マッサージ装置
【課題】体に対して温かみも与えて効果的なマッサージを行うことができるものとする。
【解決手段】マッサージ機構によって駆動されるアーム3に施療子2を回転自在に支持する支持軸30を設けて、該支持軸に配置した熱源4の熱を弾性材からなる施療子の外周部に運ぶ熱伝達手段を支持軸と施療子外周部との間に設ける。上記熱伝達手段は上記支持軸に設けた熱伝達用のディスク部31であり、上記施療子は上記ディスク部よりも外径が大きい弾性体を上記ディスク部の側方に配したものとして形成されている。
【解決手段】マッサージ機構によって駆動されるアーム3に施療子2を回転自在に支持する支持軸30を設けて、該支持軸に配置した熱源4の熱を弾性材からなる施療子の外周部に運ぶ熱伝達手段を支持軸と施療子外周部との間に設ける。上記熱伝達手段は上記支持軸に設けた熱伝達用のディスク部31であり、上記施療子は上記ディスク部よりも外径が大きい弾性体を上記ディスク部の側方に配したものとして形成されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、もみ玉とも称される施療子によって人体に対するマッサージを行うマッサージ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
もみ玉と称される施療子にマッサージ動作を行わせることで人体の背面に対するマッサージを行うマッサージ装置がある。このタイプのものでは、通常、左右で対となる施療子を椅子の背もたれ内に配置し、背もたれの前面に設けたカバーを介して人体背面に圧力を加えることでマッサージを行うものとなっている。
【0003】
ところで、人が施すマッサージの場合、施療を行う人の手の温かさがマッサージを受ける被施療者に伝わるが、マッサージ装置の施療子は室温(もしくはカバーとの摩擦熱で室温より少し高い程度)である。ここにおいて、特開2005−102919号公報にも示されているように、施療子内に熱源を設けて、施療子が人体に対して力だけでなく、温かみも与えることができるようにすれば、被施療者にしてみれば人の手によるマッサージを受けている感覚を擬似的に創出することができるとともに、この感覚がマッサージの充足感を高めることになる。
【0004】
しかし、施療子は人体に圧力を加えるものであるために、ゴム系の弾性体で形成している上に、上記カバーとの間の滑りを良くするために回転自在なローラとして構成するのが通常であり、この場合、人体に対してカバーを介して接触する施療子の外周部に、人体に対して温かみを感じさせることになる熱を持たせることが困難であり、上記公報にもこの点に関する記載はない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−102919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、人体に対して温かみも与えて効果的なマッサージを行うことができるマッサージ装置を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るマッサージ装置は、 マッサージ機構によって駆動されるアームに施療子を回転自在に支持する支持軸を設けて、該支持軸に配置した熱源の熱を弾性材からなる施療子の外周部に運ぶ熱伝達手段を支持軸と施療子外周部との間に設けているマッサージ装置であって、上記熱伝達手段は上記支持軸に設けた熱伝達用のディスク部であり、上記施療子は上記ディスク部よりも外径が大きい弾性体を上記ディスク部の側方に配したものとして形成されていることに特徴を有している。
【0008】
支持軸に熱源を配置しているものの熱伝達手段によって人体に温かさを感じさせることができる熱を施療子外周部に効果的に持たせることができる。
【0009】
上記熱伝達手段としては上記支持軸と一体に設けられている高熱伝導率材料からなるものを好適に用いることができる。
【0010】
また熱源は支持軸内のほか、支持軸と一体のディスク部内に配設することができる。後者の場合、熱源に接続するハーネスを屈曲させなくても済むものとなる。
【0011】
ディスク部と弾性体との間に低摩擦係数部材からなるスラストワッシャを配設したり、弾性体と支持軸との間に介在させた軸受及び上記スラストワッシャを断熱材で形成することも弾性体の滑らかな回転や弾性体の経年劣化の抑制の点で好ましい。また、ディスク部に抜き孔を形成しておくと熱容量の点で好ましい結果を得ることができる。
【0012】
また、上記ディスク部の外周面に周方向の凹溝を設けられていると、ディスク部が人体に痛みを感じさせてしまうことを効果的に防ぐことができ、特にディスク部外周面と弾性体の外周面とは軸方向断面において連続曲線を描くものとすることで、更には弾性体外周面と凹溝を有するディスク部外周面の断面方向における曲率半径をほぼ同じとすることで、弾性体とディスク部との境界部分における弾性体(施療子)の耐久性を向上させることができる。
【0013】
