ペットフード配送システム
【課題】 獣医師ならびにペットオーナーにとって利便性が高く、ペットに対して適切なペットフードの与え方を実現することが可能なシステムを提供する。
【手段】 獣医師は、病院端末装置2を操作して処方内容をサーバ装置4に送信し、承認符号を含む処方データの返送を受ける。病院端末装置2は、処方データをペットオーナーのユーザ端末装置6(携帯電話やPC)に送信する。あるいは、印刷された処方シートが、ペットオーナーに手渡される。ペットオーナーは、処方データや処方シートにしたがってサーバ装置4にアクセスし、ペットフードの注文を行う。サーバ装置4は、注文に含まれる承認符号に基づいて、処方データに記述されている処方有効期限を取得し、現在日時が処方有効期限内であるかどうかを判断する。現在日時が処方有効期限内であれば、当該処方データに基づいてペットフードの配送指示を行う。処方有効期限内でなければ、来院を促すメッセージをユーザ端末装置6に送信する。
【手段】 獣医師は、病院端末装置2を操作して処方内容をサーバ装置4に送信し、承認符号を含む処方データの返送を受ける。病院端末装置2は、処方データをペットオーナーのユーザ端末装置6(携帯電話やPC)に送信する。あるいは、印刷された処方シートが、ペットオーナーに手渡される。ペットオーナーは、処方データや処方シートにしたがってサーバ装置4にアクセスし、ペットフードの注文を行う。サーバ装置4は、注文に含まれる承認符号に基づいて、処方データに記述されている処方有効期限を取得し、現在日時が処方有効期限内であるかどうかを判断する。現在日時が処方有効期限内であれば、当該処方データに基づいてペットフードの配送指示を行う。処方有効期限内でなければ、来院を促すメッセージをユーザ端末装置6に送信する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は獣医師の処方に基づくペットフードの配送と金銭決済を効率化するペットフード配送システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
病気になったペットに対し、獣医師の指導の下、食事療法がなされている。たとえば、肥満のため足の関節に負担が大きく問題となっている犬などに対し、獣医師が適切な減量食を指定し、これをペットオーナーが購入してペットに与えるということがなされている。減量食は、たとえば、通常の総合栄養食よりもカロリーを減らし繊維質を増やしたようなペットフードである。
【0003】
また、尿結石のペットに対し、マグネシウムの配合を調整したペットフードを与えることもある。
【0004】
これら食事療法のためのペットフードは、特別療法食と呼ばれており、薬とともに、あるいは単独で与えられる。特別療法食は医薬品ではないため、獣医師の処方箋がないと購入できないというものではない。
【0005】
薬に関しては、病院と薬局との連携のもと、処方箋を電子的に生成して患者の利便性を高めたシステムが開示されている(たとえば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特表2003−530650
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、ペットオーナーが自らの判断で特別療法食を購入しペットに与えた場合、ペットの健康に影響を与えるおそれがある。したがって、ペットオーナーの利便性を損なうことなく、特別療法食を含むペットフードについて、獣医師の指導を強化する仕組み作りが望まれている。
【0008】
また、薬の処方箋に関しては、特許文献1のようなシステムが提案されているが、必ず処方箋が必要である医薬についてのシステムを必ずしも処方箋が必須ではないペットフードにそのまま適用すると、ペットオーナーの利便性が損なわれることになる。
【0009】
この発明は、獣医師ならびにペットオーナーにとって利便性が高く、ペットに対して適切なペットフードの与え方を実現することが可能なシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)この発明に係るペットフード配送システムは、
病院端末装置は、
病院または医師の処方元識別符号をサーバ装置に送信する識別符号送信手段と、入力された少なくともペットフード製品名、処方有効期限、ユーザ名を含む処方内容情報を前記サーバ装置に送信する処方内容情報送信手段と、前記サーバ装置から送信されてくる処方データを受信する処方データ受信手段と、受信した処方データを出力する処方データ出力手段とを備えており、
前記サーバ装置は、
処方データを記録するための記録部と、病院端末装置から送信されてきた処方元識別符号を受信する識別符号受信手段と、病院端末装置から送信されてきた前記処方内容情報を受信する処方内容情報受信手段と、受信した処方元識別符号、処方内容情報と、生成した承認符号とに基づいて、処方データを生成して記録部に記録する処方データ生成手段と、生成した処方データをユーザ端末装置または病院端末装置に送信する送信手段とを備えており、
前記ユーザ端末装置は、
注文数量と、前記処方データに含まれる承認符号を含む注文をサーバ装置に送信する注文データ送信手段を備えており、
前記サーバ装置は、
前記ユーザ端末装置から承認符号を含む注文を受信し、記録された処方データを参照し、当該承認符号に対応する処方有効期限を取得する処方有効期限取得手段と、
現在日時が、前記取得した処方有効期限内であるかどうかを判断する処方有効期限判断手段と、現在日時が処方有効期限内であると判断した場合には、前記承認符号を有する処方データに基づいて、ペットフードの配送指示を行う配送指示手段と、現在日時が処方有効期限内でないと判断した場合には、前記承認符号を有する処方データ中の病院名に基づいて、当該病院への来院を促すメッセージを送信する来院メッセージ送信手段とを備えており、
前記ユーザ端末装置は、
来院メッセージ送信手段からの来院を促すメッセージを受信する来院メッセージ受信手段を備え、
前記サーバ装置は、
前記ペットフードの販売に対する入金があった旨の入金情報を前記承認符号とともに受信する入金情報受信手段と、前記記録部に記録された前記処方データを参照し、前記承認符号に対応する病院名、特約店名を取得し、前記入金情報に基づく入金額の当該病院、特約店に対する分配比率を取得する分配比率取得手段とを備えている。
【0011】
したがって、処方シートの処方有効期限内であれば何度でも注文を行うことができる利便性があり、処方有効期限を過ぎての注文に対しては来院を促すメッセージを発して、獣医師の適切な関与を促すことができる。さらに、ペットフードの売り上げ入金について、承認符号をキーとして病院、特約店に分配を行うことができる。
【0012】
(2)この発明に係るサーバ装置は、ユーザ端末装置および病院端末装置とともにペットフード配送システムを構成するためのサーバ装置であって、
処方データを記録するための記録部と、病院端末装置から送信されてきた処方元識別符号を受信する識別符号受信手段と、病院端末装置から送信されてきた前記処方内容情報を受信する処方内容情報受信手段と、受信した処方元識別符号、処方内容情報と、生成した承認符号とに基づいて、処方データを生成して記録部に記録する処方データ生成手段と、生成した処方データを前記ユーザ端末装置または病院端末装置に送信する送信手段と、前記ユーザ端末装置から承認符号を含む注文を受信し、記録された処方データを参照し、当該承認符号に対応する処方有効期限を取得する処方有効期限取得手段と、現在日時が、前記取得した処方有効期限内であるかどうかを判断する処方有効期限判断手段と、現在日時が処方有効期限内であると判断した場合には、前記承認符号を有する処方データに基づいて、ペットフードの配送指示を行う配送指示手段と、現在日時が処方有効期限内でないと判断した場合には、前記承認符号を有する処方データ中の病院名に基づいて、当該病院への来院を促すメッセージを送信する来院メッセージ送信手段とを備えている。
【0013】
したがって、処方シートの処方有効期限内であれば何度でも注文を行うことができる利便性があり、処方有効期限を過ぎての注文に対しては来院を促すメッセージを発して、獣医師の適切な関与を促すことができる。
【0014】
(3)この発明に係るサーバ装置は、前記ペットフードの販売に対する入金があった旨の入金情報を前記承認符号とともに受信する入金情報受信手段と、前記記録部に記録された前記処方データを参照し、前記承認符号に対応する病院名、特約店名を取得し、前記入金情報に基づく入金額を当該病院、特約店に対し所定の比率にて分配し、送金処理を行う分配手段とを備えている。
【0015】
したがって、ペットフードの売り上げ入金について、承認符号をキーとして病院、特約店に分配を行うことができる。
【0016】
(4)この発明に係るサーバ装置は、前記処方データには、前記処方有効期限内における消費標準数量が獣医師の指定によって含まれており、前記処方有効期限および前記消費標準数量に基づいて、1単位当たりの消費期限を算出する消費期限算出手段と、当該消費期限に配送必要日数を考慮して警告基準日を算出する警告基準日算出手段と、警告基準日において、次の注文を受信していない場合には、前記ユーザ端末装置に対し注文伺を送信する注文伺送信手段とを備えている。
【0017】
したがって、想定された消費スケジュールによる注文のタイミングが遅れた場合には、注文伺をユーザ端末装置に送信して、ユーザに注意喚起をすることができる。
【0018】
(5)この発明に係るサーバ装置は、前記記録部に記録された前記処方データを参照し、前記ユーザ端末装置からの注文に含まれる承認符号に対応する、ペットの種類と体重を取得するペット詳細取得手段と、ペット詳細取得手段によって取得されたペットの種類と体重と、注文日時に基づいて、1単位当たりの消費期限を算出する消費期限算出手段と、当該消費期限に配送必要日数を考慮して警告基準日を算出する警告基準日算出手段と、警告基準日において、次の注文を受信していない場合には、前記ユーザ端末装置に対し注文伺を送信する注文伺送信手段とを備えている。
【0019】
