説明

ペプチド模倣プロテアーゼインヒビター

【課題】プロテアーゼインヒビター、特にセリンプロテアーゼインヒビターとして、さらに詳しくはC型肝炎NS3プロテアーゼインヒビターとして有用なペプチド模倣化合物;その中間体;中間体への新規立体選択的プロセスを含むその製造方法の提供。
【解決手段】下記の化合物等。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(24):
【化1】

[式中、
【化2】

は、必要に応じて置換された縮合アリールシクロアルキル;
11は、−CO13
12は、イミン性グリシンイミド付加誘導体;および
13は、酸保護基または必要に応じて置換された脂肪族基である]
で示される化合物。
【請求項2】
必要に応じて置換された縮合アリールシクロアルキルが、1つまたはそれ以上の環式基置換基で必要に応じて置換された縮合アリールシクロアルキルを意味し;
必要に応じて置換された脂肪族基が、1つの脂肪族基置換基で必要に応じて置換されたアルキル、アルケニルまたはアルキニルであり;
イミン性グリシン付加誘導体が、
【化3】

[式中、R16は、酸保護基、必要に応じて置換されたアリールまたは必要に応じて置換された脂肪族基;
17は、必要に応じて置換されたアリール、必要に応じて置換された脂肪族基、
【化4】


18は、水素、アルキルまたはアルキルチオ、もしくは必要に応じて置換されたアリール;
17およびR18は、R17およびR18が結合する炭素と一緒になって、
【化5】

であり;および
【化6】


は固相である]
からなるグループから選ばれる化合物である;
(ここで、
(a)環式基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO[ここで、Y、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]または環系が、飽和または部分飽和である場合、環式基置換基は、メチレン(HC=)、オキソ(O=)およびチオキソ(S=)をさらに含む、芳香族または非芳香族環系に結合した置換基を意味し;および
(b)脂肪族基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、メチレン(HC=)、オキソ(O=)、チオキソ(S=)、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−、YNSO−またはYSONY−[ここで、Rは、本明細書の定義の通り、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリール、ならびにYは、アルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]を意味する;および
(c)アリールは、6〜14個の炭素原子を有する芳香族単環または多環式環系を意味する);
である請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
11が−CO13である請求項1または2に記載の化合物。
【請求項4】
13が必要に応じて置換された脂肪族基である請求項1または2に記載の化合物。
【請求項5】
13がアルキル基である請求項1〜4のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項6】
13が低級アルキルである請求項1〜5のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項7】
13がメチルである請求項1〜6のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項8】
12
【化7】

[式中、R14は、−CONR1515、−CN、
【化8】

または−CO16
15は、必要に応じて置換された脂肪族基;
16は、酸保護基、必要に応じて置換されたアリールまたは必要に応じて置換された脂肪族基;
17は、必要に応じて置換されたアリール、必要に応じて置換された脂肪族基、
【化9】


18は、水素、アルキルまたはアルキルチオ、もしくは必要に応じて置換されたアリール;
17およびR18は、R17およびR18が結合する炭素と一緒になって、
【化10】

であり;および
【化11】


は固相である]
である請求項1〜7のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項9】
17が必要に応じて置換されたアリールである請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
17がフェニルである請求項8〜9のいずれかに記載の化合物。
【請求項11】
18が必要に応じて置換されたアリールである請求項8〜10のいずれかに記載の化合物。
【請求項12】
18がフェニルである請求項8〜11のいずれかに記載の化合物。
【請求項13】
式(25):
【化12】

[式中、R14は、−CONR1515、−CN、
【化13】

または−CO16
15は、必要に応じて置換された脂肪族基;および
16は、必要に応じて置換されたアリールである]
で示される化合物。
【請求項14】
必要に応じて置換された脂肪族基が、1つまたはそれ以上の脂肪族基置換基で必要に応じて置換されたアルキル、アルケニルまたはアルキニルであり;
必要に応じて置換されたアリールが、1つまたはそれ以上の環式基置換基で必要に応じて置換された6〜14個の炭素原子を有する芳香族単環または多環式環系を意味する;
(ここで、
(a)環式基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO[ここで、Y、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]または環系が、飽和または部分飽和である場合、環式基置換基は、メチレン(HC=)、オキソ(O=)およびチオキソ(S=)をさらに含む、芳香族または非芳香族環系に結合した置換基を意味し;および
(b)脂肪族基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、メチレン(HC=)、オキソ(O=)、チオキソ(S=)、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−、YNSO−またはYSONY−[ここで、Rは、本明細書の定義の通り、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリール、ならびにYは、アルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]を意味する);
である請求項13に記載の化合物。
【請求項15】
14が−CO16である請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
式(26):
【化14】

