説明

マイクロ粒子の作製のための技術

溶媒中の高分子又は低分子の溶液を貧溶媒及び対イオンと接触させ、この溶液を冷却することによってマイクロスフェアが作製される。このマイクロスフェアは、定められた大きさの医薬、ニュートラシューティカル(nutraceuticals)、美容製品等の作製に有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
化合物のマイクロ粒子を作製する方法であって:
a)溶媒中に該化合物を含む溶液に対イオンを添加する工程;
b)該溶液に貧溶媒を添加する工程;及び、
c)該溶液を少しずつ約25℃未満の温度まで冷却し、それによって、該化合物を含むマイクロ粒子を含む組成物を形成させる工程、
を含み、ここで、工程a)、b)、及びc)は、同時に、順次に、断続的に、又はいかなる順序によっても行われる、方法。
【請求項2】
前記の対イオンがポリマーではない、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記の貧溶媒がポリマーではない、請求項1又は請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記の化合物が、約30℃若しくは30℃、又はそれ未満の温度にて、工程a)の前に前記の溶媒に溶解される、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記の化合物が、約25℃若しくは25℃、又はそれ未満の温度にて、工程a)の前に前記の溶媒に溶解される、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
工程a)及びb)が、環境温度にて実施される、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
工程a)乃至c)の前記の溶液がいずれも、約30℃若しくは30℃、を超える温度に加熱及び/又は維持されない、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記の化合物がタンパク質でもポリペプチドでもない、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
工程a)及びb)が、同時に、順次に、断続的に、又はいかなる順序によっても行われ、続いて工程c)が行なわれる、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
工程a)に続いて、工程b)及びc)が、同時に、順次に、断続的に、又はいかなる順序によっても行われる、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
工程a)及びc)が同時に行われる、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
前記の対イオン及び前記の化合物が、互いに同一である、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
前記の化合物及び前記の対イオンが、互いに異なっている、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記の対イオン及び前記の貧溶媒が、互いに同一である、請求項1乃至13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約50億若しくは50億まで、又は50億ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約10億若しくは10億まで、又は10億ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約5000万若しくは5000万まで、又は5000万ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約2000万若しくは2000万まで、又は2000万ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約1500万若しくは1500万まで、又は1500万ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約1000万若しくは1000万まで、又は1000万ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約500万若しくは500万まで、又は500万ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約100万若しくは100万まで、又は100万ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約500,000若しくは500,000まで、又は500,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約300,000若しくは300,000まで、又は300,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約200,000若しくは200,000まで、又は200,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約100,000若しくは100,000まで、又は100,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約50,000若しくは50,000まで、又は50,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約25,000若しくは25,000まで、又は25,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約15,000若しくは15,000まで、又は15,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約10,000若しくは10,000まで、又は10,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約5,000若しくは5,000まで、又は5,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約3,000若しくは3,000まで、又は3,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約2,000若しくは2,000まで、又は2,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記の化合物が低分子である、請求項1乃至14のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
