説明

マッサージ装置

【課題】下肢に対して多様なマッサージ動作を広範囲に行うマッサージ性の向上したマッサージ装置を提供する。
【解決手段】マッサージ装置1は、下肢の側部を挟持して施療する対をなす施療子5、5を有する下肢用施療手段2と、下肢用施療手段2を移動させる移動手段10と、を備え、下肢用施療手段2の動作と、移動手段10による移動とを組み合わせる制御手段9を設け、制御手段9は、移動手段駆動回路33と、移動位置センサー32と、施療手段駆動回路35と、下肢用施療手段2の位置を推移する制御回路30と、を備え、移動手段10による下肢用施療手段2の移動と下肢用施療手段2による下肢の側部を挟持する施療とを同時に進行させて施療子5、5の施療軌跡を多様な軌跡にして施療動作を行うことで、多様なマッサージ動作を広範囲に行うことを可能とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マッサージ装置、殊に下肢用マッサージ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、下肢用マッサージ装置として、携帯用マッサージ装置や椅子型マッサージ機のフットレストなどがある。例えば特許文献1に記載されたエアーマッサージ機は、上面及び前後両端を開放した凹状の施療凹部を有する肢体受けと、施療凹部の相対向する凹部内側面の夫々に配設された複数の空気袋と、これら空気袋に連通して設けられ各空気袋にエアーを給排気するエアー給排気装置とを具備したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−293055号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、マッサージの刺激が一部のみに偏るため、下肢に満遍なくマッサージを行えず、快適なマッサージを行えないという問題を有していた。
【0005】
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みて発明したものであり、下肢に対して多様なマッサージ動作を広範囲に行うマッサージ性の向上したマッサージ装置を提供することを課題とした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために本発明は、下肢の側部を挟持して施療する対をなす施療子を有する下肢用施療手段と、前記下肢用施療手段を下肢に沿って移動させる移動手段と、を備えたマッサージ装置であり、前記下肢用施療手段の動作と、前記移動手段による前記下肢用施療手段の移動と、を組み合わせて前記施療子の施療軌跡を多様な軌跡にして施療動作を行う制御手段を設け、前記制御手段は、前記移動手段の駆動を調節する移動手段駆動回路と、前記下肢用施療手段の位置を検出する移動位置センサーと、前記下肢用施療手段の駆動を調節する施療手段駆動回路と、前記移動位置センサーの検出した情報から下肢用施療手段の位置を推移する制御回路と、を備え、前記移動手段による前記下肢用施療手段の移動と前記下肢用施療手段による前記下肢の側部を挟持する施療とを同時に進行させて前記施療子の施療軌跡を多様な軌跡にして施療動作を行うものである。
【0007】
これによって、本発明のマッサージ装置は、被施療者の所望の位置にマッサージを行うことができるだけでなく、下肢用施療手段による施療子の動作に移動手段による下肢用施療手段の移動を加えることとなる。このため、本発明のマッサージ装置は、下肢に沿う方向にマッサージ動作の自由度が増して、施療子が動く軌跡を多様なものにできる。
【0008】
本発明のマッサージ装置は、前記制御手段は、前記移動手段の駆動を行う移動用モータと、前記下肢用施療手段の駆動を行う施療用モータと、を備え、前記移動用モータ及び前記施療用モータの駆動を個別に調整自在であり、両モータを駆動することにより、前記移動手段による前記下肢用施療手段の移動と前記下肢用施療手段による前記下肢の側部を挟持する施療とを同時に進行させるとしたものである。
【発明の効果】
【0009】
