説明

ボロン酸エステル化合物およびその医薬組成物

本発明は、プロテアソーム阻害剤として有用な新規化合物を提供する。本発明はまた、本発明の化合物を含む医薬組成物、および様々な疾患の治療における組成物の使用方法も提供する。別の態様では、本発明は、式(I)の化合物、またはその結晶形態、および本明細書に記載の追加の賦形剤を含む、医薬組成物を提供し、これは、経口医薬投薬形態を製造するのに好適である。別の態様では、本発明は、式(I)の化合物、またはその結晶形態、および本明細書に記載の追加の賦形剤を含む、医薬組成物を提供し、これは、凍結乾燥粉末の医薬投薬形態を製造するのに好適である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物
【化18】

またはその医薬的に許容される塩であって、式中、
Aは、0、1、または2であり、
Pは、水素またはアミノ基遮断部分であり、
は、水素、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、−(CH−CH−R、−(CH−CH−NHC(=NR)NH−Y、−(CH−CH−CON(R、−(CH−CH−N(R)CON(R、−(CH−CH(R)N(R、−(CH−CH(R5a)−OR5b、または−(CH−CH(R)−SRであり、
a1は、水素、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、−(CH−CH−R、−(CH−CH−NHC(=NR)NH−Y、−(CH−CH−CON(R、−(CH−CH−N(R)CON(R、−(CH−CH(R)N(R、−(CH−CH(R5a)−OR5b、または−(CH−CH(R)−SRであり、
各Ra2は独立して、水素、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、−(CH−CH−R、−(CH−CH−NHC(=NR)NH−Y、−(CH−CH−CON(R、−(CH−CH−N(R)CON(R、−(CH−CH(R)N(R、−(CH−CH(R5a)−OR5b、または−(CH−CH(R)−SRであり、
各Rは独立して、置換もしくは非置換の単環式または二環式環系であり、
各Rは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であるか、または同一の窒素原子上の2個のRは、前記窒素原子と一体となって、前記窒素原子に加えて、N、O、およびSから独立して選択される0〜2環のヘテロ原子を有する、置換もしくは非置換の4〜8員のヘテロシクリル環を形成し、
各Rは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各R5aは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各R5bは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各Rは独立して、置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、またはヘテロアリール基であり、
Yは、水素、−CN、または−NOであり、
mは、0、1、または2であり、
およびZは共に、α−ヒドロキシカルボン酸に由来する部分を形成し、いずれの場合にもホウ素に結合する原子は、酸素原子であるか、またはZおよびZは共に、β−ヒドロキシカルボン酸に由来する部分を形成し、いずれの場合にもホウ素に結合する原子は、酸素原子である、化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項2】
式(II)
【化19】

