説明

ホルモン感受性リパーゼの新規な二環式阻害剤

【課題】 ホルモン感受性リパーゼ阻害作用を有する新規化合物の提供。
【解決手段】 一般式(I)のベンゾトリアゾール。ここでR1〜R8は明細書に記載される意味を有する。
【化1】

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホルモン感受性リパーゼ(HSL)に対して阻害作用を有する新規なベンゾトリアゾール化合物に関する。
【背景技術】
【0002】
ベンゾトリアゾールは、例えば光化学(US 4,255,510、Kodak)またはオレキシンアン
タゴニスト(WO 02/090355、SKB)のような幅広い分野で既に周知である。また、ベンゾ
トリアゾールを製造するための合成法は、KatritzkyらによりJ. Org. Chem. 1997, 62, 4155-4158において記載されている。また、リパーゼ阻害剤として使用するためのカルバメートは、例えばShamkant Patkarら, Paul Woolley, Steffen B. Petterson編, Lipase (1994) 207-227またはWO 03/051842で知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
驚くべきことに、今回、本発明のベンゾトリアゾールがHSL、即ちホルモン感受性リパーゼに関して活性を示すことを明らかにすることができた。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、式I
【化1】

のベンゾトリアゾールに関し、
式中、R1〜R8はHであって、
ここで基R2またはR3のうちの1つは:
Br、Cl、CH3、CN、NH2、NO2、CF3、OCH3、フェノキシ、ベンゾイル
、CH(OH)−フェニル、S−シクロヘキシル、CO−OCH3であるか;
または、
この一連の基のうちの2個の置換基は:
R1はClおよびR3はCF3、または
R2はFおよびR3はClであり;
nは0、1または2の整数であり;そして、
置換基R6またはR7のうちの1つは:
R6はCH3であって;
R7はCH3、C25、CH(CH3)2、C(CH3)3、CF3、Br、Cl、ベンジルまたはCO−OC25であるか;または、
R6とR7は共にCH3であるか;または、
該環は、R6およびR7の代わりに2重結合を含んでよく、または
R5とR6またはR6とR7は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、ベンゾ−縮合環であってよく、またはnが0である場合はシクロヘキサンジイルであってよく、R6/R7が閉環である場合は、この置換基は場合によりNH2またはNO2で1回、またはOCH3で1回または2回置換されていてよく;そして、
R7とR8は一緒になって、シクロペンチル、ジアゼピンまたは=CH2であり;
ここで、R1〜R5およびR8はHであり、nは1であり、そしてR6/R7はベンゾ縮合している化合物、並びにR1、R3〜R8はHであり、R2はCH3であり、そして
nは1である化合物は除外される。
【0005】
本発明は、ラセミ化合物、ラセミ混合物および純粋な光学異性体形態の式Iの化合物に関し、またそのジアステレオマーおよびその混合物に関する。
アルキル基は直鎖または分枝鎖のいずれかであってよい。ハロゲンはフッ素、塩素または臭素、特にフッ素または塩素である。
【0006】
式中の基が以下の意味を有する式Iのベンゾトリアゾールが好ましい:
R1〜R8はHであって;
ここで基R2またはR3のうちの1つは:
R2はBr、Cl、CN、NO2、CF3、OCH3、フェノキシ、ベンゾイル、CH(OH)−フェニル、S−シクロヘキシル、CO−OCH3であり;
R3はCH3、CN、Br、Cl、NH2、NO2、ベンゾイルである。
【0007】
式中の基が以下の意味を有する式Iのベンゾトリアゾールが特に好ましい:
R1〜R8はHであって;
ここで基R2またはR3のうちの1つは:
R2はBr、Cl、NO2、OCH3、フェノキシ、CO−OCH3であり;
R3はNH2であるか;または
この一連の基のうちの2個の置換基は:
R2はFおよびR3はClであり;
nは1または2の整数であり;そして、
置換基R6またはR7のうちの1つは:
R6はCH3であって;
R7はCH3、CF3またはBrであるか;または、
該環は、R6およびR7の代わりに2重結合を含んでよく、または
R6とR7は、それらが結合している炭素原子と一緒になってベンゾ−縮合環であってよく、該環は場合によりNH2で1回、またはOCH3で1回または2回置換されていてよく;そして、
R7とR8は一緒になってシクロペンチルであるか;または
nは整数0であり;そして
R6とR7は、それらが結合している炭素原子と一緒になってベンゾ−縮合環またはシクロヘキサンジイルであってよく;または
【0008】
式中の基が以下の意味を有する式Iのベンゾトリアゾールが特に好ましい:
R1〜R8はHであって、
ここで基R2またはR3のうちの1つは:
R2はBr、CN、CF3、OCH3、フェノキシ、ベンゾイル、CH(OH)−フェニル、S−シクロヘキシルであり;
R3はCN、Br、Cl、NO2、ベンゾイルであるか;または
この一連の基のうちの2個の置換基は:
R1はClおよびR3はCF3であり;
nは整数1であり;そして、
置換基R6およびR7のうちの1つは:
R6はCH3であって;
R7はCH3、C25;CH(CH3)2、C(CH3)3、ベンジルまたはCO−OC25
あるか;または、
R6とR7は共にCH3であるか;または、
該環は、R6およびR7の代わりに2重結合を含んでよく、または
R5とR6またはR6とR7は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、ベンゾ−縮合環であってよく;
ここで、R1〜R5およびR8はHであり、nは1であり、そしてR6/R7はベンゾ縮合している化合物は除外される。
【0009】
以下の構造のベンゾトリアゾール:
【化2】

