説明

ホイッスル用グリップ及びグリップ付きホイッスル

【課題】ホイッスルを、走るためやボディーランゲージの際に指から離した状態から吹く体勢に、瞬時に構えられるようにする。
【解決手段】ホイッスル11とホイッスル用グリップ1とが互いに定形連結具9で回転可能に連結され、指間部2が隣り合う2本の指の間に挟み込まれ、第1指甲部3が隣り合う2本の指のうちの一方の指の甲側に配置され、第1指腹部4が当該一方の指の腹側に配置され、第2指甲部5が隣り合う2本の指のうちの他方の指の甲側に配置され、第2指腹部6が当該他方の指の腹側に配置され、ホイッスル用グリップ1が右手又は左手に装着された状態において、ホイッスル11がホイッスル用グリップ1に折り重なった状態から、使用者がホイッスル11を人差指の側に回転させて人差指と親指とで持つことができ、ホイッスル11を走るためやボディーランゲージの際に指から離した状態から吹く体勢に瞬時に構えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、走るためにホイッスルを手の中に握った状態からでも、ボディーランゲージのためにホイッスルを離した状態からでも、ホイッスルを吹く体勢に瞬時に構えられるホイッスル用グリップ及びグリップ付きホイッスルに関する。
【背景技術】
【0002】
図7は、非特許文1で開示されたサッカーのような運動競技の審判に用いられるグリップ付きホイッスルを示す。図7におけるグリップ付きホイッスルは、グリップ31とホイッスル32とが固定され、グリップ31が2本の指33に固定されているので、口とホイッスル32との位置ずれを吸収できず、人差指と親指とでホイッスルを挟む場合に比べ、走りながら吹きにくいという欠点がある。
【0003】
図8は、非特許文献2で開示されたホイッスルを示す。図8におけるホイッスルは、手首37に装着されたグリップ34とホイッスル35とが可撓性を有するベルト36で互いに連結されているので、ボディーランゲージなどでホイッスル35を指から離した場合、吹く体勢に瞬時に構えられないという欠点がある。図8では、ホイッスル35を人差指38と親指39とで持った態様を例示した。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】FOX40 Product Catalog、[online]、[2009年3月19日検索]、インターネット(ULR:http://www.fox40world.com/index.cfm?DSP=ProductDetail&ProduCtID=134&SubCatID=0&CategoryID=238&pagepath=Products/Product Catalog&id=4130)
【非特許文献2】FOX40 Product Catalog、[online]、[2009年3月19日検索]、インターネット(http://www.fox40world.com/index.cfm?DSP=ProductDetail&CategoryID=240&SubCatID0&ProductID=162&pagepath=Products/Product Catalog&id=4130)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
発明が解決しようとする問題点は、ホイッスルを、走るためやボディーランゲージの際に指から離した状態から吹く体勢に、瞬時に構えられないという点である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るホイッスル用グリップ及びグリップ付きホイッスルは、ホイッスルをホイッスル用グリップの使用者の手又は手の指に装着された場合の掌側又は指の腹側に位置する部分に定形連結具で回転可能に連結し得ることを最も主要な特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るホイッスル用グリップ及びグリップ付きホイッスルは、ホイッスルを定形連結具で回転可能に連結したホイッスル用グリップが使用者の手に装着された状態において、ホイッスルがホイッスル用グリップに折り重なった状態から、使用者がホイッスルを人差指の側に回転させて親指と人差指とで持つことによって、ホイッスルを走るためやボディーランゲージの際に指から離した状態から吹く体勢に瞬時に構えることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】実施の形態1のホイッスル付きホイッスル用グリップを表側から見た斜視図。
