ベンズアミドmGluR5の正のアロステリック調節因子ならびにその作製および使用方法
一態様において、本発明は、代謝型グルタミン酸受容体サブタイプ5(mGluR5)の正のアロステリック調節因子として有用である、ベンズアミド誘導体および環状ベンズアミド誘導体を含む化合物と、該化合物を作製するための合成方法と、該化合物を含む医薬組成物と、該化合物および組成物を用いて、グルタミン酸機能障害と関連する神経および精神疾患を治療する方法に関する。本要約は、特定の分野において検索するための、概要に目を通す手段として意図されるものであり、本発明を限定することを意図しない。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
哺乳動物におけるグルタミン酸機能障害と関連する神経および/または精神疾患の治療のための方法であって、前記哺乳動物に、式
【化258】
により表される構造を有する少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物を、前記哺乳動物におけるグルタミン酸機能障害と関連する前記神経および/または精神疾患を治療するのに有効な投与量および用量で、投与するステップを含む方法。
ここで式中、各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択され、
R1およびR2は独立して、水素または1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
R0は、4〜14個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
Lは、1〜7個の炭素原子を含む有機2価ラジカルであり、
【化259】
から選択され、
R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C5アルキルもしくはC2−C5アルケニルもしくはC2−C5アルキニル、任意に置換されたC1−C5ヘテロアルキルもしくはC2−C5ヘテロアルケニルもしくはC2−C5ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C5シクロアルキルもしくはC3−C5シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C5ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C5ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択され、
R8は、水素、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C6シクロアルキルもしくはC3−C6シクロアルケニルもしくはC6シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C6ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C6ヘテロシクロアルケニルもしくはC6ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項2】
哺乳動物における代謝型グルタミン酸受容体活性の増強のための方法であって、前記哺乳動物に、式
【化260】
により表される構造を有する少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物を、前記哺乳動物における代謝型グルタミン酸受容体活性を増強するのに有効な投与量および用量で、投与するステップを含む、方法。
ここで式中、各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択され、
R1およびR2は独立して、水素または1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
R0は、4〜14個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
Lは、1〜7個の炭素原子を含む有機2価ラジカルであり、
【化261】
から選択され、
R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C5アルキルもしくはC2−C5アルケニルもしくはC2−C5アルキニル、任意に置換されたC1−C5ヘテロアルキルもしくはC2−C5ヘテロアルケニルもしくはC2−C5ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C5シクロアルキルもしくはC3−C5シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C5ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C5ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項3】
哺乳動物における代謝型グルタミン酸受容体活性の受容体部分活性化作用のための方法であって、前記哺乳動物に、式
【化262】
により表される構造を有する少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物を、前記哺乳動物における代謝型グルタミン酸受容体活性の受容体部分活性化作用を示すのに有効な投与量および用量で、投与するステップを含む、方法。
ここで式中、各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択され、
R1およびR2は独立して、水素または1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
R0は、4〜14個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
Lは、1〜7個の炭素原子を含む有機2価ラジカルであり、
【化263】
から選択され、
R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C5アルキルもしくはC2−C5アルケニルもしくはC2−C5アルキニル、任意に置換されたC1−C5ヘテロアルキルもしくはC2−C5ヘテロアルケニルもしくはC2−C5ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C5シクロアルキルもしくはC3−C5シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C5ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C5ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項4】
哺乳動物における認知を増進するための方法であって、前記哺乳動物に、式
【化264】
により表される構造を有する少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物を、前記哺乳動物における認知を増進するのに有効な投与量および用量で、投与するステップを含む、方法。
ここで式中、各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択され、
R1およびR2は独立して、水素または1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
R0は、4〜14個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
Lは、1〜7個の炭素原子を含む有機2価ラジカルであり、
【化265】
から選択され、
R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成する、または、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C5アルキルもしくはC2−C5アルケニルもしくはC2−C5アルキニル、任意に置換されたC1−C5ヘテロアルキルもしくはC2−C5ヘテロアルケニルもしくはC2−C5ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C5シクロアルキルもしくはC3−C5シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C5ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C5ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項5】
前記認知増進は、新規物体認識(Novel Object Recognition)における、統計的に有意な増加である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記認知増進は、ウィスコンシンカード分類(Wisconsin Card Sorting)テストの成績における、統計的に有意な増加である、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記哺乳動物は、ヒトである、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記哺乳動物は、投与前、前記疾患の治療を必要とする、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記哺乳動物は、投与前、前記疾患の治療が必要であると診断されている、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記疾患は、認知症、狂乱状態、健忘障害、加齢による認知の低下、統合失調症、統合失調症を含む精神病、統合失調症様障害、統合失調性感情障害、妄想性障害、短期精神病性障害、物質関連障害、運動障害、てんかん、舞踏病、疼痛、片頭痛、糖尿病、ジストニア、肥満症、摂食障害、脳浮腫、睡眠障害、ナルコレプシー、不安神経症、感情障害、パニック発作、単極性うつ病、双極性感情障害、および精神病性うつ病から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記化合物は、式
【化266】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、R1およびR2は、水素、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから独立して選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される5個の置換基を含む。
【請求項12】
前記化合物は、式
【化267】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、R1およびR2は、水素、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから独立して選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
Zは、0〜2個の炭素を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される9〜13個の置換基を含む。
【請求項13】
前記化合物は、式
【化268】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、R1およびR2は、水素、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから独立して選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される5個の置換基を含む。
【請求項14】
前記化合物は、式
【化269】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、R1およびR2は、水素、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから独立して選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される5個の置換基を含む。
【請求項15】
前記化合物は、式
【化270】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、R1およびR2は、水素、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから独立して選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される5個の置換基を含む。
【請求項16】
R1は、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、ならびに任意に置換されたヘテロアリールから選択され、2〜7個の炭素を有する、請求項11〜15のうちのいずれかに記載の化合物。
【請求項17】
R2は、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、ならびに任意に置換されたヘテロアリールから選択され、2〜7個の炭素を有する、請求項11〜15のうちのいずれかに記載の化合物。
【請求項18】
R3の1個以上の置換基は、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、ならびに任意に置換されたヘテロアリールから選択され、2〜7個の炭素を有する、請求項11〜15のうちのいずれかに記載の化合物。
【請求項19】
R4の1個以上の置換基は、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、ならびに任意に置換されたヘテロアリールから選択され、2〜7個の炭素を有する、請求項11〜15のうちのいずれかに記載の化合物。