したがって、想定された消費スケジュールによる注文のタイミングが遅れた場合には、注文伺をユーザ端末装置に送信して、ユーザに注意喚起をすることができる。
【0020】
「識別符号送信手段」は、実施形態においては、図4のステップS1がこれに対応する。
【0021】
「処方内容情報送信手段」は、実施形態においては、図4のステップS3がこれに対応する。
【0022】
「処方データ受信手段」は、実施形態においては、図4のステップS14により送信されてくる処方データを受信する処理を行うCPUがこれに対応する。
【0023】
「処方データ出力手段」は、実施形態においては、図4のステップS4がこれに対応する。
【0024】
「識別符号受信手段」は、実施形態においては、図4のステップS1により送信されてくる識別IDを受信する処理を行うCPUがこれに対応する。
【0025】
「処方内容情報受信手段」は、実施形態においては、図4のステップS3により送信されてくる処方内容を受信する処理を行うCPUがこれに対応する。
【0026】
「処方データ生成手段」は、実施形態においては、図4のステップS13がこれに対応する。
【0027】
「送信手段」は、実施形態においては、図4のステップS14がこれに対応する。
【0028】
「注文データ送信手段」は、実施形態においては、図9のステップS24がこれに対応する。
【0029】
「処方有効期限取得手段」は、実施形態においては、図9のステップS33がこれに対応する。
【0030】
「処方有効期限判断手段」は、実施形態においては、図9のステップS34がこれに対応する。
【0031】
「配送指示手段」は、実施形態においては、図9のステップS36がこれに対応する。
【0032】
「来院メッセージ送信手段」は、実施形態においては、図9のステップS37がこれに対応する。
【0033】
「来院メッセージ受信手段」は、実施形態においては、図9のステップS37により送信されてくる来院メッセージを受信する処理を行うCPUがこれに対応する。
【0034】
「入金情報受信手段」は、実施形態においては、図12のステップS41により送信されてくる入金情報を受信する処理を行うCPUがこれに対応する。
【0035】
「分配比率取得手段」は、実施形態においては、図12のステップS52がこれに対応する。
【0036】
「プログラム」とは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】この発明の一実施形態によるペットフード配送システムの機能ブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態によるペットフード配送システムの全体構成図である。
【図3】この発明の一実施形態によるペットフード配送システムにおける病院端末装置2、サーバ装置4、ユーザ端末装置6、配送業者端末装置8のハードウエア構成を示す図である。
【図4】処方シート発行時における、病院端末プログラム38とサーバプログラム58のフローチャートである。
【図5】処方シート発行画面の例である。
【図6】承認符号の例である。
【図7】処方データの例である。
【図8】処方シートの例である。
【図9】ペットフード注文時における、ユーザ端末プログラム78とサーバプログラム58のフローチャートである。
【図10】注文ログイン画面の例である。
【図11】注文画面の例である。
【図12】入金処理時における、配送業者端末プログラム98とサーバプログラム58のフローチャートである。
【図13】消費スケジュールと、警告との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
1.機能ブロック図
図1に、この発明の一実施形態によるペットフード配送システムの機能ブロック図を示す。このシステムは、病院端末装置2、サーバ装置4、ユーザ端末装置6を備えて構成されている。病院端末装置2の識別符号送信手段20は、病院識別符号または獣医師識別符号を伴って、サーバ装置4にアクセスする。さらに、病院端末装置2の処方内容情報送信手段21は、ペットフード製品名、処方有効期限(当該処方シートに基づいてペットフードを購入できる期限)、ユーザ名などの処方内容情報をサーバ装置4に送信する。
【0039】
サーバ装置4の識別符号受信手段40は、送られてきた識別符号を受信する。また、処方内容情報受信手段41は、送られてきた処方内容情報を受信する。サーバ装置4の処方データ生成手段42は、承認符号を生成し、生成した承認符号と受信された識別符号と処方内容情報とに基づいて、処方データを生成し、記録部43に記録する。
【0040】
サーバ装置4の送信手段44は、記録部43に記録された処方データを、病院端末装置2に送信する。病院端末装置2の処方データ受信手段22は、処方データを受信する。病院端末装置2の処方データ出力手段23は、処方データを紙に印刷し、処方シートとして出力する。あるいは、処方データとして出力する。
【0041】
出力された処方シートは、ユーザに渡される。処方シートを受け取ったユーザは、自宅などにあるユーザ端末装置6から、サーバ装置4にアクセスし、処方シートに記述された承認符号を含むペットフードの注文を入力する。入力された注文は、注文データ送信手段60によってサーバ装置4に送信される。
【0042】
サーバ装置4の処方有効期限取得手段45は、注文に含まれる承認符号に基づいて、記録部43に記録されている処方データを特定し、当該処方データに記述されている処方有効期限を取得する。処方有効期限判断手段46は、現在日時が取得した処方有効期限内であるかどうかを判断する。配送指示手段47は、現在日時が処方有効期限内であれば、当該処方データに基づいてペットフードの配送指示を行う。したがって、ペットオーナーであるユーザは、自宅のユーザ端末装置6からペットフードの発注を行うことができる。
【0043】
来院メッセージ送信手段48は、現在日時が処方有効期限内でないと判断した場合には、当該処方データ中の病院名に基づいて、当該病院への来院を促すメッセージを、ユーザ端末装置6に送信する。
【0044】
ユーザ端末装置6の来院メッセージ受信手段61は、来院を促すメッセージを受信する。ユーザ端末装置6は、このメッセージを表示する。
【0045】
以上のようにして、ペットオーナーであるユーザは、処方シートに記述された承認符号を用いてサーバ装置にアクセスすることにより、自宅にいながら獣医師の指導によるペットフードを注文することができる。また、処方有効期限内であれば複数回の注文が可能であり、ペットフードの注文のためだけに獣医師の診察を受けなければならないという煩わしさもない。さらに、処方有効期限を過ぎてから注文を行うと、指導を受けている獣医師の病院に来院するよう促すメッセージが出力される。したがって、ペットオーナーの利便性を提供しつつ、獣医師による指導を強化することができる。
【0046】
2.ハードウエア構成
図2に、一実施形態によるペットフード配送システムの全体構成を示す。病院端末装置2、サーバ装置4、ユーザ端末装置6、配送業者端末装置8が、インターネット9を介して互いに通信可能に接続されている。
【0047】
図3に、上記システムにおけるサーバ装置4のハードウエア構成を示す。CPU50には、メモリ51、ディスプレイ52、プリンタ52a、ハードディスク53、CD−ROMドライブ54、通信回路55、マウス/キーボード56が接続されている。ハードディスク53には、オペレーティングシステム(たとえばマイクロソフト社のWINDOWS(商標))57、サーバプログラム58、処方データ59などが記録される。サーバプログラム58は、オペレーティングシステム57と協働してその機能を発揮する。オペレーティングシステム57、サーバプログラム58は、CD−ROM54aに記録されていたものを、CD−ROMドライブ54を介して、インストールしたものである。通信回路55は、インターネットを介して通信を行うためのものである。
【0048】
病院端末装置2、ユーザ端末装置6、配送業者端末装置8のハードウエア構成も、図2のサーバ装置と同様である。ただし、病院端末装置2のハードディスク33には、サーバプログラム58ではなく、病院端末プログラム38が記録されている。病院端末装置2は、CPU30、メモリ31、ディスプレイ32、プリンタ32a、ハードディスク33、CD−ROMドライブ34、通信回路35、マウス/キーボード36を備えている。
【0049】
また、ユーザ端末装置6のハードディスク73には、サーバプログラム58ではなく、ユーザ端末プログラム78が記録されている。ユーザ端末装置6は、CPU70、メモリ71、ディスプレイ72、プリンタ72a、ハードディスク73、CD−ROMドライブ74、通信回路75、マウス/キーボード76を備えている。
【0050】
また、配送業者端末装置8のハードディスク93には、サーバプログラム58ではなく、配送業者端末プログラム98が記録されている。配送業者端末装置8は、CPU90、メモリ91、ディスプレイ92、プリンタ92a、ハードディスク93、CD−ROMドライブ94、通信回路95、マウス/キーボード96を備えている。
【0051】
3.処方シート発行時
図4に、処方シート発行時における、病院端末プログラム38のフローチャートと、サーバプログラム58のフローチャートを示す。
【0052】
獣医師は、ペットの診察を行った後、病院端末装置2のブラウザプログラムを立ち上げ、サーバ装置4の動物病院専用のウエブページにアクセスする(ステップS1)。この際、自らの病院ID(識別符号)およびパスワードを入力してログインを行う。
【0053】
サーバ装置4は、予めハードディスク53に記録されている病院ID・パスワードリスト(図示せず)を参照して、送られてきた病院ID、パスワードが正当であるかどうかを判断する。正当であれば、処方シート発行用の画面を病院端末装置2に送信する(ステップS11)。図5に、処方シート発行用の画面の例を示す。
【0054】
