフレームの各々における上記一方のプーリの架設部分に、リング状をしたベアリングと当該ベアリングのリング内孔に一端が圧入された柱状のボスとが取り付けられているという構成を採用することができる。そして、これに加えて、上記一方のプーリの両端面において、各々の中心を通り、且つ、互いに同一方向に延びる溝が彫設され、上記一方のプーリは、ボスの他端部分がプーリの端面に彫設された溝に嵌入された状態で、2本のフレームに対して軸支されているという構成を採用することができる。
【0013】
このような構成を採用する場合には、連結部材を外した状態で、上記一方のプーリとボスとを、溝とボスの端部との互いの間で摺動させることを以って上記一方のプーリをコンベアの上方向へと抜き出すことが可能となる。以上より、この構成を採用する場合には、連結部材を取り外すだけで、容易に一方のプーリをフレームから取り外すことが可能となり、ベルト交換における作業性が優れる。
【0014】
また、上記本発明に係るベルトコンベアでは、2本のフレームの各々における上記一方のプーリの架設部分にリング状をしたベアリングが取り付けられているとともに、一方のベアリングのリング内孔に柱状の第1ボスが圧入され、他方のベアリングのリング内孔に対して、柱状の第2ボスが挿抜自在に取り付けられているという構成を採用することができる。また、上記一方のプーリには、一方の端面に第1ボスの先端に対応する凹部が設けられ、他方の端面に第2ボスに対応し、且つ、当該第2ボスの長さ以上の深さを有するボス孔が穿設されており、上記一方のプーリは、2本のフレーム間の間隙よりも凹部への第1ボスの挿入量に相当する分以上に幅狭であり、第1ボスが凹部に挿入され、且つ、第2ボスがベアリングのリング内孔およびボス孔の双方に挿入された状態で、前記2本のフレームに対して軸支されているという構成を採用することができる。
【0015】
このような構成を採用する場合には、先ず連結部材を取り外し、一方のプーリに設けられたボス孔に第2ボスを埋設状態となるまで押し込む。ここで、ボス孔は、第2ボスの長さ以上の深さを有しているので、埋設された状態においては、プーリの端面から第2ボスの端部が飛び出すことはない。そして、第2ボスを埋設状態とすることで生じるプーリの端面とフレームとの間の隙間分だけ、プーリをその軸芯方向にスライド移動させる。これにより、第1ボスがプーリのもう一方の端面に形成された凹部から抜き出される。以上のような操作の後、上記一方のプーリをコンベアの上方向に抜き出すことが可能となり、上記同様に容易にベルト交換が可能となる。
【0016】
また、上記本発明に係るベルトコンベアでは、2本のフレームの各々における上記一方のプーリの架設部分には、リング状をしたベアリングが取り付けられているとともに、一方のベアリングのリング内孔には、柱状の第1ボスが圧入され、他方のベアリングのリング内孔に対して、柱状の第2ボスが挿抜自在に取り付けられている。そして、上記一方のプーリには、一方の端面に第1ボスの先端に対応する凹部が設けられ、他方の端面に第2ボスおよびこれが圧入されたベアリングに対応し、且つ、当該第2ボスおよびベアリングの全てを受け入れ可能なサイズのボス孔が穿設されている。さらに、上記一方のプーリは、上記凹部への第1ボスの挿入量に相当する分以上に、2本のフレーム間の間隙よりも幅狭であり、第1ボスが上記凹部に挿入され、且つ、ベアリングがボス孔から抜き出された状態でフレームに嵌め込まれることにより、2本のフレームに対して軸支されているという構成を採用することもできる。
【0017】
このような構成を採用する場合には、先ず連結部材を取り外し、一方のプーリに設けられたボス孔に第2ボスおよびこれが圧入されたベアリングを一体として埋設状態となるまで押し込む。ここで、ボス孔は、第2ボスおよびベアリングを全て埋設可能なサイズであるので、埋設された状態においては、プーリの端面から第2ボスおよびベアリングが外に飛び出すことはない。そして、第2ボスおよびベアリングを埋設状態とすることで生じるプーリの端面とフレームとの間の隙間分だけ、プーリをその軸芯方向にスライド移動させる。これにより、第1ボスがプーリのもう一方の端面に形成された凹部から抜き出される。以上のような操作の後、上記一方のプーリをコンベアの上方向に抜き出すことが可能となり、上記同様に容易にベルト交換が可能となる。
