説明

ホスホジエステラーゼ阻害剤としてのキノリン誘導体

本発明により、式(I)の新規な化合物またはその製薬上許容される塩(式中、R1、R2、R19、R20およびR34は明細書に記載される通りである)、それらの調製方法、それらを含有する製剤、および、炎症性疾患を処置するための治療におけるそれらの使用が提供される。



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【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の式(I)の化合物またはその製薬上許容される塩:
【化1】

式中、
R1は、
C1〜6アルキル;
C3〜7シクロアルキルまたはC3〜7シクロアルキル(C1〜4アルキル)-[この場合、前記C3〜7シクロアルキルは、=OおよびOHから選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されていてもよい];
アリール環に縮合したC4〜7シクロアルキル;
アリールまたはアリール(C1〜6アルキル)-[この場合、前記アリールは、C1〜6アルキル、C1〜6アルキルCONR6-、C1〜6アルキルCO-、ハロゲン、-CF3、-(CH2)mOH、-OCF3、C1〜6アルコキシ-、C1〜6アルコキシ(C1〜4アルキル)-、C1〜6アルコキシC2〜6アルコキシ-、C1〜6アルコキシカルボニル、-CN、R4R5NCO、R7R8N-、R9R10NCONR11-、HO(CH2)2〜6O-、R12R13NSO2(CH2)m-、(4-モルホリニル)C2〜6アルコキシ、-NR14SO2C1〜6アルキル、アリールオキシ、ヘテロアリール(C1〜6アルキルによって場合により置換されていてもよい)、CO2H、R21R22N(C1〜4アルキル)-、C1〜6アルコキシCONR23(CH2)m-、アリール(C1〜6アルキルによって場合により置換されていてもよい)から選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されていてもよい];
C4〜7シクロアルキル環に縮合したアリール[この場合、前記シクロアルキル環は1つまたは複数の=Oによって場合により置換されていてもよい];
ヘテロシクリル環に縮合したアリール[この場合、前記ヘテロシクリル環は、=O、-COC1〜4アルキル、C1〜4アルキルから選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されていてもよい];
ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C1〜6アルキル)-[この場合、前記ヘテロアリールは、C1〜6アルキル、アリール(C1〜4アルキル)、C1〜6アルコキシ、ハロゲン、C1〜6アルコキシCOから選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されていてもよい];あるいは
アリール環またはヘテロアリール環に場合により縮合していてもよいヘテロシクリル
であり;
R2はハロゲンまたはC1〜6アルキルであり;
R34は、水素、または下記の式の基:
【化2】

[式中、R3は、
-OH、-NR16COR15、-NR17R18、-CO2R24、C1〜6アルコキシCONR25-、-CONR26R27、C1〜6アルコキシ-、C1〜6アルキルSO2NR33-、または、下記の式の一方を有する基:
【化3】

から選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されていてもよいC1〜6アルキル;
C3〜7シクロアルキル;
アリールまたはアリール(C1〜6アルキル)-(この場合、前記アリールは、C1〜6アルキル-、ハロゲン-、C1〜6アルコキシ-、-CO2R28、-CH2CO2H、-OH、アリール(C1〜6アルコキシ基によって場合により置換されていてもよい)、ヘテロアリール、-CONR29R30、C3〜7シクロアルコキシ、C3〜7シクロアルキル(C1〜6アルコキシ)-、-CF3から選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されていてもよい);
ヘテロアリールまたはヘテロアリール(C1〜6アルキル)-(この場合、前記ヘテロアリールは、1つまたは複数のC1〜6アルキル基または-CONR29R30基によって場合により置換されていてもよい);あるいは
C1〜6アルキル-、C1〜6アルキルCO-、C3〜7シクロアルキルCO-、ヘテロアリールCO-(1つまたは複数のC1〜4アルキル-基によって場合により置換されていてもよい)、C1〜6アルコキシCO-、アリールCO-、R31R32NCO-、C1〜6アルキルSO2-、アリールSO2、-ヘテロアリールSO2(1つまたは複数のC1〜4アルキル基またはC1〜4アルキルCONH-基によって場合により置換されていてもよい)から選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されていてもよいヘテロシクリル(ただし、前記ヘテロシクリルは炭素原子を介してS(=O)n部分に連結している)
である]
であり;
mは0〜6であり;
nは、0、1または2であり;
R19は、水素、C1〜6アルキル、または下記の式の基:
【化4】

