ベンズイミダゾール誘導体
本発明は、式中のR1、R2、R3A、R3B、R4、R5、X、mおよびnが本明細書で定義される通りである式I(I)の化合物または薬学的に許容できるその塩に関する。このような新規のベンズアミダゾール誘導体は、哺乳動物における癌などの異常な細胞増殖を治療するのに有用である。本発明はまた、哺乳動物、特にヒトにおける異常な細胞増殖を治療する際にこのような化合物を使用する方法およびこのような化合物を含有する医薬組成物に関する。
【化1】
【化1】
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式II(a)の化合物または薬学的に許容できるその塩
【化1】
[式中、
R1はそれぞれ独立に、ハロ、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、−CF3、−CNまたは−NR16R17であり、
R2は、水素または(C1〜C6)アルキルであり、
R3Bは、水素、(C1〜C6)アルキル、−(CH2)t(C6〜C12)アリールまたは−(CH2)t(C3〜C12)カルボシクリルであり、
R4は、水素または(C1〜C6)アルキルであり、
R10は、−(CH2)t(C6〜C12)アリールまたは−(CH2)t(4員から14員のヘテロシクリル)であり、ここで、前記(C6〜C12)アリールおよび(4員から14員のヘテロシクリル)はそれぞれ、(C1〜C6)アルキル、−CN、ハロ、−CF3、−OCF3、−NR16R17、(C1〜C6)アルコキシ、−NO2、−(CH2)t(C6〜C12)アリール、−C(O)(C1〜C6アルキル)、−C(O)CF3、アジド、(4員から12員のヘテロシクリル)および−S((C1〜C6)アルキル)からそれぞれ独立に選択される1から5個の置換基で置換されていてもよく、
R16およびR17はそれぞれ独立に、水素および(C1〜C6)アルキルから選択され、
nは、0、1、2、3または4であり、
tはそれぞれ独立に、0、1または2である]。
【請求項2】
R1がそれぞれ独立に、F、Cl、Br、−CH3、−OCH3、−CF3、−CNまたは−NR16R17であり、
R2が水素であり、
R3Bが、水素、−CH3、−CH2CH3、−CH2CH2CH3、−CH(CH3)2、−CH2CH2CH2CH3、−CH2CH(CH3)2または−CH2(フェニル)であり、
R4が水素であり、
R10が、フェニル、ピリジルまたは2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニルであり、ここで、前記フェニル、ピリジルおよび2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニルはそれぞれ、(C1〜C6)アルキル、−CN、ハロ、−CF3、−OCF3、−NR16R17、(C1〜C6)アルコキシ、−NO2、−(CH2)t(C6〜C12)アリール、−C(O)(C1〜C6アルキル)、−C(O)CF3、アジド、(4員から12員のヘテロシクリル)および−S((C1〜C6)アルキル)からそれぞれ独立に選択される1から5個の置換基で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項3】
R1がそれぞれ独立に、F、Cl、−CH3、−OCH3、−CF3、−CNまたは−N(CH3)2であり、
R3Bが−CH3であり、
R10が、フェニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジルまたは2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルであり、ここで、前記フェニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジルおよび2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルはそれぞれ、(C1〜C6)アルキル、−CN、ハロ、−CF3、−OCF3、−NR16R17、(C1〜C6)アルコキシ、−NO2、−(CH2)t(C6〜C12)アリール、−C(O)(C1〜C6アルキル)、−C(O)CF3、アジド、(4員から12員のヘテロシクリル)および−S((C1〜C6)アルキル)からそれぞれ独立に選択される1から5個の置換基で置換されていてもよい、請求項2に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項4】
R10が、フェニル、3−ピリジルまたは2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルであり、ここで、前記フェニル、3−ピリジルおよび2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルはそれぞれ、(C1〜C6)アルキル、−CN、ハロ、−CF3、−OCF3、−NR16R17、(C1〜C6)アルコキシ、−NO2、−(CH2)t(C6〜C12)アリール、−C(O)(C1〜C6アルキル)、−C(O)CF3、アジド、(4員から12員のヘテロシクリル)および−S((C1〜C6)アルキル)からそれぞれ独立に選択される1から5個の置換基で置換されていてもよい、請求項3に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項5】
R10が、(C1〜C6)アルキル、−CN、ハロ、−CF3、−OCF3、−NR16R17、(C1〜C6)アルコキシ、−NO2、−(CH2)t(C6〜C12)アリール、−C(O)(C1〜C6アルキル)、−C(O)CF3、アジド、(4員から12員のヘテロシクリル)および−S((C1〜C6)アルキル)からそれぞれ独立に選択される1から5個の置換基で置換されていてもよいフェニルである、請求項4に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項6】
R10が、−CH3、−CN、−F、−Cl、−Br、−CF3、−OCF3、−NR16R17、−OCH3および−NO2からそれぞれ独立に選択される1から5個の置換基で置換されていてもよいフェニルである、請求項5に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項7】
式III(a)の化合物または薬学的に許容できるその塩
【化2】
[式中、
R1はそれぞれ独立に、ハロ、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、−CF3、−CNまたは−NR16R17であり、