【0018】
上記本発明に係るベルトコンベアでは、上記一方のプーリとして、回転駆動源からの回転駆動力の伝達を受ける構成、即ち、駆動プーリ側に上記構成を採用することができる。駆動プーリには、モータなどの回転駆動源からの駆動力伝達のためのスプロケットが取り付けられており、また、回転駆動力を伝達するためのベルトやチェーンのたるみ防止のためのテンショナーなどが付加的に取り付けらることも多い。このような駆動プーリに対して、上記構成を採用すれば、フレームやその他の構成を取り外さなくてもベルト交換が可能な上記構成の優位性が特に顕著となる。
【0019】
本発明に係るベルトコンベアでは、他方のプーリについて、2本のフレームに対し、その長手方向外側からスライド挿入され、当該2本のフレームの少なくとも一方に取り付けられたストッパにより位置規定がなされ、当該位置規定がなされた状態で2本のフレームに対して軸支されているという構成を採用することができる。このような構成を採用すれば、他方のプーリについても上記一方のプーリと同様の取り付け構造を採用する場合に比べて、ベルト交換時におけるプーリの取り外しの要する手間を削減することが可能となる。即ち、上記一方のプーリをコンベアの上方向に抜き出し、他方のプーリをスライド移動させるだけで、ベルトごと一対のプーリをフレームから取り外すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】実施の形態に係るベルトコンベア1の外観構成を示す外観斜視図である。
【図2】ベルトコンベア1における駆動プーリ12周辺の構造を示す展開斜視図である。
【図3】ベルトコンベア1における従動プーリ13周辺の構造を示す展開斜視図である。
【図4】ベルトコンベア1において、フレーム10,11から駆動プーリ12を取り外し離間させた状態を示す斜視図である。
【図5】変形例1に係るベルトコンベアにおける駆動プーリ42周辺の構造を示す展開斜視図である。
【図6】変形例1に係るベルトコンベアにおける駆動プーリ42周辺の構造を示す断面図である。
【図7】変形例1に係るベルトコンベアにおいて、フレーム40、41から駆動プーリ42を取り外す際の途中の状態を示す断面図である。
【図8】変形例2に係るベルトコンベアにおける駆動プーリ62周辺の構造を示す断面図である。
【図9】変形例2に係るベルトコンベアにおいて、フレーム60、61から駆動プーリ62を取り外す際の途中の状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下では、本発明を実施するための一形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下の説明に係る実施の形態は、本発明の構成上の特徴および当該特徴的構成から奏される作用効果を分かりやすく説明するための一例として用いるものであって、本発明は、その本質的な特徴部分を除き、以下の内容に何ら限定を受けるものではない。
[実施の形態]
1.全体構成
実施の形態に係るベルトコンベア1の全体構成について、図1を用い説明する。
【0022】
図1に示すように、本実施の形態に係るベルトコンベア1では、互いに間隙をあけ、各々がX軸方向に延在する長尺状の2本のフレーム10,11を備える。2本のフレーム間の間隙には、X軸方向において互いに間隔をあけて駆動プーリ12と従動プーリ13とが取り付けられている。X軸方向の左側の駆動プーリ12には、回転駆動源からの回転駆動力の伝達を受けるためのスプロケット15が同軸上に接合されており、フレーム10,11に対して回転自在となっている。
【0023】
駆動プーリ12と従動プーリ13との間には、無端状のベルト14が張設されている。
フレーム10,11には、その側面に脚部材16,17が接合されている(フレーム10に接合された脚部材については、図示を省略)。また、フレーム10,11には、ガイドプレート18,19が取り付けられている。ガイドプレート18,19は、それぞれX軸方向に長尺状である。