【請求項20】
前記化合物は、式
【化271】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R1が水素である場合、R5は、任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジニルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択され、
各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
【請求項21】
前記化合物は、式
【化272】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、R1は、水素であるか、または任意に置換されたC1−C12アルキル、任意に置換されたC1−C12ヘテロアルキル、任意に置換されたC3−C12シクロアルキル、もしくは任意に置換されたC3−C12ヘテロシクロアルキルから選択され、但し、R1は、シリコンを含まず、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R1が水素である場合、R5は、任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジニルであり、但し、R1がメチルである場合、R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択される。
【請求項22】
前記化合物は、式
【化273】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択される。
【請求項23】
前記化合物は、式
【化274】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択され、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R5は、トリフェニルアミン残基またはベンズイミドアミド残基を含まない。
【請求項24】
前記化合物は、式
【化275】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、nは、2、3、または4であり、
R2aおよびR2bは共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子含む有機ラジカルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択され、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
【請求項25】
R1は、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、および−(CH2)m−アリールもしくは−(CH2)m−複素環から選択される1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、mは、1、2、3、または4であり、
R2aおよびR2bは、存在する場合、共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R2aおよびR2bは、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R3aおよびR3bは共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R3aおよびR3bは、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R4は、存在する場合、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C6ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C6ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択される4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである、請求項20〜24のうちのいずれかに記載の方法。
【請求項26】
哺乳動物における疾患の治療のための方法であって、前記哺乳動物に、構造
【化276】
を有する、少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物を、
前記哺乳動物における疾患を治療するのに有効な投与量および用量で、投与するステップを含む、方法。
ここで式中、nは、0、1、2、3、または4であり、
Y1およびY2は独立して、CおよびNから選択され、
R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R2aおよびR2bは、存在する場合、共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、もしくは1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R3aおよびR3bは共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、もしくは1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、もしくは1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルとして独立して存在する1個、2個、もしくは3個の置換基を含み、
Lは、1〜7個の炭素原子を含む有機2価ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
【請求項27】
前記化合物は、以下を含む、請求項26に記載の方法。
A. 構造
【化277】
を有するイソインドリン−1−オン誘導体であって、
式中、R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R1が水素である場合、R5は、任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジニルである、イソインドリン−1−オン誘導体、
b. 構造
【化278】
を有するイソインドリン−1,3−ジオン誘導体であって、
式中、R1は、水素であるか、または任意に置換されたC1−C12アルキル、任意に置換されたC1−C12ヘテロアルキル、任意に置換されたC3−C12シクロアルキル、もしくは任意に置換されたC3−C12ヘテロシクロアルキルから選択され、但し、R1は、シリコンを含まず、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R1が水素である場合、R5は、任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジニルであり、但し、R1がメチルである場合、R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである、イソインドリン−1,3−ジオン誘導体、
c. 構造
【化279】
を有する3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン誘導体であって、
式中、R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである、3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン誘導体、
d. 構造
【化280】
を有するイソキノリン−1,3(2H,4H)−ジオン誘導体であって、
式中、R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R5は、トリフェニルアミン残基またはベンズイミドアミド残基を含まない、イソキノリン−1,3(2H,4H)−ジオン誘導体、または
e. 構造
【化281】
を有する、二環式化合物であって、
式中、nは、2、3、または4であり、
R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R2aおよびR2bは共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、もしくは1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
またはこれらの医薬的に許容される塩もしくはN酸化物を含む、化合物であって、
ここで式中、Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択され、
各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子含む有機ラジカルであり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
Lは、1〜7個の炭素原子を含む有機2価ラジカルであり、
【化282】
から選択され、
R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C5アルキルもしくはC2−C5アルケニルもしくはC2−C5アルキニル、任意に置換されたC1−C5ヘテロアルキルもしくはC2−C5ヘテロアルケニルもしくはC2−C5ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C5シクロアルキルもしくはC3−C5シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C5ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C5ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択され、
R8は、水素、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C6シクロアルキルもしくはC3−C6シクロアルケニルもしくはC6シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C6ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C6ヘテロシクロアルケニルもしくはC6ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項28】
前記哺乳動物は、ヒトである、請求項26または27に記載の方法。
【請求項29】
前記哺乳動物は、投与前、前記疾患の治療が必要であると診断されている、請求項26または27に記載の方法。
【請求項30】
前記疾患は、哺乳動物におけるグルタミン酸機能障害と関連する1つ以上の神経および/または精神疾患である、請求項26または27に記載の方法。
【請求項31】
前記疾患は、認知症、狂乱状態、健忘障害、加齢による認知の低下、統合失調症、統合失調症を含む精神病、統合失調症様障害、統合失調性感情障害、妄想性障害、短期精神病性障害、物質関連障害、運動障害、てんかん、舞踏病、疼痛、片頭痛、糖尿病、ジストニア、肥満症、摂食障害、脳浮腫、睡眠障害、ナルコレプシー、不安神経症、感情障害、パニック発作、単極性うつ病、双極性感情障害、および精神病性うつ病から選択される、請求項26または27に記載の方法。
【請求項32】
式
【化283】
により表される構造を有する化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物であって、前記化合物は、前記化合物の不在下でのグルタミン酸への反応と比較して、前記化合物の存在下で、ラットmGluR5でトランスフェクトされたヒト胚腎臓細胞内で、非最大濃度のグルタミン酸への反応の増加として、グルタミン酸へのmGluR5反応の増強を示す。
ここで式中、R1およびR2は独立して、1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択され、
Z1、Z2、およびZ3は、NおよびC−R4から独立して選択され、但し、Z1、Z2、およびZ3のうち最大2つまでが、窒素であり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される最大5個の置換基を含む。
【請求項33】
R1およびR2は独立して、1〜6個の炭素を有するアルキルである、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
N、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成す、請求項32に記載の化合物。
【請求項35】
Z1、Z2、およびZ3のすべてが、炭素である、請求項32に記載の化合物。
【請求項36】
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される最大5個の置換基を含む、請求項32に記載の化合物。
【請求項37】
Y1およびY2の双方が、炭素である、請求項32に記載の化合物。
【請求項38】
式
【化284】
により表される構造を有する、請求項32に記載の化合物。
【請求項39】
R1およびR2は独立して、1〜6個の炭素を有するアルキルである、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、Rは、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される3個または4個の置換基を含み、R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される5個の置換基を含む、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