R2は、水素または(C1〜C6)アルキルであり、
R3Bは、水素、(C1〜C6)アルキル、−(CH2)t(C6〜C12)アリールまたは−(CH2)t(C3〜C12)カルボシクリルであり、
R4は、水素または(C1〜C6)アルキルであり、
R11は、−(CH2)t(C6〜C12)アリールまたは−(CH2)t(4員から14員のヘテロシクリル)であり、ここで、前記(C6〜C12)アリールおよび(4員から14員のヘテロシクリル)はそれぞれ、(C1〜C6)アルキル、−CN、ハロ、−CF3、−OCF3、−NR16R17、(C1〜C6)アルコキシ、−NO2、−(CH2)t(C6〜C12)アリール、−C(O)(C1〜C6アルキル)、−C(O)CF3、アジド、(4員から12員のヘテロシクリル)および−S((C1〜C6)アルキル)からそれぞれ独立に選択される1から5個の置換基で置換されていてもよく、
R16およびR17はそれぞれ独立に、水素および(C1〜C6)アルキルから選択され、
nは、0、1、2、3または4であり、
tはそれぞれ独立に、0、1または2である]。
【請求項8】
式IV(a)の化合物または薬学的に許容できるその塩
【化3】
[式中、
R1はそれぞれ独立に、ハロ、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、−CF3、−CNまたは−NR16R17であり、
R2は、水素または(C1〜C6)アルキルであり、
R3Bは、水素、(C1〜C6)アルキル、−(CH2)t(C6〜C12)アリールまたは−(CH2)t(C3〜C12)カルボシクリルであり、
R4は、水素または(C1〜C6)アルキルであり、
R12はそれぞれ独立に、−(CH2)t(C6〜C12)アリール、−(CH2)t(4員から14員のヘテロシクリル)、(C1〜C6)アルキル、−CN、ハロ、−CF3、−OCF3、−NR16R17、(C1〜C6)アルコキシ、−NO2、−(CH2)t(C6〜C12)アリール、−C(O)(C1〜C6アルキル)、−C(O)CF3、アジド、(4員から12員のヘテロシクリル)および−S((C1〜C6)アルキル)から選択され、
R16およびR17はそれぞれ独立に、水素および(C1〜C6)アルキルから選択され、
nは、0、1、2、3または4であり、
tはそれぞれ独立に、0、1または2であり、
zは、0、1、2、3、4または5である]。
【請求項9】
R2が水素であり、
R3Bが−CH3であり、
R4が水素であり、
R12がそれぞれ独立に、−CN、−F、−Cl、−Br、−CF3、−OCF3、−NR16R17、−OCH3および−NO2から選択される、請求項8に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項10】
R1がそれぞれ独立に、ハロ、−CH3、−OCH3、−CF3、−CNまたは−N(CH3)2であり、
R12が、−CN、−F、−Cl、−Br、−CF3、−OCF3、−OCH3または−NO2であり、
zが、1である、請求項9に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項11】
R12が、−CN、−F、−Cl、−Brまたは−CF3であり、
nが、0である、請求項10に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項12】
R12が、−CNである、請求項11に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項13】
1−[(2R,4R)−2−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル]−3−(4−シアノフェニル)尿素;
1−[(2R,4R)−2−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル]−3−(4−クロロフェニル);
1−[(2R,4R)−2−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル]−3−(6−フルオロピリジン−3−イル)尿素;
N−[(2R,4R)−2−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル]クロマン−6−カルボキサミド;
N−[(2R,4R)−2−(6−クロロ−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルボキサミド;
1−{(2R,4R)−1−メチル−2−[5−(トリフルオロメチル)−1H−ベンズイミダゾール−2−イル]ピペリジン−4−イル}−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]尿素;
1−[(2R,4R)−2−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル]−3−(4−メトキシフェニル)尿素;
N−[(2R,4R)−2−(6−メトキシ−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルボキサミド;
1−[(2R,4R)−2−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−イソブチルピペリジン−4−イル]−3−(4−シアノフェニル)尿素;および
1−[(2R,4R)−2−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル]−3−(6−フルオロ−5−メチルピリジン−3−イル)尿素;
から選択される、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項14】
有効量の請求項1から13のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物。
【請求項15】
癌を治療するための医薬品を調製する際に、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩を使用する方法。
【請求項1】
式II(a)の化合物または薬学的に許容できるその塩
【化1】
[式中、
R1はそれぞれ独立に、ハロ、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、−CF3、−CNまたは−NR16R17であり、
R2は、水素または(C1〜C6)アルキルであり、