【0024】
ベルトコンベア1では、スプロケット15が回転動力源からの回転駆動力を受けて回転することで、駆動プーリ12の回転によりベルト14が駆動される。
2.駆動プーリ12周辺の構造
ベルトコンベア1における駆動プーリ12周辺(図1における矢印Aで示す部分)の構造について、図2を用い説明する。図2は、駆動プーリ12周辺の構造を示す展開斜視図である。
【0025】
図2に示すように、フレーム10,11の各々には、円形の孔10a,11aが開けられており、それぞれにリング状のベアリング20,21が圧入されている。各ベアリング20,21のリング内孔には、全体として円筒状をした駆動プーリボス22,23の一端が圧入されている。フレーム10におけるY軸方向左上の外側部分からは、ベアリング20に対してスプロケット15が当接されている。駆動プーリボス22,23における内側先端22a,23aは、一文字状に加工されている。
【0026】
一方、駆動プーリ12は、その両端面において、その中心を通り、且つ、同一方向に延びる溝12a,12bがそれぞれ彫設されている。溝12a,12bは、駆動プーリボス22,23における上記一文字状に加工された内側先端22a,23aの幅に対応した幅を有し、駆動プーリボス22,23の内側先端22a,23aが嵌入された状態で、互いの間に隙間を生じないようになっている。
【0027】
図2の二点鎖線で囲み示す断面図のように、駆動プーリ12における両端面の中央には、溝12a,12bの溝底から軸方向内側に向けてネジ穴12c,12dが設けられている。このネジ穴12c,12dは、ボルト24,25との螺結のために設けられている。
駆動プーリ12は、フレーム10,11に対し、ベアリング20,21および駆動プーリボス22,23が介挿された状態で、両側からボルト24,25を以って取り付けがなされている。このような取り付け形態により、駆動プーリ12は、回転自在となっている。
【0028】
3.従動プーリ13周辺の構造
ベルトコンベア1における従動プーリ13周辺(図1における矢印Bで示す部分)の構造について、図3を用い説明する。図3は、従動プーリ13周辺の構造を示す展開斜視図である。
図3に示すように、2本のフレーム10,11は、その間が略コ字状をしたフレーム連結部材36により固定されている。フレーム10,11とフレーム連結部材36とは、ボルト37,38により固定されている。なお、図示の都合上、フレーム10とフレーム連結部材36との間を固定するボルトについては、図示を省略している。図3に破線で示すように、フレーム11には、その溝11b内にストッパ部材39が内挿されている。ストッパ部材39は、ボルト37,38を兼用してフレーム11に対して固定されている。
【0029】
従動プーリ13には、その軸芯部分にベアリング30のベアリング孔に嵌入された従動プーリ軸32が挿入されている。なお、図3では、従動プーリ13におけるY軸方向奥側の端面については、図示を省略しているが、当該端面側にも、従動プーリ軸32が挿通された状態となっており、端面部分にベアリングが外嵌めされている。従動プーリ13と従動プーリ軸32は、ベアリング30により互いに回転自在となっている。
【0030】
従動プーリ軸32のY軸方向の両外側先端32a,32cは、一文字状に加工されている。この従動プーリ軸32における両外側先端32a,32cの形状は、フレーム10,11における溝10b,11bに合致する形状とされている。そして、各外側先端32a,32cには、従動プーリ13の端面における径方向に向けてネジ穴32b,32dがあけられている。各ネジ穴32b,32dには、長尺状のボルト34,35がネジ込まれており、その先端がストッパ部材39に当接するようになっている。
【0031】
即ち、従動プーリ13は、ボルト34,35のねじ込み量により、フレーム10,11に対するX軸方向の取り付け位置が調整されるようになっている。このような構成により、ベルト14が駆動プーリ12と従動プーリ13との間で緩みなく張設される。
4.ベルト14の交換
