説明

ポリマー大腿骨トライアルコンポーネント

【課題】患者の大腿骨の外科的に準備された遠位端に結合するよう構成された、大腿骨トライアルコンポーネントを含む整形外科用手術器具を提供する。
【解決手段】大腿骨トライアルコンポーネント12は、外科的に準備された遠位大腿骨の後面に係合するよう構成された固定面を有する。固定面は、関節面から離れる方向に延びる複数のリブを有し、これによって、それらの間に複数のポケットを画定する。それぞれのリブは外側表面を有し、そのリブの外側表面が、概ね上位/下位方向に延び、かつ患者の大腿骨の外科的に準備された遠位端に合致するよう構成されている後方固定表面を画定する。また、関節面から離れる方向に後方固定表面から延びている複数の歯を含む。複数の歯のそれぞれの歯は、内側/外側方向に延びている歯の長手方向軸を画定するとがった先端部を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2011年6月30日に出願され、参照により本明細書に援用される、米国特許出願第61/503,247号に対する優先権を米国特許法35 U.S.C.§ 119の下に主張するものである。
【0002】
本開示は、一般的には整形外科用手術器具に関し、より具体的には患者の大腿骨で使用される手術器具に関する。
【背景技術】
【0003】
関節形成術は、疾患のある及び/又は損傷した天然関節を人工関節で置き換える周知の外科手術である。通常の人工膝関節は、脛骨トレー、大腿骨コンポーネント、及び脛骨トレーと大腿骨コンポーネントとの間に配置されるポリマーインサート又はベアリングを含む。大腿骨コンポーネントは、患者の大腿骨の外科的に準備された遠位端に取付けられるよう設計されている。脛骨トレーは、患者の脛骨の外科的に準備された近位端に取付けられるよう設計されている。
【0004】
天然関節を膝人工器官で置き換えることを容易にするために、整形外科医は、例えば人工器官トライアルコンポーネント、切断ブロック、ドリル案内、ミリング案内、及び他の手術器具等の様々な整形外科用手術器具を使用する。例えば大腿骨トライアルコンポーネント及び脛骨ベアリングトライアルコンポーネントなどのような人工器官トライアルコンポーネントは、患者の天然関節を置き換える膝人工器官のコンポーネントをサイズ合わせ及び選定するために使用される。膝人工器官のコンポーネントをサイズ合わせ及び選定するためにトライアルコンポーネントを使用する手順は、しばしばトライアルレダクションと呼ばれる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様によると、整形外科用手術器具は、患者の大腿骨の外科的に準備された遠位端に結合するよう構成されたポリマーの大腿骨トライアルコンポーネントを含む。大腿骨トライアルコンポーネントは、後方大腿骨顆表面を有する関節面と、この関節面と反対側にある固定面とを含む。固定面は、関節面から離れる方向に延びる複数のリブを有し、これによって、それらの間に複数のポケットを画定する。それぞれのリブは外側表面を有し、そのリブの外側表面が、概ね上位/下位方向に延び、かつ患者の大腿骨の外科的に準備された遠位端に合致するよう構成されている後方固定表面を画定する。大腿骨トライアルコンポーネントはまた、関節面から離れる方向に後方固定表面から延びている複数の歯を含む。複数の歯のそれぞれの歯は、内側/外側方向に延びている歯の長手方向軸を画定するとがった先端部を有する。
【0006】
いくつかの実施形態では、複数の歯のそれぞれの歯は、三角形の断面を有してよい。いくつかの実施形態では、複数の歯は、少なくとも4本の歯を含んでよい。
【0007】
更に、いくつかの実施形態では、ポリマーの大腿骨トライアルコンポーネントは、成形された一体化コンポーネントとして形成され得る。いくつかの実施形態では、複数のリブのいくつかの外側表面は、概ね前方/後方方向に延びている遠位固定表面と、後方固定表面に向かって、遠位固定表面から上位及び後方方向に延びている後方面取り固定表面とを更に画定する。
【0008】
いくつかの実施形態では、第2の複数のポケットが、複数のリブの間の遠位固定表面と後方面取り固定表面とのそれぞれで画定されてもよい。いくつかの実施形態では、大腿骨トライアルコンポーネントは、遠位固定表面内で画定された開口を有してもよく、その開口は、固定面から関節面に向かって延びてもよい。
【0009】
更に、いくつかの実施形態において、大腿骨トライアルコンポーネントは、関節面及び関節面と反対側の固定面を含む外側後方顆と、内側後方顆と、を更に含んでよい。内側後方顆は、第2後方大腿骨顆表面を含む第2関節面と、第2関節面と反対側にある第2固定面とを含んでよい。第2固定面は、第2関節面から離れる方向に延びる第2の複数のリブを有し得、これによって、それらの間に第2の複数のポケットを画定する。それぞれのリブは外側表面を有し得、かつ該リブの外側表面は、概ね上位/下位方向に延び、かつ患者の大腿骨の外科的に準備された遠位端に合致するよう構成されている第2後方固定表面を画定し得る。内側後方顆はまた、第2関節面から離れる方向に、後方固定表面から延びている第2の複数の歯を含んでもよい。
