説明

ポンプ付ゲート設備

【課題】 建設費用の低減及び管理橋を利用してのポンプの点検整備による点検整備の容易性を実現することのできるポンプ付ゲート設備を提供することにある。
【解決手段】 排水樋門又は排水樋管3に設けられた調圧水槽3aの外部の上流側の両側壁側に、非門柱構造の側柱4をそれぞれ隣設して構築し、側柱4とそれに連なる下部側の水路側壁に昇降するポンプ付ゲート1の左右側端を案内するガイド溝2cを上下方向にそれぞれ形成し、ポンプ付ゲート1の上部側の両側にポンプ付ゲート1を昇降するゲート昇降機構5を設け、ポンプ付ゲート1のポンプ6の昇降進路上側に管理橋8を横架すると共にポンプ6の昇降進路上に位置する管理橋8の一部を開閉自在に設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、排水路の一部を構成する排水樋門又は排水樋管にポンプ付ゲートが設置されたポンプ付ゲート設備に係り、特に、建設費用の低減及び管理橋を利用してのポンプの点検整備による点検整備の容易性を実現するポンプ付ゲート設備に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図7に図示するように、排水路の一部を構成する排水樋門又は排水樋管101に設けられた調圧水槽102の外部の上流側には、昇降するポンプ付ゲートを案内ガイドするための門柱構造103が構築されている。門柱構造103は左右に側柱を有し、左右の門柱の上端間には天井壁103aが横架された構造からなっている。
この門柱構造の両側柱の内側には昇降するポンプ付ゲートの左右側端を案内するガイド溝が上下方向にそれぞれ形成される。又、左右の門柱の上端間の天井壁103aには、ポンプ付ゲートを昇降させるための昇降機構が設置される。
また、ポンプ付ゲートの近くの水路104上には管理橋105が横架されている。管理橋105は昇降するポンプ付ゲートが当たらない位置に離して取り付けられている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記の門柱構造のものにあっては、扉体整備のための取り外し、ポンプ整備のための取り外しを行う場合、設備上方位置に天井壁が横架されているため、この天井壁が邪魔になって、クレーンなどを使っての作業が困難であった。
また、前記の門柱構造を構築する場合、天井壁を構築する必要があり、又天井壁に連なる側柱上部の構築などが必要となり、その結果、コンクリート数量や鉄筋の使用量が増加し、構築に手間と時間がかかり建築費用が高くなっている。
また、ポンプの昇降の邪魔にならない位置に管理橋は設けられていたが、ポンプの点検に際しては、水路内に降り実施するか所定位置まで引き上げ、作業足場を組み立てて作業していた。
【0004】
この発明は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、建設費用の低減及び管理橋を利用してのポンプの点検整備による点検整備の容易性を実現することのできるポンプ付ゲート設備を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以上の目的を達成するために、請求項1の発明は、排水路の一部を構成する排水樋門又は排水樋管に設けられた調圧水槽の外部の上流側の両側壁側に、非門柱構造の側柱をそれぞれ隣設して構築し、側柱とそれに連なる下部側の水路側壁に昇降するポンプ付ゲートの左右側端を案内するガイド溝を上下方向にそれぞれ形成し、ポンプ付ゲートの上部側の両側にポンプ付ゲートを昇降するゲート昇降機構を設け、ポンプ付ゲートのポンプの昇降進路上側に管理橋を横架すると共にポンプの昇降進路上に位置する管理橋の一部を開閉自在に設けた手段よりなるものである。
【0006】
また、請求項2の発明は、排水路の一部を構成する排水樋門又は排水樋管に設けられた調圧水槽の内部の上流側の両側壁側とそれに連なる下部側の水路側壁に、昇降するポンプ付ゲートの左右側端を案内するガイド溝を上下方向にそれぞれ形成し、調圧水槽の上方の両側にポンプ付ゲートを昇降するゲート昇降機構を設け、調圧水槽の内部となるポンプ付ゲートのポンプの昇降進路上側に管理橋を横架すると共にポンプの昇降進路上に位置する管理橋の一部を開閉自在に設けた手段よりなるものである。
【発明の効果】
【0007】
以上の記載より明らかなように、請求項1、請求項2の発明に係るポンプ付ゲート設備によれば、扉体整備のための取り外し、ポンプ整備のための取り外しを行う場合、従来のように設備上方位置に天井壁がないため、クレーン、荷役機器の使用や配置が容易になり施工性を向上させることができる。
