説明

ポロ様キナーゼの阻害薬としてのプテリジノン

本発明は、式(I)による構造を有する化合物:またはその塩もしくは溶媒和物を提供し、式中、環A、E、E、R、R、RおよびRは、本明細書中で定義されている。本発明はさらに、本発明の化合物を包含する医薬組成物ならびに本発明の化合物および組成物を製造し、例えばパーキンソン病などの様々な障害を治療および予防する際に使用する方法を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)による構造を有する化合物またはその塩もしくは溶媒和物:
【化1】

[式中、
Aは、置換または非置換アリール、置換または非置換の5員または6員のヘテロシクロアルキルおよび置換または非置換の5員または6員のヘテロアリールからなる群から選択される環であり;
は、NまたはCRであり、ここで、Rは、H、OH、非置換C〜Cアルコキシ、非置換C〜Cアルキル、非置換C〜Cアルケニル、非置換C〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキルおよびハロゲンからなる群から選択され;
は、NまたはCR5aであり、ここで、R5aは、H、非置換C〜Cアルキル、ハロゲンおよびCNからなる群から選択され;
は、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換シクロアルキルおよび置換または非置換アシルからなる群から選択され;
は、H、置換または非置換C〜Cアルキル、置換または非置換C〜Cアルケニル、置換または非置換C〜Cアルキニル、置換または非置換の3員から6員のヘテロアルキル、置換または非置換C〜Cシクロアルキルおよび置換または非置換の3員から6員のヘテロシクロアルキルからなる群から選択され;
は、置換または非置換C〜Cアルキル、置換または非置換C〜Cアルケニル、置換または非置換C〜Cアルキニル、置換または非置換の3員から6員のヘテロアルキル、置換または非置換C〜Cシクロアルキルおよび置換または非置換の3員から6員のヘテロシクロアルキルからなる群から選択されるか;または
およびRは、それらが結合している炭素原子と一緒になって、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルまたは置換もしくは非置換の3員から6員のヘテロシクロアルキルを形成していてもよく;
は、置換または非置換C〜C10アルキル、置換または非置換C〜C10アルケニル、置換または非置換C〜C10アルキニル、置換または非置換の3員から10員のヘテロアルキル、置換または非置換C〜Cシクロアルキル、置換または非置換の3員から8員のヘテロシクロアルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換ヘテロアリールおよび−NR2526からなる群から選択されるか;または
およびRは、それらが結合している原子と一緒になって、置換または非置換の3員から8員の複素環式環を形成していてもよいか;または
、RおよびRは、それらが結合している原子と一緒になって、縮合している4員から8員の環からなる置換または非置換の複素環式二環式環系を形成していてもよく;かつ
25およびR26は独立に、H、置換もしくは非置換C〜Cシクロアルキルまたは置換もしくは非置換C〜C10アルキルである]。
【請求項2】
式(Ia)による構造を有する、請求項1に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物:
【化2】

[式中、
A、R、R、R、RおよびRは、請求項1においてのとおり定義される]。
【請求項3】
Aが、ピロリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、N−アルキル−ピペラジニル、オキサゾリジニル、チアゾリジニル、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアジアゾリル、トリアゾリルおよびテトラゾリルから選択されるメンバーであり、ここで、Aは置換されているか、または非置換である、請求項1または請求項2に記載の化合物。
【請求項4】
Aが、ピリジル、ピラゾリルおよびイミダゾリルからなる群から選択される置換または非置換の環である、請求項1または請求項2に記載の化合物。
【請求項5】
Aが、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピラゾール−4−イルおよびイミダゾール−1−イルからなる群から選択される置換または非置換の環である、請求項1から4のいずれかに記載の化合物。
【請求項6】
式(XIIa)、式(XIIb)、式(XIIc)、式(XIId)、式(XIIe)および式(XIIf)からなる群から選択される構造を有する、請求項1に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物:
【化3】

[式中、
、RおよびRは、請求項1においてのとおり定義され、