R3Bは、水素、(C1〜C6)アルキル、−(CH2)t(C6〜C12)アリールまたは−(CH2)t(C3〜C12)カルボシクリルであり、
R4は、水素または(C1〜C6)アルキルであり、
R10は、−(CH2)t(C6〜C12)アリールまたは−(CH2)t(4員から14員のヘテロシクリル)であり、ここで、前記(C6〜C12)アリールおよび(4員から14員のヘテロシクリル)はそれぞれ、(C1〜C6)アルキル、−CN、ハロ、−CF3、−OCF3、−NR16R17、(C1〜C6)アルコキシ、−NO2、−(CH2)t(C6〜C12)アリール、−C(O)(C1〜C6アルキル)、−C(O)CF3、アジド、(4員から12員のヘテロシクリル)および−S((C1〜C6)アルキル)からそれぞれ独立に選択される1から5個の置換基で置換されていてもよく、
R16およびR17はそれぞれ独立に、水素および(C1〜C6)アルキルから選択され、
nは、0、1、2、3または4であり、
tはそれぞれ独立に、0、1または2である]。
【請求項2】
R1がそれぞれ独立に、F、Cl、Br、−CH3、−OCH3、−CF3、−CNまたは−NR16R17であり、
R2が水素であり、
R3Bが、水素、−CH3、−CH2CH3、−CH2CH2CH3、−CH(CH3)2、−CH2CH2CH2CH3、−CH2CH(CH3)2または−CH2(フェニル)であり、
R4が水素であり、
R10が、フェニル、ピリジルまたは2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニルであり、ここで、前記フェニル、ピリジルおよび2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシニルはそれぞれ、(C1〜C6)アルキル、−CN、ハロ、−CF3、−OCF3、−NR16R17、(C1〜C6)アルコキシ、−NO2、−(CH2)t(C6〜C12)アリール、−C(O)(C1〜C6アルキル)、−C(O)CF3、アジド、(4員から12員のヘテロシクリル)および−S((C1〜C6)アルキル)からそれぞれ独立に選択される1から5個の置換基で置換されていてもよい、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項3】
R1がそれぞれ独立に、F、Cl、−CH3、−OCH3、−CF3、−CNまたは−N(CH3)2であり、
R3Bが−CH3であり、
R10が、フェニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジルまたは2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルであり、ここで、前記フェニル、2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジルおよび2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルはそれぞれ、(C1〜C6)アルキル、−CN、ハロ、−CF3、−OCF3、−NR16R17、(C1〜C6)アルコキシ、−NO2、−(CH2)t(C6〜C12)アリール、−C(O)(C1〜C6アルキル)、−C(O)CF3、アジド、(4員から12員のヘテロシクリル)および−S((C1〜C6)アルキル)からそれぞれ独立に選択される1から5個の置換基で置換されていてもよい、請求項2に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項4】
R10が、フェニル、3−ピリジルまたは2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルであり、ここで、前記フェニル、3−ピリジルおよび2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イルはそれぞれ、(C1〜C6)アルキル、−CN、ハロ、−CF3、−OCF3、−NR16R17、(C1〜C6)アルコキシ、−NO2、−(CH2)t(C6〜C12)アリール、−C(O)(C1〜C6アルキル)、−C(O)CF3、アジド、(4員から12員のヘテロシクリル)および−S((C1〜C6)アルキル)からそれぞれ独立に選択される1から5個の置換基で置換されていてもよい、請求項3に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項5】
R10が、(C1〜C6)アルキル、−CN、ハロ、−CF3、−OCF3、−NR16R17、(C1〜C6)アルコキシ、−NO2、−(CH2)t(C6〜C12)アリール、−C(O)(C1〜C6アルキル)、−C(O)CF3、アジド、(4員から12員のヘテロシクリル)および−S((C1〜C6)アルキル)からそれぞれ独立に選択される1から5個の置換基で置換されていてもよいフェニルである、請求項4に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項6】
R10が、−CH3、−CN、−F、−Cl、−Br、−CF3、−OCF3、−NR16R17、−OCH3および−NO2からそれぞれ独立に選択される1から5個の置換基で置換されていてもよいフェニルである、請求項5に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項7】
式III(a)の化合物または薬学的に許容できるその塩
【化2】
[式中、
R1はそれぞれ独立に、ハロ、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、−CF3、−CNまたは−NR16R17であり、
R2は、水素または(C1〜C6)アルキルであり、
R3Bは、水素、(C1〜C6)アルキル、−(CH2)t(C6〜C12)アリールまたは−(CH2)t(C3〜C12)カルボシクリルであり、
R4は、水素または(C1〜C6)アルキルであり、
R11は、−(CH2)t(C6〜C12)アリールまたは−(CH2)t(4員から14員のヘテロシクリル)であり、ここで、前記(C6〜C12)アリールおよび(4員から14員のヘテロシクリル)はそれぞれ、(C1〜C6)アルキル、−CN、ハロ、−CF3、−OCF3、−NR16R17、(C1〜C6)アルコキシ、−NO2、−(CH2)t(C6〜C12)アリール、−C(O)(C1〜C6アルキル)、−C(O)CF3、アジド、(4員から12員のヘテロシクリル)および−S((C1〜C6)アルキル)からそれぞれ独立に選択される1から5個の置換基で置換されていてもよく、
