ミューオピオイド受容体拮抗剤としての8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン化合物
本発明は、式(I):
(式中、R1、R2、R3、AおよびGは、明細書で定義する通りである)で表わされる新規な8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩または溶媒和物を提供し、これらは、ミューオピオイド受容体での拮抗剤である。また、本発明は、このような化合物を含む医薬組成物、ミューオピオイド受容体活性に関連する状態を治療するための、該化合物の使用方法、および該化合物を製造するために有用な方法および中間体も提供する。
(式中、R1、R2、R3、AおよびGは、明細書で定義する通りである)で表わされる新規な8−アザビシクロ[3.2.1]オクタン化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩または溶媒和物を提供し、これらは、ミューオピオイド受容体での拮抗剤である。また、本発明は、このような化合物を含む医薬組成物、ミューオピオイド受容体活性に関連する状態を治療するための、該化合物の使用方法、および該化合物を製造するために有用な方法および中間体も提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】
の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩または溶媒和物
(式中、
R1は、−ORa、−C(O)NRaRb;−NHS(O)2Rc、−NRaRb、−C(O)ORaおよび−CH2OHから選択され;
Aは、C1−4アルキレニルであり;
R2は、C3−12シクロアルキルまたはC6−10アリールであり、ここで、C3−12シクロアルキルおよびC6−10アリールは、それぞれ場合によっては、1個の−ORaで、1または2個のハロで、2または3個のハロで置換されている1または2個のC1−3アルキルで、あるいは1、2、3または4個のC1−3アルキルで置換され;
Gは、C1−4アルキレニルであり;
R3は、水素、−C(O)R4、−C(O)NHR5、−S(O)2Rcおよび−S(O)2NRaRbから選択され;
R4は、C3−6シクロアルキルまたはC1−6アルキルであり、
(ここで、
C3−6シクロアルキルは、場合によっては、1個の−ORaで置換され、
C1−6アルキルは、場合によっては、−ORa、−C(O)ORa、−S(O)2R6、−C(O)NRaRb、−NRaRb、−NHC(O)NRaRb、−CN、C3−6シクロアルキルおよびフェニルから選択される1または2個の置換基で、または1個の−D−(CH2)j−R7で置換され、
ここで、Dは
【化2】
であり、
jは1、2または3であり、nは、1または2であり、pは、1または2であり、
R6は、場合によってはR7で置換されているC1−3アルキルであり、
R7は、−C(O)ORa、−C(O)NRaRb、−NRaRbまたは−NHC(O)NRaRbである);
R5は、C1−6アルキル、ベンゾ[1.3]ジオキソールまたは−(CH2)q−フェニルであり、
(ここで、フェニルは、場合によっては、ハロ、−ORa、C1−3アルキルおよびC1−3アルコキシから選択される1または2個の置換基で置換され、
ここで、C1−3アルキルおよびC1−3アルコキシは、場合によっては、2または3個のハロで置換され、
qは、0、1または2である);
RaおよびRbは、それぞれ独立して、水素またはC1−4アルキルであり;
Rcは、C1−3アルキルであり;
ただし、R2が、4位で置換されているフェニルである場合は、R3は、−C(O)R4(式中、R4は、−C(O)ORaで置換されているC1−4アルキルである)ではない)。
【請求項2】
R2が、C3−12シクロアルキルまたはC6−10アリール(ここで、C3−12シクロアルキルおよびC6−10アリールは、それぞれ場合によっては、1個の−ORa、1または2個のハロ、または場合によっては2または3個のハロで置換されている1または2個のC1−3アルキルで置換されている)であり;
R3が、水素、−C(O)R4および−C(O)NHR5から選択され;
R4が、C3−6シクロアルキルまたはC1−6アルキル
(ここで、
C1−6アルキルは、場合によっては、1または2個の−ORa、または−C(O)ORa、−S(O)2R6、−C(O)NRaRb、−NRaRb、−NHC(O)NRaRb、C3−6シクロアルキル、−D−(CH2)j−R7およびフェニルから選択される1個の置換基で置換されている)であり;
RaおよびRbは、それぞれ独立して、水素またはC1−3アルキルである請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1が、−ORaまたは−C(O)NRaRbである請求項1記載の化合物。
【請求項4】
R2が、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、アダマンチルおよびフェニルから選択され、ここで、シクロヘキシルおよびフェニルは、それぞれ場合によっては、1または2個のハロ、または2または3個のハロで置換されたC1−3アルキルで置換されている請求項1記載の化合物。
【請求項5】
Aが、−(CH2)2−または−CH2−であり、Gが、−(CH2)2−または−CH2−である請求項1記載の化合物。
【請求項6】
R3が、−C(O)R4、−S(O)2Rcおよび−S(O)2NRaRbから選択され;
R4が、C3−6シクロアルキルまたはC1−6アルキル
(ここで、
C3−6シクロアルキルは、場合によっては、1個の−ORaで置換され、
C1−6アルキルは、場合によっては、−ORa、−C(O)ORa、−S(O)2R6、−C(O)NRaRb、−NRaRb、−CN、C3−6シクロアルキルおよびフェニルから選択される1または2個の置換基で置換されている)であり;
R6は、場合によってはR7(ここで、R7は−C(O)ORaである)で置換されたC1−3アルキルである請求項1記載の化合物。
【請求項7】
R3が、−C(O)NHR5であり、
R5が、C1−4アルキル、ベンゾ[1.3]ジオキソールまたは−(CH2)q−フェニル(ここで、qは、0または1であり、フェニルは、場合によっては、クロロ、フルオロ、−OHおよび−OCF2から選択される1または2個の置換基で置換されている)である請求項1記載の化合物。
【請求項8】
式(I’):
【化3】
の請求項1記載の化合物、またはその医薬的に許容しうる塩または溶媒和物
(式中、
R2は、シクロヘキシルまたはフェニル(ここで、シクロヘキシルおよびフェニルは、それぞれ場合によっては、1または2個のハロで置換されている)であり;
R4は、C3−6シクロアルキルまたはC1−4アルキル(ここで、
C3−6シクロアルキルは、場合によっては、1個の−ORaで置換され、