式
【化285】
により表される構造を有する、請求項32に記載の化合物。
ここで式中、R1およびR2は、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから独立して選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される5個の置換基を含む。
【請求項41】
式
【化286】
により表される構造を有する、請求項32に記載の化合物。
ここで式中、R1およびR2は、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから独立して選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含む。
【請求項42】
式
【化287】
により表される構造を有する、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物であって、前記化合物は、前記化合物の不在下でのグルタミン酸への反応と比較して、前記化合物の存在下で、ラットmGluR5でトランスフェクトされたヒト胚腎臓細胞内で、非最大濃度のグルタミン酸への反応の増加として、グルタミン酸へのmGluR5反応の増強を示す。
ここで式中、R1およびR2は独立して、水素または1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択され、
Z1、Z2、およびZ3は、NおよびC−R4から独立して選択され、但し、Z1、Z2、およびZ3のうち最大2つまでが、窒素であり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される最大5個の置換基を含み、
R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される、1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項43】
R1およびR2は独立して、水素または1〜6個の炭素を有するアルキルである、請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
N、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成す、請求項42に記載の化合物。
【請求項45】
Z1、Z2、およびZ3のすべてが、炭素である、請求項42に記載の化合物。
【請求項46】
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される最大5個の置換基を含む、請求項42に記載の化合物。
【請求項47】
Y1およびY2の双方が、炭素である、請求項42に記載の化合物。
【請求項48】
R7aおよびR7bの双方が、水素である、請求項42に記載の化合物。
【請求項49】
式
【化288】
により表される構造を有する、請求項42に記載の化合物。
【請求項50】
R1およびR2は独立して、水素または1〜6個の炭素を有するアルキルであるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、Rは、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される3個または4個の置換基を含み、R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される5個の置換基を含む、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
式
【化289】
により表される構造を有する、請求項42に記載の化合物。
ここで式中、R1およびR2は独立して、水素、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される5個の置換基を含む。
【請求項52】
式
【化290】
により表される構造を有する、化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物であって、前記化合物は、前記化合物の不在下でのグルタミン酸への反応と比較して、前記化合物の存在下で、ラットmGluR5でトランスフェクトされたヒト胚腎臓細胞内で、非最大濃度のグルタミン酸への反応の増加として、グルタミン酸へのmGluR5反応の増強を示す。
ここで式中、R1およびR2は独立して、1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択され、
Z1、Z2、およびZ3は、NおよびC−R4から独立して選択され、但し、Z1、Z2、およびZ3のうちの最大2つまでが窒素であり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される最大5個の置換基を含む。
【請求項53】
R1およびR2は独立して、水素または1〜6個の炭素を有するアルキルである、請求項52に記載の化合物。
【請求項54】
N、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成す、請求項52に記載の化合物。
【請求項55】
Z1、Z2、およびZ3のすべてが、炭素である、請求項52に記載の化合物。
【請求項56】
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される最大5個の置換基を含む、請求項52に記載の化合物。
【請求項57】
Y1およびY2の双方が、炭素である、請求項52に記載の化合物。
【請求項58】
式
【化291】
により表される構造を有する、請求項52に記載の化合物。
【請求項59】
R1およびR2は独立して、1〜6個の炭素を有するアルキルであるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、Rは、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される3個または4個の置換基を含み、R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される5個の置換基を含む、請求項58に記載の化合物。
【請求項60】
式
【化292】
により表される構造を有する、請求項52に記載の化合物。
ここで式中、R1およびR2は独立して、水素、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される5個の置換基を含む。
【請求項61】
式
【化293】
により表される構造を有する、化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物であって、前記化合物は、前記化合物の不在下でのグルタミン酸への反応と比較して、前記化合物の存在下で、ラットmGluR5でトランスフェクトされたヒト胚腎臓細胞内で、非最大濃度のグルタミン酸への反応の増加として、グルタミン酸へのmGluR5反応の増強を示す。
ここで式中、R1およびR2は独立して、水素または1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択され、
Z1、Z2、およびZ3は、NおよびC−R4から独立して選択され、但し、Z1、Z2、およびZ3のうちの最大2つまでが窒素であり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される最大5個の置換基を含み、
R8は、水素および低級アルキルから選択される。
【請求項62】
R1およびR2は独立して、水素または1〜6個の炭素を有するアルキルである、請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
N、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成す、請求項61に記載の化合物。
【請求項64】
Z1、Z2、およびZ3のすべてが、炭素である、請求項61に記載の化合物。
【請求項65】
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される最大5個の置換基を含む、請求項61に記載の化合物。
【請求項66】
Y1およびY2の双方が、炭素である、請求項61に記載の化合物。
【請求項67】
R8は、水素である、請求項61に記載の化合物。
【請求項68】
式
【化294】
により表される構造を有する、請求項61に記載の化合物。
【請求項69】
R1およびR2は独立して、水素または1〜6個の炭素を有するアルキルであるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、Rは、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される3個または4個の置換基を含み、R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される5個の置換基を含む、請求項68に記載の化合物。
【請求項70】
式
【化295】
により表される構造を有する、請求項61に記載の化合物。
ここで式中、R1およびR2は独立して、水素、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される5個の置換基を含む。
【請求項71】
式
【化296】
により表される構造を有する、化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物であって、前記化合物は、前記化合物の不在下でのグルタミン酸への反応と比較して、前記化合物の存在下で、ラットmGluR5でトランスフェクトされたヒト胚腎臓細胞内で、非最大濃度のグルタミン酸への反応の増加として、グルタミン酸へのmGluR5反応の増強を示す。
ここで式中、各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択され、
R1およびR2は独立して、水素または1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
R0は、4〜14個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
Lは、1〜7個の炭素原子を含む有機2価ラジカルであり、
【化297】
から選択され、
R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C5アルキルもしくはC2−C5アルケニルもしくはC2−C5アルキニル、任意に置換されたC1−C5ヘテロアルキルもしくはC2−C5ヘテロアルケニルもしくはC2−C5ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C5シクロアルキルもしくはC3−C5シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C5ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C5ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択され、
R8は、水素、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C6シクロアルキルもしくはC3−C6シクロアルケニルもしくはC6シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C6ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C6ヘテロシクロアルケニルもしくはC6ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項72】
式
【化298】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R1が水素である場合、R5は、任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジニルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択され、
各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
【請求項73】
式
【化299】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、R1は水素または1〜6個の炭素を有するアルキルであり、
R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、または低級アルキルであり、
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される、5個の置換基を含む。
【請求項74】
式
【化300】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、R1は、水素である、または任意に置換されたC1−C12アルキル、任意に置換されたC1−C12ヘテロアルキル、任意に置換されたC3−C12シクロアルキル、もしくは任意に置換されたC3−C12ヘテロシクロアルキルから選択され、但し、R1は、シリコンを含まず、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R1が水素である場合、R5は、任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジニルであり、但し、R1がメチルである場合、R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択される。
【請求項75】
式
【化301】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、R1は水素または1〜6個の炭素を有するアルキルであり、
