説明

マルチメディア再生システム、装置及び方法

【課題】本発明は、マルチメディア再生システム、装置及び方法を提供する。
【解決手段】本発明によるマルチメディア再生システムは、特殊インクで印刷された印刷物;と、前記印刷された特殊インクの材質を認識して対応される電気信号を出力するセンサーを具備して、前記認識された材質に対応される電気信号による固有コード及び複数のパターン認識部のうちでいずれか一つ以上のパターン認識部を識別するために保存された識別番号を送る複数のパターン認識部;と、前記固有コード及び前記識別番号を伝送されて前記識別番号が前記複数のパターン認識部のうちで使用者が選択したパターン認識部を指示する選択信号に対応される場合固有コード及び前記識別番号を外部に送る選択部;及び前記選択信号を生成して前記選択部に送って、前記選択部が送信した固有コード及び識別番号を受信してそれに対応されるマルチメディアコンテンツを抽出して表示するコンテンツ再生部;を含むことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチメディア再生システム、装置及び方法に関するものであり、より詳細に説明すれば、印刷物に印刷された特殊インクを認識して認識された情報を主とする、マルチメディアコンテンツを再生させるマルチメディア再生システム、装置及び方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来には出版物内に認識符号としてバーコードを印刷された後その印刷されたバーコードを、スキャニング装置を通じて読む時バーコードに該当される音声情報、すなわち出版物に印刷された活字情報を、音声出力システムを通じて出力する教育システムが提供されていた。
【0003】
このために前記音声出力システム内には出版物の活字情報を包括的に保存させた音声チップを装着している。すなわち、前記教育システムは学習に必要な出版物の情報を目で直接読めるようにすることは勿論、音声出力システムを通じて聞き取りが可能にさせることで利用者の学習能力(特に、語学関連印刷物)をいっそう向上させるように開発されたものである。
【0004】
しかし、従来の教育システムは単に出版物に印刷された情報を聴覚的な要素として出力する音声出力機能に限っているだけで、その印刷情報の多様なマルチメディア具現を提供することができなかったし、これによって従来にはテキストを主にする詰めこみ主義教育の枠に限るしかなかった。
【0005】
一例で、出版物内に動物模様の絵と字が印刷されていて、その横にはバーコードが刻まれていると仮装する場合、従来には音声出力システムを通じて動物の音や名前を音声出力することができるが、動物の動きや顔付のような視覚的な要素の動画情報を提供することはできなかったものである。それと共に、従来の教育システムに適用されたバーコードの場合には汚染ないし毀損によって誤り事項が頻繁に発生される構造的な問題点もあった。
【0006】
これによってパターンコードを読んだ後、これをコンピューターやオンライン上のウェップサーバーで処理して視聴覚的なサービスを提供することで個別使用者の学習及び認知効果を極大化させる方案などが登場している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、複数のパターン認識装置から認識されたパターンなどを選択して処理することで教育システムだけでなく、各種注文システムへの適用が可能なマルチメディア再生システム、装置及び方法を提供するためのものである。
【0008】
本発明がなそうとする技術的課題らは、以上で言及した技術的課題らに制限されないし、言及されなかったもう一つの技術的課題らは下の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有した者に明確に理解されることができるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施例によるマルチメディア再生システムは、
特殊インクで印刷された印刷物;と、前記印刷された特殊インクの材質を認識して対応される電気信号を出力するセンサーを具備して、前記認識された材質に対応される電気信号による固有コード及び複数のパターン認識部のうちでいずれか一つ以上のパターン認識部を識別するために保存された識別番号を送る複数のパターン認識部;と、
前記固有コード及び前記識別番号を伝送されて前記識別番号が前記複数のパターン認識部のうちで使用者が選択したパターン認識部を指示する選択信号に対応される場合固有コード及び前記識別番号を外部に送る選択部;及び
前記選択信号を生成して前記選択部に送って、前記選択部が送信した固有コード及び識別番号を受信して、それに対応されるマルチメディアコンテンツを抽出して表示するコンテンツ再生部;
を含んでなされることができる。
【0010】
前記パターン認識部は無線通信部を含んで、前記固有コード及び前記識別番号は前記無線通信部を通じて前記選択部に伝送されるように構成されることができる。
【0011】
前記選択部及び前記コンテンツ再生部は一体に形成されることができる。
【0012】
前記選択部は前記コンテンツ再生部に装着されるUSB(Universal Serial Bus)モジュールに内蔵することができる。
【0013】
前記固有コードは、前記印刷された特殊インクの材質に対応される電気信号をデータ化したものであることができる。
【0014】
前記選択部はアクセスポイント(AP:Access Point)であることができる。
【0015】
一方、本発明の一実施例によるマルチメディア再生方法は、
パターン認識部で印刷物に印刷された特殊インクの材質を感知して出力された電気信号に対応される固有コードを生成する段階;と、
前記固有コードを複数のパターン認識部のうちでいずれか一つを識別するために既保存された識別番号と共に選択部に送る段階;と、
選択部で前記固有コード及び前記識別番号を伝送されてコンテンツ再生部から伝送された選択信号に対応される識別番号及び固有コードを前記コンテンツ再生部に送る段階;と、
