ポリペプチド、抗体可変ドメインおよびアンタゴニスト
本発明はプロテアーゼによる分解に対して耐性である抗VEGFポリペプチドおよび抗体単一可変ドメイン(dAb)ならびにこれらを含むアンタゴニストに関する。本ポリペプチド、dAbおよびアンタゴニストは、患者の肺投与、経口投与、肺への送達および胃腸管への送達ならびに癌および関節炎などの炎症性疾患を治療するのに有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と少なくとも97%同一であるアミノ酸配列を含む抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項2】
6位(番号付けはKabatによる)にバリンを含む、請求項1に記載の免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項3】
99位(番号付けはKabatによる)にロイシンを含む、請求項1または2に記載の免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項4】
30位(番号付けはKabatによる)にリシンを含む、請求項1〜3に記載の免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項5】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を含む抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項6】
DOM15-26-593(図20cに示した)の核酸配列から選択される配列と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列によりコードされた抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項7】
DOM15-26-593(図20cに示した)の核酸配列と同一である配列によりコードされた抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインを含む、抗VEGFアンタゴニスト。
【請求項9】
第1および第2の免疫グロブリン単一可変ドメインを含んで、それぞれの可変ドメインが請求項1〜7のいずれか1項に記載されている、請求項8に記載のアンタゴニスト。
【請求項10】
前記単一可変ドメインの単量体または前記単一可変ドメインのホモ二量体を含む、請求項8または9に記載のアンタゴニスト。
【請求項11】
そのまたはそれぞれの単一可変ドメインのアミノ酸配列が、DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一である、請求項8〜10のいずれか1項に記載のアンタゴニスト。
【請求項12】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を含むか、またはDOM15-26-593のアミノ酸配列から14以下のアミノ酸位置においてアミノ酸配列が異なりかつDOM15-26-593のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR1配列を有する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項13】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を含むか、またはDOM15-26-593のアミノ酸配列から14以下のアミノ酸位置においてアミノ酸配列が異なりかつDOM15-26-593のCDR2配列と少なくとも50%同一であるCDR2配列を有する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項14】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を含むか、またはDOM15-26-593のアミノ酸配列から14以下のアミノ酸位置においてアミノ酸配列が異なりかつDOM15-26-593のCDR3配列と少なくとも50%同一であるCDR3配列を有する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項15】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を含むか、またはDOM15-26-593のアミノ酸配列から14以下のアミノ酸位置においてアミノ酸配列が異なりかつDOM15-26-593のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR1配列を有しかつDOM15-26-593のCDR2配列と少なくとも50%同一であるCDR2配列を有する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項16】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を含むか、またはDOM15-26-593のアミノ酸配列から14以下のアミノ酸位置においてアミノ酸配列が異なりかつDOM15-26-593のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR1配列を有しかつDOM15-26-593のCDR3配列と少なくとも50%同一であるCDR3配列を有する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項17】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を含むか、またはDOM15-26-593のアミノ酸配列から14以下のアミノ酸位置においてアミノ酸配列が異なりかつDOM15-26-593のCDR2配列と少なくとも50%同一であるCDR2配列を有しかつDOM15-26-593のCDR3配列と少なくとも50%同一であるCDR3配列を有する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項18】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を含むか、またはDOM15-26-593のアミノ酸配列から14以下のアミノ酸位置においてアミノ酸配列が異なりかつDOM15-26-593のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR1配列を有しかつDOM15-26-593のCDR2配列と少なくとも50%同一であるCDR2配列を有しかつDOM15-26-593のCDR3配列と少なくとも50%同一であるCDR3配列を有する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項19】