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される、5個の置換基を含む。
【請求項76】
式
【化302】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択される。
【請求項77】
式
【化303】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、R1は水素または1〜6個の炭素を有するアルキルであり、
R2a、R2b、R3a、およびR3bは独立して、水素、ハロゲン、または低級アルキルであり、
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される、5個の置換基を含む。
【請求項78】
式
【化304】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子含む有機ラジカルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択され、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R5は、トリフェニルアミン残基またはベンズイミドアミド残基を含まない。
【請求項79】
式
【化305】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、R1は水素または1〜6個の炭素を有するアルキルであり、
R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、または低級アルキルであり、
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される、5個の置換基を含む。
【請求項80】
式
【化306】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、nは、2、3、または4であり、
R2aおよびR2bは共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、もしくは1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子含む有機ラジカルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択され、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
【請求項81】
式
【化307】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、R1は水素または1〜6個の炭素を有するアルキルであり、
R2a、R2b、R3a、およびR3bは独立して、水素、ハロゲン、または低級アルキルであり、
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される、5個の置換基を含む。
【請求項82】
R1は、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、および−(CH2)m−アリールもしくは−(CH2)m−複素環から選択される1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、mは、1、2、3、または4であり、
R2aおよびR2bは、存在する場合、共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R2aおよびR2bは独立して、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R3aおよびR3bは共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R3aおよびR3bは独立して、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R4は、存在する場合、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C6ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C6ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択される4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである、請求項71〜81のうちのいずれかに記載の化合物。
【請求項83】
式
【化308】
を有する構造を含む、請求項71に記載の化合物。
【請求項84】
式
【化309】
を有する構造を含む、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される、1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項85】
式
【化310】
を有する構造を含む、請求項71に記載の化合物。
式中、R7aおよびR7bは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択される。
【請求項86】
グルタミン酸へのmGluR5反応の増強を示す、化合物であって、前記化合物の不在下でのグルタミン酸への反応と比較して、前記化合物の存在下で、ラットmGluR5でトランスフェクトされたヒト胚腎臓細胞内で、非最大濃度のグルタミン酸への反応の増加としてそれを示し、以下を含む、化合物。
a. 構造
【化311】
を有するイソインドリン−1−オン誘導体。
式中、R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R1が水素である場合、R5は、任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジニルである。
b. 構造
【化312】
を有するイソインドリン−1,3−ジオン誘導体。
ここで式中、R1は、水素であるか、または任意に置換されたC1−C12アルキル、任意に置換されたC1−C12ヘテロアルキル、任意に置換されたC3−C12シクロアルキル、もしくは任意に置換されたC3−C12ヘテロシクロアルキルから選択され、但し、R1は、シリコンを含まず、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R1が水素である場合、R5は、任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジニルであり、但し、R1がメチルである場合、R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
c. 構造
【化313】
を有する、3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン誘導体。
ここで式中、R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
d. 構造
【化314】
を有する、イソキノリン−1,3(2H,4H)−ジオン誘導体。
ここで式中、R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R5は、トリフェニルアミン残基またはベンズイミドアミド残基を含まない。
または、
e. 構造
【化315】
を有する、二環式化合物。
ここで式中、nは、2、3、または4であり、
R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R2aおよびR2bは共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、もしくは1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
またはこれらの医薬的に許容される塩もしくはN酸化物。
ここで式中Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択され、
各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子含む有機ラジカルであり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
Lは、1〜7個の炭素原子を含む有機2価ラジカルであり、
【化316】
から選択され、
R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C5アルキルもしくはC2−C5アルケニルもしくはC2−C5アルキニル、任意に置換されたC1−C5ヘテロアルキルもしくはC2−C5ヘテロアルケニルもしくはC2−C5ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C5シクロアルキルもしくはC3−C5シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C5ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C5ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択され、
R8は、水素、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C6シクロアルキルもしくはC3−C6シクロアルケニルもしくはC6シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C6ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C6ヘテロシクロアルケニルもしくはC6ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項87】
R1は、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、および−(CH2)m−アリールもしくは−(CH2)m−複素環から選択される1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、mは、1、2、3、または4であり、
R2aおよびR2bは、存在する場合、共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R2aおよびR2bは独立して、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R3aおよびR3bは共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R3aおよびR3bは独立して、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R4は、存在する場合、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C6ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C6ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択される4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである、請求項86に記載の化合物。
【請求項88】
式
【化317】
を有する、構造を含む、請求項86に記載の化合物。
【請求項89】
式
【化318】
を有する構造を含む、請求項86に記載の化合物。
ここで式中、R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される、1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項90】
式
【化319】
を有する構造を含む、請求項86に記載の化合物。
ここで式中、R7aおよびR7bは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択される。
【請求項1】
哺乳動物におけるグルタミン酸機能障害と関連する神経および/または精神疾患の治療のための方法であって、前記哺乳動物に、式
【化258】
により表される構造を有する少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物を、前記哺乳動物におけるグルタミン酸機能障害と関連する前記神経および/または精神疾患を治療するのに有効な投与量および用量で、投与するステップを含む方法。
ここで式中、各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択され、
R1およびR2は独立して、水素または1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
R0は、4〜14個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
Lは、1〜7個の炭素原子を含む有機2価ラジカルであり、
【化259】
から選択され、
R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C5アルキルもしくはC2−C5アルケニルもしくはC2−C5アルキニル、任意に置換されたC1−C5ヘテロアルキルもしくはC2−C5ヘテロアルケニルもしくはC2−C5ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C5シクロアルキルもしくはC3−C5シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C5ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C5ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択され、