【0010】
いくつかの実施形態では、大腿骨トライアルコンポーネントは、内側面と外側面とを更に有し得る。内側面は、その中で画定された、固定面から関節面に向かって延びている少なくとも1つのノッチを有し得、かつ外側面は、その中で画定された、固定面から関節面に向かって延びている少なくとも1つのノッチを有し得る。
【0011】
いくつかの実施形態では、内側面は2つのノッチを含み得、かつ外側面は2つのノッチを含み得る。
【0012】
別の態様によると、整形外科用手術器具は、患者の大腿骨の外科的に準備された遠位端に結合するよう構成されたポリマーの大腿骨トライアルコンポーネントを含む。大腿骨トライアルコンポーネントは、後方大腿骨顆表面を有する関節面と、この関節面と反対側にある固定面とを含む。固定面は、概ね上位/下位方向に延び、かつ患者の大腿骨の外科的に準備された遠位端に合致するよう構成されている平面後方固定表面を有する。複数の歯が、関節面から離れる方向に、平面後方固定表面から延びている。それぞれの歯は、内側/外側方向に延びている歯の長手方向軸を画定するとがった先端部を有する。
【0013】
いくつかの実施形態では、複数のポケットが、複数の歯の間の平面後方固定表面内で画定され得る。
【0014】
別の態様によると、整形外科用手術器具は、患者の大腿骨の外科的に準備された遠位端に結合するよう構成されたポリマーの大腿骨トライアルコンポーネントを含む。大腿骨トライアルコンポーネントは、内側面と、外側面と、後方大腿骨顆表面を含む関節面と、関節面と反対側の固定面とを含む。固定面は、外科的に準備された遠位大腿骨の後面に係合するよう構成されている。ポリマーの大腿骨トライアルコンポーネントはまた、内側面内で画定される、固定面から関節面に向かって延びている第1ノッチと、外側面内で画定される、固定面から関節面に向かって延びている第2ノッチとを含む。
【0015】
いくつかの実施形態では、固定面は、複数のリブを含んでよい。それぞれのリブは外側表面を有し、その外側表面は、患者の大腿骨の外科的に準備された遠位端に合致するよう構成された、概ね上位/下位方向に延びている後方固定表面を画定し得る。複数の歯が、関節面から離れる方向に、後方固定表面から延びてもよい。いくつかの実施形態において、複数の歯は、少なくとも4本の歯を含んでよい。
【0016】
更に、いくつかの実施形態において、複数の歯のそれぞれの歯は、内側/外側方向に延びている歯の長手方向軸を画定するとがった先端部を有し得る。いくつかの実施形態では、大腿骨トライアルコンポーネントは、成形された一体化コンポーネントとして形成されてもよい。いくつかの実施形態では、複数の歯のそれぞれの歯は、三角形の断面を有してよい。
【図面の簡単な説明】
【0017】
発明を実施するための形態は、特に以下の図面を参照する。
【図1】整形外科用手術器具組み立て品の斜視図。
【図2】図1の整形外科用手術器具組み立て品の分解斜視図。
【図3】図1の整形外科用手術器具組み立品の大腿骨トライアルコンポーネントの斜視図。
【図4】図1〜3の大腿骨トライアルコンポーネントのサジタル断面図。
【図5】図1〜4の大腿骨トライアルコンポーネントの底面図。
【図6】患者の大腿骨の外科的に準備された遠位端上に配置された図1〜5の大腿骨トライアルコンポーネントの斜視図。
【図7】患者の大腿骨の外科的に準備された遠位端上の図1〜6の大腿骨トライアルコンポーネントのサジタル断面図。
【図8】患者が膝を伸ばした状態での、患者の大腿骨の外科的に準備された端部及び脛骨に配置された図1の整形外科用手術器具組み立て品の斜視図。
【図9】患者が膝を曲げた状態での、図8の整形外科用手術器具組み立て品の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本開示の概念には様々な改変及び代替的形態が考えられるが、その特定の代表的な実施形態を図面に例として示し、ここに詳しく述べる。ただし、本開示の概念を開示される特定の形態に限定することを何ら意図するものではなく、その逆に、添付の「特許請求の範囲」において定義される発明の趣旨及び範囲に包含されるすべての改変物、均等物及び代替物を網羅することを意図するものである点を理解すべきである。
【0019】
解剖学的参照を表す前方、後方、内側、外側、上位、下位等の用語は、本明細書全体において、本明細書に記載する整形外科用インプラント及び手術器具、並びに患者の天然の解剖学的形態に関して使用され得る。これらの用語は、解剖学的形態の研究及び整形外科の分野の両方にて十分理解される意味を有する。明細書及び特許請求の範囲におけるこれらの解剖学的参照用語の使用は、特に言及しない限り、それらの十分理解される意味と一致することが意図される。
