説明

ベンゾオキサゾールアリールアミドから誘導されたCETP阻害剤

式IIの構造を有する化合物は、これらの化合物の薬学的に許容される塩を含め、強力なCETP(コレステロールエステル転送タンパク質)阻害剤であり、HDL−コレステロールの上昇、LDL−コレステロールの減少および動脈硬化症の治療または予防に有用である。動脈硬化症およびこの臨床的帰結である冠動脈心疾患(CHD)、卒中および末梢血管疾患は、先進国の健康管理システムの実に大きな負担となっている。式Iにおいて、A−Bはアリールアミド部分である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iを有する化合物または薬学的に許容されるこの塩
【化1】

[式中、
Qは、O、Sおよび−N(R)−からなる群から選択され;
Aは、1,4−フェニレン、2,5−ピリジニレンおよび2,5−ピリミジニレンから選択される二官能性環式基であり、ここで、Aは、1−3個の置換基Rで置換されていてもよく;
各Rは、ハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、C−Cアルキニルおよび−OC−Cアルキルからなる群から独立して選択され、ここで、各アルキル、アルケニルおよびアルキニル置換基は、1−5個のハロゲンで置換されていてもよく;
各Rは、H、C−Cアルキル、C−CアルケニルおよびC−Cアルキニルからなる群から独立して選択され、ここで、各アルキル、アルケニルおよびアルキニル置換基は、1−5個のハロゲンで置換されていてもよく;
は、(a)1−5個のハロゲンで置換されていてもよいC−Cアルキル、(b)1−5個のハロゲンで置換されていてもよいC2−5アルケニル;(c)1−5個のハロゲンで置換されていてもよい−OC−Cアルキル、(d)1−5個のハロゲンで置換されていてもよい−SC−Cアルキル、(e)1−5個のハロゲンで置換されていてもよい−OC2−5アルケニル、(f)C−Cシクロアルキル、(g)フェニル、(h)N、SおよびOから独立して選択される1−3個のヘテロ原子を有する5−6員の飽和または部分不飽和の複素環式基、(i)N、SおよびOから独立して選択される1−3個のヘテロ原子を有する5−7員のヘテロ芳香族基、(j)1−5個のハロゲンで置換されていてもよい−C(=O)OC1−3アルキル、ならびに(k)−C(=O)OHからなる群から選択され、ここで、前記C−Cシクロアルキル、フェニル、5−6員の飽和または部分不飽和の複素環式基および5−7員のヘテロ芳香族基は、ハロゲン、CH、CF、−OCHおよび−OCFから独立して選択される1−3個の置換基で置換されていてもよく;
は、ハロゲン、CH、CF、−OCH、−OCF、−CN、フェニルおよび1−2個のNを有する6員のヘテロ芳香族基からなる群から選択され、ここで、フェニルおよび6員のヘテロ芳香族基は、ハロゲン、CH、CF、−OCHおよび−OCFから独立して選択される1−3個の置換基で置換されていてもよく;
およびRは、H、ハロゲン、CH、CF、−OCHおよび−OCFからなる群からそれぞれ選択され;
Bは、
(a)−C(=O)N(R)(CR(CR
(b)−C(=O)N(R)(CR(CRおよび
(c)−C(=O)D
からなる群から選択され;
は、HおよびC−Cアルキルからなる群から選択され;
は、H、C−Cアルキル、CF、−C(=O)OHおよび−C(=O)OC−Cアルキルからなる群から選択され;
は、H、C−CアルキルおよびCFからなる群から選択され;
は、H、C−Cアルキル、CF、−C(=O)OHおよび−C(=O)OC−Cアルキルからなる群から選択され;
は、H、C−Cアルキル、CFおよびフェニル(ハロゲン、CH、CF、−OCHおよび−OCFから独立して選択される1−3個の基で置換されていてもよい。)からなる群から選択され;
xは、0または1であり;
yは、0、1または2であり;
pは、0または1であり;
qは、0、1または2であり、ただし、pおよびqは、両方ともに0であることはなく;
は、(a)4員および6−8員の飽和および部分不飽和の複素環式基、ならびに(b)各環が5−7員環である、炭素原子を介してスピロ環式結合により結合している2個の環を有するスピロ環式基から選択される環式基であり、ここで、Dは、1個の環員−N(R)−を含み、−O−および−S−から独立して選択される1−2個の環員を含んでいてもよく、1個のカルボニル基を含んでいてもよく、1−2個の二重結合を含んでいてもよく、ここで、DまたはDの環は、フェニル環またはC−Cシクロアルキルに縮合していてもよく、ここで、Dは、Dの炭素原子を介して式Iにより表されている構造の右手側に連結しており、ここで、Dは、ハロゲン、−CN、−NO、−N(R−、C−Cアルキル、CF、−OCH、フェニル、ピリジルおよび−OCFから独立して選択される1−3個の置換基で、および1個のC−Cアルキレン−フェニル基で置換されていてもよく、ここで、使用されるすべてのフェニルおよびピリジルは、ハロゲン、CH、CF、−OCHおよび−OCFから独立して選択される1−3個の置換基で置換されていてもよく;
