説明

ペット用経口品提供システム

【課題】ペットフード、ペット用サプリメント、ペット用ハーブ、ペット用医薬品など複数種類のそれぞれ規定量の異なるペット用経口品を、飼い主を煩わすことなく、各ペットに合った種類、給餌量分、鮮度を保持した状態で継続的にペットに提供すること。
【解決手段】ペット用経口品の商品情報が予め登録されたサーバーマシンと、顧客がペットの個体情報を登録する手段と、顧客が購入を希望するペット用経口品を指定する手段と、前記商品情報と前記個体情報に基づいて顧客が指定したペット用経口品の一回分の給餌量と消費期間とを自動的に演算する手段を備えてなるペット用経口品提供システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ペット用経口品の提供システムに関し、特に、ペットフード、ペット用サプリメント、ペット用ハーブ、ペット用医薬品等の容量の異なる複数種類のペット用経口品を給餌する日数、ペットの種類、年齢等に合わせて選択し、反復継続的に購買可能なペット用経口品提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、犬等のペットの飼い主は、ペットフードを大袋で購入し、一回当たりの適量を計量してペットに与えていた。しかしながら、現在、ペットには主食としてのペットフードの他にペット用サプリメント、ペット用ハーブ、ペット用医薬品等を併せて与えることが多い。この場合、顧客であるペットの飼い主はペットフードの他、ペット用サプリメント等様々な種類の用法、給餌量が異なるペット用経口品を計量し、これをペットフードと共に与える必要があるため、ペットへの給餌が煩雑となり、また、ペットの種類、体型、年齢に見合った正確な量のペット用経口品を継続的に与えることは難しく、ペットへの給餌は飼い主の負担となっていた。また、大袋で購入したペット用経口品は鮮度を保つことが難しかった。
【特許文献1】特開2006−25605号特許公報
【特許文献2】特表2003−527694号特許公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで本願発明は、ペットフード、ペット用サプリメント、ペット用ハーブ、ペット用医薬品など複数種類のそれぞれ規定量の異なるペット用経口品を、飼い主を煩わすことなく、各ペットに合った種類、給餌量分、鮮度を保持した状態で継続的にペットに提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、本願発明は、コンピュータ読み取り可能なプログラムによって実行されるペット用経口品提供システムであって、ペット用経口品の商品情報が予め登録されたサーバーマシンと、顧客がペットの個体情報を登録する手段と、顧客が購入を希望するペット用経口品を指定する手段と、前記商品情報と前記個体情報に基づいて顧客が指定したペット用経口品の一回分の給餌量と消費期間とを自動的に演算する手段を備えてなることを特徴とする。
【0005】
コンピュータ読み取り可能なプログラムによって実行されるペット用経口品提供システムであって、ペット用経口品の商品情報が予め登録されたサーバーマシンと、顧客がペットの個体情報を登録する手段と、顧客が任意のペット用経口品と任意の消費期間を指定する手段と、該指定された消費期間に対応する前記ペット用経口品の量を前記商品情報と前記個体情報に基づいて自動的に演算し、演算結果に対応する量が包含された商品を推奨する手段を備えてなることを特徴とする。
【0006】
前記ペット用経口品の商品情報が少なくともペット用経口品の単位容量および用量を含み、前記ペットの個体情報がペットの種類、性別、年齢、健康状態、体重の中の少なくとも1つを含むことを特徴とする。
【0007】
前記ペット用経口品の商品情報がペット用経口品の単位容量、用量、用法、使用目的を含み、前記ペットの個体情報がペットの種類、性別、年齢、健康状態、体重を含むことを特徴とする。
【0008】
顧客が購入を希望するペット用経口品を複数種類指定する手段と、商品情報と個体情報に基づいて顧客が選択したペット用経口品群に属するそれぞれのペット用経口品の一回分の給餌量と消費期間を自動的に演算するとともに、顧客が選択したペット用経口品群中のペットフードの消費期間に対するペットフード以外のペット用経口品の消費期間の差を自動的に演算する手段を備えてなることを特徴とする。