を特徴とし、式中、
b1およびRb2のそれぞれは独立して、水素、−COH、−OH、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリル基であり、
b3およびRb4のそれぞれは独立して、水素、−COH、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリル基であるか、
または、Rb2およびRb4はそれぞれ独立して、水素であり、Rb1およびRb3は、それらが結合している炭素原子と一体となって、O、N、およびSからなる群から選択される0〜3環のヘテロ原子を有する、非置換もしくは置換の縮合された4〜8員の非芳香族環を形成し、式中、前記環は、任意に、O、N、およびSからなる群から選択される0〜3環のヘテロ原子を有する、非置換もしくは置換の4〜8員の非芳香族環、または5〜6員の芳香族環に縮合され得るか、
またはRb2およびRb4は、存在せず、Rb1およびRb3は、それらが結合している炭素原子と一体となって、O、N、およびSからなる群から選択される0〜3環のヘテロ原子を有する、非置換もしくは置換の縮合された5〜6員の芳香族環を形成し、式中、前記環は、任意に、O、N、およびSからなる群から選択される0〜3環のヘテロ原子を有する、非置換もしくは置換4〜8員の非芳香族環、または5〜6員の芳香族環に縮合され得、
nは、0または1である、請求項1に記載の化合物、またはその医薬的に許容される塩。
【請求項3】
b3およびRb4のそれぞれは独立して、水素、C1−6脂肪族、または−(CH−COHであり、
pは、0、1、または2である、請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Pは、R−C(O)−、R−O−C(O)−、R−N(R4c)−C(O)−、R−S(O)−、またはR−N(R4c)−S(O)−であり、
は、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、−R、−T−R、および−T−R2cからなる群から選択され、
は、0〜2個の独立して選択されるR3aまたはR3bで置換される、C1−6アルキレン鎖であり、前記アルキレン鎖は、任意に、−C(R)=C(R)−、−C≡C−、または−O−で中断され、
は、置換もしくは非置換の単環式または二環式環系であり、
2cは、ハロ、−OR、−SR、−S(O)R、−SO、−SON(R、−N(R)−、−NRC(O)R、−NRC(O)−N(R、−NRCO、−N(R)SO、−N(R)SON(R、−O−C(O)−R、−OC(O)−(R、−C(O)−R、−CO、または−C(O)N(Rであり、
各R3aは独立して、−F、−OH、−O(C1−4アルキル)、−CN、−N(R、−C(O)(C1−4アルキル)、−COH、−CO(C1−4アルキル)、−C(O)NH、および−C(O)−NH(C1−4アルキル)からなる群から選択され、
各R3bは独立して、R3aまたはRで置換されるかまたは非置換のC1−3脂肪族であるか、または同一炭素原子上の2個の置換基R3bは、それらが結合している炭素原子と一体となって、3〜6員のシクロ脂肪族環を形成し、
各Rは、置換もしくは非置換の芳香族基であり、
4cは、水素、C1−4アルキル、C1−4フルオロアルキル、またはC6−10アラ(C1−4)アルキルであり、これらのアリール部は、置換されるかまたは非置換である、請求項3に記載の化合物。
【請求項5】
Aは、0であり、
a1は、水素、−(CH−CH−R、または−(CH−CH(R5a)−OR5bであり、
mは、0である、請求項3に記載の化合物。
【請求項6】
Pは、R−C(O)−またはR−S(O)−であり、Rは、−Rである、請求項3に記載の化合物。
【請求項7】
は、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ナフチル、ベンズイミダゾリル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノキサリニル、およびジヒドロベンゾキサジニルからなる群から選択される、置換もしくは非置換の単環式または二環式環系である、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
は、0〜1個のRおよび0〜2個のR8dで置換可能な炭素原子上で置換され、
各Rは独立して、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、またはハロであり、
各R8dは独立して、C1−4脂肪族、C1−4フルオロ脂肪族、またはハロである、請求項7に記載の化合物。
【請求項9】
Aは、0であり、
は、C1−6脂肪族、または−(CH−CH−Rであり、
a1は、水素、−(CH−CH−R、または−(CH−CH(R5a)−OR5bであり、
Pは、R−C(O)−またはR−S(O)−であり、
は、−Rであり、
mは、0または1である、請求項4に記載の化合物。
【請求項10】
は、C1−6脂肪族である、請求項9に記載の化合物。
【請求項11】
a1は、−CH−Rであり、
は、フェニルであり、
は、2−ピラジニルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項12】
a1は、−CH(R5a)−OR5bであり、
5aは、C1−6脂肪族であり、
5bは、水素であり、
は、6−フェニル−2−ピリジニル−である、請求項10に記載の化合物。
【請求項13】
a1は、水素であり、
は、2,5−ジクロロフェニルである、請求項10に記載の化合物。
【請求項14】
およびZは共に、クエン酸に由来する部分を形成する、請求項3に記載の化合物。
【請求項15】
実質的に結晶形態である、請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
式(III)、(IIIa)、(IV)、(IVa)
【化20】