処方シート発行用の画面を受信した病院端末装置2は、これをディスプレイ32において表示する(ステップS2)。獣医師または獣医師の指示を受けた従業員は、このディスプレイ32に表示された処方シート発行用の画面を見ながら、マウス/キーボード36を操作して、ペットフードの商品名、処方シートの処方有効期限、ペットオーナー名、ペット名、ペットの種類、年齢、体重、特約店名などを入力し、送信ボタン80をクリックする。これにより、ペットフードの商品名、処方シートの処方有効期限などのデータが、サーバ装置4に送信される(ステップS3)。
【0055】
サーバ装置4は、これを受けて、ステップS11にて受信した病院IDと受付順の連続番号とを組み合わせた承認符号を生成する(ステップS12)。図6に、生成された承認符号の例を示す。なお、承認符号としては、さらに現在日時などを組み合わせて構成するようにしてもよい。いずれにしても、承認符号は、処方シート毎にユニークな符号となるように生成する必要がある。
【0056】
次に、サーバ装置4は、病院端末装置2から送られてきた病院IDと、ペットフードの商品名、処方シートの処方有効期限などに、生成した承認符号を付して、図7に示すような処方データを生成する(ステップS13)。なお、処方データには、当該病院がペットフードについて情報を提供してもらっている特約店名を併せて記録する。なお、特約店名はその都度指定してもよいし、予め定めておいてもよい。
【0057】
なお、ペットフード注文の際のアクセス先URLと承認符号を二次元バーコード(QRコード)化したイメージデータも併せて記録する。たとえば、承認符号をパラメータとして有するサーバ装置のペットオーナ用ウエブのURLを、QRコード化したものを記録する。生成された処方データは、ハードディスク53に記録される。さらに、サーバ装置4は、この処方データを、病院端末装置2に送信する(ステップS14)。
【0058】
処方データを受信した病院端末装置2は、処方データをハードディスク33に記録する。獣医師がマウス/キーボード36を操作して印刷命令を与えると、病院端末装置2は、処方データに基づく処方シートをプリンタ32aにて印刷する(ステップS4)。
【0059】
図8に、印刷された処方シートの例を示す。承認符号、製品名と発注単位、処方有効期限、ペットフード注文のためのアクセスURL、承認符号とURLが記述されたQRコードなどが印刷されている。獣医師は、印刷した処方シートをペットオーナーに渡す。以上のようにして、動物病院を訪れたペット(実質的にはペットオーナー)に対して、ペットフードの処方が行われる。
【0060】
4.ペットフード注文時
図9にペットフード注文時におけるユーザ端末プログラム78と、サーバプログラム58のフローチャートを示す。獣医師より処方シートを受け取ったペットオーナーは、自宅のユーザ端末装置6を用いて、サーバ装置4におけるペットオーナーのためのウエブページにアクセスする。具体的には、ブラウザプログラムを用いて、処方シートに記載されたアクセスURLを入力してアクセスする(ステップS21)。
【0061】
これを受けて、サーバ装置4は、ペットオーナーのための注文ログイン画面を送信する(ステップS31)。ユーザ端末装置6は、ディスプレイ72に注文ログイン画面を表示する(ステップS22)。ペットオーナーは、図10に示す注文ログイン画面を見て、処方シートに記されている承認符号を、マウス/キーボード76を用いて入力し、送信ボタン81をクリックする(ステップS23)。
【0062】
これを受けたサーバ装置4は、承認符号に基づいて、ハードディスク53に記録されている処方データ59を参照し、ペットオーナー名、製品名などを取得し、注文画面を生成して送信する(ステップS32)。ユーザ端末装置6は、注文画面をディスプレイ72に表示する。注文画面の例を、図11に示す。
【0063】
ペットオーナーは、注文画面を見ながら注文単位(何kg入りのものか)、注文個数、ペットオーナーの住所などを入力し、送信ボタン82を押す。これにより、注文単位、注文個数、住所などが、サーバ装置4に送信される(ステップS24)。これを受けたサーバ装置4は、承認符号に基づいて、処方データ59を参照し処方有効期限を取得する(ステップS33)。サーバ装置4は、CPU50に内蔵するカレンダー回路から現在日時を取得し、現在日時が処方有効期限内であるかどうかを判断する(ステップS34)。
【0064】
処方有効期限内であると判断すると、サーバ装置4は、注文確認画面を生成して送信する(ステップS35)。これを受けたユーザ端末装置6は、製品名、注文個数、住所などが示された注文確認画面をディスプレイ72に表示する(ステップS25)。ペットオーナーは、注文確認画面の注文ボタンをクリックして注文を確定する(ステップS26)。
【0065】
サーバ装置4は、注文確定を受けて、製品名、注文単位、注文個数、住所などに基づいて、商品の出荷と配送の指示を行う(ステップS36)。出荷や配送を管理するコンピュータに対して上記情報を送信する。なお、この実施形態では、宅配便によってペットオーナーに商品を配送するようにしているので、宅配便のコンピュータに対して上記の配送指示を送信する。なお、注文単位、注文個数、注文日時などは、処方データに追加して記録される。また、住所については、予め病院端末装置2に記録をしておき、処方データの作成時にサーバ装置4に承認符号と対応付けて記録するようにしておけば、ペットオーナーが注文する段階で入力する必要はない。
【0066】
上記のようにして、ペットオーナーの自宅にペットフードが届けられることになる。
【0067】
また、ステップS34において処方有効期限内でないと判断すると、サーバ装置4は、処方データ59中の病院名を取得し、当該病院への来院を促すメッセージをユーザ端末装置6に送信する(ステップS37)。ユーザ端末装置6は、これを受けてディスプレイ72に来院を促すメッセージを表示する。
【0068】
上記のようにして、処方シートの処方有効期限が切れた後にペットフードを注文した場合、動物病院への来院が促されることになる。
【0069】
5.入金処理時
図12に入金処理時における配送業者プログラム98と、サーバプログラム58のフローチャートを示す。配送業者は、ペットオーナーの自宅にペットフードを配送した際に、代金を代理で受け取る(代引き)。代金の受け取りは、クレジットカードによる決済や銀行振り込みなどでもよい。そして、配送業者は、配送業者端末装置8を使って、サーバ装置4に対して、配送したペットフードの承認符号と入金金額を送信する(ステップS41)。
【0070】
これを受けたサーバ装置4は、処方データを参照し、承認符号に基づいて病院名、特約店名を取得する(ステップS51)。サーバ装置4は、予め記録しておいた病院、特約店の振込先情報を読み出し、これを配送業者端末装置8に送信する(ステップS52)。また、この際、当該病院、特約店について定められている分配情報も併せて送信する(ステップS52)。分配情報とは、入金額の何%(分配比率)を病院、特約店に分配するかを示す情報である。
【0071】
配送業者端末装置8は、受信した分配情報に基づいて、入金金額を病院、特約店に分配する。分配した金額を、振込先情報にしたがって振り込み依頼を行う(ステップS42)。この実施形態では、ステップS42が分配手段に対応している。
【0072】
以上のようにして、承認符号をキーとして、入金金額の分配を行うことができる。
【0073】
6.その他の実施形態
上記実施形態では、病院端末装置2やユーザ端末装置6の例としてPCをあげている。しかし、携帯電話装置や通信機能のあるPDA(携帯情報端末)などを用いることができる。ペットオーナーは、自宅以外の場所からでも注文を行うことができる。
【0074】
上記実施形態では、サーバ装置4から処方データを送信し、病院端末装置2において処方シートを印刷するようにしている。しかし、サーバ装置4から、病院端末装置2を介して、あるいは直接、ユーザ端末装置6である携帯電話装置、PC、PDAなどに対して処方データを送信するようにしてもよい。この場合、ペットオーナーは、携帯電話装置、PC、PDAなどに記録されたURLを用いてサーバ装置4にアクセスして注文を行う。
【0075】
上記実施形態では、ペットフード注文時に、URLを入力してサーバ装置4にアクセスした(ステップS21参照)。しかし、ユーザ端末装置6が携帯電話装置などQRコード読み取り装置を備えている場合には、処方シートに印刷されたQRコードを読み取ってサーバ装置4にアクセスするようにしてもよい。この際、QRコードには、承認符号がパラメータとして含まれているので、サーバ装置4からは注文ログイン画面を経ずに注文画面を送信することができる。
【0076】
また、サーバ装置4から病院やペットオーナーの自宅に設置してあるファクシミリ装置に対して、処方シートを送信するようにしてもよい。
【0077】
さらに、ペットオーナーがペットフードを注文する際に、承認符号を記載した注文書をファクシミリなどで販売業者(メーカ)に送信し、受信したファクシミリに基づいて販売業者がサーバ装置2に注文内容を入力するようにしてもよい。
【0078】
上記実施形態では、ペットオーナーは、処方有効期限内であれば何回でも注文できるようになっている。しかし、処方データに処方有効期限内に購入すべきペットフードの数量を含めるようにしてもよい。サーバ装置4は、処方有効期限内に当該数量を超えて注文があった場合には警告をユーザ端末装置6に送り返し、来院を勧めるようにしてもよい。
【0079】
図13に、消費スケジュールと警告との関係を示す。図13Aは、処方シートに示された処方有効期限内に2袋のペットフードが消費されることが想定されている。かかる分量の想定は、獣医師が決定して入力し、処方データに含めることが好ましい。
【0080】
図13Aにおいて、サーバ装置4は、ユーザ端末装置6から注文を受けると、1袋ごとの消費終了期日(消費スケジュール)を算出する。獣医師が消費スケジュールをコントロールしている場合であれば、注文のあった日時に配送必要日数を加えて算出される想定配送日から、処方データに含まれる処方有効期限までの日数を、処方有効期限内に想定されている消費標準数量(図13Aでは2袋)で割ることにより、1袋当たりの消費日数を算出することができる。サーバ装置4は、想定配送日に1袋当たりの消費日数を加え、1袋の消費終了期限を算出する(消費期限算出手段)。さらに、1袋の消費終了期限から配送必要日数を引いて、警告基準日を決定する(警告基準日算出手段)。