【0009】
顧客が選択したペット用経口品群に属するペットフードの消費期間よりも前記ペットフード以外のペット用経口品の消費期間が大である単位容量を有するペットフード以外のペット用経口品を推奨する手段を備えてなることを特徴とする。
【0010】
顧客が購入したペット用経口品の消費期限を自動的に演算するとともにサーバーマシンに蓄積し、消費期日の到来を自動的に顧客および店舗に知らせる手段を備えてなることを特徴とする。
【0011】
顧客が登録した個体情報をサーバーマシンに蓄積し、ペットの年齢の増加および新たに登録される健康状態に従って、自動的にペットの年齢および健康状態にあったペット用経口品を選択し、前記選択されたペット用経口品を、既存の定期購入していたペット用経口品に追加または既存の定期購入していたペット用経口品と入れ替えに推奨する手段を備えてなることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明のペット用経口品提供システムは、ペット用経口品の商品情報が予め登録されたサーバーマシンと、顧客がペットの個体情報を登録する手段と、顧客が購入を希望するペット用経口品を指定する手段と、前記商品情報と前記個体情報に基づいて顧客が指定したペット用経口品の一回分の給餌量と消費期間とを自動的に演算する手段を備えてなることから、ペットの飼い主である顧客は必要に応じて通常通りのペット用経口品の購入作業をするだけで、それぞれのペットに応じた商品の各個体に応じた一回分の給餌量を一目で知ることができるとともに、一回分ずつの給餌量に分封されたペット用経口品を例えば在宅のまま簡単に注文し、これを受け取ることができる。したがって、飼い主は商品の仕分け、計量をする必要がなく、分封パックを開封して皿に盛るだけで給餌することができ、ペットは適量のペット用経口品を摂取することができる。また、店舗側も各ペットの一回分当たりの給餌量を簡単に知ることができるので容易に一回分ごとに分封された分封パックを作ることができる。ひいては、このようにペット用経口品を分封して提供することによりペット用経口品の鮮度が保たれ品質が劣化することがなく、ペットの健康増進に資する。
【0013】
ペット用経口品の商品情報が予め登録されたサーバーマシンと、顧客がペットの個体情報を登録する手段と、顧客が任意のペット用経口品と任意の消費期間を指定する手段と、該指定された消費期間に対応する前記ペット用経口品の量を前記商品情報と前記個体情報に基づいて自動的に演算し、演算結果に対応する量が包含された商品を推奨することで、通常通りのペット用経口品を購入作業をするだけで、自己の希望する消費期間分のペット用経口品を購入することができる。従って、ペット用経口品が余ることなく適量のペット用経口品を鮮度が保たれた状態で提供することが可能になる。
【0014】
さらに、顧客が購入を希望するペット用経口品を複数種類指定する手段と、商品情報と個体情報に基づいて顧客が選択したペット用経口品群に属するそれぞれのペット用経口品の一回分の給餌量と消費期間を自動的に演算するとともに、顧客が選択したペット用経口品群中のペットフードの消費期間に対するペットフード以外のペット用経口品の消費期間の差を自動的に演算する手段を備えてなることにより、ペットの飼い主である顧客は通常通り個別の商品を購入する作業中に、それぞれのペット用経口品の消費期間を知ることができ、特にペットフードの消費期間を軸にしてペットフード以外のペット用経口品を必要量購入することができる。
【0015】
さらには、顧客が選択したペット用経口品群に属するペットフードの消費期間よりも前記ペットフード以外のペット用経口品の消費期間が大となる単位容量を有するペットフード以外のペット用経口品を推奨する手段を備えてなることにより、ペットの飼い主である顧客は通常通り個別の商品を購入する作業中に、それぞれのペット用経口品の消費期間を知ることができ、特にペットフードの消費期間よりもペットフード以外のペット用経口品を多く購入することができる。従って、分封パックにしたときには全てのパックにペットフードとペットフード以外のペット用経口品が封入されていて、継続的に適当な種類、量の新鮮なペット用経口品を給餌することができる。