は、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、1個または複数の独立に選択される置換基R27で置換されていてもよいアリール、1個または複数の独立に選択される置換基R27で置換されていてもよいヘテロアリール、−CN、−ハロゲン、−OR12、−SR12、−NR1213、−C(O)R14、−C(O)NR1213、−OC(O)NR1213、−C(O)OR12、−NR15C(O)R14、−NR15C(O)OR12、−NR15C(O)NR1213、−NR15C(S)NR1213、−NR15S(O)14、−S(O)NR1213、−S(O)R14および−S(O)14からなる群から選択され;
10、R10aおよびR16は、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換アルケニル、置換または非置換アルキニル、置換または非置換ヘテロアルキル、置換または非置換シクロアルキル、置換または非置換ヘテロシクロアルキル、1個または複数の独立に選択される置換基R27で置換されていてもよいアリール、1個または複数の独立に選択される置換基R27で置換されていてもよいヘテロアリール、−CN、−ハロゲン、−OR20、−SR20、−NR2021、−C(O)R20、−C(O)NR2021、−OC(O)NR2021、−C(O)OR20、−NR23C(O)R22、−NR23C(O)OR20、−NR23C(O)NR2021、−NR23C(S)NR2021、−NR23S(O)22、−S(O)NR2021、−S(O)R22および−S(O)22からなる群から独立に選択され;
11は、H、−C(O)R22、置換または非置換C〜C−アルキル、置換または非置換の3員から6員のヘテロアルキル、1個または複数の独立に選択される置換基R27で置換されていてもよいアリール、1個または複数の独立に選択される置換基R27で置換されていてもよい5員または6員のヘテロアリール、置換または非置換C〜Cシクロアルキルおよび置換または非置換の3員から8員のヘテロシクロアルキルからなる群から選択され;
12、R13、R15、R20およびR23のそれぞれの出現は、H、置換または非置換C〜Cアルキル、置換または非置換の3員から6員のヘテロアルキル、1個または複数の独立に選択される置換基R27で置換されていてもよいアリール、1個または複数の独立に選択される置換基R27で置換されていてもよい5員または6員のヘテロアリール、置換または非置換C〜Cシクロアルキルおよび置換または非置換の3員から8員のヘテロシクロアルキルからなる群から独立に選択され;
14およびR22のそれぞれの出現は、置換または非置換C〜Cアルキル、置換または非置換の3員から6員のヘテロアルキル、1個または複数の独立に選択される置換基R27で置換されていてもよいアリール、1個または複数の独立に選択される置換基R27で置換されていてもよい5員または6員のヘテロアリール、置換または非置換C〜Cシクロアルキルおよび置換または非置換の3員から8員のヘテロシクロアルキルからなる群から独立に選択され;
27は出現するごとに、1個または複数の独立に選択される置換基R28で置換されていてもよいC〜C10アルキル、1個または複数の独立に選択される置換基R28で置換されていてもよい3員から10員のヘテロアルキル、1個または複数の独立に選択される置換基R29で置換されていてもよいC〜Cシクロアルキル、1個または複数の独立に選択される置換基R29で置換されていてもよい3員から8員のヘテロシクロアルキル、1個または複数の独立に選択される置換基R29で置換されていてもよいアリール、1個または複数の独立に選択される置換基R29で置換されていてもよいヘテロアリール、−CN、−NO、−ハロゲン、−OR30、−SR30、−NR3031、−C(O)R32、−C(O)NR3031、−OC(O)NR3031、−C(O)OR30、−OC(O)R32、−NR33C(O)R32、−NR33C(O)OR30、−NR33C(O)NR3031、−NR33C(S)NR3031、−NR33S(O)32、−S(O)NR3031、−S(O)R32および−S(O)32からなる群から選択され;
30、R31、R32およびR33は出現するごとに、水素、1個または複数の独立に選択される置換基R28で置換されていてもよいC〜C10アルキル、1個または複数の独立に選択される置換基R28で置換されていてもよい3員から12員のヘテロアルキル、1個または複数の独立に選択される置換基R29で置換されていてもよいC〜Cシクロアルキル、1個または複数の独立に選択される置換基R29で置換されていてもよい3員から8員のヘテロシクロアルキル、1個または複数の独立に選択される置換基R29で置換されていてもよいアリールおよび1個または複数の独立に選択される置換基R29で置換されていてもよいヘテロアリールからなる群から独立に選択されるが、但し、R32は、水素以外であり;