【0081】
サーバ装置4は、警告基準日において、次の注文(2袋目の注文)がなければ、注文を促すメッセージをユーザ端末装置6に送信する(注文伺送信手段)。これにより、ペットオーナーは、ペットフードの適切な注文時期を知ることができる。あるいは、注文を促すメッセージを病院端末装置2に送信する。この場合、病院端末装置2からユーザ端末装置6に対して、メッセージを送るかどうかは獣医師の判断によることになる。獣医師がメッセージを送るべきであると判断した場合には、ユーザ端末装置6に対して、自らの名前により注文を促すメッセージを送ることができる。
【0082】
なお、上記では、警告基準日は、消費終了期限から配送必要日数を引いた日時としたが、これより数日の余裕を持って警告基準日を設定するようにしてもよい。
【0083】
上記実施形態では、1袋ごとの消費終了期限を処方シートの処方有効期限と消費予定数量とに基づいて算出している。しかし、処方有効期限とは関係なく、ペットの種類、年齢、ペットフードの種類、注文単位の組み合わせ毎に1袋の消費基準日数をサーバ装置に予め記録しておき、これに基づいて、1袋毎の消費終了期限を算出するようにしてもよい。
【0084】
また、図13Bに示すように、上記の警告基準日よりも著しく早く(所定日数以上早すぎる場合)次の注文がユーザ端末装置6から送られてきた場合には、注文のペースが速すぎる旨をメッセージとしてユーザ端末装置6に送信するようにしてもよい。
【0085】
さらに、サーバ装置4は、消費終了期限になると、消費量の目安をユーザ端末装置6に送信するようにしてもよい。たとえば、「今日現在で1袋のペットフードを消費していればスケジュールどおりです」などというお知らせを送信し、消費量についての目安を知らせるようにしてもよい。
【0086】
上記実施形態では、配送業者端末装置8によって分配処理と振り込み処理を行っている(ステップS42参照)。しかし、サーバ装置4によってこの処理を行うようにしてもよい。
【技術分野】
【0001】
この発明は獣医師の処方に基づくペットフードの配送と金銭決済を効率化するペットフード配送システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
病気になったペットに対し、獣医師の指導の下、食事療法がなされている。たとえば、肥満のため足の関節に負担が大きく問題となっている犬などに対し、獣医師が適切な減量食を指定し、これをペットオーナーが購入してペットに与えるということがなされている。減量食は、たとえば、通常の総合栄養食よりもカロリーを減らし繊維質を増やしたようなペットフードである。
【0003】
また、尿結石のペットに対し、マグネシウムの配合を調整したペットフードを与えることもある。
【0004】
これら食事療法のためのペットフードは、特別療法食と呼ばれており、薬とともに、あるいは単独で与えられる。特別療法食は医薬品ではないため、獣医師の処方箋がないと購入できないというものではない。
【0005】
薬に関しては、病院と薬局との連携のもと、処方箋を電子的に生成して患者の利便性を高めたシステムが開示されている(たとえば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特表2003−530650
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、ペットオーナーが自らの判断で特別療法食を購入しペットに与えた場合、ペットの健康に影響を与えるおそれがある。したがって、ペットオーナーの利便性を損なうことなく、特別療法食を含むペットフードについて、獣医師の指導を強化する仕組み作りが望まれている。
【0008】
また、薬の処方箋に関しては、特許文献1のようなシステムが提案されているが、必ず処方箋が必要である医薬についてのシステムを必ずしも処方箋が必須ではないペットフードにそのまま適用すると、ペットオーナーの利便性が損なわれることになる。
【0009】
この発明は、獣医師ならびにペットオーナーにとって利便性が高く、ペットに対して適切なペットフードの与え方を実現することが可能なシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)この発明に係るペットフード配送システムは、
病院端末装置は、
病院または医師の処方元識別符号をサーバ装置に送信する識別符号送信手段と、入力された少なくともペットフード製品名、処方有効期限、ユーザ名を含む処方内容情報を前記サーバ装置に送信する処方内容情報送信手段と、前記サーバ装置から送信されてくる処方データを受信する処方データ受信手段と、受信した処方データを出力する処方データ出力手段とを備えており、
前記サーバ装置は、
処方データを記録するための記録部と、病院端末装置から送信されてきた処方元識別符号を受信する識別符号受信手段と、病院端末装置から送信されてきた前記処方内容情報を受信する処方内容情報受信手段と、受信した処方元識別符号、処方内容情報と、生成した承認符号とに基づいて、処方データを生成して記録部に記録する処方データ生成手段と、生成した処方データをユーザ端末装置または病院端末装置に送信する送信手段とを備えており、
前記ユーザ端末装置は、
注文数量と、前記処方データに含まれる承認符号を含む注文をサーバ装置に送信する注文データ送信手段を備えており、
前記サーバ装置は、
前記ユーザ端末装置から承認符号を含む注文を受信し、記録された処方データを参照し、当該承認符号に対応する処方有効期限を取得する処方有効期限取得手段と、
現在日時が、前記取得した処方有効期限内であるかどうかを判断する処方有効期限判断手段と、現在日時が処方有効期限内であると判断した場合には、前記承認符号を有する処方データに基づいて、ペットフードの配送指示を行う配送指示手段と、現在日時が処方有効期限内でないと判断した場合には、前記承認符号を有する処方データ中の病院名に基づいて、当該病院への来院を促すメッセージを送信する来院メッセージ送信手段とを備えており、
前記ユーザ端末装置は、
来院メッセージ送信手段からの来院を促すメッセージを受信する来院メッセージ受信手段を備え、
前記サーバ装置は、
前記ペットフードの販売に対する入金があった旨の入金情報を前記承認符号とともに受信する入金情報受信手段と、前記記録部に記録された前記処方データを参照し、前記承認符号に対応する病院名、特約店名を取得し、前記入金情報に基づく入金額の当該病院、特約店に対する分配比率を取得する分配比率取得手段とを備えている。
【0011】
したがって、処方シートの処方有効期限内であれば何度でも注文を行うことができる利便性があり、処方有効期限を過ぎての注文に対しては来院を促すメッセージを発して、獣医師の適切な関与を促すことができる。さらに、ペットフードの売り上げ入金について、承認符号をキーとして病院、特約店に分配を行うことができる。
【0012】
(2)この発明に係るサーバ装置は、ユーザ端末装置および病院端末装置とともにペットフード配送システムを構成するためのサーバ装置であって、
処方データを記録するための記録部と、病院端末装置から送信されてきた処方元識別符号を受信する識別符号受信手段と、病院端末装置から送信されてきた前記処方内容情報を受信する処方内容情報受信手段と、受信した処方元識別符号、処方内容情報と、生成した承認符号とに基づいて、処方データを生成して記録部に記録する処方データ生成手段と、生成した処方データを前記ユーザ端末装置または病院端末装置に送信する送信手段と、前記ユーザ端末装置から承認符号を含む注文を受信し、記録された処方データを参照し、当該承認符号に対応する処方有効期限を取得する処方有効期限取得手段と、現在日時が、前記取得した処方有効期限内であるかどうかを判断する処方有効期限判断手段と、現在日時が処方有効期限内であると判断した場合には、前記承認符号を有する処方データに基づいて、ペットフードの配送指示を行う配送指示手段と、現在日時が処方有効期限内でないと判断した場合には、前記承認符号を有する処方データ中の病院名に基づいて、当該病院への来院を促すメッセージを送信する来院メッセージ送信手段とを備えている。
【0013】
したがって、処方シートの処方有効期限内であれば何度でも注文を行うことができる利便性があり、処方有効期限を過ぎての注文に対しては来院を促すメッセージを発して、獣医師の適切な関与を促すことができる。
【0014】
(3)この発明に係るサーバ装置は、前記ペットフードの販売に対する入金があった旨の入金情報を前記承認符号とともに受信する入金情報受信手段と、前記記録部に記録された前記処方データを参照し、前記承認符号に対応する病院名、特約店名を取得し、前記入金情報に基づく入金額を当該病院、特約店に対し所定の比率にて分配し、送金処理を行う分配手段とを備えている。
【0015】
したがって、ペットフードの売り上げ入金について、承認符号をキーとして病院、特約店に分配を行うことができる。
【0016】
(4)この発明に係るサーバ装置は、前記処方データには、前記処方有効期限内における消費標準数量が獣医師の指定によって含まれており、前記処方有効期限および前記消費標準数量に基づいて、1単位当たりの消費期限を算出する消費期限算出手段と、当該消費期限に配送必要日数を考慮して警告基準日を算出する警告基準日算出手段と、警告基準日において、次の注文を受信していない場合には、前記ユーザ端末装置に対し注文伺を送信する注文伺送信手段とを備えている。
【0017】
したがって、想定された消費スケジュールによる注文のタイミングが遅れた場合には、注文伺をユーザ端末装置に送信して、ユーザに注意喚起をすることができる。
【0018】