C1−4アルキルは、場合によっては、−ORa、−S(O)2R6、−NRaRb、−CNおよびC3−6シクロアルキルから選択される1または2個の置換基で置換され、RaおよびRbは、それぞれ独立して、水素またはC1−3アルキルであり、R6は、C1−3アルキルである)である)。
【請求項9】
R4が、場合によっては、−OH、−OCH3、−S(O)2CH3、−NH2、−NHCH3および−NH(CH3)2から選択される1または2個の置換基で置換されているC1−4アルキルである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
R2が、シクロヘキシルまたは4,4−ジフルオロシクロヘキシルであり、R4が、1または2個の−OHで置換されているC1−2アルキルである請求項8に記載の化合物。
【請求項11】
前記化合物が、
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−(2−ヒドロキシアセチル)−アミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[ベンジル−(2−ヒドロキシアセチル)−アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−((S)−2,3−ジヒドロキシ−プロピオニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−(2−メタンスルホニル−アセチル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2−ヒドロキシアセチル)フェネチルアミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシルメチル)−(2−ヒドロキシアセチル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−{8−[2−(3−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−1−シクロヘキシルメチルウレイド)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−ベンズアミド;
3−エンド−{8−[2−(1−シクロヘキシルメチル−3−イソプロピルウレイド)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{3−[シクロヘキシルメチル−(2−ヒドロキシアセチル)アミノ]プロピル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−(4−ジメチルアミノ−ブチリル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[ベンジル−(2−メタンスルホニルアセチル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2,6−ジフルオロベンジル)−(2−ヒドロキシアセチル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2−メタンスルホニルアセチル)−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2,6−ジフルオロベンジル)−(2−メタンスルホニルアセチル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{3−[ベンジル−(2−ヒドロキシアセチル)アミノ]−プロピル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシルメチル)−(2−メタンスルホニルアセチル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−(2−ヒドロキシアセチル)アミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(3−フルオロベンジル)−(2−メタンスルホニル−アセチル)−アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−(2−メタンスルホニル−アセチル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(4−フルオロシクロヘキシルメチル)−(2−ヒドロキシアセチル)アミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2−ヒドロキシアセチル)−(5−ヒドロキシ−トリシクロ[3.3.1.1(3,7)]デカン−2−イルメチル)−アミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−((S)−3−ヒドロキシ−2−メチルアミノ−プロピオニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2,6−ジフルオロベンジル)−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)−アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2,6−ジフルオロベンジル)−(2−メトキシアセチル)−アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2,6−ジフルオロベンジル)−((S)−2−ヒドロキシプロピオニル)アミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2−シアノアセチル)−(2,6−ジフルオロベンジル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2,6−ジフルオロベンジル)−(トランス−4−ヒドロキシ−シクロヘキサンカルボニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[シクロペンチルメチル−(2−メタンスルホニルアセチル)−アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[シクロペンチルメチル−(2−ヒドロキシアセチル)アミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[ベンジル−((R)−3−ヒドロキシ−2−(S)−ヒドロキシブチリル)アミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[ベンジル−(2,2−ジメチルプロピオニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[ベンジル−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[ベンジル−((S)−2−ヒドロキシ−1−オキソプロピル