ベルトコンベア1においてベルト14の交換手順について、図4を用い説明する。図4は、ベルトコンベア1において、ベルト14を交換するために駆動プーリ12をフレーム10,11から離間させた途中の状態を示す斜視図である。
【0032】
図4に示すように、ベルトコンベア1において、無端状のベルト14を交換しようとする場合には、先ず、駆動プーリ12における両端面の溝12a,12b(図4では、溝12bのみを図示)がZ軸方向となるように、駆動プーリ12を停止させる。そして、この状態において、駆動プーリ12からボルト24,25を抜き取る。
次に、ボルト24,25を抜き取ることにより、駆動プーリ12の溝12a,12bと駆動プーリボス22,23の内側先端22a、23aとは互いに摺動可能となるので、駆動プーリ12をZ軸方向上側(矢印Cの側)へと取り外すことができる。
【0033】
続いて、駆動プーリ12を2本のフレーム10,11からZ軸方向上側へと離間させ、ベルト14に緩みを持たせた状態で、従動プーリ13をX軸方向右上方向(矢印Dの方向)へとスライドさせて取り外す。図3を用い説明したように、従動プーリ13に取り付けられた従動プーリ軸32は、その両外側先端32a,32cがフレーム10,11の溝10b,11bに沿って内挿されているだけであるので、駆動プーリ12およびベルト14とともに矢印Dの方向へとスライドさせて抜き出すことができる。
【0034】
なお、図4に示すように、ベルト14を交換の際には、ベルト14の内側に並行して設けられている受け板26も一緒に取り外すことになる。
本実施の形態に係るベルトコンベア1では、上記のように、駆動プーリ12をフレーム10,11からZ軸方向上側へと抜き出し、さらに、従動プーリ13をX軸方向右上側へと抜き出した後、プーリ12,13からベルト14を取り外すことにより実行が可能となる。ベルト14を取り付けるときには、上記の手順とは逆の操作を行えば良い。
【0035】
5.優位性
本実施の形態に係るベルトコンベア1では、ボルト24,25の螺結解除の後、無端状のベルト14の張設に係る一対のプーリ12,13の内、駆動プーリ12がフレーム10,11に対してその上側方向(Z軸方向上側)に抜き出すことができる。このため、ベルトコンベア1では、ベルト14を駆動プーリ12とともにZ軸方向上側へと抜き出し、その後に従動プーリ13をフレーム10,11の長手方向にスライドさせて取り外すことが可能である。よって、ベルトコンベア1では、両側のフレーム10,11の一方を取り外したり、変形させたりする必要がなく、また、上記特許文献1〜4に係る従来技術のように、隣接する箇所にベルト14を交換するためのスペースをわざわざ設けておく必要がなく、生産現場におけるスペース効率という観点から優れている。
【0036】
以上のように、ベルトコンベア1では、周辺機器の移動・取り外しなどが必要なく、容易に無端状のベルト14を容易に交換することが可能である。
[変形例1]
変形例1に係るベルトコンベアの構成について、図5〜図7を用い説明する。なお、本変形例1に係るベルトコンベアでは、駆動プーリ42周辺の構造が上記実施の形態に係るベルトコンベア1と相違するので、当該相違部分について説明する。
【0037】
1.外観構造
図5に示すように、変形例1に係るベルトコンベアでは、駆動プーリ42とフレーム40,41との取り付け構造が、上記実施の形態に係るベルトコンベア1と相違する。フレーム40には孔40aが設けられ、同様に、フレーム41には孔41aが設けられている。なお、図5では、隠れているが、フレーム41におけるフレーム40に対向する側では、孔41aのサイズが、ベアリング51の外径に相当するものとなっており、且つ、ベアリング51は、孔41aに対して密に嵌め合わされる。
【0038】
各フレーム40に設けられた孔40aには、リング状のベアリング50が圧入されている。この点は、上記実施の形態に係るベルトコンベア1と同様である。本変形例1に係るベルトコンベアでは、ベアリング51のベアリング孔に対して駆動プーリボス53が圧入されており、また、駆動プーリ42におけるY軸方向右手前側の端面に、ベアリング51の外径に相当する孔42aが開けられている。なお、孔42aは、二段になっており、奥に駆動プーリボス53の外径に相当する孔42d(図6を参照)が連通した状態で設けられている。