(5)この発明に係るサーバ装置は、前記記録部に記録された前記処方データを参照し、前記ユーザ端末装置からの注文に含まれる承認符号に対応する、ペットの種類と体重を取得するペット詳細取得手段と、ペット詳細取得手段によって取得されたペットの種類と体重と、注文日時に基づいて、1単位当たりの消費期限を算出する消費期限算出手段と、当該消費期限に配送必要日数を考慮して警告基準日を算出する警告基準日算出手段と、警告基準日において、次の注文を受信していない場合には、前記ユーザ端末装置に対し注文伺を送信する注文伺送信手段とを備えている。
【0019】
したがって、想定された消費スケジュールによる注文のタイミングが遅れた場合には、注文伺をユーザ端末装置に送信して、ユーザに注意喚起をすることができる。
【0020】
「識別符号送信手段」は、実施形態においては、図4のステップS1がこれに対応する。
【0021】
「処方内容情報送信手段」は、実施形態においては、図4のステップS3がこれに対応する。
【0022】
「処方データ受信手段」は、実施形態においては、図4のステップS14により送信されてくる処方データを受信する処理を行うCPUがこれに対応する。
【0023】
「処方データ出力手段」は、実施形態においては、図4のステップS4がこれに対応する。
【0024】
「識別符号受信手段」は、実施形態においては、図4のステップS1により送信されてくる識別IDを受信する処理を行うCPUがこれに対応する。
【0025】
「処方内容情報受信手段」は、実施形態においては、図4のステップS3により送信されてくる処方内容を受信する処理を行うCPUがこれに対応する。
【0026】
「処方データ生成手段」は、実施形態においては、図4のステップS13がこれに対応する。
【0027】
「送信手段」は、実施形態においては、図4のステップS14がこれに対応する。
【0028】
「注文データ送信手段」は、実施形態においては、図9のステップS24がこれに対応する。
【0029】
「処方有効期限取得手段」は、実施形態においては、図9のステップS33がこれに対応する。
【0030】
「処方有効期限判断手段」は、実施形態においては、図9のステップS34がこれに対応する。
【0031】
「配送指示手段」は、実施形態においては、図9のステップS36がこれに対応する。
【0032】
「来院メッセージ送信手段」は、実施形態においては、図9のステップS37がこれに対応する。
【0033】
「来院メッセージ受信手段」は、実施形態においては、図9のステップS37により送信されてくる来院メッセージを受信する処理を行うCPUがこれに対応する。
【0034】
「入金情報受信手段」は、実施形態においては、図12のステップS41により送信されてくる入金情報を受信する処理を行うCPUがこれに対応する。
【0035】
「分配比率取得手段」は、実施形態においては、図12のステップS52がこれに対応する。
【0036】
「プログラム」とは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】この発明の一実施形態によるペットフード配送システムの機能ブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態によるペットフード配送システムの全体構成図である。
【図3】この発明の一実施形態によるペットフード配送システムにおける病院端末装置2、サーバ装置4、ユーザ端末装置6、配送業者端末装置8のハードウエア構成を示す図である。
【図4】処方シート発行時における、病院端末プログラム38とサーバプログラム58のフローチャートである。
【図5】処方シート発行画面の例である。
【図6】承認符号の例である。
【図7】処方データの例である。
【図8】処方シートの例である。
【図9】ペットフード注文時における、ユーザ端末プログラム78とサーバプログラム58のフローチャートである。
【図10】注文ログイン画面の例である。
【図11】注文画面の例である。
【図12】入金処理時における、配送業者端末プログラム98とサーバプログラム58のフローチャートである。
【図13】消費スケジュールと、警告との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
1.機能ブロック図
図1に、この発明の一実施形態によるペットフード配送システムの機能ブロック図を示す。このシステムは、病院端末装置2、サーバ装置4、ユーザ端末装置6を備えて構成されている。病院端末装置2の識別符号送信手段20は、病院識別符号または獣医師識別符号を伴って、サーバ装置4にアクセスする。さらに、病院端末装置2の処方内容情報送信手段21は、ペットフード製品名、処方有効期限(当該処方シートに基づいてペットフードを購入できる期限)、ユーザ名などの処方内容情報をサーバ装置4に送信する。
【0039】
サーバ装置4の識別符号受信手段40は、送られてきた識別符号を受信する。また、処方内容情報受信手段41は、送られてきた処方内容情報を受信する。サーバ装置4の処方データ生成手段42は、承認符号を生成し、生成した承認符号と受信された識別符号と処方内容情報とに基づいて、処方データを生成し、記録部43に記録する。
【0040】
サーバ装置4の送信手段44は、記録部43に記録された処方データを、病院端末装置2に送信する。病院端末装置2の処方データ受信手段22は、処方データを受信する。病院端末装置2の処方データ出力手段23は、処方データを紙に印刷し、処方シートとして出力する。あるいは、処方データとして出力する。
【0041】
出力された処方シートは、ユーザに渡される。処方シートを受け取ったユーザは、自宅などにあるユーザ端末装置6から、サーバ装置4にアクセスし、処方シートに記述された承認符号を含むペットフードの注文を入力する。入力された注文は、注文データ送信手段60によってサーバ装置4に送信される。
【0042】
サーバ装置4の処方有効期限取得手段45は、注文に含まれる承認符号に基づいて、記録部43に記録されている処方データを特定し、当該処方データに記述されている処方有効期限を取得する。処方有効期限判断手段46は、現在日時が取得した処方有効期限内であるかどうかを判断する。配送指示手段47は、現在日時が処方有効期限内であれば、当該処方データに基づいてペットフードの配送指示を行う。したがって、ペットオーナーであるユーザは、自宅のユーザ端末装置6からペットフードの発注を行うことができる。
【0043】
来院メッセージ送信手段48は、現在日時が処方有効期限内でないと判断した場合には、当該処方データ中の病院名に基づいて、当該病院への来院を促すメッセージを、ユーザ端末装置6に送信する。
【0044】
ユーザ端末装置6の来院メッセージ受信手段61は、来院を促すメッセージを受信する。ユーザ端末装置6は、このメッセージを表示する。
【0045】
以上のようにして、ペットオーナーであるユーザは、処方シートに記述された承認符号を用いてサーバ装置にアクセスすることにより、自宅にいながら獣医師の指導によるペットフードを注文することができる。また、処方有効期限内であれば複数回の注文が可能であり、ペットフードの注文のためだけに獣医師の診察を受けなければならないという煩わしさもない。さらに、処方有効期限を過ぎてから注文を行うと、指導を受けている獣医師の病院に来院するよう促すメッセージが出力される。したがって、ペットオーナーの利便性を提供しつつ、獣医師による指導を強化することができる。
【0046】
2.ハードウエア構成
図2に、一実施形態によるペットフード配送システムの全体構成を示す。病院端末装置2、サーバ装置4、ユーザ端末装置6、配送業者端末装置8が、インターネット9を介して互いに通信可能に接続されている。
【0047】
図3に、上記システムにおけるサーバ装置4のハードウエア構成を示す。CPU50には、メモリ51、ディスプレイ52、プリンタ52a、ハードディスク53、CD−ROMドライブ54、通信回路55、マウス/キーボード56が接続されている。ハードディスク53には、オペレーティングシステム(たとえばマイクロソフト社のWINDOWS(商標))57、サーバプログラム58、処方データ59などが記録される。サーバプログラム58は、オペレーティングシステム57と協働してその機能を発揮する。オペレーティングシステム57、サーバプログラム58は、CD−ROM54aに記録されていたものを、CD−ROMドライブ54を介して、インストールしたものである。通信回路55は、インターネットを介して通信を行うためのものである。
【0048】
病院端末装置2、ユーザ端末装置6、配送業者端末装置8のハードウエア構成も、図2のサーバ装置と同様である。ただし、病院端末装置2のハードディスク33には、サーバプログラム58ではなく、病院端末プログラム38が記録されている。病院端末装置2は、CPU30、メモリ31、ディスプレイ32、プリンタ32a、ハードディスク33、CD−ROMドライブ34、通信回路35、マウス/キーボード36を備えている。
【0049】
また、ユーザ端末装置6のハードディスク73には、サーバプログラム58ではなく、ユーザ端末プログラム78が記録されている。ユーザ端末装置6は、CPU70、メモリ71、ディスプレイ72、プリンタ72a、ハードディスク73、CD−ROMドライブ74、通信回路75、マウス/キーボード76を備えている。
【0050】
また、配送業者端末装置8のハードディスク93には、サーバプログラム58ではなく、配送業者端末プログラム98が記録されている。配送業者端末装置8は、CPU90、メモリ91、ディスプレイ92、プリンタ92a、ハードディスク93、CD−ROMドライブ94、通信回路95、マウス/キーボード96を備えている。
【0051】
3.処方シート発行時
図4に、処方シート発行時における、病院端末プログラム38のフローチャートと、サーバプログラム58のフローチャートを示す。
【0052】
獣医師は、ペットの診察を行った後、病院端末装置2のブラウザプログラムを立ち上げ、サーバ装置4の動物病院専用のウエブページにアクセスする(ステップS1)。この際、自らの病院ID(識別符号)およびパスワードを入力してログインを行う。
【0053】
