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ホスホ置換アルコキシアミン化合物
説明

ホスホ置換アルコキシアミン化合物

本発明は、ホスホ基によって置換された、いわゆる立体障害アミン(HALS)の群の化合物に関する。本発明は、これらの化合物がポリマー基質に添加された難燃性組成物にも関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の詳細な説明
本発明は新規なホスホ置換アルコキシアミン化合物及び新規なリン置換アルコキシアミン化合物を含有する難燃性組成物に関する。
【0002】
難燃剤は、ポリマーの難燃特性を向上させるためにポリマー材料(合成又は天然)に添加される。それらの組成物に応じて、難燃剤は固体、液体又は気相において化学的に、例えば、窒素の遊離による泡立ちとして、及び/又は物理的に、例えば、発泡体被覆域の生成によって作用し得る。難燃剤は、燃焼プロセスの特定の段階の間に、例えば、加熱、分解、燃焼又は火炎伝播の間に干渉する。
【0003】
異なるポリマー基質で使用できる改善された効率を有する難燃剤が要求され続けている。安全性及び環境的な要求に対する基準が高くなれば、規制はより厳しくなる。特に公知のハロゲン含有難燃剤は、もはや全ての必要要件に適合していない。従って、燃焼関連の煙濃度に関して、特に、それらのより優れた効能を考慮して、ハロゲンフリーの難燃剤が好ましい。改良された熱安定性、低下した腐食挙動、ポリマー基質との低減された相互作用及び環境適合性は、ハロゲンフリーの難燃性組成物の更なる利点である。
【0004】
米国特許明細書第5,393,812号は、ハロゲン化ヒドロカルビルホスフェート又はホスホネートエステル難燃剤の添加によって難燃剤として有用であり且つHALSによってUV光の劣化に対して安定なポリオレフィン組成物を開示している。
【0005】
EP−A792911号はポリオレフィンの難燃特性を改善するためのアルコキシアミン−HALSの使用を開示している。WO99/00450号は難燃特性を改善するためのアルコキシアミン−HALSの使用を開示している。
【0006】
WO01/90113号は重合開始剤としてリン置換ヒドロキシルアミンエステルを開示している。WO2003/082711号は、他の難燃剤と組み合わされたヒドロキシルアミンエステルを含有する難燃性組成物を開示している。
【0007】
驚くことに、ホスホ基で置換されたいわゆる立体障害アミン(HALS)のアルコキシアミン誘導体の群の化合物をポリマー基質に添加する場合に、優れた難燃特性を有するポリマーが得られることが判明した。
【0008】
本発明は以下の式
【化1】

(式中、
Rは、水素又はC−C12アルキル、ヒドロキシ−C−C12アルキル、ジヒドロキシ−C−C12アルキル、フェニル、フェニル−C−Cアルキル;(C−Cアルキル)1−3フェニル、(C−Cアルキル)1−3フェニル−C−Cアルキル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル−C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル−C−Cアルキル、−C(=O)−H、−C(=O)−C−C19アルキル及びベンゾイルからなる群から選択される置換基を表し;
−Rはメチルを表すか;又は
及びRの一方並びにR及びRの一方がメチルを表し;且つR及びRのもう一方並びにR及びRのもう一方がエチルを表し;
及びRは互いに独立して水素又はメチルを表し;
そしてZは以下の部分式:
【化2】

(式中、
及びR’並びにR及びR’は互いに独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、フェニル又はフェノキシを表し;
は水素又はC−C12アルキルを表し;且つ
及びRは互いに独立してC−Cアルコキシ、フェニル又はフェノキシを表すか;又は一緒になってC−Cアルキレンジオキシを表す)
の基を表すか;又は
Zは以下の部分式
【化3】

(式中、
は水素又はC−C12アルキルを表す)
の基を表すか;又は
Zは以下の部分式
【化4】

(式中、
’はC−Cアルキレンを表し;
R’は、水素又はC−C12アルキル、ヒドロキシ−C−C12アルキル、ジヒドロキシ−C−C12アルキル、フェニル、フェニル−C−Cアルキル;(C−Cアルキル)1−3フェニル、(C−Cアルキル)1−3フェニル−C−Cアルキル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル−C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル−C−Cアルキル、−C(=O)−H、−C(=O)−C−C19アルキル及びベンゾイルからなる群から選択される置換基を表し;
’−R’はメチルを表すか;又は
’及びR’の一方並びにR’及びR’の一方がメチルを表し;且つR’及びR’のもう一方並びにR’及びR’のもう一方がエチルを表し;
’及びR’は互いに独立して水素又はメチルを表し;且つ
’及びR’は互いに独立してC−Cアルコキシ、フェニル又はフェノキシを表すか;又は
’及びR’は一緒になってC−Cアルキレンジオキシを表す)
の基を表すか;又は
Zは以下の部分式
【化5】

(式中、
R’は、水素又はC−C12アルキル、ヒドロキシ−C−C12アルキル、ジヒドロキシ−C−C12アルキル、フェニル、フェニル−C−Cアルキル;(C−Cアルキル)1−3フェニル、(C−Cアルキル)1−3フェニル−C−Cアルキル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル−C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル−C−Cアルキル、−C(=O)−H、−C(=O)−C−C19アルキル及びベンゾイルからなる群から選択される置換基を表し;
’−R’はメチルを表すか;又は
’及びR’の一方並びにR’及びR’の一方がメチルを表し;且つR’及びR’のもう一方並びにR’及びR’のもう一方がエチルを表し;
’及びR’は互いに独立して水素又はメチルを表し;且つ
はフェニル、フェニル−C−Cアルキル;(C−Cアルキル)1−3フェニル、又は(C−Cアルキル)1−3フェニル−C−Cアルキルを表す)
の基を表す)
で示される化合物に関する。
【0009】
本発明は更に
a)化合物(I)(式中、R、R−R及びZは上で定義された通りである);及び
b)ポリマー基質
を含む組成物に関し;且つ
該ポリマー基質に難燃性を付与する方法に関する。本発明による化合物(I)を含む組成物は、優れた難燃性を示す。ポリマー基質中の成分a)及びb)の濃度に応じて、UL−94(Underwriter’s Laboratories Subject 94)によるV−0又はV−2の評価付けと、例えば、DIN4102B2による関連する試験方法における他の優れた評価付けが達成される。
【0010】
本発明の好ましい実施態様は、化合物(I)に関し、その式中、
Rは、水素又はC−C12アルキル、ヒドロキシ−C−C12アルキル、ジヒドロキシ−C−C12アルキル、フェニル、フェニル−C−Cアルキル;(C−Cアルキル)1−3フェニル、(C−Cアルキル)1−3フェニル−C−Cアルキル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル−C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル−C−Cアルキル、−C(=O)−H、−C(=O)−C−C19アルキル及びベンゾイルからなる群から選択される置換基を表し;
−Rはメチルを表すか;又は
及びRの一方並びにR及びRの一方がメチルを表し;且つR及びRのもう一方並びにR及びRのもう一方がエチルを表し;
及びRは互いに独立して水素又はメチルを表し;
そしてZは以下の部分式:
【化6】

(式中、
及びR’並びにR及びR’は互いに独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、フェニル又はフェノキシを表し;
は水素又はC−C12アルキルを表し;且つ
及びRは互いに独立してC−Cアルコキシ、フェニル又はフェノキシを表すか又は一緒になってC−Cアルキレンジオキシを表す)
の基を表すか;又は
Zは以下の部分式
【化7】

