ムスカリン受容体のモジュレーター
本発明は、ムスカリン受容体のモジュレーターに関する。本発明はまた、かかるモジュレーターを含む組成物、およびそれを用いてムスカリン受容体により仲介される疾患を処置するための方法を提供する。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ムスカリン受容体の活性を調節する方法であって、該受容体を式I:
【化1】
[式中、
R1は、−ZAR5(ここで、ZAは、独立して、結合であるかまたは所望により置換されていてよい分枝鎖または直鎖C1−6脂肪族鎖であり、ここでZAの2個までの炭素単位は、所望によりかつ独立して、−CO−、−CS−、−CONRA−、−CONRANRA−、−CO2−、−OCO−、−NRACO2−、−O−、−NRACONRA−、−OCONRA−、−NRANRA−、−NRACO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NRA−、−SO2NRA−、−NRASO2−、または−NRASO2NRA−により置換されていてよい。)であり;
R5は、独立して、RA、ハロ、−OH、−NH2、−NO2、−CN、または−OCF3であり;
RAは、それぞれ独立して、水素、所望により置換されていてよいC1−8脂肪族基、所望により置換されていてよい脂環式基、所望により置換されていてよいヘテロ脂環式基、アリール、またはヘテロアリールであり;
R2は、単環式シクロアルキル、単環式ヘテロ脂環式基、二環式脂環式基、架橋二環式ヘテロ脂環式基、またはアダマンタニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個のR6で置換されていてよい。)であり;
R6は、それぞれ独立して、=Oまたは−ZBR7(ここで、ZBは、それぞれ独立して、結合であるかまたは所望により置換されていてよい分枝鎖または直鎖C1−4脂肪族鎖であり、ここでZBの2個までの炭素単位は、所望によりかつ独立して、−CO−、−CS−、−COCO−、−CONRB−、−CONRBNRB−、−CO2−、−OCO−、−NRBCO2−、−O−、−NRBCONRB−、−OCONRB−、−NRBNRB−、−NRBCO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NRB−、−SO2NRB−、−NRBSO2−、または−NRBSO2NRBにより置換されていてよい。)であり;
R7は、それぞれ独立して、RB、ハロ、−OH、−CN、−NH2、−NO2、=NRB、=NORB、−CN、または−OCF3であり;
RBはそれぞれ、水素、所望により置換されていてよいC1−8脂肪族基、所望により置換されていてよい脂環式基、所望により置換されていてよいヘテロ脂環式基、所望により置換されていてよいアリール、または所望により置換されていてよいヘテロアリールであり;
R3は、−ZCR8(ここで、ZCは、それぞれ独立して、結合であるかまたは所望により置換されていてよい分枝鎖または直鎖C1−6脂肪族鎖であり、ここでZCの2個までの炭素単位は、所望によりかつ独立して、−CO−、−CS−、−CONRC−、−CONRCNRC−、−CO2−、−OCO−、−NRCCO2−、−O−、−NRCCONRC−、−OCONRC−、−NRCNRC−、−NRCCO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NRC−、−SO2NRC−、−NRCSO2−、または−NRCSO2NRC−により置換されていてよい。)であり;
R8は、独立して、RC、ハロ、−OH、−NH2、−NO2、−CN、または−OCF3であり;
RCは、それぞれ独立して、所望により置換されていてよいC1−8脂肪族基、所望により置換されていてよい脂環式基、所望により置換されていてよいヘテロ脂環式基、所望により置換されていてよいアリール、または所望により置換されていてよいヘテロアリールであり;
R4は、それぞれ独立して、−ZDR9(ここで、ZDは、それぞれ独立して、結合であるかまたは所望により置換されていてよい分枝鎖または直鎖C1−6脂肪族鎖であり、ここでZDの2個までの炭素単位は、所望によりかつ独立して、−CO−、−CS−、−COCO−、−CONRD−、−CONRDNRD−、−CO2−、−OCO−、−NRDCO2−、−O−、−NRDCONRD−、−OCONRD−、−NRDNRD−、−NRDCO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NRD−、−SO2NRD−、−NRDSO2−、または−NRDSO2NRDにより置換されていてよい。)であり;
R9は、それぞれ独立して、RD、ハロ、−OH、−NH2、−NO2、−CN、または−OCF3であり;
RDは、独立して、水素、または所望により置換されていてよいC1−8脂肪族基、所望により置換されていてよい脂環式基、所望により置換されていてよいヘテロ脂環式基、所望により置換されていてよいアリール、または所望により置換されていてよいヘテロアリールであるか、または
R3および隣接R4は、それらが結合する原子と共に、所望により置換されていてよい5−6員の脂環式環またはヘテロ脂環式環を形成し;
