説明

ポロクサマーを包含する製剤のゲル化温度の調節

本明細書には、ポロクサマーを包含する製剤のゲル温度を調節するための方法が開示される。本明細書にはまた、身体に接触したときゲル化し、および標的の構造体上へこれらの組成物および製剤を直接適用することによって、または、標的の構造体へかん流を介して、投与される徐放医薬製剤が記載される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
活性薬剤と、ポリオキシエチレンとポリオキシプロピレンのコポリマーを含む熱感受性ポリマーと、を含む医薬製剤であって、前記医薬製剤は、
a)25−31ゲージ針による投与に適した、投与時に注射することができる粘度を有しており、
b)約14℃と約42℃の間のゲル化温度を有し;
c)インビボで少なくとも3日間、治療上有効な量の活性薬剤の徐放を提供し;および、
(d)製剤1グラム当たり50cfu未満の微生物因子を有し;
ここで、
(i)前記製剤は、製剤の重量で14.5%未満の熱感受性ポリマーを含み、および1以上のゲル化温度上昇剤をさらに含み;または
(ii)前記製剤は、製剤の重量で25%を超える熱感受性ポリマーを含み、および1以上のゲル化温度下降剤をさらに含み;または
(iii)前記製剤は、製剤の重量で約5%と約20%の間の熱感受性ポリマーを含み、熱感受性ポリマーは精製されており、1以上のゲル化温度上昇剤またはゲル化温度下降剤をさらに含み;または
(iv)前記製剤は、製剤の重量で約14.5%と約25%の間の熱感受性ポリマーを含み、および1以上のゲル化温度上昇剤またはゲル化温度下降剤をさらに含む、
ことを特徴とする医薬製剤。
【請求項2】
前記製剤が、少なくとも5日間、治療上有効な量の活性薬剤のインビボでの徐放を提供することを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項3】
前記製剤が、少なくとも7日間、治療上有効な量の活性薬剤のインビボでの徐放を提供することを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項4】
前記製剤が、耳の正円窓膜で、またはその付近に投与されることを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項5】
前記インビボでの徐放が、内耳で起こることを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項6】
前記製剤が、1以上の副鼻腔へ、またはその付近に投与されることを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項7】
前記インビボでの徐放が、副鼻腔の空洞で、または副鼻腔の空洞の付近で生じることを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項8】
前記熱感受性ポリマーが、P407であることを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項9】
前記製剤が、さらなる防腐剤を実質的に含まないことを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項10】
前記製剤が、発熱物質を実質的に含まないことを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項11】
前記製剤が、被験体の体重1kg当たり約5エンドトキシ単位(EU)未満を含むことを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項12】
前記製剤が、更なる毒性薬剤を実質的に含まないことを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項13】
前記製剤が、1以上の多微粒子の活性薬剤の懸濁液を含むことを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項14】
前記多微粒子の活性薬剤が、乾熱、放射線照射または蒸気滅菌によって滅菌された、微粉化された活性薬剤であることを特徴とする請求項13に記載の製剤。
【請求項15】
前記製剤が、製剤の重量で1%以下の任意の個々の生成物に関連する不純物を有することを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項16】
