説明

ポリペプチド並びにポリヌクレオチド、並びに薬剤および生物製剤生産のための薬剤標的としてのその利用

本発明は、免疫および非免疫ベースの治療薬の生産並びに疾患診断のための新規の標的に関する。より具体的に、本発明は、共刺激ファミリーメンバーと予想され、肺癌、卵巣癌および結腸癌を含む癌に差次的に発現されるVSIG1、ILDR1、LOC253012、AI216611、C1ORF32またはFXYD3抗原に対する治療抗体、並びに診断および治療の用途を提供する。また、B7共刺激を調節するため、自己免疫の治療などの関連する治療のための、これら抗体の利用も提供される。さらに、本発明は、免疫療法、癌治療、および薬剤開発のための適切な標的である、VSIG1およびその変異体、FXYD3およびその変異体、ILDR1およびその変異体、LOC253012およびその変異体、AI216611およびその変異体、並びにC1ORF32およびその変異体の細胞外領域の発見に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)から選ばれる単離されたLOC253012変異体ポリペプチド、若しくは、それと少なくとも95%の配列同一性をもつその断片または変異体。
【請求項2】
請求項1のポリペプチドのいずれかひとつを含む断片または抱合体。
【請求項3】
免疫グロブリン領域に融合された請求項1のポリペプチド。
【請求項4】
検出可能なまたは治療のための部位を付加された請求項1のポリペプチド。
【請求項5】
請求項1に記載のポリペプチドをコードする核酸配列。
【請求項6】
H68654_1_T8(配列番号28)、H68654_1_T15(配列番号29)、H68654_1_T16(配列番号30)、H68654_1_T17(配列番号31)、H68654_1_T18(配列番号32)、H68654_1_T19(配列番号33)、またはH68654_1_T20(配列番号34)から選ばれる請求項5に記載の核酸配列、若しくは、それに少なくとも95%の配列同一性をもつその断片または変異体。
【請求項7】
単離されたLOC253012細胞外ポリペプチド若しくは断片またはその抱合体。
【請求項8】
H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12 (配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、またはH68654_1_P14(配列番号40)の細胞外領域を含む請求項7のポリペプチド。
【請求項9】
配列番号144、145および300のいずれか1つのアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性をもつアミノ酸残基の配列を含む、請求項7のポリペプチド。
【請求項10】
検出可能なまたは治療のため部位を付加された請求項7のポリペプチド。
【請求項11】
請求項7のLOC253012細胞外領域をコードする核酸配列。
【請求項12】
請求項11に記載の核酸配列を含む発現ベクター。
【請求項13】
請求項12の発現ベクター若しくは、LOC253012細胞外領域ポリペプチド、若しくは断片またはその抱合体をコードする核酸配列を含むウィルスを含む宿主細胞であって、細胞がDNA切片よってコードされるポリペプチドを発現する宿主細胞。
【請求項14】
LOC253012細胞外領域ポリペプチド、若しくは断片またはその抱合体を生産する方法であって、細胞がDNA切片または核酸にコードされたポリペプチドを発現する、請求項13の宿主細胞を培養することおよび前記ポリペプチドを回収することを含む方法。
【請求項15】
前記ポリペプチドが、H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、またはH68654_1_P14(配列番号40)、若しくは断片またはその変異体と相方との相互作用を遮断または阻害する、請求項7の単離された可溶性LOC253012細胞外領域。
【請求項16】
前記ポリペプチドが、H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、またはH68654_1_P14(配列番号40)、若しくは断片またはその変異体と相方との相互作用を置換または増強する、請求項7の単離された可溶性LOC253012細胞外領域。
【請求項17】
非LOC253012タンパク質配列に連結された、請求項7の単離された可溶性LOC253012細胞外領域を含む融合タンパク質。
【請求項18】
非LOC253012タンパク質が、少なくとも免疫グロブリン分子の一部である、請求項17の融合タンパク質。
【請求項19】
ポリエチレングリコールなどのポリアルキルオキシド部位がポリペプチドに付加された、請求項17の融合タンパク質。
【請求項20】
免疫グロブリン重鎖定常領域が、Fc断片である、請求項18の融合タンパク質。
【請求項21】
免疫グロブリン重鎖定常領域が、IgGl、IgG2、IgG3、IgG4、IgM、IgE、IgAおよびIgDからなる群より選択されたアイソタイプである請求項20の融合タンパク質。
【請求項22】
ポリペプチドが、VASP領域に融合された、請求項17の融合タンパク質。
【請求項23】
融合タンパク質がリンパ球活性化を調節する、請求項17の融合タンパク質。
【請求項24】
配列番号106のアミノ酸配列から本質的になる請求項17の融合タンパク質。
【請求項25】
請求項11のポリヌクレオチド配列を含み、薬理学的許容される希釈剤または担体をさらに含む医薬組成物。
【請求項26】
請求項12のベクターを含み、薬理学的許容される希釈剤または担体をさらに含む医薬組成物。
【請求項27】
請求項13の宿主細胞を含み、薬理学的許容される希釈剤または担体をさらに含む医薬組成物。
【請求項28】
請求項7のLOC253012細胞外領域を含み、薬理学的許容される希釈剤または担体をさらに含む医薬組成物。
【請求項29】
請求項8のポリペプチドを含み、薬理学的許容される希釈剤または担体をさらに含む医薬組成物。
【請求項30】
請求項17の融合タンパク質を含み、薬理学的許容される希釈剤または担体をさらに含む医薬組成物。
【請求項31】
癌を治療または予防する方法であって、それ必要とする対象に、
a.LOC253012の細胞外領域ポリペプチドまたは断片またはその抱合体をもつ可溶性分子、若しくは、
b.配列番号144、145および300のいずれか1つに記載のアミノ酸と少なくとも95%の配列同一性をもつアミノ酸残基の配列を含むポリペプチド、若しくは、
c.H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)の細胞外領域を含むポリペプチド、若しくは、
d.それをコードする核酸配列、
を含む医薬組成物投与することを含む方法。
【請求項32】
癌が肺癌であり、肺癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である、請求項31の方法。
【請求項33】
癌が、急性リンパ性白血病、慢性リンパ球性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫などの血液悪性腫瘍、および胸、前立腺、結腸、卵巣、脾臓、腎臓、膀胱、頭頚部、子宮、睾丸、胃、頚部、肝臓、硬骨、皮膚、膵臓、脳の癌などの軟部または固形腫瘍からなる群から選ばれる癌、並びに癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である、請求項31の方法。
【請求項34】
自己免疫疾患または移植拒絶反応などの免疫関連病態を治療または予防する方法であって、それ必要とする対象に、
a.LOC253012の細胞外領域ポリペプチド若しくは断片またはその抱合体をもつ可溶性分子、若しくは、
b.配列番号144〜145および300のいずれか1つに記載のアミノ酸と少なくとも95%の配列同一性をもつアミノ酸残基の配列を含むポリペプチド、若しくは、
c.H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)の細胞外領域を含むポリペプチド、若しくは、
d.それをコードする核酸配列、
を含む医薬組成物投与することを含む方法。
【請求項35】
自己免疫疾患が、多発性硬化症、乾癬、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、クローン病、移植片移植拒絶に関連した免疫不全、良性リンパ球血管炎、紅斑性狼瘡、橋本甲状腺炎、原発性粘液水腫、グレーブス病、悪性貧血、自己免疫性萎縮性胃炎、アジソン病、インスリン依存型糖尿病、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症、天疱瘡、交感性眼炎、自己免疫ブドウ膜炎、自己免疫溶血性貧血、特発性血小板減少症、原発性胆汁性肝硬変、慢性作用肝炎、潰瘍性大腸炎(ulceratis colitis)、シェーグレン症候群、リウマチ性疾患、多発性筋炎、強皮症、混合結合組織病、炎症性リウマチ、変性リウマチ、関節外リウマチ、膠原病、慢性多発関節炎、関節症性乾癬、強直性脊椎炎、若年性関節リウマチ、肩関節周囲炎、結節性多発動脈炎、進行性全身性強皮症、尿酸塩関節炎、皮膚筋炎、筋肉リウマチ、筋炎、筋硬症および軟骨石灰化からなる群から選ばれる、請求項34の方法。
【請求項36】
免疫関連不全が、移植拒絶反応または移植片対宿主病から選ばれる請求項34の方法。
【請求項37】
H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)から選ばれたLOC253012ポリペプチドをコードする転写産物または断片またはその変異体に結合し、その発現を阻害するsiRNA、アンチセンスRNAまたはリボザイム。
【請求項38】
H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)から選ばれたLOC253012ポリペプチド若しくはその断片またはその変異体によって誘発される活性を特異的に結合または調節するポリクローナルまたはモノクローナル抗体。
【請求項39】
H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)に含まれるLOC253012ポリペプチド若しくはそれに少なくとも80%同一であるその断片またはその変異体に特異的に結合する抗原結合部位を含むモノクローナルまたはポリクローナル抗体またはその抗原結合性断片。
【請求項40】
前記抗体が、H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)のひとつ、若しくはその断片またはその変異体とその相方との相互作用を遮断または阻害する請求項39の抗体。
【請求項41】
前記抗体が、H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)、若しくはその断片またはその変異体とその相方との相互作用を置換または増強する請求項39の抗体。
【請求項42】
H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)、陽性リンパ球を、少なくとも1つのリンパ球活性を調節するのに有効な量で、LOC253012−媒介シグナリングを調節することができる生理活性剤と接触することを含む、リンパ球活性を調節する方法。
【請求項43】