上記のように、小型の施療子で下肢の側部を挟持して下肢に多様なマッサージ動作を広範囲に亘って行えるため、施療者の下肢の所望の位置のみに施療を行ったり、下肢の施療位置を変化させながら連続的に施療を行ったりでき、満足度の高い下肢マッサージを行うマッサージ装置となる。そして、エアーマッサージなどの広範囲を一度に施療するマッサージ装置では痛みを生じる強度でも、小型の施療子で下肢の側部を挟持して連続的あるいは断片的に下肢マッサージを行うことで、痛みを生じること無く強度の高い下肢マッサージを行えるマッサージ性の高いマッサージ装置となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明のマッサージ装置の斜視図である。
【図2】同上の平面視における構成図である。
【図3】同上の移動手段の動作図であって、(a)は下肢用施療手段の移動前であり、(b)は下肢用移動手段の移動後である。
【図4】同上の制御手段のブロック図である。
【図5】同上の施療軌跡の例である。
【図6】同上の施療軌跡におけるタイミングチャートである。
【図7】同上の施療軌跡の他例である。
【図8】同上の施療軌跡におけるタイミングチャートである。
【図9】同上の施療軌跡の他例である。
【図10】同上の施療軌跡における制御手段のタイミングチャートである。
【図11】同上の一方の施療ブロックのみで行う場合の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
【0012】
マッサージ装置1は、図1および図2のように、マッサージ装置本体の内部に下肢用施療手段2を配置したものである。下肢用施療手段2は、駆動源として施療用モータ6を備えた施療手段駆動部7と、施療手段駆動部7により回転駆動される偏心板4と、上記偏心板4の回転中心に対して偏心した位置で偏心板4に設けた施療子5と、からなる施療ブロック3を複数備えたものであり、施療子5は偏心板4に一端が面で接し他端が略半球形状に突出した円柱形状である。
【0013】
そして、隣り合う二つの施療ブロック3、3は、偏心板4、4を互いに反対方向に回転させると共に、平面視線対称に位置する互いの施療子5、5を接離して、間に位置した被施療体20を挟持しマッサージを行うものである。更に、対をなす施療ブロック3、3が、偏心板4を略一直線に二つ並んで列を構成している。
【0014】
したがって、二対の施療ブロック3、3が夫々異なる被施療体20に対して、回転される施療子5による揉捏動作による揉みマッサージと、対をなす施療子5、5の挟み込みによる挟持マッサージと、上記突出した端面による指圧マッサージと、を同時に行える。尚且つ、施療子5を偏心配置としたことで、圧迫力が被施療体20、例えば下肢の脹脛に対して効果的に加わり、十分な圧迫力の加わったマッサージを行える。
【0015】
また、マッサージ装置1には、上記下肢用施療手段2を偏心板4、4の回転面に平行に、且つ対をなす偏心板4の並んだ列方向Xに直交した行方向Yに移動可能とする移動手段10が設けてある。
【0016】
上記移動手段10は、駆動源である移動用モータ11と、移動用モータ11の駆動を伝達する移動用駆動伝達部12と、移動用駆動伝達部12から駆動が伝達され回転する行方向Yに沿って軸を有し外周にねじ山を備えた送りねじ13と、送りねじ13のねじ山に螺合する雌ねじを備え施療ブロック3の列の中央に位置して下肢用施療手段2に取り付けた送りナット14と、下肢用施療手段2の施療ブロック3の配置した側の反対側に取り付けた送りナット14の回転を抑制して下肢用施療手段2の移動をガイドする送り軸15と、からなるものである。送り軸15は送りねじ13に平行であり、行方向Yの寸法は送りねじ13と略同じ寸法である。
【0017】
そして、例えば図3(a)の状態から、送りねじ13が移動用モータ11により回転駆動すると、送りナット14は送り軸15により回転が抑制され、送りねじ13の軸に沿って動き、送りナット14が取り付けられた下肢用施療手段2も送り軸15にガイドされながら送りナット14と同じ向きに行方向Yに沿って移動して、図3(b)の状態になる。
【0018】