また、天井壁及び天井壁に連なる側柱上部の構築が不要となるため、コンクリート数量や鉄筋の使用量の低減、構築に作業手間がかかる天井壁を無くすことで工数削減となり、建築費用の削減及び建築作業時間の短縮を図ることができる。
また、管理橋の上にゲートから取り外したポンプを置くことができ、管理橋を利用してポンプの点検を行うことができるので、従来のように水路内に降り実施するか所定位置まで引き上げたり作業足場を組み立てて作業する必要がなく、点検整備の容易性を実現することができる。
【0008】
また、請求項2のポンプ付ゲート設備によれば、上記の効果に加えて、調圧水槽の側壁を利用できるので、側柱の構築を不要にでき、コンクリート数量や鉄筋の使用量の低減をさらに図ることができる。
【0009】
また、請求項3の場合には、シリンダが上向きに伸長することで、ゲートを上昇させることができ、シリンダが下向きに収縮することで、ゲートとポンプの自重を利用してポンプ付ゲートを下降させて全閉させることができる。
【0010】
また、請求項4の場合には、ラック桁とラック式昇降機との噛み合いを利用して、ポンプ付ゲートを確実に昇降させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、図面に記載の発明を実施するための最良の形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
【0012】
〔最良の形態−1〕
ここで、図1はポンプ付ゲート設備の側断面図、図2は左半分側が図1のA矢視図で右半分側が図1のB矢視図、図3(A)はポンプ付ゲート設備が取り付けられる構造物の側断面図、図3(B)は左半分側が同図(A)のA矢視図で右半分側が同図(A)のB矢視図、図4はクレー作業の側断面図である。
【0013】
図において、ポンプ付ゲート1は、排水路の一部を構成する暗渠の排水樋門又は排水樋管3に設けられた調圧水槽3aの外部の隣設する上流側水路2aの水を、下流側水路2b側となる排水樋門又は排水樋管3の流入側に設けられた調圧水槽3a側に強制排出するもので、ポンプ6がゲート1aに取り付けられた構造からなり、水路2に対してその横断方向に水路2を遮断するようにして設置されている。ポンプ付ゲート1は扉体としてのゲート1aが昇降することにより、水路2を開閉する構造になっている。排水樋門又は排水樋管3は、河川堤防を横断して設けられる暗渠構造物で、排水樋管は排水樋門に比べて小さい暗渠である。
【0014】
ポンプ付ゲート1は、自然排水時にはゲート1aを上昇させて排水し、強制排水時にはゲート1aを閉じた状態でゲート1aに取り付けられたポンプ6を利用して、ゲート1aの上流側水路2aの水を下流側水路2bとなる暗渠の排水樋門又は排水樋管3の流入側に設けられた調圧水槽3a側に強制排水する構造になっている。
【0015】
ゲート1aは、四角形で板状のスキンプレート、スキンプレートの上流側水路2aの臨む側の表面に取り付けられた縦横の補強桁などから構成されている。ゲート1aのスキンプレートはこれらの補強桁によって補強されて剛性が高められている。
【0016】
ポンプ付ゲート1が設置された水路2の左右両側面、つまり排水樋門又は排水樋管3の流入側に設けられた調圧水槽3aの外部の上流側の両側壁側には、非門柱構造の側柱4がそれぞれ調圧水槽3aに隣設して構築されている。即ち、左右の側柱4は調圧水槽3aの左右両側壁に隣設して一体的に構築されている。
【0017】
非門柱構造の側柱4は、門柱構造のように左右の側柱の上端間に天井壁がないため、構造が簡略されており、施工コストが大幅に削減される。また、これまではポンプ付ゲート1をクレーンなどを使って取り外しを行おうとしても、天井壁が妨げとならないようにクレーン作業を想定した門柱高さにするか別の機材を使用しなければならなかったが、図5に示すように天井壁がないためクレーンaの使用が可能となり、ポンプ付ゲート1の取り外し作業を効率的に行うことが可能となる。
【0018】
この左右の側柱4とそれに連なる下部側の水路側壁には、昇降するポンプ付ゲート1の左右側端を昇降摺動案内するガイド溝2cが上下方向にそれぞれ形成されている。ゲート1aはこのガイド溝2cに沿って昇降する構造になっている。ゲート1aの左右側端にはガイド溝2cとの摺動抵抗を少なくする水路2の横断方向に平行な水平軸回りのローラー1bが上下にそれぞれ設けられていて、ゲート1aが昇降する場合にガイド溝2cに沿ってスムーズに昇降できるようになっている。
【0019】
ポンプ付ゲート1の上部側の両側にはポンプ付ゲート1を昇降するゲート昇降機構5が設けられている。ゲート昇降機構5は、上向きに伸長し一端がポンプ付ゲート1に連結されたワイヤロープ5aを介してポンプ付ゲート1を昇降するシリンダ5bから構成されている。
