説明

マフラー

【課題】 冬期に防寒のために首に捲回して装用する時の皺の発生が防止され、単一のマフラーでも、一面と他面とがデザイン的な変化に富み、また一面側と他面側とでは異なる構成材料が露呈されて異なる風合いと肌触りとを兼ね備える等の使用者の選択幅が多くの経費を要することなく拡大して便利になり、構造が簡単にして製作が容易であり、製作コストが安価になるマフラーの提供。
【解決手段】 天然繊維または合成繊維からなる糸、或いは天然繊維と合成繊維の混紡糸を用いて織成するか、編成するかして形成されるマフラー本体1と、極細糸で織成されるか編成されてマフラー本体1の柔軟性を損なわない程度に薄い布帛にて形成され、マフラー本体の裏面に加熱、接着されるホットメルト接着層3を一面に設け、他面にはプリント模様4が表示された裏地2とから成る。

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はマフラーに関し、冬期に防寒のために首に捲回し、製作が容易であり、しかも表面側と裏面側との何れかを選択したリバーシブルの使用を可能にするものである。
【0002】
【従来の技術】
冬期に首に捲回し、襟元の防寒をはかるためにマフラーがある。
このマフラーは、従来、肌触りが良く、高い保温性を確保するものとして、高級品には、例えばカシミア、羊毛、麻のような天然繊維からなる糸を用いて織成するか、または編成されるものがあった。このような高級品以外に、安直に購入し、入手し易い普及品として、合成繊維、例えばポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、酢酸ビニール樹脂の何れかの合成繊維からなる糸を用いて織成したり、または編成されるものがあり、さらには前記天然繊維と前述の合成繊維との混紡糸を用いて織成するかまたは編成される等するものがあった。
【0003】
そして、カシミア、羊毛、麻のような天然繊維の糸を用いて織成するか、編成される上記従来の高級品としてのマフラーはもとより合成繊維、または天然繊維と合成繊維との混紡糸を用いて織成したり、または編成される上記従来の普及品としてのマフラーの何れも、無地模様のもの、或いは適宜図柄が形成された等の様々のものがあり、使用者は自己の好みのものを選んで購入し、使用していた。
また、マフラーの表面側と裏面側との双方が異なる色彩にて織成されたり、または編成されるマフラーがあったが、使用者が自己の好みに応じて表面側、または裏面側の何れか一方を選択して使用することによりリバーシブル使用が可能なものがあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のマフラーは、特にカシミア、羊毛、麻等の天然繊維の糸を用いて形成される高級品は装用時に首に捲回されると、皺が発生し易く、型崩れもし易いものであった。
また、カシミア、羊毛、麻のような天然繊維の糸を用いて織成するか、または編成される高級品、また合成繊維の糸だけ、さらには天然繊維と合成繊維との混紡糸を用いて織成されたり、編成される上記従来の普及品のマフラーの何れも、無地模様に形成されるか、適宜図柄が形成されるかの何れかであった。
従って、マフラーの表面側に表示された同一図柄が裏面側にも表示されることが多かった。しかも、マフラーの表面側に露呈される構成材料も裏面側に露呈される構成材料も共に同一構成材料が露呈され、変化に富む異なった風合いを兼ね備えたものではなかった。
【0005】
すなわち、上記従来のマフラーは、表面側または裏面側の何れか一面は無地模様であり、他面は適宜図柄が織成されたり、編成されて表示されるものはない。
もしも、マフラーの一面を無地模様にし、他面に適宜図柄を施すように織成したり、編成するように製作しようとすると、織り方や編み方が複雑になり、製作工程や染色工程が増え、製作効率が低下し、製作コストは高価になる。
【0006】
しかも、単一のマフラーの表面側または裏面側とに、それぞれ異なる構成材料が露呈して異なる風合いを備えたものはなく、選択幅が限られていた。
従って、無地模様や図柄入りのデザイン的な変化に乏しい中で、構成材料の相違に基づく風合い、肌触り等の材質面を考慮して自己の好みにあったマフラーを何本も購入して取り揃えなければならないため、不便であった。このように、デザイン面、および材質面の双方の観点から、自己の好みに合う全てのマフラーを購入するためには経費が嵩み、しかも、広い保管場所を必要としていた。
【0007】
本考案は上記従来の不都合を解決し、皺が発生したり、形崩れが少なく、単一のマフラーであっても、一面が無地模様に形成されるか、他面が適宜図柄であるか等のデザイン的な変化に富み、しかも一面側と他面側とに露呈される構成材料とが共に異なり風合いや肌触りに変化がある等の使用者の選択幅が多くの経費を要することなく拡大して便利になり、また構造が簡単にして製作が容易であり、製作コストが安価なマフラーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するためになされ、請求項1に記載の考案は、天然繊維または合成繊維からなる糸、或いは天然繊維と合成繊維の混紡糸を用いて織成するかまたは編成するかされるマフラー本体と、極細糸で織成するか編成されて前記マフラー本体の柔軟性を損なわない程度に薄い布帛により形成され、該マフラー本体の裏面に加熱、接着されるホットメルト接着層を一面に設け、他面にはプリント模様が表示された皺発生防止用の裏地とから成るという手段を採用した。