前記薬剤が、LOC253012媒介シグナリングの拮抗剤であり、前記接触が、LOC253012シグナリングによって媒介されるリンパ球活性の減衰を阻害する、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記接触が、リンパ球活性を増加する請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記拮抗剤が、LOC253012タンパク質とその相方の機能的な相互作用を妨げることができる遮断剤を含む請求項43に記載の方法。
【請求項46】
B7様共刺激系においてLOC253012タンパク質の活性を調節することによって癌を治療または予防する、請求項42または43の方法。
【請求項47】
投与された拮抗剤が、癌細胞に対するT細胞活性の負の刺激を阻害する抗体または断片である、請求項43の方法。
【請求項48】
癌が、非転移性、浸潤性、または転移性のものを含む、急性リンパ性白血病、慢性リンパ球性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫などの血液悪性腫瘍、および胸、前立腺、結腸、卵巣、脾臓、腎臓、膀胱、頭頚部、子宮、睾丸、胃、頚部、肝臓、硬骨、皮膚、膵臓、脳の癌などの軟部組織または固形腫瘍からなる群から選ばれる請求項47の方法。
【請求項49】
B7様共刺激系においてLOC253012タンパク質の活性を調節することによって免疫関連不全を治療または予防するのに適している、請求項39の抗体。
【請求項50】
自己免疫疾患または移植拒絶反応を治療するのに適している、請求項49の抗体。
【請求項51】
自己免疫疾患が、多発性硬化症、乾癬、関節リウマチ、全身性紅斑性狼瘡、潰瘍性大腸炎、クローン病、移植片移植拒絶に関連した免疫不全、良性リンパ球血管炎、紅斑性狼瘡、橋本甲状腺炎、原発性粘液水腫、グレーブス病、悪性貧血、自己免疫性萎縮性胃炎、アジソン病、インスリン依存型糖尿病、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症、天疱瘡、交感性眼炎、自己免疫ブドウ膜炎、自己免疫溶血性貧血、特発性血小板減少症、原発性胆汁性肝硬変、慢性作用肝炎、シェーグレン症候群、リウマチ性疾患、多発性筋炎、強皮症、混合結合組織病、炎症性リウマチ、変性リウマチ、非関節性リウマチ、膠原病、慢性多発関節炎、関節症性乾癬、強直性脊椎炎、若年性関節リウマチ、肩関節周囲炎、結節性多発動脈炎、進行性全身性強皮症、関節炎uratica、皮膚筋炎、筋肉リウマチ、筋炎、筋硬症および軟骨石灰化からなる群から選ばれる、請求項50の抗体。
【請求項52】
移植拒絶反応または移植片移植体宿主病を治療するのに適している、請求項49の抗体。
【請求項53】
配列番号144〜145、300のいずれか1つ、若しくはその変異体またはその断片またはそのエピトープに記載のアミノ酸配列に特異的に結合する、請求項49の抗体。
【請求項54】
抗原結合部位が、少なくとも3〜7個の連続または非連続のアミノ酸を含む、請求項53の抗体。
【請求項55】
抗原結合部位が、5〜7個のアミノ酸を含む立体配座または線形のエピトープである、請求項53の抗体。
【請求項56】
抗体が、完全ヒト抗体である、請求項38の抗体または断片。
【請求項57】
抗体が、キメラ抗体である、請求項38の抗体または断片。
【請求項58】
抗体が、ヒト化または霊長類化抗体である、請求項38の抗体または断片。
【請求項59】
断片が、Fab、Fab’、F(ab’)2、F(ab’)、F(ab)、FvまたはscFv断片および最小認識単位からなる群から選ばれる、請求項38の抗体または断片。
【請求項60】
抗体または断片が、検出可能マーカーまたはエフェクター部位に連結している、請求項38の抗体または断片。
【請求項61】
エフェクター部位が、酵素、毒素、治療剤、または化学治療剤である、請求項60の抗体。
【請求項62】
検出可能マーカーが、放射性同位元素、金属キレート剤、酵素、蛍光化合物、生物発光化合物または化学発光化合物である請求項60の抗体または断片。
【請求項63】
請求項38の抗体またはその断片を含む医薬組成物。
【請求項64】
請求項39の抗体またはその断片を含む医薬組成物。
【請求項65】
免疫応答を誘発または増強する方法であって、それを必要としている患者に請求項38の抗体を投与すること、および前記免疫応答の誘発または増強を検出することを含む方法。
【請求項66】
患者において抗原に対する2次免疫応答を増強する方法であって、請求項38の抗体を有効量を投与することを含む方法。
【請求項67】
抗原が、好ましくは、癌抗原、ウィルス抗原または細菌抗原であって、患者が、好ましくは、抗癌ワクチンまたはウィルスワクチンを用いる治療を受ける請求項66の方法。
【請求項68】
LOC253012陽性悪性腫瘍の患者を治療する方法であって、その患者に請求項38の抗体の有効量を投与することを含む方法。
【請求項69】
化学療法剤を併用投与することをさらに含む請求項68に記載された方法。
【請求項70】
前記悪性腫瘍が、肺癌であり、肺癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である、請求項68の方法。
【請求項71】
前記悪性腫瘍が、急性リンパ性白血病、慢性リンパ球性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫などの血液悪性腫瘍、並びに胸、前立腺、結腸、卵巣、脾臓、腎臓、膀胱、頭頚部、子宮、睾丸、胃、頚部、肝臓、硬骨、皮膚、膵臓、脳の癌などの軟部または固形腫瘍からなる群から選ばれ、癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である、請求項68の方法。
【請求項72】
生体試料中の、H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)若しくは断片またはその変異体の存在を検出するアッセイであって、その試料を請求項38の抗体と接触すること、および試料中のH68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5 (配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)若しくは断片またはその変異体の結合を検出することを含むアッセイ。
【請求項73】
H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)若しくは断片またはその変異体の発現を検出することを含む、疾患を検出する、疾患を診断する、疾患の進行または治療の効果または疾患の再発を観察する若しくは疾患に対する療法を選択する方法。
【請求項74】
H68654J_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)若しくは、その断片またはその変異体の発現を検出することが、生体内または生体外で行われる、請求項73の方法。
【請求項75】
疾患が、肺癌であり、肺癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である、請求項73の方法。
【請求項76】
疾患が、多発性硬化症、乾癬、関節リウマチ、全身性紅斑性狼瘡、潰瘍性大腸炎、クローン病、移植片移植拒絶に関連した免疫不全、良性リンパ球血管炎、紅斑性狼瘡、橋本甲状腺炎、原発性粘液水腫、グレーブス病、悪性貧血、自己免疫性萎縮性胃炎、アジソン病、インスリン依存型糖尿病、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症、天疱瘡、交感性眼炎、自己免疫ブドウ膜炎、自己免疫溶血性貧血、特発性血小板減少症、原発性胆汁性肝硬変、慢性作用肝炎、潰瘍性大腸炎(ulceratis colitis)、シェーグレン症候群、リウマチ性疾患、多発性筋炎、強皮症、混合結合組織病、炎症性リウマチ、変性リウマチ、関節外リウマチ、膠原病、慢性多発関節炎、関節症性乾癬、強直性脊椎炎、若年性関節リウマチ、肩関節周囲炎、結節性多発動脈炎、進行性全身性強皮症、尿酸塩関節炎、皮膚筋炎、筋肉リウマチ、筋炎、筋硬症または軟骨石灰化からなる群から選ばれる請求項73の方法。
【請求項77】
患者での、H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)、若しくはその断片またはその変異体から選ばれるポリペプチドを発現する細胞の増殖を阻害する方法であって、前記患者に請求項39の抗体を投与することを含む方法。
【請求項78】
H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)、若しくはそれと少なくとも80%の配列同一性ともつその断片またはその変異体に特異的に結合する抗体または結合断片の治療有効量の投与を含む、癌を治療または予防する方法。
【請求項79】
癌が、肺癌であり、肺癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である、請求項78の方法。
【請求項80】
癌が、急性リンパ性白血病、慢性リンパ球性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫などの血液悪性腫瘍、および胸、前立腺、結腸、卵巣、脾臓、腎臓、膀胱、頭頚部、子宮、睾丸、胃、頚部、肝臓、硬骨、皮膚、膵臓、脳の癌などの軟部または固形腫瘍であって、癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である、請求項78の方法。
【請求項81】
抗体が、ヒト、ヒト化またはキメラ抗体または抗原結合性断片である、請求項78の方法。
【請求項82】
抗体または断片が、エフェクター部位に直接的または間接的に付加される、請求項81の方法。
【請求項83】
エフェクターが、薬剤、毒素、放射性核種、フルオロフォア、および酵素から選ばれる、請求項82の方法。
【請求項84】
H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)並びにそれに少なくとも80%の配列同一性をもつ断片またはその変異体に特異的に結合する抗体の治療有効量を患者に投与する、免疫不全疾患を治療または予防する方法。
【請求項85】
不全疾患が、自己免疫または移植関連障害である請求項84の方法。
【請求項86】
抗体が、前記LOC253012ポリペプチドのひとつの細胞外領域に特異的な抗原結合領域をもつ、請求項84の方法。
【請求項87】
抗体または断片が、自己免疫効果を作ったT細胞活性の正の刺激を阻害する方法でB7/共刺激系を調節する、請求項84の方法。
【請求項88】
治療が、自己免疫または移植拒絶反応病態を治療するにあたり有用である部位と組み合わされる、請求項84の方法。
【請求項89】
部位が、サイトカイン抗体、サイトカイン受容体抗体、薬剤または他の免疫調節剤である、請求項88の方法。
【請求項90】