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{3−[ベンジル−((S)−2−ヒドロキシプロピオニル)−アミノ]プロピル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−((S)−4−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシ−ブチリル)−アミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−(3−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシプロピオニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−2−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシルメチル)−((S)−2−ヒドロキシプロピオニル)−アミノ]エチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−2−[シクロヘキシルメチル−((S)−2,4−ジヒドロキシブチリル)アミノ]エチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;および
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−(4−ヒドロキシ−ブチリル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
から選択される請求項1に記載の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩または溶媒和物。
【請求項12】
前記化合物が、
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−((S)−2,3−ジヒドロキシ−プロピオニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシルメチル)−(2−ヒドロキシアセチル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)ベンズアミド;および
3−エンド−(8−2−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシルメチル)−((S)−2−ヒドロキシプロピオニル)−アミノ]エチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
から選択される請求項11に記載の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩または溶媒和物。
【請求項13】
前記化合物が、3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−((S)−2,3−ジヒドロキシ−プロピオニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)ベンズアミドグリコレートである請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
前記化合物が、3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−((S)−2,3−ジヒドロキシ−プロピオニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)ベンズアミドオキサレートである請求項12に記載の化合物。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物と、医薬的に許容しうる担体とを含む医薬組成物。
【請求項16】
式(I)
【化4】
(式中、R1、R2、R3、AおよびGは、請求項1に規定した通りである)の化合物または医薬的に許容しうる塩、あるいはその溶媒和物または保護された誘導体を製造するためのプロセスであって、
式(II):
【化5】
の化合物を、式:R4aC(O)−Lの化合物、または式:R5−N=C=Oの化合物(式中、R4aは、R4、またはR4の保護された形態であり、Lは、脱離基であり、あるいはR4aC(O)−Lは、カルボン酸またはカルボン酸塩である)と反応させる工程、または
(b)式(III):
【化6】
の化合物を、式(XVII):
【化7】
の化合物と反応させる工程と、
(c)場合によっては、R4aから保護基を除去し、式(I)の化合物または医薬的に許容しうる塩、あるいはその溶媒和物または保護された誘導体を得る工程と、
を含むプロセス。
【請求項17】
式(II):
【化8】
(式中、R1、R2、AおよびGは、請求項1で定義する通りである)の化合物、またはその塩。
【請求項18】
R1が−C(O)NH2であり;
R2が、シクロヘキシルまたはフェニル(ここで、シクロヘキシルおよびフェニルは、それぞれ場合によっては、1または2個のハロで置換されている)であり;
Gが−CH2−であり;
Aが−CH2−である請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
式(III):
【化9】
(式中、R1は、−ORaまたは−C(O)NRaRbである)の化合物。
【請求項20】
R1が、−OHまたは−C(O)NH2である請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
治療に使用するための請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項22】
ミューオピオイド受容体活性に関連する哺乳類における疾患または医学状態の処置のための医薬品を製造するための請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項23】
前記疾患または状態が、オピオイド誘発性腸機能障害または術後イレウスである請求項22に記載の使用。
【請求項24】
ミューオピオイド受容体を含む生物学的系または生物学的試料を研究する方法であって、
(a)該生物学的系または生物学的試料を、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物と接触させる工程と、
(b)該生物学的系または生物学的試料に対する該化合物によって生じた影響を測定する工程と、
を含む、方法。
【請求項25】
ミューオピオイド受容体活性に関連する医学状態を有する哺乳類を治療する方法であって、医薬的に許容しうる担体と、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物とを含む医薬組成物の治療的に有効な量を、該哺乳類に投与することを含む方法。
【請求項26】
前記医学状態が、オピオイド誘発性腸機能障害および術後イレウスから選択される請求項25に記載の方法。