前記の高分子が、ポリヌクレオチド、核酸、ポリペプチド、糖ペプチド、タンパク質、炭水化物、脂質、脂肪酸、多糖、炭水化物‐若しくは多糖‐タンパク質抱合体、ウィルス、ウィルス粒子、ウィロイド、プリオン、及びこれらの混合物の中から選択される、請求項15乃至33のいずれか1項に記載の方法。
【請求項36】
前記の化合物が高分子であり、該高分子が、ポリヌクレオチド、核酸、ポリペプチド、糖ペプチド、タンパク質、炭水化物、脂質、脂肪酸、多糖、炭水化物‐若しくは多糖‐タンパク質抱合体、ウィルス、ウィルス粒子、ウィロイド、プリオン、及びこれらの混合物の中から選択される、請求項2に記載の方法。
【請求項37】
前記の高分子が、ホルモン、プロスタグランジン、抗生物質、化学療法薬、造血薬、抗感染症薬、抗潰瘍薬、抗アレルギー薬、解熱薬、鎮痛薬、抗炎症薬、抗認知症薬、抗ウィルス薬、抗腫瘍薬、抗うつ薬、向精神薬、強心薬、利尿薬、抗不整脈薬、血管拡張薬、降圧薬、抗糖尿病薬、抗凝固薬、及びコレステロール低下薬の中から選択される、請求項15乃至33、35、及び36のいずれか1項に記載の方法。
【請求項38】
前記の高分子が、低分子と抱合体形成している、請求項35に記載の方法。
【請求項39】
前記の低分子が、ハプテン、ホルモン、プロスタグランジン、抗生物質、化学療法薬、造血薬、抗感染症薬、抗潰瘍薬、抗アレルギー薬、解熱薬、鎮痛薬、抗炎症薬、抗認知症薬、抗ウィルス薬、抗腫瘍薬、抗うつ薬、向精神薬、強心薬、利尿薬、抗不整脈薬、血管拡張薬、降圧薬、抗糖尿病薬、抗凝固薬、及びコレステロール低下薬の中から選択される、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記の低分子の分子量が、約50若しくは50乃至約1000若しくは1000ダルトンである、請求項34又は請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記の低分子が、ハプテン、ホルモン、プロスタグランジン、抗生物質、化学療法薬、造血薬、抗感染症薬、抗潰瘍薬、抗アレルギー薬、解熱薬、鎮痛薬、抗炎症薬、抗認知症薬、抗ウィルス薬、抗腫瘍薬、抗うつ薬、向精神薬、強心薬、利尿薬、抗不整脈薬、血管拡張薬、降圧薬、抗糖尿病薬、抗凝固薬、及びコレステロール低下薬の中から選択される、請求項34又は請求項40に記載の方法。
【請求項42】
前記の低分子が抗生物質である、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記の抗生物質が、アミノグリコシド、アンサマイシン、カルバセフェム、カルバペネム、セファロスポリン、マクロライド、ペニシリン、キノロン、スルホンアミド、及びテトラサイクリンの中から選択される、請求項42に記載の方法。
【請求項44】
前記の抗生物質が、ペニシリン又はテトラサイクリンである、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記の抗生物質がアミノグリコシドである、請求項43に記載の方法。
【請求項46】
前記のアミノグリコシドが、カナマイシン又はトブラマイシンである、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
前記の低分子が抗ウィルス薬である、請求項41に記載の方法。
【請求項48】
前記の抗ウィルス薬が、インフルエンザ、パラインフルエンザ、又はRSウィルスが媒介する感染症の治療のためのものである、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記の抗ウィルス薬が、ザナミビル又はリン酸オセルタミビルである、請求項48に記載の方法。
【請求項50】
前記の低分子が化学療法薬である、請求項41に記載の方法。
【請求項51】
前記の化学療法薬が、アルキル化薬、アントラサイクリン、細胞骨格破壊薬(cytoskeletal disruptors)、エポシロン、トポイソメラーゼIIの阻害薬、ヌクレオチド類似体、白金を主体とする薬剤、レチノイド、及びビンカアルカロイドの中から選択される、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
前記の化学療法薬が細胞骨格破壊薬である、請求項51に記載の方法。
【請求項53】
前記の細胞骨格破壊薬がパクリタキセルである、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記の低分子がプロスタグランジンである、請求項41に記載の方法。
【請求項55】
前記の高分子が核酸である、請求項35に記載の方法。
【請求項56】
前記の核酸が、DNA、RNA、及びPNAの中から選択される、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記の核酸がRNAである、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
前記のRNAが、siRNA、tRNA、snRNA、及びリボザイムの中から選択される、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記のRNAがsiRNAである、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記の高分子がウィルスである、請求項35に記載の方法。
【請求項61】
前記のウィルスがタバコモザイクウィルスである、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記の高分子が糖ペプチドである、請求項35に記載の方法。
【請求項63】
前記の糖ペプチドがバンコマイシンである、請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記の高分子がペプチドである、請求項35に記載の方法。
【請求項65】
前記のペプチドがリュープロリドである、請求項64に記載の方法。
【請求項66】
前記のペプチドがソマトスタチンである、請求項64に記載の方法。
【請求項67】
前記の化合物が水不溶性である、請求項15又は請求項34に記載の方法。
【請求項68】
工程a)、b)、及びc)が、a)次にb)次にc)の順序にて、順次に行われる、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項69】
前記の溶媒が、前記の貧溶媒と相溶性又は部分的に相溶性である、請求項1乃至68のいずれか1項に記載の方法。
【請求項70】
工程c)の後に、前記のマイクロ粒子を前記の溶液から分離して該マイクロ粒子以外の成分を除去する工程をさらに含む、請求項1乃至69のいずれか1項に記載の方法。
【請求項71】
前記の組成物が、前記の化合物を含有する前記のマイクロ粒子から本質的に構成される、請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記の分離が、沈殿又はろ過によって行われる、請求項70に記載の方法。
【請求項73】
前記の分離がフリーズドライによって行われる、請求項70に記載の方法。
【請求項74】
