説明

ボンベシンレセプターサブタイプ−3調節因子としての置換ジアゼピンスルホンアミド

特定の新規な置換ジアゼピンスルホンアミドは、ヒトのボンベシンレセプターのリガンドであって、特に、ヒトのボンベシンレセプターサブタイプ−3(BRS−3)の選択的リガンドである。従って、それらは、BRS−3の調節に対して応答する疾患及び障害、例えば、肥満及び糖尿病の治療、制御又は予防に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式I:
【化1】

[式中
Xは、
(1)CR、及び
(2)Nからなる群より選択され;
Yは、
(1)CR、及び
(2)Nからなる群より選択され;
Rは、
(1)水素、
(2)−(CH2−6アルケニル、及び
(3)−COC1−6アルキルからなる群より選択され;
、R、R、R及びRは各々独立して、
(1)水素、
(2)−(CHハロゲン、
(3)−C1−8アルキル、
(4)−(CH2−8アルケニル、
(5)−(CH2−8アルキニル、
(6)−(CHCN、
(7)−(CHCF
(8)−(CHCHF
(9)−(CHCHF、
(10)−(CHOCF
(11)−(CHOR
(12)−(CHCOR
(13)−(CHCO
(14)−(CHOC(O)R
(15)−(CHN(R
(16)−(CHNO
(17)−(CHCH=NR
(18)−(CHCH=N−OR
(19)−(CHC(O)N(R
(20)−(CHC(O)NRN(R
(21)−(CHC(O)1−2(CHCO
(22)−(CHC(O)NR(CHCO
(23)−(CHNRC(O)R
(24)−(CHNRSO0−21−6アルキル、
(25)−(CHSO0−2N(R
(26)−(CHSO0−21−8アルキル、
(27)−(CHSO0−23−8シクロアルキル、
(28)−(CHSO0−2アリール、
(29)−(CHSO0−2ヘテロアリール、
(30)−(CH3−10シクロアルキル、
(31)−(CH3−10シクロアルケニル、
(32)−(CH2−12ヘテロシクロアルキル、
(33)−(CH2−12ヘテロシクロアルケニル、
(34)−(CHアリール、
(35)−(CHヘテロアリール、
(36)−(CHO(CHヘテロアリール、
(37)−C(O)C3−10シクロアルキル、
(38)−C(O)C3−10シクロアルケニル、
(39)−C(O)C2−12ヘテロシクロアルキル、
(40)−C(O)C2−12ヘテロシクロアルケニル、
(41)−C(O)アリール、
(42)−C(O)ヘテロアリール、
(43)−C(O)NR3−10シクロアルキル、
(44)−C(O)NR3−10シクロアルケニル、
(45)−C(O)NR2−12ヘテロシクロアルキル、
(46)−C(O)NRアリール、及び
(47)−C(O)NRヘテロアリールからなる群より選択され、
ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、−CH及び(CHは非置換であるか、又はRから選択される1〜5個の置換基で置換され、そして、ここでR及びR又はR及びRは、それらが結合する原子と一緒になって、酸素、イオウ、窒素及びNRから独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を含む3〜6員の芳香族又は非芳香族環を形成してもよく、ここで、該3〜6員の芳香族環又は非芳香族環は、非置換であるか、又はRから選択される1〜5個の置換基で置換され;
は独立して、
(1)C1−8アルキル、
(2)−(CH3−10シクロアルキル、
(3)−(CH3−10シクロアルケニル、
(4)−(CH2−12ヘテロシクロアルキル、
(5)−(CH2−12ヘテロシクロアルケニル、
(6)−(CHアリール、及び
(7)−(CHヘテロアリールからなる群より選択され、
ここで、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール及び(CHは非置換であるか、又はRから選択される1〜5個の置換基で置換され;
各々のRは独立して、
(1)水素、及び
(2)−C1−6アルキルからなる群より選択され、
ここで、アルキルは非置換であるか、又は−(CHOHから選択される1〜3個の置換基で置換され;
各々のRは、独立して、
(1)水素、
(2)−C1−6アルキル、
(3)−(CHCF
(4)−(CHOC1−6アルキル、
(5)−(CHSOCF
(6)−(CH2−6アルケニル、
(7)−(CH3−8シクロアルキル、
(8)−(CH2−8ヘテロシクロアルキル、
(9)−(CHアリール、及び
(10)−(CHヘテロアリールからなる群より選択され、
ここで、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール及び−(CHは非置換であるか、又は−OH、ハロゲン、−CN、−CF、−C1−6アルキル及び−COHから選択される1〜4個の置換基で置換され;
各々のRは独立して、
(1)水素、
(2)−C1−6アルキル、
(3)−(CHCF
(4)−(CHCO
(5)−(CHSOCF
(6)−(CH3−8シクロアルキル、
(7)−(CH2−8ヘテロシクロアルキル、
(8)−(CHアリール、及び
(9)−(CHヘテロアリールからなる群より選択され、
ここで、アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール及び−(CHは非置換であるか、又は−OH、ハロゲン、−CN及びC1−6アルキルから選択される1〜4個の置換基で置換され;
各々のRは独立して、
(1)水素、
(2)−C1−6アルキル、及び
(3)−C3−8シクロアルキルからなる群より選択され、
ここで、アルキル及びシクロアルキルは非置換であるか、又はハロゲン、−CN、−OH、−N(R及びアリールから選択される1〜3個の置換基で置換され;
各々のRは独立して、
(1)−(CHハロゲン、
(2)−C1−6アルキル、
(3)−(CHCF
(4)−(CHCN、
(5)−(CH2−8アルケニル、
(6)オキソ、
(7)チオ、
(8)−(CHOR