そして熱源による熱を検出する温度センサと、温度センサで検出された温度に応じて熱源への電流供給を制御する制御手段とを備えていると、熱を適切に制御することができ、施療子を冷却する冷却手段を備えていると、施療子や熱源の冷却を効果的に行うことができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、施療子によるマッサージを温かさをもったものとして行うことができるものであり、特に熱源を配した支持軸で支持されている施療子の外周部に熱を運ぶ熱伝達手段として、支持軸に設けたディスク部を用いて該ディスク部で熱を運ぶために施療子が弾性材からなるものであるにもかかわらず、施療子外周部に熱を持たせることが容易に且つ効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すもので、(a)は要部の斜視図、(b)は要部の分解斜視図である。
【図2】(a)は同上の要部の断面図、(b)は同上の要部の分解断面図、(c)は他例の部分断面図である。
【図3】同上の全体構成を示す破断斜視図である。
【図4】他例を示すもので、(a)は要部の斜視図、(b)は要部の分解斜視図である。
【図5】同上の概略回路図である。
【図6】他例の概略回路図である。
【図7】同上の温度制御に関するタイムチャートである。
【図8】別の例の要部の斜視図である。
【図9】更に別の例を示しており、(a)は要部の斜視図、(b)は要部の断面図である。
【図10】他例の分解斜視図である。
【図11】(a)(b)はハーネスの引き出し方向の違いについて説明する水平断面図である。
【図12】更に他例の分解斜視図である。
【図13】同上の他の例の断面図である。
【図14】(a)は別の例の断面図、(b)は拡大断面図である。
【図15】他の例の分解斜視図である。
【図16】更に他の例の断面図である。
【図17】接地している例の断面図である。
【図18】異なる例の分解斜視図である。
【図19】更に異なる例を示しており、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。
【図20】参考例を示すもので、(a)は要部の斜視図、(b)は要部の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明すると、図3は本発明に係るマッサージ装置の外観の一例を示しており、リクライニング自在な椅子1の背もたれ10内に背もたれ10内を上下に自走するマッサージ機構(図示せず)が配されており、背もたれ10の前面を覆っているカバー11の背後には上記マッサージ機構によって駆動されることでマッサージのための動きを行う施療子2,2が配されている。
【0017】
左右で対となっている各施療子2,2は、弾性材で形成されているとともに上記マッサージ機構によって駆動されるアーム3,3の先端に夫々取り付けられているのであるが、この取り付けは、図1及び図2に示すように、アーム3の先端に支持軸30を固定して、この支持軸30の外周に軸受25を介して施療子2を配設することで、施療子2をその軸回りに遊転自在となるようにしている。
【0018】
上記支持軸30は図からも明らかように中空のもので、熱伝導率が高くて剛性を有する材質、たとえばアルミニウムで形成しており、その軸方向中央部には熱伝達用のディスク部31を備えている。また施療子2は上記ディスク部31の左右に弾性体20,20を夫々配設することで構成している。そして支持軸30の内部には熱源4を納めてある。シーズヒータやPTCヒータで形成された上記熱源4は、断面円形の棒状の外形を有するものとなっている。また、熱源4の外径を中空支持軸30の内径とほぼ同じとし、支持軸30内に納めた時、外面が支持軸30の内面に接触して支持軸30に確実に熱が伝わるように構成してある。図中35は熱源4の固定用のビスである。
【0019】
左右に弾性体20,20が位置する上記ディスク部31は、その外径が弾性体20の外径よりも少し小さい(弾性体20の弾性率や太さ等にもよるが半径で2〜3mm小さいものが好ましい)ものであり、また外周面には図2から明らかなように周方向の凹溝を有している。このような外径及び凹溝を有するものとしてあるのは、弾性体20,20からなる施療子2が人体に接触して圧力を加える時、剛体であるディスク部31と人体との接触圧を軽減して人体が痛みを感ずることがないようにするためである。
【0020】
ディスク部31の外周の凹溝は図2(c)に示すように弾性体20の外周面に連続した曲線でつながる断面形状としておくと、弾性体20(施療子2)のディスク部31側の部分の耐久性を向上させることができる。
【0021】
上記施療子2を備えるマッサージ装置では、上記熱源4で熱を発生させつつ施療子2を動かして人体9に対してマッサージを行う時、熱源4の熱は支持軸30のディスク部31によって施療子2(2つの弾性体20,20)の間で外周部に運ばれる。このために、背もたれ10のカバー11を介して人体に接触する施療子2の外周部は人体9に温かさを十分に感じさせることができる熱を持つものとなる。また、図示例においては支持軸30を軸回りに回転しない固定のものとして、この支持軸30内に熱源4を納めているために、施療子2を回転自在となっているものの、熱源4への配線が絡まるようなことがない。
【0022】