【化21】

またはこれらの混合物を特徴とする、請求項14に記載の化合物。
【請求項17】
は、C1−6脂肪族である、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
Aは、0であり、Ra1は、水素、−(CH−CH−R、または−(CH−CH(R)−OR5bであり、Pは、R−C(O)−であり、Rは、−Rである、請求項16に記載の化合物。
【請求項19】
は、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ナフチル、ベンズイミダゾリル、キノリニル、イソキノリニル、キノキサリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノキサリニル、およびジヒドロベンゾキサジニルからなる群から選択される、置換もしくは非置換の単環式または二環式環系である、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
は、イソブチルである、請求項18に記載の化合物。
【請求項21】
a1は、−CH−Rであり、
は、フェニルであり、
は、2−ピラジニルである、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
a1は、水素であり、
は、2,5−ジクロロフェニルである、請求項20に記載の化合物。
【請求項23】
a1は、−CH(R5a)−OR5bであり、
5aは、C1−6脂肪族であり、
5bは、水素であり、
は、6−フェニル−2−ピリジニル−である、請求項20に記載の化合物。
【請求項24】
式(I)の化合物
【化22】

またはその結晶形態、充填剤、および任意に潤滑剤を含む、医薬組成物であって、
式中、
Aは、0、1、または2であり、
Pは、水素またはアミノ基遮断部分であり、
は、水素、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、−(CH−CH−R、−(CH−CH−NHC(=NR)NH−Y、−(CH−CH−CON(R、−(CH−CH−N(R)CON(R、−(CH−CH(R)N(R、−(CH−CH(R5a)−OR5b、または−(CH−CH(R)−SRであり、
a1は、水素、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、−(CH−CH−R、−(CH−CH−NHC(=NR)NH−Y、−(CH−CH−CON(R、−(CH−CH−N(R)CON(R、−(CH−CH(R)N(R、−(CH−CH(R5a)−OR5b、または−(CH−CH(R)−SRであり、
各Ra2は独立して、水素、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、−(CH−CH−R、−(CH−CH−NHC(=NR)NH−Y、−(CH−CH−CON(R、−(CH−CH−N(R)CON(R、−(CH−CH(R)N(R、−(CH−CH(R5a)−OR5b、または−(CH−CH(R)−SRであり、
各Rは独立して、置換または非置換の単環式または二環式環系であり、
各Rは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であるか、または同一窒素原子上の2個のRは、前記窒素原子と一体となって、前記窒素原子に加えて、N、O、およびSから独立して選択される0〜2環のヘテロ原子を有する、置換もしくは非置換の4〜8員のヘテロシクリル環を形成し、
各Rは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各R5aは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各R5bは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各Rは独立して、置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、またはヘテロアリール基であり、
Yは、水素、−CN、または−NOであり、
mは、0、1、または2であり、
およびZは共に、α−ヒドロキシカルボン酸に由来する部分を形成し、いずれの場合にもホウ素に付着する原子は、酸素原子であるか、またはZおよびZは共に、β−ヒドロキシカルボン酸に由来する部分を形成し、いずれの場合にもホウ素に付着する原子は、酸素原子である、医薬組成物。
【請求項25】
前記医薬組成物は、流動助剤を任意に更に含み、かつ緩衝剤を任意に更に含む、請求項24に記載の医薬組成物。
【請求項26】
前記医薬組成物は、全重量の割合として、約0.2重量%〜約3重量%の式(I)の化合物、またはその結晶形態、約86.5重量%〜約99.8重量%の充填剤、任意に最大約1.5重量%の潤滑剤、任意に最大約5重量%の流動助剤、および任意に最大約5重量%の緩衝剤を含む、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項27】
前記医薬組成物は、全重量の割合として、約0.2重量%〜約3重量%の式(I)の化合物、またはその結晶形態、約97重量%〜約99.8重量%の充填剤、および任意に最大約1.5重量%の潤滑剤を含む、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項28】