前記コンテンツ再生部で、前記選択部で伝送された固有コードに対応される既保存されたマルチメディアコンテンツを抽出して表示する段階;
を含んでなされることができる。
【0016】
一方、他の側面によるマルチメディア再生システムは
特殊インクで印刷された印刷物;と、
前記印刷された特殊インクの材質を認識して対応される電気信号を出力するセンサーを具備して、前記認識された材質に対応される電気信号による固有コードを選択部に送る少なくとも一つのパターン認識部;及び
前記伝送された固有コードを前記選択部から受信して、それに対応されるマルチメディアコンテンツを抽出して表示するコンテンツ再生部;
を含んでなされることができる。
【発明の効果】
【0017】
以上で説明されたところのように本発明によるマルチメディア再生システム、装置及び方法はパターン認識装置に付与された識別番号と印刷物に印刷された特殊インクの固有コードを通じて複数のパターン認識装置で使用者が所望のパターン認識装置を選択して処理するようにすることで、複数パターン認識装置を少ない数のサーバー、再生装置を通じて管理が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明と係わるマルチメディア再生システムを示したブロック図である。
【図2】本発明と係わるパターン認識装置を示したブロック図である。
【図3】本発明と係わる外部機器選択装置を示したブロック図である。
【図4】本発明と係わる外部機器選択装置の外形を示した概略図である。
【図5】本発明と係わる外部機器選択装置の通信部を示したブロック図である。
【図6】本発明と係わるマルチメディア再生装置を示したブロック図である。
【図7】本発明と係わるマルチメディア再生装置の表示部を示した概略図である。
【図8】本発明と係わるマルチメディア再生サーバーを示したブロック図である。
【図9】本発明と係わる端末機を示したブロック図である。
【図10】本発明と係わるマルチメディア再生方法を示した流れ図である。
【図11】本発明と係わるマルチメディア再生システムを具体的に示したブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明と係わるマルチメディア再生システム、装置及び方法に対して図面を参照してより詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明と係わるマルチメディア再生システムを示したブロック図である。
図1に示されたマルチメディア再生システムは、特殊インク111で印刷された印刷物110、前記印刷された特殊インクの固有コードを認識するセンサー131を具備して、認識された前記固有コードを既保存された識別番号と共に送る複数のパターン認識部130、前記固有コード及び前記識別番号を伝送されて前記識別番号が選択信号に対応される場合前記固有コード及び前記識別番号を外部に送る選択部150及び前記選択信号を生成して前記選択部に送って、前記選択部から伝送された固有コード及び識別番号に対応される既保存されたマルチメディアコンテンツを抽出して表示するコンテンツ再生部170を含んでいる。
【0021】
初期のコンピューターでは文字だけ処理することができたが、情報認識(入力)及び表現(出力)技術が発展することで、文字以外にも音声、図形、映像などでなされた多様な媒体を処理することができるようになったが、これをマルチメディア(multimedia)と言う。
【0022】
マルチメディアは、映像会議、電子出版、バーチャルリアリティー、各種娯楽、医療、教育、放送など社会の全分野にわたって非常に多様に応用されているが、近来電子出版、教育の一環でパンフレットのコードなどを認識してマルチメディアコンテンツとして再生する装置が登場している。
【0023】
印刷物110は、パンフレット、注文表、チラシ、カタログなどのように一定内容を読者に示すための図形、文字などが印刷される。本実施例で印刷物はこのような図形、文字などが特殊インクで印刷される。特殊インクは所定センサーによって感知が可能な材質でなされているし、費用などの問題と係わって人が認識不可能なコードで人が認識可能な図形、文字の間に配置されることもできる。
【0024】
パターン認識部130は、印刷物に印刷されている特殊インクを感知することで特殊インクの固有コードを認識するセンサーを具備している。センサーは感知された特殊インクの材質や印刷パターンによって他の電気信号を出力するようになるが、このような電気信号をデータ化したものが固有コードになる。このために前記センサーは、電気信号をデータ化するデータ変換部などが含まれた要素になるであろう。参照に、特殊インクの材質には他の色を示す材質、光の反射率が異なる材質などがあり、印刷パターンは人が認識可能な文字からパターン認識部の生産者と印刷物生産者の協議によって設定された固有パターンであることができる。
【0025】
本実施例でのパターン認識部には識別番号が付与されるが、この時の識別番号は製品生産時の機器固有番号であることもでき、コンテンツ再生部の生産者またはコンテンツ再生部で駆動されるプログラムの生産者との協議によって指定された指定番号であることもできる。または、パターン認識部駆動時にコンテンツ再生部で識別番号を知らせてくれることでコンテンツ再生部にとって認識するようにすることもできる。結果的に識別番号は複数のパターン認識部が存在する場合それぞれのパターン認識部をコンテンツ再生部で区別するようにする番号(番号以外の文字コードも可能)を指称する。
【0026】
パターン認識部は、識別番号をロム(Read Only Memory)などに既保存しておいて使用者の意図によって、センサーによって認識された印刷物の固有コードがある場合識別番号を抽出して固有コードと共に選択部に送る。併せてこの時の伝送は、有/無線通信方式が可能であるが、パターン認識部が複数でなされた場合各種配線の煩雑さ、使用上の不便を解消するために無線通信方式であることが望ましい。無線通信を遂行するために識別番号及び固有コードを合成した後無線通信データに変換することができる。
【0027】