R8は、水素、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C6シクロアルキルもしくはC3−C6シクロアルケニルもしくはC6シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C6ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C6ヘテロシクロアルケニルもしくはC6ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項2】
哺乳動物における代謝型グルタミン酸受容体活性の増強のための方法であって、前記哺乳動物に、式
【化260】
により表される構造を有する少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物を、前記哺乳動物における代謝型グルタミン酸受容体活性を増強するのに有効な投与量および用量で、投与するステップを含む、方法。
ここで式中、各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択され、
R1およびR2は独立して、水素または1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
R0は、4〜14個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
Lは、1〜7個の炭素原子を含む有機2価ラジカルであり、
【化261】
から選択され、
R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C5アルキルもしくはC2−C5アルケニルもしくはC2−C5アルキニル、任意に置換されたC1−C5ヘテロアルキルもしくはC2−C5ヘテロアルケニルもしくはC2−C5ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C5シクロアルキルもしくはC3−C5シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C5ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C5ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項3】
哺乳動物における代謝型グルタミン酸受容体活性の受容体部分活性化作用のための方法であって、前記哺乳動物に、式
【化262】
により表される構造を有する少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物を、前記哺乳動物における代謝型グルタミン酸受容体活性の受容体部分活性化作用を示すのに有効な投与量および用量で、投与するステップを含む、方法。
ここで式中、各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択され、
R1およびR2は独立して、水素または1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
R0は、4〜14個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
Lは、1〜7個の炭素原子を含む有機2価ラジカルであり、
【化263】
から選択され、
R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C5アルキルもしくはC2−C5アルケニルもしくはC2−C5アルキニル、任意に置換されたC1−C5ヘテロアルキルもしくはC2−C5ヘテロアルケニルもしくはC2−C5ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C5シクロアルキルもしくはC3−C5シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C5ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C5ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項4】
哺乳動物における認知を増進するための方法であって、前記哺乳動物に、式
【化264】
により表される構造を有する少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物を、前記哺乳動物における認知を増進するのに有効な投与量および用量で、投与するステップを含む、方法。
ここで式中、各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択され、
R1およびR2は独立して、水素または1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
R0は、4〜14個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
Lは、1〜7個の炭素原子を含む有機2価ラジカルであり、
【化265】
から選択され、
R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成する、または、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C5アルキルもしくはC2−C5アルケニルもしくはC2−C5アルキニル、任意に置換されたC1−C5ヘテロアルキルもしくはC2−C5ヘテロアルケニルもしくはC2−C5ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C5シクロアルキルもしくはC3−C5シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C5ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C5ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項5】
前記認知増進は、新規物体認識(Novel Object Recognition)における、統計的に有意な増加である、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記認知増進は、ウィスコンシンカード分類(Wisconsin Card Sorting)テストの成績における、統計的に有意な増加である、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記哺乳動物は、ヒトである、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記哺乳動物は、投与前、前記疾患の治療を必要とする、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記哺乳動物は、投与前、前記疾患の治療が必要であると診断されている、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記疾患は、認知症、狂乱状態、健忘障害、加齢による認知の低下、統合失調症、統合失調症を含む精神病、統合失調症様障害、統合失調性感情障害、妄想性障害、短期精神病性障害、物質関連障害、運動障害、てんかん、舞踏病、疼痛、片頭痛、糖尿病、ジストニア、肥満症、摂食障害、脳浮腫、睡眠障害、ナルコレプシー、不安神経症、感情障害、パニック発作、単極性うつ病、双極性感情障害、および精神病性うつ病から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記化合物は、式
【化266】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、R1およびR2は、水素、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから独立して選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される5個の置換基を含む。
【請求項12】
前記化合物は、式
【化267】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、R1およびR2は、水素、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから独立して選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
Zは、0〜2個の炭素を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される9〜13個の置換基を含む。
【請求項13】
前記化合物は、式
【化268】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、R1およびR2は、水素、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから独立して選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される5個の置換基を含む。
【請求項14】
前記化合物は、式
【化269】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、R1およびR2は、水素、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから独立して選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される5個の置換基を含む。
【請求項15】
前記化合物は、式
【化270】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、R1およびR2は、水素、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから独立して選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される5個の置換基を含む。
【請求項16】
R1は、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、ならびに任意に置換されたヘテロアリールから選択され、2〜7個の炭素を有する、請求項11〜15のうちのいずれかに記載の化合物。
【請求項17】
R2は、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、ならびに任意に置換されたヘテロアリールから選択され、2〜7個の炭素を有する、請求項11〜15のうちのいずれかに記載の化合物。
【請求項18】
R3の1個以上の置換基は、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、ならびに任意に置換されたヘテロアリールから選択され、2〜7個の炭素を有する、請求項11〜15のうちのいずれかに記載の化合物。
【請求項19】
R4の1個以上の置換基は、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、ならびに任意に置換されたヘテロアリールから選択され、2〜7個の炭素を有する、請求項11〜15のうちのいずれかに記載の化合物。
【請求項20】
前記化合物は、式
【化271】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R1が水素である場合、R5は、任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジニルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択され、
各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
【請求項21】
前記化合物は、式
【化272】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、R1は、水素であるか、または任意に置換されたC1−C12アルキル、任意に置換されたC1−C12ヘテロアルキル、任意に置換されたC3−C12シクロアルキル、もしくは任意に置換されたC3−C12ヘテロシクロアルキルから選択され、但し、R1は、シリコンを含まず、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R1が水素である場合、R5は、任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジニルであり、但し、R1がメチルである場合、R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択される。
【請求項22】
前記化合物は、式
【化273】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択される。
【請求項23】
前記化合物は、式
【化274】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択され、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R5は、トリフェニルアミン残基またはベンズイミドアミド残基を含まない。
【請求項24】
前記化合物は、式
【化275】
により表される構造を有する、請求項1〜4のうちのいずれかに記載の方法。
ここで式中、nは、2、3、または4であり、
