説明

ペット用唾液分析システム

【課題】ペットの唾液を自然な状態で容易に採取してその成分を分析することができ、構成が簡単なペット用唾液分析システムを提供する。
【解決手段】ペットの玩具用に好適なボール形状を有し、ペットから唾液を採取して計測・分析する唾液計測・分析装置2と、唾液の採取現場に載置し、分析結果を表示する表示装置3から構成する。唾液計測・分析装置2をペットに銜えさせ、吸水性を有する外郭部材の唾液採取部21で唾液を採取して唾液成分計測部22まで浸潤させ、唾液センサにより唾液成分を計測する。データ処理部23において、計測した唾液成分を分析し、分析結果のデータを表示装置3に無線送信し、ディスプレイ31上に表示する。ペットの飼い主は、表示された分析結果データを正常値、或いは境界値と比較することで、ペットの健康状態を判断する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペットの健康管理を行うために、ペットの唾液を採取し、唾液中に含まれる成分を計測してその濃度を分析するペット用唾液分析システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、健康管理や疾病の状況を把握するため、生体情報を計測する生体情報計測装置が広く用いられている。生体情報計測装置として、例えば、家庭でも手軽に使用できるパーソナル血圧計がある。このパーソナル血圧計は、腕時計型に構成された生体情報計測装置を手首に装着し、ベルトホルダに配置されている磁気センサで磁界を形成して、血液中に含まれる鉄分(ヘモグロビン)が血流によって変化することを検出するものである(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような生体情報計測装置は、物事を考えて行動する人間を対象としたものであって、計測データを取得することは比較的容易であるが、ペットなど動物に適用することは著しく困難である。
【0004】
また、猫用の白血病ウイルス診断用に用いられる唾液試験用プローブも提案されている(特許文献2)。
【0005】
【特許文献1】特開2001−112725号公報
【特許文献2】特開昭63−263468号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一般的に、動物は静止させることが難しく、唾液を採取するのが困難である。特許文献2の方法では、プローブによる唾液試験にであるためペットにストレスがかかるという問題があった。
ところで、飼い主が飼育する犬や猫等のペットは、その飼い主により健康管理がなされる。そこで、自然な状態で日常生活を送る中で生体情報を容易に計測することのできる生体情報計測装置、例えば、ペットの唾液を採取してその成分を分析することにより、ペットの健康状態やストレスを計測する生体情報計測装置の実用化が望まれている。
図6は、犬の唾液を採取する例を示すものであるが、犬Bを動かないように捕捉した状態で、唾液採取装置7を用いて予め規定された量の唾液を一時的に採取し、採取した唾液を別途設置された不図示の分析装置によって分析するものである。
【0007】
しかしながら、この例では、犬Bの口を強引にこじ開けて唾液採取装置7を口の中に差し入れなければならず、犬Bに無用のストレスを与えることとなる。また、唾液を採取できたとしても、自然に近い状態での採取ではなく、データの信憑性に欠ける懸念がある。更に、犬Bに唾液採取の度に苦痛を強いることから、定期的に唾液を採取することは困難である。また、採取した唾液は、別の場所に設置された分析装置によって分析するので、構成が複雑になるという課題がある。
【0008】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ペットにストレスを与えることなくペットの唾液を自然な状態で容易に採取し、その成分を迅速に分析することができ、かつ、構成が簡単なペット用唾液分析システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明のペット用唾液分析システムは、ペットの唾液を採取して、その成分を分析するペット用唾液分析システムであって、前記唾液を採取して、その唾液成分を計測し、計測した前記唾液成分を分析する唾液採取・分析装置と、分析した前記唾液成分を表示する表示装置と、を有するものである。