無線通信方式を使用するためにパターン認識部は、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、ジグビー(ZigBee(登録商標))、赤外線通信方式などの近距離無線通信が可能な無線通信モジュール(チップ)とアンテナなどが具備された無線通信部を含むことができるし、前記固有コード及び前記識別番号は前記無線通信部を通じて前記選択部に伝送される。但し、無線通信方式の場合センサー、無線通信部などに電源を供給する電源部がさらに含まれなければならないし、この時の電源部は充電式であることができる。
【0028】
選択部150は、複数のパターン認識部から固有コード及び識別番号を伝送されて識別番号に選択信号が対応される場合に固有コード及び識別番号をコンテンツ再生部に送る。選択信号はコンテンツ再生部から伝送される要素で、選択信号は選択部の管轄内にあるすべてのパターン認識部を選択するようにすることもでき、一部のみを選択するようにできる。
【0029】
選択部は、パターン認識部とデータ交換が可能な通信モジュールを具備していなければならない。したがって、パターン認識部が無線である場合パターン認識部の無線通信部とデータ交換が可能な選択無線通信部が具備されなければならない。また、パターン認識部から伝送されたデータを分析して識別番号を抽出する要素を具備しなければならないし、抽出された識別番号をコンテンツ再生部から伝送された選択信号と比べる要素を具備しなければならない。識別番号が選択信号に対応される場合、対応される選択信号及び対応される選択信号と共に伝送されて来た固有コードをコンテンツ再生部に送る。
【0030】
選択部は、外形的にコンテンツ再生部に装着されるUSB(Universal Serial Bus)モジュールに内蔵することができるし、機能的に複数のパターン認識部を最終端末にするアクセスポイント(AP:Access Point)であることができる。
コンテンツ再生部は、前で説明した選択信号を生成して選択部に送る。選択信号の生成は使用者の要請によって行われるようになる。すなわち、使用者が選択することを希望するパターン認識部を選択すれば、コンテンツ再生部は使用者が選択したパターン認識部から伝送された識別番号及び固有コードを選択する選択信号を生成するようになる。また、コンテンツ再生部は選択部で選択信号によって選択/伝送された識別番号及び固有コードに対応されるマルチメディアコンテンツを抽出して使用者に表示する。このためにコンテンツ再生部は少なくとも固有コードに対応されるマルチメディアコンテンツを具備しなければならない。マルチメディアコンテンツの具備は別途の保存空間に保存しておくことでなされることができるし、これと異なりインターネットなどの通信手段を通じて外部から伝送されることでなされることもできる。
【0031】
また、使用者にマルチメディアコンテンツを表示するためにディスプレイ部、スピーカーなどの視覚的/聴覚的出力手段を具備しなければならないし、マルチメディアコンテンツを再生するための再生モジュールも具備しなければならない。また、選択部との有/無線通信のための通信モジュールも具備していなければならなくて、特に、無線通信の場合無線通信データとして伝送されたデータを分析して、識別番号と固有コードを分離して抽出する要素を具備しなければならない。コンテンツ再生部は固有コードによってマルチメディアコンテンツを表示する時識別番号も共に表示して、どのパターン認識部と係わった表示内容であるかを使用者に知らせてくれることもできる。この時の識別番号を固有な番号またはコードとして表示するようになれば使用者が認知しにくいことがあるので、前記識別番号を使用者が認知可能な内容で変換して出力することができる。例えば、識別番号が‘113AC33'のような場合‘113AC33'を出力する代わりに‘第3番パターン認識部'のように出力するようにすることができて、この時で認知可能な内容は使用者によって変更が可能であるようにさせることもできる。よって、‘第3番パターン認識部'の代わりに使用者が‘113AC33'に'3番学生洪吉童'のように設定変更しておいた場合‘3番学生洪吉童'が出力されることができる。
【0032】
一方、以上で説明した選択部及びコンテンツ再生部は、一体に形成されることもできる。
【0033】
以上によれば本実施例によるマルチメディア再生システムは、パターン認識部それぞれに付与された識別番号を利用して一定パターン認識部から伝送された固有コードを選択して、それに該当するマルチメディアコンテンツを再生させることで、パターン認識部の数より少ない数のコンテンツ再生部を具備したシステムを具現することができる。
【0034】
以下、マルチメディア再生システムの各要素をより具体的に説明するようにする。
【0035】
図2は、本発明と係わるパターン認識装置を示したブロック図であり、図1のパターン認識部に対応されることができる。
図2に示されたパターン認識装置は、印刷物に印刷された特殊インクの材質またはパターンのうちで少なくとも一つを感知するセンサー131、前記感知された材質またはパターンを保存部に保存された固有コード情報を利用して固有コードとしてデータ化するエンコード部133、前記保存部に保存されている識別番号を抽出して前記固有コードと共に無線送信する無線通信部135を含んでいる。
【0036】
センサー131は、印刷物に印刷された特殊インクの材質またはパターンを感知する。光センサーなどがこれに該当して特殊インクの材質による光反射率または印刷されたパターンを感知して電気信号を出力する。インクの材質によって光反射率、色が変わることができるし、センサーはこのような光反射率による光受光量、色を感知してそれぞれに対応される電気信号を出力することができる。また‘イ'、‘s'、...などのように既設定されたパターンを感知して、それぞれに対応される電気信号を出力することもできる。勿論、インクの材質とパターンをすべて利用して電気信号を生成して出力することもできる。
【0037】
