説明

マッサージ機構、及びこのマッサージ機構を備えたマッサージ機

【課題】人手による揉み動作に近いマッサージ感覚を与えることができるマッサージ機構、及びマッサージ機を提供する。
【解決手段】ベース部材10と、モータ14と、被施療部をマッサージするマッサージ部材11と、モータ14に連動連結された回転部材15と、回転部材15に設けられマッサージ部材11の一部11aを支持する第1クランク部材16と、ベース部材16に設けられマッサージ部材11の他部11bを支持するとともに、第1クランク部材16によるマッサージ部材11の回転運動を揺動運動に変換する変換部材17と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人手による揉み動作に近いマッサージ感覚を与えることができるマッサージ機構、及びこのマッサージ機構を備えたマッサージ機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、回転体の回転中心から偏心した位置に取り付けられた左右一対のマッサージ体を有し、回転体を回転させることにより、対のマッサージ体が前記回転中心の周りを公転して被施療部をマッサージするマッサージ機が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】国際公開WO95/34268号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記特許文献1に開示されたマッサージ機においては、偏心回転させることにより対のマッサージ体を単に相互近接離反させてマッサージを行うに過ぎず、人手による揉み動作の感覚にはほど遠いものであった。
【0005】
そこで本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、人手による揉み動作に近いマッサージ感覚を与えることができるマッサージ機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のマッサージ機構は、ベース部材と、モータと、被施療部をマッサージするマッサージ部材と、前記モータに連動連結された回転部材と、前記回転部材に設けられ前記マッサージ部材の一部を支持する第1クランク部材と、前記ベース部材に設けられ前記マッサージ部材の他部を支持するとともに、前記第1クランク部材による前記マッサージ部材の回転運動を揺動運動に変換する変換部材と、を有することを特徴とする。
このような構成とすることにより、マッサージ部材の一部側は偏心回転させ、マッサージ部材の他部側は揺動させることができ、被施療部に対して人手による揉み動作に近いマッサージ感覚を与えることができる。
【0007】
また、前記変換部材は、ベース部材に対して回転可能に軸支された回転軸部を有する第2クランク部材であることが好ましい。
このような構成とすることにより、第1クランク部材が「クランク」、マッサージ部材が「リンク」、第2クランク部材が「てこ」として機能するてこクランク機構の原理を利用して、人手による揉み動作に近いマッサージを実現することができる。従って、変換部材に対して高い寸法精度が要求されることなく、マッサージ部材を安定して揺動させることができる。
【0008】
また、前記マッサージ部材は左右で対を成し、前記第2クランク部材の回転軸部は、前記回転部材の回転中心よりも左右外側方に位置することが好ましい。
このような構成とすることにより、マッサージ部材は全体として左右外側方へ大きく揺動するため、対のマッサージ部材が相互に大きく離反して、対のマッサージ部材間に位置する被施療部を伸長させるような感覚を与えることができる。
【0009】
また、前記モータの出力軸に設けられた回転シャフトと、前記回転シャフトに設けられたウォームギヤと、前記回転部材として、前記ウォームギヤの左右に噛合された左右で対を成すウォームホイールと、を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、単一のモータで対のマッサージ部材を動作させることができる。
【0010】
また、前記変換部材は、前記ベース部材又は前記マッサージ部材のいずれか一方に設けられたガイド溝と、いずれか他方に設けられ該ガイド溝に嵌合された被ガイド部材と、により構成することもできる。
このような構成とすることにより、回転部材にマッサージ部材が全体として連れ周りされるのを防止して、マッサージ部材の他部側を揺動させることができる。