は、(a)飽和または部分不飽和の4−8員の単環式複素環式基、(b)各環が5−8員環である飽和または部分不飽和の二環式複素環式基および(c)各環が5−7員環である、炭素原子を介してスピロ環式結合により結合している2個の環を有するスピロ環式基から選択される複素環式基であり、ここで、Dは、式Iにより表されている構造の右手側に連結している1個のN原子を含み、ならびにDは、(a)OおよびSから独立して選択される1−2個のヘテロ原子を含んでいてもよく、(b)1個の−N(R)−基を含んでいてもよく、(c)1−2個の二重結合を含んでいてもよく、ならびに(d)1個のカルボニル基を含んでいてもよく、ここで、DまたはDの環は、フェニル基に縮合していてもよく、ならびにDは、ハロゲン、−CN、−NO、−N(R−、C−Cアルキル、CF、−OCH、フェニル、ピリジルおよび−OCFから独立して選択される1−3個の置換基で、および1個のC−Cアルキレン−フェニル基で置換されていてもよく、ここで、使用されるすべてのフェニルおよびピリジルは、ハロゲン、CH、CF、−OCHおよび−OCFから独立して選択される1−3個の置換基で置換されていてもよく;
は、C−Cアルキル、−C(=O)OC−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−S(O)1−2−Cアルキル、−C(=O)N(R、−C−Cアルキレン−C(=O)OC−Cアルキル、−C−Cアルキレン−OC−Cアルキルおよび1個の環式基D(Rが連結しているNまたはRが連結しているNに結合している二官能性結合基Lに結合している。)からなる群から選択され、ここで、使用されるすべてのC−CアルキルおよびC−Cアルキル基は、1−9個のハロゲンで置換されていてもよく;
ここで、Dは、(a)フェニル、(b)ナフチル、(c)1−2個の二重結合を有していてもよいC−Cシクロアルキル、(d)N、OおよびSから独立して選択される1−3個のヘテロ原子を有し、1個の−C(=O)−基を有していてもよい飽和または部分不飽和の単環式または二環式の4−10員複素環(前記複素環は、1−2個の二重結合を有していてもよい。)、ならびに(e)N、SおよびOから独立して選択される1−3個のヘテロ原子を有し、ならびに1個の−C(=O)−基を有していてもよい単環式または二環式の5−12員ヘテロ芳香族基からなる群から選択され、;
は、−C(=O)−、−C(=O)O−、−S(O)−、−C(=O)N(R)−、−S(O)N(R)−、−C−Cアルキレン−、−C(=O)C−Cアルキレン−、−C(=O)CH=CH−、−CHC(=O)−、C−Cアルケニレン、−C(=O)C−CアルキレンN−(R)−、−C(=O)OC−Cアルキレン−、−S(O)−Cアルキレン−、−C(=O)N(R)C−Cアルキレン−、−S(O)N(R)C−Cアルキレン−、−C−Cアルキレン−N(R)S(O)−、−C−CアルキレンS(O)N(R)−、−C−Cアルキレン−N(R)C(=O)−および−C−Cアルキレン−C(=O)N(R)−からなる群から選択され、ここで、−C−Cアルキレン−は、2個の隣接炭素間の二重結合を含んでいてもよく、2個の隣接炭素間にO、S、−S(O)−、−NR−、−C(=O)−、−N(R)C(=O)−および−N(R)S(O)−から選択される二官能性基を含んでいてもよく、ここで、Dは、ハロゲン、−CN、−NO、−OH、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、CF、−OC−Cアルキル、−C−Cアルキレン−OC−Cアルキル、−OCF、−N(R−、−C(=O)OHおよび−C(=O)OC−Cアルキルから独立して選択される1−3個の置換基で置換されていてもよく、ならびにDに直接結合しているまたは結合基Lを介してDに連結している1個の環式基Dで置換されていてもよく、ここで、Dは、Dと同一の選択肢を有し、Lは、Lと同一の選択肢を有し、ならびにD6は、ハロゲン、−CN、−NO、−OH、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、CF、−OC−Cアルキル、−C−Cアルキレン−OC−Cアルキル、−OCF、−N(R−、−C(=O)OH、−C(=O)OC−Cアルキルから独立して選択される1−3個の置換基で置換されていてもよく、ならびに1個のフェノキシで置換されていてもよく、ここで、D4およびD6についての置換基に使用されるすべてのC−Cアルキル、C−Cアルケニルおよび−OC−Cアルキル基は、1−5個のハロゲンで置換されていてもよく;
各Rは、H、C−Cアルキル、C−CアルケニルおよびC−Cアルキニルからなる群から独立して選択され、ここで、前記C−Cアルキル、C−CアルケニルおよびC−Cアルキニルは、1−9個のハロゲンで置換されていてもよい。]。
【請求項2】
Qが、Oであり;
Aが、1,4−フェニレン、2,5−ピリジニレンおよび2,5−ピリミジニレンから選択される二官能性環式基であり、ここで、Aが、1−3個の置換基Rで置換されていてもよく;
各Rが、ハロゲン、CH、CF、−OCHおよび−OCFからなる群から独立して選択され;
が、(a)1−5個のFで置換されていてもよいC−Cアルキル、(b)1−3個のFで置換されていてもよいC2−3アルケニル、(c)1−3個のFで置換されていてもよい−OC−Cアルキル、(d)1−3個のFで置換されていてもよい−SC−Cアルキル、(e)1−3個のFで置換されていてもよい−OC2−3アルケニル、(f)C−Cシクロアルキル、(g)フェニル、(h)ピリジル、(i)1−3個のFで置換されていてもよい−C(=O)OC1−3アルキルおよび(k)−C(=O)OHからなる群から選択され、ここで、前記C−Cシクロアルキル、フェニルおよびピリジニル置換基が、ハロゲン、CH、CF、−OCHおよび−OCFから独立して選択される1−3個の置換基で置換されていてもよく;
が、ハロゲン、CH、CF、−OCH、−OCFおよび−CNからなる群から選択され;ならびに
およびRが、H、ハロゲン、CH、CF、−OCHおよび−OCFからなる群からそれぞれ独立して選択される、
請求項1の化合物または薬学的に許容されるこの塩。
【請求項3】
式1aを有する、請求項2の化合物または薬学的に許容されるこの塩
【化2】