であり;
R20は、水素、C1〜6アルキル、ハロゲンまたはC1〜6アルコキシであり;
R4〜18、R21〜25、R28およびR31〜33はすべてが独立して、H、C1〜6アルキルを表し;
R26およびR27は独立して、H、C1〜6アルキル、C3〜7シクロアルキルまたはヘテロシクリルを表し;
R29およびR30は独立して、H、OHによって場合により置換されていてもよいC1〜6アルキルを表し;
R7およびR8は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ヘテロシクリル環を形成していてもよく;
R9およびR10は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ヘテロシクリル環を形成していてもよく;
R17およびR18は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリンのようなヘテロシクリル環を形成していてもよく;
R21およびR22は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ヘテロシクリル環を形成していてもよく;
R26およびR27は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ヘテロシクリル環を形成していてもよく;
R29およびR30は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、モルホリンなどのヘテロシクリル環を形成していてもよく;
R31およびR32は、それらが結合している窒素原子と一緒になって、ヘテロシクリル環を形成していてもよく;
ただし、R34およびR19はともにR3S(=O)n-を表すことができない。
【請求項2】
R1が、
C1〜6アルキル、ハロゲン、C1〜6アルコキシ-、-CN、-(CH2)mOH、C1〜6アルキルCO-から選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されていてもよいアリール;
ヘテロシクリル環に縮合したアリール;
C1〜6アルキル基、ハロゲン基またはC1〜6アルコキシ基から選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されていてもよいヘテロアリール
から選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
R1が、ベンゾチアゾリル、ベンゾイミダゾリル、インダゾリル、ピリジルおよびピラゾリルから選択される、請求項1または請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
R1が、下記の基:
【化5】

から選択される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項5】
R1が、
メチル、フッ素、塩素、-CN、-OMe、-OH、COMeから選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されていてもよいアリール;
1つまたは複数のメチル基、エチル基、フッ素基、塩素基またはメトキシ基によって場合により置換されていてもよいヘテロアリール;
から選択される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項6】
R1が、3-(メチルオキシ)フェニル、3-メチルフェニル、3-シアノフェニル、3-フルオロフェニル、3-クロロフェニル、4-フルオロ-3-(メチルオキシ)フェニル、3-アセチルフェニル、4-ヒドロキシ-3-(メチルオキシ)フェニル、2-フルオロ-3-クロロフェニル、2,3-ジフルオロフェニル、3,5-ジフルオロフェニル、1-メチル-1H-ベンゾイミダゾリル-6-イル、1-メチル-1H-インダゾール-6-イル、5-(メチルオキシ)-3-ピリジニル、3-ピリジニル、1-エチル-1H-ピラゾール-5-イル、5-メチル-3-ピリジニル、1,3-ベンゾチアゾール-6-イル、5-フルオロ-3-ピリジニル、5-クロロ-3-ピリジニルから選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項7】
R2が水素である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項8】
R3が、
-NR16COR15、-CONR26R27から選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されていてもよいC1〜6アルキル;
C3〜7シクロアルキル;
C1〜6アルキル-、C1〜6アルコキシ-、CONR29R30から選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されていてもよいアリール;
C1〜6アルキルCO-、C3〜7シクロアルキルCO-、ヘテロアリールCO-から選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されていてもよいヘテロシクリル;
から選択される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項9】
R3が、
メチル、エチル、n-プロピル、tert-ブチル、イソプロピル、MeCONH(CH2)2-、Me2NCO(CH2)2-;
シクロペンチル;
1つまたは複数のメトキシ基、メチル基、-CONMe2基によって場合により置換されていてもよいアリール;
MeCO-、シクロプロピルCO、2-フリルCO-から選択される1つまたは複数の置換基によって場合により置換されていてもよいヘテロシクリル;
から選択される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項10】
R3が、4-(メチルオキシ)フェニル、フェニル、3-[(ジメチルアミノ)カルボニル]フェニル、4-メチルフェニル、3,4-ビス(メチルオキシ)フェニル、3,4,5-トリス(メチルオキシ)フェニル、3-(エチルオキシ)フェニルである、請求項1〜9のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項11】
R3が、MeCO-、シクロプロピルCO-、2-フリルCO-から選択される1つまたは複数の置換基によって置換されているピペリジニル基である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項12】
R3が、1-アセチル-4-ピペリジニル、1-(2-フラニルカルボニル)-4-ピペリジニルまたは1-(シクロプロピルカルボニル)-4-ピペリジニルである、請求項1〜11のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項13】
R20が、水素、メチル、エチル、フッ素または塩素である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項14】
nが2である、請求項1〜13のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項15】
R34が、下記の式の基:
【化6】