【請求項1】
式(I):
【化1】
の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩または溶媒和物
(式中、
R1は、−ORa、−C(O)NRaRb;−NHS(O)2Rc、−NRaRb、−C(O)ORaおよび−CH2OHから選択され;
Aは、C1−4アルキレニルであり;
R2は、C3−12シクロアルキルまたはC6−10アリールであり、ここで、C3−12シクロアルキルおよびC6−10アリールは、それぞれ場合によっては、1個の−ORaで、1または2個のハロで、2または3個のハロで置換されている1または2個のC1−3アルキルで、あるいは1、2、3または4個のC1−3アルキルで置換され;
Gは、C1−4アルキレニルであり;
R3は、水素、−C(O)R4、−C(O)NHR5、−S(O)2Rcおよび−S(O)2NRaRbから選択され;
R4は、C3−6シクロアルキルまたはC1−6アルキルであり、
(ここで、
C3−6シクロアルキルは、場合によっては、1個の−ORaで置換され、
C1−6アルキルは、場合によっては、−ORa、−C(O)ORa、−S(O)2R6、−C(O)NRaRb、−NRaRb、−NHC(O)NRaRb、−CN、C3−6シクロアルキルおよびフェニルから選択される1または2個の置換基で、または1個の−D−(CH2)j−R7で置換され、
ここで、Dは
【化2】
であり、
jは1、2または3であり、nは、1または2であり、pは、1または2であり、
R6は、場合によってはR7で置換されているC1−3アルキルであり、
R7は、−C(O)ORa、−C(O)NRaRb、−NRaRbまたは−NHC(O)NRaRbである);
R5は、C1−6アルキル、ベンゾ[1.3]ジオキソールまたは−(CH2)q−フェニルであり、
(ここで、フェニルは、場合によっては、ハロ、−ORa、C1−3アルキルおよびC1−3アルコキシから選択される1または2個の置換基で置換され、
ここで、C1−3アルキルおよびC1−3アルコキシは、場合によっては、2または3個のハロで置換され、
qは、0、1または2である);
RaおよびRbは、それぞれ独立して、水素またはC1−4アルキルであり;
Rcは、C1−3アルキルであり;
ただし、R2が、4位で置換されているフェニルである場合は、R3は、−C(O)R4(式中、R4は、−C(O)ORaで置換されているC1−4アルキルである)ではない)。
【請求項2】
R2が、C3−12シクロアルキルまたはC6−10アリール(ここで、C3−12シクロアルキルおよびC6−10アリールは、それぞれ場合によっては、1個の−ORa、1または2個のハロ、または場合によっては2または3個のハロで置換されている1または2個のC1−3アルキルで置換されている)であり;
R3が、水素、−C(O)R4および−C(O)NHR5から選択され;
R4が、C3−6シクロアルキルまたはC1−6アルキル
(ここで、
C1−6アルキルは、場合によっては、1または2個の−ORa、または−C(O)ORa、−S(O)2R6、−C(O)NRaRb、−NRaRb、−NHC(O)NRaRb、C3−6シクロアルキル、−D−(CH2)j−R7およびフェニルから選択される1個の置換基で置換されている)であり;
RaおよびRbは、それぞれ独立して、水素またはC1−3アルキルである請求項1記載の化合物。
【請求項3】
R1が、−ORaまたは−C(O)NRaRbである請求項1記載の化合物。
【請求項4】
R2が、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、アダマンチルおよびフェニルから選択され、ここで、シクロヘキシルおよびフェニルは、それぞれ場合によっては、1または2個のハロ、または2または3個のハロで置換されたC1−3アルキルで置換されている請求項1記載の化合物。
【請求項5】
Aが、−(CH2)2−または−CH2−であり、Gが、−(CH2)2−または−CH2−である請求項1記載の化合物。
【請求項6】
R3が、−C(O)R4、−S(O)2Rcおよび−S(O)2NRaRbから選択され;
R4が、C3−6シクロアルキルまたはC1−6アルキル
(ここで、
C3−6シクロアルキルは、場合によっては、1個の−ORaで置換され、
C1−6アルキルは、場合によっては、−ORa、−C(O)ORa、−S(O)2R6、−C(O)NRaRb、−NRaRb、−CN、C3−6シクロアルキルおよびフェニルから選択される1または2個の置換基で置換されている)であり;
R6は、場合によってはR7(ここで、R7は−C(O)ORaである)で置換されたC1−3アルキルである請求項1記載の化合物。
【請求項7】
R3が、−C(O)NHR5であり、
R5が、C1−4アルキル、ベンゾ[1.3]ジオキソールまたは−(CH2)q−フェニル(ここで、qは、0または1であり、フェニルは、場合によっては、クロロ、フルオロ、−OHおよび−OCF2から選択される1または2個の置換基で置換されている)である請求項1記載の化合物。
【請求項8】
式(I’):
【化3】
の請求項1記載の化合物、またはその医薬的に許容しうる塩または溶媒和物
(式中、
R2は、シクロヘキシルまたはフェニル(ここで、シクロヘキシルおよびフェニルは、それぞれ場合によっては、1または2個のハロで置換されている)であり;
R4は、C3−6シクロアルキルまたはC1−4アルキル(ここで、
C3−6シクロアルキルは、場合によっては、1個の−ORaで置換され、
C1−4アルキルは、場合によっては、−ORa、−S(O)2R6、−NRaRb、−CNおよびC3−6シクロアルキルから選択される1または2個の置換基で置換され、RaおよびRbは、それぞれ独立して、水素またはC1−3アルキルであり、R6は、C1−3アルキルである)である)。
【請求項9】
R4が、場合によっては、−OH、−OCH3、−S(O)2CH3、−NH2、−NHCH3および−NH(CH3)2から選択される1または2個の置換基で置換されているC1−4アルキルである、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
R2が、シクロヘキシルまたは4,4−ジフルオロシクロヘキシルであり、R4が、1または2個の−OHで置換されているC1−2アルキルである請求項8に記載の化合物。
【請求項11】
前記化合物が、