[式中、Rは、1−3個のFで置換されていてもよいC−Cアルキル、C2−3アルケニル、−OCH、−OCF、−SCH、−SCF、シクロプロピル、−C(=O)OC1−3アルキル、およびフェニル(ハロゲン、CH、CF、−OCHおよび−OCFから独立して選択される1−3個の置換基で置換されていてもよい。)からなる群から選択され;
は、HおよびCHからなる群から選択され;
は、H、CH、−C(=O)OHおよび−C(=O)OCHからなる群から選択され;
は、Hであり;
は、Hであり;
は、H、およびフェニル(ハロゲン、CH、CF、−OCHおよび−OCFから独立して選択される1−3個の基で置換されていてもよい。)からなる群から選択され;
xは、0または1であり;
yは、0であり;
pは、1であり;ならびに
qは、0または1である。]。
【請求項4】
が、アゼチジン、ピペリジン、モルホリン、1個の−O−および1個の−N−を環中に含む飽和7員複素環、ならびに共有炭素原子を介してスピロ環式結合により結合しているシクロペンタン環およびピペリジン環を含むスピロ環式基からなる群から選択され、ここで、Dが、Dの炭素原子を介して式Iaの構造の右手側に連結しており、ここで、式Iaの右手側に連結している前記Dの炭素原子が、フェニル、ピリジルおよび1−3個のFで置換されていてもよいC−Cアルキルから選択される1個の基で置換されていてもよく、ここで、フェニルおよびピリジル基が、CH、CF、−OCH、−OCFおよびハロゲンから選択される1個の基で置換されていてもよく、ならびにDが、CH、CF、−OCH、−OCFおよびハロゲンから選択される1個の置換基で環の別の炭素原子上でさらに置換されていてもよく、Dの環中の窒素原子が、R基に結合している、
式Iaを有する、請求項3の化合物または薬学的に許容されるこの塩。
【請求項5】
が、(a)5−7員飽和環式アミン;(b)6−7員飽和環式ジアミン;および(c)5−6員環式エーテル、5−6員シクロアルキルまたは第2の5−6員飽和環式アミンに共有炭素原子を介してスピロ環式結合により連結している5−6員飽和環式アミンからなる群から選択され、ここで、Dの1個のN原子が、式Iaの構造の右手側に連結しており、ならびにDの第2のN原子が、存在する場合、R基に連結しており、ここで、Dが、CH、CF、−OCH、−OCF、ハロゲン、フェニルおよび−(CH1−3フェニルから選択される1個の置換基で置換されていてもよく、ならびにフェニルおよび(CH2)1−3フェニルのフェニル基が、F、Cl、CH、CF、−OCHおよび−OCFから選択される1個の基で置換されていてもよい、
式Iaを有する、請求項3の化合物または薬学的に許容されるこの塩。
【請求項6】
が、1−7個のFで置換されていてもよいC−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)OC−Cアルキルおよび環式基D(Rが連結しているNに直接結合しているまたはRが連結しているNに結合している二官能性結合基Lに結合している。)からなる群から選択され;
が、ピリミジニル、ピリジル、フェニル、C−Cシクロアルキル、ナフチルおよびキノリルからなる群から選択され、ならびにハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、CF、−OC−Cアルキル、−OCF、−COH、−CO−Cアルキル、−N(CH、−NO、−CNから独立して選択される1−3個の基で置換されていてもよく、ならびにDに直接結合しているまたはDに結合している二官能性結合基Lに結合している1個の環式基Dで置換されていてもよく;ならびに
が、−(CH1−3−、−C(=O)−、−C(=O)(CH1−3−、−C(=O)CH(C)−、−C(=O)CH=CH−、−C(=O)OCH−、−C(=O)NHCH−、−C(=O)(CH1−2NH−、−CHC(=O)−、−SO−および−S(O)(CH−からなる群から選択される、
式Iaを有する、請求項3の化合物または薬学的に許容されるこの塩。