DOM15-26-593(図5に示した)のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR1配列を有する抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項20】
DOM15-26-593(図5に示した)のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR2配列を有する抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項21】
DOM15-26-593(図5に示した)のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR3配列を有する抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項22】
DOM15-26-593(図5に示した)のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR1配列を有しかつDOM15-26-593のCDR2配列と少なくとも50%同一であるCDR2配列を有する抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項23】
DOM15-26-593(図5に示した)のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR1配列を有しかつDOM15-26-593のCDR3配列と少なくとも50%同一であるCDR3配列を有する抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項24】
DOM15-26-593(図5に示した)のCDR2配列と少なくとも50%同一であるCDR2配列を有しかつDOM15-26-593のCDR3配列と少なくとも50%同一であるCDR3配列を有する抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項25】
DOM15-26-593(図5に示した)のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR1配列を有しかつDOM15-26-593のCDR2配列と少なくとも50%同一であるCDR2配列を有しかつDOM15-26-593のCDR3配列と少なくとも50%同一であるCDR3配列を有する抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項26】
DOM15-26-593(図5に示した)のCDR1、CDR2および/またはCDR3の配列を含む免疫グロブリン単一可変ドメインを含むものである抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項27】
DOM15-26-593と、VEGFとの結合を競合する抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項28】
VEGF結合部位を含むプロテアーゼ耐性免疫グロブリン単一可変ドメインであって、(i)37℃にて、少なくとも10μg/mlプロテアーゼの濃度(c)で少なくとも1時間の時間(t);または(ii)30℃にて、少なくとも40μg/mlプロテアーゼの濃度(c')で少なくとも1時間の時間(t)、インキュベートした時に可変ドメインがプロテアーゼに耐性であり;さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項29】
濃度(cまたはc')が少なくとも100または1000μg/mlのプロテアーゼである、請求項28に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項30】
時間(t)が1、3または24時間または一晩である、請求項28または29に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項31】
可変ドメインが(i)および濃度(c)が10または100μg/mlプロテアーゼおよび時間(t)が1時間である条件のもとで耐性である、請求項28に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項32】
可変ドメインが(ii)および濃度(c')が40μg/mlプロテアーゼおよび時間(t)が3時間である条件のもとで耐性である、請求項28に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項33】
プロテアーゼがトリプシン、エラスターゼ、ロイコザイムおよびパンクレアチンから選択される、請求項28〜32のいずれか1項に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項34】
プロテアーゼがトリプシンである、請求項28〜33のいずれか1項に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項35】
可変ドメインがトリプシンならびにエラスターゼ、ロイコザイムおよびパンクレアチンから選択される少なくとも1つの他のプロテアーゼに耐性である、請求項28〜34のいずれか1項に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項36】
可変ドメインが条件(i)または(ii)のもとでのインキュベーション後にVEGFと特異的に結合する、請求項28〜35のいずれか1項に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項37】
可変ドメインが条件(i)または(ii)のもとでのインキュベーション後にELISAで少なくとも0.404のOD450読取値を有する、請求項36に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項38】
可変ドメインが条件(i)または(ii)のもとでのインキュベーション後にプロテインAまたはプロテインLと特異的に結合する、請求項28〜37のいずれか1項に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項39】
可変ドメインが条件(i)または(ii)のもとでのインキュベーション後にゲル電気泳動で実質的に単一バンドを提示する、請求項28〜38のいずれか1項に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項40】