を表す、請求項1〜14のいずれか一項に記載の化合物。
【請求項16】
4-[(3-メチルフェニル)アミノ]-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3-シアノフェニル)アミノ]-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-4-イルアミノ)-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-{[4-フルオロ-3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3-クロロフェニル)アミノ]-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-(1,3-ベンゾチアゾール-6-イルアミノ)-6-(フェニルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(1-メチル-1H-ベンズイミダゾール-6-イル)アミノ]-6-(フェニルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3-シアノフェニル)アミノ]-6-(フェニルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-4-イルアミノ)-6-(フェニルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-6-(フェニルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
6-(シクロペンチルスルホニル)-4-[(3-フルオロフェニル)アミノ]-3-キノリンカルボキサミド、
4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-6-{[4-(メチルオキシ)フェニル]スルホニル}-3-キノリンカルボキサミド、
6-[(1,1-ジメチルエチル)スルホニル]-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド、
6-{[2-(アセチルアミノ)エチル]スルホニル}-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド、
6-[(1,1-ジメチルエチル)チオ]-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド、
6-{[2-(アセチルアミノ)エチル]チオ}-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)アミノ]-6-(フェニルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-{[4-ヒドロキシ-3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-6-(フェニルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3-アセチルフェニル)アミノ]-6-(フェニルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-メチル-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-6-(フェニルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-{[4-フルオロ-3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-8-メチル-6-(フェニルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
7-メチル-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-メチル-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-6-{[4-(メチルオキシ)フェニル]スルホニル}-3-キノリンカルボキサミド、
4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-4-イルアミノ)-8-メチル-6-{[4-(メチルオキシ)フェニル]スルホニル}-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3-アセチルフェニル)アミノ]-8-メチル-6-{[4-(メチルオキシ)フェニル]スルホニル}-3-キノリンカルボキサミド、
8-メチル-4-[(1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)アミノ]-6-{[4-(メチルオキシ)フェニル]スルホニル}-3-キノリンカルボキサミド、
4-(2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-5-イルアミノ)-8-メチル-6-{[4-(メチルオキシ)フェニル]スルホニル}-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3-クロロフェニル)アミノ]-8-メチル-6-{[4-(メチルオキシ)フェニル]スルホニル}-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3-シアノフェニル)アミノ]-8-メチル-6-{[4-(メチルオキシ)フェニル]スルホニル}-3-キノリンカルボキサミド、
4-(1,3-ベンゾチアゾール-6-イルアミノ)-8-メチル-6-{[4-(メチルオキシ)フェニル]スルホニル}-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3-フルオロフェニル)アミノ]-8-メチル-6-{[4-(メチルオキシ)フェニル]スルホニル}-3-キノリンカルボキサミド、
4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-4-イルアミノ)-8-メチル-6-[(4-メチルフェニル)スルホニル]-3-キノリンカルボキサミド、
8-メチル-4-[(1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)アミノ]-6-[(4-メチルフェニル)スルホニル]-3-キノリンカルボキサミド、
8-メチル-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-6-[(4-メチルフェニル)スルホニル]-3-キノリンカルボキサミド、
4-{[4-フルオロ-3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-8-メチル-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-メチル-4-[(1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)アミノ]-6-(フェニルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-4-イルアミノ)-8-メチル-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-メチル-6-(メチルスルホニル)-4-(3-ピリジニルアミノ)-3-キノリンカルボキサミド、