【0016】
顧客が購入したペット用経口品の消費期限を自動的に演算するとともにサーバーマシンに蓄積し、消費期日の到来を自動的に顧客および店舗に知らせる手段を備えてなることにより、顧客は継続的且つ容易にペット用経口品を購入することができる。店舗はあらかじめ消費期限が分かるので消費期限を見計らって顧客に連絡を取ることが可能で、例えば与えていたペット用経口品の効果を検証しその結果を次回の購入時の推奨商品の選択に反映させることができ、ペットの健康管理や体重管理に役立つ。さらには、店舗は消費期限の到来が近づいた商品を店舗に用意しておけばよく正確な在庫管理をすることが可能で、常時新鮮なペット用経口品の提供をすることができる。
【0017】
顧客が登録した個体情報をサーバーマシンに蓄積し、ペットの年齢の増加および新たに登録される健康状態に従って、自動的にペットの年齢および健康状態にあったペット用経口品を選択推奨し、前記選択されたペット用経口品を、既存の定期購入していたペット用経口品に追加または入れ替えに推奨する手段を備えてなることで、顧客は、ペットの年齢や体調に合わせたペット用経口品を購入することができる。
【0018】
さらには、これらの手段を複合的に組み合わせることにより顧客は、消費期間を重視した購入、単位容量での購入など、それぞれのスタイルに合った購入方法を選択することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
図1乃至図4は本発明係るペット用経口品提供システムの構成を示す概略図、図5乃至図13は本発明に係るペット用経口品提供システムにおいて顧客側のモニタ上に表示される画面の模式図である。
【0020】
本発明に係るペット用経口品提供システムの構成は、図1乃至図4に示すようにパソコン等の端末にインストールされたプログラムを実行することによりインターネット等の通信手段を介して実現されるペット用経口品提供システムであり、不図示のパソコン、モニタ、キーボード及びマウス等からなる顧客側入出力手段と、ペット用経口品の種類、単価等の商品情報、顧客により入力された個体情報、演算プログラム等のデータを蓄積するサーバーマシンと、不図示のパソコン、モニタ、キーボード及びマウス等からなる店舗側入出力手段からなる。
【0021】
本発明の第一の実施の形態は図1に示すように、ペットフード、ペット用サプリメント、ペット用ハーブ、ペット用医薬品等のペット用経口品の単位容量、用量、用法、使用目的等からなる商品情報が予め登録されたサーバーマシンと、ペットの飼い主である顧客がペットの種類、性別、年齢、健康状態、体重等の属性からなる個体情報を登録する手段と、顧客が購入を希望するペット用経口品を指定する手段と、前記商品情報と前記個体情報に基づいて顧客が指定したペット用経口品の一回分の給餌量と消費期間とを自動的に演算する手段を備えてなる。
【0022】
具体的には、店舗が予めペット用経口品の単位容量(例えば、商品一袋あたりの容量)、ペットの属性に応じた用量(例えば、あらかじめ獣医等が設定した、ペットの種類、年齢、体重等の属性別の適応給餌量)、用法(例えば、一日の給餌回数)、使用目的等の商品情報を店舗側入力手段によりサーバーマシンに登録しておく。次に、顧客はインターネット等の通信手段を介してサーバーマシンにアクセスしペットの種類、性別、年齢、健康状態、体重等の個体情報を登録する。さらに、顧客は購入を希望するペット用経口品を指定すると、サーバーマシンは自動的に商品情報及び個体情報に基づいて顧客が指定したペット用経口品のペットの個体に応じた一回分の給餌量と消費期間を演算し、この結果が顧客側モニタ上に表示されてペット用経口品は購買可能となる。さらに、店舗側は自動的に計算された一回分の給餌量の結果に従って、購入された商品を分封し、顧客に発送可能になっている。
【0023】
本発明の第二の実施の形態は図2に示すように、ペット用経口品の単位容量、用量、用法、使用目的等の商品情報が予め登録されたサーバーマシンと、顧客がペットの種類、性別、年齢、健康状態、体重等の個体情報を登録する手段と、顧客が任意のペット用経口品と任意の消費期間を指定する手段と、該指定された消費期間に対応する前記ペット用経口品の量を前記商品情報と前記個体情報に基づいて自動的に演算し、演算結果に対応する量が包含された商品を推奨する手段を備えてなる。