(式中、
は水素又はC−C12アルキルを表す)
の基を表すか;又は
Zは以下の部分式
【化8】

(式中、
’はC−Cアルキレンを表し;
R’は、水素又はC−C12アルキル、ヒドロキシ−C−C12アルキル、ジヒドロキシ−C−C12アルキル、フェニル、フェニル−C−Cアルキル;(C−Cアルキル)1−3フェニル、(C−Cアルキル)1−3フェニル−C−Cアルキル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル−C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル−C−Cアルキル、−C(=O)−H、−C(=O)−C−C19アルキル及びベンゾイルからなる群から選択される置換基を表し;
’−R’はメチルを表すか;又は
’及びR’の一方並びにR’及びR’の一方がメチルを表し;且つR’及びR’のもう一方並びにR’及びR’のもう一方がエチルを表し;
’及びR’は互いに独立して水素又はメチルを表し;且つ
’及びR’は互いに独立してC−Cアルコキシ、フェニル又はフェノキシを表すか;又は
’及びR’は一緒になってC−Cアルキレンジオキシを表す)
の基を表す。
【0011】
本発明の特に好ましい実施態様は、化合物(I)に関し、その式中、
Rは水素又はC−C12アルキルを表し;
−Rはメチルを表し;
及びRは水素を表し;
そしてZは上で定義された通りである。
【0012】
本発明の更に有利な実施態様は化合物(I)に関し、その式中、
Rは水素又はC−C12アルキルを表し;
−Rはメチルを表し;
及びRは水素を表し;
そしてZは部分式(A)、(B)又は(C)の基を表し、
その式中、
及びR’並びにR及びR’は互いに独立してC−Cアルコキシ又はフェニルを表し;
はC−C12アルキルを表し;且つ
及びRは互いに独立してC−Cアルコキシ又はフェニルを表すか;又は一緒になってC−Cアルキレンジオキシを表すか;又は
Zは部分式(D)の基を表し、
その式中、
はC−C12アルキルを表すか;又は
Zは部分式(E)の基を表し、
その式中、
’はC−Cアルキレンを表し;
R’はC−C12アルキルを表し;
’−R’はメチルを表し;
’及びR’は水素を表し;且つ
’及びR’は互いに独立してC−Cアルコキシ又はフェニルを表すか;又はR’及びR’は一緒になってC−Cアルキレンジオキシを表すか;又は
Zは部分式(F)の基を表し、
その式中、
R’はC−C12アルキルを表し;
’−R’はメチルを表し;
’及びR’はメチルを表し;且つ
はフェニルを表す。
【0013】
最初の選択の本発明の実施態様は、化合物(I)に関し、その式中、
RはC−Cアルキルを表し;
−Rはメチルを表し;
及びRは水素を表し;
そしてZは部分式(A)、(B)又は(C)の基を表し、
その式中、
及びR’並びにR及びR’は互いに独立してC−Cアルコキシ又はフェニルを表し;
はC−C12アルキルを表し;且つ
及びRは互いに独立してC−Cアルコキシ又はフェニルを表すか;又は一緒になってC−Cアルキレンジオキシを表すか;又は
Zは部分式(D)の基を表し、
その式中、
はC−Cアルキルを表すか;又は
Zは部分式(E)の基を表し、
その式中、
’はC−Cアルキレンを表し;
R’はC−C12アルキルを表し;
’−R’はメチルを表し;
’及びR’は水素を表し;且つ
’及びR’は互いに独立してC−Cアルコキシ又はフェニルを表すか;又は
’及びR’は一緒になってC−Cアルキレンジオキシを表すか;又は
Zは部分式(F)の基を表し、
その式中、
R’はC−C12アルキルを表し;
’−R’はメチルを表し;
’及びR’はメチルを表し;且つ
はフェニルを表す。
【0014】
更に好ましいものは、
【化9】

からなる群から選択される化合物(I);
又は、選択的に、
【化10】

からなる群から選択される化合物(I);
又は、選択的に、
【化11】

からなる群から選択される請求項1に記載の化合物(I);
又は、選択的に、以下の式
【化12】

の化合物(I);
又は、選択的に、
【化13】

からなる群から選択される化合物(I);
又は、選択的に、
【化14】

からなる群から選択される化合物(I)である。
【0015】
本発明の更なる実施態様は、それ自体公知の従来法による化合物(I)の製造方法、特に上記の好ましい実施態様による化合物(I)の製造方法、特に上記の特定の化合物の製造方法に関する。
【0016】
本発明の説明において使用される用語及び表現は好ましくは以下の意味を有する:
−C12アルキルとして定義されるRは、メチル、エチル、1−又は2−プロピル又は直鎖状又は分枝鎖状のC−C12アルキル、例えば、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ヘキシル、n−オクチル、2−エチルヘキシル、n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシル又はn−ドデシルである。
【0017】
ヒドロキシ−C−C12アルキルは、2−ヒドロキシエチル又は2−又は3−ヒドロキシプロピルであるか又は2位で又は可能であれば、より高い位でヒドロキシによって置換された上記のC−C12アルキル基のいずれかである。
【0018】
ジヒドロキシ−C−C12アルキルは、例えば、2,3−ジヒドロキシプロピルであるか又は2位及び3位で2つのヒドロキシ基によって置換された上記のC−C12アルキル基、又は可能であれば、より高い位で2つのヒドロキシ基によって置換されたC−C12アルキル基のいずれかである。
【0019】
フェニル−C−Cアルキルは、例えば、ベンジル又は1−又は2−フェニルエチルである。
【0020】
(C−Cアルキル)1−3フェニルは、例えば、トリル(o−、m−及びp−)、キシリル又はメシチルである。
【0021】
(C−Cアルキル)1−3フェニル−C−Cアルキルは、例えば、2−又は6−メチルベンジルである。
【0022】
(C−Cアルコキシ)1−3フェニルは、例えば、o−、m−又はp−メトキシ又はエトキシフェニルである。
【0023】
(C−Cアルコキシ)1−3フェニル−C−Cアルキルは、例えば、o−、m−又はp−メトキシ又はエトキシベンジルである。
【0024】
−Cシクロアルキルは、好ましくはシクロペンチル又はシクロヘキシルである。
【0025】
−Cシクロアルキル−C−Cアルキルは、例えば、シクロペンチルメチル又はシクロヘキシルエチル又は1−又は2−シクロペンチルエチル又は1−又は2−シクロヘキシルエチルである。
【0026】
−C(=O)−C−C19アルキルは、アセチル、ピバノイル、ラウロイル(C12)、ミリストイル(C14)、パルミトイル(C16)又はステアロイル(C18)などのC−C20アルカン酸のアシル基を表す。
【0027】
実施態様において、化合物(I)中のZが以下の部分式
【化15】

の基を表す場合、
及びRは互いに独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、フェニル又はフェノキシ、好ましくはC−Cアルコキシ又はフェニルを表す。
【0028】
典型的な化合物(I)は
【化16】

である。
【0029】
実施態様において、化合物(I)中のZが、以下の部分式
【化17】

の基を表す場合、
’及びR’は互いに独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、フェニル又はフェノキシ、好ましくはC−Cアルコキシ又はフェニルを表す。
【0030】
典型的な化合物(I)は
【化18】

である。
【0031】
実施態様において、化合物(I)中のZが以下の部分式
【化19】

の基を表す場合、
は水素又はC−C12アルキル、特にC−Cアルキルを表し;且つ
及びRは互いに独立してC−Cアルコキシ、特にメトキシ又はエトキシ、フェニル又はフェノキシを表すか;又は一緒になってC−Cアルキレンジオキシ、例えば、エチレンジオキシ、1,3−トリメチレンジオキシ又は2,2−ジメチル−1,3−プロピレンジオキシを表す。
【0032】
典型的な化合物(I)は
【化20】

である。
【0033】
実施態様において、化合物(I)中のZが以下の部分式
【化21】

の基を表す場合、
は水素又はC−C12アルキル、特にC−Cアルキルを表す。
【0034】
代表的な化合物(I)は
【化22】

である。
【0035】
実施態様において、化合物(I)中のZが以下の部分式
【化23】

の基を表す場合、
’、R’、R’−R’、R’及びR’、R’及びR’は、R、R、R−R、R及びR、並びにR及びRとして定義される。
【0036】
典型的な化合物(I)は
【化24】

である。
【0037】
実施態様において、化合物(I)中のZが以下の部分式
【化25】

の基を表す場合、
R’、R’−R’並びにR’及びR’は、R、R−R並びにR及びRとして定義される。Rは上記の意味を有するフェニル、フェニル−C−Cアルキル;(C−Cアルキル)1−3フェニル、又は(C−Cアルキル)1−3フェニル−C−Cアルキルを表す。
【0038】
典型的な化合物(I)は
【化26】

