説明

ポケットティッシュパック収納容器

【課題】糊付けすることなく容易に組立てることが可能であり、ティッシュペーパーの取出しが容易であり、しかも、防湿性を向上させて、外気の湿気に極力触れることのない特殊な目的に使用するポケットティッシュの収納を可能にしたポケットティッシュパック収納容器を提供する。
【解決手段】複数のポケットティッシュパックを収納し得る収納容器であって、収納部に中底を設け、該中底を介して、取出し口を有する頂面部側に1個の即使用のポケットティッシュパックを収納し、底面部側に複数個の予備用のポケットティッシュパックを収納してなることを特徴とするポケットティッシュパック収納容器。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポケットティッシュパック収納容器に関し、特に尿のpH度に応じて呈色する被検試薬含有インクで印刷された印刷部を有し、健康度を検査し得る健康チェックポケットティッシュを収納したパック収納容器に関する。
【背景技術】
【0002】
ポケットティッシュパックは、折り畳まれたティッシュペーパーをセロファンやプラスチックフィルムでパックしたものであって、パックフィルムを引き裂くことにより取出し口を形成し、該取出し口から1枚1枚取出して使用するものであり、街頭や店頭で宣伝媒体として配布されているが、個々のパックに収納されるティッシュペーパーは容量が少ないため家庭用として使用するには不便であった。従来、大量に、且つ幾つも纏めて収納できるポケットティッシュ収納入れとしては、特許文献1に開示のものが知られていたが、該ポケットティッシュ収納入れは、押し板とスプリングを取り付けなければならず、構造が複雑で、複数の部品を用いる極めて大掛かりなものであった。
【0003】
また、本出願人は、人や犬や猫などの動物の尿のpH度に応じた呈色し得る検査試薬を含有するインクで印刷された印刷部を有し、該印刷部に尿を含浸させて呈色した色に応じて健康度合いを検知する健康チェックポケットティッシュを開発して販売しているが、該健康チェックポケットティッシュに印刷されている検査試薬は、外気に曝されると湿気などで変質する恐れがあり、複数のポケットティッシュを収納し保管するに当たっては、可能な限り個々独立に収納して、最少空間を保持する必要があり、特に使用中のポケットティッシュ(即使用のポケットティッシュ)で開口されているものについては独立して保管する必要がある。
【0004】
【特許文献1】特開2004−331214号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、従来公知の上記の特許文献1で提供されたものは、ポケットティッシュボックスにポケットティッシュ押出し板を設け、レール棒に通したスプリングの力により、上部分と下部分の幅が広く、中央部が括れた形状の、取出し口まで、ポケットティッシュを、押出すようにして構成したものであり、スプリングおよびレールを用いる必要があり、構造が複雑であり、且つ大掛かりなものである。
そこで、本発明は、糊付けすることなく容易に組立てることが可能であり、ティッシュペーパーの取出しが容易であり、しかも、防湿性を向上させて、外気の湿気に極力触れることのない特殊な目的に使用するポケットティッシュの収納を可能にしたポケットティッシュパック収納容器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、上記課題を解決するために、鋭意検討した結果、複数のポケットティッシュを収納するに際して、取出し口に1個のポケットティッシュのみを収納し、予備のものを中底の下に収納することにより上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、複数のポケットティッシュパックを収納し得る容器であって、収納部に中底を設け、該中底を介して、取出し口を有する頂面部側に1個の即使用のポケットティッシュパックを収納し、底面部側に複数個の予備用のポケットティッシュパックを収納してなることを特徴とするポケットティッシュパック収納容器、である。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、糊付けすることなく容易に組立てられ、且つティッシュペーパーの取出しが容易であり、ポケットティッシュを湿気等により変質させることなく、外気に触れること無く、しかも予備用ポケットティッシュを容易に即使用に出し入れできるポケットティッシュパック収納容器を提供することができた。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明のポケットティッシュパック収納容器は、腰のある厚紙等で作製され、その表面には、適宜、ポケットティッシュペーパーの内容説明、ポケットティッシュパック収納容器の組み立て方法、健康チェックにおける尿の含浸方法、呈色によるpH度、などの説明文の印刷を設けていてもよい。