【0010】
【化3】

【0011】
【化4】

【0012】
【化5】

または、以下の構造のベンゾトリアゾール:
【0013】
【化6】

【0014】
【化7】

【0015】
【化8】

【0016】
【化9】

【0017】
【化10】

【0018】
【化11】

が極めて好ましい。
【0019】
更に、以下の構造のベンゾトリアゾール:
【化12】

【0020】
【化13】

【0021】
【化14】

および、以下の構造のベンゾトリアゾール:
【0022】
【化15】

【0023】
【化16】

が極めて好ましい。
【0024】
医薬として許容し得る塩は、水への溶解性がもとの化合物または塩基性化合物よりも大きいため、医学的用途に特に適している。これらの塩は、医薬として許容し得るアニオンまたはカチオンを有しなければならない。本発明の化合物の医薬として許容し得る適当な酸付加塩は、無機酸、例えば塩酸、臭化水素酸、リン酸、メタリン酸、硝酸および硫酸の塩、並びに有機酸、例えば酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、クエン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコン酸、グリコール酸、イセチオン酸、乳酸、ラクトビオン酸、マレイン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、コハク酸、p−トルエンスルホン酸および酒石酸の塩である。医薬として許容し得る適当な塩基性塩は、アンモニウム塩、アルカリ金属塩(例えばナトリウムおよびカリウム塩)、アルカリ土類金属塩(例えばマグネシウムおよびカルシウム塩)、トロメタモール(2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3−
プロパンジオール)、ジエタノールアミン、リジンまたはエチレンジアミンである。
【0025】
医薬として許容できないアニオンとの塩、例えばトリフルオロ酢酸塩も同様に、医薬として許容し得る塩の製造または精製のための有用な中間体として、および/または非治療的用途、例えばインビトロ用途における使用のために、本発明の枠組みの中に属する。
【0026】
本明細書において用いられる用語「生理学的機能誘導体」は、本発明の式Iの化合物の生理学的に許容し得る任意の誘導体、例えばエステルを指し、これは、例えばヒトのような哺乳動物に投与する際に、式Iの化合物またはその活性代謝産物を(直接的にまたは間接的に)形成することができる。
【0027】
生理学的機能誘導体はまた、例えばH. Okadaら, Chem. Pharm. Bull. 1994, 42, 57-61に記載されるように、本発明の化合物のプロドラッグを包含する。このようなプロドラッグは、生体内で代謝されて本発明の化合物となることができる。これらのプロドラッグはそれ自体が活性であっても、そうでなくてもよい。
【0028】
本発明の化合物はまた、種々の多形形態、例えば無形態および結晶性多形形態として存在し得る。本発明の化合物の全ての多形形態は本発明の枠組みの中に属し、これらは本発明の更なる態様である。
【0029】
「式Iの化合物」についての全ての言及はこれ以降、上述の式Iの化合物、および本明
細書で説明されるようなその塩、溶媒和物および生理学的機能誘導体を指す。
式(I)の化合物はまた、他の活性成分と組合わせて投与してもよい。
【0030】
所望の生物学的効果を得るのに必要な式Iの化合物の量は、多数の因子、例えば選択される特定の化合物、意図する使用、投与様式、および患者の臨床症状に依存する。日用量は一般に、1日あたり、体重1キログラムあたり0.3mg〜100mg(典型的には3
mg〜50mg)の範囲であり、例えば3〜10mg/kg/日である。静脈注射の用量は、例えば0.3mg〜1.0mg/kgの範囲であってよく、これは、1キログラムあたり、1分あたり10ng〜100ngの注入として好適に投与することができる。これらの目的に適当な注入液剤は、1ミリリットルあたり例えば0.1ng〜10mg、典型的
には1ng〜10mgを含んでよい。単一用量は、活性成分を例えば1mg〜10g含んでよい。従って、注射用アンプルは例えば1mg〜100mgを含んでよく、そして経口的に投与できる単一用量製剤、例えばカプセル剤または錠剤は、例えば1.0〜1000
mg、典型的には10〜600mgを含んでよい。上述の症状の治療のために、式Iの化合物を化合物それ自体として用いることができるが、許容し得る担体との医薬組成物の形態であるのが好ましい。担体は、当然、組成物のその他の成分と適合性であるという意味において許容し得るものでなければならず、患者の健康にとって有害なものではない。担体は、固体であっても液体であってもその両方であってもよく、好ましくは活性成分を0.05質量%〜95質量%含む単一用量として、例えば錠剤として、化合物と共に処方さ
れる。その他の医薬活性物質、例えばその他の式Iの化合物も同様に存在することができる。本発明の医薬組成物は、本質的に成分を医薬として許容し得る担体および/または添加剤と混合することからなる既知の製薬方法の1つによって製造することができる。
【0031】
本発明の医薬組成物は、経口、直腸、局所、口から(例えば舌下)、および非経口(例えば皮下、筋肉内、皮内または静脈内)の投与に適当であるが、最も適当な投与様式は、個々の場合において治療する症状の性質および重篤度に応じて、並びに各場合に用いる式Iの化合物の性質に応じて決まる。被覆製剤および被覆徐放性製剤もまた、本発明の枠組みの中に属する。好ましくは、酸および胃液耐性製剤である。胃液耐性の適当なコーティングは、酢酸セルロースフタレート、ポリ酢酸ビニルフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、およびメタクリル酸とメタクリル酸メチルのアニオンポリマーからなる。
【0032】
経口投与に適当な医薬組成物は、個々の単位形態、例えばそれぞれが所定量の式Iの化合物を含むカプセル剤、ウエハース、サッカブル(suckable)錠剤または錠剤;粉剤または粒剤、水性または非水性液体中の液剤または懸濁剤;または、水中油型または油中水型乳剤であってよい。これらの組成物は、既に上述したとおり、活性成分と担体(1またはそれ以上の更なる成分からなってよい)とを接触させる工程を含む任意適当な製薬方法によって製造することができる。組成物は一般に、活性成分を液体および/または微細に分割された固体担体と、均一に、そして均質に混合し、その後必要に応じて生成物を成型することによって製造される。従って、例えば錠剤は、化合物の粉末または顆粒を、適切な場合には1またはそれ以上の更なる成分と一緒に、圧縮または成型することによって製造できる。圧縮錠剤は、例えば粉末または顆粒のような自由流動形態の化合物を、適切な場合には結合剤、滑剤(glidant)、不活性希釈剤および/または1種(またはそれ以上)
の界面活性/分散剤と適当な機械で混合して、錠剤化することによって製造できる。成型錠剤は、粉末形態であって不活性液体希釈剤で湿らせた化合物を、適当な機械で成型することによって製造できる。
【0033】
口からの(舌下)投与に適当な医薬組成物としては、矯味矯臭剤、通常はスクロースおよびアラビアガムまたはトラガカントと共に式Iの化合物を含むサッカブル錠剤、並びに、ゼラチンおよびグリセロールまたはスクロースおよびアラビアガムのような不活性基材
中に該化合物を含むパステル剤が挙げられる。
【0034】
非経口投与に適当な医薬組成物は、好ましくは式Iの化合物の滅菌水性製剤からなり、これは好ましくは意図される受容者の血液と等張である。これらの製剤は皮下、筋肉内もしくは皮内注射によって投与することもできるが、好ましくは静脈内に投与される。これらの製剤は好ましくは、該化合物を水と混合し、得られた溶液を滅菌し、血液と等張にすることによって製造できる。本発明の注射用組成物は一般に、0.1〜5質量%の活性化
合物を含む。
【0035】