サーバ装置4は、予めハードディスク53に記録されている病院ID・パスワードリスト(図示せず)を参照して、送られてきた病院ID、パスワードが正当であるかどうかを判断する。正当であれば、処方シート発行用の画面を病院端末装置2に送信する(ステップS11)。図5に、処方シート発行用の画面の例を示す。
【0054】
処方シート発行用の画面を受信した病院端末装置2は、これをディスプレイ32において表示する(ステップS2)。獣医師または獣医師の指示を受けた従業員は、このディスプレイ32に表示された処方シート発行用の画面を見ながら、マウス/キーボード36を操作して、ペットフードの商品名、処方シートの処方有効期限、ペットオーナー名、ペット名、ペットの種類、年齢、体重、特約店名などを入力し、送信ボタン80をクリックする。これにより、ペットフードの商品名、処方シートの処方有効期限などのデータが、サーバ装置4に送信される(ステップS3)。
【0055】
サーバ装置4は、これを受けて、ステップS11にて受信した病院IDと受付順の連続番号とを組み合わせた承認符号を生成する(ステップS12)。図6に、生成された承認符号の例を示す。なお、承認符号としては、さらに現在日時などを組み合わせて構成するようにしてもよい。いずれにしても、承認符号は、処方シート毎にユニークな符号となるように生成する必要がある。
【0056】
次に、サーバ装置4は、病院端末装置2から送られてきた病院IDと、ペットフードの商品名、処方シートの処方有効期限などに、生成した承認符号を付して、図7に示すような処方データを生成する(ステップS13)。なお、処方データには、当該病院がペットフードについて情報を提供してもらっている特約店名を併せて記録する。なお、特約店名はその都度指定してもよいし、予め定めておいてもよい。
【0057】
なお、ペットフード注文の際のアクセス先URLと承認符号を二次元バーコード(QRコード)化したイメージデータも併せて記録する。たとえば、承認符号をパラメータとして有するサーバ装置のペットオーナ用ウエブのURLを、QRコード化したものを記録する。生成された処方データは、ハードディスク53に記録される。さらに、サーバ装置4は、この処方データを、病院端末装置2に送信する(ステップS14)。
【0058】
処方データを受信した病院端末装置2は、処方データをハードディスク33に記録する。獣医師がマウス/キーボード36を操作して印刷命令を与えると、病院端末装置2は、処方データに基づく処方シートをプリンタ32aにて印刷する(ステップS4)。
【0059】
図8に、印刷された処方シートの例を示す。承認符号、製品名と発注単位、処方有効期限、ペットフード注文のためのアクセスURL、承認符号とURLが記述されたQRコードなどが印刷されている。獣医師は、印刷した処方シートをペットオーナーに渡す。以上のようにして、動物病院を訪れたペット(実質的にはペットオーナー)に対して、ペットフードの処方が行われる。
【0060】
4.ペットフード注文時
図9にペットフード注文時におけるユーザ端末プログラム78と、サーバプログラム58のフローチャートを示す。獣医師より処方シートを受け取ったペットオーナーは、自宅のユーザ端末装置6を用いて、サーバ装置4におけるペットオーナーのためのウエブページにアクセスする。具体的には、ブラウザプログラムを用いて、処方シートに記載されたアクセスURLを入力してアクセスする(ステップS21)。
【0061】
これを受けて、サーバ装置4は、ペットオーナーのための注文ログイン画面を送信する(ステップS31)。ユーザ端末装置6は、ディスプレイ72に注文ログイン画面を表示する(ステップS22)。ペットオーナーは、図10に示す注文ログイン画面を見て、処方シートに記されている承認符号を、マウス/キーボード76を用いて入力し、送信ボタン81をクリックする(ステップS23)。
【0062】
これを受けたサーバ装置4は、承認符号に基づいて、ハードディスク53に記録されている処方データ59を参照し、ペットオーナー名、製品名などを取得し、注文画面を生成して送信する(ステップS32)。ユーザ端末装置6は、注文画面をディスプレイ72に表示する。注文画面の例を、図11に示す。
【0063】
ペットオーナーは、注文画面を見ながら注文単位(何kg入りのものか)、注文個数、ペットオーナーの住所などを入力し、送信ボタン82を押す。これにより、注文単位、注文個数、住所などが、サーバ装置4に送信される(ステップS24)。これを受けたサーバ装置4は、承認符号に基づいて、処方データ59を参照し処方有効期限を取得する(ステップS33)。サーバ装置4は、CPU50に内蔵するカレンダー回路から現在日時を取得し、現在日時が処方有効期限内であるかどうかを判断する(ステップS34)。
【0064】
処方有効期限内であると判断すると、サーバ装置4は、注文確認画面を生成して送信する(ステップS35)。これを受けたユーザ端末装置6は、製品名、注文個数、住所などが示された注文確認画面をディスプレイ72に表示する(ステップS25)。ペットオーナーは、注文確認画面の注文ボタンをクリックして注文を確定する(ステップS26)。
【0065】
サーバ装置4は、注文確定を受けて、製品名、注文単位、注文個数、住所などに基づいて、商品の出荷と配送の指示を行う(ステップS36)。出荷や配送を管理するコンピュータに対して上記情報を送信する。なお、この実施形態では、宅配便によってペットオーナーに商品を配送するようにしているので、宅配便のコンピュータに対して上記の配送指示を送信する。なお、注文単位、注文個数、注文日時などは、処方データに追加して記録される。また、住所については、予め病院端末装置2に記録をしておき、処方データの作成時にサーバ装置4に承認符号と対応付けて記録するようにしておけば、ペットオーナーが注文する段階で入力する必要はない。
【0066】
上記のようにして、ペットオーナーの自宅にペットフードが届けられることになる。
【0067】
また、ステップS34において処方有効期限内でないと判断すると、サーバ装置4は、処方データ59中の病院名を取得し、当該病院への来院を促すメッセージをユーザ端末装置6に送信する(ステップS37)。ユーザ端末装置6は、これを受けてディスプレイ72に来院を促すメッセージを表示する。
【0068】
上記のようにして、処方シートの処方有効期限が切れた後にペットフードを注文した場合、動物病院への来院が促されることになる。
【0069】
5.入金処理時
図12に入金処理時における配送業者プログラム98と、サーバプログラム58のフローチャートを示す。配送業者は、ペットオーナーの自宅にペットフードを配送した際に、代金を代理で受け取る(代引き)。代金の受け取りは、クレジットカードによる決済や銀行振り込みなどでもよい。そして、配送業者は、配送業者端末装置8を使って、サーバ装置4に対して、配送したペットフードの承認符号と入金金額を送信する(ステップS41)。
【0070】
これを受けたサーバ装置4は、処方データを参照し、承認符号に基づいて病院名、特約店名を取得する(ステップS51)。サーバ装置4は、予め記録しておいた病院、特約店の振込先情報を読み出し、これを配送業者端末装置8に送信する(ステップS52)。また、この際、当該病院、特約店について定められている分配情報も併せて送信する(ステップS52)。分配情報とは、入金額の何%(分配比率)を病院、特約店に分配するかを示す情報である。
【0071】
配送業者端末装置8は、受信した分配情報に基づいて、入金金額を病院、特約店に分配する。分配した金額を、振込先情報にしたがって振り込み依頼を行う(ステップS42)。この実施形態では、ステップS42が分配手段に対応している。
【0072】
以上のようにして、承認符号をキーとして、入金金額の分配を行うことができる。
【0073】
6.その他の実施形態
上記実施形態では、病院端末装置2やユーザ端末装置6の例としてPCをあげている。しかし、携帯電話装置や通信機能のあるPDA(携帯情報端末)などを用いることができる。ペットオーナーは、自宅以外の場所からでも注文を行うことができる。
【0074】
上記実施形態では、サーバ装置4から処方データを送信し、病院端末装置2において処方シートを印刷するようにしている。しかし、サーバ装置4から、病院端末装置2を介して、あるいは直接、ユーザ端末装置6である携帯電話装置、PC、PDAなどに対して処方データを送信するようにしてもよい。この場合、ペットオーナーは、携帯電話装置、PC、PDAなどに記録されたURLを用いてサーバ装置4にアクセスして注文を行う。
【0075】
上記実施形態では、ペットフード注文時に、URLを入力してサーバ装置4にアクセスした(ステップS21参照)。しかし、ユーザ端末装置6が携帯電話装置などQRコード読み取り装置を備えている場合には、処方シートに印刷されたQRコードを読み取ってサーバ装置4にアクセスするようにしてもよい。この際、QRコードには、承認符号がパラメータとして含まれているので、サーバ装置4からは注文ログイン画面を経ずに注文画面を送信することができる。
【0076】
また、サーバ装置4から病院やペットオーナーの自宅に設置してあるファクシミリ装置に対して、処方シートを送信するようにしてもよい。
【0077】
さらに、ペットオーナーがペットフードを注文する際に、承認符号を記載した注文書をファクシミリなどで販売業者(メーカ)に送信し、受信したファクシミリに基づいて販売業者がサーバ装置2に注文内容を入力するようにしてもよい。
【0078】
上記実施形態では、ペットオーナーは、処方有効期限内であれば何回でも注文できるようになっている。しかし、処方データに処方有効期限内に購入すべきペットフードの数量を含めるようにしてもよい。サーバ装置4は、処方有効期限内に当該数量を超えて注文があった場合には警告をユーザ端末装置6に送り返し、来院を勧めるようにしてもよい。
【0079】
図13に、消費スケジュールと警告との関係を示す。図13Aは、処方シートに示された処方有効期限内に2袋のペットフードが消費されることが想定されている。かかる分量の想定は、獣医師が決定して入力し、処方データに含めることが好ましい。
【0080】
