説明

ベンゾジアゼピン類の経鼻投与

ジアゼパムなどのベンゾジアゼピン類の粒子組成物が、患者に対するジアゼピン薬の経鼻投与に使用される。ベンゾジアゼピン類の多峰性粒子製剤及び例えば発作の治療のために経鼻投与によってそれを使用する方法もまた提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一の有効平均粒径を有する粒子の第一の集団と、第二の有効平均粒径を有する粒子の第二の集団とを含有する医薬品の経鼻投与用組成物であって、第一の有効平均粒径が第二の有効平均粒径の少なくとも1.5倍の粒径である、経鼻投与用組成物。
【請求項2】
前記医薬品が少なくとも1つのベンゾジアゼピンからなる、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記医薬品が、アルプラゾラム、ブロチゾラム、クロルジアゼポキシド、クロバザム、クロナゼパム、クロラゼパム、デモキサゼパム、フルマゼニル、フルラゼパム、ハラゼパム、ミダゾラム、ノルダゼパム、メダゼパム、ジアゼパム、ニトラゼパム、オキサゼパム、メダゼパム、ロラゼパム、メキサゾラム、プラゼパム、クアゼパム、トリアゾラム、テマゼパム、ロプラゾラム、並びにこれらの製薬学的に許容し得る塩及び組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つのベンゾジアゼピンからなる、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
前記医薬品中の前記粒子が、約500nmよりも大きい、約1000nmよりも大きい、約2000nmよりも大きい、約4000nmよりも大きい又は約5000nmよりも大きい平均粒径を有する、請求項1に記載の組成物。
【請求項5】
前記粒子の第一の集団、前記粒子の第二の集団又はこの両方が、少なくとも1つの界面活性剤で被覆される、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記組成物が、前記粒子の第一の集団及び前記第二の集団と異なる第三の平均粒径分布を有するベンゾジアゼピン粒子の第三の集団を含有する、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項7】
前記粒子の第一の集団が約50〜約500nmの範囲内の平均粒径を有し及び、前記粒子の第二の集団が約2000〜約10,000nmの範囲内の平均粒径を有する、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項8】
前記第一の集団と前記第二の集団の前記平均粒径との間の差が、約100nmよりも大きい、約200nmよりも大きい、約500nmよりも大きい、約1000よりも大きい、約2000nmよりも大きい、約3000nmよりも大きい、約4000nmよりも大きい、約5000nmよりも大きい、約6000nmよりも大きい、約7000nmよりも大きい、約8000nmよりも大きい、約9000nmよりも大きい又は約10,000nmよりも大きい、約8000nmよりも大きい、約9000nmよりも大きい又は約10,000nmよりも大きい、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項9】
前記第一の粒子集団と前記第二の粒子集団の前記平均粒径との間の差が、前記粒子の第二の集団の前記平均粒径の約10%よりも大きい、約20%よりも大きい又は約30%よりも大きい、請求項1に記載の医薬組成物。
【請求項10】
治療有効量の前記組成物を少なくとも一方の外鼻孔に投与することによって有効量の前記組成物を鼻に投与することを含む、請求項1又は2に記載の組成物を使用する方法。
【請求項11】
有効量の前記組成物が、発作を治療する、発作から保護する、発作の強さを軽減又は改善する、発作の頻度を軽減又は改善する、及び/又は発作の発生又は再発を防止する、あるいは抗不安効果、抗痙攣効果、鎮静効果、骨格筋弛緩効果、健忘効果又はこれらの組み合わせから選択される治療効果を提供するのに有効である、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
第一のベンゾジアゼピン血漿濃度最大値(Cmax1)と第二のベンゾジアゼピン血漿濃度最大値(Cmax2)とを有するベンゾジアゼピン血漿濃度曲線が得られる、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記第一のベンゾジアゼピン血漿濃度最大値(Cmax1)が、前記組成物の投与後1〜30分で得られ及び前記第二のベンゾジアゼピン血漿濃度最大値(Cmax2)が前記組成物の投与後5〜360分で得られる、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