エンコード部133は、センサーの出力信号である電気信号を固有コードに変換する。図1でセンサーを説明しながら言及したデータ変換部に該当する。固有コードはコンピューター装置などで処理可能なデータを意味するので、電気信号を固有コードに変換するためには適切な固有コード情報を利用して電気信号を変換させなければならない。例えば、一定時間の間に0.1V、0.3Vが出力された場合固有コード情報に0.1V、0.3V->‘01001000'が含まれていれば、‘01001000'を出力するようになってこのようなデータが固有コードになる。勿論、このような例はエンコード部の動作を説明するための一例に過ぎないので、多様な方式のデータ変換が可能である。
【0038】
但し、その方式や固有コード情報は印刷物生産者またはパターン認識装置生産者の事業政策によって変更されることができるので、パターン認識装置は必要によって固有コード情報保存が可能な構造であることができる。パターン認識装置は固有コード情報を保存するための保存部を具備することができるし、固有コード情報の変更時に外部から更新される固有コード情報を伝送される通信部を具備することもできる。この時の通信部は前記無線通信部と一体に形成されることができる。
【0039】
無線通信部135は、エンコード部で生成された固有コードだけではなく、保存部に保存されているパターン認識装置固有の識別番号を抽出して共に外部に送る。
【0040】
識別番号は前で説明したところのようにパターン認識装置を他のパターン認識装置と区分するために使用されるコードである。固有コード及び識別番号を外部に送る時、固有コードと識別番号を別に送ることもできて共に送ることもできる。固有コードと識別番号を別に送る場合固有コードのヘッダーなどに識別番号と係るフラッグをエンベッドすることで結果的に識別番号と共に伝送されることのように処理することができる。固有コード及び識別番号を共に送る時は、それぞれを無線通信に好適であるように変調した後連続的に送ることもでき、固有コードと識別番号を合成した後無線通信信号に変換して送ることもできる。以上で説明した伝送方式は伝送された固有コードと識別番号を伝送される外部、すなわち外部機器選択装置で処理ができるように前もって約束されていなければならないであろう。また、パターン認識装置自体が小型である場合無線通信部を構成する無線通信モジュール(チップ)とアンテナの実装空間が制限されることがあるので、ブルートゥース(Bluetooth)、ジグビー(ZigBee)のような近距離通信方式が適用されることができる。
【0041】
無線通信部は固有コードと識別番号を無線通信方式で送るようになる。また、必要によって外部から固有コード情報を伝送されて保存部に保存するようになる。よって、無線通信部の通信方式は外部(少なくとも外部機器選択装置)とデータ交換が可能な通信方式ではなければならない。これを他の角度で見れば外部に前記無線通信部と対応される無線通信部が具備されていなければならないことを意味する。
【0042】
一方、以上の要素を含むパターン認識装置は、一般的に使用者が手に握って使用するようになるので、使用が便利な外形を有することが望ましい。例としてパターン認識装置はペン型ハウジングを含んで、センサー、エンコード部、無線通信部をペン型ハウジングに装置することができる。
【0043】
また、無線通信部を通じて外部と無線でデータを交換するパターン認識装置はセンサー、エンコード部、無線通信部などの駆動に必要な電力を自体的に提供しなければならない。よって、電源部を含むことができるし、この時の電源部は使用の便利のために充電式であることができる。勿論、乾電池などを利用することもできるであろう。
【0044】
以上で説明したところのように本実施例によるパターン認識装置は、印刷物に印刷された特殊インクの材質またはパターンを感知して固有コードを生成して、固有コードを機器の識別番号と共に外部に送ることで、複数のパターン認識装置が存在する場合それぞれのパターン認識装置を識別番号を利用して区分できるようにする。
【0045】
また、パターン認識装置駆動時に無線通信部は識別番号のみを外部に送って外部機器選択装置及びマルチメディア再生装置にとって伝送された識別番号を検索するか、または登録するようにできるが、これによればパターン認識装置が故障するか、または紛失された場合新しいパターン認識装置を容易に使用することができる長所がある。
【0046】
図3は、本発明と係わる外部機器選択装置を示したブロック図である。
【0047】
図3に示された外部機器選択装置は、図1の選択部に該当することができるし、複数外部機器から印刷物に印刷された特殊インクの固有コード及び前記外部機器の識別番号を伝送される選択無線通信部151、前記識別番号のうちで選択保存部に保存されている選択信号にマッチングされる識別番号を選択する識別番号選択部153及び前記選択された識別番号及び前記選択された識別番号と共に伝送された固有コードを外部に送る通信部155を含んでいる。
【0048】
選択無線通信部151は、複数の外部機器から印刷物に印刷された特殊インクの固有コード及び前記外部機器の識別番号を伝送される。外部機器から伝送された固有コード及び識別番号は無線通信信号で変調され得るので、適切な復調を遂行することができる。また固有コード及び識別番号が別に伝送されて来た場合や合成されて来た場合固有コードと識別番号をそれぞれ分離して抽出してテーブル化などの処理を経って同一外部機器から伝送された固有コードと識別番号を一つの群で処理しておくことが望ましい。
【0049】
選択無線通信部は、外部機器との通信のために前記外部器機が支援する通信方式を支援しなければならない。仮に、複数の外部器機がお互いに違う通信方式を支援したら選択無線通信部は、これによって一つ以上の通信方式を支援するように構成されることもできる。
【0050】
また、選択無線通信部は固有コード生成に必要な固有コード情報を外部器機に送ることもできる。この時固有コード情報はマルチメディア再生装置(図1のコンテンツ再生部)から伝送されて来たものであることができる。
【0051】