【請求項7】
が、ピペリジニル、フェニル、シクロプロピル、シクロヘキシル、シクロヘキセニルおよびピラゾリルからなる群から選択され、ならびに1−3個のFで置換されていてもよいC−Cアルキル、1−3個のFで置換されていてもよい−OC−Cアルキル、ハロゲンから独立して選択される1−3個の置換基で置換されていてもよく、ならびに1個のフェノキシで置換されていてもよく;
ならびにLが、C−Cアルケニレンであってよい、
式Iaを有する、請求項6の化合物または薬学的に許容されるこの塩。
【請求項8】
が、アゼチジン、ピペリジン、モルホリン、1個の−O−および1個の−N−を環中に含む飽和7員複素環、ならびに共有炭素原子を介してスピロ環式結合により結合しているシクロペンタン環およびピペリジン環を含むスピロ環式基からなる群から選択され、ここで、Dが、Dの炭素原子を介して式Iaの構造の右手側に連結しており、ここで、式Iaの右手側に連結している前記Dの炭素原子が、フェニル、ピリジルおよび1−3個のFで置換されていてもよいC−Cアルキルから選択される1個の基で置換されていてもよく、ここで、フェニルおよびピリジル基が、CH、CF、−OCH、−OCFおよびハロゲンから選択される1個の基で置換されていてもよく、ならびにDが、CH、CF、−OCH、−OCFおよびハロゲンから選択される1個の置換基で環の別の炭素原子上でさらに置換されていてもよく、ならびにDの環中の窒素原子が、R基に結合しており;
が、(a)5−7員飽和環式アミン;(b)6−7員飽和環式ジアミン;および(c)5−6員環式エーテル、5−6員シクロアルキルまたは第2の5−6員飽和環式アミンに共有炭素原子を介してスピロ環式結合により連結している5−6員飽和環式アミンからなる群から選択され、ここで、Dの1個のN原子が、式Iaの構造の右手側に連結しており、Dの第2のN原子が、存在する場合、R基に連結しており、ここで、Dが、CH、CF、−OCH、−OCF、ハロゲン、フェニルおよび−(CH1−3フェニルから選択される1個の置換基で置換されていてもよく、ここで、フェニルおよび(CH2)1−3フェニルのフェニル基が、F、Cl、CH、CF、−OCHおよび−OCFから選択される1個の基で置換されていてもよく;
が、1−7個のFで置換されていてもよいC−Cアルキル、−C(=O)C−Cアルキル、−C(=O)OC−Cアルキルおよび環式基D(Rが連結しているNに直接結合しているまたはRが連結しているNに結合している二官能性結合基Lに結合している。)からなる群から選択され;
が、ピリミジニル、ピリジル、フェニル、C−Cシクロアルキル、ナフチルおよびキノリルからなる群から選択され、ならびにハロゲン、C−Cアルキル、C−Cアルケニル、CF、−OC−Cアルキル、−OCF、−COH、−CO−Cアルキル、−N(CH、−NO、−CNから独立して選択される1−3個の基で置換されていてもよく、ならびにDに直接結合しているまたはDに結合している二官能性結合基Lに結合している1個の環式基Dで置換されていてもよく;
が、−(CH1−3−、−C(=O)−、−C(=O)(CH1−3−、−C(=O)CH(C)−、−C(=O)CH=CH−、−C(=O)OCH−、−C(=O)NHCH−、−C(=O)(CH1−2NH−、−CHC(=O)−、−SO−および−S(O)(CH−からなる群から選択され;
が、ピペリジニル、フェニル、シクロプロピル、シクロヘキシル、シクロヘキセニルおよびピラゾリルからなる群から選択され、ならびに1−3個のFで置換されていてもよいC−Cアルキル、1−3個のFで置換されていてもよい−OC−Cアルキル、ハロゲンから独立して選択される1−3個の置換基で置換されていてもよく、ならびに1個のフェノキシで置換されていてもよく;
が、C−Cアルケニレンであってよい、
式Iaを有する、請求項3の化合物または薬学的に許容されるこの塩。
【請求項9】
が、イソプロピルである、請求項3の化合物。
【請求項10】
以下の化合物
【表1】