多峰性粒径分布を有する粒子を含有する医薬品の経鼻送達用の医薬粒状組成物。
【請求項15】
前記粒子が二峰性粒径分布を有する、請求項14に記載の医薬粒状組成物。
【請求項16】
前記粒子が三峰性又はそれよりも高次モードの粒径分布を有する、請求項14に記載の医薬粒状組成物。
【請求項17】
前記医薬品が少なくとも1つのベンゾジアゼピンからなる、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項18】
前記医薬品が、アルプラゾラム、ブロチゾラム、クロルジアゼポキシド、クロバザム、クロナゼパム、クロラゼパム、デモキサゼパム、フルマゼニル、フルラゼパム、ハラゼパム、ミダゾラム、ノルダゼパム、メダゼパム、ジアゼパム、ニトラゼパム、オキサゼパム、メダゼパム、ロラゼパム、メキサゾラム、プラゼパム、クアゼパム、トリアゾラム、テマゼパム、ロプラゾラム、並びにこれらの製薬学的に許容し得る塩及び組み合わせからなる群から選択される少なくとも1つのベンゾジアゼピンからなる、請求項17に記載の医薬組成物。
【請求項19】
前記粒子が、約500nmよりも大きい、1000nmよりも大きい、約2000nmよりも大きい、約4000nmよりも大きい又は約5000nmよりも大きい平均粒径を有する、請求項18に記載の医薬組成物。
【請求項20】
前記多峰性粒径分布が、約25〜約4000nmの範囲内の第一のモードと約500〜約10,000nmの範囲内の第二のモードとを有する、請求項14に記載の医薬組成物。
【請求項21】
前記多峰性粒径分布が、約50〜約2000nmの範囲内の第一のモードと約1000〜約10000nmの範囲内の第二のモードとを有する、請求項20に記載の医薬組成物。
【請求項22】
治療有効量の前記組成物を少なくとも一方の外鼻孔に投与することによって有効量の前記組成物を鼻に投与することを含む、請求項14、15、16、17又は18に記載の組成物を使用する方法。
【請求項23】
前記有効量の前記組成物が、発作を治療する、発作から保護する、発作の強さを軽減又は改善する、発作の頻度を軽減又は改善する、発作の発生又は再発を防止する、抗不安効果、抗痙攣効果、鎮静効果、骨格筋弛緩効果、健忘効果又はこれらの組み合わせから選択される治療効果を提供するのに有効である、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
ベンゾジアゼピン血漿濃度曲線が、投与後の第一の時間(Tmax1)で生じる第一の濃度最大値(Cmax1)と投与後の第二の時間(Tmax2)で生じる第二の濃度最大値(Cmax2)とを有する、請求項22に記載の方法。
【請求項25】
濃度最大値(Cmax)とショルダー(Cshoulder)とを有するベンゾジアゼピン血漿濃度曲線が得られる、請求項22に記載の方法。
【請求項26】
単一のベンゾジアゼピン血漿濃度最大値(Cmax)を有するベンゾジアゼピン血漿濃度曲線が得られる、請求項22に記載の方法。
【請求項27】
ナノ粒子状ベンゾジアゼピン粒子の水性懸濁物又は分散物のエアロゾル組成物であって、前記エアロゾルの液滴が約1000μm以下の質量メジアン空気力学的粒径(MMAD)を有し、且つ前記ナノ粒子状ベンゾジアゼピン粒子が約5000nm未満の有効平均粒径を有するエアロゾル組成物。
【請求項28】
ナノ粒子状ベンゾジアゼピン粒子が、アルプラゾラム、ブロチゾラム、クロルジアゼポキシド、クロバザム、クロナゼパム、クロラゼパム、デモキサゼパム、フルマゼニル、フルラゼパム、ハラゼパム、ミダゾラム、ノルダゼパム、メダゼパム、ジアゼパム、ニトラゼパム、オキサゼパム、メダゼパム、ロラゼパム、メキサゾラム、プラゼパム、クアゼパム、トリアゾラム、テマゼパム、ロプラゾラム、並びにこれらの製薬学的に許容し得る塩及び組み合わせからなる群の少なくとも1つの構成要素からなる、請求項27に記載のエアロゾル組成物。
【請求項29】
前記エアロゾルの液滴が約2μm〜約10μmの質量メジアン空気力学的粒径を有する、請求項27又は28に記載のエアロゾル組成物。
【請求項30】
治療有効量の前記組成物を少なくとも一方の外鼻孔に噴霧することによって有効量の前記組成物を鼻に投与することを含む、請求項27又は28に記載のエアロゾル組成物を使用する方法。
【請求項31】