R2aおよびR2bは共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子含む有機ラジカルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択され、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
【請求項25】
R1は、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、および−(CH2)m−アリールもしくは−(CH2)m−複素環から選択される1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、mは、1、2、3、または4であり、
R2aおよびR2bは、存在する場合、共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R2aおよびR2bは、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R3aおよびR3bは共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R3aおよびR3bは、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R4は、存在する場合、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C6ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C6ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択される4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである、請求項20〜24のうちのいずれかに記載の方法。
【請求項26】
哺乳動物における疾患の治療のための方法であって、前記哺乳動物に、構造
【化276】
を有する、少なくとも1つの化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物を、
前記哺乳動物における疾患を治療するのに有効な投与量および用量で、投与するステップを含む、方法。
ここで式中、nは、0、1、2、3、または4であり、
Y1およびY2は独立して、CおよびNから選択され、
R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R2aおよびR2bは、存在する場合、共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、もしくは1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R3aおよびR3bは共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、もしくは1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、もしくは1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルとして独立して存在する1個、2個、もしくは3個の置換基を含み、
Lは、1〜7個の炭素原子を含む有機2価ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
【請求項27】
前記化合物は、以下を含む、請求項26に記載の方法。
A. 構造
【化277】
を有するイソインドリン−1−オン誘導体であって、
式中、R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R1が水素である場合、R5は、任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジニルである、イソインドリン−1−オン誘導体、
b. 構造
【化278】
を有するイソインドリン−1,3−ジオン誘導体であって、
式中、R1は、水素であるか、または任意に置換されたC1−C12アルキル、任意に置換されたC1−C12ヘテロアルキル、任意に置換されたC3−C12シクロアルキル、もしくは任意に置換されたC3−C12ヘテロシクロアルキルから選択され、但し、R1は、シリコンを含まず、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R1が水素である場合、R5は、任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジニルであり、但し、R1がメチルである場合、R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである、イソインドリン−1,3−ジオン誘導体、
c. 構造
【化279】
を有する3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン誘導体であって、
式中、R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである、3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン誘導体、
d. 構造
【化280】
を有するイソキノリン−1,3(2H,4H)−ジオン誘導体であって、
式中、R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R5は、トリフェニルアミン残基またはベンズイミドアミド残基を含まない、イソキノリン−1,3(2H,4H)−ジオン誘導体、または
e. 構造
【化281】
を有する、二環式化合物であって、
式中、nは、2、3、または4であり、
R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R2aおよびR2bは共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、もしくは1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
またはこれらの医薬的に許容される塩もしくはN酸化物を含む、化合物であって、
ここで式中、Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択され、
各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子含む有機ラジカルであり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
Lは、1〜7個の炭素原子を含む有機2価ラジカルであり、
【化282】
から選択され、
R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C5アルキルもしくはC2−C5アルケニルもしくはC2−C5アルキニル、任意に置換されたC1−C5ヘテロアルキルもしくはC2−C5ヘテロアルケニルもしくはC2−C5ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C5シクロアルキルもしくはC3−C5シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C5ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C5ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択され、
R8は、水素、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C6シクロアルキルもしくはC3−C6シクロアルケニルもしくはC6シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C6ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C6ヘテロシクロアルケニルもしくはC6ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項28】
前記哺乳動物は、ヒトである、請求項26または27に記載の方法。
【請求項29】
前記哺乳動物は、投与前、前記疾患の治療が必要であると診断されている、請求項26または27に記載の方法。
【請求項30】
前記疾患は、哺乳動物におけるグルタミン酸機能障害と関連する1つ以上の神経および/または精神疾患である、請求項26または27に記載の方法。
【請求項31】
前記疾患は、認知症、狂乱状態、健忘障害、加齢による認知の低下、統合失調症、統合失調症を含む精神病、統合失調症様障害、統合失調性感情障害、妄想性障害、短期精神病性障害、物質関連障害、運動障害、てんかん、舞踏病、疼痛、片頭痛、糖尿病、ジストニア、肥満症、摂食障害、脳浮腫、睡眠障害、ナルコレプシー、不安神経症、感情障害、パニック発作、単極性うつ病、双極性感情障害、および精神病性うつ病から選択される、請求項26または27に記載の方法。
【請求項32】
式
【化283】
により表される構造を有する化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物であって、前記化合物は、前記化合物の不在下でのグルタミン酸への反応と比較して、前記化合物の存在下で、ラットmGluR5でトランスフェクトされたヒト胚腎臓細胞内で、非最大濃度のグルタミン酸への反応の増加として、グルタミン酸へのmGluR5反応の増強を示す。
ここで式中、R1およびR2は独立して、1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択され、
Z1、Z2、およびZ3は、NおよびC−R4から独立して選択され、但し、Z1、Z2、およびZ3のうち最大2つまでが、窒素であり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される最大5個の置換基を含む。
【請求項33】
R1およびR2は独立して、1〜6個の炭素を有するアルキルである、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
N、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成す、請求項32に記載の化合物。
【請求項35】
Z1、Z2、およびZ3のすべてが、炭素である、請求項32に記載の化合物。
【請求項36】
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される最大5個の置換基を含む、請求項32に記載の化合物。
【請求項37】
Y1およびY2の双方が、炭素である、請求項32に記載の化合物。
【請求項38】
式
【化284】
により表される構造を有する、請求項32に記載の化合物。
【請求項39】
R1およびR2は独立して、1〜6個の炭素を有するアルキルである、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、Rは、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される3個または4個の置換基を含み、R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される5個の置換基を含む、請求項38に記載の化合物。
【請求項40】
式
【化285】
により表される構造を有する、請求項32に記載の化合物。
ここで式中、R1およびR2は、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから独立して選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される5個の置換基を含む。
【請求項41】
式
【化286】
により表される構造を有する、請求項32に記載の化合物。
ここで式中、R1およびR2は、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから独立して選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含む。
【請求項42】
式
【化287】
により表される構造を有する、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物であって、前記化合物は、前記化合物の不在下でのグルタミン酸への反応と比較して、前記化合物の存在下で、ラットmGluR5でトランスフェクトされたヒト胚腎臓細胞内で、非最大濃度のグルタミン酸への反応の増加として、グルタミン酸へのmGluR5反応の増強を示す。
ここで式中、R1およびR2は独立して、水素または1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択され、
Z1、Z2、およびZ3は、NおよびC−R4から独立して選択され、但し、Z1、Z2、およびZ3のうち最大2つまでが、窒素であり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される最大5個の置換基を含み、
R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される、1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項43】
R1およびR2は独立して、水素または1〜6個の炭素を有するアルキルである、請求項42に記載の化合物。
【請求項44】
N、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成す、請求項42に記載の化合物。
【請求項45】
Z1、Z2、およびZ3のすべてが、炭素である、請求項42に記載の化合物。
【請求項46】
