説明

ポイント会員登録システムおよびポイント会員登録方法

【課題】簡易なシステムおよび手順で、ポイントサービスを行う。
【解決手段】端末コンピュータ4はカードリーダ5で読み込んだカード7の識別情報をサーバ2に送信し、また、一時パスワードを生成してサーバ2に送信し、サーバ2はカード7の識別情報と同一の識別情報が既に記憶装置に記憶されているかを照合し、カード7の識別情報が未登録である場合はユーザ情報の入力を促し、カードの識別情報とユーザ情報を関連付けて記憶装置に登録し、端末コンピュータ4の表示装置に一時パスワードを表示させ、携帯端末8にパスワードの入力を促す表示をさせ、サーバ2はパスワードと一時パスワードと携帯端末8より受信したパスワードを比較し、一時パスワードとパスワードが一致したときに、ポイントサービスの利用を許可する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、商品の購入やサービスの利用に応じてポイントの付与を受けるポイント会員の登録に関する。
【背景技術】
【0002】
商品の販売やサービスの提供を行う業者が、自己の顧客に対し、商品の購入やサービスの利用に応じてポイントを付与し、そのポイントに応じて景品などを与えることは広く行われている。古くはスーパーマーケットなどでトレーディングスタンプを発行していたが、近年では、携帯が容易な小型カードをポイントカードして発行し、ポイント会員の登録やポイント管理等を行っている。顧客をポイント会員として登録することにより、自己の営業に引きとめることができ、常連客になることを促すことができる。ポイントに応じて景品や特別なサービスを提供することは、顧客に対する強い動機づけになる。また、ポイントカードを介して得られた会員ごとの利用データは、自己の営業の分析・改善のための有力な情報にもなる。
【0003】
特に、ICチップを内蔵したカードは偽造や不正が行いにくく、安全性の高いポイントカードとして適している。また、携帯電話の装置にもICチップなどを備えたものが利用されるようになっており、これをポイントカードの代わりに使用することもできる。特許文献1には、携帯電話を利用したポイント管理方法が記載されている。また、特許文献2には磁気カードをポイントカードとして使用する例が、特許文献3にはICチップ内蔵をポイントカードとして使用する例が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−72954公報
【特許文献2】特開2008−77545公報
【特許文献3】特開2009−140015公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のポイントカードのサービスは、ポイントを付与する者がそれぞれ独自のポイントカードを発行していた。しかし、安全性の高いICチップ内蔵カードなどは、カードそのもののコストが大きく、小規模の業者が発行・管理するには負担が大きい。ポイントは元々付加的なサービスであり、これに大きな予算や人力を割くわけにはいかない。そこで、紙のカードを発行し、ポイントの代わりにスタンプを押すなどのサービスも行われるが、取り扱いが不便であり、また、偽造などが容易にできるという問題がある。さらに、ユーザとしては、業者ごとに発行されたカードが増えていき、持ち運びや管理が煩わしい。
【0006】
一方、特許文献1に記載されているようなICチップ内蔵携帯電話機をポイントカード代わりに使用する方法では、ポイントカードを発行する必要はなくなる。しかし、現在普及している携帯電話機の全てにICチップが内蔵されているわけではない。そもそも、携帯電話を持っていない人もいる。特に年少者に対しては安全性の観点から携帯電話を持たせない傾向があり、特にICチップが内蔵されているような高機能の電話機は適さない。また、携帯電話はプライベートな側面が強く、ポイントカード発行のために携帯電話の識別情報を差し出すことに抵抗をおぼえるユーザもある。
【0007】
この発明は、簡易なシステムおよび手順であり、小規模な業者でもポイントサービスが行えるポイント会員登録システムおよびポイント会員登録方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、この発明のポイント会員登録システムは、
a.ポイントサービスを利用するポイント会員の情報を管理するサーバと、
b.電気通信回線によってサーバに接続された端末コンピュータと、
c.端末コンピュータに接続されたカードリーダ、を有するポイント会員登録システムであって、
d.電気通信回線によってポイント会員希望者の携帯端末よりサーバへアクセスできるようになっており、