前記の貧溶媒が、水、緩衝溶液、脂肪族アルコール、芳香族アルコール、クロロホルム、多価糖アルコール、芳香族炭化水素、アルデヒド、ケトン、エステル、エーテル、ジオキサン、アルカン、アルケン、共役ジエン、ジクロロメタン、四塩化炭素、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、アセトニトリル、酢酸エチル、ポリオール、ポリイミド、ポリイミン、ポリエステル、ポリアルデヒド、及びこれらの混合物の中から選択される、請求項1乃至73のいずれか1項に記載の方法。
【請求項75】
前記の貧溶媒が、脂肪族アルコール又は芳香族アルコールである、請求項74に記載の方法。
【請求項76】
前記の貧溶媒が脂肪族アルコールである、請求項75に記載の方法。
【請求項77】
前記の脂肪族アルコールがイソプロパノールである、請求項76に記載の方法。
【請求項78】
前記の対イオンが、アニオン性化合物、カチオン性化合物、及び双性イオン性化合物の中から選択される、請求項1乃至77のいずれか1項に記載の方法。
【請求項79】
前記の対イオンがアニオン性化合物である、請求項78に記載の方法。
【請求項80】
前記のアニオン性化合物が、クエン酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫酸亜鉛、硫酸マグネシウム、硫酸カリウム、及び硫酸カルシウムの中から選択される、請求項79に記載の方法。
【請求項81】
前記のアニオン性化合物が硫酸ナトリウムである、請求項80に記載の方法。
【請求項82】
前記の対イオンが、クエン酸、イタコン酸、及びピバル酸の中から選択される、請求項1乃至11及び13乃至77のいずれか1項に記載の方法。
【請求項83】
前記の対イオンがアミノ酸である、請求項1乃至11及び13乃至77のいずれか1項に記載の方法。
【請求項84】
前記の化合物が、グリシン又はアルギニンである、請求項83に記載の方法。
【請求項85】
前記の対イオンがポリマーであり、前記の高分子が、ポリヌクレオチド、核酸、炭水化物、脂質、脂肪酸、多糖、炭水化物‐若しくは多糖‐タンパク質抱合体、ウィルス、ウィルス粒子、ウィロイド、プリオン、及びこれらの混合物の中から選択される、請求項35に記載の方法。
【請求項86】
前記のポリマーが、対イオン及び貧溶媒である、請求項85に記載の方法。
【請求項87】
前記のポリマーが、ポリエチレングリコール(PEG)又はポリエチレンイミン(PEI)である、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記の対イオンがポリマーである、請求項34又は請求項40に記載の方法。
【請求項89】
前記のポリマーが、対イオン及び貧溶媒である、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
前記のポリマーが、ポリエチレングリコール(PEG)又はポリエチレンイミン(PEI)である、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記のマイクロ粒子が、析出、相分離、又はコロイド形成によって得られる、請求項1乃至90のいずれか1項に記載の方法。
【請求項92】
前記の溶液のpHが、約4.0若しくは4.0乃至約9.0若しくは9.0である、請求項1乃至91のいずれか1項に記載の方法。
【請求項93】
前記の溶液のpHが、約4.0若しくは4.0乃至約8.0若しくは8.0である、請求項92に記載の方法。
【請求項94】
前記の溶液のpHが、約4.5若しくは4.5乃至約7.5若しくは7.5である、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記の溶液のpHが、約5.0若しくは5.0乃至約7.0若しくは7.0である、請求項94に記載の方法。
【請求項96】
得られたマイクロ粒子組成物が、耐酸コーティング剤、耐プロテアーゼコーティング剤、腸溶コーティング剤、バルキング剤(bulking agents)、賦形剤、不活性成分、安定性促進剤、味及び/若しくは芳香の修飾剤又はマスキング剤、ビタミン、糖、治療薬、抗酸化剤、免疫調節薬、膜貫通輸送修飾薬(trans‐membrane transport modifiers)、固化防止剤(anti‐caking agents)、キトサン、又は流動性促進剤をさらに含む、請求項1乃至95のいずれか1項に記載の方法。
【請求項97】
工程a)の前記の溶液中の化合物の全量に対するマイクロ粒子中の化合物の量が、重量/重量%で、約5%若しくは5%乃至約99%超若しくは99%超である、請求項1乃至96のいずれか1項に記載の方法。
【請求項98】
工程a)の前記の溶液中の化合物の全量に対するマイクロ粒子中の化合物の量が、重量/重量%で、約5%若しくは5%乃至約20%若しくは20%である、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
工程a)の前記の溶液中の化合物の全量に対するマイクロ粒子中の化合物の量が、重量/重量%で、約10%若しくは10%乃至約85%若しくは85%である、請求項97に記載の方法。
【請求項100】
工程a)の前記の溶液中の化合物の全量に対するマイクロ粒子中の化合物の量が、重量/重量%で、約20%若しくは20%乃至約60%若しくは60%である、請求項99に記載の方法。
【請求項101】
工程a)の前記の溶液中の化合物の全量に対するマイクロ粒子中の化合物の量が、重量/重量%で、約25%若しくは25%乃至約55%若しくは55%である、請求項100に記載の方法。
【請求項102】
工程a)の前記の溶液中の化合物の全量に対するマイクロ粒子中の化合物の量が、重量/重量%で、約30%若しくは30%乃至約50%若しくは50%である、請求項101に記載の方法。
【請求項103】
工程a)の前記の溶液中の化合物の全量に対するマイクロ粒子中の化合物の量が、重量/重量%で、約80%若しくは80%乃至約99%超若しくは99%超である、請求項97に記載の方法。
【請求項104】
前記の温度が、約4℃若しくは4℃乃至約−200℃若しくは−200℃である、請求項1乃至103のいずれか1項に記載の方法。
【請求項105】
前記の温度が、約2℃若しくは2℃乃至約−180℃若しくは−180℃である、請求項104に記載の方法。
【請求項106】
前記の温度が、約2℃若しくは2℃乃至約−170℃若しくは−170℃である、請求項105に記載の方法。
【請求項107】
前記の温度が、約0℃若しくは0℃乃至約−2℃若しくは−2℃、から、約−150℃若しくは−150℃乃至約−165℃若しくは−165℃、の間である、請求項106に記載の方法。
【請求項108】
得られた組成物の保存寿命が、約55℃若しくは55℃、約50℃若しくは50℃、約45℃若しくは45℃、約44℃若しくは44℃、約42℃若しくは42℃、約40℃若しくは40℃、約39℃若しくは39℃、約38℃若しくは38℃、約37℃若しくは37℃、又はこれ未満の温度にて、約1週間若しくは1週間乃至約1ヶ月間若しくは1ヶ月間、約1ヶ月間若しくは1ヶ月間乃至約6ヶ月間若しくは6ヶ月間、約6ヶ月間若しくは6ヶ月間乃至約1年間若しくは1年間、約1年間若しくは1年間乃至約2年間若しくは2年間、又は約2年間若しくは2年間乃至約5年間若しくは5年間である、請求項1乃至107のいずれか1項に記載の方法。