図4に参考例を示す。ここにおける施療子2はその外周面の幅方向中央部を少し凹ませているとともに、中心部から放射状に設けた複数個の通気孔26が上記凹んだ部分で開口している。熱源4を内蔵している支持軸30からの放熱が通気孔26を通じて施療子2の外周面に至るものである。各通気孔26に高熱伝導性材を埋め込んでこの高熱伝導性材が施療子2の外周部へ熱を運ぶようにしてもよい。なお、高熱伝導性材として金属を用いる時は、施療子2の外周部側となる高熱伝導性材の一端が施療子2の外周面から突出することがないようにしておくのはもちろんである。
【0023】
上記の熱源4が温度自己保持型ヒータであるPTCヒータである場合には他に温度制御のための手段を必要としない。熱源4がシーズヒータである場合には図5に示すように温度センサThを設けて、温度センサThで検出される温度が予め設定した温度Tmax以上となれば熱源4に直列接続したリレー接点である遮断装置6が作動して熱源4への電力供給が遮断されるようにする。さらには図6に示すように温度センサThで検出される温度が上限温度Tupp(Tupp<Tmax)と下限温度Tlowとの間に収まるように制御する制御部7を設けると、煙火等を回避することができるともに施療子2の表面温度を適切に保つことができる。なお、上記温度センサThは、熱源4の内部に組み込むほか、熱伝達手段の部分に、取り付けたものであってもよい。図19はディスク部31の外周部に取り付けた例を示している。熱源4内に配置する場合に比して、組立が容易でコストを削減できる上に、人体が実際に感ずる熱との差が小さい部分の熱を検出することになるために、より精度の高い制御を行うことができる。
【0024】
施療子2を暖める熱源4及びその熱を施療子2の外周部に運ぶ熱伝達手段に加えて、施療子2を冷却する冷却手段を設けてもよい。図8は冷却手段として施療子2の近傍に施療子2に向けて冷却風を送る送風機80を設けたものを示しており、アーム3のベース部上に設置した上記送風機80は、熱源4への電力供給を遮断した時に作動して施療子2を冷却風により冷やし、施療子2の温度を短時間で下げる。施療子2の温度を適切に保つことが容易となる。
【0025】
冷却手段としてはこのほか図9に示すように冷却液を支持軸30に送るポンプ81を用いてもよい。図中82は支持軸30の内周面にあって熱源4を取り囲む冷却液流路、83は支持軸30(のディスク部31)に設けた冷却液吸入口、84は冷却液吐出口である。上記送風機80を用いる場合よりも更に急速に施療子2を含む熱源4回りを冷やすことができる。
【0026】
図10は、前記支持軸30にディスク部31を設けたものにおいて、このディスク部31内に熱源4を配設したものを示している。棒状の熱源4をその長手方向が支持軸30の軸方向と直交する方向にくるようにディスク部31内に配した本例においては、支持軸30の軸方向に熱源4を配したものに比して、図11に示すように熱源4に至るハーネス44を屈曲させる必要がなく、また、背もたれ10の両側にあって人体背面を支持する部材にハーネス44が接触してしまうおそれもない。
【0027】
図12及び図13は、上記ディスク部31とこのディスク部31の左右両脇に夫々配される弾性体20,20との間に低摩擦係数部材からなるスラストワッシャ32,32を配したものを示している。支持軸30のディスク部31と支持軸30に対して回転自在な弾性体20との間の摩擦抵抗を軽減することができるために、弾性体20を滑らかに回転させることができる。なお、上記スラストワッシャ32は、弾性体20のディスク部31側の面に形成した凹所22(図12参照)内に納まるようにしておくことが、滑らかな回転を得られるようにする点でより好ましいものとなる。
【0028】
また、上記スラストワッシャ32や軸受25は断熱性に富んだ材料からなるものとして、弾性体20に熱が伝わりにくくなるようにしておくことが望ましい。ゴムやエラストマーからなる弾性体20は、熱によってその硫化や経年変化が加速されてしまう虞を有しているためである。
【0029】
この弾性体20への熱影響を避けるという点では、図14に示すように、ディスク部31側面と弾性体20側面との間に微小な隙間23を設けるようにしてもよい。隙間23の空気層によって断熱を行うのである。この場合、スラストワッシャ32は、支持軸31の段付部と軸受25側面のみに接触するようにしておく。
【0030】
図15に示した実施例は、ディスク部31に抜き孔33を設けることで、ディスク部31の熱容量を小さくして、その外周面への熱伝達速度を向上させたものである。なお、該抜き孔33は、ディスク部32における人体側とは反対側の部分に設けておく。ディスク部32外周面が目標温度に達するまでの時間を短縮することができる上に、施療子2の軽量化や熱源4に必要な電力の軽減も図ることができる。
【0031】
ディスク部31に熱源4を配したものにおいても、図16に示すように、ディスク部31の外周面に周方向の凹溝を形成するとともに、弾性体31の外周面とディスク部31の外周面とが連続した曲線でつながる断面形状としておくことが好ましい。特に、弾性体20の外周面の曲率半径R1と凹溝を有するディスク部31外周面の曲率半径R2とをほぼ等しく(R1≒R2)しておくことが、身体から施療子2が受ける圧力が均等に分散されることになって弾性体20におけるディスク部31との接続部の劣化の抑止の点で好ましい。