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−(2−ヒドロキシアセチル)−アミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[ベンジル−(2−ヒドロキシアセチル)−アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−((S)−2,3−ジヒドロキシ−プロピオニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−(2−メタンスルホニル−アセチル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2−ヒドロキシアセチル)フェネチルアミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシルメチル)−(2−ヒドロキシアセチル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−{8−[2−(3−ベンゾ[1,3]ジオキソール−5−イル−1−シクロヘキシルメチルウレイド)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−ベンズアミド;
3−エンド−{8−[2−(1−シクロヘキシルメチル−3−イソプロピルウレイド)エチル]−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル}−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{3−[シクロヘキシルメチル−(2−ヒドロキシアセチル)アミノ]プロピル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−(4−ジメチルアミノ−ブチリル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[ベンジル−(2−メタンスルホニルアセチル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2,6−ジフルオロベンジル)−(2−ヒドロキシアセチル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2−メタンスルホニルアセチル)−(4−トリフルオロメチル−ベンジル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2,6−ジフルオロベンジル)−(2−メタンスルホニルアセチル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{3−[ベンジル−(2−ヒドロキシアセチル)アミノ]−プロピル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシルメチル)−(2−メタンスルホニルアセチル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−(2−ヒドロキシアセチル)アミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(3−フルオロベンジル)−(2−メタンスルホニル−アセチル)−アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[[2−(4−フルオロフェニル)エチル]−(2−メタンスルホニル−アセチル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(4−フルオロシクロヘキシルメチル)−(2−ヒドロキシアセチル)アミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2−ヒドロキシアセチル)−(5−ヒドロキシ−トリシクロ[3.3.1.1(3,7)]デカン−2−イルメチル)−アミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−((S)−3−ヒドロキシ−2−メチルアミノ−プロピオニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2,6−ジフルオロベンジル)−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)−アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2,6−ジフルオロベンジル)−(2−メトキシアセチル)−アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2,6−ジフルオロベンジル)−((S)−2−ヒドロキシプロピオニル)アミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2−シアノアセチル)−(2,6−ジフルオロベンジル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(2,6−ジフルオロベンジル)−(トランス−4−ヒドロキシ−シクロヘキサンカルボニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[シクロペンチルメチル−(2−メタンスルホニルアセチル)−アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[シクロペンチルメチル−(2−ヒドロキシアセチル)アミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[ベンジル−((R)−3−ヒドロキシ−2−(S)−ヒドロキシブチリル)アミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[ベンジル−(2,2−ジメチルプロピオニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[ベンジル−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[ベンジル−((S)−2−ヒドロキシ−1−オキソプロピル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{3−[ベンジル−((S)−2−ヒドロキシプロピオニル)−アミノ]プロピル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−((S)−4−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシ−ブチリル)−アミノ]−エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−(3−ジメチルアミノ−2−ヒドロキシプロピオニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−2−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシルメチル)−((S)−2−ヒドロキシプロピオニル)−アミノ]エチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
3−エンド−(8−2−[シクロヘキシルメチル−((S)−2,4−ジヒドロキシブチリル)アミノ]エチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;および