厚紙等としては、白ボール紙、馬糞紙、ダンボール紙、プラスチックフィルムからなる合成紙などが用いられ、特に、合成紙は耐湿性に優れており、好ましく用いられる。
図1に本発明のポケットティッシュパック収納容器およびポケットティッシュパックを収納した態様の一部断面概略図を示す。
本発明は、取出し口を有する頂面部側に1個の即使用のポケットティッシュパックのみを収納し、該即使用のポケットティッシュパックを使い切ったら収納容器を開いて、予備用のものを即使用に入れ換えるので、常時取出し口に即使用の1個のポケットティッシュパックが存在し、ティッシュペーパーの取出しが容易であり、しかも他のポケットティッシュパックが密閉空間に存在しており、変質するおそれもない。
【実施例】
【0009】
以下に、本発明のポケットティッシュパック収納容器について、壁面部を開いてポケットティッシュパックを出し入れする態様を実施例1として、側壁部を開いてポケットティッシュパックを出し入れする態様を実施例2として説明する。
[実施例1]
本実施例は、ポケットティッシュパック収納容器の壁面部を開いてポケットティッシュパックを出し入れして、入れ替える収納容器の実施例である。
【0010】
《ブランクの構成》
本発明のポケットティッシュパック収納容器のブランク、及び中底を図2に示す。
ブランクは、胴部構成部(10)と、該胴部構成部の側部に折り線を解して連設された左右の側壁構成部(20、30)とからなるブランクと、該ブランクとは別体のブランクからなる中底(40)とで構成されている。
以下、各部の構成を図面に基づいて説明する。
以下に、ブランクの形状および同ブランクを用いた収容容器の組立て工程を説明するが、図2では、収容容器の内側となる面を上面とし、点線は谷折り線を示し、太線は輪郭及び切断線を示している。
【0011】
《胴部構成部》
胴部構成部(10)は、上辺に当該収納容器を壁に掛けるための舌片(16)を備え、収納するポケットティッシュパックの長辺と同一長さの幅と、収納するポケットティッシュパックの数に対応する高さの壁面部(11)と、中央部にティッシュペーパー取出し口(17)を設け、収納するポケットティッシュパックの平面形状に一致する大きさであって取出し口(17)を有する頂面部(12)と、該頂面部(12)に折り線を介して連設された、収納するポケットティッシュパックの長辺と同一長さの幅と、収納するポケットティッシュパックの数に対応する高さの壁面部(13)と、該壁部に折り線を介して連接された、収納するポケットティッシュパックの平面形状に一致する大きさの底面部(14)と該底面部に折り線を介して連接された、収納するポケットティッシュパックの長辺と同一長さの幅と、収納するポケットティッシュパックの数に対応する高さの壁面部(15)とで構成されている。なお、壁面部(11)は壁面部(15)に内側に重層して挿入され、また、図中(18)は、底面部(14)と壁面部(15)の境界線上の舌片合致部分に設けた舌片(16)を挿入するための差込孔である。
【0012】
《右側壁構成部》
右側壁構成部(20)は、壁面部(13)の側辺に折り線を介して連設されたフラップ(21)と、該フラップの自由端側に折り線を介して連設した間隔保持片(25)と、該間隔保持片に折り線を介して連設した中底支持片(26)が設けられており、中底支持片(26)を間隔保持片(25)との境の折線に沿って折り曲げると、中底支持片(26)の上面と胴部構成部の壁面部(13)上辺との間にポケットティッシュパック1個分の空隙が形成されるように、フラップ(21)と中底支持片(26)の接続部は切断されている。また、底面部(14)の側辺に折り線を介して連設され、その自由端に折り線を介して折込み片(24)を設けたフラップ(22)と、壁面部(15)の側辺に折り線を介して連接されたフラップ(23)とで構成されている。
【0013】
《左側壁構成部》
左側壁部(30)は、壁面部(13)の側辺に折り線を介して連設されたフラップ(33)と、底面部(14)の側辺に折り線を介して連設され、自由端に折り線を介して折込み片(34)を設けたフラップ(32)と、壁面部(15)の側辺に折り線を介して連設されたフラップ(31)と、該フラップの自由端側には、フラップ(33)に折り線を介して連設した間隔保持片(35)と、該間隔保持片に折り線を介して連設した中底支持片(36)が設けられており、中底支持片(36)を間隔保持片(35)との境の折線に沿って折り曲げると、中底支持片(36)の上面と頂面部(12)の下面との間にポケットティッシュパック1個分の空隙が形成されるように、フラップ(31)と中底保持片(36)の接続部は切断されている。
【0014】
《中底》