からなる群から選択される、請求項1の化合物または薬学的に許容されるこの塩。
【請求項11】
以下の化合物
【化3】

【表2】

【化4】

【表3】

【化5】

【表4】


【化6】

【表5】




【化7】

【表6】


【化8】

【表7】



【化9】

【表8】


【化10】

【表9】

からなる群から選択される、請求項1の化合物または薬学的に許容されるこの塩。
【請求項12】
治療を必要としている患者において動脈硬化症を治療する方法であって、請求項1の化合物または薬学的に許容されるこの塩の治療有効量を、前記患者に投与することを含む、方法。
【請求項13】
治療を必要としている患者においてHDL−Cを上昇させる方法であって、請求項1の化合物または薬学的に許容されるこの塩の治療有効量を、前記患者に投与することを含む、方法。
【請求項14】
治療を必要としている患者においてLDL−Cを低下させる方法であって、請求項1に記載の化合物または薬学的に許容されるこの塩の治療有効量を、前記患者に投与することを含む、方法。
【請求項15】
動脈硬化症を治療する医薬品の製造のための、請求項1の化合物または薬学的に許容されるこの塩の使用。
【請求項16】
請求項1の化合物または薬学的に許容されるこの塩、薬学的に許容される担体、ならびに
(i)HMG−CoA還元酵素阻害剤;
(ii)胆汁酸捕捉剤;
(iii)ナイアシンおよび関連化合物;
(iv)PPARαアゴニスト;
(v)コレステロール吸収阻害剤;
(vi)アシルCoA:コレステロールアシル転移酵素(ACAT)阻害剤;
(vii)フェノール系抗酸化剤;
(viii)ミクロソームトリグリセリド輸送タンパク質(MTP)/ApoB分泌阻害剤;
(ix)抗酸化性ビタミン;
(x)甲状腺ホルモン模倣体;
(xi)LDL(低密度リポタンパク質)受容体誘導物質;
(xii)血小板凝集阻害剤;
(xiii)ビタミンB12(シアノコバラミンとしても公知);
(xiv)葉酸または薬学的に許容されるこの塩もしくはエステル;
(xv)FXRおよびLXRリガンド;
(xvi)ABCA1遺伝子発現を増強する薬剤;および
(xvii)回腸胆汁酸輸送体
からなる群から選択される1種以上の有効成分を含む医薬組成物。

【公表番号】特表2010−530416(P2010−530416A)
【公表日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−513202(P2010−513202)
【出願日】平成20年6月16日(2008.6.16)
【国際出願番号】PCT/US2008/007467
【国際公開番号】WO2008/156715
【国際公開日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(390023526)メルク・シャープ・エンド・ドーム・コーポレイション (924)
【Fターム(参考)】