【0020】
図1〜4を参照すると、整形外科用手術器具組み立て品10が示されている。整形外科用手術器具組み立て品10は、大腿骨トライアル14と、脛骨ベーストライアル16と、脛骨ベアリングトライアル18とを含む、いくつかのトライアルコンポーネント12を有する。大腿骨トライアル14が、患者の遠位大腿骨20(図6参照)の外科的に準備された端部に固定されるように構成されている一方で、脛骨ベーストライアル16は、患者の近位脛骨22(図8参照)の外科的に準備された端部に固定されるように構成されている。
【0021】
図2に示されるように、脛骨ベーストライアル16は、ベースインサート34を受容する寸法になるよう画定された開口32を有するプレート30を含む。ベースインサート34は本体36を含み、これは本体36の下部表面40から離れて延びているいくつかの固定ピン38を有する。ベースインサート34はまた、本体36の上部表面44から離れて延びているポスト42を含む。他の実施形態において、固定ピン38がベースインサート34から省略され得、又は追加の固定ピン38が加えられ得ることを理解されたい。
【0022】
脛骨ベアリングトライアル18は、典型的な膝人工器官の人工器官脛骨ベアリングコンポーネントを選定する際に外科医を補助するよう構成されている。脛骨ベアリングトライアル18は、ベアリング表面トライアル46とシム48とを含む複数部片組み立て品である。ベースインサート34のポスト42は、シム48内で画定された開口50と、ベアリング表面トライアル46の下部表面内で画定された開口(図示せず)に受容される。ベアリング表面トライアル46は、外側関節表面52と、下部表面と反対側に配置された内側関節表面54とを含む。例示的実施形態では、ベアリング表面トライアル46は、固定されたベアリングトライアルとして具現化されており、脛骨ベーストライアル16に対して固定されている(すなわち、前方/後方方向又は内側/外側方向に実質的に回転又は移動しないよう構成されている)。他の実施形態では、ベアリング表面トライアル46は、脛骨ベーストラヤル16に対して回転するよう構成されている可動式ベアリングトライアルであってもよい。例示的実施形態で示されるように、脛骨ベアリングトライアル18は、複数部片組み立て品であるが、他の実施形態では脛骨ベアリングトライアル18は単一のモノリシックのコンポーネントであり得ることを理解されたい。脛骨ベアリングトライアル18の一例が、参照により本明細書に援用されているThomas E.Wogomanらによる(代理人ドケット番号第265280−210420号、第DEP6286USPSP号)「TRIALING SYSTEM FOR A KNEE PROSTHESIS AND METHOD OF USE」と題された、同時係属中の米国特許出願公開第61/503,300号に提示かつ記載されている。
【0023】
整形外科用手術器具組み立て品10の大腿骨トライアル14は、大腿骨人工器官コンポーネントの選定の際に外科医を補助するよう構成されており、患者の天然の大腿骨顆の形状をエミュレートする。このように、大腿骨トライアル14は、外側顆表面56と内側顆表面58とを含み、天然大腿骨顆を近似する様式で形成されてもよい(すなわち曲げられて)。外側顆表面56及び内側顆表面58は互いに離間していることにより、その間に顆間ノッチ60が画定される。脛骨ベアリングトライアル18の関節表面52、54は、大腿骨トライアル14の外側顆表面56及び内側顆表面58のそれぞれで回転するよう構成されている。
【0024】
図3において示されるように、外側顆表面56及び内側顆表面58は両方とも大腿骨トライアル14の関節面62に形成されている。固定面64は、患者の外科的に準備された遠位大腿骨と接触する大腿骨トライアル14の面であり、関節面62と反対側である。固定面64は、関節面62から離れる方向に延びる複数のリブ66を含む。それぞれのリブ66は外側表面68を含み、リブ66の外側表面68は、固定面64の複数の表面を画定するよう協力する。「固定表面」として以下で特定されるそれら表面は、以下により詳細に説明されるように、患者の大腿骨中に外科的に切断された平面表面と適合又は合致する。
【0025】
大腿骨トライアル14は、単一の一体式又はモノリシックのコンポーネントとして例示的に示されているが、トライアル14は、いくつかの「領域」又は「構造」によって本明細書で特性化されている。例えば、大腿骨トライアル14の前方構造は、本明細書では前方フランジ70と呼ばれる。前方から後方に向かって大腿骨トライアル14に沿って移動することで、前方フランジ70が前方面取り領域72へと推移し、これが遠位顆領域74へと推移する。遠位顆領域74は、後方面取り領域76へと推移する。一対の大腿骨顆78が、大腿骨トライアル14の後方構造を形成する。大腿骨トライアル14が患者の切除された大腿骨20の遠位端に取付けられる場合、どちらの膝が置き換えられるかに従って、大腿骨顆78の一方が内側に配置され、他方が外側に配置される。