【0020】
ポンプ付ゲート1の上部側となる左右の側柱4の上部の間には、ゲート1aの幅方向に取付桁5cが横設されている。取付桁5cはその両端が左右の側柱4の上部側に連結支持されており、シリンダ5bはこの取付桁5cの左右両側に上向きにそれぞれ取り付けられている。各シリンダ5bはその上部側が例えば水平軸回りのヒンジ構造で取り付けられている。
【0021】
各シリンダ5bの伸縮するピストンロッドの先端にはシーブ5dが取り付けられている。各シーブ5dはゲート1aの幅方向の水平軸回りに回転自在になっている。左右の各シーブ5dには一端がポンプ付ゲート1にそれぞれ連結されたワイヤロープ5aの上向きに延びた中間側が回装され、ワイヤロープ5aの上向きに延びた中間側は各シーブ5dの円形の上半分側で下向きに反転し下方に延び、下方に延びたワイヤロープ5aの他端はシリンダ5bの下方側の側柱4の下部の固定具5eに連結されて固定されている。
【0022】
シリンダ5bのピストンロッドが上向きに伸長することでシーブ5dは上方に移動し、シーブ5dが上方に移動することでワイヤロープ5aの中間側は上方に押し上げられる。このとき、ワイヤロープ5aの他端は動かない側柱4の下部の固定具5eに連結されて固定されているため、ワイヤロープ5aの中間側が上方に押し上げられるとこれに追従して、ワイヤロープ5aの一端側は上方に移動し、上方に移動するワイヤロープ5aの一端側により、この一端側が連結されたポンプ付ゲート1を引き上げる機構になっている。
【0023】
また、これと逆に、シリンダ5bの伸長していたピストンロッドが下向きに収縮することでシーブ5dは下方に移動し、シーブ5dが下方に移動することでワイヤロープ5aの中間側はワイヤロープ5aの一端にはポンプ付ゲート1の自重が作用しているため、シーブ5dと共に下方に下がる。このとき、ワイヤロープ5aの他端は動かない側柱4の下部の固定具5eに連結されて固定されているため、ワイヤロープ5aの中間側が下方に下がるとこれに追従して、ワイヤロープ5aの一端側は下方に移動し、下方に移動するワイヤロープ5aの一端側により、この一端側が連結されたポンプ付ゲート1を引き下げられる機構になっている。
【0024】
一端がポンプ付ゲート1に連結され他端が固定されたワイヤロープ5aの中間側をシリンダ5bが上向きに押し上げ又下向きに下げるので、ポンプ付ゲート1は、シリンダ5bのピストンロッドの伸縮速度の2倍の速度で昇降する。
【0025】
ゲート1aの上端には、ゲート1aを昇降させるためのワイヤロープ5aの一端側が連結される連結具1cが取り付けられている。連結具1cは例えば上端の左右両側に2基取り付けられている。
【0026】
水路2の上流側水路2aに臨む側のゲート1aの下部の表面には、上流側水路2aに向けて突出した状態でポンプ6がゲート1aに取り付けられている。ポンプ6はゲート1aが閉じられた状態でゲート1aの上流側水路2aの水を下流側水路2b側となる排水樋門又は排水樋管3の流入側に設けられた調圧水槽3a側に向けて強制排水する機能を果たす。図面ではポンプ6はゲート1aの下部の左右両側に例えば2基取り付けられている。ポンプ6には例えば軸流ポンプが使用される。
【0027】
ポンプ6は例えば図1に図示されるような方法でゲート1aに取り付けられる。例えば図1に示す場合には、導水管6aの後端の周縁側はゲート1aの表面に取り付けられたポンプ取付板1dに形成された図示しない孔にボルトなどによって一体的に取り付けられる。
【0028】
ポンプ6の導水管6aの後端側には開閉扉7が取り付けられている。開閉扉7には例えばフラップゲートが使用されている。例えばフラップゲートからなる開閉扉7は、ポンプ6が表面に取り付けられたポンプ取付板1dの裏面側に背中合わせに、下流側水路2b側となる排水樋門又は排水樋管3の流入側に設けられた調圧水槽3a側に向けて取り付けられている。例えばフラップゲートからなる開閉扉7はゲート1aのスキンプレートに形成された開口部を通じて調圧水槽3aに臨んでいる。
【0029】
開閉扉7は、ポンプ取付板1dの裏面側に取り付けられた吐出管7aの下流側水路2b側となる排水樋門又は排水樋管3の流入側に設けられた調圧水槽3a側に向けて臨んでいる先端側表面に開閉自在に取り付けられている。例えばフラップゲートからなる開閉扉7は、その上端部が調圧水槽3aに臨む吐出管7aの上方のポンプ取付板1dの裏面側にヒンジ構造7bで連結されている。
【0030】
例えばフラップゲートからなる開閉扉7は、上端のヒンジ構造7bを回転中心として、ゲート1aの下流側水路2b側となる排水樋門又は排水樋管3の流入側に設けられた調圧水槽3a側に向けて開き、ゲート1aの上流側水路2aに向けて閉じる、所謂逆止弁の構造になっている。開閉扉7は、調圧水槽3aの水圧が高い場合には閉じて調圧水槽3aからの逆流を防ぎ、ポンプ6の駆動による強制排水時には、ポンプ6からの吐出排水の水圧によって開いてゲート1aの上流側水路2aの水を調圧水槽3a側に排水できるようになっている。