【0009】
また、本考案の請求項2に記載の考案は、請求項1において、前記裏地は、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリビニールアルコール樹脂の何れかの合成樹脂繊維または天然繊維からなる糸により形成されることを特徴とするという手段を採用した。
【0010】
また、本考案の請求項3に記載の考案は、請求項1,2において、前記裏地に使用される柔軟性を損なわない程度の薄い布帛は、糸の太さが25〜75デニールであることを特徴とするという手段を採用した。
【0011】
また、本考案の請求項4に記載の考案は、請求項1,2,3において、前記ホットメルト接着層は、芯地の一側全面に付着されたビーズ状の熱可塑性合成樹脂接着剤であることを特徴とするという手段を採用した。
【0012】
また、本考案の請求項5に記載の考案は、請求項1,2,3,4において、前記ホットメルト接着層は、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリイソブチル樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニール樹脂から選ばれる少なくとも1種の合成樹脂により形成されることを特徴とするという手段を採用した。
【0013】
【考案の実施の形態】
図面に従って本考案の実施の形態の具体例を説明する。
図1は本考案のマフラーの一実施形態を示す斜視図、図2は拡大断面図、図3は本実施形態を構成する裏地の一例を示し、一面側を示す斜視図、図4は同じく他面側を示す斜視図である。
【0014】
1はマフラー本体であり、このマフラー本体1は、天然繊維または合成繊維からなる糸、或いは天然繊維と合成繊維の混紡糸を用いて織成されるかまたは編成されるかされる。
前記天然繊維は、例えばカシミヤ、羊毛、絹、麻、木綿等のように柔軟性、保温性、吸湿性、風合い、肌触りを有する構成材料が好適に用いられる。また、前記合成繊維は、例えばポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリビニールアルコール樹脂のほか、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、さらにはこれらの1種または2種以上の共重樹脂よりなる構成材料が好適に用いられる。
【0015】
2は極細糸、例えば糸の太さが25〜75デニールのものを用いて織成されるか編成されて前記マフラー本体1の柔軟性を損なわない程度に薄い布帛により形成され、前記マフラー本体1の裏面に例えばアイロンやアイロン台を用いて加熱、接着されるホットメルト接着層3を一面に設け、他面には適宜図柄のプリント模様4が印刷される等して表示された皺発生防止用の裏地であり、この裏地2は、例えばポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリビニールアルコール樹脂の何れかの合成樹脂繊維、または天然繊維からなる糸を用いて織成したり、または編成することにより形成される。
この裏地2は、本実施形態では、日本ハスケル株式会社製のシンフォニーフェイス(商品名)、商品番号;SPY101−002が使用される。
【0016】
そして、この裏地2は、前記マフラー本体1の裏面に前記ホットメルト接着層3を加熱、接着されることにより、マフラー本体1に柔軟性を損なわなうことなく縦横に保形性を維持して皺が生ずるのを防止したり、型崩れを防止することができるとともに、裏地2の他面には例えば豹柄、縦縞、横縞、格子、幾何学等の適宜図柄、色彩のプリント模様4が施こされる。
【0017】
こうして、表面側のマフラー本体1自体に表示される無地模様、或いは適宜図柄とはデザイン的に異なる無地模様、または適宜図柄のプリント模様4が、マフラー本体1の裏面の裏地2に表示されるので、デザイン性に富み、変化が生まれ、斬新さが発揮されるとともに、マフラー本体1を装用する時に、表面のマフラー本体1の方を着用するのに止まることなく、裏面側に接着された裏地2のプリント模様4を施した方を表面にして装用することにより単一のマフラーの表面および裏面の両面のうち何れかを選択的に使用するというリバーシブルの装用が行え、使用者は変化に富んだデザインのうちから自己の好みに応じて選択的に何れかを装用することができる。
【0018】
しかも、使用者は、単一のマフラーにおいて表面側にはマフラー本体1自体が露呈してその風合いや肌触りが発揮され、またマフラー本体1の裏面側にはマフラー本体1とは異なる裏地2が露呈してその風合いや肌触りが発揮される等、本実施形態のマフラーの表面側と裏面側とでは、それぞれ異なる構成材料が露呈して異なる風合いや肌触りが発揮されるので、使用者は自己の好みに合う、何れかの肌触りや風合いを選択してマフラーを装用することができる。
【0019】