請求項1〜7、12〜18、および28〜39のいずれか1項に記載の可変ドメインを含む抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項41】
さらに抗体定常領域のドメインを含む請求項1〜40のいずれか1項に記載の可変ドメインまたはアンタゴニストであって、前記の抗体定常領域のドメインが抗体Fc領域である前記可変ドメインまたはアンタゴニスト。
【請求項42】
前記抗体Fc領域が図52bに示したアミノ酸Fc配列を有する、請求項41に記載の可変ドメインまたはアンタゴニスト。
【請求項43】
前記抗体Fc領域が図52bに示したアミノ酸Fc配列と少なくとも70%同一である配列を有する、請求項41に記載の可変ドメインまたはアンタゴニスト。
【請求項44】
抗体定常領域のドメインを含む請求項1〜43のいずれか1項に記載の可変ドメインまたはアンタゴニストであって、前記抗体定常領域のN末端が、例えば、融合体として、可変ドメインのC末端に連結している前記可変ドメインまたはアンタゴニスト。
【請求項45】
Fcとの融合体として存在する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、DOM15-26-593-Fc融合体(図52aに示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を有する前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項46】
Fcとの融合体として存在する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、DOM15-26-593-Fc融合体(図52aに示した)のアミノ酸配列と97%同一であるアミノ酸配列を有する前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項47】
経口送達用の請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメイン。
【請求項48】
患者の胃腸管への送達用の請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメイン。
【請求項49】
経口送達用医薬品の製造における請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインの使用
【請求項50】
患者の胃腸管への送達用医薬品の製造における請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインの使用。
【請求項51】
可変ドメインがトリプシン、エラスターゼおよび/またはパンクレアチンに対して耐性である、請求項40〜48のいずれか1項に記載のアンタゴニストもしくは可変ドメインまたは請求項49もしくは50に記載の使用。
【請求項52】
肺送達用の請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメイン。
【請求項53】
患者の眼への送達用の請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメイン。
【請求項54】
肺送達用医薬品の製造における請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインの使用。
【請求項55】
患者の眼への送達用医薬品の製造における請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインの使用。
【請求項56】
可変ドメインがトリプシンに対して耐性である、請求項47もしくは48に記載のアンタゴニストもしくは可変ドメインまたは請求項49もしくは50に記載の使用。
【請求項57】
請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインの製薬上有効な量を患者に投与することを含む、患者の胃腸管または患者の肺または肺組織または眼へ医薬品を経口送達または送達する方法。
【請求項58】
癌、炎症、自己免疫疾患、またはAMDまたはVEGFが介在する症状もしくは疾患、COPDまたは肺炎を治療および/または予防するための請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメイン。
【請求項59】
癌、炎症、自己免疫疾患、またはAMDまたはVEGFが介在する症状または疾患、COPDまたは肺炎を治療および/または予防するための医薬品の製造における請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインの使用。
【請求項60】
癌、炎症、炎症性疾患、自己免疫疾患、またはAMDまたはVEGFが介在する症状もしくは疾患、COPDまたは肺炎を治療および/または予防するための請求項40〜46に記載のアンタゴニストまたは可変ドメイン。
【請求項61】
前記症状がAMDである、請求項60に記載のアンタゴニストもしくは可変ドメインまたは請求項59に記載の使用。
【請求項62】
前記癌が肺癌、結腸直腸癌、頭頚癌、膵臓癌、乳癌、前立腺癌および卵巣癌からなる群より選択される、請求項60に記載のアンタゴニストもしくは可変ドメインまたは請求項59に記載の使用。
【請求項63】
前記炎症疾患が炎症性腸疾患でありかつクローン病および潰瘍性大腸炎からなる群より選択される、請求項60に記載のアンタゴニストもしくは可変ドメインまたは請求項59に記載の使用。
【請求項64】
前記慢性閉塞性肺疾患が慢性気管支炎、慢性閉塞性気管支炎および気腫からなる群より選択される、請求項60に記載のアンタゴニストもしくは可変ドメインまたは請求項59に記載の使用。
【請求項65】
前記肺炎が細菌性肺炎である、請求項60に記載のアンタゴニストもしくは可変ドメインまたは請求項59に記載の使用。
【請求項66】
癌を治療および/または予防するための請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメイン。
【請求項67】
癌を治療および/または予防するための医薬品の製造における請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインの使用。
【請求項68】
前記癌が肺癌、結腸直腸癌、頭頚部癌、膵臓癌、乳癌、前立腺癌および卵巣癌からなる群より選択される固体癌である、請求項66に記載のアンタゴニストもしくは可変ドメインまたは請求項67に記載の使用。
【請求項69】
