説明

ポリプロピレンによる繊維および不織布

本発明は、ポリオレフィン、非官能化炭化水素可塑剤およびスリップ剤を含む可塑化ポリオレフィン組成物から作られる繊維および不織布に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上のポリオレフィン、1つ以上の非官能化可塑剤、および前記1つ以上の非官能化可塑剤に加えて1つ以上のスリップ剤を含むポリオレフィン組成物を含み、前記非官能化可塑剤は、120以上の粘度指数と−10℃以下の流動点とを有する;
繊維。
【請求項2】
共ドレープ性不織布物品に成形された;
請求項1に記載の繊維。
【請求項3】
前記ポリオレフィンは、ポリプロピレンを含む;
請求項1または請求項2に記載の繊維。
【請求項4】
前記非官能化可塑剤は、CからC14のオレフィンのオリゴマーを含み、100℃において2cSt以上の動粘度を有する;
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項5】
前記組成物は、ポリプロピレンと40〜50重量%のエチレンプロピレンゴムとのインパクト共重合体を含まない;
請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項6】
前記組成物は、プロピレンとエチレンとのランダム共重合体を含んでいない;
請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項7】
前記可塑剤は、90%以上の飽和分レベル、0.03%以下の硫黄分含量および200℃より高い引火点を有するIII類鉱油を含む;
請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項8】
前記ポリオレフィン組成物には、脂肪酸の金属塩が実質的に存在しない;
請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項9】
前記スリップ剤は、ヒドロキシド、アリールおよび置換アリール、ハロゲン、アルコキシ、カルボキシレート、エステル、炭素不飽和体、アクリレート、酸素、窒素、カルボキシル、硫酸エステルおよびリン酸エステルから選択される1つ以上の官能基を有する炭化水素を含む;
請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項10】
前記スリップ剤は、エステル、アミド、アルコール、芳香族および脂肪族炭化水素油の酸、カルナバワックス、微結晶ワックス、ポリオレフィンワックスおよびフッ素含有重合体からなる群から選択される;
請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項11】
前記スリップ剤は、脂肪酸アミド、エチレンビス(アミド)または脂肪酸の金属塩を含む;
請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項12】
前記スリップ剤は、ポリプロピレンと非官能化可塑剤との重量を基準として前記組成物の0.05から0.5重量パーセントを構成する;
請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項13】
前記非官能化可塑剤は、40〜200の炭素数を有するデセンのオリゴマーを含む;
請求項1ないし請求項12のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項14】
前記非官能化可塑剤は、300から1800g/モルの数平均分子量を有し、4つ以上の炭素を有する側鎖を10%未満で、1つまたは2つの炭素を有する側鎖を少なくとも50%有し、−10℃以下の流動点を有するGTLから誘導した基材を含む;
請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項15】
前記非官能化可塑剤は、NFPの重量を基準として、0.1重量%以下の、ヒドロキシド、アリールおよび置換アリール、ハロゲン、アルコキシ、カルボキシレート、エステル、炭素不飽和体、アクリレート、酸素、窒素およびカルボキシルから選択された官能基を含む;
請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項16】
前記非官能化可塑剤は、測定することができないガラス転移点(Tg)を有するか、あるいは測定することができるとしても前記Tgは0℃より低い;
請求項1ないし請求項15のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項17】
前記非官能化可塑剤は、110℃より高い初留点を有する;
請求項1ないし請求項16のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項18】
前記非官能化可塑剤は、0.86より小さい比重を有する;
請求項1ないし請求項17のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項19】
前記非官能化可塑剤は、115℃から500℃の終点を有する;
請求項1ないし請求項18のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項20】
前記非官能化可塑剤は、100から21,000g/molの間の重量平均分子量を有する;
請求項1ないし請求項19のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項21】
前記非官能化可塑剤は、200から350℃の引火点を有する;
請求項1ないし請求項20のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項22】
前記可塑化組成物は、前記ポリプロピレン自体のガラス転移点より低い単一のガラス転移点を有する;
請求項3ないし請求項21のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項23】
前記ポリプロピレンは、1.6から10のMw/Mnを有する;
請求項3ないし請求項22のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項24】
前記ポリプロピレンは、30から185℃の融点(2回目の融解)を有する;
請求項3ないし請求項23のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項25】
前記ポリプロピレンは、5から80%の結晶化度を有する;
請求項3ないし請求項24のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項26】
前記ポリプロピレンは、20から150J/gの融解熱を有する;
請求項3ないし請求項25のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項27】
前記ポリプロピレンは、0.3から500dg/分のメルトフローレートを有する;
請求項3ないし請求項26のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項28】
前記ポリプロピレンは、プロピレンと、0.5から30重量%の、エチレン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテン、ノナン、デセン、ドデセン、4‐メチルペンテン‐1、3‐メチルペンテン‐1、5‐エチル‐1‐ノネンおよび3,5,5‐トリメチル‐ヘキセン‐1からなる群から選択される1つ以上の共重合用単量体と、の共重合体を含む;
請求項3ないし請求項27のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項29】
前記ポリプロピレンは、プロピレンと、前記重合体の総重量を基準として、0から5重量%のジエンと、2wt%から25wt%のエチレンとを含み、狭い組成分布、25℃から120℃の融点(Tm)、50J/gから3J/gの融解熱、1.5から5のMw/Mnおよび20dg/分より小さいメルトインデックス(MI)を有する;
請求項3ないし請求項28のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項30】
前記ポリプロピレンと前記非官能化可塑剤との重量を基準として、1から15重量%の非官能化可塑剤が存在する;
請求項3ないし請求項29のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項31】
前記ポリプロピレンは、共重合体の総重量を基準として、40重量%から95重量%の成分Aと5重量%から60重量%の成分Bとを含むプロピレンインパクト共重合体またはブレンドであり;成分Aは、プロピレン単独重合体または共重合体を含み、前記共重合体は、10重量%以下のエチレン、ブテン、ヘキセンまたはオクテン共重合用単量体を含み;成分Bは、プロピレン共重合体を含み、前記共重合体は、5重量%から70重量%のエチレン、ブテン、ヘキセンおよび/またはオクテン共重合用単量体と95重量%から30重量%のプロピレンとを含む;
請求項3ないし請求項30のいずれか1項に記載の繊維。
【請求項32】
成分Aの屈折率と成分Bの屈折率とは、互いの10%の範囲内にあり、任意選択として、前記非官能化可塑剤の屈折率は、成分A、成分Bまたは成分Aと成分Bとの両方の20%の範囲内にある;
請求項31に記載の繊維。
【請求項33】
500から10,000の重量平均分子量を有するポリエチレンが実質的に存在せず、および/または、フタル酸エステル、アジピン酸エステル、トリメリット酸エステルおよびポリエステルが実質的に存在しない;
請求項1ないし請求項32のいずれか1項に記載の繊維。

【公表番号】特表2008−539340(P2008−539340A)
【公表日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−508920(P2008−508920)
【出願日】平成18年4月19日(2006.4.19)
【国際出願番号】PCT/US2006/014692
【国際公開番号】WO2006/118794
【国際公開日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.マジックテープ
2.テフロン
【出願人】(599134676)エクソンモービル・ケミカル・パテンツ・インク (301)
【Fターム(参考)】