直腸投与に適当な医薬組成物は、好ましくは単一用量の坐剤形態である。これらは、式Iの化合物を、1またはそれ以上の慣用の固形担体、例えばカカオ脂と混合し、得られた混合物を成型することによって製造できる。
【0036】
皮膚上の局所的用途に適当な医薬組成物は、好ましくは軟膏剤、クリーム剤、ローション剤、ペースト剤、スプレー剤、エアロゾル剤または油剤の形態である。使用できる担体は、ワセリン、ラノリン、ポリエチレングリコール、アルコールおよびこれらの物質の2またはそれ以上の組合わせである。活性成分は一般に、組成物の0.1〜15質量%、例
えば0.5〜2%の濃度で存在する。
【0037】
経皮投与もまた可能である。経皮用途に適当な医薬組成物は、患者の表皮と長期間密接に接触するのに適当な単一の膏薬形態であることができる。このような膏薬は、適切な場合は緩衝化されている水溶液中の活性成分を、粘着剤中に溶解および/または分散させるか、またはポリマー中に分散させて、好適に含む。適当な活性成分濃度は、約1%〜35%、好ましくは約3%〜15%である。特別に、活性成分は、例えばPharmaceutical Research, 2(6): 318 (1986)に記載されるようなエレクトロトランスポートまたはイオント
ホレシスにより放出することもできる。
【0038】
更に組合わせ製品に適当な活性成分は、以下のとおりである:
Rote Liste 2001、第12章に記載される全ての抗糖尿病薬。これらは特に、効果を相乗的に向上させるために、本発明の式Iの化合物と組合わせることができる。活性成分組合わせの投与は、患者に活性成分を別個に投与することによって、または複数の活性成分が1つの医薬製剤中に存在する組合わせ製品の形態で投与することによって行うことができる。以下に挙げるほとんどの活性成分は、USP Dictionary of USANおよびInternational Drug Names、米国薬局方、Rockville 2001において開示されている。
【0039】
抗糖尿病薬としては、インスリンおよびインスリン誘導体、例えばLantus(R)(www.lantus.com参照)またはHNR1964、速効性インスリン(US 6,221,638参照)、GLP
−1誘導体、例えばNovo Nordisk A/SのWO98/08871に開示されたもの、および経口で効果を有する低血糖性活性成分が挙げられる。
【0040】
経口で効果を有する低血糖性活性成分としては、好ましくは、スルホニルウレア、ビグアニジン、メグリチニド、オキサジアゾリジンジオン、チアゾリジンジオン、グルコシダーゼ阻害剤、グルカゴンアンタゴニスト、GLP−1アゴニスト、カリウムチャネル開口剤、例えばNovo Nordisk A/SのWO 97/26265およびWO 99/03861に開示されたもの、インスリン感作剤、糖新生および/またはグリコーゲン分解の促進に関与する肝酵素の阻害剤、グルコース摂取のモジュレータ、脂質代謝を改変する化合物、例えば抗高脂血活性成分および抗脂血活性成分、食物摂取を減少させる化合物、PPARおよびPXRアゴニスト、並びにベータ細胞のATP依存性カリウムチャネルに作用する活性成分が挙げられる。
【0041】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばシンバスタチン、フルバス
タチン、プラバスタチン、ロバスタチン、アトロバスタチン、セリバスタチン、ロスバスタチンのようなHMGCoA還元酵素阻害剤と組合わせて投与される。
【0042】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばエゼチミブ、チケシドまたはパマケシドのようなコレステロール吸収阻害剤と組合わせて投与される。
【0043】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばロシグリタゾン、ピオグリタゾン、JTT−501、GI262570のようなPPARガンマアゴニストと組合わせて投与される。
【0044】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばGW9578、GW7647のようなPPARアルファと組合わせて投与される。
【0045】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、PPARアルファ/ガンマ混合アゴニスト、例えばGW1536、AVE8042、AVE8134、AVE0847、またはWO 00/64888、WO 00/64876、WO 03/020269に開示されたようなものと組合わせて投与される。
【0046】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばフェノフィブレート、クロフィブレート、ベザフィブレートのようなフィブレートと組合わせて投与される。
【0047】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばインプリタピド(implitapide)、BMS-201038、R-103757のようなMTP阻害剤と組合わせて投与される。
【0048】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばHMR1741のような胆汁酸吸収阻害剤(例えば、US6,245,744またはUS6,221,897を参照)と組合わせて投与される。
【0049】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばJTT−705のようなCETP阻害剤と組合わせて投与される。
【0050】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばコレスチラミン、コレセベラムのようなポリマー性胆汁酸吸着剤と組合わせて投与される。
【0051】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばHMR1171、HMR1586のようなLDL受容体誘導物質(US6,342,512参照)と組合わせて投与される。
【0052】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばアバシミブ(avasimibe)
のようなACAT阻害剤と組合わせて投与される。
【0053】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばOPC−14117のような抗酸化剤と組合わせて投与される。
【0054】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばNO−1886のようなリポタンパク質リパーゼ阻害剤と組合わせて投与される。
【0055】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばSB−204990のようなATP−シトレートリアーゼ阻害剤と組合わせて投与される。
【0056】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばBMS−188494のようなスクアレンシンテターゼ阻害剤と組合わせて投与される。
【0057】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばCI−1027またはニコチン酸のようなリポタンパク質(a)アンタゴニストと組合わせて投与される。
【0058】
本発明の1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばオルリスタットのようなリパーゼ阻害剤と組合わせて投与される。
【0059】
1つの実施形態において、式Iの化合物はインスリンと組合わせて投与される。
【0060】
1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばトルブタミド、グリベンクラミド、グリピジド、グリメピリドのようなスルホニルウレアと組合わせて投与される。
【0061】