更に、図3(b)の状態から、送りねじ13を上記と逆向きに回転させれば、送りナット14が送りねじ13の軸に沿って逆向きに動き、下肢用施療手段2も行方向Yに沿って逆向きに移動するため、図3(a)の状態へ移動するものである。
【0019】
したがって、下肢用施療手段2の動作と移動手段10の動作とを組み合わせることで、施療子5の施療軌跡が、偏心回転のみの単純な軌跡から、行方向Yへの動作を加えた多様な軌跡となり、多様なマッサージを被施療体20の広範囲に行えるマッサージ装置1となる。
【0020】
また、上記施療軌跡を制御する制御手段9は、図4のように、施療軌跡データの駆動を指揮する制御回路30と、施療軌跡データを選択する入力手段である操作部31と、制御回路30の命令に従って移動手段10の駆動を調節する移動手段駆動回路33と、移動手段駆動回路33により移動手段10の駆動を行う移動用モータ11と、下肢用施療手段2の行方向Yの位置を検出する移動位置センサー32と、制御回路30の命令に従って下肢用施療手段2の駆動を調節する施療手段駆動回路35と、施療手段駆動回路35により下肢用施療手段2の駆動を行う施療用モータ6と、施療子5の位置を検出する施療子位置センサー34と、からなるものである。
【0021】
上記移動位置センサー32、例えばロードセルは、移動手段10の動作量である移動用モータ11の回転数および回転方向を検出するものである。そして、制御回路30が移動位置センサー32の検出した情報から下肢用施療手段2の位置を推移する構成である。
【0022】
また、施療子位置センサー34は、下肢用施療手段2の駆動により偏心回転する施療子5の位置を検出するものである。例えば、対をなす施療ブロック3、3の互いの施療子5の間が最も広い最広状態および対をなす施療ブロック3、3の互いの施療子5の間が最も狭い最狭状態を夫々出力するマーカと、マーカの出力から最広状態および最狭状態を夫々検知する検知器があり、最狭状態は対をなす施療子5、5が近接して被施療体20を挟持し施療可能とする位置であり、最広状態は対をなす施療子5、5が乖離して被施療体20に接触せず開放した位置である。
【0023】
したがって、制御手段9は、操作部31により施療軌跡が選択されると、制御回路30が移動位置センサー32および施療子位置センサー34の情報から下肢用施療手段2の位置および施療子5の位置を推移し上記施療軌跡データに沿って施療子5が施療軌跡を描くよう移動手段駆動回路33と施療手段駆動回路35に指示を出して、下肢用施療手段2および移動手段10を駆動して施療軌跡に沿ったマッサージ動作を行う構成である。
【0024】
なお、制御手段9は、移動位置センサー32が下肢用施療手段2の位置を直接検出するものや、施療子位置センサー34が対をなす施療ブロック3、3の施療子5、5間の距離を直接検出するものでもよく、例示のみに限らず本件発明を実施可能とするものであれば適宜変更可能である。
【0025】
次に、図5〜10に基づいて、下肢用施療手段2と移動手段10との動作を組み合わせた施療動作の説明を行う。なお、動作の説明において、行方向Yの一方を前方、他方を後方として、移動手段10により下肢用施療手段2が移動する行方向Yの限界位置の前方側の端部を前端、後方側の端部を後端とした。そして、移動手段10の駆動源である移動用モータ11においては、移動用モータ11が前端側から後端側に向けて下肢用施療手段2を移動させる回転方向を正転とし、後端側から前端側に向けて下肢用施療手段2を移動させる回転方向を逆転とした。
【0026】
施療軌跡を、例えば図5のように、偏心板4が所定回数回転される毎に下肢用施療手段2が所定量移動する構成とする。この時、制御手段9は、図6のように、下肢用施療手段2の現在の位置を位置Aとして、偏心板4を回転駆動する施療用モータ6をオンにして、施療子5を所定回数回転させて位置Aでマッサージを行った後、施療用モータ6をオフにする。そして、施療用モータ6のオフと略同時に、移動手段10を駆動する移動用モータ11をオンにして下肢用施療手段2を所定量移動した先の施療位置である位置Bへ移動させる。下肢用施療手段2が位置Bに到着すると移動用モータ11をオフにすると共に、再度施療用モータ6をオンにして位置Bでのマッサージを開始する。以後、下肢用施療手段2が後端に到着するまで繰り返し上記動作を行わせるものである。