請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインを含有する肺送達デバイス。
【請求項70】
デバイスが吸入器または鼻腔内投与デバイスである、請求項69に記載のデバイス。
【請求項71】
請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインを含む経口製剤。
【請求項72】
製剤が錠剤、丸薬、カプセル、液体またはシロップである、請求項71に記載の製剤。
【請求項73】
前記アンタゴニストが請求項1〜7、12〜18および28〜39のいずれか1項に記載の可変ドメインを含む、請求項8〜11および40〜72のいずれか1項のアンタゴニスト、使用、方法、デバイスまたは製剤。
【請求項74】
前記アンタゴニストが少なくとも50℃のTmを有する可変ドメインを含む、請求項8〜11および40〜72のいずれか1項のアンタゴニスト、使用、方法、デバイスまたは製剤。
【請求項75】
可変ドメインが少なくとも50℃のTmを有する、請求項1〜7、12〜18および28〜39のいずれか1項に記載の可変ドメイン。
【請求項76】
前記アンタゴニストが標準HUVEC細胞アッセイにおいて500nM〜50pMのND50でヒトVEGFを中和化する可変ドメインを含む、請求項8〜11および40〜72のいずれか1項に記載のアンタゴニスト、使用、方法、デバイスまたは製剤。
【請求項77】
標準HUVEC細胞アッセイにおいて500nM〜50pMのND50でヒトVEGFを中和化する、請求項1〜7、12〜18および28〜39のいずれか1項に記載の可変ドメイン。
【請求項78】
請求項1〜7、12〜18、28〜39、41〜46、75および77のいずれか1項に記載の可変ドメインを含む二重特異的リガンド。
【請求項79】
請求項1〜7、12〜18および28〜39、41〜46、75および77のいずれか1項に記載の免疫グロブリン単一可変ドメインを含むポリペプチドをコードする単離されたまたは組換え体核酸。
【請求項80】
請求項79に記載の核酸を含むベクター。
【請求項81】
請求項79に記載の核酸または請求項80に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項82】
免疫グロブリン単一可変ドメインを含むポリペプチドを作製する方法であって、免疫グロブリン単一可変ドメインを含むポリペプチドを作製する前記核酸またはベクターを発現するために好適な条件下に、請求項81に記載の宿主細胞を維持するステップを含んでなる前記方法。
【請求項83】
ポリペプチドを単離するステップおよび、任意に、変異体、例えば、単離されたポリペプチドより改善されたアフィニティおよび/またはND50を有する突然変異体を作製するステップをさらに含んでなる、前記82に記載の方法。
【請求項84】
請求項1〜7、12〜18および28〜39、41〜46、75および77のいずれか1項に記載の免疫グロブリン単一可変ドメインまたは先行する請求項のアンタゴニスト、ならびに製薬上許容される担体、賦形剤または希釈剤を含む医薬組成物。
【請求項85】
DOM15-26-593のアミノ酸配列(図5に示した)と少なくとも97%同一である配列を含むポリペプチドであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記ポリペプチド。
【請求項86】
DOM15-26-593のヌクレオチド配列(図20Cに示した)と少なくとも80%同一である配列によりコードされたポリペプチドであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記ポリペプチド。
【請求項87】
請求項85または86に記載のポリペプチドを含む融合タンパク質であって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記融合タンパク質。
【請求項88】
請求項85または86に記載のポリペプチドまたは請求項87に記載の融合タンパク質をコードする単離されたまたは組換え体核酸であって、さらに抗体定常領域のドメインをコードする核酸を含む前記核酸。
【請求項89】
さらに抗体定常ドメインを含む、請求項1〜7、12〜18および28〜39、41-46、75および77のいずれか1項に記載の免疫グロブリン単一可変ドメインまたは先行する請求項のいずれか1項のアンタゴニストまたは請求項85もしくは86に記載のポリペプチド。
【請求項90】
必要に応じてFcのN末端が可変ドメインのC末端と連結している(任意に、直接連結している)抗体Fcドメインを含む、先行する請求項のいずれか1項に記載の可変ドメイン、アンタゴニストまたはポリペプチド。
【請求項1】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と少なくとも97%同一であるアミノ酸配列を含む抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項2】
6位(番号付けはKabatによる)にバリンを含む、請求項1に記載の免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項3】
99位(番号付けはKabatによる)にロイシンを含む、請求項1または2に記載の免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項4】
30位(番号付けはKabatによる)にリシンを含む、請求項1〜3に記載の免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項5】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を含む抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項6】
DOM15-26-593(図20cに示した)の核酸配列から選択される配列と少なくとも80%同一であるヌクレオチド配列によりコードされた抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項7】
DOM15-26-593(図20cに示した)の核酸配列と同一である配列によりコードされた抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項8】
請求項1〜7のいずれか1項に記載の抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインを含む、抗VEGFアンタゴニスト。
【請求項9】
第1および第2の免疫グロブリン単一可変ドメインを含んで、それぞれの可変ドメインが請求項1〜7のいずれか1項に記載されている、請求項8に記載のアンタゴニスト。