である。
【0039】
化合物(I)を、実施例に例示されるような公知の方法によって製造する。
【0040】
ポリマー基質との用語は、その範囲内に熱可塑性ポリマー又は熱硬化物を含む。
【0041】
好適な熱可塑性ポリマーの非網羅的なリストを以下に示す:
1. モノオレフィン及びジオレフィンのポリマー、例えばポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブト−1−エン、ポリ−4−メチルペント−1−エン、ポリビニルシクロヘキサン、ポリイソプレン又はポリブタジエン、並びにシクロオレフィンのポリマー、例えばシクロペンテン又はノルボルネン、ポリエチレン(場合により架橋されてよい)、例えば高密度ポリメチレン(HDPE)、高密度高分子量ポリエチレン(HDPE−HMW)、高密度超高分子量ポリエチレン(HDPE−UHMW)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、(VLDPE)及び(ULDPE)。
【0042】
ポリオレフィン、即ち、前記の段落に例示されたモノオレフィンのポリマー、好ましくはポリエチレン及びポリプロピレンは異なる方法、及び特に以下の方法によって製造できる:
a)ラジカル重合(通常、高圧及び高温下にて)
b)通常、周期表のIVb、Vb、VIb又はVIII族の金属を1つ以上含有する触媒を用いる触媒重合。これらの金属は通常、1つ以上の配位子、典型的にはオキシド、ハライド、アルコレート、エステル、エーテル、アミン、アルキル、アルケニル、及び/又はアリールを有し、これらはπ又はσ配位のいずれであってもよい。これらの金属錯体は、遊離した形態であるか、又は基質、典型的には活性化塩化マグネシウム、塩化チタン(III)、アルミナ又はケイ素酸化物に固定されてよい。これらの触媒は重合媒体中で可溶性又は不溶性であってよい。重合において、該触媒をそれのみで使用するか、又は更なる活性剤、典型的には金属アルキル、金属水素化物、金属アルキルハライド、金属アルキルオキシド又は金属アルキルオキサンを使用してよく、前記金属は周期表のIa、IIa及び/又はIIIa族の元素である。活性剤は、更なるエステル、エーテル、及びアミン又はシリルエーテル基で適切に改質されてよい。これらの触媒系は通常、フィリップス、スタンダードオイルインディアナ、チーグラー・ナッタ、TNZ(DuPont)、メタロセン又はシングルサイト触媒(SSC)と称される。
【0043】
2. 1)で述べられたポリマーの混合物、例えばポリプロピレンとポリイソブチレンとの混合物、ポリプロピレンとポリエチレンとの混合物(例えばPP/HDPE、PP/LDPE)、及び異なる型のポリエチレンの混合物(例えばLDPE/HDPE)。
【0044】
3. モノオレフィン及びジオレフィン同士の、又は他のビニルモノマーとのコポリマー、例えば、エチレン/プロピレンコポリマー、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)及びそれらと低密度ポリエチレン(LDPE)との混合物、プロピレン/ブト−1−エンコポリマー、プロピレン/イソブチレンコポリマー、エチレン/ブト−1−エンコポリマー、エチレン/ヘキセンコポリマー、エチレン/メチルペンテンコポリマー、エチレン/ヘプテンコポリマー、エチレン/オクテンコポリマー、エチレン/ビニルシクロヘキサンコポリマー、エチレン/シクロオレフィンコポリマー(例えばエチレン/ノルボルネン、例えばCOC)、エチレン/1−オレフィンコポリマー、ここで1−オレフィンはインサイチュで生成される;プロピレン/ブタジエンコポリマー、イソブチレン/イソプレンコポリマー、エチレン/ビニルシクロヘキセンコポリマー、エチレン/アルキルアクリレートコポリマー、エチレン/アルキルメタクリレートコポリマー、エチレン/酢酸ビニルコポリマー又はエチレン/アクリル酸コポリマー及びそれらの塩(イオノマー)、並びにエチレンとプロピレン及びジエン、例えばヘキサジエン、ジシクロペンタジエン又はエチリデン−ノルボルネンとのターポリマー;及びかかるコポリマー同士の、及び上記1)で述べられたポリマーとの混合物、例えばポリプロピレン/エチレン−プロピレンコポリマー、LDPE/エチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA)、LDPE/エチレン−アクリル酸コポリマー(EAA)、LLDPE/EVA、LLDPE/EAA、及び交互又はランダムなポリアルキレン/一酸化炭素コポリマー及びそれらと他のポリマー、例えばポリアミドとの混合物。
【0045】
4. 炭化水素樹脂(例えば、C−C)、例えば、それらの水素化改質物(例えば、粘着性付与剤)及びポリアルキレンとデンプンとの混合物;
上記のホモポリマー及びコポリマーは、シンジオタクチック、アイソタクチック、ヘミアイソタクチック又はアタクチックを含む立体構造を有してよく、ここでアタクチックポリマーが好ましい。ステレオブロックポリマーも含まれる。
【0046】
5. ポリスチレン、ポリ(p−メチルスチレン)、ポリ(α−メチルスチレン)。
【0047】
6. スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエンの全ての異性体、特に、p−ビニルトルエン;エチルスチレン、プロピルスチレン、ビニルビフェニル、ビニルナフタレン、及びビニルアントラセンの全ての異性体、並びにそれらの混合物を含む、ビニル芳香族モノマーから誘導される芳香族ホモポリマー及びコポリマー。ホモポリマー及びコポリマーは、シンジオタクチック、アイソタクチック、ヘミアイソタクチック、又はアタクチック配列を含む任意の立体構造を有してよく、ここでアタクチックポリマーが好ましい。ステレオブロックポリマーも含まれる;
a)エチレン、プロピレン、ジエン、ニトリル、酸、マレイン酸無水物、マレイミド、酢酸ビニル及び塩化ビニル又はアクリル誘導体及びそれらの混合物、例えばスチレン/ブタジエン、スチレン/アクリロニトリル、スチレン/エチレン(共重合体)、スチレン/アルキルメタクリレート、スチレン/ブタジエン/アルキルアクリレート、スチレン/ブタジエン/アルキルメタクリレート、スチレン/マレイン酸無水物、スチレン/アクリロニトリル/メチルアクリレート;耐衝撃性スチレンコポリマーと他のポリマーとの混合物、例えば、ポリアクリレート、ジエンポリマー又はエチレン/プロピレン/ジエンターポリマー;及びスチレンのブロックコポリマー、例えば、スチレン/ブタジエン/スチレン、スチレン/イソプレン/スチレン、スチレン/エチレン/ブチレン/スチレン又はスチレン/エチレン/プロピレン/スチレンから選択される、先述のビニル芳香族モノマー及びコモノマーを含むコポリマー。
b)6)で述べられたポリマーの水素化から誘導される水素化芳香族ポリマー、特に、例えば、アタクチックポリスチレンを水素化することによって製造されるポリシクロヘキシルエチレン(PCHE)(これはポリビニルシクロヘキサン(PVCH)と呼ばれることが多い)。
c)6a)で述べられたポリマーの水素化から誘導される水素化芳香族ポリマー。ホモポリマー及びコポリマーは、シンジオタクチック、アイソタクチック、ヘミアイソタクチック、又はアタクチック配列などの立体構造を有してよく、ここでアタクチックポリマーが好ましい。ステレオブロックポリマーも含まれる。
【0048】
7. ビニル芳香族モノマー、例えばスチレン又はα−メチルスチレンのグラフトコポリマー、例えばポリブタジエン上のスチレン、ポリブタジエン−スチレン又はポリブタジエン−アクリロニトリルコポリマー上のスチレン;ポリブタジエン上のスチレン及びアクリロニトリル(又はメタクリロニトリル);ポリブタジエン上のスチレン、アクリロニトリル及びメチルメタクリレート;ポリブタジエン上のスチレン及びマレイン酸無水物;ポリブタジエン上のスチレン、アクリロニトリル及びマレイン酸無水物又はマレイミド;ポリブタジエン上のスチレン及びマレイミド;ポリブタジエン上のスチレン及びアルキルアクリレート又はメタクリレート;エチレン/プロピレン/ジエンターポリマー上のスチレン及びアクリロニトリル;ポリアルキルアクリレート又はポリアルキルメタクリレート上のスチレン及びアクリロニトリル、アクリレート/ブタジエンコポリマー上のスチレン及びアクリロニトリル、並びにそれらと6)で挙げられたコポリマーとの混合物、例えばABS、MBS、ASA又はAESポリマーとして公知のコポリマー混合物。
【0049】
8. ハロゲン含有ポリマー、例えばポリクロロプレン、塩化ゴム、イソブチレン−イソプレンの塩素化及び臭素化コポリマー(ハロブチルゴム)、塩素化又はスルホ塩素化(sulphochlorinated)ポリエチレン、エチレンと塩素化エチレンとのコポリマー、エピクロロヒドリンホモポリマー及びコポリマー、特にハロゲン含有ビニル化合物のポリマー、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、並びにそれらのコポリマー、例えば塩化ビニル/塩化ビニリデン、塩化ビニル/酢酸ビニル又は塩化ビニリデン/酢酸ビニルコポリマー。
【0050】
9. α,β−不飽和酸から誘導されるポリマー及びその誘導体、例えばポリアクリレート及びポリメタクリレート;ポリメチルメタクリレート、ポリアクリルアミド及びポリアクリロニトリル、ブチルアクリレートによるそれらの耐衝撃性改質物。
【0051】
10. 9)で述べられたモノマー同士の、又は他の不飽和モノマーとのコポリマー、例えばアクリロニトリル/ブタジエンコポリマー、アクリロニトリル/アルキルアクリレートコポリマー、アクリロニトリル/アルコキシアルキルアクリレート又はアクリロニトリル/ビニルハライドコポリマー又はアクリロニトリル/アルキルメタクリレート/ブタジエンターポリマー。
【0052】
11. 不飽和アルコール及びアミン又はアシル誘導体又はそれらのアセタールから誘導されるポリマー、例えば、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルステアレート、ポリビニルベンゾエート、ポリビニルマレエート、ポリビニルブチラール、ポリアリルフタレート又はポリアリルメラミン;並びにそれらと上記1に記載されたオレフィンとのコポリマー。
【0053】
12. 環状エーテルのホモポリマー及びコポリマー、例えば、ポリアルキレングリコール、ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド又はそれらとビスグリシジルエーテルとのコポリマー。
【0054】
13. ポリアセタール、例えば、ポリオキシメチレン、及びコモノマーとしてエチレンオキシドを含有するそれらのポリオキシメチレン;熱可塑性ポリウレタン、アクリレート又はMBSで変性されたポリアセタール。
【0055】
14. ポリフェニレンオキシド及び硫化物、及びポリフェニレンオキシドとスチレンポリマー又はポリアミドとの混合物。
【0056】
15. 一方でヒドロキシル基末端ポリエーテル、ポリエステル又はポリブタジエンから、及び他方で脂肪族又は芳香族ポリイソシアネートから誘導されるポリウレタン、並びにそれらの前駆体。
【0057】
16. ジアミン及びジカルボン酸から、及び/又はアミノカルボン酸又は相応するラクタムから誘導されるポリアミド及びコポリアミド、例えば、ポリアミド4、ポリアミド6、ポリアミド4/10、5/10、6/6、6/10、6/9、6/12、4/6、12/12、ポリアミド11、ポリアミド12、m−キシレンジアミン及びアジピン酸から出発する芳香族ポリアミド;ヘキサメチレンジアミン及びイソフタル酸又は/及びテレフタル酸から製造され、且つ改質剤としてのエラストマーを有する又は有さないポリアミド、例えば、ポリ−2,4,4−トリメチルヘキサメチレンテレフタルアミド又はポリ−m−フェニレンイソフタルアミド;及び上述のポリアミドと、ポリオレフィン、オレフィンコポリマー、イオノマー、あるいは化学結合又はグラフトエラストマーとのブロックコポリマー;又はポリエーテル、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール又はポリテトラメチレングリコールとのブロックコポリマー;並びにEPDM又はABSで改質されたポリアミド又はコポリアミド;及び加工の間に縮合したポリアミド(RIMポリアミド系)。
【0058】
17. ポリウレア、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリエステルイミド、ポリヒダントイン及びポリベンズイミダゾール。
【0059】
18. ジカルボン酸及びジオールから誘導される及び/又はヒドロキシカルボン酸又は相応するラクトンから誘導されるポリエステル、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ−1,4−ジメチロールシクロヘキサンテレフタレート、ポリアルキレンナフタレート(PAN)及びポリヒドロキシベンゾエート、並びに、ヒドロキシル基末端ポリエーテルから誘導されるブロックコポリエーテルエステル;及びポリカーボネート又はMBSで改質されたポリエステル。
【0060】
19. ポリケトン。
【0061】
20. ポリスルフォン、ポリエーテルスルフォン及びポリエーテルケトン。
【0062】
21. 上述のポリマー(ポリブレンド)のブレンド、例えば、PP/EPDM、ポリアミド/EPDM又はABS、PVC/EVA、PVC/ABS、PVC/MBS、PC/ABS、PBTP/ABS、PC/ASA、PC/PBT、PVC/CPE、PVC/アクリレート、POM/熱可塑性PUR、PC/熱可塑性PUR、POM/アクリレート、POM/MBS、PPO/HIPS、PPO/PA6.6及びコポリマー、PA/HDPE、PA/PP、PA/PPO、PBT/PC/ABS又はPBT/PET/PC。
【0063】
22. 以下の一般式に対応するポリカーボネート:
【化27】