8-メチル-4-[(1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)アミノ]-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3-フルオロフェニル)アミノ]-8-メチル-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3-シアノフェニル)アミノ]-8-メチル-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(1-エチル-1H-ピラゾール-5-イル)アミノ]-8-メチル-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-メチル-4-{[5-(メチルオキシ)-3-ピリジニル]アミノ}-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-メチル-4-[(5-メチル-3-ピリジニル)アミノ]-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-クロロ-4-[(3-メチルフェニル)アミノ]-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-クロロ-4-{[4-フルオロ-3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-クロロ-4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-4-イルアミノ)-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-クロロ-4-[(3-シアノフェニル)アミノ]-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-クロロ-4-[(3-フルオロフェニル)アミノ]-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-クロロ-4-[(1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)アミノ]-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
3-[(3-(アミノカルボニル)-8-メチル-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-6-キノリニル)スルホニル]安息香酸メチル、
6-{[3,4-ビス(メチルオキシ)フェニル]スルホニル}-8-メチル-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド、
8-メチル-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-6-{[3,4,5-トリス(メチルオキシ)フェニル]スルホニル}-3-キノリンカルボキサミド塩酸塩、
6-{[3,4-ビス(メチルオキシ)フェニル]スルホニル}-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド、
6-{[3-(エチルオキシ)フェニル]スルホニル}-8-メチル-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド、
6-{[2-(アセチルアミノ)エチル]スルホニル}-8-メチル-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド、
6-({3-[(ジメチルアミノ)カルボニル]フェニル}スルホニル)-8-メチル-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド、
6-({3-[(ジメチルアミノ)カルボニル]フェニル}スルホニル)-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3-シアノフェニル)アミノ]-6-({3-[(ジメチルアミノ)カルボニル]フェニル}スルホニル)-8-メチル-3-キノリンカルボキサミド、
6-({3-[(ジメチルアミノ)カルボニル]フェニル}スルホニル)-8-メチル-4-[(1-メチル-1H-ベンズイミダゾール-6-イル)アミノ]-3-キノリンカルボキサミド、
4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-4-イルアミノ)-6-({3-[(ジメチルアミノ)カルボニル]フェニル}スルホニル)-8-メチル-3-キノリンカルボキサミド、
6-[(1-アセチル-4-ピペリジニル)スルホニル]-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド、
6-{[1-(2-フラニルカルボニル)-4-ピペリジニル]スルホニル}-8-メチル-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3-シアノフェニル)アミノ]-6-{[1-(2-フラニルカルボニル)-4-ピペリジニル]スルホニル}-8-メチル-3-キノリンカルボキサミド、
6-{[1-(シクロプロピルカルボニル)-4-ピペリジニル]スルホニル}-8-メチル-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド、
4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-4-イルアミノ)-6-{[1-(2-フラニルカルボニル)-4-ピペリジニル]スルホニル}-8-メチル-3-キノリンカルボキサミド、
6-{[1-(シクロプロピルカルボニル)-4-ピペリジニル]スルホニル}-4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-4-イルアミノ)-8-メチル-3-キノリンカルボキサミド、
6-[(1-アセチル-4-ピペリジニル)スルホニル]-4-{[4-フルオロ-3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-8-メチル-3-キノリンカルボキサミド、
4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-4-イルアミノ)-8-メチル-6-({2-[(メチルスルホニル)アミノ]エチル}スルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
6-{[1-(2-フラニルカルボニル)-4-ピペリジニル]スルホニル}-8-メチル-4-[(1-メチル-1H-ベンズイミダゾール-6-イル)アミノ]-3-キノリンカルボキサミド、
6-{[3-(ジメチルアミノ)-3-オキソプロピル]スルホニル}-4-{[4-フルオロ-3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-8-メチル-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(2,3-ジフルオロフェニル)アミノ]-8-メチル-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3-クロロ-2-フルオロフェニル)アミノ]-8-メチル-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3,5-ジフルオロフェニル)アミノ]-8-メチル-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(5-フルオロ-3-ピリジニル)アミノ]-8-メチル-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(5-クロロ-3-ピリジニル)アミノ]-8-メチル-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
6-({5-[(ジメチルアミノ)カルボニル]-3-ピリジニル}スルホニル)-8-メチル-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド塩酸塩、
8-メチル-6-[(1-メチルエチル)スルホニル]-4-(3-ピリジニルアミノ)-3-キノリンカルボキサミド、
6-[(1,1-ジメチルエチル)スルホニル]-8-メチル-4-(3-ピリジニルアミノ)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(1-エチル-1H-ピラゾール-5-イル)アミノ]-8-メチル-6-[(1-メチルエチル)スルホニル]-3-キノリンカルボキサミド、
6-[(1,1-ジメチルエチル)スルホニル]-4-[(1-エチル-1H-ピラゾール-5-イル)アミノ]-8-メチル-3-キノリンカルボキサミド、
4-(3,4-ジヒドロ-2H-クロメン-5-イルアミノ)-8-メチル-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-4-イルアミノ)-8-メチル-6-(メチルスルフィニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(5-クロロ-3-ピリジニル)アミノ]-6-[(1,1-ジメチルエチル)スルホニル]-3-キノリンカルボキサミド、