【0024】
具体的には、店舗が予めペット用経口品の単位容量、用量、用法、使用目的等の商品情報をサーバーマシンに登録しておく。次に、顧客はインターネット等の通信手段を介してサーバーマシンにアクセスしペットの種類、性別、年齢、健康状態、体重等の個体情報を登録する。さらに、顧客が購入を希望するペット用経口品を指定するとともに希望する消費期限を指定すると、サーバーマシンは該指定された消費期間に対応する前記ペット用経口品の量を前記商品情報と前記個体情報に基づいて自動的に演算する。そして、この演算結果に対応する量が包含された商品が登録された商品の中より選択されてモニタ上に表示され、顧客に購買可能となる。
【0025】
さらに、第三の実施の形態は、ペット用経口品がペットの主食としてのペットフードの他、ペット用サプリメント、ペット用ハーブ、ペット用医薬品等複数種類ある場合に、顧客が購入を希望するペット用経口品を複数種類指定する手段と、商品情報と個体情報に基づいて顧客が選択したペット用経口品群に属するそれぞれのペット用経口品の一回分の給餌量と消費期間を自動的に演算するとともに、顧客が選択したペット用経口品群中のペットフードの消費期間に対するペットフード以外のペット用経口品の消費期間の差を自動的に演算する手段を備えてなる。
【0026】
具体的には、店舗が予め複数種類のペット用経口品の単位容量、用量、用法、使用目的等の商品情報をサーバーマシンに登録しておく。次に、顧客はインターネット等の通信手段を介してサーバーマシンにアクセスしペットの種類、性別、年齢、健康状態、体重を等の個体情報を登録する。さらに、顧客は購入を希望するペット用経口品を複数種類指定すると、サーバーマシンは商品情報と個体情報に基づいて顧客が選択したペット用経口品群に属するそれぞれのペット用経口品のペットの個体に応じた一回分の給餌量と消費期間を自動的に演算する。そして、顧客が選択したペット用経口品群中ペットの主食としてのペットフードの消費期間に対するペットフード以外のペット用経口品の消費期間の差を自動的に演算し、この結果が顧客側モニタに表示される。さらに、店舗側は自動的に計算された一回分の給餌量に従って、購入された商品を分封し、顧客に発送するようになっている。従って顧客はペットの主食であるペットフードの消費期間に対するペットフード以外のペット用経口品の消費期間を知ることが可能となり、例えばペットフードの消費期間に他のペット用経口品の消費期間を合わせて購入できる。
【0027】
また、ペット用経口品が複数種類ある場合における第四の実施の形態は、顧客が選択したペット用経口品群に属するペットフードの消費期間よりも前記ペットフード以外のペット用経口品の消費期間が大である単位容量を有するペットフード以外のペット用経口品を推奨する手段をを備えてなる。
【0028】
顧客は購入を希望するペット用経口品を複数種類指定すると、サーバーマシンは商品情報と個体情報に基づいて顧客が選択したペット用経口品群に属するそれぞれのペット用経口品のペットの個体に応じた一回分の給餌量と消費期間を自動的に演算し、顧客が選択したペット用経口品群中のペットの主食としてのペットフードの消費期間に対するペットフード以外のペット用経口品の消費期間の差を自動的に演算する。そして、ペットフードの消費期間よりも前記ペットフード以外のペット用経口品の消費期間が大となるように前記ペットフード以外のペット経口品の量を自動的に演算して、同一種類の商品で消費期間が大である単位容量を有するペットフード以外のペット用経口品が選択され顧客側モニタ上に表示されて購買可能となる。さらに、店舗側は自動的に計算された一回分の給餌量に従って、購入された商品を分封し、顧客に発送するようになっている。従って、主食としてのペットフードよりペットフード以外のペット用経口品の量が多くなるため、店舗側が分封する全ての分封パックにペットフードとペット用経口品が含まれた分封パックを提供することができる。
【0029】
本発明の第五の実施の形態は、図3に示すように、顧客が購入したペット用経口品の消費期限を自動的に演算するとともにサーバーマシンに蓄積し、消費期日の到来を自動的に顧客および店舗に知らせる手段を備えてなる。