図13Aにおいて、サーバ装置4は、ユーザ端末装置6から注文を受けると、1袋ごとの消費終了期日(消費スケジュール)を算出する。獣医師が消費スケジュールをコントロールしている場合であれば、注文のあった日時に配送必要日数を加えて算出される想定配送日から、処方データに含まれる処方有効期限までの日数を、処方有効期限内に想定されている消費標準数量(図13Aでは2袋)で割ることにより、1袋当たりの消費日数を算出することができる。サーバ装置4は、想定配送日に1袋当たりの消費日数を加え、1袋の消費終了期限を算出する(消費期限算出手段)。さらに、1袋の消費終了期限から配送必要日数を引いて、警告基準日を決定する(警告基準日算出手段)。
【0081】
サーバ装置4は、警告基準日において、次の注文(2袋目の注文)がなければ、注文を促すメッセージをユーザ端末装置6に送信する(注文伺送信手段)。これにより、ペットオーナーは、ペットフードの適切な注文時期を知ることができる。あるいは、注文を促すメッセージを病院端末装置2に送信する。この場合、病院端末装置2からユーザ端末装置6に対して、メッセージを送るかどうかは獣医師の判断によることになる。獣医師がメッセージを送るべきであると判断した場合には、ユーザ端末装置6に対して、自らの名前により注文を促すメッセージを送ることができる。
【0082】
なお、上記では、警告基準日は、消費終了期限から配送必要日数を引いた日時としたが、これより数日の余裕を持って警告基準日を設定するようにしてもよい。
【0083】
上記実施形態では、1袋ごとの消費終了期限を処方シートの処方有効期限と消費予定数量とに基づいて算出している。しかし、処方有効期限とは関係なく、ペットの種類、年齢、ペットフードの種類、注文単位の組み合わせ毎に1袋の消費基準日数をサーバ装置に予め記録しておき、これに基づいて、1袋毎の消費終了期限を算出するようにしてもよい。
【0084】
また、図13Bに示すように、上記の警告基準日よりも著しく早く(所定日数以上早すぎる場合)次の注文がユーザ端末装置6から送られてきた場合には、注文のペースが速すぎる旨をメッセージとしてユーザ端末装置6に送信するようにしてもよい。
【0085】
さらに、サーバ装置4は、消費終了期限になると、消費量の目安をユーザ端末装置6に送信するようにしてもよい。たとえば、「今日現在で1袋のペットフードを消費していればスケジュールどおりです」などというお知らせを送信し、消費量についての目安を知らせるようにしてもよい。
【0086】
上記実施形態では、配送業者端末装置8によって分配処理と振り込み処理を行っている(ステップS42参照)。しかし、サーバ装置4によってこの処理を行うようにしてもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
病院端末装置とユーザ端末装置とサーバ装置とを備えたペットフード配送システムであって、
前記病院端末装置は、
病院または医師の処方元識別符号を前記サーバ装置に送信する識別符号送信手段と、
入力された少なくともペットフード製品名、処方有効期限、ユーザ名を含む処方内容情報を前記サーバ装置に送信する処方内容情報送信手段と、
前記サーバ装置から送信されてくる処方データを受信する処方データ受信手段と、
受信した処方データを出力する処方データ出力手段と、
を備えており、
前記サーバ装置は、
処方データを記録するための記録部と、
病院端末装置から送信されてきた処方元識別符号を受信する識別符号受信手段と、
病院端末装置から送信されてきた前記処方内容情報を受信する処方内容情報受信手段と、
受信した処方元識別符号、処方内容情報と、生成した承認符号とに基づいて、処方データを生成して記録部に記録する処方データ生成手段と、
生成した処方データを前記ユーザ端末装置または病院端末装置に送信する送信手段と、
を備えており、
前記ユーザ端末装置は、
注文数量と、前記処方データに含まれる承認符号を含む注文をサーバ装置に送信する注文データ送信手段を備えており、
前記サーバ装置は、
前記ユーザ端末装置から承認符号を含む注文を受信し、記録された処方データを参照し、当該承認符号に対応する処方有効期限を取得する処方有効期限取得手段と、
現在日時が、前記取得した処方有効期限内であるかどうかを判断する処方有効期限判断手段と、
現在日時が処方有効期限内であると判断した場合には、前記承認符号を有する処方データに基づいて、ペットフードの配送指示を行う配送指示手段と、
現在日時が処方有効期限内でないと判断した場合には、前記承認符号を有する処方データ中の病院名に基づいて、当該病院への来院を促すメッセージを送信する来院メッセージ送信手段と、
を備えており、
前記ユーザ端末装置は、
来院メッセージ送信手段からの来院を促すメッセージを受信する来院メッセージ受信手段を備え、
前記サーバ装置は、
前記ペットフードの販売に対する入金があった旨の入金情報を前記承認符号とともに受信する入金情報受信手段と、
前記記録部に記録された前記処方データを参照し、前記承認符号に対応する病院名、特約店名を取得し、前記入金情報に基づく入金額の当該病院、特約店に対する分配比率を取得する分配比率取得手段と、
を備えたペットフード配送システム。
【請求項2】
ユーザ端末装置および病院端末装置とともにペットフード配送システムを構成するためのサーバ装置であって、
処方データを記録するための記録部と、
病院端末装置から送信されてきた処方元識別符号を受信する識別符号受信手段と、
病院端末装置から送信されてきた処方内容情報を受信する処方内容情報受信手段と、
受信した処方元識別符号、処方内容情報と、生成した承認符号とに基づいて、処方データを生成して記録部に記録する処方データ生成手段と、
生成した処方データを前記ユーザ端末装置または病院端末装置に送信する送信手段と、
前記ユーザ端末装置から承認符号を含む注文を受信し、記録された処方データを参照し、当該承認符号に対応する処方有効期限を取得する処方有効期限取得手段と、
現在日時が、前記取得した処方有効期限内であるかどうかを判断する処方有効期限判断手段と、
現在日時が処方有効期限内であると判断した場合には、前記承認符号を有する処方データに基づいて、ペットフードの配送指示を行う配送指示手段と、
現在日時が処方有効期限内でないと判断した場合には、前記承認符号を有する処方データ中の病院名に基づいて、当該病院への来院を促すメッセージを送信する来院メッセージ送信手段と、
を備えたサーバ装置。
【請求項3】
請求項2のサーバ装置において、
前記ペットフードの販売に対する入金があった旨の入金情報を前記承認符号とともに受信する入金情報受信手段と、
前記記録部に記録された前記処方データを参照し、前記承認符号に対応する病院名、特約店名を取得し、前記入金情報に基づく入金額の当該病院、特約店に対する分配比率を取得する分配比率取得手段と、
を備えたサーバ装置。
【請求項4】
請求項2または3のサーバ装置において、
前記処方データには、前記処方有効期限内における消費標準数量が獣医師の指定によって含まれており、
前記処方有効期限および前記消費標準数量に基づいて、1単位当たりの消費期限を算出する消費期限算出手段と、
当該消費期限に配送必要日数を考慮して警告基準日を算出する警告基準日算出手段と、
警告基準日において、次の注文を受信していない場合には、前記ユーザ端末装置に対し注文伺を送信する注文伺送信手段と、
を備えたサーバ装置。
【請求項5】
請求項2または3のサーバ装置において、
前記記録部に記録された前記処方データを参照し、前記ユーザ端末装置からの注文に含まれる承認符号に対応する、ペットの種類と体重を取得するペット詳細取得手段と、
ペット詳細取得手段によって取得されたペットの種類と体重と、注文日時に基づいて、1単位当たりの消費期限を算出する消費期限算出手段と、
当該消費期限に配送必要日数を考慮して警告基準日を算出する警告基準日算出手段と、
警告基準日において、次の注文を受信していない場合には、前記ユーザ端末装置に対し注文伺を送信する注文伺送信手段と、
を備えたサーバ装置。
【請求項6】
ユーザ端末装置および病院端末装置とともにペットフード配送システムを構成するためのサーバ装置を、処方データを記録するための記録部を有するコンピュータによって実現するためのサーバプログラムであって、
前記コンピュータを
病院端末装置から送信されてきた処方元識別符号を受信する識別符号受信手段と、
病院端末装置から送信されてきた処方内容情報を受信する処方内容情報受信手段と、
受信した処方元識別符号、処方内容情報と、生成した承認符号とに基づいて、処方データを生成して記録部に記録する処方データ生成手段と、
生成した処方データを前記ユーザ端末装置または病院端末装置に送信する送信手段と、
前記ユーザ端末装置から承認符号を含む注文を受信し、記録された処方データを参照し、当該承認符号に対応する処方有効期限を取得する処方有効期限取得手段と、
現在日時が、前記取得した処方有効期限内であるかどうかを判断する処方有効期限判断手段と、
現在日時が処方有効期限内であると判断した場合には、前記承認符号を有する処方データに基づいて、ペットフードの配送指示を行う配送指示手段と、
現在日時が処方有効期限内でないと判断した場合には、前記承認符号を有する処方データ中の病院名に基づいて、当該病院への来院を促すメッセージを送信する来院メッセージ送信手段と、
して機能させるためのサーバプログラム。
【請求項7】
請求項6のサーバプログラムにおいて、
前記サーバプログラムは、コンピュータを、さらに
前記ペットフードの販売に対する入金があった旨の入金情報を前記承認符号とともに受信する入金情報受信手段と、
前記記録部に記録された前記処方データを参照し、前記承認符号に対応する病院名、特約店名を取得し、前記入金情報に基づく入金額の当該病院、特約店に対する分配比率を取得する分配比率取得手段と、
して機能させることを特徴とするサーバプログラム。
【請求項8】
請求項6または7のサーバプログラムにおいて、
前記処方内容データには、前記処方有効期限内における消費標準数量が獣医師の指定によって含まれており、
前記サーバプログラムは、コンピュータを、さらに
前記処方有効期限および前記消費標準数量に基づいて、1単位当たりの消費期限を算出する消費期限算出手段と、