【0010】
この構成により、唾液採取・分析装置でペットの唾液を採取・計測し、唾液成分を分析して、分析結果のデータを表示装置に表示することができるので、ペットの健康状態を容易に把握することが可能となる。また、データを唾液採取・分析装置に保持しておく必要がなく、システムの構成が簡単になる。
【0011】
また、本発明は、上記のペット用唾液分析システムにおいて、前記唾液採取・分析装置は、多孔質部材からなり、前記唾液を浸潤可能な外郭部と、前記外郭部の内側にあって、浸潤した前記唾液の成分を計測する唾液計測部と、前記外郭部の内側にあって、計測した前記唾液の成分を分析する唾液成分分析部と、を有するものを含む。
【0012】
この構成により、唾液採取・分析装置の外郭部をペットに噛ませることでペットの唾液を容易に採取できるので、ペットにストレスを与えることがない。また、採取した唾液の成分を唾液計測部で計測し、唾液成分分析部で分析することができるので、ペットの健康状態を把握することが容易となる。
【0013】
更に、本発明は、上記のペット用唾液分析システムにおいて、前記唾液採取・分析装置と、前記表示装置は、それぞれ独立して設けられるものを含む。
【0014】
この構成により、表示装置を独立して設けることで、唾液採取・分析装置を小型に構成することができ、唾液の採取に際してペットにかかる負担を少なくできる。また、全ての構成要素を一体化して極端な小型化を図る必要がないので、汎用部材を使用することができ、コストを低く抑えることが可能となる。
【0015】
また、本発明は、上記のペット用唾液分析システムにおいて、前記唾液採取・分析装置は、有線通信手段を備え、前記有線通信手段を介して、分析した前記唾液成分のデータを前記表示装置に伝送するものも含む。
【0016】
この構成により、唾液の採取、計測及び分析が終了してから、ケーブルを接続することでデータを表示装置に送ることができるので、唾液採取・分析装置を小型に構成することができ、唾液の採取に際してペットにかかる負担を少なくできる。
【0017】
また、本発明は、上記のペット用唾液分析システムにおいて、前記唾液採取・分析装置は、無線通信手段を備え、前記無線通信手段を介して、分析した前記唾液成分のデータを前記表示装置に伝送するものも含まれる。
【0018】
この構成により、採取、計測、分析したペットの唾液成分を無線通信によって直ちに表示装置に伝送して表示することができ、ペットの健康状態及びストレス状態を随時、かつ、容易に把握することが可能となる。
【0019】
また、本発明は、上記のペット用唾液分析システムにおいて、前記外郭部は、着脱自在であるものを含む。
【0020】
この構成により、唾液の採取あるいは分析が終わった後に、外郭部を取り外して洗浄することができるので、衛生面で優れるとともに、次回の唾液採取に際して不純物が入り込むことがなく、データの精度が向上する。
【0021】
また、本発明は、上記のペット用唾液分析システムにおいて、前記外郭部はボール形状に形成されているものを含む。
【0022】
この構成により、ボール状に形成された唾液採取・分析装置を玩具又は食餌と間違えてペットが噛み付く際に、唾液を採取して分析することが可能であり、ペットにストレスを与えることなくペットの健康状態を容易に把握することができる。
【0023】
また、本発明は、上記のペット用唾液分析システムにおいて、前記外殻部は、弾性材料で構成されたものを含む。
【0024】
この構成により、ボール状に形成された唾液採取・分析装置を玩具又は食餌と間違えてペットが噛み付く際に、弾性材料の持つ触感でより効率よく唾液を採取して分析することが可能であり、ペットにストレスを与えることなくペットの健康状態を容易に把握することができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、ペットの唾液を自然な状態で容易に採取し、その成分を迅速に分析することができ、かつ、構成が簡単なペット用唾液分析システムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0027】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るペット用唾液分析システムの概略構成を示す図であり、(a)は、唾液計測・分析装置の概略構成を示す断面図、(b)は、表示装置の外観を示す正面図である。