【0039】
駆動プーリボス52は、ベアリング50のリング内孔に圧入されており、一方、駆動プーリボス53もベアリング51のリング内孔に対し圧入されている。なお、ベアリング50に対しては、スプロケット45が孔40aを通して当接され、当該状態においてボルト54で取り付けられている。
駆動プーリボス52には、そのY軸方向右手前側の端部52aが円板状になっており、その径中央にキリ穴52cが形成されている。また、駆動プーリボス52の端部52aにおける主面の一部からは、Y軸方向に向けてピン52bが植設されている。このピン52bは、駆動プーリ42におけるY軸方向左奥側の端面に駆動プーリボス52の端部52aの主面を当接させた際に、駆動プーリ42の端面に対応して設けられた孔に挿入され、互いの係合により駆動プーリボス52に対して駆動プーリ42が空転しないようにするためのものである。
【0040】
駆動プーリボス53およびベアリング51は、駆動プーリ42に対し、その軸方向に挿抜自在となっており、上記のように、ネジ穴42cを通して螺入されたボルト56(図6を参照)の先端の当接により、駆動プーリ42に対して駆動プーリボス53およびベアリング51がY軸方向における動きが規制される。
2.内部構造
変形例1に係るベルトコンベアの駆動プーリ42周辺の内部構造について、図6を用い説明する。なお、図6では、ベルトコンベアの駆動時における状態での断面を示す。
【0041】
図6に示すように、ベルトコンベアの駆動時においては、駆動プーリボス53が圧入されたベアリング51がフレーム41における孔41aに密に嵌め合わされている。そして、駆動プーリボス53の溝53bの底に対しては、ネジ穴42cを通り螺入されたボルト56の先端が締め付けられており、駆動プーリボス53およびベアリング51のY軸方向への動きは規制されている。
【0042】
図6に示すように、ベアリング51がフレーム41における孔41aに密に嵌め合わされた状態では、駆動プーリ42における他方の端面(スプロケット45側の端面)が、駆動プーリボス52に隙間なく押し付けられた状態となっている。この場合において、駆動プーリボス52のピン52b(図5を参照)が駆動プーリ42の当該端面の孔に係合した状態となっている。そして、駆動プーリボス52と駆動プーリ42とは、スプロケット45を通して挿入されるボルト54により、互いに螺合されている。
【0043】
3.ベルトの交換
本変形例1に係るベルトコンベアにおいても、無端状のベルトを交換する際には、駆動プーリ42をフレーム40,41に対して図5のZ軸方向上側へと離間させる。この場合の駆動プーリ42の取り外しに係る操作手順について、図7を用い説明する。
図7(a)に示すように、本変形例1に係るベルトコンベアにおいて、無端状のベルトを交換する場合には、先ず、ボルト56を少し緩めて駆動プーリボス53およびベアリング51がY軸方向に移動できるようにする。なお、ボルト56については、完全には抜ききらず、緊結状態を解除できるまで緩めるだけである。これは、再度、ボルト56を締める際に、駆動プーリボス53における溝53bの位置にボルト56の先端を侵入させる際の容易性を考慮したものである。
【0044】
次に、ベアリング51を駆動プーリ42における孔42a(図6を参照)内へと押し込む。このとき、ベアリング51とともに駆動プーリボス53についても、孔42d(図6を参照)の底側へと押し込まれる。
上記のように、駆動プーリボス53およびベアリング51を駆動プーリ42のボス孔42a,42dの奥へと押し込んだ状態では、駆動プーリ42のY軸方向右側の端面とフレーム41との間には、隙間tが空くことになる。
【0045】
次に、図7(b)に示すように、駆動プーリ42を矢印Eの方向へとスライド移動させ、駆動プーリ42のY軸方向右側の端面がフレーム41に当接するようにする。このとき、駆動プーリ42と駆動プーリボス52とが離間する(矢印Fで指し示す部分)。