【請求項109】
前記の溶液及び/又は得られた組成物が、さらに活性剤を含む、請求項1乃至108のいずれか1項に記載の方法。
【請求項110】
前記の活性剤が、抗生物質、化学療法薬、抗糖尿病薬、抗痙攣薬、鎮痛薬、抗パーキンソン薬、抗炎症薬、カルシウムアンタゴニスト、麻酔薬、抗菌薬、抗マラリア薬、抗寄生虫薬、降圧薬、抗ヒスタミン薬、解熱薬、アルファ‐アドレナリンアゴニスト、アルファ遮断薬、殺生物剤、殺菌剤、気管支拡張薬(bronchial dilators)、ベータ‐アドレナリン遮断薬、避妊薬、心血管治療薬、カルシウムチャネル阻害薬、抑制薬、診断薬、利尿薬、電解質、酵素、睡眠薬、ホルモン、血糖降下薬、血糖上昇薬(hyperglycemics)、筋収縮薬、筋弛緩薬、組織形成薬(neoplasties)、糖タンパク質、核タンパク質、リポタンパク質、点眼薬(ophthalmics)、精神賦活薬、鎮静薬、ステロイド、交感神経刺激薬、副交感神経刺激薬、トランキライザー、経尿路薬(urinary tract drugs)、ワクチン、経膣薬(vaginal drugs)、非ステロイド性抗炎症薬、アンギオテンシン変換酵素、ポリヌクレオチド、ポリペプチド、多糖、酵素、ホルモン、ビタミン、ミネラル、及び栄養補助薬、の中から選択される、請求項109に記載の方法。
【請求項111】
前記のマイクロ粒子の水分含量の調節を、それによって、約25℃の温度での約6ヶ月間乃至約1年間の保存後に、前記の化合物の活性の少なくとも約90%若しくは90%が維持されるように行う、請求項1乃至110のいずれか1項に記載の方法。
【請求項112】
前記のマイクロ粒子の水分含量が、約0.01%若しくは0.01%乃至約20%若しくは20%である、請求項1乃至111のいずれか1項に記載の方法。
【請求項113】
前記の化合物がマイクロ担体(micro‐carrier)である、請求項1に記載の方法。
【請求項114】
前記の得られたマイクロ粒子が、前記の化合物とは異なるマイクロ担体をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項115】
前記のマイクロ担体が、アミノ酸、カルボン酸、タンパク質、核酸、多糖、及びヒドロゲルを形成する能力を有する物質の中から選択される、請求項113又は請求項114に記載の方法。
【請求項116】
前記の化合物が、核酸又はタンパク質であり、前記のマイクロ担体が、ヒドロゲルを形成する能力を有する物質である、請求項115に記載の方法。
【請求項117】
前記のマイクロ担体が、ゼラチン又はデキストランである、請求項113又は請求項116に記載の方法。
【請求項118】
前記の化合物がsiRNAであり、前記のマイクロ担体がゼラチンである、請求項117に記載の方法。
【請求項119】
前記の溶液に添加される対イオンの濃度が、0mM、又は約0mM若しくは0mMから約100mM若しくは100mMまで、又は100mMである、請求項1乃至118のいずれか1項に記載の方法。
【請求項120】
前記の溶液に添加される対イオンの濃度が、0mM、又は約0mM若しくは0mMから約50mM若しくは50mMまで、又は50mMである、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
前記の溶液に添加される対イオンの濃度が、0mM、又は約0mM若しくは0mMから約20mM若しくは20mMまで、又は20mMである、請求項120に記載の方法。
【請求項122】
前記の溶液に添加される対イオンの濃度が、0mM、又は約0mM若しくは0mMから約10mM若しくは10mMまで、又は10mMである、請求項121に記載の方法。
【請求項123】
前記の溶液に添加される対イオンの濃度が、1mM、又は約1mM若しくは1mMから約5mM若しくは5mMまで、又は5mMである、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
前記の溶液に添加される対イオンの濃度が、約2mM若しくは2mMである、請求項123に記載の方法。
【請求項125】
前記の少しずつの冷却が冷やすことによって行われる、請求項1乃至124のいずれか1項に記載の方法。
【請求項126】
前記の少しずつの冷却が吸熱反応によって行われる、請求項1乃至124のいずれか1項に記載の方法。
【請求項127】
前記の少しずつの冷却が、0.01℃/分、又は約0.01若しくは0.01℃/分から約20若しくは20℃/分まで、又は20℃/分、の速度で行われる、請求項125又は請求項126に記載の方法。
【請求項128】
前記の少しずつの冷却が、約0.05若しくは0.05℃/分又は約0.1若しくは0.1℃/分から約10若しくは10℃/分又は約15若しくは15℃/分まで、の速度で行われる、請求項127に記載の方法。
【請求項129】
前記の少しずつの冷却が、約0.2若しくは0.2℃/分から約5若しくは5℃/分まで、の速度で行われる、請求項128に記載の方法。
【請求項130】
前記の少しずつの冷却が、約0.5若しくは0.5℃/分から約2若しくは2℃/分まで、の速度で行われる、請求項129に記載の方法。
【請求項131】
前記の少しずつの冷却が、約1若しくは1℃/分の速度で行われる、請求項130に記載の方法。
【請求項132】
前記のマイクロ粒子のサイズが、0.001μm、又は約0.001若しくは0.001μmから約50若しくは50μmまで、又は50μm、である、請求項1乃至131のいずれか1項に記載の方法。
【請求項133】
前記のマイクロ粒子のサイズが、0.3μm、又は約0.3若しくは0.3μmから約30若しくは30μmまで、又は30μm、である、請求項132に記載の方法。
【請求項134】
前記のマイクロ粒子のサイズが、0.5μm、又は約0.5若しくは0.5μmから約10若しくは10μmまで、又は10μm、である、請求項133に記載の方法。
【請求項135】
前記のマイクロ粒子のサイズが、0.5μm、又は約0.5若しくは0.5μmから約5.0若しくは5.0μmまで、又は5.0μm、である、請求項134に記載の方法。
【請求項136】
前記のマイクロ粒子のサイズが、1.0μm、又は約1.0若しくは1.0μmから約5.0若しくは5.0μmまで、又は5.0μm、である、請求項135に記載の方法。
【請求項137】
前記のマイクロ粒子のサイズが、約1.0若しくは1.0μmから約2.0若しくは2.0μm、約3.0若しくは3.0μm、約4.0若しくは4.0μm、又は約5.0若しくは5.0μmまでである、請求項136に記載の方法。
【請求項138】
化合物のマイクロ粒子及び対イオンを含む組成物であって、ここで、該化合物及び該対イオンが互いに異なる、組成物。