【0026】
それぞれの後方大腿骨顆78のリブ66の外側表面68が、後方固定表面82の一方が外側固定表面にあり、かつ他方が内側固定表面にあることで、固定面64上の平面後方固定表面82を画定する。それぞれの後方固定表面82が、関節接合側60上の後方顆表面84と反対側に配置される。図4に示されるように、後方固定表面82と後方顆表面84とが、概ね上位/下位方向に延びている。
【0027】
遠位顆領域74のリブ66の外側表面68が、一対の平面遠位固定表面86を画定する(一方が内側に配置され、他方が外側に配置されて)。遠位固定表面86のそれぞれが、遠位顆表面88の反対側にある。図3に示されるように、遠位固定表面86が、概ね前方/後方方向に延びている。
【0028】
遠位顆領域74はまた、一対の開口又は貫通穴90を含み、その一方が外側に配置され、他方が内側に配置されている。それぞれの貫通穴90は、1つの遠位固定表面86内で画定された開口部92から、対応する遠位顆表面88内で画定された開口部94に向かって延びている。それぞれの貫通穴90は、以下により詳細に記載されているように、手術用ドリルを受容する寸法にされている。
【0029】
大腿骨トライアル14の後方面取り領域76は、一方が内側に配置され、他方が外側に配置されることで、リブ66の外側表面68によって画定された一対の平面後方面取り固定表面96を含む。外側及び内側の後方面取り固定表面96は、それらの対応の後方固定表面82に向かって、それらの対応の外側及び内側の遠位固定表面86から上位及び後方方向に延びる。後方面取り固定表面96のそれぞれは、後方面取り顆表面98と反対側に配置されている。
【0030】
同様に、前方面取り領域72は、一対の平面前方面取り固定表面100を含む。それぞれの前方面取り固定表面100は、前方面取り顆表面102と反対側に配置されている。前方面取り固定表面100は、前方フランジ70の平面前方固定表面104に向かって、それらの対応の外側及び内側の遠位固定表面86から離れて上位及び前方方向に延びる。前方固定表面104は、前方顆表面106とは反対側であり、後方固定表面82のように、概ね上位/下位方向に延びる。
【0031】
複数のリブ66は、それぞれの固定表面82、86、96、100及び104で、複数のポケット108を画定する。例示的実施形態において、ポケット108は、いずれのポケットも互いに流体連通しないように離隔されている。他の実施形態において、単一の連続するポケットが大腿骨トライアル14の固定面72内に形成されるように、2つ又はそれより多くのポケットが互いに連通し得ることを理解されたい。他の実施形態において、ポケット108が1つ又はそれより多くの固定表面から省略され得ることが理解されるであろう。
【0032】
整形外科用手術器具組み立て品10の大腿骨トライアル14は、関節面62から離れる方向に、後方固定表面82のそれぞれから延びる複数の歯110を含む。歯110は、大腿骨トライアル14が結合される場合に、患者の大腿骨20の外科的に準備された遠位端に係合するか又はそれを把持するよう構成される。例示的歯110は、内側/外側方向に、互いに対して平行に延びる。他の実施形態において、歯110が互いに対して角度をつけられてもよく、又は後方固定表面82に対して種々のパターンで配置されてもよいことを理解されたい。更には、1つ又はそれより多くの歯110が、図3〜4で示されるような内側/外側方向に延びていることに加えて、又はその代わりに、後方固定表面82に沿って下位/上位方向に延びてもよい。他の実施形態において、1つ又はそれより多くの歯が、大腿骨トライアル14の固定面64の他の表面82、86、96、100、及び104のいずれかで形成され得ることを理解されたい。
【0033】
図4に示されるように、サジタル平面で表示される場合、それぞれの歯110は、三角形の断面を有する。他の実施形態において、歯110は、正方形断面、長方形断面、ドーム形状の断面、又は患者の大腿骨20の外科的に準備された遠位端に係合するのに適した任意の他の断面を有し得ることを理解されたい。更に、例示的実施形態では、歯110が同一の断面を有しているが、他の実施形態では、それぞれの歯110が固有の断面を有してもよいことを理解されたい。
【0034】
それぞれの歯110は、1つ又はそれより多くのポケット108間で後方固定表面82に固定されたベース114を含む本体112を有する。本体112は、後方固定表面82から先端部116に向かって外方向に延びる。先端部116は、内側/外側方向に延びているそれぞれの歯110の長手方向軸122を画定する。各本体112の先端部116は、それぞれの歯110が高さ120を有するように、後方固定表面82から離間している。例示的実施形態では、高さ120は、約0.38ミリメートルである。しかしながら、他の実施形態において、高さ120は、例示的実施形態で示された高さより高くてもよい。更には、例示的実施形態では、それぞれの歯110が同一の高さ120を有するが、他の実施形態において、それぞれの歯110の高さ120は様々であり得ることを理解されたい。