図7(b)の状態にした後、駆動プーリ42をフレーム40,41に対して紙面の手前側(上方)へと抜き出すことができる。この後の操作に関しては、上記実施の形態と同様である。
【0046】
本変形例1に係るベルトコンベアにおいても、ボルト54,56の締結を解除し、簡易な作業を以って駆動プーリ42をベルトコンベアの上方へと取り外すことができる。こおため、本変形例1に係るベルトコンベアについても、周辺機器の移動・取り外しなどが必要なく、容易に無端状のベルトを容易に交換することが可能である。
[変形例2]
変形例2に係るベルトコンベアの構成について、図8および図9を用い説明する。なお、本変形例2に係るベルトコンベアでは、駆動プーリ62周辺の構造が上記実施の形態に係るベルトコンベア1および上記変形例1に係るベルトコンベアと相違するので、当該相違部分について説明する。
【0047】
1.駆動プーリ62周辺の構造
図8に示すように、本変形例2に係るベルトコンベアでは、駆動プーリ62の基本的構成および駆動プーリ62へのスプロケット65、駆動プーリボス72の取り付け構造については、上記変形例1に係るベルトコンベアと同様である。ベルトコンベアの駆動時においては、駆動プーリ62に対し、そのネジ穴62bにスプロケット65および駆動プーリボス72を貫いた状態のボルト74が螺合されている。
【0048】
駆動プーリ62におけるボス孔62aに対しては、駆動プーリボス73が挿入されている。駆動プーリボス73は、駆動プーリ62のボス孔62aに対し挿抜自在であり、そのネジ穴73aに螺合されたボルト75により外側端部が駆動プーリ62のボス孔62aから抜き出された状態となっている。そして、ボルト75は、ボス孔62aの底面62dに先端が当接され、その抗力により駆動プーリボス73がベアリング71に隙間なく押し付けられた状態となっている。
【0049】
ボルト75は、フレーム61に設けられた孔61aを通して回転可能となっている。なお、駆動プーリ62が駆動プーリボス73は、その溝73bの底に対しボルト76の先端が締め付けられており、駆動プーリボス73がY軸方向への移動が規制されている。
また、図8に示すように、ボルト76にはボルト頭がなく、ベルトコンベアの駆動時においては、駆動プーリボス73のネジ穴73aに外側先端が埋設された状態となっている。
【0050】
2.ベルトの交換
本変形例2に係るベルトコンベアにおいても、無端状のベルトを交換する際には、駆動プーリ62をフレーム60,61に対して図8における紙面手前側へと離間させる。この場合の駆動プーリ62の取り外しに係る操作手順について、図9を用い説明する。
図9(a)に示すように、先ず、駆動プーリ62からボルト74を抜き取るとともに、駆動プーリボス73における溝73bの底に対しボルト76(図8を参照)を緩め、ボルト75(図8を参照)を駆動プーリボス73に対し抜き出す方向に緩める。なお、ボルト75については、駆動プーリボス73のY軸方向左側奥の底面と面一あるいはそれよりも引っ込むまで緩める。
【0051】
次に、上記変形例1と同様に、図9(a)に示すように、ボルト75を緩めた後に、駆動プーリボス73を駆動プーリ62のボス孔62aの底面に当接するまで奥へと押し込む。このように、駆動プーリボス73を駆動プーリ62のボス孔62aの奥へと押し込んだ状態では、上記変形例1と同様に、駆動プーリ62のY軸方向右側の端面と、ベアリング71およびフレーム61との間には、隙間tが空くことになる。この隙間tは、駆動プーリ62におけるY軸方向左側の端面に対する駆動プーリボス72の係合代(係合深さ)に相当する寸法に規定されている。
【0052】
次に、図9(b)に示すように、上記変形例1と同様に、駆動プーリ62を矢印Gの方向へとスライド移動させ、駆動プーリ62のY軸方向右側の端面がベアリング71に当接するようにする(隙間tが無くなるようにする)。このとき、駆動プーリ62と駆動プーリボス72とが離間する(矢印Hで指し示す部分)。
この後、駆動プーリ62をフレーム60,61に対して紙面の手前側(上方)へと抜き出すことができる。この後の操作に関しては、上記実施の形態および上記変形例1と同様である。