【請求項139】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約50億若しくは50億まで、又は50億ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項138に記載の組成物。
【請求項140】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約10億若しくは10億まで、又は10億ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項139に記載の組成物。
【請求項141】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約5000万若しくは5000万まで、又は5000万ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項140に記載の組成物。
【請求項142】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約2000万若しくは2000万まで、又は2000万ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項141に記載の組成物。
【請求項143】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約1500万若しくは1500万まで、又は1500万ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項142に記載の組成物。
【請求項144】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約1000万若しくは1000万まで、又は1000万ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項143に記載の組成物。
【請求項145】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約500万若しくは500万まで、又は500万ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項144に記載の組成物。
【請求項146】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約100万若しくは100万まで、又は100万ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項145に記載の組成物。
【請求項147】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約500,000若しくは500,000まで、又は500,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項146に記載の組成物。
【請求項148】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約300,000若しくは300,000まで、又は300,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項147に記載の組成物。
【請求項149】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約200,000若しくは200,000まで、又は200,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項148に記載の組成物。
【請求項150】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約100,000若しくは100,000まで、又は100,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項149に記載の組成物。
【請求項151】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約50,000若しくは50,000まで、又は50,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項150に記載の組成物。
【請求項152】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約25,000若しくは25,000まで、又は25,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項151に記載の組成物。
【請求項153】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約15,000若しくは15,000まで、又は15,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項152に記載の組成物。
【請求項154】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約10,000若しくは10,000まで、又は10,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項153に記載の組成物。
【請求項155】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約5,000若しくは5,000まで、又は5,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項154に記載の組成物。
【請求項156】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約3,000若しくは3,000まで、又は3,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項155に記載の組成物。
【請求項157】
前記の化合物が、1000、又は約1000若しくは1000から約2,000若しくは2,000まで、又は2,000ダルトンの分子量を有する高分子である、請求項156に記載の組成物。
【請求項158】
前記の化合物が低分子である、請求項138に記載の組成物。
【請求項159】
前記の高分子が、ポリヌクレオチド、核酸、ポリペプチド、糖ペプチド、タンパク質、炭水化物、脂質、脂肪酸、多糖、炭水化物‐若しくは多糖‐タンパク質抱合体、ウィルス、ウィルス粒子、ウィロイド、プリオン、及びこれらの混合物の中から選択される、請求項139乃至157のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項160】
前記の高分子が、ホルモン、プロスタグランジン、抗生物質、化学療法薬、造血薬、抗感染症薬、抗潰瘍薬、抗アレルギー薬、解熱薬、鎮痛薬、抗炎症薬、抗認知症薬、抗ウィルス薬、抗腫瘍薬、抗うつ薬、向精神薬、強心薬、利尿薬、抗不整脈薬、血管拡張薬、降圧薬、抗糖尿病薬、抗凝固薬、及びコレステロール低下薬の中から選択される、請求項139乃至157及び159のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項161】