識別番号選択部153は、外部機器から伝送された識別番号のうちで選択保存部に保存されている選択信号にマッチングされるものがあるかを確認する。仮に、既保存された選択信号にマッチングされる識別番号が存在する場合マッチングされた識別番号及び前記識別番号と同一群をなす固有コードを選択して通信部に送るようになる。選択信号は前で説明したところのように使用者の要請によって複数のパターン認識装置のうちで一つ以上のパターン認識装置を選択することができる信号である。したがって、選択信号はパターン認識装置を区分して指定することができる識別番号を含んでいる。外部機器選択装置は使用者の要請を直接受ける手段ではないので、マルチメディア再生装置から伝送されて来たものである。選択信号をリアルタイムで伝送されて外部機器から伝送された識別番号とリアルタイムでマッチングさせることもできるが、識別番号選択部及び選択信号を伝送される通信部に多い負荷を与えることができるので、選択信号は別途の選択保存部(図示せず)に保存されて利用されることができる。
【0052】
仮に、選択無線通信部が外部機器から固有コード及び識別番号が合成されている無線通信信号を伝送される場合、識別番号選択部は無線通信信号で固有コード及び識別番号を抽出した後抽出された識別番号のうちで選択信号にマッチングされる識別番号を選択することができる。すなわち、無線通信信号の分析を選択無線通信部ではなく識別番号選択部で遂行することもできる。
【0053】
通信部155は、識別番号選択部で選択された識別番号及び前記選択された識別番号と共に伝送された固有コード(識別番号と同一群に含まれた固有コード)を外部に送る。この時の外部は固有コードと係わるマルチメディアコンテンツを再生することができるマルチメディア再生装置であることができる。
【0054】
通信部は外部と無線または有線で通信が可能である。外部機器選択装置は一定規模の場所に一つのみが位置することができるし、使用者が直接手に握って使用する装置ではないので有線方式の通信も構わなくて大きさの制約がない関係で場合によって遠距離無線通信を遂行する構成を具備することもできる。
【0055】
有線方式の例を挙げると、通信部はUSB(Universal Serial Bus)を利用することができる。この時の外部機器選択装置150は、図4に示されたところのようにマルチメディア再生装置170のUSBポートに連結されるUSBスティックのような形態を有するか、または配線を通じて連結されるモジュールのような形態を有することができる。また、図5に示されたところのように通信部は内部的に前記選択された識別番号及び前記選択された識別番号と共に伝送された固有コードをUSB(Universal Serial Bus)シリアルプロトコルに変換するプロトコル変換部157及び前記変換されたUSBシリアルプロトコルが疎通されるUSBインターフェース159を含むことができる。
【0056】
一方、通信部が無線通信方式を利用する場合には選択無線通信部と一体に形成されることができる。
【0057】
以上で説明したところのように本実施例による外部機器選択装置は、複数の外部機器、例えばパターン認識装置から固有コード及び識別番号を伝送されて、識別番号をマルチメディア再生装置のような外部から伝送された選択信号とマッチングさせることでマッチングされた識別番号及び固有コードのみを選択して外部に送ることができる。これによってマルチメディア再生装置は所望の識別番号を捜す過程を略するか、または減らすことができて負荷が軽減される。また、外部機器選択装置を付け加えることで既存のマルチメディア再生装置のソフトウェアだけ変更することでマルチメディア再生システムの構成が可能である。
【0058】
図6は、本発明と係わるマルチメディア再生装置を示したブロック図である。
図6に示されたマルチメディア再生装置は、図1のコンテンツ再生部に該当することができるし、選択信号を外部器機に送って、前記外部機器から前記選択信号によって選択された識別番号及び前記識別番号と対応される固有コードを伝送される再生通信部171、使用者の要請によって前記選択信号を生成して前記再生通信部に送って、前記識別番号に使用者要請による表示領域を割り当てて、前記固有コードに対応されるマルチメディアコンテンツを再生保存部で抽出して再生する制御部173及び前記表示領域に前記再生されたマルチメディアコンテンツを表示する表示部175を含んでいる。
【0059】
マルチメディア再生装置は、パターン認識装置で認識した印刷物の固有コードに対応されるマルチメディアコンテンツを再生して使用者に表示する。
このために再生通信部171は、外部機器選択装置のような外部機器から固有コードを伝送されるようになる。複数パターン認識装置を処理しなければならない場合再生通信部は使用者が要請したパターン認識装置を選択する選択信号を外部器機に送る。選択信号伝送後外部機器から伝送されたデータは前記選択信号によって選択された識別番号及び前記識別番号と対応される同一君の固有コードになる。
【0060】
再生通信部の通信方式は有/無線を問わず、また通信を遂行する外部機器と互換が可能ではなければならない。仮に、外部器機が複数でなされてお互いに違う通信方式を利用する場合再生通信部は、これに備えて複数の通信方式を支援することができる。
【0061】
制御部173は使用者の要請によって選択信号を生成して前記再生通信部に送る。このためにマルチメディア再生装置は使用者の要請を受けるキーボードなどの入力部(図示せず)を含むことができる。また、制御部は識別番号に使用者要請による表示領域を割り当てて、固有コードに対応されるマルチメディアコンテンツを再生保存部で抽出して再生する。
【0062】
選択信号は、パターン認識装置の識別番号を含んでいる。これは、すなわちマルチメディア再生装置がパターン認識装置の識別番号が分かっていなければならないことを意味する。その方法としては、パターン認識装置とマルチメディア再生装置の生産時に識別番号情報提供を通じて行われることもでき、パターン認識装置の駆動時に識別番号のみをマルチメディア再生装置に送ることでマルチメディア再生装置が識別番号を登録することを通じてなされることもできる。前者の場合はマルチメディア再生装置がすべてのパターン認識装置の識別番号を保存していることを意味するが、このような場合であっても管轄内にあるパターン認識装置を把握するためには、パターン認識装置の駆動時に識別番号を伝送されて登録する過程が必要なことがある。また、前者の場合必要によってインターネットなどの接続を通じて新たに生産されるパターン認識装置の識別番号を更新することができる。電子と後者すべての選択信号を生成するために登録された識別番号を保存しなければならないし、このような保存は再生保存部でなされることができる。