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−(4−ヒドロキシ−ブチリル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
から選択される請求項1に記載の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩または溶媒和物。
【請求項12】
前記化合物が、
3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−((S)−2,3−ジヒドロキシ−プロピオニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)ベンズアミド;
3−エンド−(8−{2−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシルメチル)−(2−ヒドロキシアセチル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)ベンズアミド;および
3−エンド−(8−2−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシルメチル)−((S)−2−ヒドロキシプロピオニル)−アミノ]エチル−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)−ベンズアミド;
から選択される請求項11に記載の化合物、あるいはその医薬的に許容しうる塩または溶媒和物。
【請求項13】
前記化合物が、3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−((S)−2,3−ジヒドロキシ−プロピオニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)ベンズアミドグリコレートである請求項12に記載の化合物。
【請求項14】
前記化合物が、3−エンド−(8−{2−[シクロヘキシルメチル−((S)−2,3−ジヒドロキシ−プロピオニル)アミノ]エチル}−8−アザビシクロ[3.2.1]オクト−3−イル)ベンズアミドオキサレートである請求項12に記載の化合物。
【請求項15】
請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物と、医薬的に許容しうる担体とを含む医薬組成物。
【請求項16】
式(I)
【化4】
(式中、R1、R2、R3、AおよびGは、請求項1に規定した通りである)の化合物または医薬的に許容しうる塩、あるいはその溶媒和物または保護された誘導体を製造するためのプロセスであって、
式(II):
【化5】
の化合物を、式:R4aC(O)−Lの化合物、または式:R5−N=C=Oの化合物(式中、R4aは、R4、またはR4の保護された形態であり、Lは、脱離基であり、あるいはR4aC(O)−Lは、カルボン酸またはカルボン酸塩である)と反応させる工程、または
(b)式(III):
【化6】
の化合物を、式(XVII):
【化7】
の化合物と反応させる工程と、
(c)場合によっては、R4aから保護基を除去し、式(I)の化合物または医薬的に許容しうる塩、あるいはその溶媒和物または保護された誘導体を得る工程と、
を含むプロセス。
【請求項17】
式(II):
【化8】
(式中、R1、R2、AおよびGは、請求項1で定義する通りである)の化合物、またはその塩。
【請求項18】
R1が−C(O)NH2であり;
R2が、シクロヘキシルまたはフェニル(ここで、シクロヘキシルおよびフェニルは、それぞれ場合によっては、1または2個のハロで置換されている)であり;
Gが−CH2−であり;
Aが−CH2−である請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
式(III):
【化9】
(式中、R1は、−ORaまたは−C(O)NRaRbである)の化合物。
【請求項20】
R1が、−OHまたは−C(O)NH2である請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
治療に使用するための請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項22】
ミューオピオイド受容体活性に関連する哺乳類における疾患または医学状態の処置のための医薬品を製造するための請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物の使用。
【請求項23】
前記疾患または状態が、オピオイド誘発性腸機能障害または術後イレウスである請求項22に記載の使用。
【請求項24】
ミューオピオイド受容体を含む生物学的系または生物学的試料を研究する方法であって、
(a)該生物学的系または生物学的試料を、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物と接触させる工程と、
(b)該生物学的系または生物学的試料に対する該化合物によって生じた影響を測定する工程と、
を含む、方法。
【請求項25】
ミューオピオイド受容体活性に関連する医学状態を有する哺乳類を治療する方法であって、医薬的に許容しうる担体と、請求項1〜14のいずれか1項に記載の化合物とを含む医薬組成物の治療的に有効な量を、該哺乳類に投与することを含む方法。
【請求項26】
前記医学状態が、オピオイド誘発性腸機能障害および術後イレウスから選択される請求項25に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図2】
【図3】
【公表番号】特表2009−528371(P2009−528371A)
【公表日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−557405(P2008−557405)
【出願日】平成19年2月28日(2007.2.28)
【国際出願番号】PCT/US2007/005388
【国際公開番号】WO2007/103187
【国際公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【出願人】(500154711)セラヴァンス, インコーポレーテッド (129)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年2月28日(2007.2.28)
【国際出願番号】PCT/US2007/005388
【国際公開番号】WO2007/103187
【国際公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【出願人】(500154711)セラヴァンス, インコーポレーテッド (129)
【Fターム(参考)】
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