前記の高分子が低分子と抱合体形成している、請求項159又は請求項160に記載の組成物。
【請求項162】
前記の低分子が、ハプテン、ホルモン、プロスタグランジン、抗生物質、化学療法薬、造血薬、抗感染症薬、抗潰瘍薬、抗アレルギー薬、解熱薬、鎮痛薬、抗炎症薬、抗認知症薬、抗ウィルス薬、抗腫瘍薬、抗うつ薬、向精神薬、強心薬、利尿薬、抗不整脈薬、血管拡張薬、降圧薬、抗糖尿病薬、抗凝固薬、及びコレステロール低下薬の中から選択される、請求項161に記載の組成物。
【請求項163】
前記の低分子の分子量が、約50若しくは50乃至約1000若しくは1000ダルトンである、請求項158に記載の組成物。
【請求項164】
前記の低分子が、ハプテン、ホルモン、プロスタグランジン、抗生物質、化学療法薬、造血薬、抗感染症薬、抗潰瘍薬、抗アレルギー薬、解熱薬、鎮痛薬、抗炎症薬、抗認知症薬、抗ウィルス薬、抗腫瘍薬、抗うつ薬、向精神薬、強心薬、利尿薬、抗不整脈薬、血管拡張薬、降圧薬、抗糖尿病薬、抗凝固薬、及びコレステロール低下薬の中から選択される、請求項158又は請求項163に記載の組成物。
【請求項165】
前記の低分子が抗生物質である、請求項164に記載の組成物。
【請求項166】
前記の抗生物質が、アミノグリコシド、アンサマイシン、カルバセフェム、カルバペネム、セファロスポリン、マクロライド、ペニシリン、キノロン、スルホンアミド、及びテトラサイクリンの中から選択される、請求項165に記載の組成物。
【請求項167】
前記の抗生物質が、ペニシリン又はテトラサイクリンである、請求項165に記載の組成物。
【請求項168】
前記の抗生物質がアミノグリコシドである、請求項165に記載の組成物。
【請求項169】
前記のアミノグリコシドが、カナマイシン又はトブラマイシンである、請求項168に記載の組成物。
【請求項170】
前記の化合物が抗ウィルス薬である、請求項164に記載の組成物。
【請求項171】
前記の抗ウィルス薬が、インフルエンザ、パラインフルエンザ、又はRSウィルスが媒介する感染症の治療のためのものである、請求項170に記載の組成物。
【請求項172】
前記の抗ウィルス薬が、ザナミビル又はリン酸オセルタミビルである、請求項171に記載の組成物。
【請求項173】
前記の化合物が化学療法薬である、請求項164に記載の組成物。
【請求項174】
前記の化学療法薬が、アルキル化薬、アントラサイクリン、細胞骨格破壊薬、エポシロン、トポイソメラーゼIIの阻害薬、ヌクレオチド類似体、白金を主体とする薬剤、レチノイド、及びビンカアルカロイドの中から選択される、請求項173に記載の組成物。
【請求項175】
前記の化学療法薬が細胞骨格破壊薬である、請求項174に記載の組成物。
【請求項176】
前記の細胞骨格破壊薬がパクリタキセルである、請求項175に記載の組成物。
【請求項177】
前記の化合物がプロスタグランジンである、請求項164に記載の組成物。
【請求項178】
前記の高分子が核酸である、請求項159に記載の組成物。
【請求項179】
前記の核酸が、DNA、RNA、及びPNAの中から選択される、請求項178に記載の組成物。
【請求項180】
前記の核酸がRNAである、請求項179に記載の組成物。
【請求項181】
前記のRNAが、siRNA、tRNA、snRNA、及びリボザイムの中から選択される、請求項180に記載の組成物。
【請求項182】
前記のRNAがsiRNAである、請求項181に記載の組成物。
【請求項183】
前記の高分子がウィルスである、請求項159に記載の組成物。
【請求項184】
前記のウィルスがタバコモザイクウィルスである、請求項183に記載の組成物。
【請求項185】
前記の高分子が糖ペプチドである、請求項159に記載の組成物。
【請求項186】
前記の糖ペプチドがバンコマイシンである、請求項185に記載の組成物。
【請求項187】
前記の高分子がペプチドである、請求項159に記載の組成物。
【請求項188】
前記のペプチドがリュープロリドである、請求項187に記載の組成物。
【請求項189】
前記のペプチドがソマトスタチンである、請求項187に記載の組成物。
【請求項190】
前記の化合物が水不溶性である、請求項139又は請求項158に記載の組成物。
【請求項191】
前記の対イオンが、アニオン性化合物、カチオン性化合物、及び双性イオン性化合物の中から選択される、請求項138乃至190のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項192】
前記の対イオンがアニオン性化合物である、請求項191に記載の組成物。
【請求項193】
前記のアニオン性化合物が、クエン酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、硫酸亜鉛、硫酸マグネシウム、硫酸カリウム、及び硫酸カルシウムの中から選択される、請求項192に記載の組成物。
【請求項194】
前記のアニオン性化合物が硫酸ナトリウムである、請求項193に記載の組成物。
【請求項195】
前記の対イオンが、クエン酸、イタコン酸、及びピバル酸の中から選択される、請求項138乃至190のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項196】
前記の対イオンがアミノ酸である、請求項138乃至195のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項197】
前記の対イオンが、グリシン又はアルギニンである、請求項196に記載の組成物。
【請求項198】
前記の対イオンが、ポリエチレングリコール(PEG)又はポリエチレンイミン(PEI)である、請求項158及び163乃至177のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項199】
得られたマイクロ粒子組成物が、耐酸コーティング剤、耐プロテアーゼコーティング剤、腸溶コーティング剤、バルキング剤、賦形剤、不活性成分、安定性促進剤、味及び/若しくは芳香の修飾剤又はマスキング剤、ビタミン、糖、治療薬、抗酸化剤、免疫調節薬、膜貫通輸送修飾薬、固化防止剤、キトサン、又は流動性促進剤をさらに含む、請求項138乃至198のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項200】
約55℃若しくは55℃、約50℃若しくは50℃、約45℃若しくは45℃、約44℃若しくは44℃、約42℃若しくは42℃、約40℃若しくは40℃、約39℃若しくは39℃、約38℃若しくは38℃、約37℃若しくは37℃、又はこれ未満の温度にて、約1週間若しくは1週間乃至約1ヶ月間若しくは1ヶ月間、約1ヶ月間若しくは1ヶ月間乃至約6ヶ月間若しくは6ヶ月間、約6ヶ月間若しくは6ヶ月間乃至約1年間若しくは1年間、約1年間若しくは1年間乃至約2年間若しくは2年間、又は約2年間若しくは2年間乃至約5年間若しくは5年間、の保存寿命を有する、請求項138乃至199のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項201】