【0063】
再生保存部には、マルチメディアコンテンツが同時に保存されている。制御部は固有コードに対応されるマルチメディアコンテンツを再生保存部で抽出して再生するようになるが、仮に、再生保存部に該当するマルチメディアコンテンツが存在しない場合インターネットなどを通じてマルチメディアコンテンツを更新することができる。また、マルチメディアコンテンツ再生のために各種デコーダー、映像補正モジュール、音源モジュールを含むことができる。
【0064】
また、制御部は再生されたマルチメディアコンテンツが表示される表示領域を識別番号によって割り当てることができる。再生されたマルチメディアコンテンツは、ディスプレイまたはスピーカーのような表示手段を通じて使用者に表示されるが、この時に表示されるディスプレイの画面領域とスピーカーを使用者の要請によって選択するようにできる。例えば、使用者が図7のように識別番号1と識別番号2を有するパターン認識装置のマルチメディアコンテンツ表示領域を設定した場合識別番号1と共に伝送された固有コードに対応されたマルチメディアコンテンツはディスプレイ210上の識別番号1に割り当てされた表示領域に表示される。仮に、使用者が識別番号2の表示領域をディスプレイ210とスピーカー230すべてに表示されるように設定した場合に識別番号2と共に伝送された固有コードに対応されたマルチメディアコンテンツはディスプレイ上識別番号2に割り当てされた表示領域及びスピーカーを通じて表示される。
【0065】
また、制御部は前記固有コード生成に必要な固有コード情報を生成して、再生通信部を通じて固有コード情報を外部器機に送ることができる。
表示部175は、制御部で再生されたマルチメディアコンテンツを表示する要素で、図7のディスプレイ210、スピーカー230などがこれに該当する。表示部にはマルチメディアコンテンツだけ表示されることもできるが、使用者の選択によって識別番号も共に表示することができる。例えば、教室に学生らに分配されたパターン認識装置から固有コードと識別番号を先生が位置したマルチメディア再生装置に伝送されて再生することができる。このような場合、先生が2番学生のパターン認識装置に送った固有コードに対応するマルチメディアコンテンツを表示することを希望する場合識別番号を先生が認知しやすいように変換した‘2番学生洪吉童'のようにマルチメディアコンテンツと共に表示することができる。
【0066】
以上で説明したパターン認識装置の使用者とマルチメディア再生装置の使用者は同一であるかも知れなくて違うこともある。
【0067】
使用者が同一な場合は自家学習のような場合に該当することができる。例えば、動物絵が印刷されている印刷物で使用者が熊を選択すればマルチメディア再生装置は熊に対する説明、関連アニメーション、音響などを表示することができる。仮に、使用者が複数である場合には、マルチメディア再生装置の表示部を分割して使用することもでき、順次に表示されるようにすることもできる。
使用者が違う場合は、教室や食堂のような環境に該当することができる。教室の場合一般的に学生はパターン認識装置の使用者になって、先生はマルチメディア再生装置の使用者になる。学生らが問題を解いて答チェックを、パターン認識装置を通じてするようにして、その結果をマルチメディア再生装置を通じて表示することで先生がその結果を認知できるようにする様子を予想することができる。
【0068】
また、食堂の場合各テーブルにパターン認識装置と特殊インクで印刷された注文表を用意しておいて、お客さんがパターン認識装置を利用して注文表に印刷された所定メニューを選択すればデスクでマルチメディア再生装置を通じてこれを確認することができる。
【0069】
以上によれば本実施例によるマルチメディア再生装置は、識別番号を利用することで複数の外部機器から伝送された固有コードを効果的に処理することができる。これを他の角度で解釈すれば本実施例によるマルチメディア再生装置の構成を通じて複数の外部器機を構成することができるようになる。
【0070】
一方、マルチメディア再生装置は、単一装置でなされないでサーバーと端末機で構成されることもできる。
【0071】
図8は、本発明と係わるマルチメディア再生サーバーを示したブロック図である。
図8に示されたマルチメディア再生サーバーは、複数の端末機から伝送された固有コードに対応されるマルチメディアコンテンツを再生保存部で抽出して再生するサーバー制御部230及び前記端末機から前記固有コード及び前記固有コードと対応される識別番号を伝送されて、前記サーバー制御部で再生されたマルチメディアコンテンツを対応される識別番号を送った端末機で送るサーバー通信部210を含むことができる。
【0072】
学校などの施設物には複数の教室が用意されているし、それぞれの教室ごとにマルチメディア再生装置を用意するのが費用的/管理的に不合理なことがある。
【0073】
これによって教室には端末機を設備して、中央統制室などにサーバーを用意することができるが、この時のサーバーはサーバー制御部230とサーバー通信部210を含むことができる。
サーバー制御部230は複数の端末機から伝送された固有コードに対応されるマルチメディアコンテンツを再生保存部で抽出して再生する。もちろん、これのためにはマルチメディアコンテンツが保存されるデータベースなどが具備されていなければならないであろう。
【0074】