【0032】
熱源4が配される支持軸30とアーム3の双方を導電性材料で形成するとともに、図17に示すようにアーム3を接地しておくと、熱源4に電流を印加する際に必要な絶縁電圧を小さくすることができ、これに伴って熱源4自体の小型化軽量化が可能となるために、結果として施療子2全体の小型軽量化を図ることができる。
【0033】
アーム3への支持軸30の固定は、螺合を利用するのではなく、図18に示すように、支持軸30の端部及びアーム3側の支持軸取付孔をD面カットが施されたものとしたり、キーを利用したりすることで行ってもよい。この場合、アーム3への支持軸30の取り付け固定を熱源4の電源引き出し口及び抜き孔33が人体と反対側にくる角度θにすることができる。
【0034】
図20に他の参考例を示す。ここでは施療子2の近傍に位置する副施療子2Aを設けて、この副施療子2A内に熱源4を内蔵してある。金属製で高熱伝導性の副施療子2Aは、その先端面が半球状となっているとともに、アーム3の基端部に設けた直進型アクチュエータ2Bによってその位置を前後に変化させることができるようになっている。アーム3をマッサージ機構で駆動して施療子2によるマッサージを人体に与える時、上記アクチュエータ2Bで副施療子2Aを前進させておけば、施療子2と同様の動きを行う副施療子2Aが人体に温かさを感じさせる。なお、副施療子2Aは前進位置にあっても人体に強く接触することがないようにしておく。この点において、上記アクチュエータ2Bには空気圧アクチュエータを好適に用いることができる。温熱刺激によって被施療者がかゆみ等を感じる場合には、副施療子2Aを後退させて施療子2のみが人体に接触するようにすればよい。なお、前記遮断装置6や制御部7は、この副施療子2Aを有するものにおいても適用することができるのはもちろんである。
【0035】
なお、椅子型で背もたれ10に施療子2を配置した例を示したが、このような形態のものに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0036】
2 施療子
3 アーム
20 弾性体
30 支持軸
31 ディスク部
【技術分野】
【0001】
本発明は、もみ玉とも称される施療子によって人体に対するマッサージを行うマッサージ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
もみ玉と称される施療子にマッサージ動作を行わせることで人体の背面に対するマッサージを行うマッサージ装置がある。このタイプのものでは、通常、左右で対となる施療子を椅子の背もたれ内に配置し、背もたれの前面に設けたカバーを介して人体背面に圧力を加えることでマッサージを行うものとなっている。
【0003】
ところで、人が施すマッサージの場合、施療を行う人の手の温かさがマッサージを受ける被施療者に伝わるが、マッサージ装置の施療子は室温(もしくはカバーとの摩擦熱で室温より少し高い程度)である。ここにおいて、特開2005−102919号公報にも示されているように、施療子内に熱源を設けて、施療子が人体に対して力だけでなく、温かみも与えることができるようにすれば、被施療者にしてみれば人の手によるマッサージを受けている感覚を擬似的に創出することができるとともに、この感覚がマッサージの充足感を高めることになる。
【0004】
しかし、施療子は人体に圧力を加えるものであるために、ゴム系の弾性体で形成している上に、上記カバーとの間の滑りを良くするために回転自在なローラとして構成するのが通常であり、この場合、人体に対してカバーを介して接触する施療子の外周部に、人体に対して温かみを感じさせることになる熱を持たせることが困難であり、上記公報にもこの点に関する記載はない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−102919号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、人体に対して温かみも与えて効果的なマッサージを行うことができるマッサージ装置を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るマッサージ装置は、 マッサージ機構によって駆動されるアームに施療子を回転自在に支持する支持軸を設けて、該支持軸に配置した熱源の熱を弾性材からなる施療子の外周部に運ぶ熱伝達手段を支持軸と施療子外周部との間に設けているマッサージ装置であって、上記熱伝達手段は上記支持軸に設けた熱伝達用のディスク部であり、上記施療子は上記ディスク部よりも外径が大きい弾性体を上記ディスク部の側方に配したものとして形成されていることに特徴を有している。
【0008】
支持軸に熱源を配置しているものの熱伝達手段によって人体に温かさを感じさせることができる熱を施療子外周部に効果的に持たせることができる。
【0009】
上記熱伝達手段としては上記支持軸と一体に設けられている高熱伝導率材料からなるものを好適に用いることができる。
【0010】
また熱源は支持軸内のほか、支持軸と一体のディスク部内に配設することができる。後者の場合、熱源に接続するハーネスを屈曲させなくても済むものとなる。