【0035】
大腿骨トライアル14はまた、どちらの膝が置き換えられるかに従って、一方の側壁が内側に配置され他方が外側に配置されている、関節面62と固定面64との間に延びる一対の側壁124、126を含む。図5に示されるように、それぞれの側壁124、126は、その中で画定された一対のノッチ128、130を有する。ノッチ128は、遠位顆領域74の関節面62と固定面64との間に延びて、遠位固定表面86を遠位顆表面88に接続するベース表面132を有する。同様に、ノッチ130は遠位顆領域74及び前方面取り領域72の関節面62と固定面64との間に延びる。ノッチ130は、遠位固定表面86を遠位顆表面88に接続するベース表面134と、前方面取り固定表面100と前方面取り顆表面102とを接続するベース表面136とを含む。例示的実施形態では、ノッチ128、130は、ベース表面132、134、136に向かって、それぞれ側壁124、126から約1.75ミリメートル内方向に延びる。
【0036】
側壁124、126は、標準的大腿骨人工器官コンポーネントの寸法に相当する大腿骨トライアル14の外部エッジ138を画定する。ノッチ128、130のベース表面132、134、136は、標準的ではあるがより狭い大腿骨人工器官コンポーネントの寸法に相当する大腿骨トライアル14の別のエッジ140を画定する。このようにして、単一の大腿骨トライアル14が、複数の大腿骨人工器官コンポーネントの寸法にサイズ合わせするように使用され得る。他の実施形態において、1つ又はそれより多くのノッチ128、130が、大腿骨トライアル14から省略され得ることを理解されたい。他の実施形態において、側壁124、126に沿ったノッチ128、130の位置が、例えば、ノッチ130が遠位顆領域74内の全体で形成されるように、様々であり得ることもまた理解されたい。
【0037】
大腿骨トライアル14は、高分子材料から構成されている。例示的実施形態では、高分子材料は50パーセントガラス強化ナイロンである。使用され得る別の高分子材料としては、30パーセントガラス充填ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)又は超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)などのようなポリエチレンであるが、他の生体適合性ポリマーが使用されてもよい。脛骨ベアリングトライアル18は、脛骨ベアリングトライアル18と大腿骨トライアル14との間の円滑な関節接合を可能にするような、例えば上記の任意の高分子材料のような材料から構成され得る。脛骨ベーストライアル16及びベースインサート34は、コバルトクロム合金などのような生体適合性金属から構成され得、セラミックスなどのような他の材料もまた使用され得る。
【0038】
図6〜9を参照すると、整形外科用手術器具組み立て品10が、患者の骨の解剖学的構造を伴う使用で示されている。図6に示されるように、患者の大腿骨20の外科的に準備された遠位端200は、切除された内側顆202と切除された外側顆204とを含む。使用において、外科医が、大腿骨トライアル14を患者の大腿骨20の遠位端200の上に配置させる。インパクター組み立て品206が、大腿骨トライアル14に遠位端200に向かって衝撃を加えるように使用されてもよい。
【0039】
これを実行するために、インパクター組み立て品206の係合端部208が、大腿骨トライアル14の関節面62と接触して配置されて、大腿骨トライアル14の固定面64が切除された内側顆202及び切除された外側顆204に接触するまで、インパクター組み立て品206に力が加えられる。大腿骨トライアル14が患者の大腿骨20の遠位端200上に適切に配置されたら、外科医はインパクター組み立て品206を取り外してよい。他の実施形態において、インパクター組み立て品206を使用せずに、外科医が手で患者の大腿骨20の遠位端200に大腿骨トライアル14を配置し得ることを理解されたい。
【0040】
大腿骨トライアル14が患者の大腿骨20の遠位端200に配置される場合、側壁124、126は、標準的大腿骨人工器官コンポーネントの外側エッジが、切除された内側顆202及び切除された外側顆204上のどこに位置するかを示す。逆に、大腿骨トライアル14内のノッチ128、130のベース表面132、134、136は、狭い大腿骨人工器官コンポーネントの外側エッジがどこに位置するかを示す。側壁124、126が、患者の大腿骨20の遠位端200の切除された内側顆202及び切除された外側顆204を超えて延びる場合は、外科医は移植のための狭い大腿骨人工器官コンポーネントを選定し得る。