【図2】実施の形態1のホイッスル用グリップを手に装着した態様を示す正面図。
【図3】実施の形態1のホイッスル用グリップの使い方を示す斜視図。
【図4】実施の形態1のホイッスル用グリップの使い方を示す斜視図。
【図5】実施の形態2のホイッスル用グリップを示す正面図。
【図6】実施の形態3のホイッスル用グリップを示す正面図。
【図7】従来のグリップ付きホイッスルを示す斜視図。
【図8】従来の異なるグリップ付きホイッスルを示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
「実施の形態1」
図1を参照し、実施の形態1に係るホイッスル用グリップ1の構造について説明する。ホイッスル用グリップ1は、指間部2、第1指甲部3、第1指腹部4、第2指甲部5、第2指腹部6、グリップ側係留部7を備える。第1指甲部3及び第2指甲部5が指間部2の一端部に連結され、第1指腹部4及び第2指腹部6が指間部2の他端部に連結される。指間部2と第1指甲部3と第1指腹部4と第2指甲部5及び第2指腹部6が、ホイッスル11を使用する審判員のような使用者の手に装着する装着部を構成する。
【0010】
そして、指間部2が使用者の右手又は左手における隣り合う2本の指の間に挟み込まれ、第1指甲部3が上記2本の指のうちの一方の指の甲側に配置され、第2指甲部5が当該一方の指の腹側に配置され、第2指甲部5が上記2本の指のうちの他方の指の甲側に配置され、第2指腹部6が当該他方の指腹側に配置されるように、ホイッスル用グリップ1が使用者の例えば右手又は左手に装着される。
【0011】
具体的には、指間部2、第1指甲部3、第1指腹部4、第2指甲部5、第2指腹部6が、上記隣り合う2本の指の第2関節と掌との間の部分に配置されるように、ホイッスル用グリップ1が使用者の右手又は左手に装着される。つまり、指間部2、第1指甲部3、第1指腹部4、第2指甲部5、第2指腹部6の横幅L1は、隣り合う2本の指の第2関節と掌との間の部分の指の長さ方向の寸法のうちの短い方の寸法よりも短い寸法に設定される。
【0012】
ホイッスル用グリップ1は、金属又は樹脂又はエラストマーのように形状を保持できる材料を用いることができるが、とりわけ、エラストマーで構成されれば、ホイッスル用グリップ1が使用者の右手又は左手に装着された場合、指が痛くないという利点がある。
【0013】
指間部2と第1指甲部3及び第1指腹部4で囲まれる空間、また、指間部2と第2指甲部5及び第2指腹部6で囲まれる空間は、次のような形状に形成される。その形状は、ホイッスル用グリップ1が使用者の右手又は左手に装着された場合において、使用者が隣り合う2本の指で指間部2を挟むとホイッスル用グリップ1が右手又は左手から抜け落ちることがなく、使用者が隣り合う2本の指を互いに離れるように開いて右手又は左手を下に向けるとホイッスル用グリップ1が右手又は左手から抜け落ちるような態様である。この態様の結果、ホイッスル用グリップ1の着脱が容易になる。
【0014】
グリップ側係留部7は、第1指腹部4の外側端部と第2指腹部6の外側端部とに設けられる。グリップ側係留部7には、貫通孔8がホイッスル用グリップ1の装着された指の部分と平行する方向に貫通する態様に設けられる。グリップ側係留部7は、例えば、第1指腹部4の指間部2の側に位置する内側部分や第2指腹部6の指間部2の側に位置する内側部分に設けられてもよいが、第1指腹部4の外側端部や第2指腹部6の外側端部に設けられれば、定形連結具9を装着しやすくなる。
【0015】
一方のグリップ側係留部7としての例えば第1指腹部4の側に位置するグリップ側係留部7には、定形連結具9が回転可能に装着される。定形連結具9は、形状保持性能を有する材料からなる。形状保持性能を有する材料とは、例えば金属又は合成樹脂やエラストマーのように、一定の形に形成された後は、荷重が加えられない通常の状態において、上記形成された一定の形を保つ性質を有する材料のことである。定形連結具9は、円形を図示したが、円形に限定されるものではく、四角形、台形など、少なくとも対峙する部分を有する形であればよい。定形連結具9が円形であれば、定形連結具9に市販品を使用できる。