【0011】
また、本発明のマッサージ機は、被施療者が着座する座部と、該座部の後部に設けられた背凭れ部と、該背凭れ部に設けられた被施療部をマッサージするマッサージ機構と、を有し、前記マッサージ機構は、ベース部材と、モータと、被施療部をマッサージするマッサージ部材と、前記モータに連動連結された回転部材と、前記回転部材に設けられ前記マッサージ部材の一部を支持する第1クランク部材と、前記ベース部材に設けられ前記マッサージ部材の他部を支持するとともに、前記第1クランク部材による前記マッサージ部材の回転運動を揺動運動に変換する変換部材と、を有することを特徴とする。
このような構成とすることにより、背骨を挟むように対のマッサージ部材を位置させ、対のマッサージ部材によって背骨の両側に存する筋肉(広背筋)をその筋繊維に沿って揉み上げ又は揉み下げすることができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、被施療部に対して人手による揉み動作に近いマッサージ感覚を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係るマッサージ機の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るマッサージ機構の斜視図である。
【図3】マッサージ機構の正面図である。
【図4】マッサージ機構の底面図である。
【図5】マッサージ機構の構成の一部を省略した斜視図である。
【図6】マッサージ機構の構成の一部を省略した正面図である。
【図7】マッサージ部材の動作説明図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係るマッサージ機構の正面図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係るマッサージ機構の背面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明のマッサージ機構について、このマッサージ機構を椅子型のマッサージ機に適用した場合を例示して説明する。図1は本発明に係るマッサージ機の斜視図であり、図2は本発明の第1実施形態に係るマッサージ機構の斜視図であり、図3はマッサージ機構の正面図であり、図4はマッサージ機構の底面図であり、図5はマッサージ機構の構成の一部を省略した斜視図であり、図6はマッサージ機構の構成の一部を省略した正面図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1に示す椅子型マッサージ機に着座した被施療者から見たときの方向の概念と一致するものとし、左手側が「左」であり、右手側が「右」であり、頭部側が「上」であり、腰部側が「下」であり、その他の場合は適宜説明するものとする。
【0015】
[マッサージ機の構成]
図1に示すとおり、本発明のマッサージ機1は、主として、被施療者が着座する座部3と、座部3の後部に矢視aに沿ってリクライニング可能に設けられた被施療者が凭れる背凭れ部4と、座部3の前部に矢視bに沿って上下揺動自在に設けられた被施療者の脹脛を含む脚部及び足裏を含む足部を支持するフットレスト5と、により構成される椅子本体2と、この椅子本体2を支持するとともに床面に載置される脚フレーム6と、座部3、背凭れ部4、及びフットレスト5に配設され対応する各被施療部をマッサージするマッサージ機構7と、を有している。なお、このフットレスト5は、脚部を支持する第1フットレスト部5aと、足部を支持する第2フットレスト部5bと、を有しており、本実施形態においては、第1及び第2フットレスト部5a,5bにマッサージ機構7が設けられている。
【0016】
[第1実施形態に係るマッサージ機構の構成]
以下、図1〜図6に基づいて、第1実施形態に係るマッサージ機構7について、背凭れ部4に配設されたマッサージ機構7を代表して説明する。
本発明のマッサージ機構7は、主として、背凭れ部4の内部に固定的又は移動可能に組み込まれたベース部材10と、被施療部をマッサージするマッサージ部材11と、マッサージ部材11を駆動する駆動機構12(図5及び図6参照)と、駆動機構12の動作を制御する制御部(図示せず)と、により構成されている。
【0017】