さらに活性剤を含む、請求項138乃至200のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項202】
前記の活性剤が、抗生物質、化学療法薬、抗糖尿病薬、抗痙攣薬、鎮痛薬、抗パーキンソン薬、抗炎症薬、カルシウムアンタゴニスト、麻酔薬、抗菌薬、抗マラリア薬、抗寄生虫薬、降圧薬、抗ヒスタミン薬、解熱薬、アルファ‐アドレナリンアゴニスト、アルファ遮断薬、殺生物剤、殺菌剤、気管支拡張薬、ベータ‐アドレナリン遮断薬、避妊薬、心血管治療薬、カルシウムチャネル阻害薬、抑制薬、診断薬、利尿薬、電解質、酵素、睡眠薬、ホルモン、血糖降下薬、血糖上昇薬、筋収縮薬、筋弛緩薬、組織形成薬、糖タンパク質、核タンパク質、リポタンパク質、点眼薬、精神賦活薬、鎮静薬、ステロイド、交感神経刺激薬、副交感神経刺激薬、トランキライザー、経尿路薬、ワクチン、経膣薬、非ステロイド性抗炎症薬、アンギオテンシン変換酵素、ポリヌクレオチド、ポリペプチド、多糖、酵素、ホルモン、ビタミン、ミネラル、及び栄養補助薬、の中から選択される、請求項202に記載の組成物。
【請求項203】
前記のマイクロ粒子中の化合物の量が、重量/重量%で、約0.1%若しくは0.1%乃至約99%若しくは99%、又はこれを超える量である、請求項138乃至202のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項204】
前記のマイクロ粒子中の化合物の量が、重量/重量%で、約0.2%若しくは0.2%乃至約95%若しくは95%、又はこれを超える量である、請求項203に記載の組成物。
【請求項205】
前記のマイクロ粒子中の化合物の量が、重量/重量%で、約0.5%若しくは0.5%乃至約90%若しくは90%、又はこれを超える量である、請求項204に記載の組成物。
【請求項206】
前記のマイクロ粒子中の化合物の量が、重量/重量%で、約1%若しくは1%乃至約85%若しくは85%、又はこれを超える量である、請求項205に記載の組成物。
【請求項207】
前記のマイクロ粒子中の化合物の量が、重量/重量%で、約2%若しくは2%乃至約80%若しくは80%、又はこれを超える量である、請求項206に記載の組成物。
【請求項208】
前記のマイクロ粒子中の化合物の量が、重量/重量%で、約5%若しくは5%乃至約75%若しくは75%、又はこれを超える量である、請求項207に記載の組成物。
【請求項209】
前記のマイクロ粒子中の化合物の量が、重量/重量%で、約65%乃至約90%である、請求項208に記載の組成物。
【請求項210】
前記のマイクロ粒子中の化合物の量が、重量/重量%で、約70%乃至約85%、86%、87%、88%、89%、又は90%である、請求項209に記載の組成物。
【請求項211】
前記のマイクロ粒子中の化合物の量が、重量/重量%で、約90%乃至約99%である、請求項210に記載の組成物。
【請求項212】
前記のマイクロ粒子の水分含量の調節を、それによって、約25℃の温度での約6ヶ月間若しくは6ヶ月間乃至約1年間若しくは1年間の保存後に、前記の化合物の活性の少なくとも約90%若しくは90%が維持されるように行う、請求項138乃至211のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項213】
前記のマイクロ粒子中の対イオンの量が、重量/重量%で、約0.01%若しくは0.01%乃至約60%若しくは60%である、請求項138乃至212のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項214】
前記のマイクロ粒子中の対イオンの量が、重量/重量%で、約0.5%若しくは0.5%乃至約50%若しくは50%である、請求項213に記載の組成物。
【請求項215】
前記のマイクロ粒子中の対イオンの量が、重量/重量%で、約1%若しくは1%乃至約2%若しくは2%である、請求項214に記載の組成物。
【請求項216】
前記のマイクロ粒子中の対イオンの量が、重量/重量%で、約0.01%若しくは0.01%乃至約20%若しくは20%である、請求項213に記載の組成物。
【請求項217】
前記のマイクロ粒子中の対イオンの量が、重量/重量%で、約0.05%若しくは0.05%乃至約15%若しくは15%である、請求項216に記載の組成物。
【請求項218】
前記のマイクロ粒子中の対イオンの量が、重量/重量%で、約0.1%若しくは0.1%乃至約10%若しくは10%である、請求項217に記載の組成物。
【請求項219】
前記のマイクロ粒子中の対イオンの量が、重量/重量%で、約0.2%若しくは0.2%乃至約5%若しくは5%である、請求項218に記載の組成物。
【請求項220】
前記のマイクロ粒子中の水分含量が、約6%若しくは6%乃至約12%若しくは12%である、請求項217に記載の組成物。
【請求項221】
前記のマイクロ粒子中の水分含量が、約7%若しくは7%乃至約10.5%若しくは10.5%である、請求項220に記載の組成物。
【請求項222】
経口投与用である、請求項138乃至221のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項223】
経口摂取用である、請求項138乃至222のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項224】
静脈内、鼻腔内、非経口、経肺、皮下、点眼、又は筋肉内投与用である、請求項138乃至221のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項225】
吸入用である、請求項138乃至222のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項226】
前記のマイクロ粒子のサイズが、約0.001μm若しくは0.001μm乃至約50μm若しくは50μmである、請求項138乃至225のいずれか1項に記載の組成物。
【請求項227】
前記のマイクロ粒子のサイズが、約0.3μm若しくは0.3μm乃至約30μm若しくは30μmである、請求項226に記載の組成物。
【請求項228】
前記のマイクロ粒子のサイズが、約0.5μm若しくは0.5μm乃至約10μm若しくは10μmである、請求項227に記載の組成物。
【請求項229】
前記のマイクロ粒子のサイズが、約0.5μm若しくは0.5μm乃至約5.0μm若しくは5.0μmである、請求項228に記載の組成物。
【請求項230】
前記のマイクロ粒子のサイズが、約1.0μm若しくは1.0μm乃至約5.0μm若しくは5.0μmである、請求項229に記載の組成物。
【請求項231】
前記のマイクロ粒子のサイズが、約1.0μm乃至約2.0、3.0、4.0、若しくは5.0μmである、請求項230に記載の組成物。