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される最大5個の置換基を含む、請求項42に記載の化合物。
【請求項47】
Y1およびY2の双方が、炭素である、請求項42に記載の化合物。
【請求項48】
R7aおよびR7bの双方が、水素である、請求項42に記載の化合物。
【請求項49】
式
【化288】
により表される構造を有する、請求項42に記載の化合物。
【請求項50】
R1およびR2は独立して、水素または1〜6個の炭素を有するアルキルであるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、Rは、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される3個または4個の置換基を含み、R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される5個の置換基を含む、請求項49に記載の化合物。
【請求項51】
式
【化289】
により表される構造を有する、請求項42に記載の化合物。
ここで式中、R1およびR2は独立して、水素、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される5個の置換基を含む。
【請求項52】
式
【化290】
により表される構造を有する、化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物であって、前記化合物は、前記化合物の不在下でのグルタミン酸への反応と比較して、前記化合物の存在下で、ラットmGluR5でトランスフェクトされたヒト胚腎臓細胞内で、非最大濃度のグルタミン酸への反応の増加として、グルタミン酸へのmGluR5反応の増強を示す。
ここで式中、R1およびR2は独立して、1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択され、
Z1、Z2、およびZ3は、NおよびC−R4から独立して選択され、但し、Z1、Z2、およびZ3のうちの最大2つまでが窒素であり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される最大5個の置換基を含む。
【請求項53】
R1およびR2は独立して、水素または1〜6個の炭素を有するアルキルである、請求項52に記載の化合物。
【請求項54】
N、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成す、請求項52に記載の化合物。
【請求項55】
Z1、Z2、およびZ3のすべてが、炭素である、請求項52に記載の化合物。
【請求項56】
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される最大5個の置換基を含む、請求項52に記載の化合物。
【請求項57】
Y1およびY2の双方が、炭素である、請求項52に記載の化合物。
【請求項58】
式
【化291】
により表される構造を有する、請求項52に記載の化合物。
【請求項59】
R1およびR2は独立して、1〜6個の炭素を有するアルキルであるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、Rは、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される3個または4個の置換基を含み、R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される5個の置換基を含む、請求項58に記載の化合物。
【請求項60】
式
【化292】
により表される構造を有する、請求項52に記載の化合物。
ここで式中、R1およびR2は独立して、水素、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される5個の置換基を含む。
【請求項61】
式
【化293】
により表される構造を有する、化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物であって、前記化合物は、前記化合物の不在下でのグルタミン酸への反応と比較して、前記化合物の存在下で、ラットmGluR5でトランスフェクトされたヒト胚腎臓細胞内で、非最大濃度のグルタミン酸への反応の増加として、グルタミン酸へのmGluR5反応の増強を示す。
ここで式中、R1およびR2は独立して、水素または1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択され、
Z1、Z2、およびZ3は、NおよびC−R4から独立して選択され、但し、Z1、Z2、およびZ3のうちの最大2つまでが窒素であり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される最大5個の置換基を含み、
R8は、水素および低級アルキルから選択される。
【請求項62】
R1およびR2は独立して、水素または1〜6個の炭素を有するアルキルである、請求項61に記載の化合物。
【請求項63】
N、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成す、請求項61に記載の化合物。
【請求項64】
Z1、Z2、およびZ3のすべてが、炭素である、請求項61に記載の化合物。
【請求項65】
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される最大5個の置換基を含む、請求項61に記載の化合物。
【請求項66】
Y1およびY2の双方が、炭素である、請求項61に記載の化合物。
【請求項67】
R8は、水素である、請求項61に記載の化合物。
【請求項68】
式
【化294】
により表される構造を有する、請求項61に記載の化合物。
【請求項69】
R1およびR2は独立して、水素または1〜6個の炭素を有するアルキルであるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、Rは、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される3個または4個の置換基を含み、R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される5個の置換基を含む、請求項68に記載の化合物。
【請求項70】
式
【化295】
により表される構造を有する、請求項61に記載の化合物。
ここで式中、R1およびR2は独立して、水素、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択されるか、またはN、R1、およびR2は共に、2〜7個の炭素を有する任意に置換された複素環を成し、
R3は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される4個の置換基を含み、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、任意に置換されたアルキルもしくはアルケニルもしくはアルキニル、任意に置換されたヘテロアルキルもしくはヘテロアルケニルもしくはヘテロアルキニル、任意に置換されたシクロアルキルもしくはシクロアルケニルもしくはシクロアルキニル、任意に置換されたヘテロシクロアルキルもしくはヘテロシクロアルケニルもしくはヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される5個の置換基を含む。
【請求項71】
式
【化296】
により表される構造を有する、化合物、またはその医薬的に許容される塩もしくはN酸化物であって、前記化合物は、前記化合物の不在下でのグルタミン酸への反応と比較して、前記化合物の存在下で、ラットmGluR5でトランスフェクトされたヒト胚腎臓細胞内で、非最大濃度のグルタミン酸への反応の増加として、グルタミン酸へのmGluR5反応の増強を示す。
ここで式中、各−−−−−は、任意の共有結合であり、
Y1およびY2は、NおよびC−Rから独立して選択され、
各Rは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択され、
R1およびR2は独立して、水素または1〜12個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
R0は、4〜14個の炭素原子を含む任意に置換された有機ラジカルであり、
Lは、1〜7個の炭素原子を含む有機2価ラジカルであり、
【化297】
から選択され、
R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C5アルキルもしくはC2−C5アルケニルもしくはC2−C5アルキニル、任意に置換されたC1−C5ヘテロアルキルもしくはC2−C5ヘテロアルケニルもしくはC2−C5ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C5シクロアルキルもしくはC3−C5シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C5ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C5ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択され、
R8は、水素、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C6シクロアルキルもしくはC3−C6シクロアルケニルもしくはC6シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C6ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C6ヘテロシクロアルケニルもしくはC6ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項72】
式
【化298】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R1が水素である場合、R5は、任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジニルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択され、
各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
【請求項73】
式
【化299】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、R1は水素または1〜6個の炭素を有するアルキルであり、
R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、または低級アルキルであり、
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される、5個の置換基を含む。
【請求項74】
式
【化300】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、R1は、水素である、または任意に置換されたC1−C12アルキル、任意に置換されたC1−C12ヘテロアルキル、任意に置換されたC3−C12シクロアルキル、もしくは任意に置換されたC3−C12ヘテロシクロアルキルから選択され、但し、R1は、シリコンを含まず、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R1が水素である場合、R5は、任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジニルであり、但し、R1がメチルである場合、R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択される。
【請求項75】
式
【化301】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、R1は水素または1〜6個の炭素を有するアルキルであり、
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される、5個の置換基を含む。
【請求項76】
式
【化302】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択される。
【請求項77】
式
【化303】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、R1は水素または1〜6個の炭素を有するアルキルであり、
R2a、R2b、R3a、およびR3bは独立して、水素、ハロゲン、または低級アルキルであり、
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される、5個の置換基を含む。
【請求項78】
式
【化304】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子含む有機ラジカルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択され、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R5は、トリフェニルアミン残基またはベンズイミドアミド残基を含まない。
【請求項79】
式
【化305】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、R1は水素または1〜6個の炭素を有するアルキルであり、
R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、または低級アルキルであり、
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される、5個の置換基を含む。
【請求項80】