【0028】
図1において、本実施の形態のペット用唾液分析システム1は、ペットから唾液を採取して分析する唾液計測・分析装置2と、唾液の採取現場に載置され、唾液の分析結果を表示する表示装置3を有して構成される。
【0029】
唾液計測・分析装置2は、犬の玩具用に好適なボール形状をしており、唾液を採取する唾液採取部21と、採取した唾液の成分を計測する唾液成分計測部22と、唾液の成分を分析してそのデータを表示装置3に送信するデータ処理部23と、データ処理部23を唾液から防水するための防水カバー24を有する構成である。なお、この唾液計測・分析装置2は、ボール形状に限らず、多面体或いは円柱状、その他の形状であってもよい。また、外面の一部が発光するものであったり、色が変化するものであってもよい。
【0030】
唾液採取部21は、例えば、吸水性を有する連泡ポリウレタンフォーム等多孔質樹脂の外郭部材からなり、これを犬が咥えた際に唾液を吸収し、吸収した唾液を唾液成分計測部22まで浸潤させる。この唾液採取部21は、着脱自在に構成され、唾液の計測が終わった後に取り外して洗浄することができる。これにより、次回の唾液の採取に際して、ごみや不純物が入り込むことがないので、唾液成分の計測および分析に際して誤差が少なくなる。また、衛生的であり、取り扱いが容易である。
【0031】
なお、唾液採取部21を構成する材料は、連泡ポリウレタンフォームに限ることなく、例えば、多数の穴があり、少なくとも一部が貫通穴であるシリコンゴム等の弾性体、或いは、多孔質のセラミックスやアルミニウム等の焼結体を使用することができる。また、壊れにくく、又は一部が壊れてペットがそれを誤って飲み込んでも、身体に害が少ない材料であることが望ましい。また連泡ポリウレタンフォームは弾性体であることで、咥えたときの触感でより唾液の分泌を促進し、採取を容易にすることができる。
【0032】
唾液成分計測部22は、唾液採取部21から浸潤した唾液中の成分を検出するものであり、成分に応じた電気信号を出力する、例えば、抗原−抗体反応を利用したバイオセンサが用いられる。
【0033】
データ処理部23は、主としてマイコンから構成され、アンテナおよび電池を内蔵する。唾液成分計測部22から出力される電気信号を入力として唾液成分の濃度を分析し、分析結果のデータを微弱電波によるブルートゥース等の近距離無線通信によって表示装置3に送信する。
【0034】
防水カバー24は、例えば、シリコンゴム等の樹脂で構成され、データ処理部23を囲繞することにより、採取した唾液から防水するものである。
【0035】
表示装置3は、液晶ディスプレイ31を備えて構成され、データ処理部23から無線で送信された唾液成分の分析データを液晶ディスプレイ31上に表示する。
【0036】
なお、このデータ処理部23に代えて、唾液成分計測部22から出力される唾液成分データの電気信号を、ブルートゥース等の近距離無線通信によって表示装置3に送信する構成としてもよい。これにより、唾液計測・分析装置2に計測した唾液成分のデータを保持しておく必要がなく、装置の構成が簡単になる。
【0037】
この場合は、図2に示すように、表示装置3と一体化した唾液成分分析装置4を設け、データ処理部23から送信された唾液成分のデータを分析して、分析結果を表示装置3のディスプレイ31において表示する。
【0038】
次に、以上のように構成した本発明の実施の形態1に係るペット用唾液分析システムの動作について説明する。
【0039】
飼い主は、自分の飼う犬の健康状態を把握するに当たり、まず、唾液計測・分析装置2を犬の前に転がす。すると、犬は唾液計測・分析装置2を食餌と間違えて噛みついたり、或いは玩具と間違え、咥えて振り廻したり、転がして遊ぶ。図3は、犬Aが唾液計測・分析装置2を咥えた状態を示す図である。
【0040】
図3に示すように、犬Aが唾液計測・分析装置2を咥えると、口腔内の分泌腺から唾液が浸出する。浸出した唾液は、唾液採取部21に吸収され、浸潤して唾液成分計測部22に達する。すると、唾液成分計測部22のセンサによって、唾液中の成分(例えば、グルコースなど)が計測され、成分に応じた電気信号をデータ処理部23に出力する。