(9)−(CHN(R
(10)−(CHN(R)COR
(11)−(CH)CON(R
(12)−(CHCOR
(13)−(CHN(R)CO
(14)−(CHCO
(15)−(CHOC(O)R
(16)−(CH3−8シクロアルキル、
(17)−(CH2−8ヘテロシクロアルキル、
(18)−(CHアリール、
(19)−(CHヘテロアリール、
(20)−(CHO(CHアリール、
(21)−(CHO(CHヘテロアリール、及び
(22)−(CHOP(O)(OH)からなる群より選択され、
ここで、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール及び(CHは非置換であるか、又は−(CH0−2OH、−F、−CF、−CO1−6アルキル、オキソ及び非置換又は−OHで置換される−C1−6アルキルから選択される1〜5個の置換基で置換され;
各々のRは独立して、
(1)−(CHハロゲン、
(2)−(CH1−8アルキル、
(3)−(CH2−8アルケニル、
(4)−(CHCN、
(5)−(CHCCl
(6)−(CHOH、
(7)−(CHC(O)H、
(8)−(CHC(O)C1−8アルキル、
(9)−(CHCOH、
(10)−(CHCO1−8アルキル、
(11)−(CHCF
(12)−(CHCHF
(13)−(CHCHF、
(14)−(CH3−10シクロアルキル、
(15)−(CH3−10シクロアルケニル、
(16)−(CH2−12ヘテロシクロアルキル、
(17)−(CH2−12ヘテロシクロアルケニル、
(18)−(CHアリール、
(19)−(CHヘテロアリール、
(20)−SO0−21−8アルキル、
(21)−SO0−23−8シクロアルキル、
(22)−(CHN(R
(23)−(CHC(O)N(R、及び
(24)−(CHNRC(O)Rからなる群より選択され、
ここで、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール及び−(CHは非置換であるか、又は−OH、−CF、ハロゲン、−C1−6アルキル及び−CNから選択される1〜3個の置換基で置換され;
各々のnは独立して、0、1、2、3、4又は5であり;
各々のmは独立して0又は1であり;
各々のpは独立して0、1又は2であり;そして
各々のqは独立して0、1又は2である]
の化合物、又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項2】
Rが水素若しくは−CHCH=CHである請求項1に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項3】
Rが水素である請求項1に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項4】
が独立して、水素、−(CHハロゲン、−(CHOR、−(CHCN、−(CHCF、−(CHCHF、−(CHCHF、−(CHCCl及び−C1−8アルキルからなる群より選択される請求項1に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項5】
及びRが各々独立して、水素、−(CHハロゲン、−(CHOR、−(CHCN、−(CHCF、−(CHCHF、−(CHCHF、−C1−8アルキル、−SC1−8アルキル、−SCシクロアルキルからなる群より選択され、ここで、アルキル、シクロアルキル及び(CHは非置換であるか、又は−C1−6アルキル、ハロゲン及び−OHから選択される1〜5個の置換基で置換される請求項1に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項6】
が水素又は−(CHハロゲンであり、ここで、(CHが非置換であるか、又は−C1−6アルキル、ハロゲン及び−OHから選択される1〜5個の置換基で置換される請求項5に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項7】
がC1−8アルキル、−(CHアリール及び−(CHヘテロアリールからなる群より選択され、ここで、アルキル、アリール、ヘテロアリール及び(CHは非置換であるか、又はRから選択される1〜5個の置換基で置換される請求項1に記載の化合物;又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項8】
及びRが各々独立して、水素、−(CHハロゲン、−C1−8アルキル、−(CH2−8アルケニル、−(CHCN、−(CHCF、−(CHCHF、−(CHCHF、−(CHOCF、−(CHOR、−(CHCOR、−(CHCO、−(CHN(R、−(CHCH=NR、−(CHCH=N−OR、−(CHC(O)N(R、−(CHC(O)NRN(R、−(CHC(O)1−2(CHCO、−(CHC(O)NR(CHCO、−(CHNRC(O)R、−(CHSO0−21−8アルキル、−(CH3−10シクロアルキル、−(CH2−12ヘテロシクロアルキル、−(CH12ヘテロシクロアルケニル、−(CHアリール、−(CHヘテロアリール、−C(O)C12ヘテロシクロアルキル、−C(O)ヘテロアリール、−C(O)NR2−12ヘテロシクロアルキル及び−C(O)NRヘテロアリールからなる群より選択され、ここでアルキル、アルケニル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル、アリール、ヘテロアリール、−CH及び(CHは非置換であるか、又はRから選択される1〜5個の置換基で置換され、そして、ここでR及びR又はR及びRは、それらが結合する原子と一緒になって、酸素、イオウ、窒素及びNRから独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を含む3〜6員の芳香族環又は非芳香族環を形成してもよく、ここで、該3〜6員の芳香族環又は非芳香族環は非置換であるか、又はRから選択される1〜5個の置換基で置換される、請求項1に記載の化合物;或いは薬学的に許容されるその塩。
【請求項9】
式I:
【化2】