【0041】
患者の大腿骨20の切除された内側顆202及び切除された外側顆204は、いくつかの切除された表面210を含む。図7に示されるように、それぞれの顆202、204の切除された表面210は、後方平面表面212と、遠位平面表面214と、前方平面表面216とを含む。切除された表面210はまた、後方平面表面212に向かって、遠位平面表面214から上位及び後方方向に延びる後方面取り平面表面218と、前方平面表面216に向かって、遠位平面表面214から上位及び前方方向に延びる前方面取り平面表面220とを含む。
【0042】
大腿骨トライアル14が、患者の大腿骨20の遠位端200上に配置される場合、大腿骨トライアル14の前方固定表面104が、患者の大腿骨20の前方平面表面216に接触し、大腿骨トライアル14の遠位固定表面86が患者の大腿骨20の遠位平面表面214に接触する。同様に、大腿骨トライアル14の後方面取り固定表面96が、患者の大腿骨20の後方面取り平面表面218に接触する。大腿骨トライアル14の前方面取り固定表面98が、患者の大腿骨20の前方面取り平面表面220に接触する。
【0043】
更に、大腿骨トライアル14が患者の大腿骨遠位端に配置される場合、大腿骨トライアル14の後方固定表面82が、患者の大腿骨20の後方平面表面212を把持する。図7に示されるように、外側後方固定表面82の1つ又はそれより多くの歯110が、切除された外側顆204の後方平面表面212に係合するか、又はそれを把持する。後方平面表面212との歯110の係合は、大腿骨トライアル14を患者の大腿骨20の遠位端200にしっかりと固定させる。
【0044】
大腿骨トライアル14を患者の大腿骨20の遠位端200上に配置することに加えて、外科医はまた、患者の脛骨22の外科的に準備された近位端230に脛骨ベーストライアル16を配置してもよい。図8に示されるように、一旦手術器具組み立て品10が完全に取付けられると、脛骨ベーストライアル16が、患者の脛骨22の外科的に準備された近位端230にしっかりと固定される。ベアリング表面トライアル46とシム48とを含む脛骨ベアリングトライアル18が、ベースインサート34のポスト42の上に配置される。大腿骨トライアル14の外側顆表面56が脛骨ベアリングトライアル18の外側関節表面52と接触し、一方、内側顆表面58が内側関節表面54と接触する。次いで、外科医が手術器具組み立て品10での膝の動作及び安定度の範囲を評価し得る。
【0045】
動作の範囲が評価されるときに、膝を伸展(図8参照)から屈曲(図9)へ移動させるために、大腿骨トライアル14上の荷重が後方に移動される。荷重が後方に移動するにつれて、大腿骨トライアル14の後方顆表面84に垂直な力が増加し、これによって大腿骨トライアル14の後方固定表面82の歯110が、患者の大腿骨20の外科的に準備された遠位端200の後方平面表面212への更なる係合又は把持をもたらす。大腿骨トライアル14の1つ又はそれより多くの歯110の、患者の大腿骨20の遠位端200との係合が、患者の大腿骨20上に大腿骨トライアル14を保持させる。他の実施形態において、更なる固定をもたらすために、ねじ又は他の締結具が、貫通穴90を通って大腿骨20に挿入され得ることを理解されたい。
【0046】
以上、図面及び上記の説明文において本開示内容を詳細に図示、説明したが、こうした図示、説明はその性質上、例示的なものとみなすべきであって、限定的なものとみなすべきではなく、あくまで例示的実施形態を示し、説明したにすぎないのであって、本開示の趣旨の範囲に含まれる変更及び改変はすべて保護されることが望ましい点が理解されよう。
【0047】
本開示には、ここに述べた方法、装置、及びシステムの様々な特徴に基づく多くの利点がある。本開示の方法、装置、及びシステムの代替的実施形態は、ここで述べた特徴のすべてを含むわけではないが、こうした特徴の利点の少なくとも一部から利益を享受するものであることに留意されよう。当業者であれば、本発明の1つ以上の特徴を取り入れた、「特許請求の範囲」において定義される本開示の趣旨及び範囲に包含される方法、装置、及びシステムを独自に実施することが容易に可能であろう。
【0048】
〔実施の態様〕
(1) 整形外科用手術器具であって、
患者の大腿骨の外科的に準備された遠位端に結合するよう構成されたポリマーの大腿骨トライアルコンポーネントを含み、該大腿骨トライアルコンポーネントが、
(i)後方大腿骨顆表面を含む関節面と、
(ii)該関節面と反対側にある固定面であって、前記関節面から離れる方向に延びる複数のリブを含み、これによって、それらの間に複数のポケットが画定され、それぞれのリブが外側表面を有し、かつ該リブの外側表面が、概ね上位/下位方向に延び、かつ前記患者の大腿骨の前記外科的に準備された遠位端に合致するよう構成されている後方固定表面を画定する、固定面と、