前記製剤が、製剤の重量で2%以下の総生成物に関連する不純物を有することを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項17】
前記活性薬剤が、コルチコステロイド、またはその塩若しくはプロドラッグ若しくは溶媒和物であることを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項18】
前記コルチコステロイドが、21−アセトキシプレグネノロン、アルクロメタゾン、アルゲストン、アムシノニド、ベクロメタゾン、ベタメタゾン、ブデソニド、クロロプレドニゾン、クロベタゾール、クロベタゾン、クロコルトロン、クロプレドノール、コルチコステロン、コルチゾン、コルチバゾール、デフラザコルト、デソニド、デスオキシメタゾン、デキサメタゾン、ジフロラゾン、ジフルコルトロン、ジフルプレドナート、エノキソロン、フルアザコルト、フルクロロニド、フルメタゾン、フルニソリド、フルオシノロンアセトニド、フルオシノニド、フルオコルチンブチル、フルオコルトロン、フルオロメトロン、酢酸フルペロロン、フルプレドニデンアセテート、フルプレドニソロン、フルランドレノリド、プロピオン酸フルチカゾン、ホルモコータル、ハルシノニド、プロピオン酸ハロベタゾール、ハロメタゾン、酢酸ハロプレドン、ヒドロコルタメート、ヒドロコルチゾン、ロテプレドノールエタボネート、マジプレドン、メドリゾン、メプレドニゾン、メチルプレドニゾロン、フロ酸モメタゾン、パラメタゾン、プレドニカルベート、プレドニゾロン、プレドニゾロン25−ジエチルアミノ−アセテート、リン酸プレドニゾロンナトリウム、プレドニゾン、プレドニバル、プレドニリデン、リメキソロン、チキソコルトール、トリアムシノロン、トリアムシノロンアセトニド、トリアムシノロンベネトニド、あるいはトリアムシノロンヘキサセトニド、またはそれらの塩またはプロドラッグであることを特徴とする請求項17に記載の製剤。
【請求項19】
前記コルチコステロイドが、デキサメタゾン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、トリアムシノロン、またはそれらの塩またはプロドラッグまたは溶媒和物、またはそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項17に記載の製剤。
【請求項20】
前記コルチコステロイドが、デキサメタゾン、またはその塩またはプロドラッグまたは溶媒和物であることを特徴とする請求項17に記載の製剤。
【請求項21】
前記デキサメタゾンが、リン酸デキサメタゾンナトリウムまたは酢酸デキサメタゾンであることを特徴とする請求項20に記載の製剤。
【請求項22】
前記デキサメタゾン、またはその塩またはプロドラッグまたは溶媒和物が、製剤の重量で約0.05%から約40%までの量で存在することを特徴とする請求項20に記載の製剤。
【請求項23】
前記デキサメタゾン、またはその塩またはプロドラッグまたは溶媒和物が、製剤の重量で約0.1%から約30%までの量で存在することを特徴とする請求項20に記載の製剤。
【請求項24】
前記デキサメタゾン、またはその塩またはプロドラッグまたは溶媒和物が、製剤の重量で約0.5%から約15%までの量で存在することを特徴とする請求項20に記載の製剤。
【請求項25】
前記製剤が、少なくとも7日間、治療上有効な量のデキサメタゾンのインビボでの徐放を提供することを特徴とする請求項13乃至20のいずれか1項に記載の製剤。
【請求項26】
前記活性薬剤が、抗微生物剤であることを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項27】
前記抗微生物剤が、抗生物質であることを特徴とする請求項26に記載の製剤。
【請求項28】
前記抗生物質が、アミカシン、ゲンタマイシン、カナマイシン、ネオマイシン、ネチルマイシン、ストレプトマイシン、トブラマイシン、パロマイシン、ゲルダナマイシン、ハービマイシン、ロラカルベフ、エルタペネム、ドリペネム、イミペネム、メロペネム、セファクロル、セファマンドール、セホトキシン、セフプロジル、セフロキシム、セフィキシム、セフジニル、セフジトレン、セフポドキシム、セフタジジム、セフチブテン、セフチゾキシム、セフトリアキソン、セフェピム、セフトビプロール、バンコマイシン、アジスロマイシン、クラリスロマイシン、ジリスロマイシン、エリスロマイシン、ロキシスロマイシン、トロレアンドマイシン、テリスロマイシン、スペクチノマイシン、アズトレオナム、アモキシシリン、アンピシリン、アズロシリン、カルベニシリン、クロキサシリン、ジクロキサシリン、フルクロキサシリン、メズロシリン、メチシリン、ナフシリン、オキサシリン、ピペラシリン、チカルシリン、バシトラシン、コリスチン、ポリミキシンB、シプロフロキサシン、クラブラン酸、エノキサシン、ガチフロキサシン、レボフロキサシン、ロメフロキサシン、モキシフロキサシン、ノルフロキサシン、オフロキサシン、トロバフロキサシン、グレパフロキサシン、スパルフロキサシン、AL−15469A、AL−38905、OP−145、マフェニド、プロントジル、スルファセタミド、スルファメチゾール、スルファニルアミド、スルファサラジン、スルフイソキサゾール、トリメトプリム、コトリモキサゾール、デメクロサイクリン、ドキシサイクリン、ミノサイクリン、オキシテトラサイクリン、テトラサイクリン、リネゾリド、アルソゲバヌーベンクロラムフェニコール、クリンダマイシン、リンコマイシン、エタンブトール、ホスホマイシン、フシジン酸、フラゾリドン、イソニアジド、リネゾリド、メトロニダゾール、ムピロシン、ニトロフラントイン、プラテンシマイシン、ピラジンアミド、キヌプリスチン、ダルホプリスチン、リファンピシン、チアンフェニコール、チニダゾール、アモキシシリン+クラブラン酸、マクシミンH5、ダームシジン、セクロピン、アンドロピン、モリシン、セラトトキシン、メリチン、マガイニン、デルマセプチン、ボンビニン、ブレジニン−1、エスクレチンおよびブフォリンII、CAP18、LL37、アバエシン、アピダエシン、プロフェニン、インドリシジン、ブレビニン、プロテグリン、タキプレシン、デフェンシン、ドロソマイシン、アラメチシン、ペキシガナンまたはMSI−78、MSI−843、MSI−594、ポリフェムシン、コリシン、ピオシン、クレビシン、サブチリン、エピデルミン、ヘルビコラシン、ブレビシン、ハロシン、アグロシン、アルベイシン、カルノシン、クルバチシン、ジベルシン、エンテロシン、エンテロリシン、エルウィニオシン、グリシネシン、ラクトコシン、ラクチシン、レウコッシン、メセンテリシン、ペディオシン、プランタリシン、サカシン、スルホロビシン、ビブリオシン、ワーネリナンド、ナイシン、またはそれらの塩若しくは共結晶、またはプロドラッグまたは溶媒和物、またはそれらの組み合わせであることを特徴とする請求項27に記載の製剤。
【請求項29】
前記抗生物質が、シプロフロキサシン、アモキシシリン、アモキシシリン+クラブラン酸、モキシフロキサシンまたはオフロキサシンであることを特徴とする請求項27に記載の製剤。
【請求項30】
前記抗生物質が、シプロフロキサシンまたはシプロフロキサシン水和物であることを特徴とする請求項27に記載の製剤。
【請求項31】
前記シプロフロキサシンまたはシプロフロキサシン水和物が、製剤の重量で約0.1から約20%までの間の量で存在することを特徴とする請求項30に記載の製剤。
【請求項32】
前記製剤が、少なくとも7日間、治療上有効な量のシプロフロキサシンのインビボでの徐放を提供することを特徴とする請求項31に記載の製剤。
【請求項33】
前記ゲル化温度上昇剤またはゲル化温度下降剤が、P188、P338、シクロデキストリン、Tween20、Tween40、Tween65、Tween80、Tween85、オレイン酸ナトリウム、カプリン酸ナトリウム、カプリル酸ナトリウムおよびPEGから選択されることを特徴とする請求項1に記載の製剤。
【請求項34】
(a)殺菌した、多微粒子の活性薬剤粉末と、および(b)熱感受性ポリマーを含む溶液と、を含むキットであって、(a)と(b)は、組み合わされると、請求項1に記載の製剤を形成することを特徴とするキット。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【公表番号】特表2013−508381(P2013−508381A)
【公表日】平成25年3月7日(2013.3.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−535305(P2012−535305)
【出願日】平成22年10月19日(2010.10.19)
【国際出願番号】PCT/US2010/053214
【国際公開番号】WO2011/049958
【国際公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【出願人】(510278025)オトノミ―,インク. (7)
【Fターム(参考)】