【0011】
ディスク部と弾性体との間に低摩擦係数部材からなるスラストワッシャを配設したり、弾性体と支持軸との間に介在させた軸受及び上記スラストワッシャを断熱材で形成することも弾性体の滑らかな回転や弾性体の経年劣化の抑制の点で好ましい。また、ディスク部に抜き孔を形成しておくと熱容量の点で好ましい結果を得ることができる。
【0012】
また、上記ディスク部の外周面に周方向の凹溝を設けられていると、ディスク部が人体に痛みを感じさせてしまうことを効果的に防ぐことができ、特にディスク部外周面と弾性体の外周面とは軸方向断面において連続曲線を描くものとすることで、更には弾性体外周面と凹溝を有するディスク部外周面の断面方向における曲率半径をほぼ同じとすることで、弾性体とディスク部との境界部分における弾性体(施療子)の耐久性を向上させることができる。
【0013】
そして熱源による熱を検出する温度センサと、温度センサで検出された温度に応じて熱源への電流供給を制御する制御手段とを備えていると、熱を適切に制御することができ、施療子を冷却する冷却手段を備えていると、施療子や熱源の冷却を効果的に行うことができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明は、施療子によるマッサージを温かさをもったものとして行うことができるものであり、特に熱源を配した支持軸で支持されている施療子の外周部に熱を運ぶ熱伝達手段として、支持軸に設けたディスク部を用いて該ディスク部で熱を運ぶために施療子が弾性材からなるものであるにもかかわらず、施療子外周部に熱を持たせることが容易に且つ効果的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すもので、(a)は要部の斜視図、(b)は要部の分解斜視図である。
【図2】(a)は同上の要部の断面図、(b)は同上の要部の分解断面図、(c)は他例の部分断面図である。
【図3】同上の全体構成を示す破断斜視図である。
【図4】他例を示すもので、(a)は要部の斜視図、(b)は要部の分解斜視図である。
【図5】同上の概略回路図である。
【図6】他例の概略回路図である。
【図7】同上の温度制御に関するタイムチャートである。
【図8】別の例の要部の斜視図である。
【図9】更に別の例を示しており、(a)は要部の斜視図、(b)は要部の断面図である。
【図10】他例の分解斜視図である。
【図11】(a)(b)はハーネスの引き出し方向の違いについて説明する水平断面図である。
【図12】更に他例の分解斜視図である。
【図13】同上の他の例の断面図である。
【図14】(a)は別の例の断面図、(b)は拡大断面図である。
【図15】他の例の分解斜視図である。
【図16】更に他の例の断面図である。
【図17】接地している例の断面図である。
【図18】異なる例の分解斜視図である。
【図19】更に異なる例を示しており、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。
【図20】参考例を示すもので、(a)は要部の斜視図、(b)は要部の側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明すると、図3は本発明に係るマッサージ装置の外観の一例を示しており、リクライニング自在な椅子1の背もたれ10内に背もたれ10内を上下に自走するマッサージ機構(図示せず)が配されており、背もたれ10の前面を覆っているカバー11の背後には上記マッサージ機構によって駆動されることでマッサージのための動きを行う施療子2,2が配されている。
【0017】
左右で対となっている各施療子2,2は、弾性材で形成されているとともに上記マッサージ機構によって駆動されるアーム3,3の先端に夫々取り付けられているのであるが、この取り付けは、図1及び図2に示すように、アーム3の先端に支持軸30を固定して、この支持軸30の外周に軸受25を介して施療子2を配設することで、施療子2をその軸回りに遊転自在となるようにしている。
【0018】
上記支持軸30は図からも明らかように中空のもので、熱伝導率が高くて剛性を有する材質、たとえばアルミニウムで形成しており、その軸方向中央部には熱伝達用のディスク部31を備えている。また施療子2は上記ディスク部31の左右に弾性体20,20を夫々配設することで構成している。そして支持軸30の内部には熱源4を納めてある。シーズヒータやPTCヒータで形成された上記熱源4は、断面円形の棒状の外形を有するものとなっている。また、熱源4の外径を中空支持軸30の内径とほぼ同じとし、支持軸30内に納めた時、外面が支持軸30の内面に接触して支持軸30に確実に熱が伝わるように構成してある。図中35は熱源4の固定用のビスである。
【0019】
左右に弾性体20,20が位置する上記ディスク部31は、その外径が弾性体20の外径よりも少し小さい(弾性体20の弾性率や太さ等にもよるが半径で2〜3mm小さいものが好ましい)ものであり、また外周面には図2から明らかなように周方向の凹溝を有している。このような外径及び凹溝を有するものとしてあるのは、弾性体20,20からなる施療子2が人体に接触して圧力を加える時、剛体であるディスク部31と人体との接触圧を軽減して人体が痛みを感ずることがないようにするためである。