8-エチル-4-{[4-フルオロ-3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-エチル-4-[(3-フルオロフェニル)アミノ]-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3-シアノフェニル)アミノ]-8-エチル-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-エチル-4-[(1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)アミノ]-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-4-イルアミノ)-8-エチル-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-エチル-6-(メチルスルホニル)-4-(3-ピリジニルアミノ)-3-キノリンカルボキサミド、
4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-4-イルアミノ)-8-フルオロ-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-クロロ-4-[(5-クロロ-3-ピリジニル)アミノ]-6-(エチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-クロロ-4-[(5-クロロ-3-ピリジニル)アミノ]-6-(プロピルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-クロロ-4-[(5-クロロ-3-ピリジニル)アミノ]-6-[(1-メチルエチル)スルホニル]-3-キノリンカルボキサミド、
8-クロロ-4-[(5-クロロ-3-ピリジニル)アミノ]-6-[(1,1-ジメチルエチル)スルホニル]-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(5-クロロ-3-ピリジニル)アミノ]-8-メチル-6-[(1-メチルエチル)スルホニル]-3-キノリンカルボキサミド、
6-(エチルスルホニル)-4-[(5-フルオロ-3-ピリジニル)アミノ]-8-メチル-3-キノリンカルボキサミド、
6-[(1,1-ジメチルエチル)スルホニル]-4-[(5-フルオロ-3-ピリジニル)アミノ]-8-メチル-3-キノリンカルボキサミド、
8-クロロ-4-[(5-フルオロ-3-ピリジニル)アミノ]-6-[(1-メチルエチル)スルホニル]-3-キノリンカルボキサミド、
8-クロロ-6-[(1,1-ジメチルエチル)スルホニル]-4-[(5-フルオロ-3-ピリジニル)アミノ]-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(5-クロロ-3-ピリジニル)アミノ]-6-(エチルスルホニル)-8-メチル-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(5-クロロ-3-ピリジニル)アミノ]-8-メチル-6-(プロピルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(5-クロロ-3-ピリジニル)アミノ]-6-[(1,1-ジメチルエチル)スルホニル]-8-メチル-3-キノリンカルボキサミド
またはそれらの製薬上許容される塩である、請求項1に記載の化合物。
【請求項17】
4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-4-イルアミノ)-8-メチル-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-メチル-4-[(1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)アミノ]-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3-シアノフェニル)アミノ]-8-メチル-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
8-メチル-4-[(5-メチル-3-ピリジニル)アミノ]-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3,5-ジフルオロフェニル)アミノ]-8-メチル-6-(メチルスルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(1-エチル-1H-ピラゾール-5-イル)アミノ]-8-メチル-6-[(1-メチルエチル)スルホニル]-3-キノリンカルボキサミド、
6-[(1,1-ジメチルエチル)スルホニル]-4-[(5-フルオロ-3-ピリジニル)アミノ]-8-メチル-3-キノリンカルボキサミド、
8-クロロ-6-[(1,1-ジメチルエチル)スルホニル]-4-[(5-フルオロ-3-ピリジニル)アミノ]-3-キノリンカルボキサミド
またはそれらの製薬上許容される塩である、請求項1記載の化合物。
【請求項18】
8-メチル-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-6-{[4-(メチルオキシ)フェニル]スルホニル}-3-キノリンカルボキサミド、
6-({3-[(ジメチルアミノ)カルボニル]フェニル}スルホニル)-8-メチル-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド塩酸塩、
6-({3-[(ジメチルアミノ)カルボニル]フェニル}スルホニル)-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド、
4-[(3-シアノフェニル)アミノ]-6-({3-[(ジメチルアミノ)カルボニル]フェニル}スルホニル)-8-メチル-3-キノリンカルボキサミド、
4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-4-イルアミノ)-6-{[1-(2-フラニルカルボニル)-4-ピペリジニル]スルホニル}-8-メチル-3-キノリンカルボキサミド、
4-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-4-イルアミノ)-8-メチル-6-({2-[(メチルスルホニル)アミノ]エチル}スルホニル)-3-キノリンカルボキサミド、
6-({5-[(ジメチルアミノ)カルボニル]-3-ピリジニル}スルホニル)-8-メチル-4-{[3-(メチルオキシ)フェニル]アミノ}-3-キノリンカルボキサミド塩酸塩
またはそれらの製薬上許容される塩である、請求項1記載の化合物。
【請求項19】
治療有効量の請求項1〜18のいずれか一項に記載される式(I)の化合物またはその製薬上許容される塩を投与することを含む、選択的PDE4阻害剤が適応となるヒトなどの哺乳動物における臨床的状態を予防または処置するための方法。
【請求項20】
医学的治療における使用のための請求項1〜18のいずれか一項に記載される式(I)の化合物またはその製薬上許容される塩。
【請求項21】
炎症性疾患および/またはアレルギー性疾患の処置において使用される請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
請求項1〜18のいずれか一項に記載される式(I)の化合物またはその製薬上許容される塩と、製薬上許容される担体または賦形剤と、場合により1つまたは複数の他の治療用成分とを含む医薬製剤。
【請求項23】
請求項1〜18のいずれか一項に記載される式(I)の化合物またはその製薬上許容される塩と、1つまたは複数の他の治療用成分とを含む組合せ物。
【請求項24】
選択的PDE4阻害剤が適応となる臨床的状態を予防または処置するための医薬品の製造における、請求項1〜18のいずれか一項に記載される式(I)の化合物またはその製薬上許容される塩もしくは生理学的に機能的な誘導体の使用。
【請求項25】
請求項1に記載される式(I)の化合物を調製するための方法であって、
(i)下記の式IIの化合物:
【化7】