R16およびR17はそれぞれ独立に、水素および(C1〜C6)アルキルから選択され、
nは、0、1、2、3または4であり、
tはそれぞれ独立に、0、1または2である]。
【請求項8】
式IV(a)の化合物または薬学的に許容できるその塩
【化3】
[式中、
R1はそれぞれ独立に、ハロ、(C1〜C6)アルキル、(C1〜C6)アルコキシ、−CF3、−CNまたは−NR16R17であり、
R2は、水素または(C1〜C6)アルキルであり、
R3Bは、水素、(C1〜C6)アルキル、−(CH2)t(C6〜C12)アリールまたは−(CH2)t(C3〜C12)カルボシクリルであり、
R4は、水素または(C1〜C6)アルキルであり、
R12はそれぞれ独立に、−(CH2)t(C6〜C12)アリール、−(CH2)t(4員から14員のヘテロシクリル)、(C1〜C6)アルキル、−CN、ハロ、−CF3、−OCF3、−NR16R17、(C1〜C6)アルコキシ、−NO2、−(CH2)t(C6〜C12)アリール、−C(O)(C1〜C6アルキル)、−C(O)CF3、アジド、(4員から12員のヘテロシクリル)および−S((C1〜C6)アルキル)から選択され、
R16およびR17はそれぞれ独立に、水素および(C1〜C6)アルキルから選択され、
nは、0、1、2、3または4であり、
tはそれぞれ独立に、0、1または2であり、
zは、0、1、2、3、4または5である]。
【請求項9】
R2が水素であり、
R3Bが−CH3であり、
R4が水素であり、
R12がそれぞれ独立に、−CN、−F、−Cl、−Br、−CF3、−OCF3、−NR16R17、−OCH3および−NO2から選択される、請求項8に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項10】
R1がそれぞれ独立に、ハロ、−CH3、−OCH3、−CF3、−CNまたは−N(CH3)2であり、
R12が、−CN、−F、−Cl、−Br、−CF3、−OCF3、−OCH3または−NO2であり、
zが、1である、請求項9に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項11】
R12が、−CN、−F、−Cl、−Brまたは−CF3であり、
nが、0である、請求項10に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項12】
R12が、−CNである、請求項11に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項13】
1−[(2R,4R)−2−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル]−3−(4−シアノフェニル)尿素;
1−[(2R,4R)−2−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル]−3−(4−クロロフェニル);
1−[(2R,4R)−2−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル]−3−(6−フルオロピリジン−3−イル)尿素;
N−[(2R,4R)−2−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル]クロマン−6−カルボキサミド;
N−[(2R,4R)−2−(6−クロロ−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルボキサミド;
1−{(2R,4R)−1−メチル−2−[5−(トリフルオロメチル)−1H−ベンズイミダゾール−2−イル]ピペリジン−4−イル}−3−[6−(トリフルオロメチル)ピリジン−3−イル]尿素;
1−[(2R,4R)−2−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル]−3−(4−メトキシフェニル)尿素;
N−[(2R,4R)−2−(6−メトキシ−1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル]−2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−カルボキサミド;
1−[(2R,4R)−2−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−イソブチルピペリジン−4−イル]−3−(4−シアノフェニル)尿素;および
1−[(2R,4R)−2−(1H−ベンズイミダゾール−2−イル)−1−メチルピペリジン−4−イル]−3−(6−フルオロ−5−メチルピリジン−3−イル)尿素;
から選択される、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩。
【請求項14】
有効量の請求項1から13のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物および薬学的に許容できる担体を含む医薬組成物。
【請求項15】
癌を治療するための医薬品を調製する際に、請求項1から13のいずれか一項に記載の化合物または薬学的に許容できるその塩を使用する方法。
【公表番号】特表2010−531869(P2010−531869A)
【公表日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−514162(P2010−514162)
【出願日】平成20年6月16日(2008.6.16)
【国際出願番号】PCT/IB2008/001575
【国際公開番号】WO2009/004427
【国際公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【出願人】(593141953)ファイザー・インク (302)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年9月30日(2010.9.30)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年6月16日(2008.6.16)
【国際出願番号】PCT/IB2008/001575
【国際公開番号】WO2009/004427
【国際公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【出願人】(593141953)ファイザー・インク (302)
【Fターム(参考)】
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