【0020】
ディスク部31の外周の凹溝は図2(c)に示すように弾性体20の外周面に連続した曲線でつながる断面形状としておくと、弾性体20(施療子2)のディスク部31側の部分の耐久性を向上させることができる。
【0021】
上記施療子2を備えるマッサージ装置では、上記熱源4で熱を発生させつつ施療子2を動かして人体9に対してマッサージを行う時、熱源4の熱は支持軸30のディスク部31によって施療子2(2つの弾性体20,20)の間で外周部に運ばれる。このために、背もたれ10のカバー11を介して人体に接触する施療子2の外周部は人体9に温かさを十分に感じさせることができる熱を持つものとなる。また、図示例においては支持軸30を軸回りに回転しない固定のものとして、この支持軸30内に熱源4を納めているために、施療子2を回転自在となっているものの、熱源4への配線が絡まるようなことがない。
【0022】
図4に参考例を示す。ここにおける施療子2はその外周面の幅方向中央部を少し凹ませているとともに、中心部から放射状に設けた複数個の通気孔26が上記凹んだ部分で開口している。熱源4を内蔵している支持軸30からの放熱が通気孔26を通じて施療子2の外周面に至るものである。各通気孔26に高熱伝導性材を埋め込んでこの高熱伝導性材が施療子2の外周部へ熱を運ぶようにしてもよい。なお、高熱伝導性材として金属を用いる時は、施療子2の外周部側となる高熱伝導性材の一端が施療子2の外周面から突出することがないようにしておくのはもちろんである。
【0023】
上記の熱源4が温度自己保持型ヒータであるPTCヒータである場合には他に温度制御のための手段を必要としない。熱源4がシーズヒータである場合には図5に示すように温度センサThを設けて、温度センサThで検出される温度が予め設定した温度Tmax以上となれば熱源4に直列接続したリレー接点である遮断装置6が作動して熱源4への電力供給が遮断されるようにする。さらには図6に示すように温度センサThで検出される温度が上限温度Tupp(Tupp<Tmax)と下限温度Tlowとの間に収まるように制御する制御部7を設けると、煙火等を回避することができるともに施療子2の表面温度を適切に保つことができる。なお、上記温度センサThは、熱源4の内部に組み込むほか、熱伝達手段の部分に、取り付けたものであってもよい。図19はディスク部31の外周部に取り付けた例を示している。熱源4内に配置する場合に比して、組立が容易でコストを削減できる上に、人体が実際に感ずる熱との差が小さい部分の熱を検出することになるために、より精度の高い制御を行うことができる。
【0024】
施療子2を暖める熱源4及びその熱を施療子2の外周部に運ぶ熱伝達手段に加えて、施療子2を冷却する冷却手段を設けてもよい。図8は冷却手段として施療子2の近傍に施療子2に向けて冷却風を送る送風機80を設けたものを示しており、アーム3のベース部上に設置した上記送風機80は、熱源4への電力供給を遮断した時に作動して施療子2を冷却風により冷やし、施療子2の温度を短時間で下げる。施療子2の温度を適切に保つことが容易となる。
【0025】
冷却手段としてはこのほか図9に示すように冷却液を支持軸30に送るポンプ81を用いてもよい。図中82は支持軸30の内周面にあって熱源4を取り囲む冷却液流路、83は支持軸30(のディスク部31)に設けた冷却液吸入口、84は冷却液吐出口である。上記送風機80を用いる場合よりも更に急速に施療子2を含む熱源4回りを冷やすことができる。
【0026】
図10は、前記支持軸30にディスク部31を設けたものにおいて、このディスク部31内に熱源4を配設したものを示している。棒状の熱源4をその長手方向が支持軸30の軸方向と直交する方向にくるようにディスク部31内に配した本例においては、支持軸30の軸方向に熱源4を配したものに比して、図11に示すように熱源4に至るハーネス44を屈曲させる必要がなく、また、背もたれ10の両側にあって人体背面を支持する部材にハーネス44が接触してしまうおそれもない。
【0027】
図12及び図13は、上記ディスク部31とこのディスク部31の左右両脇に夫々配される弾性体20,20との間に低摩擦係数部材からなるスラストワッシャ32,32を配したものを示している。支持軸30のディスク部31と支持軸30に対して回転自在な弾性体20との間の摩擦抵抗を軽減することができるために、弾性体20を滑らかに回転させることができる。なお、上記スラストワッシャ32は、弾性体20のディスク部31側の面に形成した凹所22(図12参照)内に納まるようにしておくことが、滑らかな回転を得られるようにする点でより好ましいものとなる。
【0028】
また、上記スラストワッシャ32や軸受25は断熱性に富んだ材料からなるものとして、弾性体20に熱が伝わりにくくなるようにしておくことが望ましい。ゴムやエラストマーからなる弾性体20は、熱によってその硫化や経年変化が加速されてしまう虞を有しているためである。
【0029】