【0016】
定形連結具9の一部がグリップ側係留部7の貫通孔8に一端から入って他端に抜けるような態様で装着され、定形連結具9の残部がグリップ側係留部7よりも外側に配置される。定形連結具9では、1本の線材が1つのリングを形成し、その1本の線材の両端が互いに接触したことによって、1本の線材が閉鎖された1つのリングを構成してもよく、又は、1本の線材が1つのリングを形成し、その1本の線材の両端が互いに離れていて、1本の線材が開放された1つのリングを構成してもよく、又は、1本の線材が螺旋状となって2つ以上のリングを形成し、その1本の線材の両端が互いに接触することなく、1本の線材が閉鎖された1つの螺旋状のリングを構成してもよい。上記開放されたリングの場合は、1本の線材の両端が互いに離れる距離がグリップ側係留部7の横幅L2やホイッスル側係留部14の横幅L3のうちの短い方の寸法よりも短い寸法に設定されることによって、定形連結具9によるホイッスル用グリップ1とホイッスル11との連結態様が適切に維持される。
【0017】
ホイッスル11の形状は図1に示す形状に限定されるものではないが、ホイッスル用グリップ1に装着されるホイッスル11は次のような基本的な形状を備える。つまり、ホイッスル11は、マウスピース部12と共鳴室部13及びホイッスル側係留部14を仮想した1本の直線の一端から他端に向けて順に配置した基本的な形状を備える。共鳴室部13のマウスピース部12との連結部分には、放音口15;16がホイッスル11の腹側とホイッスル11の背側とに個別に設けられる。ホイッスル側係留部14には、貫通孔17が上記直線と直交する方向に貫通する態様に設けられる。放音口15;16は何れか一方だけが設けられてもよい。
【0018】
そして、グリップ側係留部7とホイッスル側係留部14とが互いに定形連結具9に回転可能に連結された場合、ホイッスル11は、グリップ付きホイッスルを構成し、ホイッスル用グリップ1に対し定形連結具9におけるグリップ側係留部7に装着された部分と定形連結具9におけるホイッスル側係留部14に装着された部分とからなる2軸を回転中心として回転可能になる。上記2軸は、貫通孔8の貫通する方向と平行する方向に延びる中心線を回転中心とする態様である。
【0019】
そして、ホイッスル11がホイッスル用グリップ1から離れる方向に回転された場合、図1に示すように、ホイッスル11の腹側に位置する放音口15がグリッフ側係留部7と同じ方向を向く。ホイッスル11がホイッスル用グリップ1に近づく方向に回転された場合、放音口15がグリップ側係留部7と対向する方向を向く。
【0020】
図1では、第1指腹部4の側に位置するグリップ側係留部7にホイッスル11を定形連結具9で連結した例を図示したが、ホイッスル用グリップ1が指間部2を対称軸として左右対称に形成されているので、両方のグリップ側係留部7にホイッスル11を定形連結具9で1ずつ連結し、一方のホイッスル11を審判に使用し、他方のホイッスル11を予備として付設していてもよい。そして、審判に使用していたホイッスル11を予備とし、予備用のホイッスル11を審判に使用する場合、ホイッスル用グリップ1を右手又は左手から外し、ホイッスル用グリップ1の向きを変えた後、指間部2を隣り合う2本の指の間に挟み、ホイッスル用グリップ1を右手又は左手に装着すればよい。
【0021】
図2を参照し、実施の形態1に係るホイッスル用グリップ1が使用者の右手又は左手に装着された場合を例として説明する。指間部2が使用者の右手又は左手における隣り合う2本の指21;22の間に配置され、第1指甲部3が隣り合う2本の指21;22のうちの一方の指21の甲側に配置され、第1指腹部4が当該一方の指21の腹側に配置され、第2指甲部5が隣り合う2本の指21;22のうちの他方の指22の甲側に配置され、第2指腹部6が当該他方の指22の腹側に配置される。これによって、ホイッスル用グリップ1が手に回転しないように確実に着脱できる。
【0022】