【請求項10】
前記単一可変ドメインの単量体または前記単一可変ドメインのホモ二量体を含む、請求項8または9に記載のアンタゴニスト。
【請求項11】
そのまたはそれぞれの単一可変ドメインのアミノ酸配列が、DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一である、請求項8〜10のいずれか1項に記載のアンタゴニスト。
【請求項12】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を含むか、またはDOM15-26-593のアミノ酸配列から14以下のアミノ酸位置においてアミノ酸配列が異なりかつDOM15-26-593のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR1配列を有する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項13】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を含むか、またはDOM15-26-593のアミノ酸配列から14以下のアミノ酸位置においてアミノ酸配列が異なりかつDOM15-26-593のCDR2配列と少なくとも50%同一であるCDR2配列を有する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項14】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を含むか、またはDOM15-26-593のアミノ酸配列から14以下のアミノ酸位置においてアミノ酸配列が異なりかつDOM15-26-593のCDR3配列と少なくとも50%同一であるCDR3配列を有する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項15】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を含むか、またはDOM15-26-593のアミノ酸配列から14以下のアミノ酸位置においてアミノ酸配列が異なりかつDOM15-26-593のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR1配列を有しかつDOM15-26-593のCDR2配列と少なくとも50%同一であるCDR2配列を有する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項16】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を含むか、またはDOM15-26-593のアミノ酸配列から14以下のアミノ酸位置においてアミノ酸配列が異なりかつDOM15-26-593のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR1配列を有しかつDOM15-26-593のCDR3配列と少なくとも50%同一であるCDR3配列を有する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項17】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を含むか、またはDOM15-26-593のアミノ酸配列から14以下のアミノ酸位置においてアミノ酸配列が異なりかつDOM15-26-593のCDR2配列と少なくとも50%同一であるCDR2配列を有しかつDOM15-26-593のCDR3配列と少なくとも50%同一であるCDR3配列を有する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項18】
DOM15-26-593(図5に示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を含むか、またはDOM15-26-593のアミノ酸配列から14以下のアミノ酸位置においてアミノ酸配列が異なりかつDOM15-26-593のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR1配列を有しかつDOM15-26-593のCDR2配列と少なくとも50%同一であるCDR2配列を有しかつDOM15-26-593のCDR3配列と少なくとも50%同一であるCDR3配列を有する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項19】
DOM15-26-593(図5に示した)のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR1配列を有する抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項20】
DOM15-26-593(図5に示した)のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR2配列を有する抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項21】
DOM15-26-593(図5に示した)のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR3配列を有する抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項22】
DOM15-26-593(図5に示した)のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR1配列を有しかつDOM15-26-593のCDR2配列と少なくとも50%同一であるCDR2配列を有する抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項23】
DOM15-26-593(図5に示した)のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR1配列を有しかつDOM15-26-593のCDR3配列と少なくとも50%同一であるCDR3配列を有する抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項24】
DOM15-26-593(図5に示した)のCDR2配列と少なくとも50%同一であるCDR2配列を有しかつDOM15-26-593のCDR3配列と少なくとも50%同一であるCDR3配列を有する抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項25】