e.端末コンピュータはカードリーダによりポイント会員希望者のカードの識別情報を読み込み、カードの識別情報をサーバに送信する機能を有し、
f.端末コンピュータは一時パスワードを生成し、一時パスワードをサーバに送信する機能を有し、
g.サーバは端末コンピュータより受信したカードの識別情報と同一の識別情報が既に記憶装置に記憶されているかを照合し、その照合結果を端末コンピュータに送信する機能を有し、
h.端末コンピュータはサーバより照合結果を受信し、カードの識別情報が未登録である場合はユーザ情報の入力を促す表示をさせ、入力されたユーザ情報をサーバに送信する機能を有し、
i.サーバは、端末コンピュータよりユーザ情報を受信した場合にカードの識別情報とユーザ情報を関連付けて記憶装置に登録する機能を有し、
j.サーバは端末コンピュータの表示装置に一時パスワードを表示させるとともに、携帯端末にパスワードの入力を促す表示をさせる機能を有し、
k.サーバは携帯端末よりパスワードを受信し、端末コンピュータより受信した一時パスワードと携帯端末より受信したパスワードを比較する機能を有し、
l.サーバは、一時パスワードとパスワードが一致したときに、ポイントサービスの利用を許可する機能を有する。
【0009】
また、この発明のポイント会員登録方法は、
a.ポイントサービスを利用するポイント会員の情報を管理するサーバと、
b.電気通信回線によってサーバに接続された端末コンピュータと、
c.端末コンピュータに接続されたカードリーダ、を用いたポイント会員登録方法であって、
d.ポイント会員希望者の携帯端末より電気通信回線を介したサーバへのアクセスを許可し、
e.カードリーダにより読み込まれたポイント会員希望者のカードの識別情報を端末コンピュータにて取得し、
f.端末コンピュータにより一時パスワードを生成し、その一時パスワードをサーバに送信し、
g.端末コンピュータより受信したカードの識別情報と同一の識別情報が既に記憶装置に記憶されているかをサーバにより照合し、その照合結果を端末コンピュータに送信し、
h.端末コンピュータでサーバより照合結果を受信し、カードの識別情報が未登録である場合はユーザ情報の入力を促す表示をさせ、入力されたユーザ情報をサーバに送信し、
i.端末コンピュータよりユーザ情報を受信した場合に、サーバによりカードの識別情報とユーザ情報を関連付けて記憶装置に登録し、
j.サーバは端末コンピュータの表示装置に一時パスワードを表示させるともに、携帯端末にパスワードの入力を促す表示をさせ、
k.サーバで携帯端末よりパスワードを受信し、端末コンピュータより受信した一時パスワードと携帯端末より受信したパスワードをサーバで比較し、
l.一時パスワードとパスワードが一致したときに、サーバでポイントサービスの利用を許可する。
【発明の効果】
【0010】
ポイント会員登録システムおよびポイント会員登録方法は、簡易な装置および操作で、カードの識別情報とユーザ情報を結合させて、ポイント会員登録を行える効果を有する。識別情報によって個別に識別でき、カードリーダでその識別情報が読み取れるようなカードであればさまざまなカードを使用することができ、ポイントサービスを実施する業者は必ずしも独自のカードを発行する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】ポイント会員登録システムの構成を示す概念図である。
【図2】ポイント会員登録方法の概要を模式的に示すフローチャートである。
【図3】データ構造の例を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明を実施するための形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1は、ポイント会員登録システムの構成を示す概念図である。ポイント会員登録システム1は、ポイントサービスを利用するポイント会員の情報を管理するサーバ2と、電気通信回線3によってサーバ2に接続された端末コンピュータ4と、端末コンピュータ4に接続されたカードリーダ5を有する。
【0013】
サーバ2は特に限定がなく、登録される会員数が少ない場合は汎用のパーソナルコンピュータなどでもよい。ある程度大きい情報を管理するには、サーバ用のコンピュータが適しているが、演算機能と十分な記憶装置、通信機能、そして、セキュリティ能力を有するものであれば、適宜選択できる。サーバ2の記憶装置6には、サーバをポイント会員登録システムとして機能させるためのポイント会員登録プログラム6aがインストールされている。また、ポイント会員やそのポイントに関する情報6bも、記憶装置6に記憶される。電気通信回線3は複数のコンピュータが相互に情報を送受信できるものであればよく、ここでは、広く普及しているインターネットを例に説明する。
【0014】
端末コンピュータ4およびカードリーダ5は、ポイントサービスを提供する業者の店舗などに設置される。端末コンピュータ4は、特に高い能力は要求されない。カードリーダ5は、カードの識別情報を読み取るもので、対象とするカードが読み取れればよい。磁気テープを読み取る方式のものでもよいが、カードを非接触で読み取る方式のものが、セキュリティが高く、また、使いやすい。また、複数の種類のカードリーダ5を併設してもよい。
【0015】
サーバ2および端末コンピュータ4は、電気通信回線3によって接続され、相互にデータを送受信できる。1基のサーバ2に対して複数の端末コンピュータ4およびカードリーダ5を接続し、複数の店舗に配置してもよい。
【0016】
サーバ2は、電気通信回線3上で所定のアドレス(URLなど)を有し、ユーザの携帯端末8からアクセスできるようになっている。携帯端末8としては、携帯電話などのように広く普及しているものを対象とすることが好ましいが、電気通信回線3上で規程のプロトコルに基いた通信ができ、かつ、容易に携帯することができるものであればよい。この発明では、携帯端末8にはさほど高い能力は要求されない。したがって、ICタグ付き電話機である必要はなく、最低限の通信・処理機能を有するローエンド機でも適用できる。
【0017】
ついで、上述のポイント会員登録システムを用いたポイント会員登録方法の例について説明する。図2は、ポイント会員登録方法の概要を模式的に示すフローチャート、図3はデータ構造の例を示す概念図である。
【0018】
この発明のポイント会員登録においては、識別情報を有するカードが使用される。すなわち、カードごとに個別の識別情報が付与されており、この識別情報に基いて他のカードと重複することなく、そのカードのみを特定できるものである。このようなカードとしては、磁気テープ付きカードが普及しているが、近年では不正が行われにくくセキュリティの高いICタグ付きが普及している。ポイントサービスを提供する者は、自己の独自のカードを発行することもできる。しかし、独自のカードを発行しなくても、すでにポイント会員希望者が所有しているカードを利用することができる。銀行のキャッシュカードやクレジットカードなどは多くの人が何枚かを所有している。また、電子マネー用のカードの中には、バスや鉄道の運賃支払い用のカードのように、だれでも簡単に購入できるものもあり、このような電子マネー用カードを利用対象とすることが好ましい。この場合、電子マネーを使い果たした状態でも、この発明の適用には問題がない。
【0019】
ポイントサービスの管理者は、サーバ2を設置する。一方、ポイントサービスを提供する者の店舗には、端末コンピュータ4とカードリーダ5が設置される。ポイントサービス提供者とポイントサービス管理者は異なっていてもよい。この発明では、ポイントサービス管理者は、複数のポイントサービス提供者と契約し、それぞれのポイントサービスにおけるポイント会員やポイントの情報の管理を代行することができる。
【0020】
ポイントサービス提供者はチラシや雑誌の広告ページなどに、ポイント会員を募集することとともに、サーバ2へアクセスするためのアドレス、たとえば、URLなどを掲載する。このアクセス情報は2次元バーコードなどで表示すれば、携帯電話に付属したカメラで取り込んで、簡単に携帯電話からサーバ2へアクセスできる。あるいは、店舗のカードリーダ5の近くに2次元バーコードを表示してもよい。
【0021】
ポイント会員になることを希望する者は、店舗に行って会員登録する。ここでは、電子マネー用カードを使うこととする。チラシや店舗内に表示された2次元バーコードを携帯電話8の内蔵カメラで読み取ることによって、携帯電話8はポイントサービス管理者がサーバ2によって運営するサイトへアクセスすることができる(H1)。サーバ2は携帯電話8のアクセスを許可し(S1)、電気通信回線を介して携帯電話8へ指示のデータを送信し、カード7をカードリーダに読み取らせることを促す表示を携帯電話8の表示装置上に行う(S2)。
【0022】
携帯電話8の表示された指示に従ってポイント会員希望者が所持しているカード7をカードリーダ5に接近させたら、端末コンピュータ4はカードリーダよりカード7の識別情報C−IDを読み込み(T1)、取得した識別情報C−IDをサーバ2に送信する(T2)。
【0023】
また、端末コンピュータ4は一時パスワードPW−Tを発生させる(T3)。この一時パスワードは、毎回異なるものであり、たとえば、乱数に基いて生成させる。さらに、端末コンピュータ4はこの一時パスワードPW−Tをサーバへ送信する(T4)。一時パスワードは端末コンピュータ4の表示装置9に表示される(T7)。
【0024】