[式中、pは、アミド保護基;
14は、−CONR1515、−CN、
【化15】

または−CO16
15は、必要に応じて置換された脂肪族基;および
16は、必要に応じて置換されたアリールである]
で示される化合物。
【請求項17】
式(27):
【化16】

[式中、pは、アミド保護基;
14は、−CONR1515、−CN、
【化17】

または−CO16
15は、必要に応じて置換された脂肪族基;および
16は、必要に応じて置換されたアリールである]
で示される化合物。
【請求項18】
必要に応じて置換された脂肪族基が、1つまたはそれ以上の脂肪族基置換基で必要に応じて置換されたアルキル、アルケニルまたはアルキニルであり;
必要に応じて置換されたアリールが、1つまたはそれ以上の環式基置換基で必要に応じて置換された6〜14個の炭素原子を有する芳香族単環または多環式環系を意味する;
(ここで、
(a)環式基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO[ここで、Y、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]または環系が、飽和または部分飽和である場合、環式基置換基は、メチレン(HC=)、オキソ(O=)およびチオキソ(S=)をさらに含む、芳香族または非芳香族環系に結合した置換基を意味し;および
(b)脂肪族基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、メチレン(HC=)、オキソ(O=)、チオキソ(S=)、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−、YNSO−またはYSONY−[ここで、Rは、本明細書の定義の通り、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリール、ならびにYは、アルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]を意味する);
である請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
14が−CO16である請求項17または18に記載の化合物。
【請求項20】
がBOC、CBzおよび−COアルキルからなるグループから選ばれる請求項16〜19のいずれか1つに記載の化合物。
【請求項21】
がBOCである請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
式(28):
【化18】

で示されるキラルビシクロプロリネート化合物の製造方法であって、
(a)式(24):
【化19】

[式中、
【化20】

は、必要に応じて置換されたシクロアルキルまたは必要に応じて置換された縮合アリールシクロアルキル;
11は、−CO13
12は、イミン性グリシンイミド付加誘導体;
13は、酸保護基または必要に応じて置換された脂肪族基である]
で示される化合物を、開裂および環化条件下で、開裂および環化して、式(25):
【化21】

[式中、R14は、−CONR1515、−CN、
【化22】

または−CO16
15は、必要に応じて置換された脂肪族基;
16は、酸保護基、必要に応じて置換されたアリールまたは必要に応じて置換された脂肪族基である]
で示される化合物を形成し;次いで
(b)化合物(25)のラクタム部分の窒素をアミド保護基で保護して、式(26):
【化23】

[式中、pは、アミド保護基;
14は、前記と同意義である]
で示される化合物を形成し;次いで
(c)還元条件下で化合物(26)を還元して、式(27):
【化24】

[式中、pおよびR14は、前記と同意義である]
で示される化合物を形成し;次いで
(d)脱保護条件下で化合物(27)を脱保護して、式(28):
【化25】

[式中、R14は、前記と同意義である]
で示される化合物を形成する;
ステップを含む方法。
【請求項23】
必要に応じて置換された脂肪族基が、1つまたはそれ以上の脂肪族基置換基で必要に応じて置換されたアルキル、アルケニルまたはアルキニルであり;
必要に応じて置換されたアリールが、1つまたはそれ以上の環式基置換基で必要に応じて置換された6〜14個の炭素原子を有する芳香族単環または多環式環系を意味し;
必要に応じて置換されたシクロアルキルが、1つまたはそれ以上の環式基置換基で必要に応じて置換された3〜10個の炭素原子を有する非芳香族単環または多環式環系を意味し;
必要に応じて置換された縮合アリールシクロアルキルが、1つまたはそれ以上の環式基置換基で必要に応じて置換された縮合アリールシクロアルキルを意味し;
イミン性グリシン付加誘導体が、
【化26】

[式中、R16は、酸保護基、必要に応じて置換されたアリールまたは必要に応じて置換された脂肪族基;
17は、必要に応じて置換されたアリール、必要に応じて置換された脂肪族基、
【化27】


18は、水素、アルキルまたはアルキルチオ、もしくは必要に応じて置換されたアリールである;
17およびR18は、R17およびR18が結合する炭素と一緒になって、
【化28】

