説明

ペン挿し手帳

【課題】本発明は、クリップ位置や大きさの異なるペンも手帳からペン頭部が飛び出すことなくコンパクトに挿すことが可能なペン挿し手帳を提供する。
【解決手段】手帳本体の全長より手帳表表紙の全長を短くした部分の手帳段差を手帳表表紙上部に設け、手帳段差の全長より手帳カバー表表紙の全長を短くした部分の手帳カバー段差を手帳カバー表表紙上部に設けたことを特徴とするペン挿し手帳。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、手帳と手帳カバーに関し、手帳表表紙上部にペン挿し部を設けた手帳に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、手帳のペン挿し構造の多くは、外カバーの側端部側に設けた挿入口に筆記具を挿す構造や、背表紙部と手帳との間に空間を設けて、筆記具を挿す構造が一般的である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−335258号公報
【特許文献2】特開2009−286044号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
次のような問題点があった。
(イ) 手帳表表紙にペンを挿すとペン頭部が手帳を飛び出してしまう。
(ロ) 手帳側端部に挿入口を設けると手帳が大きくなってしまう。
(ハ) 手帳背表紙などの空間にペンを挿すにはペンの大きさが限られてしまう。
(ニ) 手帳表表紙の内側にペンを挿すと手帳本体と手帳表表紙に挟まれたペンの厚み で手帳が膨らんでしまう。
本発明は、以上の問題点を解決するものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
手帳本体の全長より手帳表表紙の全長を短くした部分の手帳段差を手帳表表紙上部に設け、手帳段差の全長より手帳カバー表表紙の全長を短くした部分の手帳カバー段差を手帳カバー表表紙上部に設ける。
本発明は、以上の構成よりなるペン挿し手帳である。
【発明の効果】
【0006】
クリップ位置や大きさの異なるペンも手帳からペン頭部が飛び出すことなく挿すことが可能である。また手帳表表紙の外側にペンを挿すことによりペンによる手帳の膨らみなどがなくコンパクトである。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図
【図2】手帳本体の斜視図
【図3】手帳カバーの斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ) 手帳本体(1)の全長(a)より手帳表表紙(3)の全長(b)を短くした部 分の手帳段差(2)を手帳表表紙(3)上部に設ける。
(ロ) 手帳段差(2)の全長(b)より手帳カバー表表紙(7)の全長(c)を短く した部分の手帳カバー段差(6)を手帳カバー表表紙(7)上部に設ける。
本発明は以上のような構造である。
本発明を使用するときは、手帳本体(1)に手帳カバー(5)を取り付ける。
手帳本体(1)の表表紙(3)手帳段差(2)にペンクリップを挿す。
ペン頭部が飛び出す場合は、手帳カバー(5)の表表紙(7) 上端部手帳カバー段差(6)にペンクリップを挿す。
【符号の説明】
【0009】
1 手帳本体
2 手帳段差
3 手帳表表紙
4 手帳裏表紙
5 手帳カバー
6 手帳カバー段差
7 手帳カバー表表紙
8 手帳カバー裏表紙
a 手帳全長
b 手帳表表紙全長
c 手帳カバー全長

【特許請求の範囲】
【請求項1】
手帳本体の全長より手帳表表紙の全長を短くした部分の手帳段差を手帳表表紙上部に設け、手帳段差の全長より手帳カバー表表紙の全長を短くした部分の手帳カバー段差を手帳カバー表表紙上部に設けたペン挿し手帳。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−107377(P2013−107377A)
【公開日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−268353(P2011−268353)
【出願日】平成23年11月18日(2011.11.18)
【出願人】(511298705)