【0041】
データ処理部23は、データ処理部23から送られたデータに基づいて、唾液中に含まれる唾液成分の量や濃度などの定量分析を行い、分析結果のデータを無線信号に変換し、アンテナを介して表示装置3に向けて送信する。
【0042】
データ処理部23から送信された無線信号は表示装置3において受信され、採取した犬Aの唾液の分析結果データをディスプレイ31上に表示する。飼い主は表示された成分毎のデータを正常値、或いは境界値と比較することによって、犬Aの健康状態を判断する。
【0043】
以上説明したように、このような本発明の実施の形態1に係るペット用唾液分析システムによれば、ペットの玩具用に好適なボール形状をした唾液計測・分析装置をペットに咥えさせて、吸水性を有する外郭部材の唾液採取部で唾液を採取し、唾液成分計測部で唾液成分を計測する。データ処理部は、計測した唾液成分の濃度を分析し、分析結果のデータを無線送信して、表示装置で表示する。これにより、簡単な構成ながら、ペットの唾液を自然な状態で採取し、分析することが可能であり、犬の健康状態を容易に把握することができる。
【0044】
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2に係るペット用唾液分析システムの唾液計測・分析装置の概略構成を示す図である。なお、図1において示した実施の形態1における唾液計測・分析装置と同一の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
【0045】
図4において、本実施の形態の唾液計測・分析装置5は、唾液を採取する唾液採取部25と、採取した唾液の成分を計測する唾液成分計測部22と、計測した唾液の成分を分析する唾液成分分析部26と、分析した唾液成分のデータを表示装置3に送信するためのケーブルコネクタ27と、唾液成分分析部26を唾液から防水するための防水カバー24と、ケーブルコネクタ27をマスクする外郭カバー28を有する構成である。
【0046】
唾液採取部25は、外郭部材の一部にケーブルコネクタ27と表示装置3を接続するケーブルを挿入するための開口部251を有しており、その他の構成は、図1に示した実施の形態1における唾液採取部21と同じである。
【0047】
唾液成分分析部26は、主としてマイコン、メモリ及び電池から構成され、唾液成分計測部22から出力される電気信号を入力として唾液成分の分析を行い、分析結果のデータをメモリに記憶する。そして、ケーブルコネクタ27にケーブルが接続された際に、メモリから分析結果のデータを読み出して、表示装置3に送信する。
【0048】
ケーブルコネクタ27は、唾液成分の分析データを表示装置3に送信するケーブルを接続するものである。
【0049】
外郭カバー28は、本実施の形態の唾液計測・分析装置5を犬等のペットに咥えさせて唾液を採取する際に、唾液採取部25の開口部251を覆ってケーブルコネクタ27を唾液から保護するためのものであり、例えば、弾性材料であるシリコンゴムで構成されている。このように弾性材料を用いることにより、咥えたときの、触感でより唾液の採取がしやすくなる。
【0050】
次に、以上のように構成した実施の形態2に係るペット用唾液分析システムの動作について説明する。
【0051】
飼い主は、犬の現在の健康状態を把握しようとして、唾液計測・分析装置5を犬の前に転がす。すると、犬は唾液計測・分析装置5を玩具又は食餌と思って、噛んだり、咥えて振り廻したり、或いは転がす等して遊ぶ。
【0052】
図3に示すように、犬Aが唾液計測・分析装置5を咥えると、口腔内の分泌腺から唾液が浸出する。進出した唾液は、唾液採取部25に吸収され、浸潤して唾液成分計測部22に到達して唾液中の成分が計測され、成分に応じた電気信号を唾液成分分析部26に出力する。
【0053】
唾液成分分析部26は、犬Aの採取した唾液中に含まれる成分の量、又は濃度などの定量分析を行って、分析結果のデータを内蔵するメモリに記憶する。
【0054】
次いで、飼い主は犬Aの口から唾液計測・分析装置5を吐き出させ、外郭カバー28を取り外してケーブルを接続する。図5は、唾液計測・分析装置5と表示装置3をケーブル5に接続した状態を示す図である。