前記有効量の前記組成物が、発作を治療する、発作から保護する、発作の強さを軽減又は改善する、発作の頻度を軽減又は改善する、発作の発生又は再発を防止する、あるいは抗不安効果、抗痙攣効果、鎮静効果、骨格筋弛緩効果、健忘効果又はこれらの組み合わせから選択される治療効果を提供するのに有効である、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
鼻又は鼻腔にナノ粒子状ベンゾジアゼピン粒子の水性懸濁物又は分散物のエアロゾル組成物の有効量を投与することを含む、ベンゾジアゼピン薬を患者に投与する方法であって、前記エアロゾルの液滴が約1000μm以下の質量メジアン空気力学的粒径(MMAD)を有し、且つ前記ナノ粒子状ベンゾジアゼピン粒子が約5000nm未満の有効平均粒径を有する、方法。
【請求項33】
前記ナノ粒子状ベンゾジアゼピン粒子が、アルプラゾラム、ブロチゾラム、クロルジアゼポキシド、クロバザム、クロナゼパム、クロラゼパム、デモキサゼパム、フルマゼニル、フルラゼパム、ハラゼパム、ミダゾラム、ノルダゼパム、メダゼパム、ジアゼパム、ニトラゼパム、オキサゼパム、メダゼパム、ロラゼパム、メキサゾラム、プラゼパム、クアゼパム、トリアゾラム、テマゼパム、ロプラゾラム、並びにこれらの製薬学的に許容し得る塩及び組み合わせからなる群の少なくとも1つの構成要素からなる、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記ナノ粒子状ベンゾジアゼピン薬粒子が、約400nm未満、約300nm未満、約200nm未満、約100nm未満又は約50nm未満の有効平均粒径を有する、請求項32又は33に記載の方法。
【請求項35】
前記エアロゾルの液滴が約2μm〜約10μmの質量メジアン空気力学的粒径を有する、請求項32又は33に記載の方法。
【請求項36】
前記有効量の前記組成物が、発作を治療する、発作から保護する、発作の強さを軽減又は改善する、発作の頻度を軽減又は改善する、発作の発生又は再発を防止する、抗不安効果、抗痙攣効果、鎮静効果、骨格筋弛緩効果、健忘効果又はこれらの組み合わせを提供するのに有効である、請求項32又は33に記載の方法。
【請求項37】
ベンゾジアゼピン粒子とその表面に吸着された1つ又はそれ以上の界面活性剤とを含有する、ベンゾジアゼピンの経鼻投与用医薬組成物。
【請求項38】
前記ナノ粒子状ベンゾジアゼピン粒子が、アルプラゾラム、ブロチゾラム、クロルジアゼポキシド、クロバザム、クロナゼパム、クロラゼパム、デモキサゼパム、フルマゼニル、フルラゼパム、ハラゼパム、ミダゾラム、ノルダゼパム、メダゼパム、ジアゼパム、ニトラゼパム、オキサゼパム、メダゼパム、ロラゼパム、メキサゾラム、プラゼパム、クアゼパム、トリアゾラム、テマゼパム、ロプラゾラム、並びにこれらの製薬学的に許容し得る塩及び組み合わせからなる群の少なくとも1つの構成要素からなる、請求項37に記載の医薬組成物。
【請求項39】
水性懸濁物又は分散物の形態の請求項37又は38に記載の医薬組成物。
【請求項40】
噴霧粉末の形態の請求項37又は38に記載の医薬組成物。
【請求項41】
前記ベンゾジアゼピン粒子が約50nm未満〜約1000nm未満の平均粒径を有する、請求項37又は38に記載の医薬組成物。
【請求項42】
治療有効量の前記組成物を少なくとも一方の外鼻孔に投与することによって有効量の前記組成物を鼻に投与することを含む、請求項37又は38に記載のエアロゾル組成物を使用する方法。
【請求項43】
表面に吸着された界面活性剤を有するベンゾジアゼピン薬の粒子を含有する医薬組成物を患者の鼻又は鼻腔に投与することを含む、ベンゾジアゼピン薬を患者に投与する方法。
【請求項44】
前記ナノ粒子状ベンゾジアゼピン粒子が、アルプラゾラム、ブロチゾラム、クロルジアゼポキシド、クロバザム、クロナゼパム、クロラゼパム、デモキサゼパム、フルマゼニル、フルラゼパム、ハラゼパム、ミダゾラム、ノルダゼパム、メダゼパム、ジアゼパム、ニトラゼパム、オキサゼパム、メダゼパム、ロラゼパム、メキサゾラム、プラゼパム、クアゼパム、トリアゾラム、テマゼパム、ロプラゾラム、並びにこれらの製薬学的に許容し得る塩及び組み合わせからなる群の少なくとも1つの構成要素からなる、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記有効量の前記組成物が、発作を治療する、発作から保護する、発作の強さを軽減又は改善する、発作の頻度を軽減又は改善する、発作の発生又は再発を防止する、抗不安効果、抗痙攣効果、鎮静効果、骨格筋弛緩効果、健忘効果又はこれらの組み合わせから選択される治療効果を提供するのに有効である、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