自己免疫疾患が、多発性硬化症、乾癬、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、クローン病、移植片移植拒絶に関連した免疫不全、良性リンパ球血管炎、紅斑性狼瘡、橋本甲状腺炎、原発性粘液水腫、グレーブス病、悪性貧血、自己免疫性萎縮性胃炎、アジソン病、インスリン依存型糖尿病、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症、天疱瘡、交感性眼炎、自己免疫ブドウ膜炎、自己免疫溶血性貧血、特発性血小板減少症、原発性胆汁性肝硬変、慢性作用肝炎、潰瘍性大腸炎(ulceratis colitis)、シェーグレン症候群、リウマチ性疾患、多発性筋炎、強皮症、混合性結合組織病、炎症性リウマチ、変性リウマチ、関節外リウマチ、膠原病、慢性多発関節炎、関節症性乾癬、強直性脊椎炎、若年性関節リウマチ、肩関節周囲炎、結節性多発動脈炎、進行性全身性強皮症、尿酸塩関節炎、皮膚筋炎、筋肉リウマチ、筋炎、筋硬症および軟骨石灰化からなる群から選ばれる、請求項84の方法。
【請求項91】
免疫不全疾患が、移植拒絶反応または移植片体宿主病である、請求項84の方法。
【請求項92】
H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)または断片またはその変異体の差次的発現によって特徴付けられる腫瘍または炎症部位の生体内イメージングのために、H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)または断片またはその変異体に特異的に結合する抗体または抗原結合性断片を利用する方法。
【請求項93】
癌の予後または治療プロトコールを評価するにあたり用いられる請求項92の方法。
【請求項94】
患者において疾患をスクリーニングする方法であって、その患者またはその患者から得られた試料において、H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)に記載のアミノ酸配列に少なくとも85%相同である配列をもつポリペプチド、またはH68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)のいずれか1つの細胞外領域を含む配列をもつポリペプチドを検出することを含む方法。
【請求項95】
疾患をスクリーニングする方法が、疾患、障害、病態の存在または重症度の検出、若しくは対象の予後、若しくは前記対象に対する治療の選択、若しくは前記対象に対する治療観察を含む、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
疾患が、肺癌であり、肺癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である、請求項94の方法。
【請求項97】
疾患が、自己免疫疾患、並びに、多発性硬化症、乾癬、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、潰瘍性大腸炎、クローン病、移植片移植拒絶に関連した免疫不全、良性リンパ球血管炎、紅斑性狼瘡、橋本甲状腺炎、原発性粘液水腫、グレーブス病、悪性貧血、自己免疫性萎縮性胃炎、アジソン病、インスリン依存型糖尿病、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症、天疱瘡、交感性眼炎、自己免疫ブドウ膜炎、自己免疫溶血性貧血、特発性血小板減少症、原発性胆汁性肝硬変、慢性作用肝炎、潰瘍性大腸炎(ulceratis colitis)、シェーグレン症候群、リウマチ性疾患、多発性筋炎、強皮症、混合結合組織病、炎症性リウマチ、変性リウマチ、関節外リウマチ、膠原病、慢性多発関節炎、関節症性乾癬、強直性脊椎炎、若年性関節リウマチ、肩関節周囲炎、結節性多発動脈炎、進行性全身性強皮症、尿酸塩関節炎、皮膚筋炎、筋肉リウマチ、筋炎、筋硬症および軟骨石灰化から選ばれる、請求項94の方法。
【請求項98】
検出が、免疫測定によって行われる、請求項94の方法。
【請求項99】
免疫測定が、H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)のいずれか1つに記載のアミノ酸配列に少なくとも85%の相同性がある配列をもつポリペプチド、またはH68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)のいずれか1つの細胞外領域を含む配列をもつポリペプチドと特異的に相互作用する抗体を用いる、請求項98の方法。
【請求項100】
前記タンパク質を発現する癌細胞のアポトーシスまたは溶解を誘発する、H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)、若しくはその断片またはその変異体に特異的な抗体。
【請求項101】
前記アポトーシスまたは溶解が、抗体のCDCまたはADCC活性を含む、請求項100の抗体。
【請求項102】
癌細胞が、肺癌細胞である、請求項101の抗体。
【請求項103】
癌細胞が、急性リンパ性白血病、慢性リンパ球性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫などの血液悪性腫瘍および胸、前立腺、結腸、卵巣、脾臓、腎臓、膀胱、頭頚部、子宮、睾丸、胃、頚部、肝臓、硬骨、皮膚、膵臓、脳の癌などの軟部または固形腫瘍からなる群から選ばれる、請求項101の抗体。
【請求項104】
AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)または、それに少なくとも95%の配列同一性をもつその断片またはその変異体から選ばれる単離されたポリペプチド。
【請求項105】
請求項104のポリペプチドのいずれか1つを含む、断片または抱合体。
【請求項106】
免疫グロブリン領域に融合された請求項104に記載のポリペプチド。
【請求項107】
検出可能なまたは治療のための部位に融合された請求項104に記載のポリペプチド。
【請求項108】
請求項104ないし107にいずれか1項に記載のポリペプチドをコードする核酸配列。
【請求項109】
AI581519_T10(配列番号9)、AI581519_T11(配列番号10)、AA424839_1_T7(配列番号20)、AI216611_T1(配列番号42)、H19011_1_T8(配列番号45)、H19011_1_T9(配列番号46)、R31375_T19(配列番号65)、R31375_T25(配列番号66)、R31375_T26(配列番号67)、R31375_T29(配列番号68)、R31375_T39(配列番号69)、または、それに少なくとも95%の配列同一性をもつその断片またはその変異体からなる群から選ばれる、請求項108に記載の核酸配列。
【請求項110】
単離されたVSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32またはFXYD3細胞外領域ポリペプチド、または断片または含有抱合体。
【請求項111】
配列番号138に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P3(配列番号11)の残基23−234、または、配列番号139に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P4(配列番号12)の残基23−270、または、配列番号140に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P5(配列番号13)の残基23−296、または、配列番号141に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P7(配列番号14)のアミノ酸残基23−193、または、配列番号142に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P9(配列番号15)の配列に含まれるアミノ酸残基23−203、または配列番号143に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P10(配列番号16)アミノ酸の残基23−231、または、配列番号302に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P5(配列番号13)の残基26−293、または、配列番号75に示されるアミノ酸配列に相当する、AA424839_P3(配列番号22)またはAA424839_P5(配列番号21)のアミノ酸残基24−162、または、配列番号76に示されるアミノ酸配列に相当する、AA424839_P7(配列番号23)のアミノ酸残基24−456、または、配列番号296に示されるアミノ酸配列に相当する、AA424839_1_P11(配列番号24)のアミノ酸残基24−105、または、配列番号301に示されるアミノ酸配列に相当する、AA424839_1_P3(配列番号22)の残基50−160、または配列番号298に示されるアミノ酸配列に相当する、配列番号146に示されるアミノ酸配列に相当する、配列AI216611_P0(配列番号43)またはAI216611_P1(配列番号44)のアミノ酸残基29−147、または、配列AI216611_P0(配列番号43)の残基1−145、または、配列番号147に示されるアミノ酸配列に相当する、H19011_1_P8(配列番号48)のアミノ酸残基21−186、または、配列番号148に示されるアミノ酸配列に相当する、配列H19011_1_P9(配列番号50)の残基21−169、または、配列番号299に示されるアミノ酸配列に相当する、配列H19011_1_P8(配列番号48)の残基1−184、または、配列番号149に示されるアミノ酸配列に相当する、R31375_P0(配列番号70)またはR31375_P31(配列番号73)のアミノ酸残基21−36、または、配列番号150に示されるアミノ酸配列に相当する、R31375_P14(配列番号72)の残基21−65、または、配列番号151に示されるアミノ酸配列に相当する、配列R31375_P33(配列番号74)の残基21−25、または、配列番号297に示されるアミノ酸配列に相当する、配列R31375_P14(配列番号72)の残基1−63に、少なくとも95%配列同一性をもつアミノ酸残基の配列を含む、請求項110に記載のポリペプチド。
【請求項112】
AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)またはR31375_P33(配列番号74)の細胞外領域を含むポリペプチド。
【請求項113】
検出可能なまたは治療のための部位に付加された、請求項110ないし112のいずれか1項に記載のポリペプチド。
【請求項114】
請求項110ないし113のいずれか1項に記載のVSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32、FXYD3細胞外領域ポリペプチドをコードする核酸配列。
【請求項115】
請求項114に記載の少なくとも1つの核酸配列を含有する発現ベクター。
【請求項116】
VSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32、FXYD3細胞外領域ポリペプチド、またはその断片またはその抱合体をコードする核酸配列を含有する発現ベクターまたはウィルスを含む組換え細胞であって、細胞が、DNA切片によってコードされたポリペプチドを、恒常的または誘導的に発現する組換え細胞。
【請求項117】
VSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32、FXYD3細胞外領域ポリペプチド、またはその断片またはその抱合体を生産する方法であって、細胞が、DNA切片または核酸にコードされたポリペプチドを発現する条件下で、請求項116の組換え細胞を培養することおよび前記ポリペプチドを回収することからなる方法。
【請求項118】
前記ポリペプチドが、AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)またはその断片またはその変異体と対応する機能的な相方との相互作用を遮断または阻害する、単離された可溶性VSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32、FXYD3細胞外領域ポリペプチド。
【請求項119】
前記ポリペプチドが、AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)またはR31375_P33(配列番号74)またはその断片またはその変異体と対応する機能的な相方との相互作用を置換または増強する、単離された可溶性VSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32、FXYD3細胞外領域ポリペプチド。
【請求項120】
非相同配列(それぞれ、非VSIGl、非ILDRl、非AI216611、非ClORF32、非FXYD3タンパク質配列)に連結された、請求項118または119に記載の単離された可溶性VSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32、FXYD3細胞外領域ポリペプチドを含む融合タンパク質。
【請求項121】
非VSIGl、非ILDRl、非AI216611、非ClORF32、非FXYD3タンパク質が、少なくとも免疫グロブリン分子の一部である、請求項120に記載の融合タンパク質。
【請求項122】
ポリアルキルオキシド部位が、ポリペプチドに付加している請求項120または121記載の融合タンパク質。
【請求項123】
Fc断片を含む、請求項120ないし122にいずれか1項に記載の融合タンパク質。
【請求項124】
抗体Fcに融合されている、VSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32およびFXYD3 ECDから選ばれる請求項123に記載の融合タンパク質配列。
【請求項125】
配列番号103、104、105、107および108に記載の配列から選ばれる、請求項124に記載の融合タンパク質配列。
【請求項126】
Fc抗体をコードする核酸配列に融合された、VSIGl、ILDRl、LOC253012、AI216611、C1ORF32またはFXYD3 ECDをコードする核酸配列。
【請求項127】
マウスFcに融合されたVSIGl、ILDRl、LOC253012、AI216611、C1ORF32およびFXYD3 ECDの少なくとも1つをコードし、さらに、配列番号97〜102をもつ核酸配列から選ばれる核酸配列。
【請求項128】
IgGl、IgG2、IgG3、IgG4、IgM、IgE、IgAおよび IgDからなる群から選ばれた抗体アイソタイプに対応する免疫グロブリン重鎖定常領域を含む請求項120ないし124のいずれか1項に記載の融合タンパク質。
【請求項129】
VASP領域に、直接的または間接的に付加している請求項120ないし123のいずれか1項に記載の融合タンパク質。
【請求項130】
リンパ球活性を生体外または生体内で調節する、請求項120ないし124、128または129のいずれかの融合タンパク質。
【請求項131】
請求項114、126または127に記載の核酸配列を含み、さらに薬理学的に許容される希釈剤または担体を含む医薬組成物。
【請求項132】
核酸配列が、発現ベクターに含まれ、さらに薬理学的に許容される希釈剤または担体を含む請求項131に記載の医薬組成物。
【請求項133】
請求項116に記載の宿主細胞を含み、さらに薬理学的に許容される希釈剤または担体を含む医薬組成物。
【請求項134】
VSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32、FXYD3細胞外領域を少なくとも1つ含み、さらに薬理学的に許容される希釈剤または担体を含む医薬組成物。
【請求項135】
請求項134に記載のポリペプチドまたは含有融合タンパク質を少なくとも1つ含み、さらに薬理学的に許容される希釈剤または担体を含む医薬組成物。
【請求項136】
請求項135に記載の融合タンパク質を少なくとも1つ含み、さらに薬理学的に許容される希釈剤または担体を含む医薬組成物。
【請求項137】
癌を治療若しくは予防する方法であって、それを必要とする患者に、VSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32、FXYD3ポリペプチドの細胞外領域若しくはその断片若しくはその抱合体若しくは、配列番号138に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P3(配列番号11)の配列に含まれるアミノ酸残基23−234、または、配列番号139に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P4(配列番号12)の配列に含まれるアミノ酸残基23−270、または、配列番号140に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P5(配列番号13)の配列に含まれるアミノ酸残基23−296、または、配列番号141に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P7(配列番号14)の配列に含まれる23−193、または、配列番号142に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P9(配列番号15)の配列に含まれる残基23−203、または、配列番号143に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P10(配列番号16)の配列に含まれる23−231、または、配列番号302に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P5(配列番号13)の配列に含まれる26−293、または、配列番号75に示されるアミノ酸配列に相当する、配列AA424839_P3(配列番号22)またはAA424839_P5(配列番号21)のアミノ酸残基24−162、または、配列番号76に示されるアミノ酸配列に相当する、AA424839_P7(配列番号23)のアミノ酸残基24−456、または、配列番号296に示されるアミノ酸配列に相当する、AA424839_1_P11(配列番号24)のアミノ酸残基24−105、または、配列番号301に示されるアミノ酸配列に相当する、AA424839_1_P3(配列番号22)の残基50−160、または、配列番号298に示されるアミノ酸配列に相当する、配列番号146に示されるアミノ酸配列に相当する、配列AI216611_P0(配列番号43)またはAI216611_P1(配列番号44)のアミノ酸残基29−147、または、配列AI216611_P0(配列番号43)の残基1−145、または、配列番号147に示されるアミノ酸配列に相当する、配列H19011_1_P8(配列番号48)のアミノ酸残基21−186、または、配列番号148に示されるアミノ酸配列に相当する、配列H19011_1_P9(配列番号50)の残基21−169、または、配列番号299に示されるアミノ酸配列に相当する、配列H19011_1_P8(配列番号48)の残基1−184、または、配列番号149に示されるアミノ酸配列に相当する、R31375_P0(配列番号70)またはR31375_P31(配列番号73)のアミノ酸残基21−36、または、配列番号150に示されるアミノ酸配列に相当する、R31375_P14(配列番号72)の残基21−65、または配列番号151に示されるアミノ酸配列に相当する、R31375_P33(配列番号74)の残基21−25、または、配列番号297に示されるアミノ酸配列に相当する、配列R31375_P14(配列番号72)の残基1−63のアミノ酸に少なくとも95%配列同一性をもつアミノ酸残基の配列を含むポリペプチド若しくはそれコードする核酸配列、を含む医薬組成物を投与することを含む方法。
【請求項138】
癌が、急性リンパ性白血病、慢性リンパ球性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫などの血液悪性腫瘍および胸、前立腺、肺、卵巣、結腸、脾臓、腎臓、膀胱、頭頚部、子宮、睾丸、胃、頚部、肝臓、硬骨、皮膚、膵臓、脳の癌などの軟部または固形腫瘍から選ばれ、癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である、請求項137に記載の方法。
【請求項139】
癌が、肺癌、卵巣癌または結腸癌からなる群から選ばれ、肺癌、卵巣癌または結腸癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である、請求項137に記載の方法。
【請求項140】
免疫関連病態を治療若しくは予防する方法であって、それを必要とする患者に、VSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32、FXYD3ポリペプチドの細胞外領域若しくはその断片若しくはその抱合体若しくは、配列番号138に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P3(配列番号11)の配列に含まれるアミノ酸残基23−234、または、配列番号139に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P4(配列番号12)の配列に含まれるアミノ酸残基23−270、または、配列番号140に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P5(配列番号13)の配列に含まれるアミノ酸残基23−296、または、配列番号141に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P7(配列番号14)の配列に含まれるアミノ酸配列の残基23−193、または、配列番号142に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P9(配列番号15)の配列に含まれるアミノ酸残基23−203、または、配列番号143に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P10(配列番号16)の配列に含まれるアミノ酸残基23−231、または、配列番号302に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P5(配列番号13)の配列に含まれる残基26−293、または、配列番号75に示されるアミノ酸配列に相当する、配列AA424839_P3(配列番号22)またはAA424839_P5(配列番号21)のアミノ酸残基24−162、または、配列番号76に示されるアミノ酸配列に相当する、AA424839_P7(配列番号23)のアミノ酸残基24−456、または、配列番号296に示されるアミノ酸配列に相当する、AA424839_1_P11(配列番号24)のアミノ酸残基24−105、または、配列番号301に示されるアミノ酸配列に相当する、AA424839_1_P3(配列番号22)の残基50−160、または、配列番号298に示されるアミノ酸配列に相当する、配列番号146に示されるアミノ酸配列に相当する、配列AI216611_P0(配列番号43)またはAI216611_P1(配列番号44)のアミノ酸残基29−147、または、配列AI216611_P0(配列番号43)の残基1−145、または、配列番号147に示されるアミノ酸配列に相当する、配列H19011_1_P8(配列番号48)のアミノ酸残基21−186、または、配列番号148に示されるアミノ酸配列に相当する、配列H19011_1_P9(配列番号50)の残基21−169、または、配列番号299に示されるアミノ酸配列に相当する、配列H19011_1_P8(配列番号48)の残基1−184、または、配列番号149に示されるアミノ酸配列に相当する、配列R31375_P0(配列番号70)またはR31375_P31(配列番号73)のアミノ酸残基21−36、または、配列番号150に示されるアミノ酸配列に相当する、配列R31375_P14(配列番号72)の残基21−65、または配列番号151に示されるアミノ酸配列に相当する、配列R31375_P33(配列番号74)の残基21−25、または、配列番号297に示されるアミノ酸配列に相当する、配列R31375_P14(配列番号72)の残基1−63のアミノ酸に少なくとも95%配列同一性をもつアミノ酸残基の配列を含むポリペプチドをもつ可溶性分子若しくはそれコードする核酸配列を含む医薬組成物を投与することを含む方法。
【請求項141】
前記治療された免疫病態が、自己免疫疾患または移植拒絶反応を含む請求項140の方法。
【請求項142】
自己免疫疾患が、多発性硬化症、乾癬、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、クローン病、潰瘍性大腸炎、移植片移植拒絶に関連した免疫不全、良性リンパ球血管炎、紅斑性狼瘡、橋本甲状腺炎、原発性粘液水腫、グレーブス病、悪性貧血、自己免疫性萎縮性胃炎、アジソン病、インスリン依存型糖尿病、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症、天疱瘡、交感性眼炎、自己免疫ブドウ膜炎、自己免疫溶血性貧血、特発性血小板減少症、原発性胆汁性肝硬変、慢性作用肝炎、潰瘍性大腸炎(ulceratis colitis)、シェーグレン症候群、リウマチ性疾患、多発性筋炎、強皮症、混合結合組織病、炎症性リウマチ、変性リウマチ、関節外リウマチ、膠原病、慢性多発関節炎、関節症性乾癬、強直性脊椎炎、若年性関節リウマチ、肩関節周囲炎、結節性多発動脈炎、進行性全身性強皮症、尿酸塩関節炎、皮膚筋炎、筋肉リウマチ、筋炎、筋硬症および軟骨石灰化からなる群から選ばれる、請求項141の方法。
【請求項143】
免疫関連不全が、移植拒絶反応または移植片体宿主病から選ばれる、請求項140の方法。
【請求項144】
AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)から選ばれるVSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32、FXYD3ポリペプチドまたはその断片またはその変異体のいずれか1つをコードする転写産物に結合し、その発現を阻害する、siRNA、アンチセンスRNAまたはリボザイム。
【請求項145】
上述の配列の少なくとも1つに特異的に結合し、AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)から選ばれるVSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32、FXYD3ポリペプチド、若しくはその断片またはその変異体のいずれか1つによって誘発される活性を調節する、ポリクローナルまたはモノクローナル抗体。
【請求項146】
AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)に含まれるVSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32、FXYD3ポリペプチドのいずれか1つ若しくはそれに少なくとも80%同一であるその断片またはその変異体に特異的に結合する抗原結合部位を含むモノクローナルまたはポリクローナル抗体またはその抗原結合性断片。
【請求項147】
前記抗体が、AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)のひとつまたはその断片またはその変異体と相方との相互作用を遮断または阻害する、請求項145または146に記載の抗体または断片。
【請求項148】
前記抗体または断片が、AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)またはその断片またはその変異体と相方との相互作用を置換または増強する、請求項145、146、または147に記載の抗体または断片。
【請求項149】
AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、H68654_1_P2(配列番号35)、H68654_1_P5(配列番号36)、H68654_1_P7(配列番号37)、H68654_1_P12(配列番号38)、H68654_1_P13(配列番号39)、H68654_1_P14(配列番号40)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)陽性リンパ球と、少なくとも1つのリンパ球活性を調節するのに有効な量で、VSIGl−媒介、ILDRl−媒介、AI21661−媒介、ClORF32−媒介、FXYD3−媒介シグナリングを調節することができる生理活性剤を接触することを含むリンパ球活性を調節する方法。
【請求項150】
前記薬剤が、VSIGl−媒介、ILDRl−媒介、AI216611−媒介、C1ORF32−媒介、FXYD3−媒介シグナリングの拮抗剤であり、前記接触が、そのようなシグナリングに媒介されるリンパ球活性の減衰を阻害する、請求項149に記載の方法。
【請求項151】
前記接触が、リンパ球活性を増加する、請求項150に記載の方法。
【請求項152】
前記拮抗剤が、VSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32、FXYD3抗原とその相方の機能的相互作用を妨げることができる遮断剤を含む、請求項150に記載の方法。
【請求項153】
投与された拮抗剤が、VSIGl、ILDRl、LOC253012、AI216611、C1ORF32、およびFXYD3タンパク質のいずれか1つの活性を調節することによる癌の治療または予防に適している、抗体または断片である、請求項150に記載の方法。
【請求項154】
B7様共刺激系を含む、請求項153に記載の方法。
【請求項155】
投与された抗体または断片が、癌細胞に対するT細胞活性の負の刺激を阻害する、請求項150に記載の方法。
【請求項156】
癌が、急性リンパ性白血病、慢性リンパ球性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫などの血液悪性腫瘍および胸、前立腺、肺、卵巣、結腸、脾臓、腎臓、膀胱、頭頚部、子宮、睾丸、胃、頚部、肝臓、硬骨、皮膚、膵臓、脳の癌などの軟部組織または固形腫瘍からなる群から選ばれ、癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である、請求項155に記載の方法。
【請求項157】
VSIGl、ILDRl、LOC253012、AI216611、C1ORF32、およびFXYD3タンパク質のいずれかの活性を調節することによって、自己免疫疾患または移植拒絶反応などの免疫関連障害を治療または予防するのに適している抗体または断片。
【請求項158】
B7様共刺激系を調整する、請求項157の抗体または断片。
【請求項159】
多発性硬化症、乾癬、関節リウマチ、全身性紅斑性狼瘡、潰瘍性大腸炎、クローン病、移植片移植拒絶に関連した免疫不全、良性リンパ球血管炎、紅斑性狼瘡、橋本甲状腺炎、原発性粘液水腫、グレーブス病、悪性貧血、自己免疫性萎縮性胃炎、アジソン病、インスリン依存型糖尿病、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症、天疱瘡、交感性眼炎、自己免疫ブドウ膜炎、自己免疫性溶血性貧血、特発性血小板減少症、原発性胆汁性肝硬変、慢性作用肝炎、シェーグレン症候群、リウマチ性疾患、多発性筋炎、強皮症、混合結合組織病、炎症性リウマチ、変性リウマチ、非関節性リウマチ、膠原病、慢性多発関節炎、関節症性乾癬、強直性脊椎炎、若年性関節リウマチ、肩関節周囲炎、結節性多発動脈炎、進行性全身性強皮症、関節炎uratica、皮膚筋炎、筋肉リウマチ、筋炎、筋硬症および軟骨石灰化から選ばれた自己免疫疾患を治療するのに適している、請求項157に記載の抗体または断片。
【請求項160】
移植拒絶反応または移植片体宿主病を治療するのに適している請求項157の抗体または断片。
【請求項161】
配列番号138に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P3(配列番号11)の配列に含まれる23−234、または、配列番号139に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P4(配列番号12)の配列に含まれるアミノ酸残基23−270、または、配列番号140に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P5(配列番号13)の配列に含まれるアミノ酸残基23−296、または、配列番号141に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P7(配列番号14)の配列に含まれるアミノ酸残基23−193、または、配列番号142に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P9(配列番号15)の配列に含まれるアミノ酸残基23−203、または、配列番号143に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P10(配列番号16)の配列に含まれるアミノ酸残基23−231、または、配列番号302に示されるアミノ酸配列に相当する、AI581519_P5(配列番号13)の配列に含まれる残基26−293、または、配列番号75に示されるアミノ酸配列に相当する、配列AA424839_P3(配列番号22)またはAA424839_P5(配列番号21)のアミノ酸残基24−162、または、配列番号76に示されるアミノ酸配列に相当する、AA424839_P7(配列番号23)のアミノ酸残基24−456、または、配列番号296に示されるアミノ酸配列に相当する、AA424839_1_P11(配列番号24)のアミノ酸残基24−105、または、配列番号301に示されるアミノ酸配列に相当する、AA424839_1_P3(配列番号22)の残基50−160、または、配列番号298に示されるアミノ酸配列に相当する、配列番号146に示されるアミノ酸配列に相当する、配列AI216611_P0(配列番号43)またはAI216611_P1(配列番号44)のアミノ酸残基29−147、または、配列AI216611_P0(配列番号43)の残基1−145、または、配列番号147に示されるアミノ酸配列に相当する、配列H19011_1_P8(配列番号48)のアミノ酸残基21−186、または、配列番号148に示されるアミノ酸配列に相当する、配列H19011_1_P9(配列番号50)の残基21−169、または、配列番号299に示されるアミノ酸配列に相当する、配列H19011_1_P8(配列番号48)の残基1−184、または、配列番号149に示されるアミノ酸配列に相当する、配列R31375_P0(配列番号70)またはR31375_P31(配列番号73)の残基21−36、または、配列番号150に示されるアミノ酸配列に相当する、配列R31375_P14(配列番号72)の残基21−65、または配列番号151に示されるアミノ酸配列に相当する、配列R31375_P33(配列番号74)の残基21−25、または、配列番号297に示されるアミノ酸配列に相当する、配列R31375_P14(配列番号72)の残基1−63のアミノ酸、またはその変異体またはその断片またはそのエピトープに特異的に結合する抗体または断片。
