ポリペプチドレパートリーから可逆的にアンフォールドするポリペプチドを回収するための方法
【課題】生物学的生産システムを使用して高収率で生産することができる、改善された性質を有するポリペプチドを提供する。
【解決手段】熱凝集に耐性である可変ドメインが濃縮された抗体可変ドメインライブラリーを製造する以下の工程。(a)複数のディスプレイされる抗体可変ドメインを含むファージディスプレイシステム。ここでディスプレイされる可変ドメインの少なくとも一部がアンフォールドおよびリフォールドされており、アンフォールド温度が80〜100℃である;(b)該ファージディスプレイシステムから、アンフォールドし、リフォールドし、かつ結合機能を回復した可変領域をディスプレイする少なくとも1つのファージを選択する;(c)(b)で選択されたファージにおいてディスプレイされる可変ドメインのCDR1および任意にCDR2をコードする核酸を得る;(d)抗体可変ドメインをコードする核酸のライブラリーを調製する。
【解決手段】熱凝集に耐性である可変ドメインが濃縮された抗体可変ドメインライブラリーを製造する以下の工程。(a)複数のディスプレイされる抗体可変ドメインを含むファージディスプレイシステム。ここでディスプレイされる可変ドメインの少なくとも一部がアンフォールドおよびリフォールドされており、アンフォールド温度が80〜100℃である;(b)該ファージディスプレイシステムから、アンフォールドし、リフォールドし、かつ結合機能を回復した可変領域をディスプレイする少なくとも1つのファージを選択する;(c)(b)で選択されたファージにおいてディスプレイされる可変ドメインのCDR1および任意にCDR2をコードする核酸を得る;(d)抗体可変ドメインをコードする核酸のライブラリーを調製する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
熱凝集に耐性である可変ドメインが濃縮された抗体可変ドメインライブラリーを製造する方法であって、該方法は、
(a)複数のディスプレイされる抗体可変ドメインを含むファージディスプレイシステムを提供する工程、ここでディスプレイされる可変ドメインの少なくとも一部がアンフォールドおよびリフォールドされており、アンフォールド温度が80〜100℃である;
(b)該ファージディスプレイシステムから、アンフォールドし、リフォールドし、かつ結合機能を回復した可変領域をディスプレイする少なくとも1つのファージを選択する工程;
(c)(b)で選択されたファージにおいてディスプレイされる可変ドメインのCDR1および任意にCDR2をコードする核酸を得る工程;および
(d)抗体可変ドメインをコードする核酸のライブラリーを調製する工程、ここで(c)で得られた該核酸が1つ以上の他の核酸と作動可能に連結され、CDR1および任意にCDR2が(c)で得られた核酸によりコードされる抗体可変ドメインをコードする核酸構築物のライブラリーが製造される、
を含む、方法。
【請求項2】
(a)のディスプレイされる可変ドメインの実質的に全てが、80℃まで加熱することによりアンフォールドしており、冷却によりリフォールドしている請求項1記載の方法。
【請求項3】
(d)で構築された核酸のライブラリーが、CDR3がランダム化されているか、またはCDR3が加熱の際に可逆的にアンフォールドする能力について選択された抗体可変ドメインに由来しない抗体可変ドメインをコードする請求項1記載の方法。
【請求項1】
熱凝集に耐性である可変ドメインが濃縮された抗体可変ドメインライブラリーを製造する方法であって、該方法は、
(a)複数のディスプレイされる抗体可変ドメインを含むファージディスプレイシステムを提供する工程、ここでディスプレイされる可変ドメインの少なくとも一部がアンフォールドおよびリフォールドされており、アンフォールド温度が80〜100℃である;
(b)該ファージディスプレイシステムから、アンフォールドし、リフォールドし、かつ結合機能を回復した可変領域をディスプレイする少なくとも1つのファージを選択する工程;
(c)(b)で選択されたファージにおいてディスプレイされる可変ドメインのCDR1および任意にCDR2をコードする核酸を得る工程;および
(d)抗体可変ドメインをコードする核酸のライブラリーを調製する工程、ここで(c)で得られた該核酸が1つ以上の他の核酸と作動可能に連結され、CDR1および任意にCDR2が(c)で得られた核酸によりコードされる抗体可変ドメインをコードする核酸構築物のライブラリーが製造される、
を含む、方法。
【請求項2】
(a)のディスプレイされる可変ドメインの実質的に全てが、80℃まで加熱することによりアンフォールドしており、冷却によりリフォールドしている請求項1記載の方法。
【請求項3】
(d)で構築された核酸のライブラリーが、CDR3がランダム化されているか、またはCDR3が加熱の際に可逆的にアンフォールドする能力について選択された抗体可変ドメインに由来しない抗体可変ドメインをコードする請求項1記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3−1】
【図3−2】
【図3−3】
【図3−4】
【図3−5】
【図3−6】
【図4−1】
【図4−2】
【図4−3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図2】
【図3−1】
【図3−2】
【図3−3】
【図3−4】
【図3−5】
【図3−6】
【図4−1】
【図4−2】
【図4−3】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【公開番号】特開2011−132233(P2011−132233A)
【公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−292138(P2010−292138)
【出願日】平成22年12月28日(2010.12.28)
【分割の表示】特願2006−530506(P2006−530506)の分割
【原出願日】平成16年5月14日(2004.5.14)
【出願人】(502197046)ドマンティス リミテッド (47)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年12月28日(2010.12.28)
【分割の表示】特願2006−530506(P2006−530506)の分割
【原出願日】平成16年5月14日(2004.5.14)
【出願人】(502197046)ドマンティス リミテッド (47)
【Fターム(参考)】
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