【0055】
図5において、唾液成分分析部26のメモリに記憶されていた唾液成分の分析データを、ケーブル6を介して表示装置3に伝送し、ディスプレイ31上に表示する。飼い主は表示された成分毎の唾液の分析データを見て、正常値または境界値と比較することで、犬Aの健康状態を判断する。
【0056】
以上説明したように、このような本発明の実施の形態2に係るペット用唾液分析システムによれば、ペットに咥えさせて唾液を採取する唾液計測・分析装置と、唾液の分析結果を表示する表示装置を別置きとすることで、ペットの健康状態を把握する際に、表示装置を持ち歩く必要がなく、簡単な構成ながら、ペットの唾液を自然な状態で採取するとともに、その成分を容易に分析することができる。
【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明のペット用唾液分析システムは、ペットの唾液を自然な状態で容易に採取し、その成分を迅速に分析することができ、かつ、構成が簡単である効果を有し、ペットの健康管理システム等に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の実施の形態1に係るペット用唾液分析システムを示す概略構成図
【図2】本発明の実施の形態に係るペット用唾液分析システムの他の表示装置の外観を示す正面図
【図3】本発明の実施の形態1に係るペット用唾液分析システムにおいて、犬が唾液計測・分析装置を銜えた状態を示す図
【図4】本発明の実施の形態2に係るペット用唾液分析システムにおいて、唾液計測・分析装置の概略構成を示す図
【図5】本発明の実施の形態2に係るペット用唾液分析システムにおいて、唾液計測・分析装置と表示装置をケーブルで接続した状態を示す図
【図6】犬の唾液を採取する従来の例を示す図
【符号の説明】
【0059】
1 ペット用唾液分析システム
2、5 唾液計測・分析装置
3 表示装置
4 唾液成分分析装置
21、25 唾液採取部
22 唾液成分計測部
23、26 データ処理部
27 ケーブルコネクタ
28 外郭カバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペットの唾液を採取して、その成分を分析するペット用唾液分析システムであって、
前記唾液を採取して、その唾液成分を計測し、計測した前記唾液成分を分析する唾液採取・分析装置と、
分析した前記唾液成分を表示する表示装置と、
を有するペット用唾液分析システム。
【請求項2】
請求項1に記載のペット用唾液分析システムであって、
前記唾液採取・分析装置は、
多孔質部材からなり、前記唾液を浸潤可能な外郭部と、
前記外郭部の内側にあって、浸潤した前記唾液の成分を計測する唾液計測部と、
前記外郭部の内側にあって、計測した前記唾液の成分を分析する唾液成分分析部と、
を有するペット用唾液分析システム。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のペット用唾液分析システムであって、
前記唾液採取・分析装置と、前記表示装置は、
それぞれ独立して設けられるペット用唾液分析システム。
【請求項4】
請求項3に記載のペット用唾液分析システムであって、
前記唾液採取・分析装置は、
有線通信手段を備え、
前記有線通信手段を介して、分析した前記唾液成分のデータを前記表示装置に伝送するペット用唾液分析システム。
【請求項5】
請求項3に記載のペット用唾液分析システムであって、
前記唾液採取・分析装置は、
無線通信手段を備え、
前記無線通信手段を介して、分析した前記唾液成分のデータを前記表示装置に伝送するペット用唾液分析システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−128110(P2009−128110A)
【公開日】平成21年6月11日(2009.6.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−301670(P2007−301670)
【出願日】平成19年11月21日(2007.11.21)
【出願人】(000005832)パナソニック電工株式会社 (17,916)
【Fターム(参考)】