【請求項162】
抗原結合部位が、約3〜7の連続したまたは非連続のアミノ酸を含有する、請求項161に記載の抗体または断片。
【請求項163】
抗原結合部位が、立体配座または線形のエピトープを含む請求項161の抗体または断片。
【請求項164】
抗体が、完全ヒト抗体である、請求項161に記載の抗体または断片。
【請求項165】
抗体が、キメラ抗体である、請求項161に記載の抗体または断片。
【請求項166】
抗体が、ヒト化または霊長類化された抗体である、請求項161に記載の抗体または断片。
【請求項167】
抗体が、Fab、Fab’、F(ab’)2、F(ab’)、F(ab)、FvまたはscFv断片および最小認識単位からなる群から選ばれる、請求項161に記載の抗体または断片。
【請求項168】
抗体が、検出可能なマーカーまたはエフェクター部位に連結されている、請求項161に記載の抗体または断片。
【請求項169】
エフェクター部位が、酵素、毒素、治療薬剤または化学療法剤である、請求項168に記載の抗体または断片。
【請求項170】
検出可能マーカーが、放射線同位体、金属キレート剤、酵素、蛍光化合物、生物発光化合物、または、化学発光化合物である請求項168に記載の抗体または断片。
【請求項171】
請求項157ないし170のいずれか1項に記載の抗体または断片を含む医薬組成物。
【請求項172】
免疫応答を誘発または増強する方法であって、それを必要とする患者に、請求項157ないし171のいずれか1項に記載の抗体または断片または含有組成物を投与することおよび前記免疫応答の誘発または増強を検出することを含む方法。
【請求項173】
患者での、抗原に対する2次免疫応答を増強する方法であって、請求項157ないし170の1項に記載の抗体または断片の少なくとも1つの有効量を投与することを含む方法。
【請求項174】
抗原が、癌抗原、ウィルス抗原または細菌抗原であり、患者が、抗癌ワクチンまたはウィルスワクチンを用いた治療を受けている請求項173の方法。
【請求項175】
請求項157ないし170の1項に記載の抗体または断片の有効量を投与することを含む、VSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32、FXYD3陽性悪性腫瘍をもつ患者を治療する方法。
【請求項176】
化学療法剤を併用投与することをさらに含む請求項175の方法。
【請求項177】
前記悪性腫瘍が、急性リンパ性白血病、慢性リンパ球性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫などの血液悪性腫瘍、および胸、前立腺、肺、卵巣、結腸、脾臓、腎臓、膀胱、頭と頚部、子宮、睾丸、胃、頚部、肝臓、硬骨、皮膚、膵臓、脳の癌などの 軟部または固形腫瘍からなる群から選ばれ、癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である、請求項175の方法。
【請求項178】
前記悪性腫瘍が、肺癌、卵巣癌、結腸癌からなる群から選ばれ、肺癌、卵巣癌または結腸癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である、請求項175の方法。
【請求項179】
生体試料中における、AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)またはその断片またはその変異体の存在を検出する検定分析であって、試料を上述のものいずれか1つの抗体と接触すること、生体試料中における、AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)またはその断片またはその変異体の結合を検出することを含む方法。
【請求項180】
AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)またはその断片またはその変異体を検出することを含む、疾患を検出、疾患を診断、疾患の進行または治療の効果または疾患の再発を観察若しくは疾患に対する療法を選択する方法。
【請求項181】
AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)およびR31375_P33(配列番号74)またはその断片またはその変異体の発現を検出することが、生体内または生体外で行われる、請求項180の方法。
【請求項182】
疾患が、肺癌、卵巣癌、または結腸癌から選ばれ、肺癌、卵巣癌または結腸癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である、請求項180の方法。
【請求項183】
疾患が、多発性硬化症、乾癬、関節リウマチ、全身性紅斑性狼瘡、クローン病、潰瘍性大腸炎、移植片移植拒絶に関連した免疫不全、良性リンパ球血管炎、紅斑性狼瘡、橋本甲状腺炎、原発性粘液水腫、グレーブス病、悪性貧血、自己免疫性萎縮性胃炎、アジソン病、インスリン依存型糖尿病、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症、天疱瘡、交感性眼炎、自己免疫ブドウ膜炎、自己免疫溶血性貧血、特発性血小板減少症、原発性胆汁性肝硬変、慢性作用肝炎、潰瘍性大腸炎(ulceratis colitis)、シェーグレン症候群、リウマチ性疾患、多発性筋炎、強皮症、混合結合組織病、炎症性リウマチ、変性リウマチ、非関節性リウマチ、膠原病、慢性多発関節炎、関節症性乾癬、強直性脊椎炎、若年性関節リウマチ、肩関節周囲炎、結節性多発動脈炎、進行性全身性強皮症、尿酸塩関節炎、皮膚筋炎、筋肉リウマチ、筋炎、筋硬症または軟骨石灰化である、請求項180の方法。
【請求項184】
患者での、AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)またはその断片またはその変異体から選ばれるポリペプチドを発現する細胞の増殖を阻害する方法であって、前記患者に上述の抗体または断片のいずれかを投与することを含む方法。
【請求項185】
AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011__l_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)、若しくはそれと少なくとも80%の配列同一性ともつその断片またはその変異体に特異的に結合する抗体または結合断片の治療有効量の投与を含む、癌を治療または予防する方法。
【請求項186】
前記悪性腫瘍が、急性リンパ性白血病、慢性リンパ球性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫などの血液悪性腫瘍および胸、前立腺、肺、卵巣、結腸、脾臓、腎臓、膀胱、頭頚部、子宮、睾丸、胃、頚部、肝臓、硬骨、皮膚、膵臓、脳の癌などの 軟部または固形腫瘍からなる群から選ばれ、癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である、請求項185の方法。
【請求項187】
疾患が、肺癌、卵巣癌、または結腸癌からなる群から選ばれ、肺癌、卵巣癌または結腸癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である、請求項185の方法。
【請求項188】
ヒト、ヒト化またはキメラ抗体または抗原結合性断片を用いる、請求項185の方法。
【請求項189】
抗体または断片が、エフェクター部位に直接的または間接的に付加される、請求項185の方法。
【請求項190】
エフェクターが、薬剤、毒素、放射性核種、フルオロフォア、および酵素から選ばれる請求項185の方法。
【請求項191】
AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_l_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)、若しくはそれに少なくとも80%の配列同一性ともつその断片またはその変異体に特異的に結合する抗体または結合断片の治療有効量の投与を含む、免疫不全疾患を治療または予防する方法。
【請求項192】
抗体が、VSIGl、ILDRl、AI216611、C1ORF32、FXYD3ポリペプチドのいずれか1つの細胞外領域に特異的な抗原結合領域をもつ、請求項191の方法。
【請求項193】
抗体または断片が、自己免疫効果を作ったT細胞活性の正の刺激を阻害する方法で、B7/共刺激系を調節する、請求項191の方法。
【請求項194】
治療が、自己免疫または移植拒絶反応病態を治療するにあたり有用である部位と組み合わされる、請求項191の方法。
【請求項195】
部位が、サイトカイン抗体、サイトカイン受容体抗体、薬剤または、他の免疫調節剤である、請求項194に記載の方法。
【請求項196】
疾患が、自己免疫疾患である、請求項191に記載の方法。
【請求項197】
前記自己免疫疾患が、多発性硬化症、乾癬、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、クローン病、潰瘍性大腸炎、移植片移植拒絶に関連した免疫不全、良性リンパ球血管炎、紅斑性狼瘡、橋本甲状腺炎、原発性粘液水腫、グレーブス病、悪性貧血、自己免疫性萎縮性胃炎、アジソン病、インスリン依存型糖尿病、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症、天疱瘡、交感性眼炎、自己免疫ブドウ膜炎、自己免疫溶血性貧血、特発性血小板減少症、原発性胆汁性肝硬変、慢性作用肝炎、潰瘍性大腸炎(ulceratis colitis)、シェーグレン症候群、リウマチ性疾患、多発性筋炎、強皮症、混合結合組織病、炎症性リウマチ、変性リウマチ、関節外リウマチ、膠原病、慢性多発関節炎、関節症性乾癬、強直性脊椎炎、若年性関節リウマチ、肩関節周囲炎、結節性多発動脈炎、進行性全身性強皮症、尿酸塩関節炎、皮膚筋炎、筋肉リウマチ、筋炎、筋硬症および軟骨石灰化からなる群から選ばれる、請求項196の方法。
【請求項198】