【0030】
具体的には、サーバーマシンが演算した消費期日が迫っている顧客がリストアップされ、該当する顧客には自動的に同一の商品または推奨される別の商品の次回購入を促す電子メールが配信される。また、店舗側モニタ上には消費期日が迫っている顧客のリストが自動的に表示され、これに基づき店舗スタッフが顧客に連絡を取る、さらにはこれらの結果に基づき在庫の調整を行う等の作業を行う。
【0031】
本発明の第六の実施の形態は、図4に示すように、顧客が登録した個体情報をサーバーマシンに蓄積し、ペットの年齢の増加および新たに登録される健康状態に従って、自動的にペットの年齢および健康状態にあったペット用経口品を選択推奨し、前記選択されたペット用経口品を、既存の定期購入していたペット用経口品と入れ替えに推奨する手段を備えてなる。
【0032】
具体的には、顧客が新規に登録した個体情報の日付とペットの年齢からサーバーマシンが自動的にペット年齢の増加を計算し、また顧客は新規に登録した情報の更新、修正が可能となっているので、顧客が新たに登録した体重の変化、体調の変化等ペットの健康状態に従って、例えばペットの年齢に適当なペットフードや健康状態に合ったサプリメント等を選択され、これが次回以降の商品群に追加または入れ替えに顧客側のモニタ上に表示される。さらには新たに選択された商品の情報を電子メールで配信し購入を促してもよい。
【0033】
尚、本実施の形態においてサーバーマシンに登録する商品情報、顧客が入力する個体情報の内容はこれ等に限られるものではない。
【0034】
次に顧客側のペット用経口品に購入の流れを、図5乃至図13に示す本発明のペット用経口品提供システムにおいてモニタ上に表示される画面の模式図に基づき各ステップを追って説明する。
【0035】
図5に示すステップ1(S1)の顧客モニタの画面には、商品名、商品情報等が表示されている。この商品を従来のように大袋のまま購入するには従来と同じように「カートに入れる」を選択すればよいが、大袋ではなく、また、複数種類のペット用経口品を購入しようとする場合には「かんたんパック」を選択しステップ2(S2)へと進む。
【0036】
ステップ1(S1)において「かんたんパック」を選択すると図6に示すステップ2(S2)の画面が表示され、それまでに選択した商品群の詳細が表示される。ステップ2(S2)おいてはペットフード、ペット用ハーブ、ペット用サプリメントを選択されていることがわかる。引き続き商品を追加したい場合には、「かんたんパック」を選択してステップ1に戻るが、必要な商品を選択し終えたら「犬情報を登録し、各商品の給餌量を計算」を選択しステップ3(S3)へと進む。
【0037】
ステップ2(S2)において「犬情報を登録し、各商品の給餌量を計算」を選択すると、図7に示すステップ3(S3)のペットの個体情報登録画面が表示される。この画面で顧客はペットの名前、種類、性別、誕生日、体重を入力し、「給餌量を計算」を選択しステップ4へと進む。
【0038】
ステップ3(S3)において「給餌量を計算」を選択するとサーバーマシンは演算をし、図8に示すステップ4(S4)の演算結果が表示される。図8に示すように、ペットフード、ペット用ハーブ、ペット用サプリメントの一回当たりの給餌量が算出され、この結果と購入商品の単位容量、一日当たりの給餌量、一日当たりの給餌回数等から、それぞれのペット用経口品の消費期間が計算される。さらにはペットフードに対するペットフード以外のペット用経口品の消費期間の差が計算される。この例においてはペットフードの消費期間に対して、ペット用サプリメントは消費期間が長いが、ペット用ハーブは消費期間が短いことが表示されている。顧客はこの分量のままでよい場合には、「この分量でかんたんパックにする」を選択して後述するステップ6(S6)へと進む。この場合には分封パックのうち25パックについてはペットフード、ペット用ハーブ、ペット用サプリメントの三種類が封入されているが、残りの25パックにはペットフードとペット用サプリメントの二種類が封入されているパックが提供される。一方、消費期間がペットフード<ペットフード以外のペット用経口品となるように変更したい場合には、「フード以外の商品の容量を変更し、フードと消費日数を揃える」を選択しステップ5(S5)へ進む。さらに、任意の消費日数を指定し単位容量での購入ではなく一日単位での購入をしたい場合には「任意の消費日数を指定」を選択し後述するステップ7(S7)へと進む。