ベース部材10は、前後に所定間隔を存して対向配置された前後方向に板面を有する平板状の前ベース10a及び後ベース10bにより構成されており、この前ベース10aと後ベース10bがビス等よりなる連結部材10cにより連結されている。そして、ベース部材10の内部、つまり前ベース10aと後ベース10bの間には、駆動機構12が配設されている。この駆動機構12は、モータ14と、モータ14に連動連結されてこのモータ駆動により回転する回転部材15と、回転部材15に設けられマッサージ部材11の一部11aを支持する第1クランク部材16と、ベース部材10に設けられマッサージ部材11の他部11bを支持するとともに、第1クランク部材16によるマッサージ部材11の回転運動を揺動運動に変換する変換部材17と、により構成されている。
【0018】
後ベース10bは、その略中央部分において前方へ延設された、モータ14を取り付けるためのブラケット10dと、その下端部において前方へ延設された、モータ14の出力軸14aに設けられた回転シャフト18の軸受け部10eと、を有している。モータ14は、ブラケット10dを介してベース部材10に取り付けられており、上下方向を軸方向とする出力軸14aを有している。そして、この出力軸14aの先端には、ウォームギヤ19を備えた上下方向を軸方向とする回転シャフト18が設けられており、回転シャフト18の先端(下端部)が、ベアリング20を介して回転可能に後ベース10bが有する軸受け部10eに支持されている。このモータ14は、ベース部材10に設けられた制御部(図示せず)により、回転速度及び回転方向が制御される。
【0019】
回転シャフト18の左右両側方には、ウォームギヤ19に噛合するウォームホイールよりなる回転部材15が設けられている。左右対をなすウォームホイール15,15は、前後方向を軸方向とする軸芯C1周りに互いに逆方向に回転可能である。ウォームホイール15の軸芯C1(回転中心)には、第1クランク部材16の一端側である回転軸部21が挿通されており、この第1クランク部材16の一端側(回転軸部21)は、ウォームホイール15と一体的に回転可能に、ベース部材10が有する軸受け部(前ベース10a及び後ベース10bがそれぞれ有する軸受け部22,23)にベアリング24を介して支持されている。第1クランク部材16の他端側であり回転軸部21に対して偏心した偏心軸部25は、マッサージ部材11の一部11aに対してベアリング(図示せず)を介して相対的に回転可能に取り付けられている。
【0020】
マッサージ部材11は、前後方向に板面を有する平板状に構成された施療アーム27と、施療アーム27の前面に設けられて被施療部に当接する複数の施療子28と、により構成され、左右で対をなして構成されている。そして、施療アーム27(マッサージ部材11)は、その一部11aである下端部において、第1クランク部材16の偏心軸部25によってベース部材10に支持されている。偏心軸部25は、施療アーム27の一部11aに設けられた軸受け部29にベアリング(図示せず)を介して取り付けられている。
【0021】
施療アーム27(マッサージ部材11)は、その他部11bである上端部において、第1クランク部材16によるマッサージ部材11の回転運動を揺動運動に変換する変換部材17によってベース部材10に支持されている。この変換部材17は、ベース部材10が有する軸受け部(前ベース10a及び後ベース10bがそれぞれ有する軸受け部30,31)にベアリング(図示せず)を介して支持された回転軸部33と、ベアリング(図示せず)を介して施療アーム27を回転可能に支持するとともに回転軸部33に対して偏心した偏心軸部34と、により構成された第2クランク部材である。すなわち、第2クランク部材17は、その一端側がベース部材10に取り付けられ、その他端側がマッサージ部材11に取り付けられている。図6に示すとおり、第2クランク部材17の回転軸部33は、第1クランク部材16の回転軸部21(ウォームホイールの回転中心C1)よりも左右外側方に位置している。
【0022】
[マッサージ部材の動作]
以下、図7に基づいて、マッサージ部材11の動作について説明する。図7はマッサージ部材11の動作説明図である。