【請求項232】
請求項138乃至231のいずれか1項に記載の組成物、該組成物のための包装材、及び該組成物が治療、ニュートラシューティカル(nutraceuticals)、又は美容品に適応されることを示すラベル、を含む製品。
【請求項233】
前記の組成物が治療に適応される、請求項232に記載の製品。
【請求項234】
前記の治療への適応が癌である、請求項233に記載の製品。
【請求項235】
前記の治療への適応が、インフルエンザ、パラインフルエンザ、又は呼吸器障害である、請求項233に記載の製品。
【請求項236】
前記の組成物の経肺投与のための吸入器をさらに含む、請求項235に記載の製品。
【請求項237】
前記の吸入器が、ドライパウダー吸入器、定量噴霧式吸入器、又は静電送達装置(electrostatic delivery device)である、請求項236に記載の製品。
【請求項238】
請求項138乃至231のいずれか1項に記載の組成物の治療効果量を対象へ投与することを含む、感染性疾患を予防又は治療する方法。
【請求項239】
前記の感染性疾患が、アルボウィルス感染、ボツリヌス中毒、ブルセラ症、カンジダ症、カンピロバクター症、水痘、クラミジア感染症、コレラ、コロノウィルス感染症、ブドウ球菌感染症、コクサッキーウィルス感染症、クロイツフェルト‐ヤコブ病、クリプトスポリジウム症、シクロスポラ感染症(cyclospora infection)、サイトメガロウィルス感染症、エプスタイン‐バーウィルス感染症、デング熱、ジフテリア、耳感染症、脳炎、インフルエンザウィルス感染症、パラインフルエンザウィルス感染症、ジアルジア症、淋病、インフルエンザ菌感染症、ハンタウィルス感染症、ウィルス肝炎、単純ヘルペスウィルス感染症、HIV/AIDS、ヘリコバクター感染症、ヒトパピローマウィルス(HPV)感染症、伝染性単核球症、レジオネラ症、ハンセン病、レプトスピラ症、リステリア症、ライム病、リンパ性脈絡髄膜炎、マラリア、麻疹、マルブルグ出血熱(marburg hemorrhagic fever)、脳膜炎、サル痘、流行性耳下腺炎、マイコバクテリア感染症、マイコプラズマ感染症、ノーウォークウィルス感染症、百日咳、蟯虫感染症、肺炎球菌の疾患、ストレプトコッカスニューモニエ(Streptococcus pneumonia)感染症、マイコプラズマニューモニエ(Mycoplasma pneumoniae)感染症、モラクセラカタラーリス(Moraxella catarrhalis)感染症、シュードモナスエルジノーサ(Pseudomonas aeruginosa)感染症、ロタウィルス感染症、オウム病、狂犬病、RSウィルス感染症(RSV)、白癬、ロッキー山紅斑熱、風疹、サルモネラ症、SARS、疥癬、性行為感染症、細菌性赤痢、帯状疱疹、スポロトリコーシス、レンサ球菌感染症、梅毒、テタヌス、旋毛虫症、結核、野兎病、腸チフス、ウィルス性髄膜炎、細菌性髄膜炎、西ナイルウィルス感染症、黄熱、アデノウィルスが媒介する感染症及び疾患、レトロウィルスが媒介する感染性疾患、並びにエルシニア人畜共通感染症、の中から選択される、請求項238に記載の方法。
【請求項240】
前記の感染性疾患が、インフルエンザウィルス、パラインフルエンザウィルス、RSウィルス感染症の中から選択される、請求項239に記載の方法。
【請求項241】
前記の投与が、経口、静脈内、鼻腔内、非経口、皮下、経皮、局所、関節内、筋肉内、又は吸入投与によって実施される、請求項238乃至240のいずれか1項に記載の方法。
【請求項242】
siRNAのマイクロ粒子を作製する方法であって:
(a)水性溶媒中のsiRNAの溶液に貧溶媒を添加する工程;及び、
(b)該溶液を少しずつ約25℃未満の温度まで冷却し、それによって、siRNAを含むマイクロ粒子を含む組成物を形成させる工程、
を含み、ここで、工程(a)及び(b)は、同時に、順次に、断続的に、又はいかなる順序によっても行われる、方法。
【請求項243】
(c)対イオンを添加する工程、
をさらに含み、ここで、工程(a)、(b)、及び(c)は、同時に、順次に、断続的に、又はいかなる順序によっても行われる、請求項242に記載の方法。
【請求項244】
前記の貧溶媒がイソプロパノールである、請求項242又は請求項243に記載の方法。
【請求項245】
前記の溶媒が水である、請求項242乃至244のいずれか1項に記載の方法。
【請求項246】
siRNAのマイクロ粒子を含む、組成物。
【請求項247】
対イオンをさらに含む、請求項246に記載の組成物。
【請求項248】
ウィルスのマイクロ粒子を作製する方法であって:
(a)水性溶媒中のウィルスの溶液に貧溶媒を添加する工程;及び、
(b)該溶液を少しずつ約25℃未満の温度まで冷却し、それによって、ウィルスを含むマイクロ粒子を含む組成物を形成させる工程、
を含み、ここで、工程(a)及び(b)は、同時に、順次に、断続的に、又はいかなる順序によっても行われる、方法。
【請求項249】
(c)対イオンを添加する工程、
をさらに含み、ここで、工程(a)、(b)、及び(c)は、同時に、順次に、断続的に、又はいかなる順序によっても行われる、請求項248に記載の方法。
【請求項250】
前記の貧溶媒がイソプロパノールである、請求項248又は請求項249に記載の方法。
【請求項251】
ウィルスのマイクロ粒子を作製する方法であって:
(a)水性溶媒中のウィルスの溶液に対イオンを添加する工程;及び、
(b)該溶液を少しずつ約25℃未満の温度まで冷却し、それによって、ウィルスを含むマイクロ粒子を含む組成物を形成させる工程、
を含み、ここで、工程(a)及び(b)は、同時に、順次に、断続的に、又はいかなる順序によっても行われる、方法。
【請求項252】
(c)貧溶媒を添加する工程、
をさらに含み、ここで、工程(a)、(b)、及び(c)は、同時に、順次に、断続的に、又はいかなる順序によっても行われる、請求項251に記載の方法。
【請求項253】
前記の貧溶媒がイソプロパノールである、請求項252に記載の方法。
【請求項254】
前記の溶媒が水である、請求項251乃至253のいずれか1項に記載の方法。
【請求項255】
ウィルスのマイクロ粒子を含む、組成物。
【請求項256】
対イオンをさらに含む、請求項255に記載の組成物。
【請求項257】
前記のウィルスがタバコモザイクウィルスである、請求項255又は請求項256に記載の組成物。

【公表番号】特表2010−534563(P2010−534563A)
【公表日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−518390(P2010−518390)
【出願日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際出願番号】PCT/US2008/071055
【国際公開番号】WO2009/015286
【国際公開日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(508221833)ネクスバイオ,インク. (4)
【Fターム(参考)】