【0039】
ステップ4(S4)において、「フード以外の商品の容量を変更し、フードと消費日数を揃える」を選択すると図9に示すように、ステップ5(S5)の画面が表示される。ステップ5では消費期間がペットフード<ペットフード以外のペット用経口品となるように自動的にペットフードに対する量が不足していた商品と同一内容で別の単位容量の商品を選択して表示する。この例においては、ペット用ハーブを50gの商品から、150gの商品に変更して表示したことがわかる。この内容でよければ「次へ」を選択しステップ6(S6)へと進む。
【0040】
ステップ4(S4)またはステップ5(S5)からステップ6(S6)を選択すると図10に示す画面が表示される。ステップ6は、登録した個体情報及び購入した商品の詳細を表示するとともに、購入した商品の単価と購入量から購入金額を計算し算出する。この内容でよい場合には「かんたんパックの注文を確定し、決済画面へ」を選択し決済をすると、購入した内容の複数種類のペット用経口品が一回分の給餌量ずつ分封されている分封パックが提供できるようになっている。
【0041】
一方、ステップ3(S3)において「任意の消費日数を指定」を選択した場合、図11に示すステップ7の画面が表示される。この画面で顧客は希望する消費日数を入力し、「決定」を選択してステップ8(S8)へと進む。
【0042】
図12に示すステップ8(S8)は、ペット用経口品の単位量とは無関係にステップ7において顧客が指定した消費日数に合わせてそれぞれのペット用経口品の給餌量を算出し、これを表示する。この例においては顧客は消費日数を30日と指定したので、30日分に該当するペット用経口品が表示されている。この内容でよければ、「次へ」を選択しステップ9(S9)へと進む。
【0043】
図13に示すステップ9(S9)は、登録した個体情報及び購入した商品の詳細を表示するとともに、購入した商品の単価と購入量から購入金額を計算し算出する。この内容でよい場合には「かんたんパックの注文を確定し、決済画面へ」を選択し決済をすると、購入した消費日数分の複数種類のペット用経口品が一回分の給餌量ずつ分封されている分封パックが提供できるようになっている。
【0044】
尚、本実施の形態におけるモニタの表示の形態はこれに限られるものではなく、また、選択ボタンの名称、表示される情報の内容、入力する情報の内容もこれに限られるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示すペット用経口品提供システムの模式図。
【図2】本発明の第二の実施の形態を示すペット用経口品提供システムの模式図。
【図3】本発明の第五の実施の形態を示すペット用経口品提供システムの模式図。
【図4】本発明の第六の実施の形態を示すペット用経口品提供システムの模式図。
【図5】本発明のペット用経口品提供システムにおいてモニタ上に表示されるステップ1の画面表示。
【図6】本発明のペット用経口品提供システムにおいてモニタ上に表示されるステップ2の画面表示。
【図7】本発明のペット用経口品提供システムにおいてモニタ上に表示されるステップ3の画面表示。
【図8】本発明のペット用経口品提供システムにおいてモニタ上に表示されるステップ4の画面表示。
【図9】本発明のペット用経口品提供システムにおいてモニタ上に表示されるステップ5の画面表示。
【図10】本発明のペット用経口品提供システムにおいてモニタ上に表示されるステップ6の画面表示。
【図11】本発明のペット用経口品提供システムにおいてモニタ上に表示されるステップ7の画面表示。
【図12】本発明のペット用経口品提供システムにおいてモニタ上に表示されるステップ8の画面表示。
【図13】本発明のペット用経口品提供システムにおいてモニタ上に表示されるステップ9の画面表示。
【符号の説明】
【0046】
S1 ステップ1
S2 ステップ2
S3 ステップ3
S4 ステップ4
S5 ステップ5
S6 ステップ6
S7 ステップ7
S8 ステップ8
S9 ステップ9