中底(40)は、使用中(若しくは、即使用)のポケットティッシュパックと予備のポケットティッシュパックとの境に装着され、使用中のポケットティッシュパックの支持のみならず、予備のポケットティッシュパックの防湿も目的とするので、組立てた容器に装着したとき四周が容器内面に密着する大きさに形成したブランクからなる。
【0015】
《容器の組立て》
上記ブランクを用いた容器の組立て工程を、図3に基づき説明する。
胴部構成部の壁面部(13)、底面部(14)、壁面部(15)を折り線に沿って直角に折り曲げ、頂面部を空けたコの字状とし、次いで、中底支持片(26)、(36)を間隔保持片(25)、(35)に対して直角に折り曲げ、更に、間隔保持片(25)、(35)をフラップ(21)、(31)に対して直角に折り曲げ、さらに、フラップ(21)、(31)を折り線に沿って壁面部(13)、(15)に対して直角に折り曲げる(図3(a) )(図3(b) )。
次いで、フラップ(23)、(33)を壁面部(15)、(13)に対して直角に折り曲げフラップ(21)、(31)に重層するようにする(図3(c) )。
【0016】
次いで、折込み片(24)、(34)を折り線に沿って直角に折り曲げた後、壁面部(22)、(32)をフラップ(23)、(33)に重層するように直角に折り曲げ(図3(d) )、頂面部が空いている箱体を構成する。該箱体に別個のグランクで構成された中底(40)を挿入すると、中底は中底支持片(26)、(36)に載置し、下部に予備のポケットティッシュパック収納空間と、上部に即使用ポケットティッシュパック収納空間を形成する。
次いで、胴部構成片(11)を頂面部(15)に直角に折り曲げ、頂面部(15)を折り曲げながら、胴部構成片(11)を壁面部(15)の内側に重層するように挿入し、同時に舌片(16)を差込み孔(18)に差込み(図3(e) )、図1に示すポケットティッシュパック収納容器の組み立てを完成する。
【0017】
上記の組み立てにおいて、中底(40)を挿入する前に予備のポケットティッシュパックを収納し、次いで中底(40)を挿入し、更に即使用のポケットティッシュパック1個を収納し、胴部構成片(11)を壁面部(15)の内側に重層するように挿入して、ポケットティッシュパックを収納する。
即使用のポケットティッシュパックを使い切った場合には、胴部構成片(11)を引き出し、中底(40)を取出し、予備のポケットティッシュパック1個を取出し、次いで中底(40)を挿入し、取出した予備のポケットティッシュパックを挿入し、胴部構成片(11)を壁面部(15)の内側に重層するように挿入して、再度ポケットティッシュの使用に供する。
【0018】
[実施例2]
本実施例は、実施例1における中底に相当する部材を容器本体作成用のブランクと一体に成形したものであり、ポケットティッシュパックの出し入れは一方の側部を開閉して行なう例である。
《ブランクの構成》
本発明のポケットティッシュパック収納容器のブランクを図4に示す。
該ブランクは、胴部構成部(50)と、胴部構成部(50)の側部に折り線を介して連設された左右の側壁構成部(60)、(70)と、胴部構成部(50)と折り線を介して連設した予備のポケットティッシュパック収納部構成部材(80)とで構成されている。
以下各部の構成を図面に基づいて説明する。
図4は本発明のポケットティッシュパック収納容器およびポケットティッシュパック包装体を作成するためのブランクである。
以下ブランクの形状および同ブランクを用いた容器の組立て工程を説明するが、容器内側となる面を上面とし、点線を谷折り線を、二点鎖線は山折り線を、太線は輪郭線及び切断線を示している。
【0019】
《胴部構成部》
胴部構成部(50)は、上辺に舌片(56)を備え、収納するポケットティッシュパックの長辺と同一長さの幅と、収納するポケットティッシュパックの数に対応する高さの壁面部(51)、該壁面部に折り線を介して連設された、中央部にティッシュペーパー取出し口(57)を設け、収納するポケットティッシュパックの平面形状に一致する大きさの頂面部(52)と、該頂面部に折り線を介して連設された、収納するポケットティッシュパックの長辺と同一長さの幅と、収納するポケットティッシュパックの数に対応する高さの壁面部(53)と、該壁面部に折り線を介して連接された、収納するポケットティッシュパックの平面形状に一致する大きさの底面部(54)と該底面部に折り線を介して連接された、収納するポケットティッシュパックの長辺と同一長さの幅と、収納するポケットティッシュパックの数に対応する高さの壁面部(55)と、で構成されている。なお、図中(58)は、底面部(54)と壁部(55)の境界線上で舌片に対応する部分に設けた舌片(56)を挿入するための差込孔である。
【0020】
《右側壁構成部》