サーバー制御部230は、端末機から識別情報を受けることもできて受けないこともできるが、少なくともどの端末機から伝送された固有コードであるかを分からなければならない。したがって、端末機から伝送された固有コードには少なくとも該当の端末機を区分することができる区分情報が含まれていなければならない。このような区分情報で識別情報が使用されることができる。例えば、識別番号1〜20は教室1、識別番号21〜40は教室2、...のような場合識別番号3と共に伝送された固有コードに対応したマルチメディアコンテンツを再生した後識別番号3が含まれた教室1の端末機に送れば良い。もちろん、このために各教室別端末機に対応される識別番号をマルチメディアサーバーで分かっていなければならなくて、このような情報はテーブル化されてデータベースに保存されることができる。サーバー制御部はサーバー通信部にとって前記識別番号を再生されたマルチメディアコンテンツと共に端末機に送るようにすることもできる。仮に、同一端末機で複数の識別番号及び固有コードを送って来た場合意味がある。仮に、識別番号なしに再生されたマルチメディアコンテンツのみを端末機に送れば端末機はどの識別番号に対応されるマルチメディアコンテンツであるか分かりにくいためである。
【0075】
これとは違うように端末機が固有コード伝送時に自分を示す区分情報をエンベッドさせることでマルチメディアサーバーがどの端末機から伝送されたデータであるか認知できるようにすることもできる。
【0076】
サーバー通信部210は、端末機から固有コード及び前記固有コードと対応される識別番号を伝送されて、前記サーバー制御部で再生されたマルチメディアコンテンツを対応される識別番号を送った端末機に送る。場合によって端末機の区分情報がエンベッドされた固有コードのみを伝送されることもできるが、前で説明したところのように単一端末機が複数の識別番号に対する固有コードを送った場合に問題が発生することがあるので、識別番号も共に伝送されることが望ましい。勿論、この時の識別番号は伝送された固有コードと対応されるものではなければならないであろう。
【0077】
図9は、本発明と係わる端末機を示したブロック図である。
図9に示された端末機は表示部350、端末制御部330、第1端末通信部310及び第2端末通信部320を含んでいる。
【0078】
表示部350はマルチメディア再生サーバーから伝送されたマルチメディアコンテンツを出力する要素であり、図7に示されたディスプレイ210またはスピーカー230などが該当する。
【0079】
端末制御部330は、使用者の要請によって選択信号を生成する。また、識別番号に使用者要請によって前記表示部上の表示領域を割り当てた後前記表示領域に前記マルチメディアコンテンツが出力されるようにする。
【0080】
第1端末通信部310は、制御部で生成された選択信号を外部器機に送って、外部機器から選択信号によって選択された識別番号及び識別番号に対応される固有コードを伝送される。外部器機が外部機器選択装置としてUSBインターフェースを具備している場合第1端末通信部はUSBポートであることがある。仮に、外部機器選択装置がアクセスポイント(AP)で構成された場合第1端末通信部は、アクセスポイント、すなわち外部機器選択装置と一体に形成されることもできる。
【0081】
第2端末通信部320は、識別番号及び固有コードをマルチメディア再生サーバーに送って、マルチメディア再生サーバーから再生されたマルチメディアコンテンツを伝送されて制御部に送る。
【0082】
図10は、本発明と係わるマルチメディア再生方法を示した流れ図であり、図1に示されたマルチメディア再生システムの動作として説明されることもできる。
【0083】
先ず、パターン認識部で印刷物に印刷された特殊インクの固有コードを認識する。認識された固有コードを既保存されている識別番号と共に選択部に送る。
この時、選択部は一つ以上のパターン認識部から固有コードと識別番号を伝送されることができる。
【0084】
選択部は、伝送された固有コード及び前記識別番号を再生部から伝送された選択信号と比べて対応される識別番号及び固有コードのみをコンテンツ再生部に送る。
【0085】
コンテンツ再生部は、選択部から伝送された固有コードに対応されるマルチメディアコンテンツを抽出して表示する。
【0086】
以上によればパターン認識部が複数で存在する場合であっても、識別番号を通じて容易に管理することができるようになる。
【0087】
図11は、本発明と係わるマルチメディア再生システムを具体的に示したブロック図である。
図11に示されたマルチメディア再生システムは、印刷物110、パターン認識部130、選択部150、コンテンツ再生部170を含んでいる。
【0088】
印刷物110は、特殊インクで印刷してパターン認識部の認識対象になる。
【0089】
パターン認識部130は、印刷物に印刷された特殊インクの材質またはパターンのうちで少なくとも一つを感知するセンサー131、センサーの出力信号すなわち、センサーで感知された結果を固有コードに変換するエンコード部133、変換された固有コードとパターン認識部の識別番号を合成して無線通信信号に変調する変調部134、変調無線通信信号を無線に送信する無線通信部135及び各要素に電力を供給する電源部136を含んでいる。
【0090】
図11の選択部150はUSBモジュールで構成された場合を示している。
パターン認識部の無線通信部から送信された無線通信信号を受信する選択無線通信部151、受信された無線通信信号を復調して固有コードと識別番号に変換する復調部とコンテンツ再生部から伝送された選択信号を利用してマッチングされる識別番号を有する無線通信信号のみを処理するようにする選択信号受信部を具備した識別番号選択部153、固有コードと識別番号をUSBで使用される信号に変換する信号変換/送信部とUSBシリアルプロトコルに変換した後コンテンツ再生部に送るUSBシリアルコンボを具備した通信部155を含んでいる。
【0091】
選択信号受信部の選択信号は選択保存部に保存されることができるし、復調部の動作に関与して選択信号とマッチングされない識別番号及び固有コードは通信部に伝送されないようにできる。
【0092】
コンテンツ再生部170は、選択部の通信部とUSBシリアルプロトコルに通信するUSBシリアルドライバーと選択部の通信部を自動で認識して選択部から伝送された固有コードと識別番号を受信する信号受信部を具備した再生通信部171、受信された固有コードと識別番号が分離されていない場合、各信号を抽出/分類後識別番号を利用して印加されたパターン認識部に該当する場合のみにマルチメディアコンテンツリストを検索する解釈/検索部と検索されたリストと実際マルチメディアコンテンツをマッピングするコンテンツマッピング部及び所望の識別番号のみを選別してマルチメディア再生機能に利用されることができるようにする選択信号を生成する選択信号生成部を具備した制御部173、マッピングされたデータを外部で表示する表示部175を含んでいる。
