説明

マッサージ機

【課題】使用者の脚と足とをマッサージすることができるとともに、マッサージしていない場合において保持される使用者の脚への違和感を抑制することができるマッサージ機を提供する。
【解決手段】オットマン12は、座部13前端側に配置される脚保持部材30と、使用者の足側に配置される足保持部材20とから少なくとも構成され、それら各部材20,30は、それぞれ表裏に回動する。特に、足保持部材20には、その表裏の一方には使用者の足をマッサージするための足マッサージ手段が配設されたマッサージ面22が、他方には脚置き面23がそれぞれ形成される。脚保持部材30には、その表裏の一方には使用者の脚をマッサージするための脚マッサージ手段が配設されたマッサージ面32が、他方には脚置き面33が、それぞれ形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、座部に着座する使用者に対してマッサージを行う椅子型のマッサージ機に係り、詳しくは、座部前端に使用者の脚をマッサージするためのオットマンが延設されているマッサージ機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のマッサージ機として、例えば特許文献1に記載のマッサージ機が提案されている。このマッサージ機は、使用者が着座する座部と、該座部に着座した使用者の脚を保持するためのオットマンとを備えている。このオットマンには、使用者の脚を保持するための脚保持部材と、使用者の足を保持するための足保持部材とが設けられており、各保持部材のそれぞれにマッサージ手段が設けられることによって、使用者の脚の広範囲を施術することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−238963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような構成では、使用者の脚をマッサージする機能を使用している場合はよいが、使用していない場合でも、使用者の脚をマッサージ手段に載置せざるを得なくなり、使用者の脚に違和感を与えてしまうことがあるという問題があった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、使用者の脚と足とをマッサージすることができるとともに、マッサージしていない場合において保持される使用者の脚への違和感を抑制することができるマッサージ機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明のマッサージ機は、座部前端にオットマンが延設してなる椅子型のマッサージ機において、前記オットマンは、前記座部前端側に配置される脚保持部材と、使用者の足側に配置される足保持部材とから少なくとも構成され、前記足保持部材及び前記脚保持部材は、それぞれ表裏に回動し、前記足保持部材には、その表裏の一方には使用者の足をマッサージするための足マッサージ手段が配設され、他方には第1脚置き面が形成され、前記脚保持部材には、その表裏の一方には使用者の脚をマッサージするための脚マッサージ手段が配設され、他方には第2脚置き面が形成されたことを要旨とする。
【0007】
本発明のマッサージ機において、前記足保持部材と前記脚保持部材とは、相互に独立して回動することが好ましい。
本発明のマッサージ機において、前記足マッサージ手段が使用者の足に面するように前記足保持部材が位置する状態で、該足保持部材を前記座部側に付勢する第1付勢手段を設けたことが好ましい。
【0008】
本発明のマッサージ機において、前記脚保持部材を前記座部側に付勢する第2付勢手段を設けたことが好ましい。
本発明のマッサージ機において、各脚置き面が使用者の脚に面する位置に前記足保持部材及び前記脚保持部材を停止させる回動停止手段を設けたことが好ましい。
【0009】
本発明のマッサージ機において、前記足保持部材は、該足保持部材の中心部よりも踵側を中心に回動し、前記脚保持部材は、前記脚マッサージ手段が使用者の脚に面する位置に配置された状態で、該脚保持部材の中心部よりも使用者の足側を中心に回動することが好ましい。
【0010】
本発明のマッサージ機において、前記足保持部材は、該足保持部材の中心部よりも踵側を中心に回動し、前記脚保持部材は、該脚保持部材の中心部を中心に回動することが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、使用者の脚と足とをマッサージすることができるとともに、マッサージしていない場合において保持される使用者の脚への違和感を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】(a)及び(b)は、第1実施形態におけるマッサージ機の概略構成を説明するための側面図である。
【図2】(a)及び(b)は、第1実施形態におけるマッサージ機の概略構成を説明するための正面図である。
【図3】(a)及び(b)は、第1実施形態におけるマッサージ機のロック機構を説明するための上面図である。
【図4】(a)及び(b)は、第2実施形態におけるマッサージ機の概略構成を説明するための側面図である。
【図5】(a)及び(b)は、第3実施形態におけるマッサージ機の概略構成を説明するための側面図である。