かかるポリカーボネートは、界面過程によって又は溶融過程(触媒エステル交換反応)によって得られる。ポリカーボネートは分枝鎖状又は直鎖状のいずれかの構造であってよく且つ任意の官能性置換基を含んでよい。ポリカーボネートコポリマー及びポリカーボネートブレンドも本発明の範囲内である。ポリカーボネートとの用語は、他の熱可塑性樹脂とのコポリマー及びブレンドを含むものとして解釈されるべきである。ポリカーボネートの製造方法は、例えば、米国特許第3,030,331号;同第3,169,121号;同第4,130,458号;同第4,263,201号;同第4,286,083号;同第4,552,704号;同第5,210,268号;及び同第5,606,007号から公知である。異なる分子量の2種以上のポリカーボネートの組み合わせを使用してよい。
【0064】
好ましいものは、ビスフェノールAなどのジフェノールとカーボネート源との反応によって得られるポリカーボネートである。好適なジフェノールの例は以下のものである:
【化28】

【0065】
カーボネート源はカルボニルハライド、カーボネートエステル又はハロホルメートであってよい。好適なカーボネートハライドはホスゲン又は臭化カルボニルである。好適なカーボネートエステルは、ジアルキルカーボネート、例えば、ジメチル−又はジエチルカーボネート、ジフェニルカーボネート、フェニルアルキル−フェニルカーボネート、例えば、フェニル−トリルカーボネート、ジアルキルカーボネート、例えば、ジメチル−又はジエチルカーボネート、ジ−(ハロフェニル)カーボネート、例えば、ジ−(クロロフェニル)カーボネート、ジ−(ブロモ−フェニル)カーボネート、ジ−(トリクロロフェニル)カーボネート又はジ−(トリクロロフェニル)カーボネート、ジ−(アルキル−フェニル)カーボネート、例えば、ジ−トリルカーボネート、ナフチルカーボネート、ジクロロ−ナフチルカーボネートなどである。
【0066】
ポリカーボネート又はポリカーボネートブレンドを含む、上記のポリマー基質は、ポリカーボネート−コポリマーであり、その際、イソフタレート/テレフタレート−レソルシノールセグメントが存在する。かかるポリカーボネートは、例えば、Lexan(登録商標)SLX(General Electrics Co.USA)で市販されている。成分b)の他のポリマー基質は、混合物又はコポリマーの形で、多種多様な合成ポリマー、例えば、ポリオレフィン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリ(メタ)アクリレート、熱可塑性ポリウレタン、ポリスルホン、ポリアセタール及びPVC、例えば、好適な相溶化剤を更に含有してよい。例えば、該ポリマー基質はポリオレフィン、熱可塑性ポリウレタン、スチレンポリマー及びそれらのコポリマーからなる樹脂の群から選択される熱可塑性ポリマーを更に含有してよい。特定の実施態様は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリアミド(PA)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、グリコール変性ポリシクロヘキシレンメチレンテレフタレート(PCTG)、ポリスルホン(PSU)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、熱可塑性ポリウレタン(TPU)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)、アクリロニトリル−スチレン−アクリル酸エステル(ASA)、アクリロニトリル−エチレン−プロピレン−スチレン(AES)、スチレン−マレイン酸無水物(SMA)又は高耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)を含む。
【0067】
23. 二官能又は多官能エポキシド化合物からなるエポキシ樹脂、その際、以下の部分式
【化29】