【0093】
この時、再生通信部は、選択信号生成部で生成された選択信号を選択部に送るために信号変換する選択信号変換/送信部をさらに含むことができる。
【0094】
本発明が属する技術分野の当業者は、本発明がその技術的思想や必須特徴を変更しなくても他の具体的な形態で実施されることができるということを理解することができるであろう。だから以上で記述した実施例らは、すべての面で例示的なものであり、限定的なものではないものとして理解しなければならない。本発明の範囲は前記詳細な説明よりは後述する特許請求範囲によって現わされて、特許請求範囲の意味及び範囲、そして、その等価概念から導出されるすべての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものとして解釈されなければならない。
【産業上の利用可能性】
【0095】
印刷物の所定客体を認識してこれをマルチメディアコンテンツとして表示するシステムに適用が可能である。
特に、客体を認識するパターン認識装置が複数に具備されるシステムに適用が有利である。
【符号の説明】
【0096】
110 印刷物
111 特殊インク
130 パターン認識部
131 センサー
133 エンコード部
135 無線通信部
150 選択部
151 選択無線通信部
153 識別番号選択部
155 通信部
170 コンテンツ再生部
171 再生通信部
173 制御部
175、350 表示部
210 サーバー通信部
230 サーバー制御部
310 第1端末通信部
320 第2端末通信部
330 端末制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特殊インクで印刷された印刷物;
前記印刷された特殊インクの材質を認識して対応される電気信号を出力するセンサーを具備して、前記認識された材質に対応される電気信号による固有コード及び複数のパターン認識部のうちでいずれか一つ以上のパターン認識部を識別するために保存された識別番号を送る複数のパターン認識部;
前記固有コード及び前記識別番号を伝送されて前記識別番号が前記複数のパターン認識部のうちで使用者が選択したパターン認識部を指示する選択信号に対応される場合固有コード及び前記識別番号を外部に送る選択部;及び
前記選択信号を生成して前記選択部に送って、前記選択部が送信した固有コード及び識別番号を受信して、それに対応されるマルチメディアコンテンツを抽出して表示するコンテンツ再生部;
を含むことを特徴とするマルチメディア再生システム。
【請求項2】
前記パターン認識部は無線通信部を含んで、
前記固有コード及び前記識別番号は、前記無線通信部を通じて前記選択部に伝送されることを特徴とする請求項1に記載のマルチメディア再生システム。
【請求項3】
前記選択部及び前記コンテンツ再生部は、一体に形成されることを特徴とする請求項1に記載のマルチメディア再生システム。
【請求項4】
前記選択部は前記コンテンツ再生部に装着されるUSB(Universal Serial Bus)モジュールに内蔵することを特徴とする請求項1に記載のマルチメディア再生システム。
【請求項5】
前記固有コードは、前記印刷された特殊インクの材質に対応される電気信号をデータ化したものであることを特徴とする請求項1に記載のマルチメディア再生システム。
【請求項6】
前記選択部は、アクセスポイント(AP:Access Point)であることを特徴とする請求項1に記載のマルチメディア再生システム。
【請求項7】
パターン認識部で印刷物に印刷された特殊インクの材質を感知して出力された電気信号に対応される固有コードを生成する段階;
前記固有コードを複数のパターン認識部のうちでいずれか一つを識別するために既保存された識別番号と共に選択部に送る段階;
選択部で前記固有コード及び前記識別番号を伝送されてコンテンツ再生部から伝送された選択信号に対応される識別番号及び固有コードを前記コンテンツ再生部に送る段階;
前記コンテンツ再生部で、前記選択部から伝送された固有コードに対応される既保存されたマルチメディアコンテンツを抽出して表示する段階;
を含むことを特徴とするマルチメディア再生方法。
【請求項8】
特殊インクで印刷された印刷物;
前記印刷された特殊インクの材質を認識して対応される電気信号を出力するセンサーを具備して、前記認識された材質に対応される電気信号による固有コードを選択部に送る少なくとも一つのパターン認識部;
前記伝送固有コードを前記選択部から受信して、それに対応されるマルチメディアコンテンツを抽出して表示するコンテンツ再生部;
を含むことを特徴とするマルチメディア再生システム。
【請求項9】
前記パターン認識部は無線通信部を含んで、
前記固有コードは前記無線通信部を通じて前記選択部に伝送されることを特徴とする請求項8に記載のマルチメディア再生システム。
【請求項10】
前記選択部及び前記コンテンツ再生部は、一体に形成されることを特徴とする請求項8に記載のマルチメディア再生システム。
【請求項11】
前記選択部は、前記コンテンツ再生部に装着されるUSB(Universal Serial Bus)モジュールに内蔵することを特徴とする請求項8に記載のマルチメディア再生システム。
【請求項12】
前記固有コードは、前記印刷された特殊インクの材質に対応される電気信号をデータ化したものであることを特徴とする請求項8に記載のマルチメディア再生システム。
【請求項13】
前記選択部は、アクセスポイント(AP:Access Point)であることを特徴とする請求項8に記載のマルチメディア再生システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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