DOM15-26-593(図5に示した)のCDR1配列と少なくとも50%同一であるCDR1配列を有しかつDOM15-26-593のCDR2配列と少なくとも50%同一であるCDR2配列を有しかつDOM15-26-593のCDR3配列と少なくとも50%同一であるCDR3配列を有する抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項26】
DOM15-26-593(図5に示した)のCDR1、CDR2および/またはCDR3の配列を含む免疫グロブリン単一可変ドメインを含むものである抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項27】
DOM15-26-593と、VEGFとの結合を競合する抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項28】
VEGF結合部位を含むプロテアーゼ耐性免疫グロブリン単一可変ドメインであって、(i)37℃にて、少なくとも10μg/mlプロテアーゼの濃度(c)で少なくとも1時間の時間(t);または(ii)30℃にて、少なくとも40μg/mlプロテアーゼの濃度(c')で少なくとも1時間の時間(t)、インキュベートした時に可変ドメインがプロテアーゼに耐性であり;さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項29】
濃度(cまたはc')が少なくとも100または1000μg/mlのプロテアーゼである、請求項28に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項30】
時間(t)が1、3または24時間または一晩である、請求項28または29に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項31】
可変ドメインが(i)および濃度(c)が10または100μg/mlプロテアーゼおよび時間(t)が1時間である条件のもとで耐性である、請求項28に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項32】
可変ドメインが(ii)および濃度(c')が40μg/mlプロテアーゼおよび時間(t)が3時間である条件のもとで耐性である、請求項28に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項33】
プロテアーゼがトリプシン、エラスターゼ、ロイコザイムおよびパンクレアチンから選択される、請求項28〜32のいずれか1項に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項34】
プロテアーゼがトリプシンである、請求項28〜33のいずれか1項に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項35】
可変ドメインがトリプシンならびにエラスターゼ、ロイコザイムおよびパンクレアチンから選択される少なくとも1つの他のプロテアーゼに耐性である、請求項28〜34のいずれか1項に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項36】
可変ドメインが条件(i)または(ii)のもとでのインキュベーション後にVEGFと特異的に結合する、請求項28〜35のいずれか1項に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項37】
可変ドメインが条件(i)または(ii)のもとでのインキュベーション後にELISAで少なくとも0.404のOD450読取値を有する、請求項36に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項38】
可変ドメインが条件(i)または(ii)のもとでのインキュベーション後にプロテインAまたはプロテインLと特異的に結合する、請求項28〜37のいずれか1項に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項39】
可変ドメインが条件(i)または(ii)のもとでのインキュベーション後にゲル電気泳動で実質的に単一バンドを提示する、請求項28〜38のいずれか1項に記載の可変ドメインであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項40】
請求項1〜7、12〜18、および28〜39のいずれか1項に記載の可変ドメインを含む抗VEGFアンタゴニストであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記アンタゴニスト。
【請求項41】
さらに抗体定常領域のドメインを含む請求項1〜40のいずれか1項に記載の可変ドメインまたはアンタゴニストであって、前記の抗体定常領域のドメインが抗体Fc領域である前記可変ドメインまたはアンタゴニスト。
【請求項42】
前記抗体Fc領域が図52bに示したアミノ酸Fc配列を有する、請求項41に記載の可変ドメインまたはアンタゴニスト。
【請求項43】
前記抗体Fc領域が図52bに示したアミノ酸Fc配列と少なくとも70%同一である配列を有する、請求項41に記載の可変ドメインまたはアンタゴニスト。
【請求項44】
抗体定常領域のドメインを含む請求項1〜43のいずれか1項に記載の可変ドメインまたはアンタゴニストであって、前記抗体定常領域のN末端が、例えば、融合体として、可変ドメインのC末端に連結している前記可変ドメインまたはアンタゴニスト。
【請求項45】
Fcとの融合体として存在する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、DOM15-26-593-Fc融合体(図52aに示した)のアミノ酸配列と同一であるアミノ酸配列を有する前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項46】
Fcとの融合体として存在する抗VEGF免疫グロブリン単一可変ドメインであって、DOM15-26-593-Fc融合体(図52aに示した)のアミノ酸配列と97%同一であるアミノ酸配列を有する前記免疫グロブリン単一可変ドメイン。
【請求項47】
経口送達用の請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメイン。
【請求項48】
患者の胃腸管への送達用の請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメイン。
【請求項49】