前記医薬組成物は、全重量の割合として、約0.25重量%〜約2重量%の式(I)の化合物、またはその結晶形態、および約98重量%〜約99.75重量%の充填剤を含む、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項29】
前記医薬組成物は、経口医薬投薬形態である、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項30】
前記経口医薬投薬形態は、カプセル剤である、請求項29に記載の医薬組成物。
【請求項31】
式(I)の化合物、またはその結晶形態は、全重量の割合として、約0.2%重量%〜約3重量%の量で存在する、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項32】
前記式(I)の化合物、またはその結晶形態は、全重量の割合として、約0.25重量%〜約2重量%の量で存在する、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項33】
前記充填剤は、全重量の割合として、約97重量%〜約99.8重量%の量で存在する、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項34】
前記充填剤は、全重量の割合として、約98重量%〜約99.75重量%の量で存在する、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項35】
前記充填剤は、全重量の割合として、約86.5重量%〜約99.8重量%の量で存在する、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項36】
前記充填剤は、粉末セルロース、微結晶性セルロース、ケイ化微結晶性セルロース、低水分微結晶性セルロース、スターチグリコール酸ナトリウム、予めゲル化されたデンプン(pregeletanized starch)、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項37】
前記充填剤は、低水分微結晶性セルロース、スターチグリコール酸ナトリウム、予めゲル化されたデンプン、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項38】
前記潤滑剤は、存在する場合、全重量の割合として、最大約1.5重量%の量で存在する、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項39】
前記潤滑剤は、存在する場合、全重量の割合として、約1重量%の量で存在する、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項40】
前記潤滑剤は、存在する場合、ステアリン酸マグネシウム、ベヘン酸グリセリル、水素化植物油、タルク、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸スクロース、ステアリンフマル酸ナトリウム、およびこれらの混合物からなる群から選択される、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項41】
前記潤滑剤は、ステアリン酸マグネシウムである、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項42】
前記流動助剤は、存在する場合、全重量の割合として、最大約5重量%の量で存在する、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項43】
前記流動助剤は、存在する場合、全重量の割合として、最大約1重量%の量で存在する、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項44】
前記流動助剤は、存在する場合、タルクである、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項45】
前記緩衝剤は、存在する場合、全重量の割合として、最大約5重量%の量で存在する、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項46】
前記緩衝剤は、存在する場合、全重量の割合として、最大約2重量%の量で存在する、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項47】
前記緩衝剤は、存在する場合、クエン酸ナトリウムである、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項48】
α−ヒドロキシカルボン酸、またはβ−ヒドロキシカルボン酸は、クエン酸であり、
Aは、0であり、
は、イソブチルであり、
a1は、水素、C1−6脂肪族、−(CH−CH−R、または−(CH−CH(R5a)−OR5bであり、
Pは、R−C(O)−であり、
は、−Rであり、
mは、0または1であり、
前記充填剤は、低水分微結晶性セルロース、スターチグリコール酸ナトリウム、予めゲル化されたデンプン、およびこれらの混合物からなる群から選択され、
前記潤滑剤は、存在する場合、ステアリン酸マグネシウムである、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項49】
式(I)の化合物は、化合物(I−1)、(I−15)、または(I−18)で表され、
【化23】