ナノ粒子状ベンゾジアゼピン粒子の非水性分散物又は懸濁物を含有してなる、請求項1に記載の組成物。
【請求項47】
前記ナノ粒子状ベンゾジアゼピン粒子が、アルプラゾラム、ブロチゾラム、クロルジアゼポキシド、クロバザム、クロナゼパム、クロラゼパム、デモキサゼパム、フルマゼニル、フルラゼパム、ハラゼパム、ミダゾラム、ノルダゼパム、メダゼパム、ジアゼパム、ニトラゼパム、オキサゼパム、メダゼパム、ロラゼパム、メキサゾラム、プラゼパム、クアゼパム、トリアゾラム、テマゼパム、ロプラゾラム、並びにこれらの製薬学的に許容し得る塩及び組み合わせからなる群の少なくとも1つの構成要素からなる、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記液滴が約1000μm以下の質量メジアン空気力学的粒径(MMAD)を有し、且つ前記ナノ粒子状ベンゾジアゼピン粒子が約5000nm未満の有効平均粒径を有する、請求項46に記載の組成物。
【請求項49】
前記非水性分散物又は懸濁物が経鼻投与に適合する、請求項46に記載の組成物。
【請求項50】
前記分散物又は懸濁物が、活性医薬成分からなる群から選択される少なくとも1つの追加成分と促進剤とをさらに含有する、請求項46、47、48又は49に記載の組成物。
【請求項51】
治療有効量の前記組成物を少なくとも一方の外鼻孔に投与することによって有効量の前記分散物又は懸濁物を鼻に投与することを含む、請求項46、47、48又は49に記載のナノ粒子状ベンゾジアゼピンの非水性分散物又は懸濁物を使用する方法。
【請求項52】
患者の鼻又は鼻腔に請求項46に記載の組成物を含有してなる医薬組成物を投与することを含む、ベンゾジアゼピン薬を患者に投与する方法。
【請求項53】
ナノ粒子状ベンゾジアゼピン粒子の水性分散物又は懸濁物を含有してなる、請求項1に記載の組成物。
【請求項54】
前記ナノ粒子状ベンゾジアゼピン粒子が、アルプラゾラム、ブロチゾラム、クロルジアゼポキシド、クロバザム、クロナゼパム、クロラゼパム、デモキサゼパム、フルマゼニル、フルラゼパム、ハラゼパム、ミダゾラム、ノルダゼパム、メダゼパム、ジアゼパム、ニトラゼパム、オキサゼパム、メダゼパム、ロラゼパム、メキサゾラム、プラゼパム、クアゼパム、トリアゾラム、テマゼパム、ロプラゾラム、並びにこれらの製薬学的に許容し得る塩及び組み合わせからなる群の少なくとも1つの構成要素からなる、請求項53に記載の組成物。
【請求項55】
前記液滴が約1000μm以下の質量メジアン空気力学的粒径(MMAD)を有し、且つ前記ナノ粒子状ベンゾジアゼピン粒子が約5000nm未満の有効平均粒径を有する、請求項53に記載の組成物。
【請求項56】
前記非水性分散物又は懸濁物が経鼻投与に適合する、請求項53に記載の組成物。
【請求項57】
前記分散物又は懸濁物が活性医薬成分からなる群から選択される少なくとも1つの追加成分と促進剤とをさらに含有する、請求項53、54、55又は56に記載の組成物。
【請求項58】
治療有効量の前記組成物を少なくとも一方の外鼻孔に投与することによって有効量の前記分散物又は懸濁物を鼻に投与することを含む、請求項53、54、55又は56に記載のナノ粒子状ベンゾジアゼピンの非水性分散物又は懸濁物を使用する方法。
【請求項59】
患者の鼻又は鼻腔に請求項53に記載の組成物を含有してなる医薬組成物を投与することを含む、ベンゾジアゼピン薬を患者に投与する方法。
【請求項60】
前記ナノ粒子状ベンゾジアゼピン粒子が、アルプラゾラム、ブロチゾラム、クロルジアゼポキシド、クロバザム、クロナゼパム、クロラゼパム、デモキサゼパム、フルマゼニル、フルラゼパム、ハラゼパム、ミダゾラム、ノルダゼパム、メダゼパム、ジアゼパム、ニトラゼパム、オキサゼパム、メダゼパム、ロラゼパム、メキサゾラム、プラゼパム、クアゼパム、トリアゾラム、テマゼパム、ロプラゾラム、並びにこれらの製薬学的に許容し得る塩及び組み合わせからなる群の少なくとも1つの構成要素からなる、請求項52に記載の方法。
【請求項61】
(a)約2000nm未満の有効平均粒径を有するベンゾジアゼピンであって、アルプラゾラム、ブロチゾラム、クロルジアゼポキシド、クロバザム、クロナゼパム、クロラゼパム、デモキサゼパム、フルマゼニル、フルラゼパム、ハラゼパム、ミダゾラム、ノルダゼパム、メダゼパム、ジアゼパム、ニトラゼパム、オキサゼパム、ミダゼパム、ロラゼパム、メキサゾラム、プラゼパム、クアゼパム、トリアゾラム、テマゼパム、ロプラゾラム、これらの製薬学的に許容し得る塩及びエステル、並びにこれらの混合物からなる群から選択されるベンゾジアゼピンと、(b)少なくとも1つの表面安定剤とを含有してなるナノ粒子組成物。