の少なくとも2つのエポキシ基が存在し、これらが直接、炭素、酸素、窒素又は硫黄原子に結合し、ここで、qは0を表し、R及びRの両方が水素を表し且つRは水素又はメチルを表すか;あるいはqは0又は1を表し、R及びRが一緒になって−CH−CH−又は−CH−CH−CH−基を形成し且つRは水素を表す。
【0068】
好適な硬化剤成分は、例えば、アミン及び無水物の硬化剤、例えば、ポリアミン、例えば、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレントリアミン、ヘキサメチレンジアミン、メタンジアミン、N−アミノエチルピペラジン、ジアミノジフェニルメタン[DDM]、DDMのアルキル−置換誘導体、イソホロンジアミン[IPD]、ジアミノジフェニルスルホン[DDS]、4,4’−メチレンジアニリン[MDA]、又はm−フェニレンジアミン[MPDA])、ポリアミド、アルキル/アルケニルイミダゾール、ジシアンジアミド[DICY]、1,6−ヘキサメチレン−ビス−シアノグアニジン、又は酸無水物、例えば、ドデセニルコハク酸無水物、ヘキサヒドロフタル酸無水物、テトラヒドロフタル酸無水物、フタル酸無水物、ピロメリト酸無水物、及びそれらの誘導体である。
【0069】
本発明の好ましい実施態様は、成分c)として熱可塑性ポリマーを含む組成物に関する。好ましい熱可塑性ポリマーは、ポリオレフィンホモポリマー及びコポリマー、特にポリプロピレン、オレフィンビニルモノマーのコポリマー、スチレンホモポリマー及びそれらのコポリマーを含む。
【0070】
本発明のアルコキシアミンが、ポリマーの処理高温よりも高い温度で固体又は溶融物である場合、本発明の組成物の難燃性が小さい粒径によって改善されていることが見られるので、これらをポリマー基質に適用する前に平均粒径100μm未満の微粉末に粉砕することが有利であり得る。
【0071】
本発明は更に、上で定義される、成分a)及びb)に加えて、任意の成分として、追加の難燃剤並びにいわゆるドリップ防止剤及びポリマー安定剤からなる群から選択される更なる添加剤を含む、組成物に関する。
【0072】
代表的なリン含有難燃剤は、例えば、以下のものである:
テトラフェニルレソルシノールジホスフェート(Fyrolflex(登録商標)RDP、アクゾノーベル社)、レソルシノールジホスフェートオリゴマー(RDP)、トリフェニルホスフェート、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフェート、エチレンジアミンジホスフェート(EDAP)、アンモニウムポリホスフェート、ジエチル−N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−アミノメチルホスホネート、リン酸のヒドロキシアルキルエステル、ジ−C−Cアルキルホスフィン酸の及び次リン酸(HPO)の塩、特にCa2+、Zn2+、又はAl3+塩、テトラキス(ヒドロキシメチル)ホスホニウムスルフィド、トリフェニルホスフィン、9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスホリルフェナントレン−10−オキシド(DOPO)の誘導体、ホスファゼン難燃剤及びメタンホスホン酸をベースとしたポリカーボネート。
【0073】
窒素含有難燃剤は、例えば、イソシアヌレート難燃剤、例えば、ポリイソシアヌレート、イソシアヌル酸のエステル又はイソシアヌレートである。代表的な例は、ヒドロキシアルキルイソシアヌレート、例えば、トリス−(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、トリス(ヒドロキシメチル)−イソシアヌレート、トリス(3−ヒドロキシ−n−プロピル)イソシアヌレート又はトリグリシジルイソシアヌレートである。
【0074】
窒素含有難燃剤は、更にメラミンベースの難燃剤を含む。代表的な例は、メラミンシアヌレート、メラミンボレート、メラミンホスフェート、メラミンピロホスフェート、メラミンポリホスフェート、メラミンアンモニウムポリホスフェート、メラミンアンモニウムピロホスフェート、ジメラミンホスフェート及びジメラミンピロホスファートである。
【0075】
更なる例は、ベンゾグアナミン、ピリミジン、例えば、6−アミノウラシルトリス(ヒドロキシエチル)−イソシアヌレート、アラントイン、グリコールウリル、尿素シアヌレート、アンモニウムポリホスフェート、メレム、メラム、メロン系列からのメラミンの縮合生成物及び/又は高縮合化合物又はメラミンとリン酸との反応生成物又はそれらの混合物である。
【0076】
代表的な有機ハロゲン難燃剤は、例えば、以下のものである:
ポリ臭化ジフェニルオキシド(DE−60F、Great Lakes社)、デカブロモジフェニルオキシド(DBDPO;Saytex(登録商標)102E)、トリス[3−ブロモ−2,2−ビス(ブロモメチル)プロピル]ホスフェート(PB370(登録商標)、FMC社)、トリス(2,3−ジブロモプロピル)ホスフェート、トリス(2,3−ジクロロプロピル)ホスフェート、クロレンド酸、テトラクロロフタル酸、テトラブロモフタル酸、ポリ−β−クロロエチルトリホスホネート混合物、テトラブロモビスフェノールAビス(2,3−ジブロモプロピルエーテル)(PE68)、臭素化エポキシ樹脂、エチレン−ビス(テトラブロモフタルイミド)(Saytex(登録商標)BT−93)、ビス(ヘキサクロロシクロペンタジエノ)シクロオクタン(Declorane Plus(登録商標))、塩素化パラフィン、オクタブロモジフェニルエーテル、ヘキサクロロシクロペンタジエン誘導体、1,2−ビス(トリブロモフェノキシ)エタン(FF680)、テトラブロモ−ビスフェノールA(Saytex(登録商標)RB100)、エチレンビス−(ジブロモ−ノルボルナンジカルボキシミド)(Saytex(登録商標)BN−451)、ビス−(ヘキサクロロシクロエンタデノ)シクロオクタン、PTFE、トリス−(2,3−ジブロモプロピル)−イソシアヌレート、及びエチレン−ビス−テトラブロモフタルイミド。
【0077】
上記の有機ハロゲン難燃剤は日常的に無機酸化物相乗剤と組み合わされる。亜鉛又はアンチモン酸化物、例えば、Sb又はSbが最もよく使用されている。ボロン化合物も好適である。
【0078】
代表的な無機難燃剤は、例えば、アルミニウムトリヒドロキシド(ATH)、ベーマイト(AlOOH)、マグネシウムジヒドロキシド(MDH)、ホウ酸亜鉛、CaCO、好ましくはナノサイズの形の、(有機修飾された)層状ケイ酸塩、(有機修飾された)層状複水酸化物、及びそれらの混合物を含む。ATH又はMDHなどの無機難燃剤は、ポリマーマトリックス中でのそれらの分散性を改善するために表面処理されてよい。
【0079】
上記の更なる難燃剤のクラスは、有利には、組成物の全質量を基準として約0.5〜約60.0質量%の有機ポリマー基質の量で;例えば、約1.0〜約40.0質量%;例えば、約5.0〜約35.0質量%のポリマーの量で本発明の組成物中に含有される。
【0080】
別に実施態様によれば、本発明は、追加成分として、いわゆるドリップ防止剤を更に含む組成物に関する。
【0081】
これらのドリップ防止剤は、熱可塑性ポリマーの溶融流れを低減させて、高温でのドリップの形成を抑制する。様々な参照文献、例えば、米国特許明細書第4,263,201号は、ドリップ防止剤の難燃性組成物への添加を記載している。
【0082】
高温でのドリップの形成を抑制する好適な添加剤は、ガラス繊維、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、高温エラストマー、炭素繊維、ガラス球などを含む。
【0083】
異なる構造のポリシロキサンの添加は、種々の参考文献に提案されてきた(米国特許明細書第6,660,787号、同第6,727,302号又は同第6,730,720号を参照のこと)。
【0084】
安定剤は、好ましくはハロゲンフリーであり、且つニトロキシル安定剤、ニトロン安定剤、アミン酸化物安定剤、ベンゾフラノン安定剤、ホスフィット及びホスホニット安定剤、キノンメチド安定剤及び2,2’−アルキリデンビスフェノール安定剤のモノアクリレートエステルからなる群から選択される。
【0085】
上記の通り、本発明による組成物は、例えば、顔料、染料、可塑剤、酸化防止剤、チキソトロープ剤、分散剤、均展助剤、塩基性補助安定剤、金属の不動態化剤、金属酸化剤、有機リン化合物、更なる光安定剤及びそれらの混合物、特に顔料、フェノール系酸化防止剤、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、分散剤、2−ヒドロキシ−ベンゾフェノン、2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール及び/又は2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジン基のUV吸収剤から選択される1種以上の慣例の添加剤を更に含有してよい。
【0086】
上で定義される組成物にとって好ましい追加の添加剤は、処理安定剤、例えば、上記のホスフィット及びフェノール系酸化防止剤、及び光安定剤、例えば、ベンゾトリアゾールである。好ましい特定の酸化防止剤は、オクタデシル3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート(IRGANOX 1076)、ペンタエリトリトール−テトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](IRGANOX 1010)、トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)イソシアヌレート(IRGANOX 3114)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン(IRGANOX 1330)、トリエチレングリコール−ビス[3−(3−tert−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオネート](IRGANOX 245)、及びN,N’−ヘキサン−1,6−ジイル−ビス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオンアミド](IRGANOX 1098)を含む。特定の加工安定剤は、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスフィット(IRGAFOS 168)、3,9−ビス(2,4−ジ−tert−ブチルフェノキシ)−2,4,8,10−テトラオキサ−3,9−ジホスファスピロ[5.5]ウンデカン(IRGAFOS 126)、2,2’,2’’−ニトリロ[トリエチル−トリス(3,3’,5,5’−テトラ−tert−ブチル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジイル)]ホスフィット(IRGAFOS 12)、及びテトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)[1,1−ビフェニル]−4,4’−ジイルビスホスホニット(IRGAFOS P−EPQ)を含む。特定の光安定剤は、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール(TINUVIN 234)、2−(5−クロロ(2H)−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(メチル)−6−(tert−ブチル)フェノール(TINUVIN 326)、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール(TINUVIN 329)、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(tert−ブチル)−6−(sec−ブチル)フェノール(TINUVIN 350)、2,2’−メチレンビス(6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール)(TINUVIN 360)、及び2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]−フェノール(TINUVIN 1577)、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール(TINUVIN P)、2−ヒドロキシ−4−(オクチルオキシ)ベンゾフェノン(CHIMASSORB 81)、1,3−ビス−[(2’−シアノ−3’,3’−ジフェニルアクリロイル)オキシ]−2,2−ビス−{[(2’−シアノ−3’,3’−ジフェニルアクリロイル)オキシ]メチル}−プロパン(UVINUL 3030、BASF)、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート(UVINUL 3035、BASF)、及び(2−エチルヘキシル)−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート(UVINUL 3039、BASF)を含む。
【0087】
更に好ましい添加剤は分散剤のクラスからのものである。好適なポリマー分散剤は、ポリマー鎖及び少なくとも1つのいわゆる固定基からなる。ポリマー鎖は、ポリマー基質内に溶解特性並びに立体安定性を与え且つポリマー系との相溶性を決定するが、固定基は難燃剤分子自体に結合される。
【0088】
好適なポリマー分散剤は、その固体難燃剤分子を湿潤させる効果を特徴とし、分散された難燃剤粒子によって生じる粘性を抑制して、且つかかる粒子の再凝集を防ぐ。
【0089】
好適なポリマー分散剤は、例えば、スチレンマレイン酸無水物コポリマー又は酸基によって置換されるポリエーテルをベースとする。
【0090】
上記の添加剤は、好ましくは成分b)のポリマー基質の質量に対して、0.01〜10.0%、特に0.05〜5.0%の量で含有される。
【0091】
上で規定された成分のポリマー成分中への導入は、粉末形態での乾式混合、又は溶液、分散液又は懸濁液の形態で、例えば、不活性溶剤、水又は油中での湿式混合などの公知の方法によって実施する。添加剤成分a)及びb)並びに任意の更なる添加剤は、例えば、成形の前又は後に、あるいは溶解又は分散された添加剤又は添加剤混合物をポリマー材料に適用し、次に溶剤又は懸濁液/分散液の薬剤を蒸発させて又は蒸発させないで導入してよい。それらを加工装置(例えば、押出機、密閉式混合機、等)内に、例えば、乾燥した混合物又は粉末として、又は溶液又は分散液又は懸濁液又は溶融物として直接的に添加してよい。
【0092】
添加剤成分のポリマー基質への添加は、慣例の混合機内で実施でき、そこでポリマーが溶融し、そして添加剤と混合される。好適な装置は当業者に公知である。それらは主に、ミキサー、ニーダ及び押出機である。
【0093】
該工程は好ましくは処理の間に添加剤を導入することによって押出機内で実施される。
【0094】
特に好ましい処理装置は、一軸スクリュー押出機、反転及び共回転二軸スクリュー押出機、遊星歯車型押出機、リング押出機又はコニーダである。少なくとも1つのガス除去室を備えた処理機を使用して真空を適用することができる。
【0095】
適した押出機及びニーダは、例えば、Handbuch der Kunststoffex−trusion、Vol.1 Grundlagen、Editors F.Hensen、W.Knappe、H.Potente、1989、第3〜7頁、ISBN:3−446−14339−4(Vol.2 Extrusionsanlagen 1986、ISBN 3−446−14329−7)に記載されている。
【0096】
例えば、前記スクリュー長さは1〜60スクリュー直径、好ましくは35〜48スクリュー直径である。スクリューの回転速度は、好ましくは1分当たり10〜600回転(rpm)、好ましくは25〜300rpmである。
【0097】
最大のスループットはスクリュー直径、回転速度及び駆動力に依存する。本発明の工程は、記載されたパラメータを変化させることによって、あるいは供与量を供給する計量機を用いることによって、最大スループットよりも低いレベルでも実施できる。
【0098】
複数の成分を添加する場合、これらを予め混合するか又は個別に添加してよい。
【0099】
添加剤成分a)及び任意の更なる添加剤を、ポリマー基質b)上に噴霧してもよい。添加剤混合物は、他の添加剤、例えば、上に示した慣例の添加剤を希釈するか、あるいはそれらの溶融物をこれらの添加剤と一緒にポリマー基質上に噴霧できる。
【0100】
添加剤成分a)及びb)任意の更なる添加剤は、マスターバッチ(「濃縮物」)の形態でポリマーに添加してもよく、これは、例えば約1.0質量%〜約60.0質量%、好ましくは約2.0質量%〜約30.0質量%の濃度でポリマー中に導入される成分を含有する。該ポリマーは、添加剤が最終的に添加されるポリマーと同一の構造である必要はない。かかる作業において、該ポリマーを粉末、顆粒、溶液、及び懸濁液の形態で又はラテックスの形態で使用できる。
【0101】
組み込みは、成形作業の前に又はその間に行うことができる。ここに記載された本発明の添加剤を含有する材料は、好ましくは、成形物品、例えば、回転成形物品、射出成形物品、形材等、特に、繊維、溶融紡糸不織布、フィルム又はフォームの製造に使用される。
【0102】
本発明の更なる実施態様は、リン原子が低酸化状態にある化合物(I)に関する。かかる化合物(I)の定義内では、
Rは、水素又はC−C12アルキル、ヒドロキシ−C−C12アルキル、ジヒドロキシ−C−C12アルキル、フェニル、フェニル−C−Cアルキル;(C−Cアルキル)1−3フェニル、(C−Cアルキル)1−3フェニル−C−Cアルキル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル−C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル−C−Cアルキル、−C(=O)−H、−C(=O)−C−C19アルキル及びベンゾイルからなる群から選択される置換基を表し;
−Rはメチルを表すか;又は
及びRの一方並びにR及びRの一方がメチルを表し;且つR及びRのもう一方並びにR及びRのもう一方がエチルを表し;
及びRは互いに独立して水素又はメチルを表し;
そしてZは以下の部分式:
【化30】