【化24】

前記充填剤は、低水分微結晶性セルロース、スターチグリコール酸ナトリウム、予めゲル化されたデンプン、およびこれらの混合物からなる群から選択され、
前記潤滑剤は、存在する場合、ステアリン酸マグネシウムである、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項50】
前記α−ヒドロキシカルボン酸またはβ−ヒドロキシカルボン酸は、クエン酸であり、
Aは、0であり、
は、イソブチルであり、
a1は、水素、C1−6脂肪族、−(CH−CH−R、または−(CH−CH(R5a)−OR5bであり、
Pは、R−C(O)−であり、
は、−Rであり、
mは、0または1であり、
前記充填剤は、低水分微結晶性セルロース、スターチグリコール酸ナトリウム、予めゲル化されたデンプン、およびこれらの混合物からなる群から選択され、
前記潤滑剤は、存在する場合、ステアリン酸マグネシウムであり、
前記流動助剤は、存在する場合、タルクであり、
前記緩衝剤は、存在する場合、クエン酸ナトリウムである、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項51】
式(I)の化合物は、化合物(I−1)、(I−15)、または(I−18)で表され、
【化25】

前記充填剤は、低水分微結晶性セルロース、スターチグリコール酸ナトリウム、予めゲル化されたデンプン、およびこれらの混合物からなる群から選択され、
前記潤滑剤は、存在する場合、ステアリン酸マグネシウムであり、
前記流動助剤は、存在する場合、タルクであり、
前記緩衝剤は、存在する場合、クエン酸ナトリウムである、請求項25に記載の医薬組成物。
【請求項52】
式(I−1)の化合物
【化26】

またはその結晶形態、充填剤、および任意に潤滑剤を含む、医薬組成物。
【請求項53】
前記充填剤は、低水分微結晶性セルロース、スターチグリコール酸ナトリウム、予めゲル化されたデンプン、およびこれらの混合物からなる群から選択され、
前記潤滑剤は、存在する場合、ステアリン酸マグネシウムである、請求項52に記載の医薬組成物。
【請求項54】
前記結晶形態は、形態2である、請求項52に記載の医薬組成物。
【請求項55】
前記医薬組成物は、流動助剤を任意に更に含み、かつ緩衝剤を任意に更に含む、請求項52に記載の医薬組成物。
【請求項56】
前記充填剤は、低水分微結晶性セルロース、スターチグリコール酸ナトリウム、予めゲル化されたデンプン、およびこれらの混合物からなる群から選択され、
前記潤滑剤は、存在する場合、ステアリン酸マグネシウムであり、
前記流動助剤は、存在する場合、タルクであり、
前記緩衝剤は、存在する場合、クエン酸ナトリウムである、請求項55に記載の医薬組成物。
【請求項57】
式(I−1)の化合物、またはその結晶形態を含む、単位用量の医薬組成物であって、式(I−1)の化合物は、モル重量基準で約0.1mg〜約3.0mgの式(VIII−1)の化合物と同等量で存在する、単位用量の医薬組成物。
【請求項58】
重量/重量基準で、約0.1mg〜約3.0mgの式(VIII−1)の化合物として測定される、約0.143mg〜約4.3mgの式(I−1)の化合物、またはその結晶形態を含む、単位用量の医薬組成物。
【請求項59】
式(I)の化合物
【化27】

またはその結晶形態、増量剤、および緩衝剤を含む、医薬組成物であって、
式中、
Aは、0、1、または2であり、
Pは、水素またはアミノ基遮断部分であり、
は、水素、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、−(CH−CH−R、−(CH−CH−NHC(=NR)NH−Y、−(CH−CH−CON(R、−(CH−CH−N(R)CON(R、−(CH−CH(R)N(R、−(CH−CH(R5a)−OR5b、または−(CH−CH(R)−SRであり、
a1は、水素、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、−(CH−CH−R、−(CH−CH−NHC(=NR)NH−Y、−(CH−CH−CON(R、−(CH−CH−N(R)CON(R、−(CH−CH(R)N(R、−(CH−CH(R5a)−OR5b、または−(CH−CH(R)−SRであり、
各Ra2は独立して、水素、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、−(CH−CH−R、−(CH−CH−NHC(=NR)NH−Y、−(CH−CH−CON(R、−(CH−CH−N(R)CON(R、−(CH−CH(R)N(R、−(CH−CH(R5a)−OR5b、または−(CH−CH(R)−SRであり、
各Rは独立して、置換または非置換の単環式または二環式環系であり、
各Rは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であるか、または同一窒素原子上の2個のRは、前記窒素原子と一体となって、前記窒素原子に加えて、N、O、およびSから独立して選択される0〜2環のヘテロ原子を有する、置換もしくは非置換の4〜8員のヘテロシクリル環を形成し、
各Rは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各R5aは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各R5bは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各Rは独立して、置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、またはヘテロアリール基であり、
Yは、水素、−CN、または−NOであり、
mは、0、1、または2であり、
およびZは共に、α−ヒドロキシカルボン酸に由来する部分を形成し、いずれの場合にもホウ素に付着する原子は、酸素原子であるか、またはZおよびZは共に、β−ヒドロキシカルボン酸に由来する部分を形成し、いずれの場合にもホウ素に付着する原子は、酸素原子である、医薬組成物。
【請求項60】
前記増量剤は、約1%w/v〜約5%w/vの量で存在する、請求項59に記載の医薬組成物。
【請求項61】
前記増量剤は、約3%w/vの量で存在する、請求項59に記載の医薬組成物。
【請求項62】
前記増量剤は、グリシンである、請求項59に記載の医薬組成物。
【請求項63】
前記緩衝剤は、クエン酸ナトリウム、およびクエン酸である、請求項59に記載の医薬組成物。
【請求項64】
前記α−ヒドロキシカルボン酸またはβ−ヒドロキシカルボン酸は、クエン酸であり、
Aは、0であり、
は、イソブチルであり、
a1は、水素、C1−6脂肪族、−(CH−CH−R、または−(CH−CH(R5a)−OR5bであり、
Pは、R−C(O)−であり、
は、−Rであり、
mは、0または1であり、
前記増量剤は、グリシンであり、
前記緩衝剤は、クエン酸ナトリウム、およびクエン酸である、請求項59に記載の医薬組成物。
【請求項65】
式(I)の化合物は、化合物(I−1)、(I−15)、または(I−18)で表され、
【化28】