電気通信回線を介して端末コンピュータ4から送信された識別情報C−IDをサーバ2は受信する(S3)。また、一時パスワードPW−Tもサーバ2は受信する(S4)。ついで、サーバ2は記憶装置6に記憶されている識別情報を検索し、端末コンピュータ4から受信した識別情報C−IDと一致する識別情報があるか否かを判定する(S5)。そして、その照合結果を端末コンピュータ4に送信する(S6)。
【0025】
端末コンピュータ4は、識別情報C−IDと一致する識別情報がサーバ2の記憶装置6にあるか否かについての照合結果を受信する(T5)。もし、既に登録されている識別情報で同じものがあれば、このカードについての登録処理は行わない。識別情報C−IDと一致する識別情報が登録されていないことを確認したら、このカードについての登録のため以下の処理を実行する。
【0026】
端末コンピュータ4は、ユーザ情報問合せの処理(T6)を行う。ポイント会員希望者に求めるユーザ情報の内容は、ポイントサービス提供者が適宜選択することができる。たとえば、氏名などの個人特定情報に加えて、住所・電話番号・メールアドレスなどの連絡に必要な情報、あるいは年齢・性別などが対象となりうる。ここでは、ポイント会員を特定するための最小限の文字列を求めるものとする。
【0027】
ポイント会員希望者は、端末コンピュータ4の表示装置に示された指示に基いて自己を特定する文字列をキーボードなどにより入力する。ポイント会員希望者が送信を指示したら、入力した文字列USRは サーバへ向けて送信される(S6)。
【0028】
電子マネー用カードなどは、誰でも無記名で購入できるので、カードの識別情報を取得しても、それだけではそのカードと会員の情報を結びつけることはできない。しかし、上述の処理によって、カードの所持者自身が入力したユーザ情報とカードの識別情報を結びつけることが可能となる。
【0029】
電気通信回線を介して端末コンピュータ4より送られたユーザ情報USRをサーバ2は受信する(S7)。ついで、サーバ2は記憶装置6に記憶されているユーザ情報を検索し、携帯端末8から受信したユーザ情報USRと一致するユーザ情報があるか否かを判定する(S8)。もし、既に登録されているユーザ情報で同じものがあれば、登録済みであることを端末コンピュータ4の表示装置9に表示させ、たとえば、別の文字列をユーザ情報として入力することを求めてもよい。ユーザ情報USRと一致するユーザ情報が登録されていない場合、サーバは、カードの識別情報とユーザ情報を関連付けて記憶装置に登録する。このカードの識別情報とユーザ情報の組合せによって、1つのアカウントが形成され、ポイント会員登録がされたこととなる。このアカウント毎に現在のポイントや過去の取引情報、ポイント引き換え情報などを記憶し、ポイントサービスの運用・管理を行うことができる。
【0030】
なお、照合結果がそのカードの識別情報は既に登録されていることを示している場合は、このカードについての登録処理(T6,S7〜S9)は行われない。そのまま、以下に示す処理へジャンプする。
【0031】
サーバ2は、端末コンピュータ4に対してその表示装置9に一時パスワードを表示させる指示を送信し(S10)、端末コンピュータ4は表示装置9に一時パスワードを表示する(T7)。また、サーバ2はパスワードの入力を促す表示を行うように携帯端末8へ指示を送信し(S11)、携帯端末8よりパスワードが送られてくるのを待つ。このサーバ2の指示によって携帯端末8の表示装置には、端末コンピュータ4の表示装置9に示された一時パスワードと同じ数字や文字列を入力するように促す表示がなされる。そして、ポイント会員希望者が携帯端末8に入力したパスワードPW−Hは、サーバ2へ送信される(H3)。
【0032】
サーバ2は、携帯端末8よりパスワードPW−Hを受信する(S12)。そして、パスワードPW−Hとすでに端末コンピュータ4より受信している一時パスワードPW−Tを比較する(S13)。一時パスワードPW−TとパスワードPW−Hが一致することによって、そのカードをそのとき所持する者が、店舗において確かに手続をしたことが確認できる。また、その者の意思表示も確認できる。したがって、一時パスワードPW−TとパスワードPW−Hが一致することが判定された場合には、さらに、ポイントサービスの利用を許可する(S14)。ポイントサービスの内容については特に制限されない。周知のポイントサービス、たとえば、現在のポイントや履歴の参照、新たな獲得ポイントの登録、ポイントと景品の交換などを実施することができる。これらポイントサービスに関する情報は、たとえば履歴データのファイル(HISn)などによって管理される。
【0033】