右側壁構成部(60)は、壁面部(53)の側辺に折り線を介して連設されたフラップ(61)と、底面部(54)の側辺に折り線を介して連設され、その自由端に折り線を介して折込み片(64)を設けたフラップ(62)と、壁面部(55)の側辺に折り線を介して連接されたフラップ(63)とで構成されており、フラップ(61)、(63)には、左右中央部にフラップの高さの半分の深さの切込み(65)、(66)が設けられている。
【0021】
《左側壁構成部》
左側壁部(70)は、壁面部(53)の側辺に折り線を介して連設された予備ポケットティッシュパック収納部構成部材(80)と、底面部(54)の側辺に折り線を介して連設された、その自由端に折り線を介して折込み片(73)を設けたフラップ(71)と、壁面部(55)の側辺に折り線を介して連設され、その自由端に折り線を介して差込片(74)を設け、容器組立て時に中底部(82)に当接する箇所に切込み(75)を備えている差込片(74)を設けたフラップ(72)で構成されている。
【0022】
《予備ポケットティッシュパック収納部構成部材》
予備ポケットティッシュパック収納部構成部材(80)は、即使用(若しくは、使用中)のポケットティッシュパックと予備のポケットティッシュパックとを区分する位置に在り、使用中のポケットティッシュパックの支持のみならず、予備のポケットティッシュパックを独立密閉して外気と遮断し防湿することも目的とするので、胴部構成部(50)を構成する底面部(54)と同形の中底部(82)と、胴部構成部(50)を構成する壁面部(53)に折り線を介し連設し、所望数のポケットティッシュパックを積重して収納可能な高さを有する高さ保持部(83)と、中底部(82)の他端に山折れ線を介して連設する該保持部(83)と同高の高さ保持片(81)とで構成されている。
【0023】
《容器の組立て》
上記ブランクを用いた容器の組み立て工程を、図5に基づき説明する。
フラップ(61)と(63)を胴部構成片(53)、(55)との境界の折り線に沿って起立させる。
予備ポケットティッシュパック収納部構成部材(80)の高さ保持片(81)を中底部(82)に対して山折りし、中底部(82)を谷山折りし、高さ保持片(83)を胴部構成片(53)との境界の折り線に沿って折り曲げ予備ポケットティッシュパック収納部を形成し(図5(a) )、予備ポケットティッシュパック収納部(80)を胴部内に位置させて、胴部構成片(53)、底面部構成片(54)、胴部構成片(55)を、それらの境界の折り線に沿って折り曲げ、同時に、フラップ(61)の切込み(65)とフラップ(63)の切込み(65)とを噛み合せてフラップ(61)とフラップ(63)とを掛止めして右側壁の内層を形成し(図5(b))、差込片(64)をフラップ(62)との境界の折線に沿って折り曲げた状態で、フラップ(62)を底面部(54)との境界の折線に沿って折り曲げて右側壁の外層を形成する。
【0024】
次いで、切込み(75)を有する差込片(74)をフラップ(72)との境界の折り線で折り曲げ、フラップ(72)を胴部構成片(55)との境界の折り線で折り曲げ、中底部(82)を切込み(75)で挟むように、ポケットティッシュ収納部内に挿入し、フラップ(72)を高さ保持片(83)の内側に重ね左側壁の内層を形成し、差込片(73)をフラップ(71)との境界の折線に沿って折り曲げた状態で、フラップ(71)を底面部(54)との境界の折線に沿って折り曲げて左側壁の外層を形成し、胴部構成片(51)を頂面部(52)との境界の折線に沿って折り曲げた状態で、頂面部(52)を折り曲げながら、胴部構成片(51)胴部構成片(55)の内側に挿入し、舌片(56)を挿入孔(58)に差込みポケットティッシュパック収納容器を完成する(図5(c))。
【0025】
該ポケットティッシュパック収納容器において、ポケットティッシュパックの出し入れは、フラップ(71)を引出し、次いでフラップ(72)を開くと、左側壁が開放され、該空間は中底部(82)で分離されており、該中底部の下部に複数の予備のポケットティッシュパックを収納し、上部に即使用のポケットティッシュパックを収納して、フラップ(72)を折曲げて差込片(74)を差し込み、次いでフラップ(71)を折曲げて差込片(73)を差し込んで、左側壁を封鎖する。
即使用のポケットティッシュパックを使い切った場合には、上記と同様の手順で左側壁を開放し、次いで下部の予備のポケットティッシュパックを取り出し、上部に挿入し、即使用のポケットティッシュパックとして収納して、次いで上記と同様の手順で左側壁を封鎖する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明のポケットティッシュパック収納容器の一部を切欠いた斜視図である。
【図2】ポケットティッシュパック包装容器を作成するためのブランクの一実施例の展開図である。