(式中、R34、R19およびR20は請求項1において定義される通りであり、Xはハロゲン原子を表す)
を、式R1R2NHのアミン(式中、R1およびR2は請求項1において定義される通りである)で処理すること;
(ii)n=0のとき、下記の式(III)の化合物:
【化8】

(式中、R1、R2およびR20は請求項1において定義される通りであり、Zは、水素、C1〜6アルキルまたはハロゲン(例えば、塩素)を表し、Yは、水素、塩素、臭素またはヨウ素を表す)
を、式R3SHのチオールまたはそのナトリウム塩R3SNa(式中、R3は請求項1において定義される通りである)で処理すること、ただし、YおよびZの少なくとも1つはハロゲンを表す;
(iii)式(I)の化合物の保護された誘導体を脱保護すること;
(iv)R34が水素を表し、R19がR3S(=O)n-を表し、R1、R2、R20およびnが請求項1において定義される通りであるとき、下記の式(XXIX)の化合物:
【化9】

(式中、Yは、塩素、臭素またはヨウ素を表し、n=1または2であり、R1、R2、R3およびR20は請求項1において定義される通りである)
を水素化すること、
および、その後、そのように所望されるならば、式(I)の第1の化合物を式(I)のさらなる化合物に変換すること;
および/または、その後、そのように所望されるならば、式(I)の化合物をその塩に変換すること
を含む方法。

【公表番号】特表2007−501264(P2007−501264A)
【公表日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−529889(P2006−529889)
【出願日】平成16年5月19日(2004.5.19)
【国際出願番号】PCT/EP2004/005494
【国際公開番号】WO2004/103998
【国際公開日】平成16年12月2日(2004.12.2)
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】