前記増量剤は、グリシンであり、
前記緩衝剤は、クエン酸ナトリウム、およびクエン酸である、請求項59に記載の医薬組成物。
【請求項66】
凍結乾燥粉末の式(I)の化合物を含む医薬組成物であって、
【化29】

式中、
Aは、0、1、または2であり、
Pは、水素またはアミノ基遮断部分であり、
は、水素、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、−(CH−CH−R、−(CH−CH−NHC(=NR)NH−Y、−(CH−CH−CON(R、−(CH−CH−N(R)CON(R、−(CH−CH(R)N(R、−(CH−CH(R5a)−OR5b、または−(CH−CH(R)−SRであり、
a1は、水素、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、−(CH−CH−R、−(CH−CH−NHC(=NR)NH−Y、−(CH−CH−CON(R、−(CH−CH−N(R)CON(R、−(CH−CH(R)N(R、−(CH−CH(R5a)−OR5b、または−(CH−CH(R)−SRであり、
各Ra2は独立して、水素、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、−(CH−CH−R、−(CH−CH−NHC(=NR)NH−Y、−(CH−CH−CON(R、−(CH−CH−N(R)CON(R、−(CH−CH(R)N(R、−(CH−CH(R5a)−OR5b、または−(CH−CH(R)−SRであり、
各Rは独立して、置換または非置換の単環式または二環式環系であり、
各Rは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であるか、または同一の窒素原子上の2個のRは、前記窒素原子と一体となって、前記窒素原子に加えて、N、O、およびSから独立して選択される0〜2環のヘテロ原子を有する、置換もしくは非置換の4〜8員のヘテロシクリル環を形成し、
各Rは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各R5aは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各R5bは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、 ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各Rは独立して、置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、またはヘテロアリール基であり、
Yは、水素、−CN、または−NOであり、
mは、0、1、または2であり、
およびZは共に、α−ヒドロキシカルボン酸に由来する部分を形成し、いずれの場合にもホウ素に付着する原子は、酸素原子であるか、またはZおよびZは共に、β−ヒドロキシカルボン酸に由来する部分を形成し、いずれの場合にもホウ素に付着する原子は、酸素原子である、医薬組成物。
【請求項67】
増量剤、および緩衝剤を更に含む、請求項66に記載の医薬組成物。
【請求項68】
前記増量剤は、グリシンである、請求項67に記載の医薬組成物。
【請求項69】
前記緩衝剤は、クエン酸ナトリウム、およびクエン酸である、請求項67に記載の医薬組成物。
【請求項70】
前記α−ヒドロキシカルボン酸またはβ−ヒドロキシカルボン酸は、クエン酸であり、
Aは、0であり、
は、イソブチルであり、
a1は、水素、C1−6脂肪族、−(CH−CH−R、または−(CH−CH(R5a)−OR5bであり、
Pは、R−C(O)−であり、
は、−Rであり、
mは、0または1であり、
前記増量剤は、グリシンであり、
前記緩衝剤は、クエン酸ナトリウム、およびクエン酸である、請求項67に記載の医薬組成物。
【請求項71】
式(I)の化合物は、化合物(I−1)、(I−15)、または(I−18)で表され、
【化30】