1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばメトホルミンのようなビグアニドと組合わせて投与される。
【0062】
1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばレパグリニドのようなメグリチニドと組合わせて投与される。
【0063】
1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばトログリタゾン、シグリタゾン、ピオグリタゾン、ロシグリタゾンまたはDr. Reddy's Research FoundationのWO97/4
1097に開示された化合物、特に5−[[4−[(3,4−ジヒドロ−3−メチル−4
−オキソ−2−キナゾリニルメトキシ)フェニル]メチル]−2,4−チアゾリジンジオ
ンのようなチアゾリジンジオンと組合わせて投与される。
【0064】
1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばミグリトールまたはアカルボースのようなα−グルコシダーゼ阻害剤と組合わせて投与される。
1つの実施形態において、式Iの化合物は、例えばトルブタミド、グリベンクラミド、グリピジド、グリメピリドまたはレパグリニドのような、ベータ細胞のATP−依存性カリウムチャネルに作用する活性成分と組合わせて投与される。
【0065】
1つの実施形態において、式Iの化合物は、1より多くの上述の化合物と組合わせて、例えばスルホニルウレアおよびメトホルミンと組合わせて、スルホニルウレアおよびアカルボース、レパグリニドおよびメトホルミン、インスリンおよびスルホニルウレア、インスリンおよびメトホルミン、インスリンおよびトログリタゾン、インスリンおよびロバスタチン、などと組合わせて投与される。
【0066】
更なる実施形態において、式Iの化合物は、CARTモジュレータ(「Cocaine-amphetamine−regulated transcript influences energy metabolism, anxiety and gastric emptying in mice」 Asakawa, A, ら, M.: Hormone and Metabolic Research (2001), 33(9), 554-558参照)、NPYアンタゴニスト、例えばナフタレン−1−スルホン酸{4−[(4−アミノキナゾリン−2−イルアミノ)メチル]−シクロヘキシルメチル}アミドヒドロクロリド(CGP71683A))、MC4アゴニスト(例えば1−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−カルボン酸 [2−(3a−ベンジル−2−メチル−3−オキソ−2,3,3a,4,6,7−ヘキサヒドロピラゾロ[4,3−c]ピリジン−5−イル)−1−(4−クロロフェニル)−2−オキソエチル]−アミド;(WO01/91752))、オレキシンアンタゴニスト(例えば1−(2−メチルベンズオキサゾール−6−イル)−3−[1,5]ナフチリジン−4−イルウレアヒドロクロリド(SB−3
34867−A))、H3アゴニスト(3−シクロヘキシル−1−(4,4−ジメチル−1
,4,6,7−テトラヒドロイミダゾ[4,5−c]ピリジン−5−イル)プロパン−1−オンオキサレート(WO00/63208));TNFアゴニスト、CRFアンタゴニスト(例えば[2−メチル−9−(2,4,6−トリメチルフェニル)−9H−1,3,9−トリアザフルオレン4−イル]ジプロピルアミン(WO00/66585))、CRFBPアンタゴニスト(例えばウロコルチン)、ウロコルチンアゴニスト、β3アゴニスト(例えば1−(4−クロロ−3−メタンスルホニルメチルフェニル)−2−[2−(2,3−ジ
メチル−1H−インドール−6−イルオキシ)エチルアミノ]−エタノールヒドロクロリド(WO01/83451))、MSH(メラニン細胞刺激ホルモン)アゴニスト、CCK−Aアゴニスト(例えば{2−[4−(4−クロロ−2,5−ジメトキシフェニル)−
5−(2−シクロヘキシルエチル)チアゾール−2−イルカルバモイル]−5,7−ジメ
チルインドール−1−イル}酢酸トリフルオロ酢酸塩(WO99/15525))、セロトニン再取り込み阻害剤(例えばデキスフェンフルラミン)、セロトニン様およびノルアドレナリン様混合化合物(例えばWO00/71549)、5HTアゴニスト例えば1−(3−エチルベンゾフラン−7−イル)ピペラジンシュウ酸塩(WO01/09111)、ボンベシンアゴニスト、ガラニンアンタゴニスト、成長ホルモン(例えばヒト成長ホルモン)、成長ホルモン放出化合物(6−ベンジルオキシ−1−(2−ジイソプロピルアミノエチルカルバモイル)−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボン酸 tert−ブチルエステル(WO01/85695))、TRHアゴニスト(例えば、EP0
462 884参照)、脱共役タンパク質2または3モジュレータ、レプチンアゴニスト(例えば、Lee, Daniel W.; Leinung, Matthew C.; Rozhavskaya-Arena, Marina; Grasso, Patricia. Leptin agonist as a potential approach to the treatment of obesity, Drugs of the Future(2001), 26(9), 873-881)、DAアゴニスト(ブロモクリプチン、
ドプレキシン)、リパーゼ/アミラーゼ阻害剤(例えばWO00/40569)、PPARモジュレータ(例えばWO00/78312)、RXRモジュレータまたはTR−βアゴニスト、と組合わせて投与される。
【0067】
本願発明の1つの実施形態において、他の活性成分はレプチンである;例えば、「Perspectives in the the rapeutic use of leptin」, Salvador, Javier;Gomez−Ambrosi, Javier;Fruhbeck, Gema, Expert Opinion on Pharmacotherapy(2001), 2(10), 1615-1622を参照のこと。
【0068】
1つの実施形態において、他の活性成分はデキサアンフェタミンまたはアンフェタミンである。
1つの実施形態において、他の活性成分はフェンフルラミンまたはデキスフェンフルラミンである。
1つの実施形態において、他の活性成分はシブトラミンである。
1つの実施形態において、他の活性成分はオルリスタットである。
1つの実施形態において、他の活性成分はマジンドールまたはフェンテルミンである。
【0069】
1つの実施形態において、式Iの化合物を、充填剤、好ましくは不溶性充填剤と組合わせて投与する(例えば、イナゴマメ(carob)/Caromax(R)(Zunft H J;ら, Carob
pulp preparation for treatment of hypercholesterolemia, ADVANCES IN THERAPY (2001 9月〜10月), 18(5), 230-6参照のこと))。CaromaxはNutrinova (Nutrition Specialties & Food Ingredients GmbH, Industriepark Heochst, 65926 Frankfurt/Main))からのイナゴマメ−含有製品である。Caromax(R)との組合わせは、1つの製
剤中で可能であり、または式Iの化合物およびCaromax(R)を別個に投与すること
によっても可能である。これに関連して、Caromax(R)は、食品、例えばベーカリ
ー製品またはムーズリ・バーの形態で投与することもできる。
【0070】
本発明の化合物の、1またはそれ以上の上述の化合物、および場合により1またはそれ
以上の他の薬理学的活性物質とのあらゆる適当な組合わせが、本発明によって与えられる保護の範囲に含まれるものとみなされることは理解されよう。
【0071】
【化17】