式
【化306】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、nは、2、3、または4であり、
R2aおよびR2bは共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、もしくは1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子含む有機ラジカルであり、
Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択され、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
【請求項81】
式
【化307】
により表される構造を有する、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、R1は水素または1〜6個の炭素を有するアルキルであり、
R2a、R2b、R3a、およびR3bは独立して、水素、ハロゲン、または低級アルキルであり、
R4は、水素、ハロゲン、および低級アルキルから独立して選択される、5個の置換基を含む。
【請求項82】
R1は、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、および−(CH2)m−アリールもしくは−(CH2)m−複素環から選択される1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、mは、1、2、3、または4であり、
R2aおよびR2bは、存在する場合、共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R2aおよびR2bは独立して、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R3aおよびR3bは共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R3aおよびR3bは独立して、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R4は、存在する場合、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C6ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C6ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択される4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである、請求項71〜81のうちのいずれかに記載の化合物。
【請求項83】
式
【化308】
を有する構造を含む、請求項71に記載の化合物。
【請求項84】
式
【化309】
を有する構造を含む、請求項71に記載の化合物。
ここで式中、R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される、1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項85】
式
【化310】
を有する構造を含む、請求項71に記載の化合物。
式中、R7aおよびR7bは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択される。
【請求項86】
グルタミン酸へのmGluR5反応の増強を示す、化合物であって、前記化合物の不在下でのグルタミン酸への反応と比較して、前記化合物の存在下で、ラットmGluR5でトランスフェクトされたヒト胚腎臓細胞内で、非最大濃度のグルタミン酸への反応の増加としてそれを示し、以下を含む、化合物。
a. 構造
【化311】
を有するイソインドリン−1−オン誘導体。
式中、R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R1が水素である場合、R5は、任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジニルである。
b. 構造
【化312】
を有するイソインドリン−1,3−ジオン誘導体。
ここで式中、R1は、水素であるか、または任意に置換されたC1−C12アルキル、任意に置換されたC1−C12ヘテロアルキル、任意に置換されたC3−C12シクロアルキル、もしくは任意に置換されたC3−C12ヘテロシクロアルキルから選択され、但し、R1は、シリコンを含まず、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R1が水素である場合、R5は、任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジニルであり、但し、R1がメチルである場合、R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
c. 構造
【化313】
を有する、3,4−ジヒドロイソキノリン−1(2H)−オン誘導体。
ここで式中、R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
d. 構造
【化314】
を有する、イソキノリン−1,3(2H,4H)−ジオン誘導体。
ここで式中、R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、但し、R5は、トリフェニルアミン残基またはベンズイミドアミド残基を含まない。
または、
e. 構造
【化315】
を有する、二環式化合物。
ここで式中、nは、2、3、または4であり、
R1は、水素または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R2aおよびR2bは共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R2aおよびR2bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、もしくは1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである。
またはこれらの医薬的に許容される塩もしくはN酸化物。
ここで式中Y1は、NおよびC−R4から選択され、
Y2は、NおよびC−Hから選択され、
各R3aおよびR3bは独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、または1〜6個の炭素原子含む有機ラジカルであり、
R4は、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、または1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
Lは、1〜7個の炭素原子を含む有機2価ラジカルであり、
【化316】
から選択され、
R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、独立して、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C5アルキルもしくはC2−C5アルケニルもしくはC2−C5アルキニル、任意に置換されたC1−C5ヘテロアルキルもしくはC2−C5ヘテロアルケニルもしくはC2−C5ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C5シクロアルキルもしくはC3−C5シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C5ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C5ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択され、
R8は、水素、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C6シクロアルキルもしくはC3−C6シクロアルケニルもしくはC6シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C6ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C6ヘテロシクロアルケニルもしくはC6ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項87】
R1は、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、および−(CH2)m−アリールもしくは−(CH2)m−複素環から選択される1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、mは、1、2、3、または4であり、
R2aおよびR2bは、存在する場合、共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R2aおよびR2bは独立して、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R3aおよびR3bは共に、=Oもしくは=Sを成すか、または各R3aおよびR3bは独立して、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜6個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R4は、存在する場合、任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される1〜12個の炭素原子を含む有機ラジカルであり、
R5は、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニル、任意に置換されたC3−C6ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C6ヘテロシクロアルケニル、任意に置換されたアリール、および任意に置換されたヘテロアリールから選択される4〜14個の炭素原子を含む有機ラジカルである、請求項86に記載の化合物。
【請求項88】
式
【化317】
を有する、構造を含む、請求項86に記載の化合物。
【請求項89】
式
【化318】
を有する構造を含む、請求項86に記載の化合物。
ここで式中、R7aおよびR7bは共に、2〜5個の炭素を有する任意に置換された炭素環または複素環を形成するか、または、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、および任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから独立して選択される、1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから選択される。
【請求項90】
式
【化319】
を有する構造を含む、請求項86に記載の化合物。
ここで式中、R7aおよびR7bは、水素、ハロゲン、ヒドロキシル、シアノ、ニトロ、チオール、アミノ、ならびに任意に置換されたC1−C6アルキルもしくはC2−C6アルケニルもしくはC2−C6アルキニル、任意に置換されたC1−C6ヘテロアルキルもしくはC2−C6ヘテロアルケニルもしくはC2−C6ヘテロアルキニル、任意に置換されたC3−C8シクロアルキルもしくはC3−C8シクロアルケニルもしくはC6−C8シクロアルキニル、任意に置換されたC3−C8ヘテロシクロアルキルもしくはC3−C8ヘテロシクロアルケニルもしくはC6−C8ヘテロシクロアルキニル、任意に置換されたアリール、任意に置換されたヘテロアリール、任意に置換されたアルコキシル、任意に置換されたチオアルキル、任意に置換されたアルキルスルフィニル、任意に置換されたアルキルスルホニル、ならびに任意に置換されたアミノ、チオアミド、アミドスルフォニル、アルコキシカルボニル、カルボキサミド、アミノ−カルボニル、およびアルキルアミン−カルボニルから選択される1〜5個の炭素原子を含む有機ラジカルから独立して選択される。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図17】
【図18】
【図19A】
【図19B】
【図20】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16A】
【図16B】
【図17】
【図18】
【図19A】
【図19B】
【図20】
【公表番号】特表2010−529135(P2010−529135A)
【公表日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−511277(P2010−511277)
【出願日】平成20年6月3日(2008.6.3)
【国際出願番号】PCT/US2008/065647
【国際公開番号】WO2008/151184
【国際公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願人】(500167881)バンダービルト ユニバーシティ (11)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年8月26日(2010.8.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年6月3日(2008.6.3)
【国際出願番号】PCT/US2008/065647
【国際公開番号】WO2008/151184
【国際公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願人】(500167881)バンダービルト ユニバーシティ (11)
【Fターム(参考)】
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