(式中、
及びR’及びR及びR’は互いに独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、フェニル又はフェノキシを表し;
は水素又はC−C12アルキルを表し;且つ
及びRは互いに独立してC−Cアルコキシ、フェニル又はフェノキシを表すか又は一緒になってC−Cアルキレンジオキシを表す)
の基を表すか;又は
Zは以下の部分式
【化31】

(式中、
は水素又はC−C12アルキルを表す)
の基を表すか;又は
Zは以下の部分式
【化32】

(式中、
’はC−Cアルキレンを表し;
R’は、水素又はC−C12アルキル、ヒドロキシ−C−C12アルキル、ジヒドロキシ−C−C12アルキル、フェニル、フェニル−C−Cアルキル;(C−Cアルキル)1−3フェニル、(C−Cアルキル)1−3フェニル−C−Cアルキル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル−C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル−C−Cアルキル、−C(=O)−H、−C(=O)−C−C19アルキル及びベンゾイルからなる群から選択される置換基を表し;
’−R’はメチルを表すか;又は
’及びR’の一方並びにR’及びR’の一方がメチルを表し;且つR’及びR’のもう一方並びにR’及びR’のもう一方がエチルを表し;
’及びR’は互いに独立して水素又はメチルを表し;且つ
’及びR’は互いに独立してC−Cアルコキシ、フェニル又はフェノキシを表すか;又は
’及びR’は一緒になってC−Cアルキレンジオキシを表す)
の基を表す。
【0103】
これらの化合物は化合物(I)の製造のための中間体として有用であり、その際、Zは部分式(A)、(B)、(C)、(D)、及び(E)の基を表す。これらの中間体の変換は、それ自体公知の類似方法、例えば、Hなどの酸化剤との反応によって行われる。この方法を以下の実施例で説明する。
【0104】
以下の実施例によって本発明を説明する:
A)代表的な化合物の合成
実施例1
1.1
【化33】

250mlのスルホン化フラスコに、8.67g(1)、4.22gのトリエチルアミン及び0.10gの4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)触媒を、窒素雰囲気下にて50mlのトルエン中に溶解させる。反応混合物を0℃に冷却する。5.91gの2−クロロ−5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサホスホリナン(Aldrich社から市販されている)のトルエン溶液25mlを添加し、この反応温度を0℃〜5℃で45分間維持する。添加完了後に、反応混合物を室温で16時間撹拌して濾過する。ろ液を水100mlとNaHCO水溶液100mlで洗う。有機層を2回水100mlで洗う。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下で除去すると、11.91gの粘性の黄色液体(2)が得られ、これをジクロロメタン30ml中に窒素雰囲気下で溶解して0℃に冷却する。2.50gの過酸化水素(50%)をゆっくりと添加する。反応混合物を一晩撹拌する。過剰の過酸化水素を、20%のメタ重亜硫酸ナトリウムの水溶液を添加して分解させる。有機層を水100mlで洗って硫酸ナトリウムで乾燥させる。9.41gの橙色固体(3)が、真空下で溶媒を除去した後に得られる(融点:120〜123℃)。

【0105】
1.2
171.19gの出発材料(1)を、実施例2.2と類似の方法で、150.0gの1−エトキシ−4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(WO2008/003602号によって得られる)から調製する。
【0106】
実施例2
2.1
【化34】

実施例1と類似の方法で、10.06g(2)を8.09g(1)から調製する。

【0107】
2.2
出発材料(1)を以下の通りに調製する:
2000mlの鋼製のオートクレーブに、150.0gの1−メトキシ−4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン(WO2008/003602号によって得られる)を、メタノール100mlと一緒に窒素雰囲気下で装入する。65.1gのn−ブチルアミンを、0.5gの10%Pd担持炭素と一緒に同じ反応器に添加する。反応混合物を、8〜10kgの水素圧力を20〜24時間かけることによって100℃で撹拌する。反応を13C−NMR−分光法によって観察する。13C−NMR−分光法で>C=O基が消失した後、反応混合物を室温に冷却する。触媒は、反応混合物をハイフロ(Hyflo)(登録商標)床を通して濾過することによって除去する。178.08g(収率95%)の生成物が、真空下で溶媒を除去した後に橙褐色の液体として得られる。生成物を更に精製しないで次の工程(2.1)で使用する。MS(m/z):243[MH]
【0108】
実施例3
3.1
【化35】

実施例1と類似の方法で、5.4g(2)を8.6g(1)から調製し、これは黄色がかった固体として得られる。

【0109】
3.2
出発材料を以下の通りに調製する:
165.1gの出発材料(1)を、実施例2.2と類似の方法で、165.1gの1−エトキシ−4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン及び40.82gの1,6−ジアミノヘキサンから調製する。
MS(m/z):483[MH]
【0110】
実施例4
4.1
【化36】

実施例1と類似の方法で、5.6g(2)を7.5g(1)から調製し、これは白色の固体として得られる。

【0111】
4.2
出発材料を以下の通りに調製する:
172.84gの出発材料(1)を、実施例2.2と類似の方法で、150.0gの1−メトキシ−4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンから調製する。MS(m/z):455[MH]
【0112】
実施例5
5.1
【化37】

100mlのスルホン化フラスコ内で、106.0g(1)を窒素雰囲気下でジクロロメタン50ml中に溶解させて、これを0℃に冷却する。3.0gのフェニルジクロロホスフェートのジクロロメタン溶液10mlを添加して、この温度を0℃〜5℃に60分間維持する。添加完了後に、反応混合物を0℃〜5℃で1時間、そして室温で12時間撹拌する。反応の進行をTLCによって観察する。水50mlを反応混合物に添加して、この層を分離する。有機層を水で完全に洗って硫酸ナトリウムで乾燥させる。4.76gの橙色樹脂のような生成物が、真空下で溶媒を除去した後に得られる。この生成物を、エチルアセテート/メタノール(9.5:0.5)を移動相として用いてカラムクロマトグラフィーによって精製する。2.57gのクリーム色の固体化合物が得られる。

【0113】
5.2
出発材料(1)を、実施例7.2と類似の方法で、1−メトキシ−4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンから調製し、これは褐色がかった液体として得られる。MS(Cl):187(MH)。
【0114】
実施例6
6.1
【化38】

実施例5と類似の方法で、5.6g(2)を7.5g(1)から調製し、これは白色の固体として得られる。

【0115】
6.2
出発材料(1)を、実施例7.2と類似の方法で、1−エトキシ−4−オキソ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンから調製し、これは褐色がかった液体として得られる。MS(Cl):201(MH)。
【0116】
実施例7
7.1
【化39】

実施例5と類似の方法で、6.2g(2)を12.19g(1)及びフェニルジクロロホスフェートから調製し、これは白色の固体として得られる。

【0117】
7.2
出発材料(1)を以下の通りに調製する:
50.0g(0.234モル)の1−プロポキシ−2,2,6,6−テトラメチル−ピペリジン−4−オンを、メタノール性アンモニア溶液(0.2g/ml)250mlの存在下で100℃/10.0バールで2時間、500mlのメタノール中の5.0gのラネーコバルト触媒を用いて水素化する。濾過後、溶液を50℃/50ミリバールで蒸発させて、50℃/0.2ミリバールで乾燥させる。更に精製しないで、透明な黄色液体が、41.0g(81.8%、90.5%を上回る純度)の収率で得られる。
MS(Cl):215(MH)。
【0118】
実施例8
【化40】

実施例5と類似の方法で、4.68g(2)を、4.88g(1)及び5.5gのジフェニルホスホン酸クロリドから調製し、これは白色の固体として得られる。反応はトルエン中で行い、トリエチルアミンを酸スカベンジャーとして用いる。

【0119】
実施例9
【化41】

実施例5と類似の方法で、3.73g(2)を3.86g(1)及び5.5gのジフェニルホスホン酸クロリドから調製し、これは白色の固体として得られる。

【0120】
実施例10
【化42】

実施例5と類似の方法で、6.15g(2)を5.31g(1)及び5.5gのジフェニルホスホン酸クロリドから調製し、これは橙色の固体として得られる。

【0121】
実施例11
【化43】

実施例5と類似の方法で、6.85g(2)を5.02g(1)及び5.5gのジフェニルホスホン酸クロリドから調製し、これは白色の固体として得られる。

【0122】
実施例12
【化44】

実施例5と類似の方法で、8.93g(2)を7.35g(1)及び9.0gのジフェニルホスホン酸クロリドから調製し、これは粘性の液体として得られる。(1)の調製は、WO2008/003602号の実施例17に記載されている。

【0123】
実施例13
【化45】

実施例5と類似の方法で、3.50g(2)を1.94g(1)及び9.0gのジフェニルホスホン酸クロリドから調製し、これは粘性の液体として得られる。(1)の調製は、WO2008/003602号の実施例15に記載されている。

【0124】
実施例14
【化46】

3.58g(1)、4.96gのリン酸ジエチル及び1.31gのtert−ブチルアミンを、アルゴン雰囲気下で3口丸底フラスコに装入する。反応混合物を室温で24時間撹拌する。白色の固体(2)を濾過によって単離する。生成物をヘキサンで洗って50℃で8時間オーブン内で乾燥させる。(1)の調製は、WO2008/003602号の実施例28に記載されている。

【0125】
実施例15
【化47】

実施例15と類似の方法で、3.75g(2)を3.83g(1)及び9.0gの亜リン酸ジエチルから調製する。(1)の調製は、WO2008/003602号の実施例29に記載されている。

【0126】
実施例16
【化48】

実施例15と類似の方法で、3.44g(2)を5.0g(1)及び6.6gの亜リン酸ジエチルから調製し、これは白色の固体として得られる。(1)の調製は、WO2008/003602号の実施例30に記載されている。

【0127】
実施例17
【化49】

実施例15と類似の方法で、1.92gの(2)を、4.96gの(1)及び6.6gの亜リン酸ジエチルから調製し、これは白色の固体として得られる。(1)の調製は、WO2008/003602号の実施例60に記載されている。

【0128】
実施例18
18.1
【化50】

5.56gの4−N−(n−ブチル)アミノ−1−プロポキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(1)を70mlのトルエン中に溶解させる。1.85gのパラ−ホルムアルデヒド及び4.44gの9,10−ジヒドロ−9−オキサ−10−ホスファフェナントレン10−オキシド(CAS Reg.No.35948−25−5;TCI Europe又はABCR社から市販されている)を添加する。反応混合物を80℃で24時間加熱する。混合物を100mlのMTBEで希釈し、3回水で洗い、そして硫酸ナトリウムで乾燥させる。溶媒を真空下で除去する。粗生成物をシリカゲル(ヘキサン/酢酸エチル2:1)で濾過すると、8.16gの淡黄色のフォームが得られる。

【0129】
18.2
出発材料(1)を、実施例2.2と類似の方法で、1−プロポキシ−4−オキソ−テトラメチルピペリジンから調製する。
【0130】
実施例19
【化51】

5.17gの(2)、11.45gの(1)、3.20gの過酸化ジベンゾイル及び20mlのジオキサンを、アルゴン雰囲気下で250mlのスルホン化フラスコに装入する。反応混合物を85℃で48時間加熱する。反応の進行をTLCによって観察する。反応混合物を室温に冷却し、20%の亜硫酸ナトリウム水溶液で洗う。形成されたアグリゲートを100mlの酢酸エチル中に溶解する。有機層を水で完全に洗い、最終的に硫酸ナトリウムで乾燥させる。6.09gの白色固体(MP198℃)が真空下で溶媒を除去した後に得られる。

【0131】
B)適用例
材料及び方法
市販のポリプロピレン(Moplen(登録商標)HF500N、Basell社)を、共回転二軸スクリュー押出機(ZSK25、Coperion Werner&Pfleiderer)内で、Tmaxの温度:230℃(加熱領域1〜6、4kg/時間のスループット速度及び100rpm)で押出し、そして基本的なレベルの安定剤[0.3%のIRGANOX B225(1:1のIRGAFOS168とIRGANOX1010との混合物)、0.05%のステアリン酸カルシウム及び表1に列記された難燃性添加剤を添加する。水中で冷却した後、ポリマーストランドを粒状化する。
【0132】
試験片を、熱圧プレス(膜厚200μm、250×110mm、Fontine TP200、pmax50kN、230℃)内で圧縮成形によって又は射出成形(100×100mmプラーク、厚さ:1mm、Arburg370S、225℃によって調製する。
【0133】
試験試料を、DIN4102−B2に記載された方法に従って難燃性について試験する(40mmのフレーム長さ、顆粒押出し(ZSK18、190℃)後の圧縮成形(230℃)からの200μmのPPフィルム)。
【0134】
燃焼長さ及び時間を示す低値は、難燃作用の効果の増大を表す。
【0135】
結果
【表1】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の式
【化1】