【図6】(a)及び(b)は、第3実施形態におけるマッサージ機の概略構成を説明するための正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した椅子型のマッサージ機(以下、単に「マッサージ機」という。)を示す第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。なお、以下における本明細書中の説明において、「前後方向」とはマッサージ機に着座した使用者を基準とした方向に該当する方向である。また、「幅方向」とは使用者の左右方向に該当する方向であり、「上下方向」とはマッサージ機が設置される設置面と直交する方向に該当する方向であるものとする。
【0014】
図1に示すように、本実施形態のマッサージ機10は、使用者の体幹を保持するためのマッサージ椅子本体11と、使用者の脚を保持するためのオットマン12とから構成されている。また、マッサージ機10には、マッサージ椅子本体11やオットマン12内に埋設された施療子、エアバッグなどの施術機構(図示略)と、該施術機構を制御する制御装置(図示略)と、使用者が操作するコントローラ(図示略)となどが設けられている。なお、図1(a)は、オットマン12が施術で使用可能な施術状態となっている構成を示し、図1(b)は、オットマン12が使用者の脚を保持するための保持状態となっている構成を示す。
【0015】
マッサージ椅子本体11は、上面が使用者の臀部を保持する着座面13aとして機能し、使用者が着座するための座部13が設けられている。この座部13の後側には、座部13に着座する使用者の背中を保持するための背もたれ部14が座部13に対して回動可能な状態で設けられている。こうした座部13の着座面13aの下側には、マッサージ椅子本体11の前方における開口(図示略)を介してオットマン12を収納するための収納空間15が設けられている。
【0016】
また、マッサージ椅子本体11の座部13の前端には、オットマン12を支持するための支持枠16が上下方向、幅方向及び前後方向に延伸するように配設されている。この支持枠16の下端には、前方に向かって延伸し、その先端でオットマン12の足保持部材20を回動可能に軸支する回動支持部16aが形成されている。また、この支持枠16の上下方向中央には、前方に向かって延伸し、その先端でオットマン12の脚保持部材30を吊り下げるように回動可能に軸支する回動支持部16bが形成されている。更に、この支持枠16の上端には、ロック機構40が設置部される設置部16cが形成されている。
【0017】
図1及び図2に示すように、オットマン12は、マッサージ椅子本体11の座部13の前端に延設してなる。このオットマン12は、使用者の足をマッサージ(施術)するための足保持部材20と、使用者の脚(特に下腿部)を施術するための脚保持部材30とを含むように構成されている。なお、図2(a)は、オットマン12が施術状態となっている構成を示し、図2(b)は、オットマン12が保持状態となっている構成を示す。また、ここでの「脚」は足首から元の部分を意味し、「足」は足首から先の部分を意味し、特に、ここでの「下腿部」は膝から足首までの部分を意味する。
【0018】
足保持部材20は、脚保持部材30よりも使用者の足側に配設されており、座部13の幅方向に沿って延びる回動軸21を中心として表裏に回動可能に支持されている。なお、本実施形態においては、足保持部材20と脚保持部材30とは、相互に独立して回動することとなる。足保持部材20は、その一方の面が、使用者の足を施術するためのマッサージ面22として、その他方の面が、使用者の脚や足を保持するための脚置き面23(第1脚置き面)として、それぞれ形成されている。
【0019】
この回動軸21は、マッサージ機10の幅方向に延伸しており、足保持部材20が回動可能なように支持枠16の回動支持部16aに軸着されている。この回動軸21は、図1(a)に示すように、マッサージ面22が上方に向く場合に、足保持部材20の中心部よりも使用者の踵側に設けられており、本実施形態においては特に足保持部材20の踵側の端部に設けられている。なお、本実施形態において、支持枠16における回動支持部16aや回動軸21が足保持部材20の回動機構として機能する。
【0020】
図1(a)及び図2(a)に示すように、凹凸形状であるマッサージ面22には側壁22aが形成されており、その側壁22aには使用者の足の側方から施術するためのエアバック22cが埋設されている。また、マッサージ面22における側壁22a間の溝底面22bには、使用者の足を載置した場合に使用者の足裏を施術するための施療子22dが埋設されている。なお、本実施形態において、これら施療子22dやエアバック22cが使用者の足を施術する足マッサージ手段に相当する。また、これら施療子22dやエアバック22cは、図2(a)のみに表す。
【0021】
その一方で、脚置き面23は、図1(b)及び図2(b)に示すように、使用者の脚や足を保持するために略平面形状であり、足マッサージ手段が設けられていない。なお、本実施形態において、この脚置き面23には、使用者の脚の長さにより、使用者の脚を保持する場合と使用者の足を保持する場合とがある。
【0022】
また、足保持部材20には、その回動角度を規制するために、その回動を停止させる回動停止手段としての回動停止部材24a,24bが形成されている。図1(b)及び図2(b)に示すように、回動停止部材24aは、支持枠16と当接することにより、使用者の脚や足を保持するための保持状態となる第1位置に足保持部材20を停止させるための部材である。この保持状態では、脚置き面23が前方に向かい、更にはマッサージ面22における側壁22aが収納空間15に収納されるように足保持部材20が停止することとなる。その一方で、図1(a)及び図2(a)に示すように、回動停止部材24bは、支持枠16と当接することにより、使用者の足を施術するための施術状態となる第2位置に足保持部材20を停止させるための部材である。この施術状態では、マッサージ面22が上方に向かって足保持部材20が停止することとなる。このため、足保持部材20は、第1位置と第2位置との間を、上方かつ前方に弧を描くように回動可能となり、それ以上の角度には回動できないように構成されている。
【0023】
また、足保持部材20には、第1付勢手段としての弾性部材25が配設されている。本実施形態において、この弾性部材25は、引っ張りばねであり、その一端となるフックが足保持部材20に、その他端となるフックが支持枠16に、それぞれ引っ掛けられている。図1(a)に示すように、弾性部材25の付勢力により、足保持部材20の使用者の足側が上方に向くように、座部13側(矢印Aに示す方向)に足保持部材20が付勢されている。このため、足保持部材20は、通常時においては、図1(b)及び図2(b)に示すように、弾性部材25の付勢力により第1位置に配置される。その一方で、足保持部材20は、図1(a)及び図2(a)に示すように、弾性部材25の付勢力に対抗して使用者の足をマッサージ面22に載置することにより第2位置に配置される。
【0024】
脚保持部材30は、足保持部材20よりも座部13側に配設されており、座部13の幅方向に沿って延びる回動軸31を中心として表裏に回動可能に支持されている。脚保持部材30は、その一方の面が、使用者の脚を施術するためのマッサージ面32として、その他方の面が、使用者の脚を保持するための脚置き面33(第2脚置き面)として、それぞれ形成されている。
【0025】
この回動軸31は、マッサージ機10の幅方向に延伸しており、脚保持部材30が回動可能なように支持枠16の回動支持部16bに軸着されている。この回動軸31は、図1(a)に示すように、マッサージ面32が前方に向く場合に、脚保持部材30の中心部よりも使用者の踵側(足側)に設けられており、本実施形態においては特に脚保持部材30の使用者の踵側の端部に設けられている。なお、本実施形態において、支持枠16における回動支持部16bや回動軸31が脚保持部材30の回動機構として機能する。
【0026】
図1(a)及び図2(a)に示すように、凹凸形状であるマッサージ面32には側壁32aが形成されており、その側壁32aには使用者の脚の側方から施術するためのエアバック32cが埋設されている。また、マッサージ面32における側壁32a間の溝底面32bにも、使用者の脚を載置した場合に使用者の脚を裏側から施術するためのエアバック32dが埋設されている。なお、本実施形態において、これらエアバック32c,32dが使用者の脚を施術する脚マッサージ手段に相当する。また、これらエアバック32c,32dは、図2(a)のみに表す。
【0027】
その一方で、脚置き面33は、図1(b)及び図2(b)に示すように、使用者の脚を保持するために略平面形状であり、脚マッサージ手段が設けられていない。
また、脚保持部材30にも、その回動角度を規制するために、その回動を停止させる回動停止手段としての回動停止部材34a,34bが形成されている。図1(b)及び図2(b)に示すように、回動停止部材34aは、支持枠16と当接することにより、使用者の脚を保持するための保持状態となる第3位置に脚保持部材30を停止させるための部材である。この保持状態では、脚置き面33が前方に向かい、更にはマッサージ面32における側壁32aが収納空間15に収納されるように脚保持部材30が停止することとなる。その一方で、図1(a)及び図2(a)に示すように、回動停止部材34bは、支持枠16と当接することにより、使用者の脚を施術するための施術状態となる第4位置に脚保持部材30を停止させるための部材である。この施術状態では、マッサージ面32が前方に向かって脚保持部材30が停止することとなる。このため、脚保持部材30は、第3位置と第4位置との間を、前方に弧を描くように回動可能となり、それ以上の角度には回動できないように構成されている。
【0028】
また、図1(b)及び図2(b)に示すように、足保持部材20が第1位置に、脚保持部材30が第3位置に、それぞれ配置されると、回動停止部材24a,34aは、各脚置き面23,33がそれぞれ略平行に各部材20,30を停止させる。特に、各部材20,30が、着座面13aに着座した使用者の脚が延びる方向に連続するように並んで配置されることとなる。
【0029】
また、脚保持部材30には、第2付勢手段としての弾性部材35が配設されている。本実施形態において、この弾性部材35は、ねじりコイルばねであり、ばねのコイルに脚保持部材30の回動軸31の外周に沿って回動軸31に設けられている。図1(a)に示すように、弾性部材35は、一方のアームが脚保持部材30に引っ掛けられ、他方のアームが支持枠16に引っ掛けられる。このため、弾性部材35は、その付勢力により、脚保持部材30の使用者の足側が上方に向くように、座部13側(矢印Bに示す方向)に脚保持部材30が付勢されている。このため、脚保持部材30は、通常時においては、図1(b)及び図2(b)に示すように、弾性部材35の付勢力により第3位置に配置される。その一方で、脚保持部材30は、図1(a)及び図2(a)に示すように、弾性部材35の付勢力に対抗して使用者が操作することで第4位置に配置される。
【0030】
また、この脚保持部材30を第3位置にロック(固定)するためのロック機構40が支持枠16の設置部16cに設置されている。ロック機構40は、図3に示すように、ロック機構本体41と、ロックピン42と、ロック解除レバー43と、嵌合部材44とから構成されている。なお、図3(a)は、脚保持部材30が第3位置にロックされたロック状態となっている構成を示し、図3(b)は、脚保持部材30のロックが解除されたアンロック状態となっている構成を示す。
【0031】
ロック機構本体41は、支持枠16の設置部16cに設置されている。ロックピン42は、ロック機構本体41から突出するように配設されており、脚保持部材30を第3位置に固定するために嵌合部材44に向かってスライドするように変位可能である。ロック解除レバー43は、使用者等により操作可能なようにロック機構本体41から露出して配設されている。このロック解除レバー43は、ロックピン42と一体に変位するように配設されている。嵌合部材44は、脚保持部材30と一体に配設され、その中心にロックピン42のスライド方向と同じ方向に嵌合孔44aが形成されている。このため、この嵌合孔44aにロックピン42が挿入されると、ロックピン42の外周面と嵌合孔44aの内壁とが当接し、脚保持部材30の回動をロックすることとなる。
【0032】
(実施形態の作用)
次に本実施形態の作用について説明する。
まず、図1(b)及び図2(b)に示すように、足保持部材20が保持状態である場合には、弾性部材25の付勢力により、脚置き面23が前方に向くように足保持部材20が第1位置に配置されている。
【0033】
また、脚保持部材30が保持状態である場合には、ロック機構40により第3位置にロックされることによって、弾性部材35の付勢力に対抗して、脚置き面33が前方に向くように脚保持部材30が配置されている。具体的には、図3(a)に示すように、ロックピン42が嵌合部材44の嵌合孔44aに挿入されており、ロック機構40により脚保持部材30が第3位置にロックされる。
【0034】
このように、足保持部材20及び脚保持部材30が保持状態である場合には、着座面13aに着座している使用者の脚又は足を略平面で保持することとなり、それぞれが使用者の脚が延びる方向に連設されている脚置き面23,33に面することとなる。
【0035】
そして、ロック機構40におけるロック解除レバー43を操作することによって、図3(b)に示すように、ロック解除レバー43のスライド変位に伴って、ロックピン42が嵌合部材44の嵌合孔44aから脱することとなる。このような操作によって、図1(a)及び図2(a)に示すように、弾性部材35の付勢力により、脚保持部材30が上方に向かって跳ね上がるように回動し、マッサージ面32が前方に向くように脚保持部材30が第4位置に配置され、施術状態となる。
【0036】
また、弾性部材25の付勢力に対抗して、使用者の足で足保持部材20を前方に回動させることによって、マッサージ面22が上方に向くように足保持部材20が第2位置に配置され、施術状態となる。また、足保持部材20が施術状態である場合には、マッサージ面22に使用者の足を載置することによって、弾性部材25の付勢力に対抗して、マッサージ面22が上方に向くように足保持部材20の配置が維持される。更には、使用者の足裏にマッサージ面22の溝底面22bを押し付けることとなる。
【0037】
このように、足保持部材20が施術状態である場合には、着座面13aに着座している使用者の足がマッサージ面22に面することとなる。そして、このマッサージ面22における側壁22aでは、使用者の足を側方から施術するとともに、溝底面22bでは、使用者の足を裏側から(使用者の足裏を)施術することができる。
【0038】
また、脚保持部材30が施術状態である場合には、着座面13aに着座している使用者の脚がマッサージ面32に面することとなる。そして、このマッサージ面32における側壁32aでは、使用者の脚を側方から施術するとともに、溝底面32bでは、使用者の脚を裏側から施術することができる。
【0039】
そして、足保持部材20が施術状態である場合において、マッサージ面22に使用者の足を載置しないときには、図1(b)及び図2(b)に示すように、弾性部材25の付勢力により、足保持部材20が上方に向かって跳ね上がるように回動する。そして、脚置き面23が前方に向くように足保持部材20が第1位置に配置され、保持状態となる。
【0040】
また、脚保持部材30が施術状態である場合には、弾性部材35の付勢力に対抗して、使用者の操作で脚保持部材30を下方に回動させる。このような操作によって、脚置き面33が前方に向くように脚保持部材30が第3位置に配置され、ロック機構40によりロックされ、保持状態となる。
【0041】
(実施形態の効果)
本実施形態では、以下に示す効果を得ることができる。
(1)表裏の一方にマッサージ面22が、他方に脚置き面23がそれぞれ形成された足保持部材20と、表裏の一方にマッサージ面32が、他方に脚置き面33がそれぞれ形成された脚保持部材30とから少なくともオットマン12が構成された。このため、使用者の脚や足に各マッサージ手段が面するように足保持部材20及び脚保持部材30を配置することによって、使用者の脚と足とを施術することができる。更には、使用者の脚や足に各脚置き面が面するように足保持部材20及び脚保持部材30を配置することによって、使用者の脚を違和感なく保持することができる。
【0042】
(2)また、スライドさせてから回動させる等の複雑な操作性がなく、足保持部材20及び脚保持部材30のそれぞれを所定の位置に回動させることのみによって、施術状態及び保持状態のいずれか一方に容易に切り替えることができる。
【0043】
(3)また、足保持部材20及び脚保持部材30の一方の部材を回動させる場合よりも、両方の部材を異なる回動軸21,31を中心に回動させることで、足保持部材20及び脚保持部材30のそれぞれを回動させるための回動スペースが狭くなる。このため、各機能を容易に切り替えることができ、簡便であるとともに、オットマン12の収納スペースを狭くすることもでき、省スペース化を図ることができる。このため、各機能を容易に切り替えることができ、簡便であるとともに、オットマン12の収納スペースを狭くすることができ、省スペース化を図ることができる。これは、従来においては、足保持部材20及び脚保持部材30の両方を同じ回動軸で回動させていたが、本実施形態のように構成することによって、従来技術における課題が解決することとなる。
【0044】
(4)また、足保持部材20と脚保持部材30とで使用者の脚を保持することができるため、足保持部材20のみで使用者の脚を保持する構成よりも、足保持部材20を小型化することができる。
【0045】
(5)また、足保持部材20及び脚保持部材30が保持状態である場合、各脚置き面23,33が、略平行であり、使用者の脚が延びる方向に連設(並設)されるので、使用者の脚を違和感なく保持することができる。
【0046】
(6)足保持部材20と脚保持部材30とが相互に独立して回動することができる。このため、足保持部材20と脚保持部材30とのいずれか一方を、使用者の脚又は足にマッサージ手段が面するように位置し、いずれか他方を、使用者の脚又は足に脚置き面が面するように位置することができる。
【0047】
(7)足保持部材20において、施術状態で足保持部材20に使用者の足を載置することによって、弾性部材25の付勢に対抗して、その位置を維持することができる。更には、使用者の足(足裏)に足マッサージ手段を付勢し、足マッサージ手段が使用者の足から離れないようにすることができる。その一方で、足保持部材20に置いていた使用者の足を外すことによって、特別な操作を行うことなく、弾性部材25の付勢により座部13側に回動させることができる。
【0048】
(8)脚保持部材30において、保持状態ではロック機構40のロックにより、弾性部材35の付勢に対抗して、その位置を維持することができる。その一方で、ロック機構40のロックが解除されることによって、弾性部材35の付勢により座部13側に回動させることができる。
【0049】
(9)足保持部材20及び脚保持部材30において、各マッサージ面22,32が使用者の脚及び足に面する位置や、各脚置き面23,33が使用者の脚に面する位置にオットマンにおける各部材を停止させることができ、簡便である。
【0050】
(10)足保持部材20をその中心部よりも踵側を中心に回動させることによって、足保持部材20をその中心部を中心に回動するよりも、足保持部材20の足マッサージ手段の設置面積を広くすることができ、施術効果の低減を抑制することができる。
【0051】
(11)また、施術状態で脚保持部材30を使用者の足側を中心に回動することによって、中心部を中心に回動するよりも、脚保持部材30の脚マッサージ手段の設置面積を広くすることができ、施術効果の低減を抑制することができる。更にまた、施術状態で脚保持部材30の脚マッサージ手段をより一層上方に配置することができ、使用者の脚の上方側を十分に施術することができる。
【0052】
(第2実施形態)
図4を参照して本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態のマッサージ機10は、第1実施形態のマッサージ機10の一部を変更したものとして構成されている。このため、以下では第1実施形態のマッサージ機10と異なる点の詳細を説明し、同実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
【0053】
第1実施形態のマッサージ機10では、足保持部材20と脚保持部材30とを、相互に独立して回動するように構成した。これに対して本実施形態のマッサージ機100では、オットマン91における足保持部材20と脚保持部材30とを、相互に連動して回動するように構成した。
【0054】
図4に示すように、オットマン91において、足保持部材20と脚保持部材30とを相互に連動して回動させるための連動機構50が配設されている。この連動機構50には、ワイヤー51が含まれるように構成されており、このワイヤー51は、その一部がワイヤーチューブ52に覆われており、その両端が、足保持部材20におけるストッパ53と、脚保持部材30におけるストッパ54とに連結されている。なお、図4(a)は、オットマン12が施術状態となっている構成を示し、図4(b)は、オットマン12が保持状態となっている構成を示す。
【0055】
(実施形態の作用)
次に本実施形態の作用について説明する。
まず、図4(a)に示すように、足保持部材20及び脚保持部材30が施術状態である場合において、図4(b)に示すように、使用者の操作により脚置き面33が前方に向くように脚保持部材30が第3位置まで回動され、保持状態となる。このような回動に伴って、脚保持部材30におけるストッパ54が上方に移動する。このため、足保持部材20がワイヤー51により引っ張られ、脚置き面23が前方に向くように第1位置まで回動され、保持状態となる。
【0056】
また、図4(b)に示すように、足保持部材20と脚保持部材30とが保持状態である場合に、ロック解除レバー43が操作されないときには、足保持部材20も保持状態でロックされる。例えば、使用者の足等で足保持部材20を施術状態に変位させるように試みても、足保持部材20が第1位置でワイヤー51により上方(座部13側)に引っ張られ、回動することなく、保持状態に維持される。
【0057】
その一方で、ロック解除レバー43を操作することによって、図4(a)に示すように、弾性部材35の付勢力により、脚保持部材30が上方に向かって跳ね上がるように回動する。そして、マッサージ面32が前方に向くように脚保持部材30が第4位置に配置され、施術状態となる。このように脚保持部材30が施術状態となると、使用者の足等の操作によりマッサージ面22が上方に向くように足保持部材20が第2位置に回動可能となる。
【0058】
(実施形態の効果)
本実施形態のマッサージ機10によれば、第1実施形態の(1)〜(5)、(7)〜(12)の効果と同様の効果、および以下の(12)の効果が得られる。
【0059】
(12)足保持部材20と脚保持部材30とは、相互に連動して回動することによって、一方の部材の状態に応じて他方の部材の回動状態が変化することとなり、簡便である。具体的な一例としては、脚保持部材30が施術状態から保持状態となると、それに連動して足保持部材20が施術状態から保持状態となる。また、脚保持部材30が保持状態でロックされていると、それに連動して足保持部材20が保持状態でロックされることとなる。その一方で、脚保持部材30が保持状態から施術状態となると、それに連動して足保持部材20のロックが解除され、足保持部材20が保持状態から施術状態に変更可能となる。
【0060】
(第3実施形態)
図5及び図6を参照して本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態のマッサージ機10は、第1実施形態のマッサージ機10の一部を変更したものとして構成されている。このため、以下では第1実施形態のマッサージ機10と異なる点の詳細を説明し、同実施形態と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
【0061】
第1実施形態のマッサージ機10では、脚保持部材30を、その中心部よりも踵側を中心に回動するように構成した。これに対して本実施形態のマッサージ機101では、オットマン92における脚保持部材70を、その中心部を中心に回動するように構成した。
【0062】
図5に示すように、オットマン92における脚保持部材70は、回動軸71を中心に、マッサージ面72が前方に向く施術状態と、脚置き面73が前方に向く保持状態との間を回動可能である。この回動軸71は、脚保持部材70の中心部に設けられている。また、足保持部材60は、回動軸61を中心に、マッサージ面62が前方に向く施術状態と、脚置き面63が前方に向く保持状態との間を回動可能である。なお、図5(a)は、オットマン12が施術状態となっている構成を示し、図5(b)は、オットマン12が保持状態となっている構成を示す。
【0063】
また、本実施形態において、図5に示すように、足保持部材60が保持状態である場合において、そのマッサージ面62の溝底面62bが側壁62aよりもつま先方向に突出するように突出部66が足保持部材60に形成されている。その一方で、図6(b)に示すように、足保持部材60及び脚保持部材70が保持状態である場合において、そのマッサージ面72の溝底面72bには、足保持部材60の突出部66に対向するように切欠き部76が形成されている。なお、図6(a)は、オットマン12が施術状態となっている構成を示し、図6(b)は、オットマン12が保持状態となっている構成を示す。
【0064】
(実施形態の作用)
次に本実施形態の作用について説明する。
まず、図5(a)及び図6(a)に示すように、足保持部材60が施術状態である場合において、足保持部材60のマッサージ面62から使用者の足を外す。すると、これに伴い、図5(b)及び図6(b)に示すように、弾性部材75の付勢力により、足保持部材60が保持状態となる。
【0065】
また、図5(a)及び図6(a)に示すように、脚保持部材70が施術状態である場合に、図5(b)及び図6(b)に示すように、弾性部材75の付勢力に対抗して使用者の操作等により脚保持部材70を保持状態にする。この構成において、脚保持部材70の回動軸71が、脚保持部材70の中心部に設けられている。このため、脚保持部材70の中心部ではない位置を回動軸とする場合よりも、脚保持部材70の中心部を回動軸71とするほうが、小さい力で脚保持部材70を回動させることができる。
【0066】
また、図5(b)及び図6(b)に示すように、足保持部材60及び脚保持部材70が保持状態である場合、脚保持部材70において突出部66に対応するように切欠き部76が形成されている。このため、足保持部材60及び脚保持部材70が当接することなく、各脚置き面63,73が略平行に連設されることとなる。
【0067】
(実施形態の効果)
本実施形態のマッサージ機10によれば、第1実施形態の(1)〜(9)の効果と同様の効果、および以下の(13)及び(14)の効果が得られる。
【0068】
(13)脚保持部材70をその中心部を中心に回動することによって、脚保持部材70を回動させる力を低減することができ、操作性の向上を図ることができる。
(14)足保持部材60及び脚保持部材70が保持状態である場合において、突出部66に対向する位置に切欠き部76が形成されている。このため、足保持部材60において、使用者の足裏を保持するスペースを十分に確保することができるとともに、その突出部66が形成されていない箇所における省スペース化を図ることができる。また、脚保持部材70において、切欠き部76が形成されることによって、突出部66を収納することができ、足保持部材60及び脚保持部材70が保持状態において略平行に連設可能となる。このため、使用者の脚を違和感なく保持することができる。また、切欠き部76が形成されることによって、足保持部材60及び脚保持部材70が相互に干渉することなく、相互に独自の回動を行うことができる。
【0069】
なお、本実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・第3実施形態では、足保持部材60及び脚保持部材70が保持状態である場合に、突出部66に対向する位置に切欠き部76が形成されたが、これに限らない。例えば、脚保持部材70に切欠き部76が形成されることなく、突出部66が側壁72aと溝底面72bとで覆われるように収納してもよい。つまり、足保持部材60及び脚保持部材70が保持状態である場合に、突出部66に対向する位置に、突出部66を収納する収納空間が形成されていれば好ましい。
【0070】
・上記実施形態では、弾性部材25,65の付勢力により足保持部材20,60が保持状態となるように構成し、弾性部材35,75の付勢力により脚保持部材30,70が施術状態となるように構成したが、これに限らない。例えば、弾性部材25,65の付勢力により足保持部材20,60が施術状態となるように構成してもよい。また、例えば、弾性部材35,75の付勢力により脚保持部材30,70が保持状態となるように構成してもよい。
【0071】
・上記実施形態では、脚保持部材30,70が施術状態であるときに回動をロックするようにロック機構を構成したが、これに限らず、例えば、脚保持部材30,70が保持状態であるときに回動をロックするようにロック機構を構成してもよい。
【0072】
・上記実施形態では、ロックピン42を嵌合部材44の嵌合孔44aに嵌合させることによって、脚保持部材30,70の回動をロックしたが、これに限らず、例えば、制御されたアクチュエータを使用して、回動させても回動をロックさせてもよい。この場合、ロックピン42や嵌合部材44を用いなくてもよい。
【0073】
・上記実施形態では、弾性部材25,65として引っ張りばねを設けて回動軸21,61を中心に足保持部材20,60を使用者の踵側に付勢するように構成したが、足保持部材20,60を付勢する構成はこれに限らない。更には、弾性部材35,75としてねじりコイルばねを設けて回動軸31,71を中心に脚保持部材30,70を座部13側に付勢するように構成したが、脚保持部材30,70を付勢する構成はこれに限らない。
【0074】
・上記実施形態では、脚保持部材30,70が上方に向かって回動するように、図1(a)における矢印Bに示す方向に弾性部材35,75により付勢させたが、これに限らない。例えば、脚保持部材30,70が下方に向かって回動するように、矢印Bとは逆方向に弾性部材35,75により付勢させてもよい。また、弾性部材25,35,65,75を備えることなく、足保持部材20,60や脚保持部材30,70を付勢させないように構成してもよい。
【0075】
・上記実施形態では、特に言及していないが、足保持部材20や脚保持部材30に対して、回動停止部材24a,24b,34a,34bを設けたが、これに限らない。例えば、制御されたアクチュエータを使用して、足保持部材20や脚保持部材30の回動を制御する構成であれば、回動停止部材24a,24b,34a,34bを設けなくてもよい。
【0076】
・上記実施形態では、特に言及していないが、支持枠16自体をマッサージ椅子本体11(座部13)に対して傾斜させない構成としたが、これに限らず、例えば、支持枠16自体をマッサージ椅子本体11に対して傾斜させるように構成してもよい。また、例えば、マッサージ椅子本体11における座部13や背もたれ部14を傾斜させるように構成し、その傾斜と連動して、又はその傾斜とは独立して、支持枠16自体を傾斜させてもよい。このように構成することで、足保持部材20,60や脚保持部材30,70をマッサージ椅子本体11に対して傾斜させることができ、使用者の脚の角度を変更することができ、更には着座する使用者自身の角度も変更することができる。
【0077】
・上記実施形態では、各マッサージ面22,32,62,72を凹凸形状としたが、これに限らず、少なくともいずれかが凹凸形状ではなく、略平面形状であってもよい。
・上記実施形態では、特に言及していないが、足保持部材20におけるマッサージ面22に設けられるエアバッグの上面にヒーターを設けて使用者の足部に対して熱を付与する構成としてもよい。このような構成とすることで、使用者の足部を温めて足部の血行を良好とすることが可能となる。
【0078】
・上記実施形態では、足保持部材20,60にエアバッグ及び施療子を設ける構成としたが、このエアバッグ及び施療子のいずれかを省略した構成を採用してもよい。また、上記実施形態では、脚保持部材30,70に施療子を設けず、エアバッグを設ける構成としたが、施療子を設ける構成を採用してもよく、その場合、エアバッグを設けない構成を採用してもよい。つまり、足保持部材20,60における足マッサージ手段、及び脚保持部材30,70における脚マッサージ手段はこれに限らず、所定のアクチュエータにて施術できればよい。
【0079】
・上記実施形態では、特に言及していないが、座部13や背もたれ部14に施療子やエアバックを有するマッサージ機構を内蔵する構成としたが、マッサージ機構を省略した構成を採用してもよい。
【0080】
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ) 前記足保持部材と前記脚保持部材とは、相互に連動して回動することを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
【0081】
(ロ) 前記座面前端に、前記足保持部材と前記脚保持部材とを回動可能に支持する支持枠が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
(ハ) 前記足保持部材には、前記足マッサージ手段が使用者の足に面するように前記足保持部材が位置する状態で、使用者の足裏を保持するために使用者のつま先方向に突出する突出部が形成され、前記脚保持部材には、前記第1脚置き面が使用者の脚に面するように前記足保持部材が位置し、前記第2脚置き面が使用者の脚に面するように前記脚保持部材が位置する状態で、前記突出部を収納する収納空間が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
【符号の説明】
【0082】
10,100,101…マッサージ機、11…マッサージ椅子本体、12,91,92…オットマン、13…座部、13a…着座面、15…収納空間、16,19…支持枠、20、60…足保持部材、21,31,61,71…回動軸、22,32,62,72…マッサージ面、22c,32c,32d…エアバック、22d…施療子、23,33,63,73…脚置き面、24a,24b,34a,34b…回動停止部材、25,35,65,75…弾性部材、30,70…脚保持部材、40…ロック機構、66…突出部、76…切欠き部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
座部前端にオットマンが延設してなる椅子型のマッサージ機において、
前記オットマンは、前記座部前端側に配置される脚保持部材と、使用者の足側に配置される足保持部材とから少なくとも構成され、
前記足保持部材及び前記脚保持部材は、それぞれ表裏に回動し、
前記足保持部材には、その表裏の一方には使用者の足をマッサージするための足マッサージ手段が配設され、他方には第1脚置き面が形成され、
前記脚保持部材には、その表裏の一方には使用者の脚をマッサージするための脚マッサージ手段が配設され、他方には第2脚置き面が形成されたことを特徴とするマッサージ機。
【請求項2】
前記足保持部材と前記脚保持部材とは、相互に独立して回動することを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
【請求項3】
前記足マッサージ手段が使用者の足に面するように前記足保持部材が位置する状態で、該足保持部材を前記座部側に付勢する第1付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
【請求項4】
前記脚保持部材を前記座部側に付勢する第2付勢手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
【請求項5】
各脚置き面が使用者の脚に面する位置に前記足保持部材及び前記脚保持部材を停止させる回動停止手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
【請求項6】
前記足保持部材は、該足保持部材の中心部よりも踵側を中心に回動し、
前記脚保持部材は、前記脚マッサージ手段が使用者の脚に面する位置に配置された状態で、該脚保持部材の中心部よりも使用者の足側を中心に回動することを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
【請求項7】
前記足保持部材は、該足保持部材の中心部よりも踵側を中心に回動し、
前記脚保持部材は、該脚保持部材の中心部を中心に回動することを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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