説明

ポリエステル樹脂、ポリエステル樹脂組成物およびそれからなるポリエステル成形体並びにポリエステル成形体の製造方法

【課題】成形時のアルデヒド類や環状オリゴマーの生成および成形体の透明性の悪化などの問題点を解決するために使用することがでるポリエステル樹脂組成物並びにその用途およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 ナフタレンジカルボン酸20モル%〜100モル%と、その他のカルボン酸80〜0モル%からなる酸成分とグリコール成分とから構成され、リン化合物をリン原子として100〜10000ppmの量含有するポリエステル樹脂であって、Zn原子、Fe原子、Ni原子、Cr原子からなる群から選ばれる少なくとも一種の金属原子を下記の式(A)〜(D)を満足する量含有することを特徴とするポリエステル樹脂。 Cr ≦ 10ppm (A) Fe ≦ 30ppm (B) Ni ≦ 5ppm (C) Zn ≦ 5ppm (D)


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ナフタレンジカルボン酸20モル%〜100モル%と、その他のカルボン酸80〜0モル%からなる酸成分とグリコール成分とから構成され、リン化合物をリン原子として100〜10000ppmの量含有するポリエステル樹脂であって、Zn原子、Fe原子、Ni原子、Cr原子からなる群から選ばれる少なくとも一種の金属原子を下記の式(A)〜(D)を満足する量含有することを特徴とするポリエステル樹脂。
Cr ≦ 10ppm (A)
Fe ≦ 30ppm (B)
Ni ≦ 5ppm (C)
Zn ≦ 5ppm (D)
【請求項2】
末端カルボキシル基濃度が40当量/トン以下であることを特徴とする請求項1に記載のポリエステル樹脂。
【請求項3】
共重合されたジアルキレングリコール含有量およびトリアルキレングリコール含有量が、構成するグリコ−ル成分の、それぞれ、10モル%以下および2モル%以下であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のポリエステル樹脂。
【請求項4】
水分率が500〜10000ppmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポリエステル樹脂。
【請求項5】
重縮合触媒が、Sb化合物またはGe化合物からなる群から選ばれる少なくとも一種であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のポリエステル樹脂。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれかに記載のポリエステル樹脂(1)と、Al、Ti、V、Mn、Fe、Co、Ni、Zn、Nb、Mo、Cd、In、Sn、Ta及びPbからなる群から選ばれる少なくとも一種の元素を含む化合物と、必要に応じてSb化合物および/またはGe化合物と、を含有するポリエステル樹脂(2)と、からなることを特徴とするポリエステル樹脂組成物。
【請求項7】
請求項6に記載のポリエステル樹脂組成物を溶融成形してなることを特徴とするポリエステル成形体。
【請求項8】
請求項7に記載のポリエステル成形体が、中空成形体、シ−ト状物あるいは前記シート状物を少なくとも一方向に延伸してなる延伸フィルムのいずれかであることを特徴とするポリエステル成形体。
【請求項9】
請求項6に記載のポリエステル樹脂組成物を基材上に溶融押出してなることを特徴とする被覆物。
【請求項10】
請求項6に記載のポリエステル樹脂組成物を溶融成形してなることを特徴とするポリエステル繊維。
【請求項11】
請求項6に記載のポリエステル樹脂組成物を射出成形、圧縮成形あるいは押出成形することを特徴とするポリエステル成形体の製造方法。


【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−204742(P2007−204742A)
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−640(P2007−640)
【出願日】平成19年1月5日(2007.1.5)
【出願人】(000003160)東洋紡績株式会社 (3,622)
【Fターム(参考)】