[式中
Xが、
(1)CR、及び
(2)Nからなる群より選択され;
YがCRであり;
R、R及びRが水素であり;
がCFであり;
及びRが各々独立して、
(1)水素、
(2)−C1−8アルキル、及び
(3)−(CHヘテロアリールからなる群より選択され、
ここで、アルキル、ヘテロアリール及び(CHは非置換であるか、又はRから選択される1〜5個の置換基で置換され、そしてR及びRは、それらが結合する原子と一緒になって、酸素、イオウ、窒素及びNRから独立して選択される0〜3個のヘテロ原子を含む3〜6員の芳香族又は非芳香族環を形成してもよく、ここで、該3〜6員の芳香族環又は非芳香族環は、非置換であるか、又はRから選択される1〜5個の置換基で置換され;
がフェニルであって、フェニルは非置換であるか、又はRから選択される1〜5個の置換基で置換され;
各々のRが、独立して、
(1)水素、及び
(2)−C1−6アルキルからなる群より選択され、
ここで、アルキルは非置換であるか、又は−(CHOHから選択される1〜3個の置換基で置換され;
各々のRは独立して、
(1)−C1−6アルキル、
(2)−(CHOR、及び
(3)−(CHCOからなる群より選択され、
ここで、アルキル及び(CHは、非置換であるか、又は−(CH0−2OH、−F、−CF、−CO1−6アルキル、非置換であるか又は−OHで置換される−C1−6アルキルで置換され;
各々のRは独立して、
(1)−C1−8アルキル、
(2)−(CHCF、及び
(3)−C3−10シクロアルキルからなる群より選択され、
ここで、アルキル、シクロアルキル及び−(CHは非置換であるか、又は−OH、−CF、ハロゲン、C1−6アルキル及び−CNから選択される1〜3個の置換基で置換され;
各々のnは独立して、0、1、2、3、4又は5であり;
各々のmは独立して0又は1であり;
各々のpは0又は1であり;そして
各々のqは0又は1である]
の請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項10】
【化3−1】

【化3−2】

からなる群より選択される請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項11】
【化4】

である請求項10に記載の化合物、又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項12】
【化5】

である請求項10に記載の化合物、又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項13】
【化6】

である請求項10に記載の化合物、又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項14】
【化7】

である請求項10に記載の化合物、又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項15】
【化8】

である請求項10に記載の化合物、又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項16】
【化9】

からなる群より選択される請求項1に記載の化合物、又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項17】
薬学的に許容される塩が塩酸塩である、請求項10に記載の化合物。
【請求項18】
請求項1に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩、及び薬学的に許容される担体を含む組成物。
【請求項19】
医薬における使用のための、請求項1に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩。
【請求項20】
必要な患者におけるボンベシンレセプターサブタイプ−3によって媒介される疾患の治療又は予防のために有用な医薬の製造のための請求項1に記載の化合物又は薬学的に許容されるその塩の使用。
【請求項21】
ボンベシンレセプターサブタイプ−3によって媒介される疾患が、肥満、真性糖尿病、糖尿病関連障害又は肥満関連障害からなる群より選択される、請求項18に記載の使用。

【公表番号】特表2010−512387(P2010−512387A)
【公表日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−541314(P2009−541314)
【出願日】平成19年12月7日(2007.12.7)
【国際出願番号】PCT/US2007/025104
【国際公開番号】WO2008/073311
【国際公開日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【出願人】(390023526)メルク エンド カムパニー インコーポレーテッド (924)
【氏名又は名称原語表記】MERCK & COMPANY INCOPORATED
【Fターム(参考)】