(式中、
Rは、水素又はC−C12アルキル、ヒドロキシ−C−C12アルキル、ジヒドロキシ−C−C12アルキル、フェニル、フェニル−C−Cアルキル;(C−Cアルキル)1−3フェニル、(C−Cアルキル)1−3フェニル−C−Cアルキル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル−C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル−C−Cアルキル、−C(=O)−H、−C(=O)−C−C19アルキル及びベンゾイルからなる群から選択される置換基を表し;
−Rはメチルを表すか;又は
及びRの一方並びにR及びRの一方がメチルを表し;且つR及びRのもう一方並びにR及びRのもう一方がエチルを表し;
及びRは互いに独立して水素又はメチルを表し;
そしてZは以下の部分式:
【化2】

(式中、
及びRは互いに独立してC−Cアルキル又はC−Cアルコキシを表し;
は水素又はC−C12アルキルを表し;且つ
及びRは互いに独立してC−Cアルコキシ、フェニル又はフェノキシを表すか;又は一緒になってC−Cアルキレンジオキシを表す)
の基を表すか;又は
Zは以下の部分式
【化3】

(式中、
は水素又はC−C12アルキルを表す)
の基を表すか;又は
Zは以下の部分式
【化4】

(式中、
’はC−Cアルキレンを表し;
R’は水素又はC−C12アルキル、ヒドロキシ−C−C12アルキル、ジヒドロキシ−C−C12アルキル、フェニル、フェニル−C−Cアルキル;(C−Cアルキル)1−3フェニル、(C−Cアルキル)1−3フェニル−C−Cアルキル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル−C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル−C−Cアルキル、−C(=O)−H、−C(=O)−C−C19アルキル及びベンゾイルからなる群から選択される置換基を表し;
’−R’はメチルを表すか;又は
’及びR’の一方並びにR’及びR’の一方がメチルを表し;且つR’及びR’のもう一方並びにR’及びR’のもう一方がエチルを表し;
’及びR’は互いに独立して水素又はメチルを表し;且つ
’及びR’は互いに独立してC−Cアルコキシ、フェニル又はフェノキシを表すか;又は
’及びR’は一緒になってC−Cアルキレンジオキシを表す)
の基を表すか;又は
Zは以下の部分式
【化5】

(式中、
R’は、水素又はC−C12アルキル、ヒドロキシ−C−C12アルキル、ジヒドロキシ−C−C12アルキル、フェニル、フェニル−C−Cアルキル;(C−Cアルキル)1−3フェニル、(C−Cアルキル)1−3フェニル−C−Cアルキル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル−C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル−C−Cアルキル、−C(=O)−H、−C(=O)−C−C19アルキル及びベンゾイルからなる群から選択される置換基を表し;
’−R’はメチルを表すか;又は
’及びR’の一方並びにR’及びR’の一方がメチルを表し;且つR’及びR’のもう一方並びにR’及びR’のもう一方がエチルを表し;
’及びR’は互いに独立して水素又はメチルを表し;且つ
はフェニル、フェニル−C−Cアルキル;(C−Cアルキル)1−3フェニル、又は(C−Cアルキル)1−3フェニル−C−Cアルキルを表す)
の基を表す)
で示される化合物。
【請求項2】
式(I)で示され、その式中、
Rは、水素又はC−C12アルキル、ヒドロキシ−C−C12アルキル、ジヒドロキシ−C−C12アルキル、フェニル、フェニル−C−Cアルキル;(C−Cアルキル)1−3フェニル、(C−Cアルキル)1−3フェニル−C−Cアルキル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル−C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル−C−Cアルキル、−C(=O)−H、−C(=O)−C−C19アルキル及びベンゾイルからなる群から選択される置換基を表し;
−Rはメチルを表すか;又は
及びRの一方並びにR及びRの一方がメチルを表し;且つR及びRのもう一方並びにR及びRのもう一方がエチルを表し;
及びRは互いに独立して水素又はメチルを表し;
そしてZは以下の部分式;
【化6】

(式中、
及びR’並びにR及びR’は互いに独立してC−Cアルキル、C−Cアルコキシ、フェニル又はフェノキシを表し;
は水素又はC−C12アルキルを表し;且つ
及びRは互いに独立してC−Cアルコキシ、フェニル又はフェノキシを表す)
の基を表すか;又は
Zは以下の部分式
【化7】

(式中、
は水素又はC−C12アルキルを表す)
の基を表すか;又は
Zは以下の部分式
【化8】

(式中、
’はC−Cアルキレンを表し;
R’は水素又はC−C12アルキル、ヒドロキシ−C−C12アルキル、ジヒドロキシ−C−C12アルキル、フェニル、フェニル−C−Cアルキル;(C−Cアルキル)1−3フェニル、(C−Cアルキル)1−3フェニル−C−Cアルキル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル、(C−Cアルコキシ)1−3フェニル−C−Cアルキル、C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルキル−C−Cアルキル、−C(=O)−H、−C(=O)−C−C19アルキル及びベンゾイルからなる群から選択される置換基を表し;
’−R’はメチルを表すか;又は
’及びR’の一方並びにR’及びR’の一方がメチルを表し;且つR’及びR’のもう一方並びにR’及びR’のもう一方がエチルを表し;
’及びR’は互いに独立して水素又はメチルを表し;且つ
’及びR’は互いに独立してC−Cアルコキシ、フェニル又はフェノキシを表すか;又は
’及びR’は一緒になってC−Cアルキレンジオキシを表す)
の基を表す、化合物。
【請求項3】
Rが水素又はC−C12アルキルを表し;
−Rがメチルを表し;
及びRが水素を表し;
そしてZが請求項1に規定される通りである、請求項1に記載の化合物(I)。
【請求項4】
Rが水素又はC−C12アルキルを表し;
−Rがメチルを表し;
及びRが水素を表し;
そしてZが部分式(A)又は(C)の基を表し、
その式中、
及びRは互いに独立してC−Cアルコキシルを表し;
はC−C12アルキルを表し;且つ
及びRは互いに独立してC−Cアルコキシ又はフェニルを表すか;又は
Zが部分式(D)の基を表し、
その式中、
はC−C12アルキルを表すか;又は
Zが部分式(E)の基を表し、
その式中、
’はC−Cアルキレンを表し;
R’はC−C12アルキルを表し;
’−R’はメチルを表し;
’及びR’は水素を表し;且つ
’及びR’は互いに独立してC−Cアルコキシ又はフェニルを表すか;又は
’及びR’は一緒になってC−Cアルキレンジオキシを表すか;又は
Zが部分式(F)の基を表し、
その式中、
R’はC−C12アルキルを表し;
’−R’はメチルを表し;
’及びR’はメチルを表し;且つ
はフェニルを表す、請求項1に記載の化合物(I)。
【請求項5】
RがC−C12アルキルを表し;
−Rがメチルを表し;
及びRが水素を表し;
そしてZが部分式(A)又は(C)の基を表し、
その式中、
及びRはC−Cアルコキシを表し;
はC−Cアルキルを表し;且つ
及びRは互いに独立してC−Cアルコキシ又はフェニルを表すか;又は
一緒になってC−Cアルキレンジオキシを表すか;又は
Zが部分式(D)の基を表し、
その式中、
はC−Cアルキルを表すか;又は
Zが部分式(E)の基を表し、
その式中、
’はC−Cアルキレンを表し;
R’はC−C12アルキルを表し;
’−R’はメチルを表し;
’及びR’は水素を表し;且つ
’及びR’は互いに独立してC−Cアルコキシ又はフェニルを表すか;又は
’及びR’は一緒になってC−Cアルキレンジオキシを表すか;又は
Zが部分式(F)の基を表し、
その式中、
R’はC−C12アルキルを表し;
’−R’はメチルを表し;
’及びR’はメチルを表し;且つ
はフェニルを表す、請求項1に記載の化合物(I)。
【請求項6】
以下の式
【化9】

からなる群から選択される請求項1に記載の化合物(I)。
【請求項7】
以下の式
【化10】

で示される請求項1に記載の化合物(I)。
【請求項8】
以下の式
【化11】

からなる群から選択される請求項1に記載の化合物(I)。
【請求項9】
以下の式
【化12】

からなる群から選択される請求項1に記載の化合物(I)。
【請求項10】
a)化合物(I)(式中、R、R−R及びZは請求項1に規定された通りである);及び
b)ポリマー基質
を含む、組成物。
【請求項11】
ポリマー安定剤、分散剤又は追加の難燃剤からなる群から選択される更なる添加剤を付加的に含む、請求項10に記載の組成物。
【請求項12】
難燃性をポリマー基質に付与する方法であって、化合物(I)(式中、R、R−R及びZは請求項1に規定された通りである)をポリマー基質に添加することを含む、方法。

【公表番号】特表2013−517248(P2013−517248A)
【公表日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−548430(P2012−548430)
【出願日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際出願番号】PCT/EP2011/050368
【国際公開番号】WO2011/086114
【国際公開日】平成23年7月21日(2011.7.21)
【出願人】(508020155)ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア (2,842)
【氏名又は名称原語表記】BASF SE
【住所又は居所原語表記】D−67056 Ludwigshafen, Germany
【Fターム(参考)】