この弾性体20への熱影響を避けるという点では、図14に示すように、ディスク部31側面と弾性体20側面との間に微小な隙間23を設けるようにしてもよい。隙間23の空気層によって断熱を行うのである。この場合、スラストワッシャ32は、支持軸31の段付部と軸受25側面のみに接触するようにしておく。
【0030】
図15に示した実施例は、ディスク部31に抜き孔33を設けることで、ディスク部31の熱容量を小さくして、その外周面への熱伝達速度を向上させたものである。なお、該抜き孔33は、ディスク部32における人体側とは反対側の部分に設けておく。ディスク部32外周面が目標温度に達するまでの時間を短縮することができる上に、施療子2の軽量化や熱源4に必要な電力の軽減も図ることができる。
【0031】
ディスク部31に熱源4を配したものにおいても、図16に示すように、ディスク部31の外周面に周方向の凹溝を形成するとともに、弾性体31の外周面とディスク部31の外周面とが連続した曲線でつながる断面形状としておくことが好ましい。特に、弾性体20の外周面の曲率半径R1と凹溝を有するディスク部31外周面の曲率半径R2とをほぼ等しく(R1≒R2)しておくことが、身体から施療子2が受ける圧力が均等に分散されることになって弾性体20におけるディスク部31との接続部の劣化の抑止の点で好ましい。
【0032】
熱源4が配される支持軸30とアーム3の双方を導電性材料で形成するとともに、図17に示すようにアーム3を接地しておくと、熱源4に電流を印加する際に必要な絶縁電圧を小さくすることができ、これに伴って熱源4自体の小型化軽量化が可能となるために、結果として施療子2全体の小型軽量化を図ることができる。
【0033】
アーム3への支持軸30の固定は、螺合を利用するのではなく、図18に示すように、支持軸30の端部及びアーム3側の支持軸取付孔をD面カットが施されたものとしたり、キーを利用したりすることで行ってもよい。この場合、アーム3への支持軸30の取り付け固定を熱源4の電源引き出し口及び抜き孔33が人体と反対側にくる角度θにすることができる。
【0034】
図20に他の参考例を示す。ここでは施療子2の近傍に位置する副施療子2Aを設けて、この副施療子2A内に熱源4を内蔵してある。金属製で高熱伝導性の副施療子2Aは、その先端面が半球状となっているとともに、アーム3の基端部に設けた直進型アクチュエータ2Bによってその位置を前後に変化させることができるようになっている。アーム3をマッサージ機構で駆動して施療子2によるマッサージを人体に与える時、上記アクチュエータ2Bで副施療子2Aを前進させておけば、施療子2と同様の動きを行う副施療子2Aが人体に温かさを感じさせる。なお、副施療子2Aは前進位置にあっても人体に強く接触することがないようにしておく。この点において、上記アクチュエータ2Bには空気圧アクチュエータを好適に用いることができる。温熱刺激によって被施療者がかゆみ等を感じる場合には、副施療子2Aを後退させて施療子2のみが人体に接触するようにすればよい。なお、前記遮断装置6や制御部7は、この副施療子2Aを有するものにおいても適用することができるのはもちろんである。
【0035】
なお、椅子型で背もたれ10に施療子2を配置した例を示したが、このような形態のものに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0036】
2 施療子
3 アーム
20 弾性体
30 支持軸
31 ディスク部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マッサージ機構によって駆動されるアームに施療子を回転自在に支持する支持軸を設けて、該支持軸に配置した熱源の熱を弾性材からなる施療子の外周部に運ぶ熱伝達手段を支持軸と施療子外周部との間に設けているマッサージ装置であって、
上記熱伝達手段は上記支持軸に設けた熱伝達用のディスク部であり、上記施療子は上記ディスク部よりも外径が大きい弾性体を上記ディスク部の側方に配したものとして形成されていることを特徴とするマッサージ装置。
【請求項2】
上記ディスク部は上記支持軸と一体に設けられている高熱伝導率材料からなることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。
【請求項3】
上記熱源は上記支持軸と一体の上記ディスク部の内部に配設されていることを特徴とする請求項1または2記載のマッサージ装置。
【請求項4】
上記ディスク部と上記弾性体との間に低摩擦係数部材からなるスラストワッシャが配設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマッサージ装置。
【請求項5】
上記弾性体と上記支持軸との間に介在させた軸受及び上記スラストワッシャが断熱材で形成されていることを特徴とする請求項4記載のマッサージ装置。
【請求項6】
上記ディスク部に抜き孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のマッサージ装置。
【請求項7】
上記ディスク部の外周面に周方向の凹溝が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のマッサージ装置。
【請求項8】
上記ディスク部外周面と上記弾性体の外周面とは軸方向断面において連続曲線を描いていることを特徴とする請求項7記載のマッサージ装置。