【図3】図2に示すブランクを用いた包装容器の組み立て工程を説明する工程説明図である
【図4】ポケットティッシュパック包装容器を作成するためのブランクの他の実施例の展開図である。
【図5】図4に示すブランクを用いた包装容器の組み立て工程を説明する工程説明図である。
【符号の説明】
【0027】
10 胴部構成部
11〜15 胴部構成片
16 舌片
17 取出し口
18 差込孔
20 右側壁構成部
21〜23 フラップ
24 差込片
25 間隔保持片
26 中底支持片
30 左側壁構成部
31〜33 フラップ
34 差込片
35 間隔保持片
36 中底支持片
40 中底
50 胴部構成部
51〜55 胴部構成片
56 舌片
57 取出し口
58 差込孔
60 右側壁構成部
61〜63 フラップ
64 差込片
65、66 切込み
70 左側壁構成部
71、72 フラップ
73、74 差込片
75 切込み
80 予備ポケットティッシュパック収納部構成部材
81 高さ保持片
82 中底部
83 高さ保持部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のポケットティッシュパックを収納し得る収納容器であって、収納部に中底を設け、該中底を介して、取出し口を有する頂面部側に1個の即使用のポケットティッシュパックを収納し、底面部側に複数個の予備用のポケットティッシュパックを収納してなることを特徴とするポケットティッシュパック収納容器。
【請求項2】
ポケットティッシュパック収納容器が、胴部および側壁を形成するブランクと中底を形成するブランクとからなり、側壁を構成するフラップの一部に中底支持片を連設したことを特徴とする請求項1に記載のポケットティッシュパック収納容器。
【請求項3】
ティッシュ取出し口(17)を開口した頂面部(12)と、頂面部に折り線を介して連設された壁面部(13、15)と、壁面部に折り線を介して連接された底面部(14)と、壁面部(15)に重層する壁面部(11)とで構成された胴部構成部(10)と、胴部構成部の一側辺に折り線を介して左右それぞれに連設された側壁部を形成するフラップ(21〜23、31〜33)と、フラップ(21、31)の自由端側に折り線を介して連設した間隔保持片(25、35)と、フラップと間隔保持片にまたがって設けられた中底支持片(26、36)と、底面部の側辺に折り線を介して連設された折込み片(24、34)を設けたフラップ(22、32)と、壁面部の側辺に折り線を介して連接されたフラップ(23、33)とで構成された側壁構成部(20、30)とからなるブランクと、組立てた容器に装着したとき四周が容器内面に密着する大きさに形成した中底(40)とで形成される請求項2に記載のポケットティッシュパック収納容器。
【請求項4】
ポケットティッシュパック収納容器が、胴部および側壁を形成するブランクと中底を形成するブランクとが折れ線を介して連設されていることを特徴とする請求項1に記載のポケットティッシュパック収納容器。
【請求項5】
頂面部(52)と、頂面部に折り線を介して連設された壁面部(53、55)と、壁部に折り線を介して連接された底面部(54)と、底面部に連設された壁面部(55)に重層する壁面部(51)とで構成された胴部構成部(50)と、胴部構成部の一側辺に折り線を介してそれぞれ連設されたフラップ(61〜63、71、72)と、フラップの側辺に折り線を介して連設し中底部(80)と高さ保持片(81、83)を設けた予備ポケットティッシュパック収納部構成部材(80)と、底面部の側辺に折り線を介して連設された折込み片(64、73)を設けたフラップ(62、71)と、壁面部の側辺に折り線を介して連接されたフラップ(61、63、72)とで構成された側壁構成部(60、70)と、胴部構成部の側辺に折り線を介してそれぞれ連設されその自由端に折り線を介して折込み片フラップ(62、72)とで形成されることを特徴とする請求項4に記載のポケットティッシュパック収納容器。
【請求項6】
容器内に収納するポケットティッシュが、尿のpH度に応じて呈色反応し得る被検試薬含有インクで印刷された印刷部を有し、該印刷部に尿を含浸させると呈色に応じて健康度合いを検知する健康チェックポケットティッシュであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のポケットティッシュパック収納容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−280055(P2008−280055A)
【公開日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−124217(P2007−124217)
【出願日】平成19年5月9日(2007.5.9)
【出願人】(000148977)株式会社大貴 (43)
【Fターム(参考)】