(iii)前記関節面から離れる方向に、前記後方固定表面から延びている複数の歯であって、該複数の歯のそれぞれの歯が、内側/外側方向に延びている前記歯の長手方向軸を画定するとがった先端部を有している、複数の歯と、を含む、整形外科用手術器具。
(2) 前記複数の歯のそれぞれの歯が三角形の断面を有する、実施態様1に記載の整形外科用手術器具。
(3) 前記複数の歯が、少なくとも4本の歯を含む、実施態様1に記載の整形外科用手術器具。
(4) 前記ポリマーの大腿骨トライアルコンポーネントが、成形された一体化コンポーネントとして形成される、実施態様1に記載の整形外科用手術器具。
(5) 前記複数のリブのいくつかの前記外側表面が、(i)概ね前方/後方方向に延びている遠位固定表面と、(ii)前記後方固定表面に向かって、前記遠位固定表面から上位及び後方方向に延びている後方面取り固定表面と、を更に画定する、実施態様1に記載の整形外科用手術器具。
(6) 第2の複数のポケットが、前記複数のリブの間の前記遠位固定表面と前記後方面取り固定表面とのそれぞれで画定される、実施態様5に記載の整形外科用手術器具。
(7) 前記大腿骨トライアルコンポーネントが、前記遠位固定表面内で画定された開口を有し、該開口が、前記固定面から前記関節面に向けて延びている、実施態様5に記載の整形外科用手術器具。
(8) 前記大腿骨トライアルコンポーネントが、
前記関節面及び該関節面と反対側の前記固定面を含む外側後方顆と、
内側後方顆と、を更に含み、該内側後方顆が、
(i)第2後方大腿骨顆表面を含む第2関節面と、
(ii)該第2関節面と反対側にある第2固定面であって、前記第2関節面から離れる方向に延びる第2の複数のリブを含み、これによって、それらの間に第2の複数のポケットが画定され、それぞれのリブが外側表面を有し、かつ該リブの外側表面が、概ね上位/下位方向に延び、かつ前記患者の大腿骨の前記外科的に準備された遠位端に合致するよう構成されている第2後方固定表面を画定する、第2固定面と、
(iii)前記第2関節面から離れる方向に、前記後方固定表面から延びている第2の複数の歯と、を含む、実施態様1に記載の整形外科用手術器具。
(9) 前記大腿骨トライアルコンポーネントが、内側面と外側面とを更に有し、前記内側面が、その中で画定された、前記固定面から前記関節面に向かって延びている少なくとも1つのノッチを有し、かつ前記外側面が、その中で画定された、前記固定面から前記関節面に向かって延びている少なくとも1つのノッチを有する、実施態様1に記載の整形外科用手術器具。
(10) 前記内側面が、2つのノッチを含み、かつ前記外側面が2つのノッチを含む、実施態様9に記載の整形外科用手術器具。
【0049】
(11) 整形外科用手術器具であって、
患者の大腿骨の外科的に準備された遠位端に結合するよう構成されたポリマーの大腿骨トライアルコンポーネントを含み、該大腿骨トライアルコンポーネントが、
(i)後方大腿骨顆表面を含む関節面と、
(ii)前記関節面と反対側にある固定面であって、概ね上位/下位方向に延び、かつ前記患者の大腿骨の前記外科的に準備された遠位端に合致するよう構成されている平面後方固定表面を含む、固定面と、
(iii)前記関節面から離れる方向に、前記平面後方固定表面から延びている複数の歯であって、それぞれの歯が、内側/外側方向に延びている前記歯の長手方向軸を画定するとがった先端部を有している、複数の歯と、を含む、整形外科用手術器具。
(12) 前記大腿骨トライアルコンポーネントが、内側面と外側面とを更に有し、前記内側面が、その中で画定された、前記固定面から前記関節面に向かって延びている少なくとも1つのノッチを有し、かつ前記外側面が、その中で画定された、前記固定面から前記関節面に向かって延びている少なくとも1つのノッチを有する、実施態様11に記載の整形外科用手術器具。
(13) 前記内側面が、2つのノッチを含み、かつ前記外側面が2つのノッチを含む、実施態様12に記載の整形外科用手術器具。
(14) 複数のポケットが、前記複数の歯の間の前記平面後方固定表面内で画定されている、実施態様13に記載の整形外科用手術器具。
(15) 整形外科用手術器具であって、
患者の大腿骨の外科的に準備された遠位端に結合するよう構成されたポリマーの大腿骨トライアルコンポーネントを含み、該大腿骨トライアルコンポーネントが、(i)内側面と、(ii)外側面と、(iii)後方大腿骨顆表面を含む関節面と、(iv)該関節面と反対側の固定面であって、前記外科的に準備された遠位大腿骨の後面に係合するよう構成されている、固定面と、を含み、
(i)前記固定面から前記関節面に向かって延びている第1ノッチが、前記内側面内で画定され、かつ(ii)前記固定面から前記関節面に向かって延びている第2ノッチが前記外側面内で画定されている、整形外科用手術器具。
(16) (i)前記固定面が複数のリブを含み、それぞれのリブが外側表面を有し、該外側表面が、前記患者の大腿骨の前記外科的に準備された遠位端に合致するよう構成された、概ね上位/下位方向に延びている後方固定表面を画定し、(ii)複数の歯が、前記関節面から離れる方向に、前記後方固定表面から延びる、実施態様15に記載の整形外科用手術器具。
(17) 前記複数の歯が少なくとも4本の歯を含む、実施態様16に記載の整形外科用手術器具。
(18) 前記複数の歯のそれぞれの歯が、内側/外側方向に延びている前記歯の長手方向軸を画定するとがった先端部を有する、実施態様16に記載の整形外科用手術器具。
(19) 前記大腿骨トライアルコンポーネントが、成形された一体化コンポーネントとして形成される、実施態様15に記載の整形外科用手術器具。
(20) 前記複数の歯のそれぞれの歯が、三角形の断面を有する、実施態様16に記載の整形外科用手術器具。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
整形外科用手術器具であって、
患者の大腿骨の外科的に準備された遠位端に結合するよう構成されたポリマーの大腿骨トライアルコンポーネントを含み、該大腿骨トライアルコンポーネントが、
(i)後方大腿骨顆表面を含む関節面と、
(ii)該関節面と反対側にある固定面であって、前記関節面から離れる方向に延びる複数のリブを含み、これによって、それらの間に複数のポケットが画定され、それぞれのリブが外側表面を有し、かつ該リブの外側表面が、概ね上位/下位方向に延び、かつ前記患者の大腿骨の前記外科的に準備された遠位端に合致するよう構成されている後方固定表面を画定する、固定面と、
(iii)前記関節面から離れる方向に、前記後方固定表面から延びている複数の歯であって、該複数の歯のそれぞれの歯が、内側/外側方向に延びている前記歯の長手方向軸を画定するとがった先端部を有している、複数の歯と、を含む、整形外科用手術器具。
【請求項2】
前記複数の歯のそれぞれの歯が三角形の断面を有する、請求項1に記載の整形外科用手術器具。
【請求項3】
前記複数の歯が、少なくとも4本の歯を含む、請求項1に記載の整形外科用手術器具。
【請求項4】
前記ポリマーの大腿骨トライアルコンポーネントが、成形された一体化コンポーネントとして形成される、請求項1に記載の整形外科用手術器具。
【請求項5】
前記複数のリブのいくつかの前記外側表面が、(i)概ね前方/後方方向に延びている遠位固定表面と、(ii)前記後方固定表面に向かって、前記遠位固定表面から上位及び後方方向に延びている後方面取り固定表面と、を更に画定する、請求項1に記載の整形外科用手術器具。
【請求項6】
第2の複数のポケットが、前記複数のリブの間の前記遠位固定表面と前記後方面取り固定表面とのそれぞれで画定される、請求項5に記載の整形外科用手術器具。
【請求項7】
前記大腿骨トライアルコンポーネントが、前記遠位固定表面内で画定された開口を有し、該開口が、前記固定面から前記関節面に向けて延びている、請求項5に記載の整形外科用手術器具。
【請求項8】
前記大腿骨トライアルコンポーネントが、
前記関節面及び該関節面と反対側の前記固定面を含む外側後方顆と、
内側後方顆と、を更に含み、該内側後方顆が、
(i)第2後方大腿骨顆表面を含む第2関節面と、
(ii)該第2関節面と反対側にある第2固定面であって、前記第2関節面から離れる方向に延びる第2の複数のリブを含み、これによって、それらの間に第2の複数のポケットが画定され、それぞれのリブが外側表面を有し、かつ該リブの外側表面が、概ね上位/下位方向に延び、かつ前記患者の大腿骨の前記外科的に準備された遠位端に合致するよう構成されている第2後方固定表面を画定する、第2固定面と、
(iii)前記第2関節面から離れる方向に、前記後方固定表面から延びている第2の複数の歯と、を含む、請求項1に記載の整形外科用手術器具。
【請求項9】
前記大腿骨トライアルコンポーネントが、内側面と外側面とを更に有し、前記内側面が、その中で画定された、前記固定面から前記関節面に向かって延びている少なくとも1つのノッチを有し、かつ前記外側面が、その中で画定された、前記固定面から前記関節面に向かって延びている少なくとも1つのノッチを有する、請求項1に記載の整形外科用手術器具。
【請求項10】
前記内側面が、2つのノッチを含み、かつ前記外側面が2つのノッチを含む、請求項9に記載の整形外科用手術器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2013−13729(P2013−13729A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−146597(P2012−146597)
【出願日】平成24年6月29日(2012.6.29)
【出願人】(501384115)デピュイ・プロダクツ・インコーポレイテッド (216)
【Fターム(参考)】