【0027】
したがって、所定の施療を行う毎に施療位置を変更して広範囲にマッサージを行うものとなり、広範囲に一度にマッサージを行うものに比べて、痛みを生じることなく強度を高めてマッサージを行うことができ、十分な圧迫力で下肢にマッサージを行えるマッサージ装置1となる。
【0028】
また、施療軌跡の他例として、図7のように、下肢用施療手段2の駆動と移動手段10の駆動を同時に行う構成としてもよい。この場合、制御手段9は、図8のように、移動手段10による下肢用施療手段2の移動中も施療用モータ6をオンにしており、下肢用施療手段2が行方向Yの夫々の端部に到着すると移動用モータ11の回転方向を反転させて、下肢用施療手段2を他端に向けて移動させる。
【0029】
したがって、施療子5による揉みマッサージを行方向Yに移動しながら行うこととなり、行方向Yに沿って揉み上げマッサージあるいは揉み下げマッサージを行えるマッサージ装置1となる。
【0030】
また、施療軌跡の更に他例として、図9のように、施療子5が最広状態あるいは最狭状態で下肢用施療手段2を行方向Yに移動させる構成としてもよい。この場合、制御手段9は、図10のように、端部、例えば後端で施療用モータ6をオンにして施療子5を略最狭状態に位置させた後、施療用モータ6をオフにして、施療子5で被施療体20を挟持した状態に保持する。そして、施療用モータ6のオフと略同時に、移動用モータ11をオンにして、他端である前端に向けて、下肢用施療手段2を移動させる。前端に到着すると移動用モータ11をオフにすると共に、施療用モータ6をオンにする。そして、施療子5が略最広状態に位置すると施療用モータ6をオフにして、移動用モータ11をオンにして後端に向けて下肢用施療手段2を移動させる。この時、施療子5は略最広状態に位置しているため、被施療体20に接触せず、マッサージを行うことなく、後端まで移動されることとなる。
【0031】
したがって、行方向Yの一方に向かう際には施療子5が被施療体20を挟持した状態で移動され、行方向Yの他方に向かう際には施療子5が被施療体20に接触しない状態で移動されるため、行方向Yに沿って一方向に被施療体20に対して絞りマッサージを行うことができ、血流改善やむくみの解消が行えるマッサージ装置1となる。
【0032】
なお、上記三つの施療軌跡は、後端から前端に向かう構成であってもよく、被施療体20の一部のみに繰り返し往復しても、軌跡を組み合わせてもよく、本件発明を実施可能とする施療軌跡であれば、適宜変更可能である。もちろん、制御手段9によるタイミングチャートも同様に、施療用モータ6と移動用モータ11のオンオフを図6や図10のように同時とせず、ずらして動作させてもよく、本件発明を実施可能とする構成であれば、適宜変更可能である。
【0033】
また、施療軌跡の他例として、対をなす施療ブロック3、3の施療子5の配置を線対称とせずに、各施療ブロック3の施療子5を同じ配置にして、対をなす施療ブロック3、3の施療子5を同じ位相で偏心回転させる構成としてもよい。
【0034】
施療子5を同じ位相で偏心回転させるとは、対をなす施療ブロック3、3の施療子5が列方向Xに略一直線に並んで動き、且つ一方の施療子5が対をなす施療ブロック3、3の他方の偏心板4から列方向Xに沿って最も離れた位置(線対称で配置された施療子5の最広状態を形成する位置に相当)となる時、他方の施療子5は対をなす施療ブロック3、3の他方の偏心板4から列方向Xに沿って最も近づいた位置(線対称で配置された施療子5の最狭状態を形成する位置に相当)となり、対をなす施療ブロック3、3の施療子5の間の距離を略一定に保ち偏心回転されるものである。
【0035】
したがって、対をなす施療ブロック3、3の施療子5の間に位置した被施療体20は、挟持されないため、過度な圧迫力が係らず、施療子5に列方向Xに沿って左右に揺動されることとなり、リラックスした状態で揺動マッサージが行われ、施療子5を線対称に配置して行った強度の高いマッサージによる疲れを取り除くことができる。