【0072】
式Iの本願発明のベンゾトリアゾールは、それ自体既知の方法で、例えば置換されているかまたは非置換のベンゾトリアゾール2を塩化カルバモイル3でアシル化することにより(方法A)、または2段階で、ベンゾトリアゾールをホスゲンと反応させて、更に得られたベンゾトリアゾールカルボニルクロリドをアミンまたはアニリンと反応させることにより(方法B)製造することができる。
【0073】
【化18】

【0074】
これらの反応において通常酸が遊離するため、例えばピリジン、トリエチルアミン、水酸化ナトリウム溶液またはアルカリ金属炭酸塩のような塩基を加えて、速度を高めることが望ましい。該反応は、広い温度範囲で実行できる。通常、0℃〜使用する溶剤の沸点において操作することが有利であると分かっている。使用する溶剤の例としては、塩化メチレン、THF、DMF、トルエン、酢酸エチル、n−ヘプタン、ジオキサン、およびジエチルエーテルが挙げられる。
【0075】
インスリンにより阻害され、脂肪細胞において脂肪の分解の原因となり、従って血流中への脂肪構成物質の移動の原因となる、脂肪細胞のアロステリック酵素であるホルモン感受性リパーゼ(HSL)に対して、式Iの本発明の化合物は驚くべき阻害作用を有する。
【0076】
すなわち、この酵素の阻害は、本発明の化合物のインスリン様作用に相当し、これは最終的に、血中の遊離脂肪酸および血糖の減少をもたらす。従ってこれらは、代謝異常、例えばインスリン非依存性糖尿病において、糖尿病性症候群において、X症候群において、および直接的な膵臓損傷において、用いることができる。ベータ細胞におけるHSLの阻害は、インスリン放出の直接的回復をもたらすであろう(M. Winzellら, Diabetes, 第52巻, 2003年8月, 2057-2065)。従って、本発明の式Iの化合物はまた、インスリン放出のために用いることもできる。
【0077】
本発明の式Iの化合物の効果は、以下の酵素アッセイ系で試験した。
基質調製:
NAG(NBDモノアシルグリセリド)基質の調製:
ホスファチジルコリン6mgおよびホスファチジルイノシトール6mgを、それぞれクロロホルム1mL中に溶解した。NAG10mgを、クロロホルム1mL中に溶解した。ホスファチジルイノシトール溶液2部(即ち83.5μL)およびホスファチジルコリン
溶液1部(即ち41.5μL)およびNAG溶液100μLを、プラスチックシンチレー
ション容器に入れて、一緒にピペッティングした(アッセイ終濃度:リン脂質0.037
5mg/mL;NAG0.05mg/mL)。シンチレーション容器にN2流を通すことによって、クロロホルム(総容量225μL)を完全に除去した。乾燥した基質は、4℃で、最大3日間保存することができる。NAGを挿入したリン脂質小胞/ミセルを(アッセイのその日に)調製するために、乾燥した基質をアッセイバッファー(25mMTris/HCl、pH7.4;150mMNaCl)20mL中にとり、超音波プローブ(Branson Sonifier Type II、標準的マイクロチップ)で2回超音波処理し:1回目の処理は、
設定2、2×1分、1回毎に氷上で1分置き;2回目の処理は、設定4、2×1分、1回毎に氷上で1分置いた。この手順の間に、小胞/ミセルにおけるリン脂質分子間へのNAGの挿入により、基質溶液の色が黄色(最大吸光481nm)から赤(最大吸光550nm)に変化した。基質として使用する前(2時間以内)に、溶液を氷上で更に15分間インキュベートした。
【0078】
間接的NAGアッセイ:
アッセイは、1.5mLエッペンドルフ容器または96−ウェルプレートにおいて、3
0℃で60分間行った。HSL阻害剤を見つけるために、試験基質10μLを、DMSO16.6%の存在下で、アッセイバッファー(25mMTris/HCl、pH7.4;150mMNaCl)中に導入した。該基質溶液180μL(アッセイバッファー中、20μg/mLホスファチジルコリン、10μg/mLホスファチジルイノシトール、50μg/mLNAG)を加えた。30℃で15分間プレインキュベートした後、アッセイバッファー中の酵素溶液(1〜4倍希釈)20μLをピペットで入れ、直ぐに480nmにおける吸光を、キュベット光度計(0.5mLキュベット)またはマイクロタイタープレー
トリーダーで測定した。30℃で60分間インキュベートした後、再度吸光を測定した。480nmにおける吸光の増加は酵素活性の測度である。標準条件下、部分精製したHSL20μgによって、吸光は0.4=4000arb.単位変化する。
【0079】
直接的NAGアッセイ:
基質溶液の吸光の変化を測定する代わりに、HSL反応の生成物を、相分離/薄層クロマトグラフィーにより調べた。この目的で、メタノール/クロロホルム/ヘプタン(10:9:7)、1.3mLおよび次いで0.1M NaOH、0.4mLを、2mLエッペンドルフ容器中のインキュベーション混合物に加えた(総容量200μL、間接的NAGアッセイを参照)。激しく混合した後(10秒間)、遠心分離(800×g、20分間、室温)により相分離を行った。等量(例えば0.4mL)を水性の上相から取り、481nm
における吸光を光度計で測定した。薄層クロマトグラフィーのために、水相を乾燥し(SpeedVac)、次いでテトラヒドロフラン50μL中に取った。試料5μLをシリカゲルSi−60プレート(Merck)上にロードした。移動相としてジエチルエーテル78mL/石油エーテル22mL/氷酢酸1mLを用いてクロマトグラフィーを行った。遊離した蛍光NBD−脂肪酸の量を、Phosphorimaging(Molecular Dynamics、Storm 840およびImageQuant Software)により、460nmの励起波長および540〜560nmの放射波長において測定した。
【0080】
酵素調製:
部分精製HSLの調整:
単離されたラット脂肪細胞を、公開されている方法(例えば、S. Nilsson ら, Anal. Biochem. 158, 1986, 399-407; G. Fredrikson ら, J. Biol. Chem. 256, 1981, 6311-6320; H. Tornquist ら, J. Biol. Chem. 251, 1976, 813-819)に基づくコラゲナーゼ処理
により、未処理のオスラット(Wistar、220〜250g)の精巣上体脂肪組織から得た。10匹のラットから得た脂肪細胞を、各回ホモジネーションバッファー(25mL T
ris/HCl、pH7.4、0.25Mスクロース、1mMETDA、1mMDTT、1
0μg/mLロイペプチン、10μg/mLアンチパイン、20μg/mLペプスタチン)50mLでフロテーションすることにより3回洗浄し、最後にホモジネーションバッファー10mL中に取った。脂肪細胞をTeflon−in−glassホモジナイザー(Braun-Melsungen)において、1500rpmおよび15℃で10ストロークによりホモ
ジナイズした。ホモジネートを遠心分離した(Sorvall SM24チューブ、5000rpm、10分、4℃)。最上層の脂肪層とペレットとの間にある中間層(subnatant)を取り出
し、遠心分離を繰返した。これにより得られた中間層を再度遠心分離した(Sorvall SM24チューブ、20000rpm、45分、4℃)。該中間層を取り出し、ヘパリン−セファロース(Pharmacia-Biotech、CL-6B、25mM Tris/HCl、pH7.4、150mM NaClで5回洗浄)1gを加えた。4℃で60分インキュベートした後(15分間
隔で振とう)、混合物を遠心分離した(Sorvall SM24チューブ、3000rpm、10分、4℃)。氷酢酸を加えて上清をpH5.2に調整し、4℃で30分間インキュベートし
た。沈殿を遠心分離(Sorvall SS34、12000rpm、10分、4℃)により回収して、20mM Tris/HCl、pH7.0、1mM EDTA、65mM NaCl、13%スクロース、1mM DTT、10μg/mL ロイペプチン/ペプスタチン/アンチパイン、2.5mL中に懸濁した。懸濁液を25mM Tris/HCl、pH7.4、50
%グリセロール、1mMDTT、10μg/mL ロイペプチン、ペプスタチン、アンチ
パイン、に対して4℃で一晩透析して、ヒドロキシアパタイトカラム(懸濁液1mLにつき0.1g、10mMリン酸カリウム、pH7.0、30%グリセロール、1mM DTT
、により平衡化した)上にロードした。このカラムを、4容量の平衡化バッファーで、流速20〜30mL/時で、洗浄した。0.5Mリン酸カリウムを含む1容量の平衡化バッ
ファーで、HSLが溶離し、次いでこれを透析し(上記参照)、4℃での限外濾過(Amicon Diaflo PM 10 Filter)により5〜10倍に濃縮した。部分精製されたHSLは、−70℃で4〜6週間保存することができる。
【0081】
アッセイ:
基質を調整するために、[3H]トリオレオイルグリセロール25〜50μCi(トルエン中)、非標識トリオレオイルグリセロール6.8μmol、およびリン脂質(ホスフ
ァチジルコリン/ホスファチジルイノシトール 3:1 w/v)0.6mgを混合し、N
2上で乾燥し、次いで超音波処理(Branson 250、マイクロチップ、1〜2に設定、1分
間隔で2×1分)により、0.1M KPi(pH7.0)2mL中に取った。KPi1m
Lを添加し、新たに超音波処理(30秒間隔で、氷上で4×30秒)した後、20%BSA(KPi中)1mLを添加した(終濃度トリオレオイルグリセロール1.7mM)。反
応のために、基質溶液100μLを、HSL溶液(上述のように調整したHSL、20mMKPi、pH7.0、1mMEDTA、1mMDTT、0.02%BSA、20μg/mLペプスタチン、10μg/mLロイペプチン中に希釈)100μL中にピペットで入れ、37℃で30分間インキュベートした。メタノール/クロロホルム/ヘプタン(10:9:7)3.25mLおよび0.1M K2CO31.05mL、0.1Mホウ酸(pH10.5)を加え、続けて十分に混合し、最後に遠心分離(800×g、20分)を行った。相を分離した後、1当量の上相(1mL)を取り出し、放射活性を液体シンチレーション計測により測定した。
【0082】
評価:
物質を、独立した混合物で4連で、標準的に試験した。試験物質によるHSL酵素活性の阻害を、阻害しない対照の反応と比較することにより決定した。IC50を、最小で10種の濃度の試験物質を用いた阻害プロットから計算した。GRAPHIT、Elsevier−BIOSOFTソフトウェアパッケージを用いて、データを分析した。
【0083】
実施例1〜55の化合物は、このアッセイにおいて、IC50範囲0.04〜5μMで阻
害を示した。
以下の実施例は本発明をより詳細に説明するが、これを制限するものではない。
【実施例】
【0084】
以下の実施例を、次に説明する方法に従って製造した:
方法A:
ピリジン(5mL)およびジクロロメタン(10mL)中の1H−ベンゾトリアゾール2mmolの溶液に、ジクロロメタン(10mL)中の対応するカルバモイルクロリド(1mmol)の溶液を加えた。反応混合物を室温で16時間撹拌し、次いでEtOAc(15mL)と混合し、シリカゲルを通して濾過し、濾液を濃縮した。生成物を分取HPLCにより精製し、凍結乾燥した。
【0085】
方法B実施例:
a)ベンゾトリアゾール−1−カルボニルクロリド溶液の製造。
THF(100mL)中のベンゾトリアゾール(6g、50.4mmol)の溶液を、
ホスゲン溶液(トルエン中20%;90mL;182mmol)に、氷中で冷却しながら滴下して加えた。氷浴を取り除き、次いで溶液を室温で更に2時間撹拌した。溶媒を留去し、残留物をTHF中に取り、総容量25mLとした。
b)ベンゾトリアゾールカルボニルクロリドの反応により、対応するベンゾトリアゾール−1−カルボキサミドおよびアニリドを得る。
それぞれの場合において、10種のアミンまたはアニリン(2mmol)をTHF(1mL)中に導入し、ピリジン(0.2mL)を加えた。混合物をベンゾトリアゾール−1
−カルボニルクロリド溶液(1mL、〜2mmol)とインキュベートし、室温で16時間撹拌した。次いで混合物を酢酸エチル(5mL)で希釈し、シリカゲルを通して濾過し、濾液を真空中で濃縮して乾固させた。粗生成物をフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
【0086】
実施例1
メチル 3−(4−メチルピペリジン−1−カルボニル)−3H−ベンゾトリアゾール−
5−カルボキシレート
【化19】