疾患が、移植拒絶反応、または移植片対宿主病である、請求項191に記載の方法。
【請求項199】
AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)またはその断片またはその変異体の差次的発現によって特徴付けられる腫瘍または炎症部位の生体内イメージングのための、AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)または断片またはその変異体に特異的に結合する抗体または抗原結合性断片。
【請求項200】
癌の予後や治療プロトコールを評価するにあたって有用である、請求項199に記載の抗体または断片。
【請求項201】
患者において疾患をスクリーニングする方法であって、その患者またはその患者から得られた試料において、AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)のいずれか1つに記載のアミノ酸配列に少なくとも85%相同である配列をもつポリペプチド、またはAI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)のいずれか1つの細胞外領域を含む配列をもつポリペプチドを検出することを含む方法。
【請求項202】
疾患、障害、病態の存在または重症度の検出、若しくは対象の予後、若しくは前記対象に対する治療の選択、若しくは前記対象に対する治療観察を含む、請求項201の方法。
【請求項203】
疾患が、肺癌、大腸癌および卵巣癌からなる群から選ばれた癌であり、肺癌、大腸癌および卵巣癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である請求項202の方法。
【請求項204】
疾患が、自己免疫疾患であり、多発性硬化症、乾癬、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、クローン病、潰瘍性大腸炎、移植片移植拒絶に関連した免疫不全、良性リンパ球血管炎、紅斑性狼瘡、橋本甲状腺炎、原発性粘液水腫、グレーブス病、悪性貧血、自己免疫性萎縮性胃炎、アジソン病、インスリン依存型糖尿病、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症、天疱瘡、交感性眼炎、自己免疫ブドウ膜炎、自己免疫溶血性貧血、特発性血小板減少症、原発性胆汁性肝硬変、慢性作用肝炎、ukeratis大腸炎、シェーグレン症候群、リウマチ性疾患、多発性筋炎、強皮症、混合結合組織病、炎症性リウマチ、変性リウマチ、関節外リウマチ、膠原病、慢性多発関節炎、関節症性乾癬、強直性脊椎炎、若年性関節リウマチ、肩関節周囲炎、結節性多発動脈炎、進行性全身性強皮症、関節炎uratica、皮膚筋炎、筋肉リウマチ、筋炎、筋硬症および軟骨石灰化から選ばれる、請求項201の方法。
【請求項205】
検出が免疫検定によって行われる、請求項201の方法。
【請求項206】
免疫検定が、AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)に記載のアミノ酸配列に少なくとも85%の相同性をもつ配列をもつポリペプチドまたはAI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839J_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)のいずれかの細胞外領域を含む配列をもつポリペプチドに特異的に接触する抗体を使用する、請求項205の方法。
【請求項207】
前記タンパク質を発現する癌細胞のアポプトーシスまたは溶解を誘発する、AI581519_P3(配列番号11)、AI581519_P4(配列番号12)、AI581519_P5(配列番号13)、AI581519_P7(配列番号14)、AI581519_P9(配列番号 15)、AI581519_P10(配列番号16)、AA424839_P3(配列番号22)、AA424839_P5(配列番号21)、AA424839_P7(配列番号23)、AA424839_1_P11(配列番号24)、AI216611_P0(配列番号43)、AI216611_P1(配列番号44)、H19011_1_P8(配列番号48)、H19011_1_P9(配列番号50)、R31375_P0(配列番号70)、R31375_P14(配列番号72)、R31375_P31(配列番号73)、R31375_P33(配列番号74)、または断片またはその変異体に特異的な抗体。
【請求項208】
前記アポプトーシスまたは溶解が、抗体のCDCまたはADCC活性を含む、請求項207の抗体または断片。
【請求項209】
癌細胞が、急性リンパ性白血病、慢性リンパ球性白血病、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫などの血液悪性腫瘍および胸、前立腺、肺、卵巣、結腸、脾臓、腎臓、膀胱、頭頚部、子宮、睾丸、胃、頚部、肝臓、硬骨、皮膚、膵臓、脳の癌などの軟部または固形腫瘍からなる群から選ばれる、請求項207の抗体または断片。
【請求項210】
癌細胞が、肺、卵巣、結腸癌細胞である、請求項207の抗体または断片。
【請求項211】
前記ポリペプチドまたは断片またはその変異体が、癌免疫療法のための抗癌ワクチンとして用いられる、単離された可溶性VSIGl、ILDRl、LOC253012、AI216611、C1ORF32、FXYD3細胞外領域ポリペプチド。
【請求項212】
配列番号284ないし295のいずれか1項に記載の配列に少なくとも80%の相同性(同一性)をもつアミノ酸配列を含む単離されたポリペプチドまたはその免疫原性断片。
【請求項213】
187、190、193、196、199、202、205、208、211、214、217、220、223、226、229、232、235、238、241、244、247、250、253からなる群から選ばれた核酸配列をもつアンプリコンを含む単離されたポリヌクレオチドまたはそれに相同性があるポリヌクレオチド。
【請求項214】
請求項207に記載のものに対応するアンプリコンを増幅することができる単離されたオリゴヌクレオチドの対を含むプライマー対。
【請求項215】
配列番号185〜186、188〜189、191〜192、194〜195、197〜198、200〜201、203〜204、206〜207、209〜210、212〜213、215〜216、218〜219、221〜222、224〜225、227〜228、230〜231、233〜234、236〜237、239〜240、242〜243、245〜246、248〜249および251〜252からなる群より選ばれた配列をもつ単離されたオリゴヌクレオチドの対を含むプライマー対。
【請求項216】
対象において、疾患、障害または病態に対するスクリーニングをする方法、対象または前記対象から得られた試料中に、配列番号1ないし10、17〜20、25〜34、41〜42、45〜46、51〜69、187、190、193、196、199、202、205、208、211、214、217、220、223、226、229、232、235、238、241、244、247、250および253に記載のいずれか1つに記載の核酸配列に少なくとも85%の相同性がある配列をもつポリヌクレオチドを検出することを含む方法。
【請求項217】
疾患に対するスクリーニングが、疾患、障害または病態の存在または重症度の検出、若しくは対象の予後、若しくは前記対象に対する治療の選択、若しくは治療観察を含む、請求項216の方法。
【請求項218】
疾患が、肺癌、大腸癌および卵巣癌からなる群から選ばれた癌であり、肺癌、大腸癌および卵巣癌が、非転移性、浸潤性、または転移性である請求項216の方法。
【請求項219】
疾患が、自己免疫疾患である請求項216の方法。
【請求項220】
検出が、配列番号1ないし10、17〜20、25〜34、41〜42、45〜46、51〜69、187、190、193、196、199、202、205、208、211、214、217、220、223、226、229、232、235、238、241、244、247、250、253に記載の核酸配列に少なくとも85%の相同性がある核酸配列の少なくとも一部とハイブリダイズすることができるオリゴヌクレオチド対を用いて、行われる請求項216の方法。
【請求項221】
検出が、配列番号185〜186、188〜189、191〜192、194〜195、197〜198、200〜201、203〜204、206〜207、209〜210、212〜213、215〜216、218〜219、221〜222、224〜225、227〜228、230〜231、233〜234、236〜237、239〜240、242〜243、245〜246、248〜249、251〜252のいずれか1つに記載のオリゴヌクレオチド対を用いて行われる請求項216の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図3E】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16A】
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【図16B】
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【図16C】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30A】
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【図30B】
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【図30C】
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【図30D】
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【図30E】
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【図30F】
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【図30G】
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【図30H】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35A】
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【図35B】
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【図36】
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【図37】
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【図38A】
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【図38B】
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【図39】