経口送達用医薬品の製造における請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインの使用
【請求項50】
患者の胃腸管への送達用医薬品の製造における請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインの使用。
【請求項51】
可変ドメインがトリプシン、エラスターゼおよび/またはパンクレアチンに対して耐性である、請求項40〜48のいずれか1項に記載のアンタゴニストもしくは可変ドメインまたは請求項49もしくは50に記載の使用。
【請求項52】
肺送達用の請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメイン。
【請求項53】
患者の眼への送達用の請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメイン。
【請求項54】
肺送達用医薬品の製造における請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインの使用。
【請求項55】
患者の眼への送達用医薬品の製造における請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインの使用。
【請求項56】
可変ドメインがトリプシンに対して耐性である、請求項47もしくは48に記載のアンタゴニストもしくは可変ドメインまたは請求項49もしくは50に記載の使用。
【請求項57】
請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインの製薬上有効な量を患者に投与することを含む、患者の胃腸管または患者の肺または肺組織または眼へ医薬品を経口送達または送達する方法。
【請求項58】
癌、炎症、自己免疫疾患、またはAMDまたはVEGFが介在する症状もしくは疾患、COPDまたは肺炎を治療および/または予防するための請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメイン。
【請求項59】
癌、炎症、自己免疫疾患、またはAMDまたはVEGFが介在する症状または疾患、COPDまたは肺炎を治療および/または予防するための医薬品の製造における請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインの使用。
【請求項60】
癌、炎症、炎症性疾患、自己免疫疾患、またはAMDまたはVEGFが介在する症状もしくは疾患、COPDまたは肺炎を治療および/または予防するための請求項40〜46に記載のアンタゴニストまたは可変ドメイン。
【請求項61】
前記症状がAMDである、請求項60に記載のアンタゴニストもしくは可変ドメインまたは請求項59に記載の使用。
【請求項62】
前記癌が肺癌、結腸直腸癌、頭頚癌、膵臓癌、乳癌、前立腺癌および卵巣癌からなる群より選択される、請求項60に記載のアンタゴニストもしくは可変ドメインまたは請求項59に記載の使用。
【請求項63】
前記炎症疾患が炎症性腸疾患でありかつクローン病および潰瘍性大腸炎からなる群より選択される、請求項60に記載のアンタゴニストもしくは可変ドメインまたは請求項59に記載の使用。
【請求項64】
前記慢性閉塞性肺疾患が慢性気管支炎、慢性閉塞性気管支炎および気腫からなる群より選択される、請求項60に記載のアンタゴニストもしくは可変ドメインまたは請求項59に記載の使用。
【請求項65】
前記肺炎が細菌性肺炎である、請求項60に記載のアンタゴニストもしくは可変ドメインまたは請求項59に記載の使用。
【請求項66】
癌を治療および/または予防するための請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメイン。
【請求項67】
癌を治療および/または予防するための医薬品の製造における請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインの使用。
【請求項68】
前記癌が肺癌、結腸直腸癌、頭頚部癌、膵臓癌、乳癌、前立腺癌および卵巣癌からなる群より選択される固体癌である、請求項66に記載のアンタゴニストもしくは可変ドメインまたは請求項67に記載の使用。
【請求項69】
請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインを含有する肺送達デバイス。
【請求項70】
デバイスが吸入器または鼻腔内投与デバイスである、請求項69に記載のデバイス。
【請求項71】
請求項40〜46のいずれか1項に記載のVEGFアンタゴニストまたは可変ドメインを含む経口製剤。
【請求項72】
製剤が錠剤、丸薬、カプセル、液体またはシロップである、請求項71に記載の製剤。
【請求項73】
前記アンタゴニストが請求項1〜7、12〜18および28〜39のいずれか1項に記載の可変ドメインを含む、請求項8〜11および40〜72のいずれか1項のアンタゴニスト、使用、方法、デバイスまたは製剤。
【請求項74】
前記アンタゴニストが少なくとも50℃のTmを有する可変ドメインを含む、請求項8〜11および40〜72のいずれか1項のアンタゴニスト、使用、方法、デバイスまたは製剤。
【請求項75】
可変ドメインが少なくとも50℃のTmを有する、請求項1〜7、12〜18および28〜39のいずれか1項に記載の可変ドメイン。
【請求項76】
前記アンタゴニストが標準HUVEC細胞アッセイにおいて500nM〜50pMのND50でヒトVEGFを中和化する可変ドメインを含む、請求項8〜11および40〜72のいずれか1項に記載のアンタゴニスト、使用、方法、デバイスまたは製剤。
【請求項77】
標準HUVEC細胞アッセイにおいて500nM〜50pMのND50でヒトVEGFを中和化する、請求項1〜7、12〜18および28〜39のいずれか1項に記載の可変ドメイン。
【請求項78】
請求項1〜7、12〜18、28〜39、41〜46、75および77のいずれか1項に記載の可変ドメインを含む二重特異的リガンド。
【請求項79】
請求項1〜7、12〜18および28〜39、41〜46、75および77のいずれか1項に記載の免疫グロブリン単一可変ドメインを含むポリペプチドをコードする単離されたまたは組換え体核酸。
【請求項80】
請求項79に記載の核酸を含むベクター。
【請求項81】
請求項79に記載の核酸または請求項80に記載のベクターを含む宿主細胞。
【請求項82】
免疫グロブリン単一可変ドメインを含むポリペプチドを作製する方法であって、免疫グロブリン単一可変ドメインを含むポリペプチドを作製する前記核酸またはベクターを発現するために好適な条件下に、請求項81に記載の宿主細胞を維持するステップを含んでなる前記方法。
【請求項83】
ポリペプチドを単離するステップおよび、任意に、変異体、例えば、単離されたポリペプチドより改善されたアフィニティおよび/またはND50を有する突然変異体を作製するステップをさらに含んでなる、前記82に記載の方法。
【請求項84】
請求項1〜7、12〜18および28〜39、41〜46、75および77のいずれか1項に記載の免疫グロブリン単一可変ドメインまたは先行する請求項のアンタゴニスト、ならびに製薬上許容される担体、賦形剤または希釈剤を含む医薬組成物。
【請求項85】
DOM15-26-593のアミノ酸配列(図5に示した)と少なくとも97%同一である配列を含むポリペプチドであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記ポリペプチド。
【請求項86】
DOM15-26-593のヌクレオチド配列(図20Cに示した)と少なくとも80%同一である配列によりコードされたポリペプチドであって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記ポリペプチド。
【請求項87】
請求項85または86に記載のポリペプチドを含む融合タンパク質であって、さらに抗体定常領域のドメインを含む前記融合タンパク質。
【請求項88】
請求項85または86に記載のポリペプチドまたは請求項87に記載の融合タンパク質をコードする単離されたまたは組換え体核酸であって、さらに抗体定常領域のドメインをコードする核酸を含む前記核酸。
【請求項89】
さらに抗体定常ドメインを含む、請求項1〜7、12〜18および28〜39、41-46、75および77のいずれか1項に記載の免疫グロブリン単一可変ドメインまたは先行する請求項のいずれか1項のアンタゴニストまたは請求項85もしくは86に記載のポリペプチド。
【請求項90】
必要に応じてFcのN末端が可変ドメインのC末端と連結している(任意に、直接連結している)抗体Fcドメインを含む、先行する請求項のいずれか1項に記載の可変ドメイン、アンタゴニストまたはポリペプチド。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図7D】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図12】
【図13A】
【図13B】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17A】
【図17B】
【図18】
【図19A】
【図19B】
【図19C】
【図19D】
【図19E】
【図19F】
【図19G】
【図19H】
【図19I】
【図19J】
【図19K】
【図19L】
【図20A】
【図20B】
【図20C】
【図20D】
【図20E】
【図21】
【図22】
【図23−1】
【図23−2】
【図24】
【図25】
【図26−1】
【図26−2】
【図26−3】
【図27】
【図28】
【図29−1】
【図29−2】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42a】
【図42b】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47A】
【図47B】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51a−1】
【図51a−2】
【図51a−3】
【図51a−4】
【図51a−5】
【図51a−6】
【図51a−7】
【図51b−1】
【図51b−2】
【図51b−3】
【図51b−4】
【図51b−5】
【図51b−6】
【図51b−7】
【図51b−8】
【図51b−9】
【図51b−10】
【図51b−11】
【図51b−12】
【図51b−13】
【図51b−14】
【図51b−15】
【図52A】
【図52B】
【図52C】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7A】
【図7B】
【図7C】
【図7D】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図12】
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【図19A】
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【図20A】
【図20B】
【図20C】
【図20D】
【図20E】
【図21】
【図22】
【図23−1】
【図23−2】
【図24】
【図25】
【図26−1】
【図26−2】
【図26−3】
【図27】
【図28】
【図29−1】
【図29−2】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42a】
【図42b】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【図47A】
【図47B】
【図48】
【図49】
【図50】
【図51a−1】
【図51a−2】
【図51a−3】
【図51a−4】
【図51a−5】
【図51a−6】
【図51a−7】
【図51b−1】
【図51b−2】
【図51b−3】
【図51b−4】
【図51b−5】
【図51b−6】
【図51b−7】
【図51b−8】
【図51b−9】
【図51b−10】
【図51b−11】
【図51b−12】
【図51b−13】
【図51b−14】
【図51b−15】
【図52A】
【図52B】
【図52C】
【公表番号】特表2010−530364(P2010−530364A)
【公表日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−510888(P2010−510888)
【出願日】平成20年6月4日(2008.6.4)
【国際出願番号】PCT/GB2008/050407
【国際公開番号】WO2008/149150
【国際公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願人】(502197046)ドマンティス リミテッド (47)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年6月4日(2008.6.4)
【国際出願番号】PCT/GB2008/050407
【国際公開番号】WO2008/149150
【国際公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願人】(502197046)ドマンティス リミテッド (47)
【Fターム(参考)】
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