図6に示すとおり、制御部(図示せず)からの信号によりモータ14が駆動されると、モータ14の出力軸14aの先端に設けられた回転シャフト18が回転し、ウォームギヤ19に噛合したウォームホイール15が回転中心C1周りに回転する。そして、第1クランク部材16がウォームホイール15と一体回転するため、偏心軸部25が回転軸部21(ウォームホイール15の回転中心C1)を中心として公転することとなる。従って、図7に示すとおり、第1クランク部材16の偏心軸部25に支持されたマッサージ部材11の下端部11aである定点11Aは、回転中心C1周りを軌道11Cに沿って円運動する。一方、マッサージ部材11の上端部11bである定点11Bは、第2クランク部材17の偏心軸部34に相対回転可能に支持されているため、第2クランク部材17の偏心軸部34が回転軸部33周りを軌道11Dに沿って左右方向へ揺動する。すなわち、第1クランク部材16が「クランク」、マッサージ部材11が「リンク」、第2クランク部材17が「てこ」として機能するてこクランク機構の原理を利用して、マッサージ部材11を回転運動から揺動運動に変換することができる。
【0023】
図7に示すとおり、このように構成されたマッサージ機構7は、モータ14を正転させた場合には、マッサージ部材11の上端部11bが軌跡11Dに沿って左右内側から左右外側に向かって、被施療部である背部に対して、破線で示す筋繊維(広背筋)の方向に沿って略斜め上方に揉み上げることができる。しかも、第2クランク部材17の回転軸部33は、第1クランク部材16の回転軸部21よりも左右外側方に位置していることから、マッサージ部材11は全体として左右外側方へ大きく揺動するため、左右対のマッサージ部材11,11が相互に大きく離反して、対のマッサージ部材11,11間に位置する被施療部(背部)を左右方向へ引き伸ばすような感覚を与えることができる。一方、モータ14を反転させた場合には、マッサージ部材11の上端部11bが軌跡11Dに沿って左右外側から左右内側に向かって、被施療部である背部に対して、筋繊維(広背筋)の方向に沿って斜め下方に揉み下げることができる。
【0024】
[第2実施形態に係るマッサージ機構の構成]
以下、図8に基づいて、第2実施形態に係るマッサージ機構50について、背凭れ部4に配設されたマッサージ機構50を代表して説明する。図8は本発明の第2実施形態に係るマッサージ機構50の正面図である。なお、上述した第1実施形態に係るマッサージ機構7と同一の構成については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0025】
第2実施形態に係るマッサージ機構50において、第1実施形態と異なる点は、第1クランク部材16によるマッサージ部材11の回転運動を揺動運動に変換する変換部材51の構成である。この変換部材51は、前ベース10a(ベース部材10)に設けられた前後方向に開口するガイド溝51aと、施療アーム27(マッサージ部材11)に設けられた後方に突出するガイドピンよりなる被ガイド部材51bと、により構成されている。この被ガイド部材51bは、ガイド溝51aに挿通されており、第1クランク部材16の動作に追従してガイド溝51a内で移動可能である。
【0026】
なお、上述した第1実施形態のように、変換部材を第2クランク部材17により構成した方が、第2実施形態のように、変換部材をガイド溝51aと被ガイド部材51bにより構成するよりも以下の点で有利である。すなわち、被ガイド部材51bがガイド溝51a内を移動する際の摺動抵抗によりモータ14のトルクが減少してしまうという問題を解消することができる。また、被ガイド部材51bがガイド溝51aに干渉してマッサージ部材11の動作が不安定になってしまうという問題を解消することができる。また、第2実施形態よりも変換部材に対して寸法精度が要求されない。
【0027】
[第3実施形態に係るマッサージ機構の構成]
以下、図9に基づいて、第3実施形態に係るマッサージ機構60について、背凭れ部4に配設されたマッサージ機構60を代表して説明する。図9は本発明の第3実施形態に係るマッサージ機構60の背面図である。なお、上述した第1実施形態に係るマッサージ機構7と同一の構成については、同一符号を付してその説明を省略する。また、図9においては、視認性を考慮してベース部材10の図示を省略している。
【0028】
第3実施形態に係るマッサージ機構60において、第1実施形態と異なる点は、モータ14に連動連結されてこのモータ駆動により回転する回転部材61の構成である。この回転部材61は、ウォームギヤ19に噛合するウォームホイール62と、ウォームホイール62に噛合する歯車63と、により構成されている。そして、このウォームホイール62は、ウォーム19に噛合する第1ウォームホイール62aと、第1ウォームホイール62aと一体回転可能であり第1ウォーム62aより歯数の少ない第2ウォームホイール62bと、により構成され、第2ウォームホイール62bに回転中心C3周りに回転可能な歯車63が噛合している。第1ウォームホイール62aと第2ウォームホイール62bは、前後方向に重なって一体的に構成されており、同一の回転中心C2周りに回転するよう構成されている。