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【図40】
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【図41A】
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【図41B】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45A】
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【図45B】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49A】
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【図49B】
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【図49C】
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【図49D】
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【図49E】
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【図50】
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【図51】
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【図52】
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【図53】
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【図54】
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【図55】
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【図56A】
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【図56B】
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【図56C】
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【図56D】
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【図56E】
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【図56F】
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【図56G】
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【図56H】
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【図56I】
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【図56J】
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【図57A】
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【図57B】
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【図57C】
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【図57D】
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【図57E】
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【図57F】
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【図57G】
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【図57H】
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【図57I】
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【図57J】
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【図58A】
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【図58B】
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【図58C】
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【図58D】
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【図58E】
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【図58F】
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【図59A】
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【図59B】
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【図59C】
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【図59D】
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【図59E】
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【図59F】
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【図60A】
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【図60B】
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【図60C】
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【図60D】
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【図60E】
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【図60F】
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【図61】
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【図62A】
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【図62B】
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【図62C】
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【図62D】
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【図62E】
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【図63】
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【図64A】
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【図64B】
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【図65A】
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【図65B】
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【図66A】
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【図66B】
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【図67A】
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【図67B】
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【図67C】
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【図68A−1】
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【図68A−2】
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【図68A−3】
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【図68A−4】
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【図68B−1】
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【図68B−2】
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【図68C−1】
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【図68C−2】
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【図69】
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【公表番号】特表2011−505792(P2011−505792A)
【公表日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−524119(P2010−524119)
【出願日】平成20年9月3日(2008.9.3)
【国際出願番号】PCT/US2008/075122
【国際公開番号】WO2009/032845
【国際公開日】平成21年3月12日(2009.3.12)
【出願人】(506257984)コンピュゲン エルティーディー. (2)
【Fターム(参考)】