【0036】
また、下肢用施療手段2には被施療体20を保持する保持部8が設けてあり、操作部31でマッサージ動作あるいは施療軌跡を選択すると、制御手段9が移動手段10を動かして、下肢用施療手段2を所定の位置(被施療体20を保持部8が保持可能である位置)に移動させて、保持部8に被施療体20が配置可能とする。そして、保持部8に被施療体20が保持されると、マッサージ動作を開始するものである。
【0037】
例えば、図11のように、対をなす施療ブロック3、3の一方のみで施療を行う場合に好適である。対をなす施療ブロック3、3の一方のみでの施療とは、被施療体20を例えば足裏として、足裏、特に土踏まずに施療子5の略半球状の端部を位置させて、施療子5を偏心回転あるいは移動手段10により行方向Yに往復させて指圧マッサージを行うものである。
【0038】
この時、他方の施療子5に被施療体20、特に爪先が接触すると怪我や痛みを生じる虞があり他方の施療子5に被施療体20が接触しないことが望ましい。そこで、マッサージを行う前に、移動手段10により下肢用施療手段2を所定位置に移動させて、保持部8で被施療体20を保持することで、一方の施療子5のみのマッサージを安全に行うことができる。
【0039】
したがって、マッサージ装置1、特に下肢用施療手段2に保持部8を設け、且つマッサージを開始する前に移動手段10により下肢用施療手段2を移動させて保持部8に被施療体20を配置し易くしたことで、所望の位置(怪我や痛みの生じ難い好適にマッサージを行える位置)に被施療体20を配置でき、且つ被施療体20を安定した状態でマッサージを行うことができ、怪我や痛みを生じる虞がなくなり、より安全性の向上した快適なマッサージ装置1となる。
【符号の説明】
【0040】
1 マッサージ装置
2 下肢用施療手段
5 施療子
6 施療用モータ
9 制御手段
10 移動手段
11 移動用モータ
20 被施療体
30 制御回路
32 移動位置センサー
33 移動手段駆動回路
35 施療手段駆動回路


【特許請求の範囲】
【請求項1】
下肢の側部を挟持して施療する対をなす施療子を有する下肢用施療手段と、前記下肢用施療手段を下肢に沿って移動させる移動手段と、を備えたマッサージ装置であり、
前記下肢用施療手段の動作と、前記移動手段による前記下肢用施療手段の移動と、を組み合わせて前記施療子の施療軌跡を多様な軌跡にして施療動作を行う制御手段を設け、
前記制御手段は、前記移動手段の駆動を調節する移動手段駆動回路と、前記下肢用施療手段の位置を検出する移動位置センサーと、前記下肢用施療手段の駆動を調節する施療手段駆動回路と、前記移動位置センサーの検出した情報から下肢用施療手段の位置を推移する制御回路と、を備え、
前記移動手段による前記下肢用施療手段の移動と前記下肢用施療手段による前記下肢の側部を挟持する施療とを同時に進行させて前記施療子の施療軌跡を多様な軌跡にして施療動作を行うことを特徴とするマッサージ装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記移動手段の駆動を行う移動用モータと、前記下肢用施療手段の駆動を行う施療用モータと、を備え、前記移動用モータ及び前記施療用モータの駆動を個別に調整自在であり、
両モータを駆動することにより、前記移動手段による前記下肢用施療手段の移動と前記下肢用施療手段による前記下肢の側部を挟持する施療とを同時に進行させることを特徴とする請求項1記載のマッサージ装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2013−99648(P2013−99648A)
【公開日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2013−40049(P2013−40049)
【出願日】平成25年2月28日(2013.2.28)
【分割の表示】特願2008−246942(P2008−246942)の分割
【原出願日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】