前記ホットメルト接着層3は、裏地2の一側全面に付着されるビーズ状の熱可塑性合成樹脂接着剤が使用される。そして、この熱可塑性の合成樹脂は、例えばポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニール樹脂から選ばれる少なくとも1種の合成樹脂が使用されるが、これは好適な例示であり、そのほかの熱可塑性の合成樹脂を用いてもよい。さらに、ホットメルト接着層3に用いる熱可塑性合成樹脂接着剤のビーズの粒径は、接着すべきマフラー本体1と裏地2との構成材料の種類、耐引張力や耐圧縮力等の強度、耐洗濯性、ホットメルト接着層3自体の接着強度等を考慮して適切な大きさのものが選択される。
【0020】
また、前記ホットメルト接着層3を裏地2に固定するのは、ビーズ状の熱可塑性合成樹脂剤を加熱して裏地2に融着したり、吹付法を採用して別途接着剤を用いてビーズ状の熱可塑性合成樹脂剤を接着して乾燥させる等の適宜手段により固定される。
また、ホットメルト接着層3の裏地2への固定分布は、散在的にまたは全体的に均一に分布され、しかも、その配列は規則正しく配列されても良いし、不規則に配列されてもよいが、要は裏地2のホットメルト接着層3によるマフラー本体1への接着性を有効かつ確実に発揮するようにする。
【0021】
本考案の一実施形態は以上の構成からなり、例えばカシミヤ、羊毛、絹、麻、木綿等の天然繊維からなる糸、または、例えばポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、酢酸ビニール樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂のほか、これらの1種または2種以上の共重樹脂等よりなる合成繊維からなる糸、さらには前記天然繊維と前記合成繊維の混紡糸を用いて織成されるか、または織成されたマフラー本体1の裏面に、糸の太さが例えば25〜75デニールの薄い布帛により形成された裏地2の一側全面に付着したビーズ状の熱可塑性合成樹脂接着剤によりなるホットメルト接着層3をアイロン等を用いて加熱して熱溶融することにより裏地2をマフラー本体1の裏面に接着してマフラー本体1と裏地2とを一体化したので、マフラー本体1は裏地2にて柔軟性を損なうことなく皺の発生が防止されると共に縦横に保形性が維持され、型崩れがなくなる。また、仮に皺が発生しても、迅速かつ確実に経時に元に戻る。
【0022】
この時、ビーズ状の熱可塑性合成樹脂よりなるホットメルト接着層3は、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリイソブチル樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニール樹脂から選ばれる少なくとも1種の合成樹脂により形成されるので、ホットメルト接着層3は裏地2に均一にかつ全体的に分布される。従って、マフラー本体1に対する裏地2の接着性能は高くなり、引張力や圧縮力に対して充分な強度を発揮して構造堅牢に接着することができ、耐洗濯性にも優れる。
【0023】
しかも、裏地2はポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリビニールアルコール樹脂の何れかの合成樹脂繊維からなる糸、またはカシミア、羊毛、木綿、麻等の天然繊維からなる糸を用いて織成したり、編成することにより形成されてホットメルト接着層3と同質の材料により形成されるので、裏地2自体とホットメルト接着層3とのなじみも良い。
【0024】
そして、前述のように、天然繊維または合成繊維からなる糸、或いは天然繊維と合成繊維の混紡糸を用いて織成されるかまたは編成されたマフラー本体1には、無地模様、または適宜図柄が表示されるか、或いはマフラー本体1の裏面にホットメルト接着層3介して接着された裏地2には、例えば豹柄、縦縞、横縞、格子、幾何学等の適宜図柄、色彩等のプリント模様4が表示されるので、デザイン性に富み、変化を生じて、斬新さが発揮されるため、使用者は表面側のマフラー本体1または裏面側の裏地2の方かの自己の好みに合う何れかを選択して着用することができる。
従って、表面のマフラー本体1の方を着用するのに止まることなく、裏面側のプリント模様4を施した裏地2の方を表面にしてリバーシブルに着用することができ、使用者は自己の好みに応じて選択的に装用することができる。
【0025】
しかも、使用者は、単一のマフラーにおいて、表面側にはマフラー本体1自体が露呈してその風合いや肌触りが発揮され、また、マフラー本体1の裏面側にはマフラー本体1とは異なる構成材料により形成される裏地2が露呈されてその風合いや肌触りが発揮される等、マフラーの表面側と裏面側とではそれぞれ異なる構成材料が露呈して異なる風合いや肌触りが発揮されるので、使用者は自己の好みに合う、何れかの肌触りや風合いを選択して装用することができ、選択幅は拡大される。
【0026】
また、前述のようにマフラー本体1と、該マフラー本体1の裏面にホットメルト接着層3を介して接着された裏地2との2つの構成材料によりなる簡単な構造であり、部品点数も少ないので、芯地を縫着したり、しかもこの芯地を裏地で覆う等の縫製作業等の製作工程が省略化されるため、多くの時間と労作を必要とはせずに迅速かつ確実に製作することができ、作業効率の向上がはかれるとともに製品自体の仕上がり厚みが薄くなり、軽量化される。
【0027】
【考案の効果】