図2に示すように、ホイッスル用グリップ1が指間部2を対称軸として左右対称に形成されていて、グリップ側係留部7が第1指腹部4と第2指甲部5とに設けられていれば、左手及び右手の両方に適切に使用できる。また、図2に示すように、ホイッスル用グリップ1が指間部2を対称軸として左右対称に形成されていれば、何れか一方のグリップ側係留部7は設けなくてもよい。ホイッスル用グリップ1を背面から見た形状は、正面図と同じである(ホイッスル用グリップ1の背面図は、正面図と同じある)。
【0023】
図3及び図4を参照し、ホイッスル用グリップ1の使い方について、ホイッスル11が第1指腹部4の側に位置するグリップ側係留部7に定形連結具9で回転可能に装着され、隣り合う2本の指のうちの一方の指を中指23とし、隣り合う2本の指のうちの他方の指を薬指24と仮定し、ホイッスル用グリップ1が使用者の右手に装着された場合を例として説明する。
【0024】
具体的には、図3に示すように、ホイッスル用グリップ1が使用者の右手に装着された場合、指間部2が中指23と薬指24との間に挟み込まれ、第1指甲部3が中指23の甲側に配置され、第1指腹部4が中指23の腹側に配置され、第2指甲部5が薬指24の甲側に配置され、第2指腹部6が薬指24の腹側に配置され、第1指腹部4の側に位置するグリップ側係留部7が人差指26の側に位置し、第2指腹部6の側に位置するグリップ側係留部7が小指25の側に位置する。
【0025】
そして、図3において、ホイッスル11の腹側が使用者によってホイッスル用グリップ1に折り重なるように操作された場合、ホイッスル11の腹側に位置する放音口15がホイッスル用グリップ1の側に配置され、マウスピース部12が小指25の腹の側に配置され、ホイッスル11の背側に位置する放音口16が親指27の側に向き、ホイッスル11がひっくり返されたような態様である。この態様において、使用者がホイッスル用グリップ1の装着された右手の全部の指を握ってホイッスル11を掌の側に握り締めることができる。
【0026】
図3のようにホイッスル11がホイッスル用グリップ1に折り重なった場合において、使用者が矢印X1で示すように右手を小指25の側から人差指26の側に回転するように操作すると、ホイッスル11が図4に示す態様になる。
【0027】
次に、図4に示すように、ホイッスル11及び定形連結具9が第1指腹部4の側に位置するグリップ側係留部7を回転中心として矢印X2で示す方向に回転し、ホイッスル11の腹側に位置する放音口15が親指27の側に向き、グリップ側係留部14の周りの裏側(放音口16の存在する側)が人差指26の腹で受け止められる。そして、使用者が親指をグリップ側係留部14の周りの表側(放音口15の存在する側)に添えて、使用者がホイッスル11を親指27と人差指26とで把持することができる。
【0028】
このように使用者がホイッスル11を人差指26と親指27とで持つと、マウスピース部12が人差指26と親指27との間から離れる方向に直線的に延び、その先にマウスピース部12の吹き口18が配置される。これによって、使用者が、ホイッスル11を口に持って行くように右手に肘を顔の側に無理なく曲げて、マウスピース部12の吹き口18の側を口に適切にくわえて、ホイッスル11を吹くことができる。
【0029】
つまり、図3及び図4に示すように、ホイッスル11を定形連結具9で連結したホイッスル用グリップ1が使用者の例えば右手又は左手に装着された状態において、ホイッスル11の腹側がホイッスル用グリップ1に折り重なった状態から、使用者がホイッスル11を人差指26の側に回転させて親指27と人差指26とで持つことができるので、ホイッスル11を、走るためやボディーランゲージの際に指から離した状態から吹く体勢に、瞬時に構えることができる。
【0030】
図3では、隣り合う2本の指のうちの一方の指を中指23とし、隣り合う2本の指のうちの他方の指を薬指24と仮定し説明したが、隣り合う2本の指は中指23と薬指24とに限定されるものではなく、中指23と人差指26とであってもよく、薬指24と小指25とであってもよい。しかしながら、隣り合う2本の指のうちの一方の指を中指23とし、隣り合う2本の指のうちの他方の指を薬指24とすれば、ホイッスル用グリップ1が装着される右手の全部の指の腹側に収まる大きさとなり、ホイッスル用グリップ1の大きさがホイッスル11を走るためやボディーランゲージの際に指から離した状態から吹く体勢に瞬時に構えるのに好都合な大きさとなる。
【0031】
「実施の形態2」