M+H+:303.14
【0087】
実施例2
(8−アザ−スピロ[4,5]デカ−8−イル)−ベンゾトリアゾール−1−イルメタノ

【化20】

M+H+:285.16
【0088】
実施例3
ベンゾトリアゾール−1−イル−(6,7−ジメトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)メタノン
【化21】

M+H+:339.13
【0089】
実施例4
(5−フェノキシベンゾトリアゾール−1−イル)−(4−トリフルオロメチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化22】

M+H+:391.13
【0090】
実施例5
(6−クロロ−5−フルオロベンゾトリアゾール−1−イル)−(4−メチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化23】

M+H+:297.74
【0091】
実施例6
ベンゾトリアゾール−1−イル−(4−ブロモピペリジン−1−イル)メタノン
【化24】

M+H+:310.3
【0092】
実施例7
ベンゾトリアゾール−1−イル−(4−トリフルオロメチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化25】

M+H+:299.18
【0093】
実施例8
ベンゾトリアゾール−1−イル−(1,3−ジヒドロイソインドール−2−イル)メタノ

【化26】

M+H+:265.0
【0094】
実施例9
メチル−1−(3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−カルボニル)−1H−ベンゾト
リアゾール−5−カルボキシレート
【化27】

M+H+:287.04
【0095】
実施例10
(3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)−(5−ニトロベンゾトリアゾール−
1−イル)メタノン
【化28】

M+H+:296.21
【0096】
実施例11
(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−(5−ニトロベンゾトリアゾー
ル−1−イル)メタノン
【化20】

M+H+:324.10
【0097】
実施例12
(5−ブロモベンゾトリアゾール−1−イル)−(3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−
1−イル)メタノン
【化30】

M+H+:306.98
【0098】
実施例13
(5−ブロモベンゾトリアゾール−1−イル)−(3−トリフルオロメチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化31】

M+H+:377.30
【0099】
実施例14
(5−ブロモベンゾトリアゾール−1−イル)−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリ
ン−2−イル)メタノン
【化32】

M+H+:357.04
【0100】
実施例15
ベンゾトリアゾール−1−イル−(オクタヒドロイソインドール−2−イル)メタノン
【化33】

M+H+:271.15
【0101】
実施例16
(7−アミノ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)ベンゾトリアゾール
−1−イルメタノン
【化34】

M+H+:294.0
【0102】
実施例17
(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−(5−メトキシベンゾトリアゾ
ール−1−イル)メタノン
【化35】

M+H+:309.04
【0103】
実施例18
(5−メトキシベンゾトリアゾール−1−イル)−(3−メチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化36】

M+H+:275.5
【0104】
実施例19
(6−アミノベンゾトリアゾール−1−イル)−(4−メチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化37】

M+H+:260.1
【0105】
実施例20
(5−クロロベンゾトリアゾール−1−イル)−(4−メチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化38】

M+H+:279.6
【0106】
実施例21
ベンゾトリアゾール−1−イル−(1,2,6−トリアザ−スピロ[2.5]オクタ−1−エン−6−イル)メタノン
【化39】

M+H+:279.19
【0107】
実施例22
ベンゾトリアゾール−1−イル−(4−エチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化40】

M+H+:259.04
【0108】
実施例23
(4−メチルピペリジン−1−イル)−(6−ニトロベンゾトリアゾール−1−イル)メタノン
【化41】

M+H+:290.4
【0109】
実施例24
エチル 1−(ベンゾトリアゾール−1−カルボニル)ピペリジン−4−カルボキシレー

【化42】

M+H+:303.13
【0110】
実施例25
ベンゾトリアゾール−1−イル−(4−メチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化43】

M+H+:245.0
【0111】
実施例26
3−(4−メチルピペリジン−1−カルボニル)−3H−ベンゾトリアゾール−5−カルボニトリル
【化44】

M+H+:270.12
【0112】
実施例27
ベンゾトリアゾール−1−イル−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−1−イル)
メタノン
【化45】

M+H+:279.11
【0113】
実施例28
ベンゾトリアゾール−1−イル−(3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−イル)メタ
ノン
【化46】

M+H+:279.2
【0114】
実施例29
(6−メチルベンゾトリアゾール−1−イル)−ピロリジン−1−イルメタノン
【化47】

M+H+:231.11
【0115】
実施例30
ベンゾトリアゾール−1−イル−(3−メチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化48】

M+H+:245.13
【0116】
実施例31
ベンゾトリアゾール−1−イル−(3,4−ジメチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化49】

M+H+:259.14
【0117】
実施例32
[1−(4−メチルピペリジン−1−カルボニル)−1H−ベンゾトリアゾール−5−イル]フェニルメタノン
【化50】

M+H+:349.15
【0118】
実施例33
(4−メチルピペリジン−1−イル)−(5−トリフルオロメチルベンゾトリアゾール−1−イル)メタノン
【化51】

M+H+:313.5
【0119】
実施例34
(6−ブロモベンゾトリアゾール−1−イル)−(4−メチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化52】

M+H+:324.0
実施例35
【0120】
ベンゾトリアゾール−1−イル−(4−tert−ブチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化53】

M+H+:287.17
【0121】
実施例36
[5−(ヒドロキシフェニルメチル)ベンゾトリアゾール−1−イル]−(4−メチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化54】

M+H+:350.17
【0122】
実施例37
(4−メチルピペリジン−1−イル)−(5−フェノキシベンゾトリアゾール−1−イル)メタノン
【化55】

M+H+:337.3
【0123】
実施例38
(5−シクロヘキシルスルファニルベンゾトリアゾール−1−イル)−(4−メチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化56】

M+H+:359.17
【0124】
実施例39
ベンゾトリアゾール−1−イル−(4−イソプロピルピペリジン−1−イル)メタノン
【化57】

M+H+:273.3
【0125】
実施例40
(6−クロロベンゾトリアゾール−1−イル)−(4−メチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化58】

M+H+:279.5
【0126】
実施例41
ベンゾトリアゾール−1−イル−(6−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリ
ン−2−イル)メタノン
【化59】

M+H+:309.3
【0127】
実施例42
ベンゾトリアゾール−1−イル−(4−ベンジルピペリジン−1−イル)メタノン
【化60】

M+H+:321.1
【0128】
実施例43
(5−ブロモベンゾトリアゾール−1−イル)−(3−メチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化61】

M+H+:325.31
【0129】
実施例44
1−(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−カルボニル)−1H−ベンゾトリア
ゾール−5−カルボニトリル
【化62】

M+H+:270.12
【0130】
実施例45
(4−クロロ−6−トリフルオロメチルベンゾトリアゾール−1−イル)−(3,4−ジ
ヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)メタノン
【化63】

M+H+:381.06
【0131】
実施例46
1−(3,4−ジヒドロ−2H−キノリン−1−カルボニル)−1H−ベンゾトリアゾー
ル−5−カルボニトリル
【化64】

M+H+:304.11
【0132】
実施例47
(4−クロロ−6−トリフルオロメチルベンゾトリアゾール−1−イル)−(3,6−ジ
ヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)メタノン
【化65】

M+H+:331.04
【0133】
実施例48
ベンゾトリアゾール−1−イル−(7−メトキシ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリ
ン−2−イル)メタノン
【化66】

M+H+:309.1
【0134】
実施例49
(5−メトキシベンゾトリアゾール−1−イル)−(4−メチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化67】

M+H+:275.3
【0135】
実施例50
(3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン−2−イル)−(6−ニトロベンゾトリアゾー
ル−1−イル)メタノン
【化68】

M+H+:324.3
【0136】
実施例51
(6−ベンゾイルベンゾトリアゾール−1−イル)−(4−メチルピペリジン−1−イル)メタノン
【化69】

M+H+:349.15
【0137】
実施例52
ベンゾトリアゾール−1−イル−(7−ニトロ−3,4−ジヒドロ−1H−イソキノリン
−2−イル)メタノン
【化70】

M+H+:324.1
【0138】
実施例53
アゼパン−1−イルベンゾトリアゾール−1−イルメタノン
【化71】

M+H+:245.3
【0139】
実施例54
ベンゾトリアゾール−1−イル−(4−クロロピペリジン−1−イル)メタノン
【化72】

M+H+:265.7
【0140】
実施例55
ベンゾトリアゾール−1−イル−(3,6−ジヒドロ−2H−ピリジン−1−イル)メタ
ノン
【化73】

M+H+:229.2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I
【化1】

[式中、
R1〜R4は:
R2またはR3のうちの1つがBr、Cl、CH3、CN、NH2、NO2、CF3、OCH3、フェノキシ、ベンゾイル、CH(OH)−フェニル、S−シクロヘキシル、CO−
OCH3からなる群より選択されるか、または
R1がClおよびR3がCF3であるか、または
R2がFおよびR3がClである、
場合を除いてHであり;
nは0、1または2の整数であり;そして、
R5〜R8は:
R6またはR7のうちの1つがCH3であるか、または
R7がC25、CH(CH3)2、C(CH3)3、CF3、Br、Cl、ベンジルまたはC
O−OC25からなる群より選択されるか、または
R6とR7が共にCH3であるか、または
R5〜R8を含む環が、R6およびR7の代わりに2重結合を含むか、または
R5とR6またはR6とR7が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、ベンゾ−縮合環、またはnが0である場合はシクロヘキサンジイルを形成する(R6/R7が閉環である場合、この置換基は場合によりNH2またはNO2で1回、またはOCH3
1回または2回置換されていてよい)か、または
R7とR8が一緒になって、シクロペンチル、ジアジリンまたは=CH2を形成する

場合を除いてHであり;
ここで、R1〜R5およびR8がHであり、nが1であり、そしてR6/R7がベンゾ縮合している化合物、およびR1、R3〜R8がHであり、R2がCH3であり、そして
nが1である化合物は除外される]
のベンゾトリアゾール。
【請求項2】
R1およびR4〜R8はHであり;
R2はH、Br、Cl、CN、NO2、CF3、OCH3、フェノキシ、ベンゾイル、C
H(OH)−フェニル、S−シクロヘキシル、CO−OCH3からなる群より選択され;か

R3はH、CH3、CN、Br、Cl、NH2、NO2、ベンゾイルからなる群より選択
されるが、
ただし、R2またはR3の一方はHであり他方はHではない、
請求項1に記載の式Iのベンゾトリアゾール。
【請求項3】
R1およびR4はHであり;
R2はH、Br、Cl、NO2、OCH3、フェノキシ、CO−OCH3からなる群より
選択され、かつR3はH、NH2からなる群より選択されるが、ただし、R2またはR3
の一方はHであり他方はHではないか、または
R2はFおよびR3はClであり;
nは1または2の整数であり;そして、
R5〜R8は:
R6またはR7のうちの1つがCH3であるか、または
R7がCF3またはBrからなる群より選択されるか、または
R5〜R8を含む環が、R6およびR7の代わりに2重結合を含むか、または
R6とR7が、それらが結合している炭素原子と一緒になってベンゾ−縮合環を形成する(該環は場合によりNH2で1回、またはOCH3で1回または2回置換されていてよい)か、または
R7とR8が一緒になってシクロペンチルを形成するか、または
nが整数0であり、かつR6とR7が、それらが結合している炭素原子と一緒になってベンゾ−縮合環またはシクロヘキサンジイルである、
場合を除いてHである、
請求項1または2に記載の式Iのベンゾトリアゾール。
【請求項4】
R1〜R4は:
R2がH、Br、CN、CF3、OCH3、フェノキシ、ベンゾイル、CH(OH)−フェニル、S−シクロヘキシルからなる群より選択され、かつR3がH、CN、Br、Cl、NO2、ベンゾイルからなる群より選択される(ただし、R2またはR3の一方はHで
あり他方はHではない)か、または、
R1がClおよびR3がCF3である、
場合を除いてHであり;
nは整数1であり;そして、
R5〜R8は:
R6およびR7のうちの1つがCH3であるか、または
R7がC25、CH(CH3)2、C(CH3)3、ベンジルまたはCO−OC25からなる群より選択されるか、または、
R6とR7が共にCH3であるか、または、
R5〜R8を含む環が、R6およびR7の代わりに2重結合を含むか、または、
R5とR6またはR6とR7が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、ベンゾ−縮合環を形成する、
場合を除いてHであり、
ここで、R1〜R5およびR8がHであり、nが1であり、そしてR6/R7がベンゾ縮合している化合物は除外される、
請求項1または2に記載の式Iのベンゾトリアゾール。
【請求項5】
ベンゾトリアゾール2を塩化カルバモイル3でアシル化する工程を包含する請求項1〜4のいずれか1項に記載の式Iの化合物の製造方法。
【化2】

(ここで置換基は請求項1〜4のいずれか1項に記載された意味を有する)
【請求項6】
最初にベンゾトリアゾール2をホスゲンと反応させて、次いで得られたベンゾトリアゾールカルボニルクロリド5をアミンまたはアニリンと反応させて、式Iの化合物を得る工程を包含する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の式Iの化合物の製造方法。
【化3】


(ここで置換基は請求項1〜4のいずれか1項に記載された意味を有する)
【請求項7】
医薬に使用するための、式I
【化4】

[式中、
R1〜R4は:
R2またはR3のうちの1つが、Br、Cl、CH3、CN、NH2、NO2、CF3、OCH3、フェノキシ、ベンゾイル、CH(OH)−フェニル、S−シクロヘキシル、CO
−OCH3からなる群より選択されるか、または
R1がClおよびR3がCF3、または
R2がFおよびR3がClである、
場合を除いてHであり;
nは0、1または2の整数であり;そして、
R5〜R8は:
R6またはR7のうちの1つがCH3であるか、または
R7がC25、CH(CH3)2、C(CH3)3、CF3、Br、Cl、ベンジルまたはC
O−OC25からなる群より選択されるか、または
R6とR7が共にCH3であるか、または
R5〜R8を含む環が、R6およびR7の代わりに2重結合を含むか、または
R5とR6またはR6とR7が、それらが結合している炭素原子と一緒になって、ベンゾ−縮合環、またはnが0である場合はシクロヘキサンジイルを形成する(R6/R7が閉環である場合、この置換基は場合によりNH2またはNO2で1回、またはOCH3
1回または2回置換されていてよい)か、または、
R7とR8が一緒になって、シクロペンチル、ジアジリンまたは=CH2を形成する

場合を除いてHである、]
のベンゾトリアゾール。
【請求項8】
ホルモン感受性リパーゼ、HSLに対する阻害作用を有する医薬に使用するための、請求項7に記載の式Iのベンゾトリアゾール。
【請求項9】
インスリン非依存性糖尿病、糖尿病性症候群、またはX症候群の治療用医薬に使用するための、請求項7に記載の式Iのベンゾトリアゾール。
【請求項10】
少なくとも1種の、請求項7に記載の式Iのベンゾトリアゾールを含む、インスリン非依存性糖尿病または糖尿病性症候群の治療用医薬。

【公開番号】特開2011−26342(P2011−26342A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−228107(P2010−228107)
【出願日】平成22年10月8日(2010.10.8)
【分割の表示】特願2004−544048(P2004−544048)の分割
【原出願日】平成15年9月27日(2003.9.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TEFLON
【出願人】(397056695)サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング (456)
【Fターム(参考)】