前記増量剤は、グリシンであり、
前記緩衝剤は、クエン酸ナトリウム、およびクエン酸である、請求項67に記載の医薬組成物。
【請求項72】
凍結乾燥粉末の式(I−1)の化合物を含む、単位用量の医薬組成物であって、
【化31】

式中、
式(I−1)の化合物は、モル重量基準で約1mg〜約5mgの式(VIII−1)の化合物と同等量で存在する、単位用量の医薬組成物。
【請求項73】
式(I−1)の化合物は、モル重量基準で約3.5mgの式(VIII−1)の化合物と同等量で存在する、請求項72に記載の単位用量の医薬組成物。
【請求項74】
前記医薬組成物は、グリシン、クエン酸ナトリウム、およびクエン酸を更に含む、請求項72に記載の単位用量の医薬組成物。
【請求項75】
前記グリシンの量は、約0.01g〜約0.50gで存在する、請求項74に記載の単位用量の医薬組成物。
【請求項76】
前記クエン酸ナトリウムおよびクエン酸は、約0.005g〜約0.250gのクエン酸イオンに同等量で存在する、請求項74に記載の単位用量の医薬組成物。
【請求項77】
凍結乾燥粉末の式(I−15)の化合物を含む、単位用量の医薬組成物であって、
【化32】

式中、
式(I−15)の化合物は、モル重量基準で約1mg〜約5mgの式(VIII−15)の化合物と同等量で存在する、単位用量の医薬組成物。
【請求項78】
式(I−15)の化合物は、モル重量基準で約3.5mgの式(VIII−15)の化合物と同等量で存在する、請求項77に記載の単位用量の医薬組成物。
【請求項79】
前記医薬組成物は、グリシン、クエン酸ナトリウム、およびクエン酸を更に含む、請求項78に記載の単位用量の医薬組成物。
【請求項80】
前記グリシンの量は、約0.01g〜約0.50gで存在する、請求項78に記載の単位用量の医薬組成物。
【請求項81】
前記クエン酸ナトリウムおよびクエン酸は、約0.005g〜約0.250gのクエン酸イオンに同等量で存在する、請求項78に記載の単位用量の医薬組成物。
【請求項82】
凍結乾燥粉末として、化合物(I−1)の医薬組成物を調製するための方法であって、
(f−1)
i.水、
ii.前記化合物(I−1)、
iii.グリシン、
iv.クエン酸ナトリウム、および
v.クエン酸を混合し、混合物を形成するステップと、
(f−2)前記混合物を凍結乾燥するステップと、を含む、方法。
【請求項83】
凍結乾燥粉末として、化合物(I−15)の医薬組成物を調製するための方法であって、
(g−1)
i.水およびtert−ブチルアルコールを含む、水性溶媒混合物、
ii.前記化合物(VIII−15)、
iii.グリシン、
iv.クエン酸ナトリウム、および
v.クエン酸を混合し、混合物を形成するステップと、
(g−2)前記混合物を凍結乾燥するステップと、を含む、方法。
【請求項84】
前記水性溶媒混合物の前記tert−ブチルアルコールは、約3%v/v〜約6%v/vのtert−ブチルアルコールの量で存在する、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
液体医薬投薬形態として、化合物(I−1)の医薬組成物を調製するための方法であって、前記プロセスは、注射用水を用いて、請求項72に記載の化合物(I−1)の凍結乾燥粉末を再構成するステップを含む、方法。
【請求項86】
液体医薬投薬形態として、化合物(I−15)の医薬組成物を調製するための方法であって、注射用水を用いて、請求項77に記載の化合物(I−15)の凍結乾燥粉末を再構成するステップを含む、方法。
【請求項87】
式(I)の化合物
【化33】