【0029】
歯車63の軸芯C3(回転中心)には、第1クランク部材16の一端側である回転軸部21が挿通されており、この第1クランク部材16の一端側(回転軸部21)は、歯車63と一体的に回転可能に、ベース部材10が有する軸受け部22,23にベアリング24を介して支持されている(図2〜図6も合わせて参照)。回転部材61を上述した構成とすることにより、第1クランク部材16の回転が、モータ14の出力軸14aの回転に対して他段階(本実施形態では2段階)に減速されることとなり、第1実施形態に比べてモータ14のトルクは小さくて済む。
【0030】
また、本発明のマッサージ機は、図示する形態に限らずこの発明の範囲内において他の形態のものであっても良い。
例えば、椅子型のマッサージ機1においては、このマッサージ機構7,50を座部3、背凭れ部4、及びフットレスト5の内、少なくともいずれかに配設されていればよく、背凭れ部4及び/又はフットレスト5は省略することもできる。また、持ち運び可能な床面等に載置する載置型のマッサージ機とすることもできる。載置型の場合は、被施療者が所望する被施療部に対して自由に適用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明は、人手による揉み動作に近いマッサージ感覚を与えることができるマッサージ機構、及びマッサージ機に適用することができる。
【符号の説明】
【0032】
1 マッサージ機
3 座部
4 背凭れ部
7 マッサージ機構
10 ベース部材
11 マッサージ部材
14 モータ
15 ウォームホイール(回転部材)
16 第1クランク部材
17 第2クランク部材(変換部材)
18 回転シャフト
19 ウォームギヤ
50 マッサージ機構
51 変換部材
51a ガイド溝
51b 被ガイド部材
60 マッサージ機構
61 回転部材
62 ウォームホイール
63 歯車
C1 回転中心
C2 回転中心
C3 回転中心

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース部材と、
モータと、
被施療部をマッサージするマッサージ部材と、
前記モータに連動連結された回転部材と、
前記回転部材に設けられ前記マッサージ部材の一部を支持する第1クランク部材と、
前記ベース部材に設けられ前記マッサージ部材の他部を支持するとともに、前記第1クランク部材による前記マッサージ部材の回転運動を揺動運動に変換する変換部材と、を有する
ことを特徴とするマッサージ機構。
【請求項2】
前記変換部材は、ベース部材に対して回転可能に軸支された回転軸部を有する第2クランク部材である
ことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機構。
【請求項3】
前記マッサージ部材は左右で対を成し、
前記第2クランク部材の回転軸部は、前記回転部材の回転中心よりも左右外側方に位置する
ことを特徴とする請求項2に記載のマッサージ機構。
【請求項4】
前記モータの出力軸に設けられた回転シャフトと、
前記回転シャフトに設けられたウォームギヤと、
前記回転部材として、前記ウォームギヤの左右に噛合された左右で対を成すウォームホイールと、を有する
ことを特徴とする請求項3に記載のマッサージ機構。
【請求項5】
前記変換部材は、前記ベース部材又は前記マッサージ部材のいずれか一方に設けられたガイド溝と、いずれか他方に設けられ該ガイド溝に嵌合された被ガイド部材と、により構成される
ことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機構。
【請求項6】
被施療者が着座する座部と、該座部の後部に設けられた背凭れ部と、該背凭れ部に設けられた被施療部をマッサージするマッサージ機構と、を有し、
前記マッサージ機構は、
ベース部材と、
モータと、
被施療部をマッサージするマッサージ部材と、
前記モータに連動連結された回転部材と、
前記回転部材に設けられ前記マッサージ部材の一部を支持する第1クランク部材と、
前記ベース部材に設けられ前記マッサージ部材の他部を支持するとともに、前記第1クランク部材による前記マッサージ部材の回転運動を揺動運動に変換する変換部材と、を有する
ことを特徴とするマッサージ機。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate