マッサージ装置

【課題】簡単かつ低価格で製造可能で、マッサージ効果の差別化を可能にするロッド状のマッサージ装置を提供する。
【解決手段】実質的に円筒形の端部要素2と、前記端部要素2の外面を形成する、ゴム弾性材製の外皮3と、前記端部要素2に対して動きを発生するための駆動部4、なお前記駆動部4は、前記外皮3が軸受けする複数の軸受および支持面5.2を形成し、かつ前記軸受および支持面5.2は、前記軸受および支持面5.2の放射方向のストローク運動による放射状に外側および内側に起こる、前記端部要素2の長手方向の軸LAに対する前記外皮3の振動変形のために設計された、とを備える。前記マッサージ装置1は、第1および第2動作モードを備え、前記第1動作モードでは、長手方向の軸LAに沿う振動変形が同相であり、前記第2動作モードでは、非同相である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1のプレアンブルに記載のマッサージ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
そのような挿入式マッサージ装置が従来技術において十分知られている。例えば、特許文献1には、ロッド形状のマッサージ装置が開示され、前記マッサージ装置は、複数の顎状軸受面を有する駆動部を備え、前記面がマッサージ装置の外面を少なくとも部分的に形成する壁上に、内部から軸受けする。前記駆動部は、前記壁の振動変形がマッサージ装置の長手方向の軸に沿うおよび/または周方向に発生するように設計されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】欧州登録特許番号1720503
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような従来技術の現状に基づいて、本発明の目的は、簡単かつ低価格で製造可能であり、マッサージ効果の差別化を可能にするマッサージ装置を提示することである。上記目的は、請求項1に記載のマッサージ装置を使って実現できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のマッサージ装置の本質的な様相は、前記マッサージ装置が、第1および第2動作モードを備え、軸受および支持面の放射状のストローク運動によって放射状に外側および内側に起こる端部要素の長手方向軸に対する筐体の振動変形が第1動作モードに対して同相であって、第2動作モードに対して非同相である事実である。第1及び第2動作モードは駆動部の駆動方向によって決定される。特に、駆動部を駆動するシャフトの回転方向を切り替えることによって前記動作モードは選択できる。つまり、第1動作モードでは、波のようなマッサージ運動(「ウェイバー(波を立てる)」)、第2の動作モードでは、周方向のパルス的なマッサージ運動(「スロバー(脈を打つ)」)が生成される。従って、本発明のマッサージ装置は、簡単な技術手段によって低価格で実施可能な、マッサージ機能の差別化が可能である。
【0006】
特に有利な事実は、第1および第2動作モードは、駆動部の駆動方向によって決定され、および/または軸受および支持面は、好ましくは顎状要素である複数の支持要素によって形成される。
【0007】
その他の有利な実施形態において、端部要素の長手方向の軸に対して直交する共通の面にそれぞれ設けられる複数の支持要素が支持要素の群を形成し、支持要素のそのような複数の群が、端部要素の長手方向の軸に沿って連続的に配置される。
【0008】
支持要素の振動運動のために、少なくとも1つの、駆動によって駆動可能なシャフトが設けられ、前記シャフト上で、複数の偏心要素が支持要素と相互作用する。有利には、2つの回転方向にシャフトを駆動する手段が設けられ、前記シャフトの回転方向のそれぞれがマッサージ装置の動作モードを決定する。
【0009】
同様に有利には、シャフト上を案内するために、各偏心要素は、内部開口部を備え、および/または、少なくとも1つのシャフトは、好ましくは三角形状の断面である多角形または多角形状の断面を有する少なくとも1つのシャフト部を備える。前記少なくとも1つのシャフト部は少なくとも2つの制止面を形成し、周期的に繰り返される複数の偏心要素の群は、少なくともシャフトのシャフト部に沿って整列できる。
【0010】
好ましくは、1つの群の偏心要素の内部開口部は、異なった断面形状を有する。前記断面形状は少なくとも2つの制止面を形成し、前記制止面はシャフトの回転方向に従ってシャフトの少なくとも1つの制止面と相互作用する。
【0011】
前記群の少なくとも1つの偏心要素は、シャフト長手方向軸に対してねじれ防止態様でシャフト部上を案内され、さらに、ある1つの群のうち偏心要素は、相互作用する制止面によって制限される互いに異なる角度量によって、シャフト長手方向の軸に対して回転可能に案内される。相互作用する制止面は、角度範囲を定義できる。よって、ある1つの群のうち全ての偏心要素の角度範囲は、少なくとも部分的に重なる。
【0012】
有利には、1つの偏心要素は、多角形または多角形状の外側断面形状をそれぞれ有する、2つの対向する面をそれぞれ備え、それによって、2つの対向する面は、互いに平行に伸びかつ好ましくは、互いにねじれる。
【0013】
偏心要素は、同じ外側輪郭を有し、好ましくは、少なくとも部分的にねじれた輪郭を有する。第1動作モードにおいて、偏心要素の全体によって形成される外側輪郭は、有利には、角柱状または実質角柱形状であり、かつ第2動作モードにおいて、偏心要素の全体によって形成される外側輪郭は、略渦巻き状である。これによって、第2動作モードにおいて、偏心要素の2つの面は、長手方向の軸に沿って、シャフト上で略一致する状態で整列する
【0014】
本発明の、さらなる実施形態、利点、および適応可能性が以下に示す例示的な実施形態および図面から以下に説明される。単独または組み合わせて説明および/または図面で提示される全ての特徴は、請求項に要約されまたは引用されるに拘わらず、本発明の主題である。請求項の内容は、本説明の重要な部分でもある。本発明は、図面を参照して、複数の例示的な実施形態に基づいてさらに詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、例えば、本発明のマッサージ装置の側面図である。なお、本図では、第1動作モードにおける長手方向の断面を示す。
【図2】図2は、例えば、本発明のマッサージ装置の側面図である。なお、本図では、第2動作モードにおける長手方向の断面を示す。
【図3】図3a、bは、図1の本発明のマッサージ装置の断面を線A−AおよびB−Bに沿って示す断面図である。
【図4】図4a、bは、図2の本発明のマッサージ装置の断面を線A−AおよびB−Bに沿って示す断面図である。
【図5】図5は、例えば、異なる偏心要素の斜視図を示す。
【図6】図6は、例えば、第1回転方向に整列された偏心要素を有するシャフトの側面図を示す。
【図7】図7は、例えば、第2回転方向に整列された偏心要素を有するシャフトの側面図を示す。
【図8】図8a、bは、例えば、第1位置のシャフトと、長手方向の軸に対して90度ねじった位置のシャフトとの2つの側面図を示す。
【図9】図9a〜cは、例えば、偏心要素と対応するシャフトとの他の実施形態の側面図を示す。
【図10】図10a〜cは、例えば、偏心要素と対応するシャフトとのその他の実施形態の側面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1および2の側面図に示される、本発明のロッド形状のマッサージ装置1は、それぞれの図において、円筒形の端部要素2、前記端部要素2の外面を形成するゴム弾性材製の外皮3、前記端部要素2の、特に外皮3の振動運動を発生する駆動部4を実質的に備えて成る。前記駆動部4は、複数の支持要素5、好ましくは顎要素によって、外皮3が軸受けする外側軸受および支持面5.2に対して、形成される。
【0017】
本発明のマッサージ装置1は、さらに、好ましくは円盤形状の支持要素8を備え、前記要素8に、マッサージ装置1の長手方向の軸LAに沿って伸び、かつ前記支持要素8の少なくとも1つの側から突出する、複数の案内および支持要素9が付け加えられる。本実施形態において、案内および支持要素9はロッド形状であり、好ましくは顎状の支持要素5を受け止めるために設けられる。前記支持要素5の軸受および支持面5.2は、軸受および支持面5.2の放射方向のストローク運動によって発生する、放射方向外側および内側への端部要素2の長手方向の軸LAに対する、外皮3の振動変形のために設けられる。
【0018】
図示する実施形態の支持要素5は、平らまたは段の付いた円盤形状を有しているので、例えば、そのような支持要素5を3つ組合せれば1つの支持要素の円盤形状の組が形成される。支持要素5、または直前に説明した方法によって形成され表面側がマッサージ装置1の長手方向の軸に直交する面側に向く支持要素の組は、マッサージ装置1の長手方向の軸LAに沿って連続的にまとめて設けられて、その結果、支持要素の1まとまりが形成される。図3a、3bおよび図4aおよび4bには、断面線A−AおよびB−Bに沿った断面に基づいて、例えば、図1、2に従うマッサージ装置1の内部構造を示す。
【0019】
図示する実施形態では、マッサージ装置1の長手方向の軸LAに沿って互いに一定距離を置いて設けられる案内および支持要素9は、3つの案内および支持要素群を形成する。なお、各群は2つの案内および支持要素9、9’を有する。3つの案内および支持要素群は、マッサージ装置1の長手方向の軸LAの周りに、120度ごとにずらされる。つまり、1つの群中の各2つの案内および支持要素9の軸は、長手方向の軸LAに対して同じ径方向の距離を有し、かつ互いに一定の距離を置く。
【0020】
各支持要素5は、例えば、2つの楕円形の穴5.1、5.1’を備える。前記穴5.1、5.1’に、1つの群中の両案内および支持要素9、9’が案内される。前記楕円形の穴5.1、5.1’の向きは、支持要素5が長手方向の軸LAに対して略放射状に移動可能に設計される。支持要素5の軸受および支持面5.2は、例えば、部分的に円筒形状の表面に設計される。本発明の1つの実施形態では、3つの支持要素5によって形成される支持要素の組の外径が長手方向の軸LAに沿って互いに変化できる。つまり、支持要素の組の外径は、支持要素8に対面しながら遠ざかる側に対して減少する。実施形態によれば、一定のまたは周期的な外径変化を実施できる。
【0021】
長手方向の軸LAと同じ軸に対して、図8a、bに示すように、シャフト6が支持要素8に回転可能に装着される。同図では、前記シャフト6は、少なくとも形状として非円形であるシャフト部6.1を備える。なお、図示する実施形態において、同シャフト部6.1は四角形状である。シャフト6は、駆動(図示せず)によって2つの駆動方向または回転方向R1、R2に駆動される。図8aおよび8bは、2つの側面図として、例えば、シャフト6が示される。図8bに示すシャフトは、図8aに示すシャフト6に対して、シャフト長手方向の軸LAを中心に90度ひねりを加えられたものである。
【0022】
少なくともシャフト部6.1の領域には、好ましくは平面の、複数の偏心要素7がシャフト6上に並べられる。なお、各偏心要素7は、支持要素5の少なくとも1つの群によってそれぞれ囲まれ、支持要素5と相互作用する。偏心要素7は、好ましくは中心に位置する内側開口部7.1を備える。前記開口部7.1には、シャフト6、特に、シャフト部6.1、が案内される。従って、偏心要素7は、長手方向の軸LAに沿って互いに近接し、その結果、支持要素5に対応して、1かたまりの偏心要素7が形成される。支持要素5の内側軸受面5.3は、少なくとも1つの偏心要素7に対向して配置される。支持要素5を囲むゴム弾性材によって形成される外皮3によって、支持要素5は、近接する偏心要素7に対して放射状に予張力が加えられる。
【0023】
本発明によるマッサージ装置1は、第1および第2動作モードT、Wを有する。なお、第1動作モードTでは、長手方向の軸LAに沿った外皮3の同相変形が軸受および支持面5.2の放射方向の(駆動部4によって発生される内側から外側のおよびその逆向きの)ストローク運動によって達成される。つまり、第1動作モードTでは、全ての軸受および支持面5.2は、放射方向のストローク運動の際、長手方向の軸LAに対して同じ距離を有する。一方、第2動作モードWでは、長手方向の軸LAに沿った外皮3の非同相振動変形が発生する。つまり、軸受および支持面5.2は、放射方向のストローク運動の際、長手方向の軸LAに対して、少なくとも部分的に異なる距離を有する。従って、第1動作モードT(「スロバー(脈を打つ)」)では、端部要素2の外皮3の、周方向のパルス的なマッサージ運動が生成され、第2動作モードW(「ウェイバー(波を立てる)」)では、端部要素2の外皮3の、波のような(長手方向の軸に沿って直進する)マッサージ運動が生成される。本発明のマッサージ装置1の第1および第2動作モードであるTおよびWは、駆動の駆動方向R1、R2またはシャフト6の回転方向R1、R2によって決定される。つまり、シャフト6は、第1回転方向R1(「時計回り」)および第2回転方向R2(「反時計回り」)に駆動可能である。
【0024】
図6および7に、前記シャフト上に整列する偏心要素7を有するシャフト6のおのおのの側面図を示す。なお、シャフト6は、図6に従って、第1回転方向R1(「時計回り」)に駆動され、図7に従って、第2回転方向R2(「反時計回り」)に駆動される。シャフト6および/またはシャフト部6.1上に案内される偏心要素7の内側開口部7.1の寸法は、長手方向の軸LAの周りに既定の角度量だけ少なくとも部分的に回転できるように設計される。本実施形態において、複数群の、異なる偏心要素7が示される。なお、各群は、異なる偏心要素7が備えられるが、その構成は同一である。つまり、偏心要素7は、長手方向の軸LAに沿って周期的に繰り返される。1つの群は、例えば、6つの偏心要素7を備える。前記要素7は、断面形状がおのおの異なる内側開口部7.1を有する。
【0025】
図5に、例えば、1つの群のうちの、6つのおのおの異なる偏心要素7の正面図を示す。なお、7番目に示される偏心要素7は、1番目の偏心要素7と同一である。1つの群のうちの偏心要素7は、内側開口部7.1の断面形状においてのみ互いに異なる。ある1つの群内の内側開口部7.1は、シャフト部6.1の断面形状と同じ形状を有するものもある。内側開口部7.1は、少なくとも2つの、好ましくは4つの制止面7.1.1、7.1.2をおのおの備える。前記制止面は、長手方向の軸LAまたは内側開口部7.1の長手方向の軸に対して放射状におのおの伸びる水平内部壁面部によっておのおの形成される。
【0026】
本実施形態において、ある1つの群のうちの第1の偏心要素7に設けられる、前記少なくとも2つの制止面7.1.1、7.1.2、7.1、1’、7.1.2’は、互いに略平行に伸びる。ある1つの群内の他の偏心要素7の制止面7.1.1、7.1.2は、この平行度から逸脱し、所定の角度、例えば、20度、40度、60度、80度、100度、を形成しあう。なお、角度の増加は、本実施形態において、一定である。従って、シャフト6の長手方向の軸LAに沿う前記少なくとも2つの制止面7.1.1、7.1.2の間の角度は、1つの群内で増加する。つまり、例えば、おのおの同じ角度量で段階的に増加する。
【0027】
偏心要素7は、第1面および第2面10、11を備える。なお、両面は、多角形または多角形状の断面形状を有し、図示する本実施形態では、三角形状である。さらに、第1面および第2面10、11は、互いに平行に伸びる水平面部をおのおの形成する。好ましくは、両部は、偏心要素7の長手方向の軸LAを中心にお互いずらされる。各連続偏心要素7の2つの制止面7.1.1、7.1.2の両角度量と、ある1つの群内の偏心要素7の数と、対向する面10、11の断面形状と、その互いの放射方向のねじれとが互いに一致するので、偏心要素7の複数の群をシャフト6上に整列させた後、回転方向R1、R2に依存する外側輪郭が形成される。
【0028】
例えば、シャフト6が第1回転方向R1に駆動された場合、その時は、隣接する偏心要素7の互いに近隣の面10、11は、略互いに一致する(図6参照)。一方、シャフト6が第2回転方向R2に駆動された場合、今度は、略渦巻き型の外側輪郭が形成される(図7参照)。従って、外側輪郭の変形はシャフト6の回転方向R1、R2に依存する。この変形は、異なる制止面7.1.1、7.1.2によって発生する、シャフト長手方向の軸LAを中心として互いの各偏心要素7のねじれが原因で生成される。従って、前記少なくとも2つの制止面7.1.1、7.1.2(シャフト部6.1の領域におけるシャフト6の三角形状の断面と組み合わせて)は、このねじれを制限する。つまり、シャフト長手方向の軸LAに対して1つの偏心要素7がねじれることができるおのおの角度量が個別に増加する。
【0029】
螺旋形状を実現するためには、図示する実施形態の各偏心要素7の第1、第2面10、11が互いに同じ角度量でねじられる。つまり、2つの隣接する偏心要素7の前記少なくとも2つの制止面7.1.2の間の差異から発生する角度量である。図示する実施形態において、この角度量は、例えば約20度である。この結果、第2回転方向R2の場合、2つの隣接する偏心要素7の間に一定の移動がおのおの生れる。つまり、おのおの、偏心要素7の第2面11が後続の偏心要素7の第1面10に略一致し、シャフト6のシャフト部6.1が第2制止面7.1.2に対して軸受けする。第1回転方向R1では、第1制止面7.1.1が三角形状のシャフト部6.1に対して軸受けする。その結果、全ての偏心要素7のおのおの全ての第1面10およびおのおの全ての第2面11は、互いに一致する。なお、本実施形態においては、略角柱状の外側輪郭が生成されている。
【0030】
外側輪郭が異なれば、外皮3の変形する種類が影響される。渦巻き状の外側輪郭は、長手方向の軸LAに沿った外皮3の位相ずれ型の振動変形を引き起こす。つまり、長手方向の軸LAに対する、案内および支持要素9によって案内される支持要素5の放射状の偏位は、振幅が異なる。その結果、波のような動きが発生する。例えば、三角形状の断面を有する略角柱状の外側輪郭が、長手方向の軸LAに沿った外皮3の位相一致型の振動変形を引き起こす。つまり、全ての支持要素5の放射状の偏位は、同じ大きさの振幅を引き起こす。マッサージ装置1全体に適応すれば、長手方向の軸LA全体に対して、外皮3の円周は放射状に増加また減少する。つまり、シャフト6の駆動速度または角速度に周期的に依存するのである。
【0031】
図9a〜cおよび図10a〜cに従う駆動部4の他の実施形態では、全ての偏心要素7が同じ断面形状を有する内側開口部7.1を含む。なお、この場合、好ましくは、少なくとも2つの制止面7.1.1、7.1.2は互いに直交する方向を向く。シャフト6(図9a〜10aに示す)は、複数のシャフト部6.1〜6.6から形成される。なお、前記シャフト部は互いに異なる断面形状を有する。各シャフト部6.1〜6.6の間の移動は、例えば、段階的(図9a)または連続的(図10)である。さらに、シャフト部6.1〜6.6が1つの群を形成し、かつ長手方向の軸LAに沿って周期的に連続する。
【0032】
シャフト部6.1〜6.6の断面形状は、偏心要素7の内側開口部7.1の断面形状に実質的に対応する。なお、シャフト部6.1〜6.6(各部同様に)は、少なくとも2つの制止面6.1.1、6.1.2を備える。前記制止面は、偏心要素7の内側開口部7.1の制止面7.1.1、7.1.2と相互作用するか、または後者に係合する。シャフト部6.1〜6.6の前記少なくとも2つの制止面6.1.1、6.1.2は、おのおの互いに異なる角度を有する。従って、上記の例示的な実施形態に対応して、回転方向R1、R2を変更すると、第1および第2動作モードTおよびWの上記の外側輪郭が生成される。
【0033】
本発明は、複数の例示的な実施形態に基づいて説明された。言うまでもなく、本発明が基づく根幹の概念を放棄することなく、様々な変更等が可能である。
【0034】
例えば、偏心要素7は、実質的にどのような六角形または六角形状の面10、11をも備えることができる。その場合、これらの面10、11は、例えば、互いに一定の距離を置いて配置したり、平行に配置したり、配置を一致したりできる。または、偏心要素7を非常に薄く形成することが可能であり、2つの隣接する偏心要素7の間の角度差を変更できる。
【符号の説明】
【0035】
1 マッサージ装置
2 端部要素
3 外皮
4 駆動機構
5 支持要素
5.1 楕円形の穴
5.2 外面
5.3 内側軸受面
6 シャフト
6.1−6.6 シャフト部
6.1.1、 6.1.2 制止面
7 偏心要素
7.1 内側開口部
7.1.1、 7.1.2 制止面
7.1.1’、 7.1.2’ 制止面
8 支持要素
9 案内および支持要素
10 第1面
11 第2面
LA 長手方向の軸
T 第1動作モード
W 第2動作モード
R1 第1回転方向−時計回り
R2 第2回転方向−反時計回り
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロッド状のマッサージ装置であって、
実質的に円筒形の端部要素(2)と、
前記端部要素(2)の外面を形成する、ゴム弾性材製の外皮(3)と、
前記端部要素(2)に対して動きを発生するための駆動部(4)、なお前記駆動部(4)は、前記外皮(3)が軸受けする複数の軸受および支持面(5.2)を形成し、かつ前記軸受および支持面(5.2)は、前記軸受および支持面(5.2)の放射方向のストローク運動による放射状に外側および内側に起こる、前記端部要素(2)の長手方向の軸(LA)に対する前記外皮(3)の振動変形のために設計された、とを備え、
前記マッサージ装置(1)は、第1および第2動作モード(T、W)を備え、前記第1動作モード(T)では、長手方向の軸(LA)に沿う振動変形が同相であり、前記第2動作モード(W)では、非同相であることを特徴とするマッサージ装置。
【請求項2】
請求項1に記載のマッサージ装置であって、前記第1および第2動作モード(T、W)は、前記駆動部(4)の駆動方向(R1、R2)によって決定されることを特徴とするマッサージ装置。
【請求項3】
請求項1に記載のマッサージ装置であって、前記軸受および支持面(5.2)は、好ましくは顎型要素の、複数の支持要素(5)によって形成されることを特徴とするマッサージ装置。
【請求項4】
請求項2または3に記載のマッサージ装置であって、前記端部要素(2)の前記長手方向の軸(LA)に対して直交する共通の面に設けられた複数の支持要素(5)が支持要素(5)の群をそれぞれ形成し、前記支持要素(5)のそのような複数の群が、前記端部要素(2)の前記長手方向の軸(LA)に沿って連続的に配置されることを特徴とするマッサージ装置。
【請求項5】
請求項2または3に記載のマッサージ装置であって、前記支持要素(5)の振動運動のために、駆動によって駆動可能な少なくとも1つのシャフト(6)が設けられ、前記シャフト(6)上で、複数の偏心要素(7)が前記支持要素(5)と相互作用することを特徴とするマッサージ装置。
【請求項6】
請求項5に記載のマッサージ装置であって、2つの回転方向(R1、R2)に前記シャフト(6)を駆動する手段を有することを特徴とするマッサージ装置。
【請求項7】
請求項6に記載のマッサージ装置であって、前記シャフト(6)の前記回転方向(R1、R2)は、前記マッサージ装置(1)の前記動作モード(T、W)を決定することを特徴とするマッサージ装置。
【請求項8】
請求項5乃至7のいずれか一項に記載のマッサージ装置であって、シャフト(6)上での案内のために、前記各偏心要素(7)は、内側開口部(7.1)をそれぞれ備えることを特徴とするマッサージ装置。
【請求項9】
請求項5乃至8のいずれか一項に記載のマッサージ装置であって、前記少なくとも1つのシャフト(6)は、好ましくは三角形状の断面である多角形または多角形状の断面を有する少なくとも1つのシャフト部(6.1)を備えることを特徴とするマッサージ装置。
【請求項10】
請求項9に記載のマッサージ装置であって、前記少なくとも1つのシャフト部(6.1)は、少なくとも2つの制止面(6.1.1、6.1.2)を形成することを特徴とするマッサージ装置。
【請求項11】
請求項9または10に記載のマッサージ装置であって、複数の偏心要素(7)から成る周期的に繰り返される群が前記シャフト(6)の前記シャフト部(6.1)に少なくとも沿って整列することを特徴とするマッサージ装置。
【請求項12】
請求項8乃至11のいずれか一項に記載のマッサージ装置であって、前記偏心要素(7)の前記内側開口部(7.1)は、異なった断面形状の群を備えることを特徴とするマッサージ装置。
【請求項13】
請求項8乃至12のいずれか一項に記載のマッサージ装置であって、前記偏心要素(7)の前記内側開口部(7.1)は、少なくとも2つの制止面(7.1.1、7.1.2)を形成し、前記制止面(7.1.1、7.1.2)は、前記シャフト(6)の前記回転方向(R1、R2)に基づいて、前記シャフト(6)の少なくとも1つの制止面(6.1.1、6.1.2)と相互作用することを特徴とするマッサージ装置。
【請求項14】
請求項5乃至10のいずれか一項に記載のマッサージ装置であって、前記群のうち少なくとも1つの偏心要素(7)が、前記シャフト長手方向の軸(LA)に対してねじれ防止態様にて前記シャフト部(6.1)上に案内され、さらに、ある1つの群のうち前記偏心要素(7)は、相互作用する制止面(6.1.1、6.1.2、7.1.1、および7.1.2)によって制限される互いに異なる角度量によって、前記シャフト長手方向の軸(LA)に対して回転可能に案内されることを特徴とするマッサージ装置。
【請求項15】
請求項14に記載のマッサージ装置であって、前記相互作用する制止面(6.1.1、6.1.2、7.1.1、および7.1.2)は、角度範囲を定義し、ある1つの群のうち全ての偏心要素(7)の前記角度範囲は、少なくとも部分的に重なることを特徴とするマッサージ装置。
【請求項16】
請求項5乃至15のいずれか一項に記載のマッサージ装置であって、前期各偏心要素(7)は、多角形または多角形状の外側断面形状をそれぞれ有する、2つの対向する面(10、11)をそれぞれ備え、それによって、前記2つの対向する面(10、11)は、互いに平行に伸びかつ好ましくは、互いにねじれることを特徴とするマッサージ装置。
【請求項17】
請求項5乃至16のいずれか一項に記載のマッサージ装置であって、前記偏心要素(7)は、同じ外側輪郭を有し、好ましくは、少なくとも部分的にねじれた輪郭を有することを特徴とするマッサージ装置。
【請求項18】
請求項5乃至17のいずれか一項に記載のマッサージ装置であって、前記第1動作モード(T)において、前記偏心要素(7)の全体によって形成される前記外側輪郭は、略角柱状であることを特徴とするマッサージ装置。
【請求項19】
請求項5乃至18のいずれか一項に記載のマッサージ装置であって、前記第2動作モード(W)において、前記偏心要素(7)の全体によって形成される前記外側輪郭は、略渦巻き状であることを特徴とするマッサージ装置。
【請求項20】
請求項16乃至19のいずれか一項に記載のマッサージ装置であって、前記第2動作モード(W)において、前記偏心要素(7)の前記2つの面(10、11)は、前記長手方向の軸(LA)に沿って、前記シャフト(6)上で略一致する状態で整列することを特徴とするマッサージ装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【公開番号】特開2010−125323(P2010−125323A)
【公開日】平成22年6月10日(2010.6.10)
【国際特許分類】
生活必需品 | 医学または獣医学;衛生学 | 物理的な治療装置,例.人体のつぼの位置を検出または刺激する装置;人工呼吸;マッサージ;特別な治療または人体の特定の部分のための入浴装置 | 生殖器のマッサージ
【出願番号】特願2009−263060(P2009−263060)
【出願日】平成21年11月18日(2009.11.18)
【出願人】(509319155)
【Fターム(参考)】
打撃又はバイブレーションマッサージ | 適用部位 | 生殖器
打撃又はバイブレーションマッサージ | 用途 | その他
打撃又はバイブレーションマッサージ | マッサージ形態 | その他
打撃又はバイブレーションマッサージ | 駆動源 | モータ | 人体当接面がモータの回転軸と垂直
打撃又はバイブレーションマッサージ | 振動、叩打伝達部 | 形状、構造 | 複数の伝達部
打撃又はバイブレーションマッサージ | 人体当接部 | 形状
打撃又はバイブレーションマッサージ | 設置形態 | 手持ち
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