【0031】
吐出管7a及び閉じた状態の開閉扉7は、ゲート1aの内部側つまりゲート1aの厚み側となるポンプ取付板1dとスキンプレートとの間内に収容されている。ゲート1aの内部側に取り付けられた吐出管7a及び閉じた状態の開閉扉7は上下に昇降するゲート1aの厚み内に収まっていて、ゲート1aが昇降する際に吐出管7a及び開閉扉7が昇降の妨げとなることはない。
【0032】
管理橋8は、ポンプ付ゲート1を管理する場合に利用される通路で、ポンプ付ゲート1の上流側水路2aの上部間に水路2を横断して設置されている。管理橋8は金属製の方形状の平面型の床盤8aと床盤8aの幅片側の側端に設けられた安全用の手摺り8bから構成されている。
【0033】
上流側水路2aに横断方向に設置された管理橋8は、その床盤8aの幅方向の片方側つまり手摺り8bが取り付けられた側はその下方のポンプ6の導水管6aの吸入口6bよりも更に上流側水路2a側に延びている。また、床盤8aの幅方向の他方側は上流側水路2aのゲート1aの正面近くまで延びているが、ゲート1aの正面との間に隙間があり、床盤8aは昇降するゲート1aに接触しないように設置されている。
【0034】
ポンプ6の導水管6aの昇降進路上となる管理橋8の床盤8aの下流側寄り部分は、自然排水を行うときやポンプ6の点検の際にゲート1aを引き上げる場合に管理橋8の床盤8aが邪魔にならないように上向き回りに開いて、ゲート1aと一体となって上昇するポンプ6の導水管6aの通過を妨げない構造になっている。
【0035】
即ち、管理橋8の床盤8aのポンプ6の真上側となる下流側寄り部分には例えば金属製の開閉蓋8cが一部取り付けられている。開閉蓋8cは、水路2の中央の両側にそれぞれ取り付けられ、両側にそれぞれ取り付けられた開閉蓋8cは水路2の幅端部が例えばヒンジ構造によって床盤8aに連結されていて、このヒンジ構造を回動中心として上向きに開動して開く構造になっている。
【0036】
点検などによりポンプ付ゲート1を引き上げる場合には、管理橋8の床盤8aの開閉蓋8cを事前に開いておくことによって、ゲート1aと一体となって上昇するポンプ6の導水管6aの進路の邪魔になるのを回避するようになっている。管理橋8の床盤8a上に引き上げられたポンプ6は、管理橋8の上にあるため作業員は別途に足場を作ることなく、この管理橋8を利用して容易にポンプ6の点検作業を行うことが可能となる。
【0037】
管理橋8の床盤8aの側端がゲート1に接触しないように床盤8aの側端とゲート1aとが設置される調圧水槽3aの外部表面との間には隙間が形成され、点検時にこの隙間から転落する危険があるので、この隙間部分には上向きに開動する安全カバー8dが取り付けられて、安全が図られている。
【0038】
次に、上記発明を実施するための最良の形態の構成に基づく作用について以下説明する。
ポンプ6の点検や自然排水のためにゲート1aを上昇させる場合には、ゲート昇降機構5のシリンダ5bを上向きに伸長させる。シリンダ5bのピストンロッドが上向きに伸長すると、その先端に取り付けられているシーブ5dも上側に移動する。この上側に移動するシーブ5dの円形上半分側には、ワイヤロープ5aの中間側が回装されている。このため、上側に移動するシーブ5dはワイヤロープ5aの中間側を上向きに押し上げる。
【0039】
このとき、ワイヤロープ5aの他端は動かない側柱4の下部の固定具5eに連結されて固定されているため、ワイヤロープ5aの中間側が上方に押し上げられると、これに追従してワイヤロープ5aの一端側は上方に移動し、上方に移動するワイヤロープ5aの一端側により、この一端側が連結されたポンプ付ゲート1は引き上げられる。
【0040】
シーブ5dは上向きで反転されるワイヤロープ5aの中間側を押し上げるため、ワイヤロープ5aの一端が連結されたポンプ付ゲート1は、シリンダ5bのピストンロッドの伸長速度の2倍の速度で上昇する。
【0041】
ゲート1aの上昇に際して、ポンプ6の点検などのために、管理橋8の床盤8aの上側に引き上げたい場合には、上昇するゲート1aに取り付けられたポンプ6がその真上側の管理橋8の床盤8aに当たらないように、ポンプ6の昇降進路上に位置する開閉蓋8cを事前に開けておく。また、ゲート1aの真上側に取り付けられている安全カバー8dも同様に開けておく。
【0042】