当該消費期限に配送必要日数を考慮して警告基準日を算出する警告基準日算出手段と、
警告基準日において、次の注文を受信していない場合には、前記ユーザ端末装置に対し注文伺を送信する注文伺送信手段と、
して機能させることを特徴とするサーバプログラム。
【請求項9】
請求項6〜8のいずれかのサーバプログラムにおいて、
前記サーバプログラムは、コンピュータを、さらに
前記記録部に記録された前記処方データを参照し、前記端末装置からの注文に含まれる承認番号に対応する、ペットの種類と体重を取得するペット詳細取得手段と、
ペット詳細取得手段によって取得されたペットの種類と体重と、注文日時に基づいて、1単位当たりの消費期限を算出する消費期限算出手段と、
警告基準日において、次の注文を受信していない場合には、前記ユーザ端末装置に対し注文伺を送信する注文伺送信手段と、
して機能させることを特徴とするサーバプログラム。
【請求項1】
病院端末装置とユーザ端末装置とサーバ装置とを備えたペットフード配送システムであって、
前記病院端末装置は、
病院または医師の処方元識別符号を前記サーバ装置に送信する識別符号送信手段と、
入力された少なくともペットフード製品名、処方有効期限、ユーザ名を含む処方内容情報を前記サーバ装置に送信する処方内容情報送信手段と、
前記サーバ装置から送信されてくる処方データを受信する処方データ受信手段と、
受信した処方データを出力する処方データ出力手段と、
を備えており、
前記サーバ装置は、
処方データを記録するための記録部と、
病院端末装置から送信されてきた処方元識別符号を受信する識別符号受信手段と、
病院端末装置から送信されてきた前記処方内容情報を受信する処方内容情報受信手段と、
受信した処方元識別符号、処方内容情報と、生成した承認符号とに基づいて、処方データを生成して記録部に記録する処方データ生成手段と、
生成した処方データを前記ユーザ端末装置または病院端末装置に送信する送信手段と、
を備えており、
前記ユーザ端末装置は、
注文数量と、前記処方データに含まれる承認符号を含む注文をサーバ装置に送信する注文データ送信手段を備えており、
前記サーバ装置は、
前記ユーザ端末装置から承認符号を含む注文を受信し、記録された処方データを参照し、当該承認符号に対応する処方有効期限を取得する処方有効期限取得手段と、
現在日時が、前記取得した処方有効期限内であるかどうかを判断する処方有効期限判断手段と、
現在日時が処方有効期限内であると判断した場合には、前記承認符号を有する処方データに基づいて、ペットフードの配送指示を行う配送指示手段と、
現在日時が処方有効期限内でないと判断した場合には、前記承認符号を有する処方データ中の病院名に基づいて、当該病院への来院を促すメッセージを送信する来院メッセージ送信手段と、
を備えており、
前記ユーザ端末装置は、
来院メッセージ送信手段からの来院を促すメッセージを受信する来院メッセージ受信手段を備え、
前記サーバ装置は、
前記ペットフードの販売に対する入金があった旨の入金情報を前記承認符号とともに受信する入金情報受信手段と、
前記記録部に記録された前記処方データを参照し、前記承認符号に対応する病院名、特約店名を取得し、前記入金情報に基づく入金額の当該病院、特約店に対する分配比率を取得する分配比率取得手段と、
を備えたペットフード配送システム。
【請求項2】
ユーザ端末装置および病院端末装置とともにペットフード配送システムを構成するためのサーバ装置であって、
処方データを記録するための記録部と、
病院端末装置から送信されてきた処方元識別符号を受信する識別符号受信手段と、
病院端末装置から送信されてきた処方内容情報を受信する処方内容情報受信手段と、
受信した処方元識別符号、処方内容情報と、生成した承認符号とに基づいて、処方データを生成して記録部に記録する処方データ生成手段と、
生成した処方データを前記ユーザ端末装置または病院端末装置に送信する送信手段と、
前記ユーザ端末装置から承認符号を含む注文を受信し、記録された処方データを参照し、当該承認符号に対応する処方有効期限を取得する処方有効期限取得手段と、
現在日時が、前記取得した処方有効期限内であるかどうかを判断する処方有効期限判断手段と、
現在日時が処方有効期限内であると判断した場合には、前記承認符号を有する処方データに基づいて、ペットフードの配送指示を行う配送指示手段と、
現在日時が処方有効期限内でないと判断した場合には、前記承認符号を有する処方データ中の病院名に基づいて、当該病院への来院を促すメッセージを送信する来院メッセージ送信手段と、
を備えたサーバ装置。
【請求項3】
請求項2のサーバ装置において、
前記ペットフードの販売に対する入金があった旨の入金情報を前記承認符号とともに受信する入金情報受信手段と、
前記記録部に記録された前記処方データを参照し、前記承認符号に対応する病院名、特約店名を取得し、前記入金情報に基づく入金額の当該病院、特約店に対する分配比率を取得する分配比率取得手段と、
を備えたサーバ装置。
【請求項4】
請求項2または3のサーバ装置において、
前記処方データには、前記処方有効期限内における消費標準数量が獣医師の指定によって含まれており、
前記処方有効期限および前記消費標準数量に基づいて、1単位当たりの消費期限を算出する消費期限算出手段と、
当該消費期限に配送必要日数を考慮して警告基準日を算出する警告基準日算出手段と、
警告基準日において、次の注文を受信していない場合には、前記ユーザ端末装置に対し注文伺を送信する注文伺送信手段と、
を備えたサーバ装置。
【請求項5】
請求項2または3のサーバ装置において、
前記記録部に記録された前記処方データを参照し、前記ユーザ端末装置からの注文に含まれる承認符号に対応する、ペットの種類と体重を取得するペット詳細取得手段と、
ペット詳細取得手段によって取得されたペットの種類と体重と、注文日時に基づいて、1単位当たりの消費期限を算出する消費期限算出手段と、
当該消費期限に配送必要日数を考慮して警告基準日を算出する警告基準日算出手段と、
警告基準日において、次の注文を受信していない場合には、前記ユーザ端末装置に対し注文伺を送信する注文伺送信手段と、
を備えたサーバ装置。
【請求項6】
ユーザ端末装置および病院端末装置とともにペットフード配送システムを構成するためのサーバ装置を、処方データを記録するための記録部を有するコンピュータによって実現するためのサーバプログラムであって、
前記コンピュータを
病院端末装置から送信されてきた処方元識別符号を受信する識別符号受信手段と、
病院端末装置から送信されてきた処方内容情報を受信する処方内容情報受信手段と、
受信した処方元識別符号、処方内容情報と、生成した承認符号とに基づいて、処方データを生成して記録部に記録する処方データ生成手段と、
生成した処方データを前記ユーザ端末装置または病院端末装置に送信する送信手段と、
前記ユーザ端末装置から承認符号を含む注文を受信し、記録された処方データを参照し、当該承認符号に対応する処方有効期限を取得する処方有効期限取得手段と、
現在日時が、前記取得した処方有効期限内であるかどうかを判断する処方有効期限判断手段と、
現在日時が処方有効期限内であると判断した場合には、前記承認符号を有する処方データに基づいて、ペットフードの配送指示を行う配送指示手段と、
現在日時が処方有効期限内でないと判断した場合には、前記承認符号を有する処方データ中の病院名に基づいて、当該病院への来院を促すメッセージを送信する来院メッセージ送信手段と、
して機能させるためのサーバプログラム。
【請求項7】
請求項6のサーバプログラムにおいて、
前記サーバプログラムは、コンピュータを、さらに
前記ペットフードの販売に対する入金があった旨の入金情報を前記承認符号とともに受信する入金情報受信手段と、
前記記録部に記録された前記処方データを参照し、前記承認符号に対応する病院名、特約店名を取得し、前記入金情報に基づく入金額の当該病院、特約店に対する分配比率を取得する分配比率取得手段と、
して機能させることを特徴とするサーバプログラム。
【請求項8】
請求項6または7のサーバプログラムにおいて、
前記処方内容データには、前記処方有効期限内における消費標準数量が獣医師の指定によって含まれており、
前記サーバプログラムは、コンピュータを、さらに
前記処方有効期限および前記消費標準数量に基づいて、1単位当たりの消費期限を算出する消費期限算出手段と、
当該消費期限に配送必要日数を考慮して警告基準日を算出する警告基準日算出手段と、
警告基準日において、次の注文を受信していない場合には、前記ユーザ端末装置に対し注文伺を送信する注文伺送信手段と、
して機能させることを特徴とするサーバプログラム。
【請求項9】
請求項6〜8のいずれかのサーバプログラムにおいて、
前記サーバプログラムは、コンピュータを、さらに
前記記録部に記録された前記処方データを参照し、前記端末装置からの注文に含まれる承認番号に対応する、ペットの種類と体重を取得するペット詳細取得手段と、
ペット詳細取得手段によって取得されたペットの種類と体重と、注文日時に基づいて、1単位当たりの消費期限を算出する消費期限算出手段と、
警告基準日において、次の注文を受信していない場合には、前記ユーザ端末装置に対し注文伺を送信する注文伺送信手段と、
して機能させることを特徴とするサーバプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2011−48820(P2011−48820A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−172135(P2010−172135)
【出願日】平成22年7月30日(2010.7.30)
【出願人】(000002912)大日本住友製薬株式会社 (332)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年7月30日(2010.7.30)
【出願人】(000002912)大日本住友製薬株式会社 (332)
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