【請求項9】
上記弾性体外周面と凹溝を有するディスク部外周面の断面方向における曲率半径がほぼ同じであることを特徴とする請求項8記載のマッサージ装置。
【請求項10】
支持軸及びアームは導電性材料で形成され、上記アームは接地されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のマッサージ装置。
【請求項11】
支持軸はアームに対して回り止め固定されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のマッサージ装置。
【請求項12】
熱源による熱を検出する温度センサと、温度センサで検出された温度に応じて熱源への電流供給を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のマッサージ装置。
【請求項13】
施療子を冷却する冷却手段を備えていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のマッサージ装置。
【請求項1】
マッサージ機構によって駆動されるアームに施療子を回転自在に支持する支持軸を設けて、該支持軸に配置した熱源の熱を弾性材からなる施療子の外周部に運ぶ熱伝達手段を支持軸と施療子外周部との間に設けているマッサージ装置であって、
上記熱伝達手段は上記支持軸に設けた熱伝達用のディスク部であり、上記施療子は上記ディスク部よりも外径が大きい弾性体を上記ディスク部の側方に配したものとして形成されていることを特徴とするマッサージ装置。
【請求項2】
上記ディスク部は上記支持軸と一体に設けられている高熱伝導率材料からなることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。
【請求項3】
上記熱源は上記支持軸と一体の上記ディスク部の内部に配設されていることを特徴とする請求項1または2記載のマッサージ装置。
【請求項4】
上記ディスク部と上記弾性体との間に低摩擦係数部材からなるスラストワッシャが配設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマッサージ装置。
【請求項5】
上記弾性体と上記支持軸との間に介在させた軸受及び上記スラストワッシャが断熱材で形成されていることを特徴とする請求項4記載のマッサージ装置。
【請求項6】
上記ディスク部に抜き孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のマッサージ装置。
【請求項7】
上記ディスク部の外周面に周方向の凹溝が設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のマッサージ装置。
【請求項8】
上記ディスク部外周面と上記弾性体の外周面とは軸方向断面において連続曲線を描いていることを特徴とする請求項7記載のマッサージ装置。
【請求項9】
上記弾性体外周面と凹溝を有するディスク部外周面の断面方向における曲率半径がほぼ同じであることを特徴とする請求項8記載のマッサージ装置。
【請求項10】
支持軸及びアームは導電性材料で形成され、上記アームは接地されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のマッサージ装置。
【請求項11】
支持軸はアームに対して回り止め固定されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のマッサージ装置。
【請求項12】
熱源による熱を検出する温度センサと、温度センサで検出された温度に応じて熱源への電流供給を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載のマッサージ装置。
【請求項13】
施療子を冷却する冷却手段を備えていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のマッサージ装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【公開番号】特開2012−236063(P2012−236063A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−174973(P2012−174973)
【出願日】平成24年8月7日(2012.8.7)
【分割の表示】特願2007−306599(P2007−306599)の分割
【原出願日】平成19年11月27日(2007.11.27)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年8月7日(2012.8.7)
【分割の表示】特願2007−306599(P2007−306599)の分割
【原出願日】平成19年11月27日(2007.11.27)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】
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