上昇するゲート1aに取り付けられたポンプ6は開閉蓋8cが開けられた管理橋8の床盤8aの開口部から床盤8aに当たることなく床盤8aの上側に移動することができる。そして、床盤8aの上側に移動したポンプ6は、管理橋8を利用して点検などが行われることになる。
【0043】
また、上昇していたゲート1aを下降させる場合には、シリンダ5bの伸長していたピストンロッドを収縮させる。ピストンロッドが下向きに収縮することでシーブ5dは下方に移動し、シーブ5dが下方に移動することでワイヤロープ5aの中間側はワイヤロープ5aの一端にはポンプ付ゲート1の自重が作用しているため、シーブ5dと共に下方に下がる。
【0044】
このとき、ワイヤロープ5aの他端は動かない側柱4の下部の固定具5eに連結されて固定されているため、ワイヤロープ5aの中間側が下方に下がると、これに追従してワイヤロープ5aの一端側は下方に移動し、下方に移動するワイヤロープ5aの一端側により、この一端側が連結されたポンプ付ゲート1は引き下げられる。ポンプ付ゲート1は、ゲート1a及びポンプ6の重さのためにその自重によって下降して水路2を全閉する。
【0045】
シーブ5dは上向きで反転されるワイヤロープ5aの中間側を押し支えるため、ワイヤロープ5aの一端が連結されたポンプ付ゲート1は、シリンダ5bのピストンロッドの伸長速度の2倍の速度で下降する。
【0046】
ポンプ6の点検などのために、管理橋8の床盤8aの開閉蓋8cが開いていた場合には、ゲート1aの下降後に開いていた開閉蓋8cを閉じる。同様に開いていた安全カバー8dを閉じる。

【0047】
〔最良の形態−2〕
ここで、図5はポンプ付ゲート設備の側断面図、図6は左半分側が図5のA矢視図で右半分側が図5のB矢視図である。
【0048】
図において、ポンプ付ゲート11は、排水路の一部を構成する暗渠の排水樋門又は排水樋管13に設けられた調圧水槽13aの外部の隣設する上流側水路12aの水を、下流側水路12b側となる排水樋門又は排水樋管13の流入側に設けられた調圧水槽13a側に強制排出するもので、ポンプ16がゲート11aに取り付けられた構造からなり、水路12に対してその横断方向に水路12を遮断するようにして設置されている。ポンプ付ゲート11は扉体としてのゲート11aが昇降することにより、水路12を開閉する構造になっている。排水樋門又は排水樋管13は、河川堤防を横断して設けられる暗渠構造物で、排水樋管は排水樋門に比べて小さい暗渠である。
【0049】
ポンプ付ゲート11は、自然排水時にはゲート11aを上昇させて排水し、強制排水時にはゲート11aを閉じた状態でゲート11aに取り付けられたポンプ16を利用して、ゲート11aの上流側水路12aの水を下流側水路12bとなる暗渠の排水樋門又は排水樋管13の流入側に設けられた調圧水槽13a側に強制排水する構造になっている。
【0050】
ゲート11aは、四角形で板状のスキンプレート、スキンプレートの上流側水路12aの臨む側の表面に取り付けられた縦横の補強桁などから構成されている。ゲート11aのスキンプレートはこれらの補強桁によって補強されて剛性が高められている。
【0051】
ポンプ付ゲート11は、排水樋門又は排水樋管13の流入側に設けられた調圧水槽13aの内部に昇降自在に設置されている。このため、従来のように調圧水槽13aの外部に門柱構造を構築する必要がなく、施工コストが大幅に削減される。また、これまではポンプ付ゲート11をクレーなどを使って取り外しを行おうとしても、門柱構造の天井壁が妨げとならないようにクレーン作業を想定した門柱高さにするか別の機材を使用しなければならなかったが、ポンプ付ゲート11の真上部にあるゲート昇降機構15を取り付ける架台15eはゲート昇降機構15と共に取り外しできるためクレーの使用が可能となり、ポンプ付ゲート11の取り外し作業を効率的に行うことが可能となる。
【0052】
ポンプ付ゲート11が設置された調圧水槽13aの内部の上流側の左右の両側側壁とそれに連なる下部側の水路側壁には、昇降するポンプ付ゲート11の左右側端を昇降摺動案内するガイド溝12cが上下方向にそれぞれ形成されている。ゲート11aはこのガイド溝12cに沿って昇降する構造になっている。ゲート11aの左右側端にはガイド溝12cとの摺動抵抗を少なくする水路12の横断方向に平行な水平軸回りのローラー11bが上下にそれぞれ設けられていて、ゲート11aが昇降する場合にガイド溝12cに沿ってスムーズに昇降できるようになっている。
【0053】
調圧水槽13aの上方の外部の両側にはポンプ付ゲート11を昇降するゲート昇降機構15が設けられている。ゲート昇降機構15は、ポンプ付ゲート11の上端の両側に上向きに伸延されたラック桁15aと噛み合ってポンプ付ゲート11を昇降するラック式昇降機15bから構成されている。
【0054】
ラック式昇降機15bは調圧水槽13aの上方の外部の両側にそれぞれ設置されている。ラック式昇降機15bにはラック桁15aと噛み合う回転するピニオンが取り付けられている。また、このピニオンを回転させるハンドル15cがラック式昇降機15bに取り付けられている。左右のラック式昇降機15bは連動軸15dで連動連結されていて、ハンドル15cを回すと左右のラック式昇降機15bのピニオンは同一速度で同一方向回りに回転する。
【0055】
ハンドル15cでピニオンを一定方向に回転させると、ピニオンと噛み合うラック桁15aは上方に移動し、上方に移動するラック桁15aの下端側がポンプ付ゲート11の上端に連結されていることにより、この下端側が連結されたポンプ付ゲート11を引き上げる機構になっている。
【0056】
また、ハンドル15cでピニオンを上記と逆向き方向に回転させると、ピニオンと噛み合うラック桁15aは下方に移動し、下方に移動するラック桁15aの下端側がポンプ付ゲート11の上端に連結されていることにより、この下端側が連結されたポンプ付ゲート11を引き下げる機構になっている。
【0057】
ゲート11aの上端には、ゲート11aを昇降させるためのラック桁15aの下端側が連結される連結具11cが取り付けられている。連結具11cは例えば上端の左右両側に2基取り付けられている。
【0058】
水路12の上流側水路12aに臨む側のゲート11aの下部のポンプ取付箇所の表面は開口されており、この開口された内部にはポンプ16の先端がゲート11aの表面から上流側水路12aに突出しない状態で取り付けられている。またポンプ16は下流側水路12b側となる排水樋門又は排水樋管13の流入側に設けられた調圧水槽13a側に向けて突出した状態で垂直なゲート11aに対して略水平に取り付けられている。ポンプ16はゲート11aが閉じられた状態でゲート11aの上流側水路12aの水を調圧水槽13a側に向けて強制排水する機能を果たす。図面ではポンプ16はゲート11aの下部の左右両側に例えば2基取り付けられている。ポンプ16には例えば軸流ポンプが使用される。
【0059】
ポンプ16は、例えば図6に図示されるような方法でゲート11aに取り付けられる。このように、ポンプ16の導水管16aはポンプ取付板11dを介してゲート11aの下流側水路12b側となる排水樋門又は排水樋管13の流入側に設けられた調圧水槽13a側に臨む表面に取り付けられている。
【0060】
ポンプ16の導水管16aの後端側には開閉扉17が取り付けられている。開閉扉17には例えばフラップゲートが使用されている。例えばフラップゲートからなる開閉扉17は、下流側水路12b側となる排水樋門又は排水樋管13の流入側に設けられた調圧水槽13a側に向けて取り付けられている。
【0061】
開閉扉17は、導水管16aの後端側に取り付けられた吐出管17aの下流側水路12b側となる排水樋門又は排水樋管13の流入側に設けられた調圧水槽13a側に向けて臨んでいる先端側表面に開閉自在に取り付けられている。例えばフラップゲートからなる開閉扉17は、その上端部が調圧水槽13aに臨む導水管16aの後端と吐出管17aとを接合するフランジの上部にヒンジ構造17bで連結されている。
【0062】
例えばフラップゲートからなる開閉扉17は、上端のヒンジ構造17bを回転中心として、ゲート11aの下流側水路12b側となる排水樋門又は排水樋管13の流入側に設けられた調圧水槽13a側に向けて開き、ゲート11aの上流側水路12aに向けて閉じる、所謂逆止弁の構造になっている。開閉扉17は、調圧水槽13a側の水圧が高い場合には閉じて下流側水路12bからの逆流を防ぎ、ポンプ16の駆動による強制排水時には、ポンプ16からの吐出排水の水圧によって開いてゲート11aの上流側水路12aの水を調圧水槽13a側に排水できるようになっている。
【0063】
管理橋18は、ポンプ付ゲート11を管理する場合に利用される通路で、ポンプ付ゲート11の下流側水路12b側となる排水樋門又は排水樋管13の流入側に設けられた調圧水槽13aの内部の上部間に水路12を横断して設置されている。また、管理橋18は、調圧水槽13aの外部の上流側水路12aの上部間に水路12を横断して設置されている。
【0064】
調圧水槽13aの内部に設置された管理橋18は金属製の方形状の平面型の床盤18aからなり、調圧水槽13aの外部に設置された管理橋18は床盤18aと床盤18aの幅片側の側端に設けられた安全用の手摺り18bから構成されている。
【0065】
調圧水槽13aの内部に横断方向に設置された管理橋18は、その床盤18aの幅方向の片方側は調圧水槽13aの下流側の内壁に接している。また、床盤18aの幅方向の他方側は上流側のゲート11aの近くまで延びているが、ゲート11aとの間に隙間があり、床盤18aは昇降するゲート11aに接触しないように設置されている。
【0066】
ポンプ16の導水管16aの昇降進路上となる管理橋18の床盤18aの上流側寄り部分は、自然排水を行うときやポンプ16の点検の際にゲート11aを引き上げる場合に管理橋18の床盤18aが邪魔にならないように上向き回りに開いて、ゲート11aと一体となって上昇するポンプ16の導水管16aの通過を妨げない構造になっている。
【0067】
即ち、管理橋18の床盤18aのポンプ16の真上側となる上流側寄り部分には例えば金属製の開閉蓋18cが一部取り付けられている。開閉蓋18cは、水路12の中央の両側にそれぞれ取り付けられ、両側にそれぞれ取り付けられた開閉蓋18cは水路12の幅端部が例えばヒンジ構造によって床盤18aに連結されていて、このヒンジ構造を回動中心として上向きに開動して開く構造になっている。
【0068】
点検などによりポンプ付ゲート11を引き上げる場合には、管理橋18の床盤18aの開閉蓋18cを事前に開いておくことによって、ゲート11aと一体となって上昇するポンプ16の導水管16aの進路の邪魔になるのを回避するようになっている。管理橋18の床盤18a上に引き上げられたポンプ16は、管理橋18の上にあるため作業員は別途に足場を作ることなく、この管理橋18を利用して容易にポンプ16の点検作業を行うことが可能となる。
【0069】
管理橋18の床盤18aの側端がゲート11に接触しないように床盤18aの側端とゲート11aとが設置される調圧水槽13aの外部表面との間には隙間が形成され、点検時にこの隙間から転落する危険があるので、この隙間部分には上向きに開動する図示しない安全カバーが必要に応じて取り付けられる。
【0070】
次に、上記発明を実施するための最良の形態の構成に基づく作用について以下説明する。
ポンプ16の点検や自然排水のためにゲート11aを上昇させる場合には、ゲート昇降機構15のラック式昇降機15bのハンドル15cを一定方向に回してラック桁15aを上向きに移動させる。ハンドル15cを一定方向に回すと、連動軸15dで連動連結された左右のラック式昇降機15bは、ラック桁15aと噛み合うピニオンが同一速度で同一方向回りに回転する。
【0071】
ハンドル15cで左右のラック式昇降機15bのピニオンを一定方向に回転させると、左右のラック式昇降機15bのピニオンと噛み合う左右のラック桁15aは上方に移動し、上方に移動するラック桁15aの下端側がポンプ付ゲート11の上端に連結されていることにより、この下端側が連結されたポンプ付ゲート11は引き上げられる。
【0072】
ゲート11aの上昇に際して、ポンプ16の点検などのために、管理橋18の床盤18aの上側に引き上げたい場合には、上昇するゲート11aに取り付けられたポンプ16がその真上側の管理橋18の床盤18aに当たらないように、ポンプ16の昇降進路上に位置する開閉蓋18cを事前に開けておく。また、ゲート11aの真上側に必要に応じて取り付けられている安全カバーも同様に開けておく。
【0073】
上昇するゲート11aに取り付けられたポンプ16は開閉蓋18cが開けられた管理橋18の床盤18aの開口部から床盤18aに当たることなく床盤18aの上側に移動することができる。そして、床盤18aの上側に移動したポンプ16は、管理橋18を利用して点検などが行われることになる。
【0074】
また、上昇していたゲート11aを下降させる場合には、ゲート昇降機構15のラック式昇降機15bのハンドル15cを上記と逆方向に回してラック桁15aを下向きに移動させる。ハンドル15cを逆方向に回すと、連動軸15dで連動連結された左右のラック式昇降機15bは、ラック桁15aと噛み合うピニオンが同一速度で同一の逆方向回りに回転する。
【0075】
ハンドル15cで左右のラック式昇降機15bのピニオンを逆方向に回転させると、左右のラック式昇降機15bのピニオンと噛み合う左右のラック桁15aは下方に移動し、下方に移動するラック桁15aの下端側がポンプ付ゲート11の上端に連結されていることにより、この下端側が連結されたポンプ付ゲート11は引き下げられる。
【0076】
ポンプ16の点検などのために、管理橋18の床盤18aの開閉蓋18cが開いていた場合には、ゲート11aの下降後に開いていた開閉蓋18cを閉じる。同様に開いていた必要に応じて設けられた安全カバーを閉じる。
【0077】
なお、この発明は上記発明を実施するための最良の形態に限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。例えば上記の最良の形態−1においては、ゲート昇降機構5にワイヤロープ5aを使用した場合で説明したがこれに代えて帯状のベルトを使用してもよい。又ワイヤロープ5aを介せずにシリンダ5bとポンプ付ゲート1を直接連結しても良い。また、上記の最良の形態−2においては、ゲート昇降機構15として、ポンプ付ゲート11の上端の両側に上向きに伸延されたラック桁15aと噛み合ってポンプ付ゲート11を昇降するラック式昇降機15bから構成されている場合で説明したがこれに限定されるものではなく、最良の形態−1で説明した、上向きに伸長し一端がポンプ付ゲート1に連結されたワイヤロープ5aを介してポンプ付ゲート1を昇降するシリンダ5bから構成されていてもよい。この場合には、シリンダ5bはラック式昇降機5bが設置された場所に同様に設置される。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】この発明を実施するための最良の形態−1を示すポンプ付ゲート設備の側断面図である。
【図2】左半分側が図1のA矢視図で右半分側が図1のB矢視図である。
【図3】(A)はこの発明を実施するための最良の形態−1を示すポンプ付ゲート設備が取り付けられる構造物の側断面図である。 (B)は左半分側が同図(A)のA矢視図で右半分側が同図(A)のB矢視図である。
【図4】この発明を実施するための最良の形態−1を示すクレー作業の側断面図である。
【図5】この発明を実施するための最良の形態−2を示すポンプ付ゲート設備の側断面図である。
【図6】左半分側が図5のA矢視図で右半分側が図5のB矢視図である。
【図7】(A)は従来のポンプ付ゲート設備が取り付けられる構造物の側断面図である。 (B)は左半分側が同図(A)のA矢視図で右半分側が同図(A)のB矢視図である。
【符号の説明】
【0079】
1 ポンプ付ゲート
1a ゲート
1b ローラー
1c 連結具
1d ポンプ取付板
2 水路
2a 上流側水路
2b 下流側水路
2c ガイド溝
3 排水樋門又は排水樋管
3a 調圧水槽
4 側柱
5 ゲート昇降機構
5a ワイヤロープ
5b シリンダ
5c 取付桁
5d シーブ
5e 固定具
6 ポンプ
6a 導水管
6b 吸入口
7 開閉扉
7a 吐出管
7b ヒンジ構造
8 管理橋
8a 床盤
8b 手摺り
8c 開閉蓋
8d 安全カバー
a クレーン
11 ポンプ付ゲート
11a ゲート
11b ローラー
11c 連結具
11d ポンプ取付板
12 水路
12a 上流側水路
12b 下流側水路
12c ガイド溝
13 排水樋門又は排水樋管
13a 調圧水槽
15 ゲート昇降機構
15a ラック桁
15b ラック式昇降機
15c ハンドル
15d 連動軸
15e 架台
16 ポンプ
16a 導水管
17 開閉扉
17a 吐出管
17b ヒンジ構造
18 管理橋
18a 床盤
18b 手摺り
18c 開閉蓋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
排水路の一部を構成する排水樋門又は排水樋管に設けられた調圧水槽の外部の上流側の両側壁側に、非門柱構造の側柱をそれぞれ隣設して構築し、側柱とそれに連なる下部側の水路側壁に昇降するポンプ付ゲートの左右側端を案内するガイド溝を上下方向にそれぞれ形成し、ポンプ付ゲートの上部側の両側にポンプ付ゲートを昇降するゲート昇降機構を設け、ポンプ付ゲートのポンプの昇降進路上側に管理橋を横架すると共にポンプの昇降進路上に位置する管理橋の一部を開閉自在に設けたことを特徴とするポンプ付ゲート設備。
【請求項2】
排水路の一部を構成する排水樋門又は排水樋管に設けられた調圧水槽の内部の上流側の両側壁側とそれに連なる下部側の水路側壁に、昇降するポンプ付ゲートの左右側端を案内するガイド溝を上下方向にそれぞれ形成し、調圧水槽の上方の両側にポンプ付ゲートを昇降するゲート昇降機構を設け、調圧水槽の内部となるポンプ付ゲートのポンプの昇降進路上側に管理橋を横架すると共にポンプの昇降進路上に位置する管理橋の一部を開閉自在に設けたことを特徴とするポンプ付ゲート設備。
【請求項3】
ゲート昇降機構は、上向きに伸長し一端がポンプ付ゲートに連結されたワイヤロープを介してポンプ付ゲートを昇降するシリンダからなる請求項1又は請求項2記載のポンプ付ゲート設備。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−316436(P2006−316436A)
【公開日】平成18年11月24日(2006.11.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−137928(P2005−137928)
【出願日】平成17年5月10日(2005.5.10)
【出願人】(000196473)西田鉄工株式会社 (9)
【Fターム(参考)】