図5を参照し、実施の形態2に係るホイッスル用グリップ1について説明する。第2指腹部6(図2参照)及び第2指腹部6の側に位置するグリップ側係留部7(図2参照)が除去されても、第2指甲部5が存在しているので、ホイッスル用グリップ1が手に装着された場合、第2指甲部5がホイッスル用グリップ1の回転を阻止し、ホイッスル用グリップ1が回転しないように適切に装着される。指間部2と第1指甲部3と第1指腹部4及び第2指甲部5が、使用者の手に装着する装着部を構成する。
【0032】
「実施の形態3」
図6を参照し、実施の形態3に係るホイッスル用グリップ1について説明する。第2指甲部5(図2参照)が除去されても、第2指腹部6が存在しているので、ホイッスル用グリップ1が手に装着された場合、第2指腹部6がホイッスル用グリップ1の回転を阻止し、ホイッスル用グリップ1が回転しないように適切に装着される。この場合、第2指腹部6の側に位置するグリップ側係留部7は除去してもしなくてもよい。指間部2と第1指甲部3と第1指腹部4及び第2指腹部6が、使用者の手に装着する装着部を構成する。
【0033】
「実施の形態4」
図示は省略するが、ホイッスル用グリップ1の装着部は、例えば、指輪のように手の指に嵌める構造、手に嵌めたり又は巻き付けたりする構造でもよい。この場合、ホイッスル用グリップ1の装着部の指の腹側に位置する部分又は掌側に位置する部分には、グリップ側係留部7が設けられる。
【符号の説明】
【0034】
1はホイッスル用グリップ、2は指間部、3は第1指甲部、4は第1指腹部、5は第2指甲部、6は第2指腹部、7はグリップ側係留部、8は貫通孔、9は定形連結具、10は欠番、11はホイッスル、12はマウスピース部、13は共鳴室部、14はホイッスル側係留部、15;16は放音口、17は貫通孔、18は吹き口、19;20は欠番、21;22は隣り合う2本の指、23は中指、24は薬指、25は小指、26は人差指、27は親指、28乃至30は欠番、31はグリップ、32はホイッスル、33は指、34はグリップ、35はホイッスル、36はベルト、37は手首、38は人差指、39は親指。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の手又は手の指に装着する装着部と、装着部の手又は手の指に装着された場合の掌側又は指の腹側に位置する部分にホイッスルを回転可能に連結するように設けられたグリップ側係留部とを備えたことを特徴とするホイッスル用グリップ。
【請求項2】
装着部が使用者の隣り合う2本の指の間に挟み込まれる指間部と2本の指のうちの一方の指の甲側に配置される第1指甲部と当該一方の指の腹側に配置される第1指腹部と2本の指のうちの他方の指の甲側に配置される第2指甲部又は当該他方の指の腹側に配置される第2指腹部と備え、グリップ側係留部が第1指腹部又は第2指腹部に設けられたことを特徴とする請求項1記載のホイッスル用グリップ。
【請求項3】
使用者の手又は手の指に装着するホイッスル用グリップと、ホイッスルと、ホイッスルをホイッスル用グリップの手又は手の指に装着された場合の掌側又は指の腹側に位置する部分に回転可能に連結する形状保持性能を有する材料からなる定形連結具とを備えたことを特徴とするグリップ付きホイッスル。
【請求項4】
ホイッスル用グリップが使用者の隣り合う2本の指の間に挟み込まれる指間部と2本の指のうちの一方の指の甲側に配置される第1指甲部と当該一方の指の腹側に配置される第1指腹部と2本の指のうちの他方の指の甲側に配置される第2指甲部又は当該他方の指の腹側に配置される第2指腹部と第1指腹部の外側端部又は第2指腹部の外側端部に設けられるグリップ側係留部とを備え、ホイッスルがマウスピース部と共鳴室部及びホイッスル側係留部を仮想した1本の直線の一端から他端に向けて順に配置してなることを特徴とする請求項3記載のグリップ付きホイッスル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−256484(P2010−256484A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−104190(P2009−104190)
【出願日】平成21年4月22日(2009.4.22)
【出願人】(000138244)株式会社モルテン (105)