説明

マスコット人形

【課題】 キーホールダー、携帯電話などに付けるマスコットとして、単純同一の外観をもちながら、指で頭を押すと各人形ごとに固有の腕の動きをし、音楽に合わせてリズム遊びを楽しんだり、お年寄りやリハビリ時の手指の運動を楽しくしたりする、リズム遊びマスコット人形群を提供する。
【解決手段】上半身と、該上半身内を摺動するように取り付けられた下半身、ならびに前記上半身に対して回転するように取り付けられた両腕に連結し、上半身を上下に動かすことにより両腕を動かすことができる動作手段より構成されるマスコット人形。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キーホールダー、携帯電話などに付けるマスコットとして、単純同一の外観をもちながら、指で頭を押すと各人形ごとに固有の腕の動きをし、音楽に合わせてリズム遊びを楽しんだり、お年寄りやリハビリ時の手指の運動を楽しくしたりする、リズム遊びマスコット人形群に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、キーホールダー、携帯電話などに付けるマスコットは、有名キャラクター、タレントなどをテーマに、外観、デザインのみに重点がおかれ、指を使って動きを楽しむことに重点を置いたものは少ない。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、次のような問題点があった。
(イ)指を使って動きを楽しむことができない。
(ロ)高額な版権料のためコスト高になる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上半身と、該上半身内を摺動するように取り付けられた下半身、ならびに前記上半身に対して回転するように取り付けられた両腕に連結し、上半身を上下に動かすことにより両腕を動かすことができる動作手段より構成されるマスコット人形である。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、頭を指で押すと人形ごとに固有の腕の動きをし、音楽に合わせてリズム遊びを楽しむことができ、キーホールダーや携帯電話等に付けるマスコットとしても使用できる。またお年寄りやリハビリ時の手指の運動がを楽しくなるものである。
外観を単純同一化することは各人形間の動きの違いを際立たせることになり、さらには版権料コストの節減が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下本発明の第一の実施の形態を説明する。
(イ)上半身(1)に、ラックギア(3)の付いた下半身(2)が、上半身(1)の内部を摺動するように取り付けられている。
(ロ)上半身(1)にはラックギア(3)にかみ合うギア(4)が設けられている。
(ハ)ギア(4)の中心には軸(5)が挿入されており、軸(5)の両端には両腕(6)が取り付けられている。
(ニ)上半身(1)の内部には、上半身(1)が下方へ摺動した後、元の位置に復帰させるためのバネ(7)が設けられている。
本発明は、以上の構成よりなっている、
本発明を使用するときは、指で頭部(8)を押すと、上半身(1)はバネ(7)を圧縮しながら下半身(2)の外側を下方に移動する。この時下半身(2)に付けられたラックギア(3)は、両腕(6)の軸(5)に付けられたギア(4)を回転させ、両腕(6)を前方に振り上げる。手を離すとバネ(7)の復元力により上半身(1)および両腕(6)は元の状態に戻る。以上の動作を繰り返すことにより、音楽に合わせてリズム遊びを楽しんだり、お年寄りやリハビリ時の手指の運動を楽しくしたりするものである。
【0007】
以下本発明の第二の実施の形態を説明する
前記本発明の第一の実施形態と主に異なる点は、動作伝達手段としてラックギア(3)とギア(4)の代わりに、下半身(2)に設けられた突起(9)と両腕を戻すためのトーションバネ(10)を用いている点である。頭部(8)を押すと上半身(1)はバネ(7)を圧縮しながら下半身(2)の外側を下方に移動する。この時下半身に設けられた突起(9)が両腕(6)の付け根に当たり、腕取り付け軸(11)を中心に両腕(6)が回動する。手を離すとバネ(7)及びトーションバネ(10)の反発力により両腕及び上半身は元の位置に復帰する。
【0008】
以下本発明の第三の実施の形態を説明する。
前記本発明の第一の実施形態と主に異なる点は、動作伝達手段としてラックギア(3)とギア(4)の代わりに、下半身(2)にピン(12)を、両腕(6)には長穴(13)を設けている点である。頭部(8)を押すと上半身(1)はバネ(7)を圧縮しながら下半身(2)の外側を下方に移動する。この時下半身に設けられたピン(12)が両腕(6)に設けられた長穴の中を摺動し、腕取り付け軸(11)を中心に両腕(6)が回動する。手を離すとバネ(7)の反発力により上半身(1)及び両腕(6)は元の位置に復帰する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の分解斜視図
【図3】本発明の第二の実施形態の分解斜視図
【図4】本発明の第三の実施形態の分解斜視図
【図5】本発明の使用状態を示す斜視図
【図6】本発明の使用状態を示す斜視図
【図7】本発明の使用状態を示す斜視図
【符号の説明】
【0010】
1 上半身
2 下半身
3 ラックギア
4 ギア
5 軸
6 両腕
7 バネ
8 頭部
9 突起
10 トーションバネ
11 腕取り付け軸
12 ピン
13 長穴

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上半身と、該上半身内に摺動するように取り付けられた下半身、ならびに前記上半身に対して回転するように取り付けられた両腕に連結し、上半身を上下に動かすことにより両腕を動かすことができる動作伝達手段より構成されるマスコット人形。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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