【請求項62】
前記表面安定剤が、非イオン性界面活性剤、イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、及び両イオン性界面活性剤からなる群から選択される、請求項61に記載の組成物。
【請求項63】
表面安定剤が、ヒプロメロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチル、ゼラチン、カゼイン、レシチン、デキストラン、アラビアゴム、コレステロール、トラガカント、ステアリン酸、塩化ベンザルコニウム、ステアリン酸カルシウム、グリセロールモノステアレート、セトステアリルアルコール、セトマクロゴール乳化ワックス、ソルビタンエステル類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンヒマシ油誘導体、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ポリエチレングリコール類、ポリオキシエチレンステアレート類、コロイド状二酸化ケイ素、ホスフェート類、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、フタル酸ヒプロメロース、非晶質セルロース、ケイ酸マグネシウムアルミニウム、トリエタノールアミン、ポリビニルアルコール、チロキサポール、ポロキサマー類、ポロキサミン類、Tetronic1508(登録商標)、アルキルアリールポリエーテルスルホネート、スクロースステアレートとスクロースジステアレートとの混合物、p−イソノニルフェノキシポリ−(グリシドール)、Crodestas SL−40(登録商標)(Croda,Inc.);及びSA9OHCO、デカノイル−N−メチルグルカミド;n−デシル(−D−グルコピラノシド;n−デシル(−D−マルトピラノシド;n−ドデシル(−D−グルコピラノシド;n−ドデシル(−D−マルトシド;ヘプタノイル−N−メチルグルカミド;n−ヘプチル−(−D−グルコピラノシド;n−ヘプチル(−D−チオグルコシド;n−ヘキシル(−D−グルコピラノシド;ノナノイル−N−メチルグルカミド;n−ノニル(−D−グルコピラノシド;オクタノイル−N−メチルグルカミド;n−オクチル−(−D−グルコピラノシド;オクチル(−D−チオグルコピラノシド;PEG−リン脂質、PEG−コレステロール、PEG−コレステロール誘導体、PEG−ビタミンA、PEG−ビタミンE、リゾチーム、ビニルピロリドンと酢酸ビニルとのランダム共重合体、陽イオン性重合体、陽イオン生体高分子、陽イオン性多糖類、陽イオン性セルロース系誘導体、陽イオン性アルギン酸塩、陽イオン性リン脂質、陽イオン性非高分子化合物、ポリ−n−メチルピリジニウム、アントリルピリジニウムクロリド、陽イオン性リン脂質、キトサン、ポリリジン、ポリビニルイミダゾール、ポリブレン、ポリメチルメタクリレートトリメチルアンモニウムブロミド、ヘキシルデシルトリメチルアンモニウムブロミド、ポリビニルピロリドン−2−ジメチルアミノエチルメタクリレートジメチルサルフェート、陽イオン性脂質、スルホニウム、ホスホニウム、第四級アンモニウム化合物、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ベンジル−ジ(2−クロロエチル)エチルアンモニウムブロミド、ココナツトリメチルアンモニウムクロリド、ココナツトリメチルアンモニウムブロミド、ココナツメチルジヒドロキシエチルアンモニウムクロリド、ココナツメチルジヒドロキシエチルアンモニウムブロミド、デシルトリエチルンモニウムクロリド、デシルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリド、デシルジメチルヒドロキシエチルアンモニウムブロミド、C12−15ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリド、C12−15ジメチルヒドロキシエチルアンモニウムブロミド、ココナツジメチルヒドロキシエチルアンモニウムクロリド、ココナツジメチルヒドロキシエチルアンモニウムブロミド、ミリスチルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムブロミド、ラウリルジメチル(エテンオキシ)アンモニウムクロリド、ラウリルジメチル(エテンオキシ)アンモニウムブロミド、N−アルキル(C12−18)ジメチルベンジルアンモニウムクロリド、N−アルキル(C14−18)ジメチル−ベンジルアンモニウムクロリド、N−テトラデシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド一水和物、ジメチルジデシルアンモニウムクロリド、N−アルキル及び(C12−14)ジメチル1−ナフチルメチルアンモニウムクロリド、トリメチルアンモニウムハライド、アルキル−トリメチルアンモニウム塩、ジアルキル−ジメチルアンモニウム塩、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド、エトキシ化アルキルアミドアルキルジアルキルアンモニウム塩、エトキシ化トリアルキルアンモニウム塩、ジアルキルベンゼンジアルキルアンモニウムクロリド、N−ジデシルジメチルアンモニウムクロリド、N−テトラデシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド一水和物、N−アルキル(C12−14)ジメチル1−ナフチルメチルアンモニウムクロリド、ドデシルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ジアルキルベンゼンアルキルアンモニウムクロリド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド、アルキルベンジルメチルアンモニウムクロリド、アルキルベンジルジメチルアンモニウムブロミド、C12、C15、C17トリメチルアンモニウムブロミド、ドデシルベンジルトリエチルアンモニウムクロリド、ポリ−ジアリルジメチルアンモニウムクロリド、ジメチルアンモニウムクロリド、アルキルジメチルアンモニウムハロゲニド、トリセチルメチルアンモニウムクロリド、デシルトリメチルアンモニウムブロミド、ドデシルトリエチルアンモニウムブロミド、テトラデシルトリメチルアンモニウムブロミド、メチルトリオクチルアンモニウムクロリド、POLYQUAT、テトラブチルアンモニウムブロミド、ベンジルトリメチルアンモニウムブロミド、コリンエステル類、塩化ベンザルコニウム、ステアラルコニウムクロリド化合物、セチルピリジニウムブロミド、セチルピリジニウムクロリド、第四級化ポリオキシエチルアルキルアミン類のハロゲン化塩、MIRAPOL、ALKAQUAT、アルキルピリジニウム塩、アミン類、アルキルアミン類、ジアルキルアミン類、アルカノールアミン類、ポリエチレンポリアミン類、N,N−ジアルキルアミノアルキルアクリレート、ビニルピリジン、アミン塩、ラウリルアミン酢酸塩、ステアリルアミン酢酸塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルイミダゾリウム塩、アミンオキシド類、イミドアゾリウム塩、プロトン化第四級アクリルアミド、メチル化第四級重合体、及び陽イオン性グアーからなる群から選択される、請求項61に記載の組成物。
【請求項64】
注射剤組成物として製剤される、請求項61に記載の組成物。
【請求項65】
(a)約2000nm未満の有効平均粒径を有するベンゾジアゼピンであって、アルプラゾラム、ブロチゾラム、クロルジアゼポキシド、クロバザム、クロナゼパム、クロラゼパム、デモキサゼパム、フルマゼニル、フルラゼパム、ハラゼパム、ミダゾラム、ノルダゼパム、メダゼパム、ジアゼパム、ニトラゼパム、オキサゼパム、ミダゼパム、ロラゼパム、メキサゾラム、プラゼパム、クアゼパム、トリアゾラム、テマゼパム、ロプラゾラム、これらの製薬学的に許容し得る塩及びエステル、並びにこれらの混合物からなる群から選択されるベンゾジアゼピンと、(b)少なくとも1つの表面安定剤と、を含有するナノ粒子ベンゾジアゼピン組成物を対象者に投与することを含む、方法。

【公表番号】特表2010−526822(P2010−526822A)
【公表日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−507633(P2010−507633)
【出願日】平成20年5月7日(2008.5.7)
【国際出願番号】PCT/US2008/062961
【国際公開番号】WO2008/137960
【国際公開日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【出願人】(509309112)クエスター ファーマシューティカルズ,インク. (1)
【Fターム(参考)】