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ読み取り可能なプログラムによって実行されるペット用経口品提供システムであって、ペット用経口品の商品情報が予め登録されたサーバーマシンと、顧客がペットの個体情報を登録する手段と、顧客が購入を希望するペット用経口品を指定する手段と、前記商品情報と前記個体情報に基づいて顧客が指定したペット用経口品の一回分の給餌量と消費期間とを自動的に演算する手段を備えてなることを特徴とするペット用経口品提供システム。
【請求項2】
コンピュータ読み取り可能なプログラムによって実行されるペット用経口品提供システムであって、ペット用経口品の商品情報が予め登録されたサーバーマシンと、顧客がペットの個体情報を登録する手段と、顧客が任意のペット用経口品と任意の消費期間を指定する手段と、該指定された消費期間に対応する前記ペット用経口品の量を前記商品情報と前記個体情報に基づいて自動的に演算し、演算結果に対応する量が包含された商品を推奨する手段を備えてなることを特徴とするペット用経口品提供システム。
【請求項3】
前記ペット用経口品の商品情報が少なくともペット用経口品の単位容量および用量を含み、前記ペットの個体情報がペットの種類、性別、年齢、健康状態、体重の中の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のペット用経口品提供システム。
【請求項4】
前記ペット用経口品の商品情報がペット用経口品の単位容量、用量、用法、使用目的を含み、前記ペットの個体情報がペットの種類、性別、年齢、健康状態、体重を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のペット用経口品提供システム。
【請求項5】
顧客が購入を希望するペット用経口品を複数種類指定する手段と、商品情報と個体情報に基づいて顧客が選択したペット用経口品群に属するそれぞれのペット用経口品の一回分の給餌量と消費期間を自動的に演算するとともに、顧客が選択したペット用経口品群中のペットフードの消費期間に対するペットフード以外のペット用経口品の消費期間の差を自動的に演算する手段を備えてなることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のペット用経口品提供システム。
【請求項6】
顧客が選択したペット用経口品群に属するペットフードの消費期間よりも前記ペットフード以外のペット用経口品の消費期間が大である単位容量を有するペットフード以外のペット用経口品を推奨する手段を備えてなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のペット用経口品提供システム。
【請求項7】
顧客が購入したペット用経口品の消費期限を自動的に演算するとともにサーバーマシンに蓄積し、消費期日の到来を自動的に顧客および店舗に知らせる手段を備えてなることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載のペット用経口品提供システム。
【請求項8】
顧客が登録した個体情報をサーバーマシンに蓄積し、ペットの年齢の増加および新たに登録される健康状態に従って、自動的にペットの年齢および健康状態にあったペット用経口品を選択し、前記選択されたペット用経口品を、既存の定期購入していたペット用経口品に追加または既存の定期購入していたペット用経口品と入れ替えに推奨する手段を備えてなることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載のペット用経口品提供システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2008−123172(P2008−123172A)
【公開日】平成20年5月29日(2008.5.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−305099(P2006−305099)
【出願日】平成18年11月10日(2006.11.10)
【出願人】(506377293)ドッグプラネット株式会社 (1)
【Fターム(参考)】