であり;および
【化29】

は固相である]
からなるグループから選ばれる化合物である;
(ここで、
(a)環式基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO[ここで、Y、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]または環系が、飽和または部分飽和である場合、環式基置換基は、メチレン(HC=)、オキソ(O=)およびチオキソ(S=)をさらに含む、芳香族または非芳香族環系に結合した置換基を意味し;および
(b)脂肪族基置換基は、アリール、ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、シクリルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アシルまたはそのチオキソ類縁体、シクリルカルボニルまたはそのチオキソ類縁体、アロイルまたはそのチオキソ類縁体、ヘテロアロイルまたはそのチオキソ類縁体、アシルオキシ、シクリルカルボニルオキシ、アロイルオキシ、ヘテロアロイルオキシ、ハロ、ニトロ、シアノ、カルボキシ(酸)、−C(O)−NHOH、−C(O)−CHOH、−C(O)−CHSH、−C(O)−NH−CN、スルホ、ホスホノ、アルキルスルホニルカルバモイル、テトラゾリル、アリールスルホニルカルバモイル、N−メトキシカルバモイル、ヘテロアリールスルホニルカルバモイル、3−ヒドロキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオン、3,5−ジオキソ−1,2,4−オキサジアゾリジニルまたは3−ヒドロキシイソキサゾリル、3−ヒドロキシ−1−メチルピラゾリルといったようなヒドロキシヘテロアリール、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニル、ヘテロアリールオキシカルボニル、アルキルスルホニル、シクリルスルホニル、アリールスルホニル、ヘテロアリールスルホニル、アルキルスルフィニル、シクリルスルフィニル、アリールスルフィニル、ヘテロアリールスルフィニル、アルキルチオ、シクリルチオ、アリールチオ、ヘテロアリールチオ、シクリル、アリールジアゾ、ヘテロアリールジアゾ、チオール、メチレン(HC=)、オキソ(O=)、チオキソ(S=)、YN−、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−、YNSO−またはYSONY−[ここで、Rは、本明細書の定義の通り、YおよびYは、独立して、水素、アルキル、アリールまたはヘテロアリール、ならびにYは、アルキル、シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであるか、または置換基がYN−の場合、一方のYおよびYは、本明細書で定義する、アシル、シクリルカルボニル、アロイル、ヘテロアロイル、アルコキシカルボニル、シクリルオキシカルボニル、アリールオキシカルボニルまたはヘテロアリールカルボニルであり、他方のYおよびYは、前記と同意義であるか、もしくは置換基が、YNC(O)−、YNC(O)O−、YNC(O)NY−またはYNSO−である場合、YおよびYは、YおよびYが結合するN原子と一緒になって4〜7員のアザヘテロシクリルまたはアザヘテロシクレニルを形成する]を意味する);
である請求項22に記載の方法。
【請求項24】
式(29):
【化30】

[式中、
【化31】

は、必要に応じて置換されたシクロアルケニルまたは必要に応じて置換された縮合アリールシクロアルケニルである;
ここで、化合物(29)は、式(29a):
【化32】

[式中、
11aは、−CHO、−COR15、−C≡Nまたは−CONR1515である]
で示される化合物をエステル化することによって製造される]
で示される化合物に、イミン性グリシンイミド化合物でマイケル付加を達成することによって、化合物(24)を製造するステップをさらに含む請求項23に記載の方法。
【請求項25】
0℃〜−78℃の温度にて行う請求項24に記載の方法。
【請求項26】
−60℃にて行う請求項25に記載の方法。
【請求項27】
キラル相間移動触媒によって触媒される請求項26に記載の方法。
【請求項28】
非キラル相間移動触媒によって触媒される請求項26に記載の方法。
【請求項29】
保護基がBOCである請求項22〜28に記載の方法。
【請求項30】
イミン性グリシンイミドが、(N−ジフェニルメチレン)グリシンtert−ブチルエステルである請求項29に記載の方法。
【請求項31】
式(29)で示される化合物が、1−カルボキシ−1−シクロペンテンメチルエステルである請求項29に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2012−197289(P2012−197289A)
【公開日】平成24年10月18日(2012.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−120678(P2012−120678)
【出願日】平成24年5月28日(2012.5.28)
【分割の表示】特願2007−143124(P2007−143124)の分割
【原出願日】平成13年8月31日(2001.8.31)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【Fターム(参考)】