【0053】
本変形例2に係るベルトコンベアにおいても、ボルト74〜76の締結を解除し、簡易な作業を以って駆動プーリ62をベルトコンベアの上方へと取り外すことができる。こおため、本変形例2に係るベルトコンベアについても、周辺機器の移動・取り外しなどが必要なく、容易に無端状のベルトを容易に交換することが可能である。
なお、図9(a)および図9(b)に示すように、本変形例においても、ボルト76については緩めるだけであって、完全に抜き取らない。これは、上記同様の理由によるものである。
【0054】
[その他の事項]
上記実施の形態および上記変形例1,2では、駆動プーリ12,42,62がフレーム10,11,40,41,60,61に対して上方へと離間させる構成とし、従動プーリ13については、フレーム10,11,・・・の長手方向外側へとスライド移動させて取り外すこととした。しかし、本発明に係るベルトコンベアにおいては、従動プーリについても、駆動プーリ12,42,62と同様の構成を採用し、同様の取り外し方を採用することもできる。
【0055】
また、上記実施の形態および上記変形例1,2では、ベルト14が駆動プーリ12,42,62と従動プーリ13の2つのプーリ間で張設される構成としたが、その間に更に従動プーリが挿設される構成とすることもできる。この場合には、更に挿設する従動プーリについて、上記駆動プーリ12,42,62の構成としてもよい。
また、上記実施の形態および上記変形例1,2では、フレーム10,11,40,41,60,61として、予め溝が形成されたものを採用したが、フレームについては、これに限らずアングル材やチャネル材、さらにはパイプ材などを用いることもできる。
【0056】
また、駆動プーリ12,42,62をフレーム10,11,40,41,60,61に取り付けるために、ボルト24,25,54,55,74を用いることとしたが、これらの連結のための部材としては、他にロック機構を付加したピンなどを用いることもできる。
また、上記実施の形態および上記変形例1,2では、駆動プーリ12,42,62を軸支するためのベアリング20,21,50,70,71をそれぞれフレーム10,11,40,60,61に圧入することとしたが、ピローブロックをフレームに取り付けておく構成を採用することもできる。
【0057】
また、図1に示すように、上記実施の形態に係るベルトコンベア1では、脚部材16,17,・・・をフレーム10,11に取り付け、床面に脚部材16,17,・・・をアンカーボルトなどで固定する構成としたが、本発明では、工場などの天井から吊り下げるタイプのベルトコンベアに上記構成を採用することもできる。このようなタイプに採用する場合にも、ベルト交換の際に、駆動プーリあるいは従動プーリを上方へとスライドさせて取り外すことになる。この場合も、上記同様に、フレームやこれに付帯されたセンサなどの取り外しを行うことなく、無端状のベルトの交換が可能である。
【産業上の利用可能性】
【0058】
本発明は、無端ベルトを用いながらも、ベルトの交換作業を容易になし得、メインテナンス性に優れたベルトコンベアを実現するのに有用である。
【符号の説明】
【0059】
1.ベルトコンベア
10,11,40,41,60,61.フレーム
12,42,62.駆動プーリ
13.従動プーリ
14.ベルト
15,45,65.駆動スプロケット
16,17.脚部材
18,19.ガイドプレート
20,21,30,50,51,70,71.ベアリング
22,23,52,53,72,73.駆動プーリボス
24,25,34,35,37,38,54,56,74,75,76.ボルト
26.受け板
32.従動プーリ軸
36.フレーム連結部材
39.ストッパ部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各々が長尺状をし、互いの間に間隙をあけて並設された2本のフレームと、
前記フレームの長手方向において互いの間に間隔をあけ、各々が前記2本のフレーム間で架設された状態で回転自在に軸支された一対のプーリと、
前記一対のプーリ間で張設された無端ベルトとを有し、