本考案の請求項1に記載の考案は以上のように、天然繊維または合成繊維からなる糸、或いは天然繊維と合成繊維の混紡糸を用いて織成するかまたは編成するかして形成されるマフラー本体と、極細糸で織成されるか編成されて前記マフラー本体の柔軟性を損なわない程度に薄い布帛により形成され、該マフラー本体の裏面に加熱、接着されるホットメルト接着層を一面に設け、他面にはプリント模様が表示された皺発生防止用の裏地とから成るので、マフラー本体に皺が発生したり、型崩れするのが防止され、また単一のマフラーであっても、例えば一面が無地模様に形成され、他面が適宜図柄であるか等のデザイン的な変化に富む。しかも、マフラーの一面側と他面側とに露呈される構成材料とが共に異なった風合い、肌触りを兼ね備え、少数であっても使用者の選択幅は拡大するので、便利になり、また保管面積も少面積で足り、さらには、構造が簡単にして製作が容易であり、製作コストが安価になる。
【0028】
また、本考案の請求項2に記載の考案は、請求項1において、前記裏地は、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリビニールアルコール樹脂の何れかの合成樹脂繊維、または天然繊維からなる糸により形成されることを特徴とするので、表面の光沢や風合いも優れ、また肌触りが良く、引張力や圧縮力に対して強度を発揮する。また、繰返しの洗濯等に耐え、しかも、耐摩耗性も良好であり、多量に入手し易いので、安価に製作が行え、さらにはプリント模様の図柄を付けるのも容易である。
【0029】
また、本考案の請求項3に記載の考案は、請求項1,2において、前記裏地に使用される柔軟性を損なわない程度の薄い布帛は、糸の太さが25〜75デニールであることを特徴とするので、マフラー本体の柔軟性を損なうことがなく、マフラー本体に皺が発生するのを防止したり、型崩れするのが防止される。
【0030】
また、本考案の請求項4に記載の考案は、請求項1,2,3において、前記ホットメルト接着層は、芯地の一側全面に付着されたビーズ状の熱可塑性合成樹脂接着剤であることを特徴とし、また、請求項5に記載の考案は、請求項1,2,3,4において、前記ホットメルト接着層は、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリイソブチル樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニール樹脂から選ばれる少なくとも1種の合成樹脂により形成されることを特徴とするので、取扱い易く、引張力や圧縮力に対して強度を発揮し、また、繰返しの洗濯等に耐えるように、マフラー本体に対して芯地を構造堅牢に接着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案のマフラーの一実施形態を示す斜視図である。
【図2】図2は拡大断面図である。
【図3】図3は本実施形態を構成する裏地の一例を示し、一面側を示す斜視図である。
【図4】図4は同じく他面側を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 マフラー本体
2 裏地
3 ホットメルト接着層
4 プリント模様

【実用新案登録請求の範囲】
【請求項1】 天然繊維または合成繊維からなる糸、或いは天然繊維と合成繊維の混紡糸を用いて織成するかまたは編成するかされるマフラー本体と、極細糸で織成されるか編成されて前記マフラー本体の柔軟性を損なわない程度に薄い布帛により形成され、該マフラー本体の裏面に加熱、接着されるホットメルト接着層を一面に設け、他面にはプリント模様が表示された皺発生防止用の裏地とから成るマフラー。
【請求項2】 前記裏地は、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリビニールアルコール樹脂の何れかの合成樹脂繊維、または天然繊維からなる糸により形成されることを特徴とする請求項1に記載のマフラー。
【請求項3】 前記裏地に使用される柔軟性を損なわない程度の薄い布帛は、糸の太さが25〜75デニールであることを特徴とする請求項1,2に記載のマフラー。
【請求項4】 前記ホットメルト接着層は、芯地の一側全面に付着されたビーズ状の熱可塑性合成樹脂接着剤であることを特徴とする請求項1,2,3に記載のマフラー。
【請求項5】 前記ホットメルト接着層は、ポリアミド樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリイソブチル樹脂、ポリエステル樹脂、酢酸ビニール樹脂から選ばれる少なくとも1種の合成樹脂により形成されることを特徴とする請求項1,2,3,4に記載のマフラー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【登録番号】実用新案登録第3096180号(U3096180)
【登録日】平成15年6月18日(2003.6.18)
【発行日】平成15年9月5日(2003.9.5)
【考案の名称】マフラー
【国際特許分類】
【評価書の請求】未請求
【出願番号】実願2003−972(U2003−972)
【出願日】平成15年2月27日(2003.2.27)
【出願人】(000195188)清原株式会社 (9)