28は出現するごとに、1個または複数の独立に選択される置換基R39で置換されていてもよいアリール、1個または複数の独立に選択される置換基R39で置換されていてもよいヘテロアリール、−OR34、−SR34、−NHR34、−NR3534、−C(O)R34、−C(O)OR34、−C(O)NHR34、−C(O)NR3534、−NHC(O)R34、−NR34C(O)R34、−NHC(O)OR34、−NR34C(O)OR34、−NR34C(O)OH、−S(O)34、−S(O)NHR34、−S(O)NR3534、−NHS(O)34、−NR34S(O)34、−ハロゲン、−NHC(O)OH、−C(O)OH、−C(O)NH、−S(O)NH、−CN、−NO、=O、−OH、=NHおよび−NHからなる群から独立に選択され;
29は出現するごとに独立に、−R28または−R34であり;
34およびR35は、1個または複数の独立に選択される置換基R39で置換されていてもよいアリール、1個または複数の独立に選択される置換基R39で置換されていてもよいヘテロアリールならびにC〜Cアルキル(−F、−OH、−NH、非置換C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、非置換モノアルキルアミノ、非置換ジアルキルアミノおよび−NR3637からなる群から独立に選択される1個または複数の置換基で置換されていてもよい)からなる群から独立に選択されるか;または
−NR3435は、1個または複数の非置換C〜Cアルキルで置換されていてもよい5員、6員または7員のヘテロシクロアルキルを形成しており;
−NR3637は、1個または複数の非置換C〜Cアルキルで置換されていてもよい5員、6員または7員のヘテロシクロアルキルを形成しており;
39は出現するごとに、−R44、−OR44、−SR44、−NHR44、−NR4445、−C(O)R44、−C(O)OR44、−NHC(O)R44、−C(O)NHR45、−C(O)NR4445、−S(O)44、−NHS(O)44、−S(O)NHR45、−S(O)NR4445、−ハロゲン、−C(O)OH、−C(O)NH、−CN、−OHおよび−NHからなる群から独立に選択され;
44およびR45は独立に、−F、−OH、−NH、非置換C〜Cアルコキシ、C〜Cハロアルコキシ、非置換モノアルキルアミノ、非置換ジアルキルアミノおよび−NR4647からなる群から独立に選択される1個または複数の独立に選択される置換基で置換されていてもよいC〜Cアルキルであるか;または
−NR4445は、1個または複数の非置換C〜Cアルキルで置換されていてもよい5員、6員または7員のヘテロシクロアルキルを形成しており;
−NR4647は、1個または複数の非置換C〜Cアルキルで置換されていてもよい5員、6員または7員のヘテロシクロアルキルを形成している]。
【請求項7】
式(XV)による構造を有する請求項1に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物:
【化4】

[式中、
は、CまたはNであり、点線は単結合または二重結合を表し;
は、フェニル、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、チアゾール、イソチアゾール、イソオキサゾール、トリアゾール、チアジアゾール、ベンゾイミダゾール、インドール、ピロロ[2,3−b]ピリジン、キノリン、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンおよびジヒドロ−イミダゾールからなる群から選択される環であり;
74は、メチル(例えば、−CDまたは−CH、より好ましくは−CH)であり;
75は、水素、メチル(例えば、−CDまたは−CH)、エチル(例えば、−CDCDまたは−CHCH)、−CH−シクロプロピルまたは−CHCFであり;
76は、メチル(例えば、−CDまたは−CH)、エチル(例えば、−CDCDまたは−CHCH)、−CH−シクロプロピルまたは−CHCFであるか;または
75およびR76は、それらが結合している炭素原子と一緒になって、シクロブチルを形成していてもよく;
77は、−NH、−NHCH、−NHシクロプロピル、ピロリジン、−CH−シクロプロピル、−CH(CH)−シクロプロピル、シクロプロピル、1または2個のフルオロで置換されていてもよいシクロブチル、1または2個のフルオロで置換されていてもよいシクロペンチル、イソプロピル(例えば、−CH(CHまたは−CD(CD)、−CHCHCF、テトラヒドロピラン、テトラヒドロフラン、オキセタン、1または2個の置換基R80で置換されていてもよいフェニル、1個の置換基R81で置換されていてもよいピラゾールおよびピリミジンからなる群から選択されるか;または
77およびR76は、それらが結合している原子と一緒になって、下式からなる群から選択される置換または非置換の5員から7員の複素環式環を形成していてもよく
【化5】

ここで、
【化6】

は、式Iの核の環、即ち、R77に結合しているNおよびR76に結合しているCを表すか;または
77、R75およびR76は、それらが結合している原子と一緒になって、下式からなる群から選択される置換または非置換7員の複素環式を形成していてもよく
【化7】

ここで、
【化8】

は、式Iの核の環、即ち、R77に結合しているNおよびR76/R75に結合しているCを表し;
78は、水素、−Br、−CN、−CH、−CHCN、−CHCHNH、−OH、−O、=O、−OCH、−Oベンジル、−C(O)OH、−C(O)OCH、−C(O)OCHCH、−C(O)NH、−C(O)NHCH、−C(O)N(CH
【化9】

−NH、=NH、−NHCH、−N(CH、−NHS(O)CH、−S(O)CH、フェニル、チアゾール、ピリジンまたはピラジンであり;
79は、水素、−Cl、−Br、−CH、−CF、−CHCH、−NH、−CHNHC(O)OCH、−CHNHC(O)CH、−CHNHC(O)フェニル、−CHNHS(O)CH、−CHNHS(O)フェニル、−NHC(O)CH、−NHC(O)OCH、−NHC(O)フェニル、−NHS(O)CH、−NHS(O)フェニル、−CH≡CHフェニル、シクロプロピル、シクロペンテニル、ベンジル、1、2または3個の置換基R82で置換されていてもよいフェニル、1個のフルオロで置換されていてもよいピリジン、ピリミジン、ピラジン、ピリダジン、ピラゾール、チアゾール、オキサゾール、1個のクロロで置換されていてもよいチオフェン、ピロリジン、オキサゾリジノン、ピロリジノン、ジヒドロピラン、テトラヒドロピラン、モルホリン、4−メチル−ピペラジン、ピロリジン−ジオン、ピリジノン、イソキノリンまたはキノリンであり;
80は出現するごとに独立に、−C(O)NH、フルオロ、クロロ、シアノ、ピラゾール、トリアゾール、ピリジンまたはピリミジンであり;
81は、メチルまたは2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル、シクロプロピルまたは−CH−シクロプロピルであり;かつ
82は出現するごとに、フルオロ、クロロ、ブロモ、−S(O)CH、−OCF、−CF、−CN、ピリジン、トリアゾールおよびピラゾールからなる群から独立に選択される]。
【請求項8】
式(XVa)、式(XVb)、式(XVc)、式(XVd)および式(XVe)からなる群から選択される構造を有する請求項7に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物:
【化10】

[式中:
Cはピラゾールであり、ここで、R81は、ピラゾール環中の窒素のいずれかに結合しており;
Yは、OまたはN−CHであり;かつ
X1、A、R74、R75、R76、R78、R79、R80およびR81は、請求項7について定義されたとおりである]。
【請求項9】
式(XVIa)、式(XVIb)、式(XVIc)、式(XVId)および式(XVIe)からなる群から選択される構造を有する請求項8に記載の化合物またはその塩もしくは溶媒和物:
【化11】

[式中:
はCまたはNであり、点線は単結合または二重結合を表し;
Yは、OまたはN−CHであり;
は、フェニル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、ピラジン−2−イル、ピリジン−2−オン、ピリジン−4−イミン、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−4−イル、イミダゾール−1−イル、チアゾール−5−イル、イソチアゾール−4−イル、イソオキサゾール−4−イル、1,2,3−トリアゾール−5−イル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1,2,3−チアジアゾール−5−イル、インドール−1−イル、インドール−2−イル、インドール−7−イル、ピペラジン−1−イル、4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−1−イルからなる群から選択され;
Bは、1、2または3個の置換基R89で置換されていてもよいフェニル、ピリジン−2−イル、5−フルオロ−ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−5−イル、ピラジン−2−イル、ピリダジン−3−イル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−5−イル、ピラゾール−4−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル、オキサゾール−2−イル、ピロリジン−1−イル、オキサゾリジン−2−オン−3−イル、2−オキソピロリジン−1−イル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、モルホリン−4−イル、4−メチル−ピペラジン−1−イル、キノリン−5−イルおよびキノリン−3−イルからなる群から選択され;
Cはピラゾールであり、ここで、R88は、ピラゾール環中の窒素のいずれかに結合しており;
83は、−CDまたは−CHであり;
84は、−CDCDまたは−CHCHであり;
85は、水素、−CH、−Br、−CNまたは−NHであり;
86は、水素、−F、−Cl、−C(O)NHまたは−CNであり;
87は、水素、−F、−Cl、−C(O)NHまたは−CNであり;
88は、水素、メチル、シクロプロピルまたは−CH−シクロプロピルであり;
89は出現するごとに、フルオロ、クロロ、ブロモ、−S(O)CH、−OCF、−CF、−CN、ピリジン、トリアゾールおよびピラゾールからなる群から独立に選択される]。
【請求項10】
(S)−6a−エチル−5−メチル−2−(2−フェニル−1H−イミダゾール−1−イル)−6a,7,9,10−テトラヒドロ−[1,4]オキサジノ[3,4−h]プテリジン−6(5H)−オン、
(S)−6a−エチル−5−メチル−2−(5−(チアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6a,7,9,10−テトラヒドロ−[1,4]オキサジノ[3,4−h]プテリジン−6(5H)−オン、
(7R)−7−エチル−5−メチル−8−(テトラヒドロフラン−3−イル)−2−(5−(チアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン、
(S)−6a−エチル−5,8−ジメチル−2−(2−フェニル−1H−イミダゾール−1−イル)−7,8,9,10−テトラヒドロ−5H−ピラジノ[2,1−h]プテリジン−6(6aH)−オン、
(S)−2−(2−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)−6a−エチル−5−メチル−6a,7,9,10−テトラヒドロ−[1,4]オキサジノ[3,4−h]プテリジン−6(5H)−オン、
(S)−6a−エチル−2−(2−(5−フルオロピリジン−2−イル)−1H−イミダゾール−1−イル)−5−メチル−6a,7,9,10−テトラヒドロ−[1,4]オキサジノ[3,4−h]プテリジン−6(5H)−オン、
(S)−6a−エチル−5−メチル−2−(2−(チアゾール−2−イル)−1H−イミダゾール−1−イル)−6a,7,9,10−テトラヒドロ−[1,4]オキサジノ[3,4−h]プテリジン−6(5H)−オン、
(R)−7−エチル−2−(2−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン、
(S)−6a−エチル−5−メチル−2−(3−フェニルピリジン−4−イル)−6a,7,9,10−テトラヒドロ−[1,4]オキサジノ[3,4−h]プテリジン−6(5H)−オン、
(S)−6a−エチル−5−メチル−2−(2−フェニルピリジン−3−イル)−6a,7,9,10−テトラヒドロ−[1,4]オキサジノ[3,4−h]プテリジン−6(5H)−オン、
(R)−7−エチル−2−(2−(4−フルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン、
(R)−7−エチル−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(2−フェニル−1H−イミダゾール−1−イル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン、
(S)−2−(5−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−6a−エチル−5−メチル−6a,7,9,10−テトラヒドロ−[1,4]オキサジノ[3,4−h]プテリジン−6(5H)−オン、
(R)−7−エチル−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(1−メチル−3−(チアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン、
(R)−2−(3−(2,4−ジフルオロフェニル)−1H−ピラゾール−4−イル)−7−エチル−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン、
(R)−7−エチル−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−(1−メチル−3−(チアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン、
(R)−7−エチル−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−(1−メチル−5−(チアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン、
(R)−7−エチル−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−(3−フェニルピリジン−4−イル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン、
(R)−7−エチル−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−(2−フェニルピリジン−3−イル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン、
(R)−7−エチル−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(2−フェニルピリジン−3−イル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン、
(R)−7−エチル−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(3−フェニルピリジン−4−イル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン、
(R)−7−エチル−5−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)−2−(2−フェニル−1H−イミダゾール−1−イル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン、
(S)−2−(2−(2,3−ジフルオロフェニル)−1H−イミダゾール−1−イル)−6a−エチル−5−メチル−6a,7,9,10−テトラヒドロ−[1,4]オキサジノ[3,4−h]プテリジン−6(5H)−オン、
(7R)−7−エチル−5−メチル−2−(1−メチル−3−(チアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−8−(テトラヒドロフラン−3−イル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オン、
(7R)−7−エチル−5−メチル−2−(1−メチル−5−(チアゾール−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)−8−(テトラヒドロフラン−3−イル)−7,8−ジヒドロプテリジン−6(5H)−オンおよびそれらのいずれかの塩または溶媒和物からなる群から選択される、請求項8に記載の化合物。
【請求項11】
請求項1に記載の化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項12】
請求項6に記載の化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項13】
請求項7に記載の化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項14】
請求項8に記載の化合物および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物。
【請求項15】
神経変性疾患を治療する方法であって、それを必要とする哺乳動物対象に、薬学的有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項16】
前記疾患がアルファ−シヌクレイン病である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記疾患が、パーキンソン病、認知症を伴うパーキンソン病、PD発症危険症候群、レーヴィ小体型認知症、びまん性レーヴィ小体病、レーヴィ小体認知症、皮質レーヴィ小体病、レーヴィ型老人性認知症、アルツハイマー病レーヴィ小体変異型、アルツハイマー病びまん性レーヴィ小体型、パーキンソン病およびアルツハイマー病の合併、多発性萎縮症、線条体黒質変性、オリーブ橋小脳萎縮症およびシャイ−ドレーガー症候群からなる群から選択されるメンバーである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記疾患がパーキンソン病である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
神経変性疾患を治療する方法であって、それを必要とする哺乳動物対象に、薬学的有効量の請求項6に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項20】
前記疾患がアルファ−シヌクレイン病である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記疾患が、パーキンソン病、認知症を伴うパーキンソン病、PD発症危険症候群、レーヴィ小体型認知症、びまん性レーヴィ小体病、レーヴィ小体認知症、皮質レーヴィ小体病、レーヴィ型老人性認知症、アルツハイマー病レーヴィ小体変異型、アルツハイマー病びまん性レーヴィ小体型、パーキンソン病およびアルツハイマー病の合併、多発性萎縮症、線条体黒質変性、オリーブ橋小脳萎縮症およびシャイ−ドレーガー症候群からなる群から選択されるメンバーである、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記疾患がパーキンソン病である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
神経変性疾患を治療する方法であって、それを必要とする哺乳動物対象に、薬学的有効量の請求項7に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項24】
前記疾患がアルファ−シヌクレイン病である、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記疾患が、パーキンソン病、認知症を伴うパーキンソン病、PD発症危険症候群、レーヴィ小体型認知症、びまん性レーヴィ小体病、レーヴィ小体認知症、皮質レーヴィ小体病、レーヴィ型老人性認知症、アルツハイマー病レーヴィ小体変異型、アルツハイマー病びまん性レーヴィ小体型、パーキンソン病およびアルツハイマー病の合併、多発性萎縮症、線条体黒質変性、オリーブ橋小脳萎縮症およびシャイ−ドレーガー症候群からなる群から選択されるメンバーである、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記疾患がパーキンソン病である、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
神経変性疾患を治療する方法であって、それを必要とする哺乳動物対象に、薬学的有効量の請求項8に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項28】
前記疾患がアルファ−シヌクレイン病である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記疾患が、パーキンソン病、認知症を伴うパーキンソン病、PD発症危険症候群、レーヴィ小体型認知症、びまん性レーヴィ小体病、レーヴィ小体認知症、皮質レーヴィ小体病、レーヴィ型老人性認知症、アルツハイマー病レーヴィ小体変異型、アルツハイマー病びまん性レーヴィ小体型、パーキンソン病およびアルツハイマー病の合併、多発性萎縮症、線条体黒質変性、オリーブ橋小脳萎縮症およびシャイ−ドレーガー症候群からなる群から選択されるメンバーである、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記疾患がパーキンソン病である、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
神経変性疾患を治療する方法であって、それを必要とする哺乳動物対象に、薬学的有効量の請求項11に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項32】
前記疾患がアルファ−シヌクレイン病である、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記疾患が、パーキンソン病、認知症を伴うパーキンソン病、PD発症危険症候群、レーヴィ小体型認知症、びまん性レーヴィ小体病、レーヴィ小体認知症、皮質レーヴィ小体病、レーヴィ型老人性認知症、アルツハイマー病レーヴィ小体変異型、アルツハイマー病びまん性レーヴィ小体型、パーキンソン病およびアルツハイマー病の合併、多発性萎縮症、線条体黒質変性、オリーブ橋小脳萎縮症およびシャイ−ドレーガー症候群からなる群から選択されるメンバーである、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記疾患がパーキンソン病である、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
神経変性疾患を治療する方法であって、それを必要とする哺乳動物対象に、薬学的有効量の請求項12に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項36】
前記疾患がアルファ−シヌクレイン病である、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記疾患が、パーキンソン病、認知症を伴うパーキンソン病、PD発症危険症候群、レーヴィ小体型認知症、びまん性レーヴィ小体病、レーヴィ小体認知症、皮質レーヴィ小体病、レーヴィ型老人性認知症、アルツハイマー病レーヴィ小体変異型、アルツハイマー病びまん性レーヴィ小体型、パーキンソン病およびアルツハイマー病の合併、多発性萎縮症、線条体黒質変性、オリーブ橋小脳萎縮症およびシャイ−ドレーガー症候群からなる群から選択されるメンバーである、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記疾患がパーキンソン病である、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
神経変性疾患を治療する方法であって、それを必要とする哺乳動物対象に、薬学的有効量の請求項13に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項40】
前記疾患がアルファ−シヌクレイン病である、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記疾患が、パーキンソン病、認知症を伴うパーキンソン病、PD発症危険症候群、レーヴィ小体型認知症、びまん性レーヴィ小体病、レーヴィ小体認知症、皮質レーヴィ小体病、レーヴィ型老人性認知症、アルツハイマー病レーヴィ小体変異型、アルツハイマー病びまん性レーヴィ小体型、パーキンソン病およびアルツハイマー病の合併、多発性萎縮症、線条体黒質変性、オリーブ橋小脳萎縮症およびシャイ−ドレーガー症候群からなる群から選択されるメンバーである、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記疾患がパーキンソン病である、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
神経変性疾患を治療する方法であって、それを必要とする哺乳動物対象に、薬学的有効量の請求項14に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項44】
前記疾患がアルファ−シヌクレイン病である、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記疾患が、パーキンソン病、認知症を伴うパーキンソン病、PD発症危険症候群、レーヴィ小体型認知症、びまん性レーヴィ小体病、レーヴィ小体認知症、皮質レーヴィ小体病、レーヴィ型老人性認知症、アルツハイマー病レーヴィ小体変異型、アルツハイマー病びまん性レーヴィ小体型、パーキンソン病およびアルツハイマー病の合併、多発性萎縮症、線条体黒質変性、オリーブ橋小脳萎縮症およびシャイ−ドレーガー症候群からなる群から選択されるメンバーである、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
前記疾患がパーキンソン病である、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
試験動物の脳組織におけるp−Ser−129−アルファ−シヌクレイン濃度を低下させる方法であって、前記試験動物に請求項1に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項48】
癌を治療する方法であって、それを必要とする哺乳動物対象に、薬学的有効量の請求項1に記載の化合物を投与することを含む方法。
【請求項49】
前記癌が、充実性腫瘍、液体腫瘍、腫瘍転移、脈管形成障害、眼血管新生、乳児血管種、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、転移性黒色腫、肝細胞癌、膵臓癌、脳癌、非小細胞肺癌、乳癌、膀胱癌、甲状腺癌、子宮内膜癌、前立腺癌、胃癌、口咽頭癌、食道癌、頭頚部癌、卵巣癌、乳頭状癌、結腸直腸癌、膠腫、神経膠芽細胞腫、扁平上皮細胞癌腫、肝細胞癌、黒色腫、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、進行性転移性癌、進行性充実性腫瘍、カポジ肉腫、多発性骨髄腫およびHTLV−1媒介腫瘍形成からなる群から選択される、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記癌が、膠腫、神経膠芽細胞腫、肝細胞癌、膵臓癌、結腸直腸、乳頭状癌、卵巣癌、非小細胞肺癌、乳癌および扁平上皮細胞癌腫からなる群から選択される、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
癌を治療する方法であって、それを必要とする哺乳動物対象に、薬学的有効量の請求項11に記載の組成物を投与することを含む方法。
【請求項52】
前記癌が、充実性腫瘍、液体腫瘍、腫瘍転移、脈管形成障害、眼血管新生、乳児血管種、急性骨髄性白血病、慢性骨髄性白血病、転移性黒色腫、肝細胞癌、膵臓癌、脳癌、非小細胞肺癌、乳癌、膀胱癌、甲状腺癌、子宮内膜癌、前立腺癌、胃癌、口咽頭癌、食道癌、頭頚部癌、卵巣癌、乳頭状癌、結腸直腸癌、膠腫、神経膠芽細胞腫、扁平上皮細胞癌腫、肝細胞癌、黒色腫、非ホジキンリンパ腫、ホジキンリンパ腫、進行性転移性癌、進行性充実性腫瘍、カポジ肉腫、多発性骨髄腫およびHTLV−1媒介腫瘍形成からなる群から選択される、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記癌が、膠腫、神経膠芽細胞腫、肝細胞癌、膵臓癌、結腸直腸、乳頭状癌、卵巣癌、非小細胞肺癌、乳癌および扁平上皮細胞癌腫からなる群から選択される、請求項52に記載の方法。

【公表番号】特表2013−515734(P2013−515734A)
【公表日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−546150(P2012−546150)
【出願日】平成22年12月21日(2010.12.21)
【国際出願番号】PCT/US2010/061551
【国際公開番号】WO2011/079118
【国際公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.TEFLON
【出願人】(399013971)エラン ファーマシューティカルズ,インコーポレイテッド (75)
【Fターム(参考)】