前記一対のプーリの内の一方は、前記2本のフレーム間の間隙に対し、前記フレームの長手方向および前記2本のフレーム同士の対向方向の双方に交差する方向の外側から挿嵌され、当該挿嵌された状態で前記2本のフレームに対し連結部材による連結を以って軸支されている
ことを特徴とするベルトコンベア。
【請求項2】
前記2本のフレームの各々における前記一方のプーリの架設部分には、リング状をしたベアリングと当該ベアリングのリング内孔に一端が圧入された柱状のボスとが取り付けられており、
前記一方のプーリには、両端面において、各々の中心を通り、且つ、互いに同一方向に延びる溝が彫設されており、
前記一方のプーリは、前記ボスの他端部分が前記溝に嵌入された状態で、前記2本のフレームに対して軸支されている
ことを特徴とする請求項1に記載のベルトコンベア。
【請求項3】
前記2本のフレームの各々における前記一方のプーリの架設部分には、リング状をしたベアリングが取り付けられているとともに、一方の前記ベアリングのリング内孔には、柱状の第1ボスが圧入され、他方の前記ベアリングのリング内孔に対して、柱状の第2ボスが挿抜自在に取り付けられており、
前記一方のプーリには、一方の端面に前記第1ボスの先端に対応する凹部が設けられ、他方の端面に前記第2ボスに対応し、且つ、当該第2ボスの長さ以上の深さを有するボス孔が穿設されており、
前記一方のプーリは、前記凹部への前記第1ボスの挿入量に相当する分以上に、前記2本のフレーム間の間隙よりも幅狭であり、前記第1ボスが前記凹部に挿入され、且つ、前記第2ボスが前記ベアリングのリング内孔およびボス孔の双方に挿入された状態で、前記2本のフレームに対して軸支されている
ことを特徴とする請求項1に記載のベルトコンベア。
【請求項4】
前記2本のフレームの各々における前記一方のプーリの架設部分には、リング状をしたベアリングが取り付けられているとともに、一方の前記ベアリングのリング内孔には、柱状の第1ボスが圧入され、他方の前記ベアリングのリング内孔に対して、柱状の第2ボスが挿抜自在に取り付けられており、
前記一方のプーリには、一方の端面に前記第1ボスの先端に対応する凹部が設けられ、他方の端面に前記第2ボスおよびこれが圧入されたベアリングに対応し、且つ、当該第2ボスおよび前記ベアリングの全てを受け入れ可能なサイズのボス孔が穿設されており、
前記一方のプーリは、前記凹部への前記第1ボスの挿入量に相当する分以上に、前記2本のフレーム間の間隙よりも幅狭であり、前記第1ボスが前記凹部に挿入され、且つ、前記ベアリングが前記ボス孔から抜き出された状態で前記フレームに嵌め込まれることにより、前記2本のフレームに対して軸支されている
ことを特徴とする請求項1に記載のベルトコンベア。
【請求項5】
前記一方のプーリは、回転駆動源からの回転駆動力の伝達を受ける
ことを特徴とする請求項2から4の何れかの記載のベルトコンベア。
【請求項6】
前記一対のプーリの内の他方は、前記2本のフレームに対し、その長手方向外側からスライド挿入され、当該2本のフレームの少なくとも一方に取り付けられたストッパにより位置規定がなされ、当該位置規定がなされた状態で前記2本のフレームに対して軸支されている
ことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のベルトコンベア。
【請求項7】
前記2本のフレーム間の間隙は、前記一方のプーリの挿嵌方向とは反対側に取り付けられた連結部材により固定されている
ことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載のベルトコンベア。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2011−84347(P2011−84347A)
【公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−235969(P2009−235969)
【出願日】平成21年10月13日(2009.10.13)
【出願人】(592127965)NKE株式会社 (28)