緩衝剤、および任意に、張性調節剤を含む、液体医薬組成物であって、
式中、
Aは、0、1、または2であり、
Pは、水素またはアミノ基遮断部分であり、
は、水素、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、−(CH−CH−R、−(CH−CH−NHC(=NR)NH−Y、−(CH−CH−CON(R、−(CH−CH−N(R)CON(R、−(CH−CH(R)N(R、−(CH−CH(R5a)−OR5b、または−(CH−CH(R)−SRであり、
a1は、水素、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、−(CH−CH−R、−(CH−CH−NHC(=NR)NH−Y、−(CH−CH−CON(R、−(CH−CH−N(R)CON(R、−(CH−CH(R)N(R、−(CH−CH(R5a)−OR5b、または−(CH−CH(R)−SRであり、
各Ra2は独立して、水素、C1−6脂肪族、C1−6フルオロ脂肪族、−(CH−CH−R、−(CH−CH−NHC(=NR)NH−Y、−(CH−CH−CON(R、−(CH−CH−N(R)CON(R、−(CH−CH(R)N(R、−(CH−CH(R5a)−OR5b、または−(CH−CH(R)−SRであり、
各Rは独立して、置換または非置換の単環式または二環式環系であり、
各Rは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、もしくはヘテロシクリル基であるか、または同一窒素原子上の2個のRは、前記窒素原子と一体となって、前記窒素原子に加えて、N、O、およびSから独立して選択される0〜2環のヘテロ原子を有する、置換もしくは非置換の4〜8員のヘテロシクリル環を形成し、
各Rは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各R5aは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各R5bは独立して、水素、または置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、ヘテロアリール、またはヘテロシクリル基であり、
各Rは独立して、置換もしくは非置換の脂肪族、アリール、またはヘテロアリール基であり、
Yは、水素、−CN、または−NOであり、
mは、0、1、または2であり、
およびZは共に、α−ヒドロキシカルボン酸に由来する部分を形成し、いずれの場合にもホウ素に付着する原子は、酸素原子であるか、またはZおよびZは共に、β−ヒドロキシカルボン酸に由来する部分を形成し、いずれの場合にもホウ素に付着する原子は、酸素原子である、液体医薬組成物。
【請求項88】
前記張性調節剤(tonicity modifier)は、存在する場合、塩化ナトリウムである、請求項87に記載の液体医薬組成物。
【請求項89】
前記緩衝剤は、クエン酸ナトリウム、およびクエン酸である、請求項87に記載の液体医薬組成物。
【請求項90】
前記α−ヒドロキシカルボン酸またはβ−ヒドロキシカルボン酸は、クエン酸であり、
Aは、0であり、
は、イソブチルであり、
a1は、水素、C1−6脂肪族、−(CH−CH−R、または−(CH−CH(R5a)−OR5bであり、
Pは、R−C(O)−であり、
は、−Rであり、
mは、0または1であり、
前記緩衝剤は、クエン酸ナトリウム、およびクエン酸であり、
前記張性調節剤は、存在する場合、塩化ナトリウムである、請求項87に記載の液体医薬組成物。
【請求項91】
式(I−1)の化合物を含む、単位用量の液体医薬組成物であって、
【化34】

式中、
式(I−1)の化合物は、約0.5mg/mL〜約3mg/mLの式(VIII−1)の化合物の濃度で存在する、単位用量の液体医薬組成物。
【請求項92】
クエン酸ナトリウム、クエン酸、および塩化ナトリウムを更に含む、請求項91に記載の単位用量の液体医薬組成物。
【請求項93】
請求項24、52、57、58、59、72、77、および87のうちのいずれか1項に記載の治療有効量の医薬組成物の投与を含む、癌を治療するための方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2011−524903(P2011−524903A)
【公表日】平成23年9月8日(2011.9.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−514598(P2011−514598)
【出願日】平成21年6月16日(2009.6.16)
【国際出願番号】PCT/US2009/003602
【国際公開番号】WO2009/154737
【国際公開日】平成21年12月23日(2009.12.23)
【出願人】(500287639)ミレニアム・ファーマシューティカルズ・インコーポレイテッド (98)
【氏名又は名称原語表記】MILLENNIUM PHARMACEUTICALS, INC.
【Fターム(参考)】