以上の説明の例では、新たなカードを実際に作ることなく、ポイント会員の登録が行われ、仮想的なポイントカード発行といえる。しかし、全く実態のないバーチャルなものではない。ユーザが既に所持しているカードがポイントカードとして機能するので、登録後はそのカードに基いてポイントサービスが利用できる。したがって、新たなカードを発行したのと同じ利便性や安全性が享受できる。
【0034】
一方、ポイントサービス提供者としては、現物のカードを発行しないことによって、ポイント会員登録における負担が大幅に軽減される。また、処理の多くはサーバ2が担当するので、ポイントサービス提供者の店舗に設置される端末コンピュータ4は、カードリーダの管理をするような軽度な処理ですむ。したがって、端末コンピュータ4は簡易で低価格の装置にすることができ、システム導入における負担も小さい。上述の操作で会員登録が完了するので、ユーザは店舗を訪れた初日からポイントサービスを利用することができる。
【符号の説明】
【0035】
1.ポイント会員登録システム
2.サーバ
3.電気通信回線
4.端末コンピュータ
5.カードリーダ
6.記憶装置
7.カード
8.携帯端末
9.表示装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
a.ポイントサービスを利用するポイント会員の情報を管理するサーバと、
b.電気通信回線によってサーバに接続された端末コンピュータと、
c.端末コンピュータに接続されたカードリーダ、を有するポイント会員登録システムであって、
d.電気通信回線によってポイント会員希望者の携帯端末よりサーバへアクセスできるようになっており、
e.端末コンピュータはカードリーダによりポイント会員希望者のカードの識別情報を読み込み、カードの識別情報をサーバに送信する機能を有し、
f.端末コンピュータは一時パスワードを生成し、一時パスワードをサーバに送信する機能を有し、
g.サーバは端末コンピュータより受信したカードの識別情報と同一の識別情報が既に記憶装置に記憶されているかを照合し、その照合結果を端末コンピュータに送信する機能を有し、
h.端末コンピュータはサーバより照合結果を受信し、カードの識別情報が未登録である場合はユーザ情報の入力を促す表示をさせ、入力されたユーザ情報をサーバに送信する機能を有し、
i.サーバは、端末コンピュータよりユーザ情報を受信した場合にカードの識別情報とユーザ情報を関連付けて記憶装置に登録する機能を有し、
j.サーバは端末コンピュータの表示装置に一時パスワードを表示させるとともに、携帯端末にパスワードの入力を促す表示をさせる機能を有し、
k.サーバは携帯端末よりパスワードを受信し、端末コンピュータより受信した一時パスワードと携帯端末より受信したパスワードを比較する機能を有し、
l.サーバは、一時パスワードとパスワードが一致したときに、ポイントサービスの利用を許可する機能を有する、
ポイント会員登録システム。
【請求項2】
a.ポイントサービスを利用するポイント会員の情報を管理するサーバと、
b.電気通信回線によってサーバに接続された端末コンピュータと、
c.端末コンピュータに接続されたカードリーダ、を用いたポイント会員登録方法であって、
d.ポイント会員希望者の携帯端末より電気通信回線を介したサーバへのアクセスを許可し、
e.カードリーダにより読み込まれたポイント会員希望者のカードの識別情報を端末コンピュータにて取得し、
f.端末コンピュータにより一時パスワードを生成し、その一時パスワードをサーバに送信し、
g.端末コンピュータより受信したカードの識別情報と同一の識別情報が既に記憶装置に記憶されているかをサーバにより照合し、その照合結果を端末コンピュータに送信し、
h.端末コンピュータでサーバより照合結果を受信し、カードの識別情報が未登録である場合はユーザ情報の入力を促す表示をさせ、入力されたユーザ情報をサーバに送信し、
i.端末コンピュータよりユーザ情報を受信した場合に、サーバによりカードの識別情報とユーザ情報を関連付けて記憶装置に登録し、
j.サーバは端末コンピュータの表示装置に一時パスワードを表示させるともに、携帯端末にパスワードの入力を促す表示をさせ、
k.サーバで携帯端末よりパスワードを受信し、端末コンピュータより受信した一時パスワードと携帯端末より受信したパスワードをサーバで比較し、
l.一時パスワードとパスワードが一致したときに、サーバでポイントサービスの利用を許可する、
ポイント会員登録方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−3555(P2012−3555A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−138661(P2010−138661)
【出願日】平成22年6月17日(2010.6.17)
【出願人】(510043054)グルーヴィウェア株式会社 (4)