Lは、結合または−CH2−であり;
R10およびR’10は、それぞれ独立して、水素またはC1−4脂肪族基であり;そして
nは、0−4である。]
で示される化合物、またはその薬学的に許容される塩と接触させる工程を含む、方法。
【請求項2】
R1が、水素、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、メチルまたはメトキシである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい単環式シクロアルキルである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい単環式ヘテロ脂環式基である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい二環式脂環式基である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい、所望により置換されていてよい6−10員の架橋二環式脂環式基である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい、所望により置換されていてよい架橋二環式ヘテロ脂環式基である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
Lが、結合または−CH2−である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
−L−R2が、1−エトキシカルボニルピペリジン−4−イル;1−エトキシカルボニルピペリジン−4−イル−メチル;4−テトラヒドロピラニル;7−アザ−7−エトキシカルボニルビシクロ[3.2.1]ヘプタン−3−イル;4−メチルテトラヒドロピラン−4−イル;シクロヘキシル;4−(エトキシイミノ(ethyoxyimino))シクロヘキシル;(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン−5−イル−)メチル;4−[(3−アリルオキシ)イミノ]シクロヘキシル;4−[(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)]イミノシクロヘキシル;ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル;ビシクロ[3.2.1]オクタン−2−イル;ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル;ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イルメチル;シクロヘプチル;4−オキソシクロヘキシル;1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル;4−(1,1−ジメチルエチル)−オキシイミノシクロヘキシル;3−メチルシクロヘキシル;1−メチルシクロヘキシル;4−メチルシクロヘキシル;4−n−プロピルシクロヘキシル;3−メチルシクロペンチル;4−[(フェノキシ)イミノ]シクロヘキシル;2−アダマンタニル;4−[(ベンジルオキシ)イミノ]シクロヘキシル;4−エチル−4−ヒドロキシシクロヘキシル;シクロペンチル;モルフォリン−4−イルメチル;3−(エトキシカルボニルメチル)シクロヘキシル−;7−アザ−7−(1−エトキシカルボニルピペリジン−4−イル)−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル;7−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル;シクロヘキシルメチル;4,4−ジフルオロシクロヘキシル;シクロペンチルメチル;1,1−ジオキソチアシクロヘプタン−3−イル;ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルメチル;(4−オキソシクロヘキシル)シクロヘキサ−4−イル;シクロヘキサン−4−イルメチル;テトラヒドロフラン−3−イルメチル;5−ヒドロキシシクロオクタニル;4−ベンゾイルオキシシクロヘキシル;テトラヒドロピラン−3−イルメチル;1−アセチルピペリジン−4−イル;デカリン−2−イル;1−オキシチアシクロヘキサン−4−イル;3,4−ジフェニルシクロペンタン−1−イル;7−メチルビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル;スピロ[5.5]ウンデカン−2−イル;シクロプロピルメチル;4−イソプロピルシクロヘキシル;4−フェニルシクロヘキシル;
3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキサ−1−イル;3,5−ジメチルシクロヘキサ−1−イル;4−イソブチルシクロヘキシル;4−シクロヘキシルシクロヘキシル;1−ベンゾイルオキシピペリジン−4−イル;4−(1,1ジメチルプロピル)シクロヘキシル;ピラジン−2−イル;3,6−ジメチルピラジン−2−イル;チアゾール−2−イル;1−オキサ−2−アザ−3−メチルスピロ[5.4]デク−2−エン−8−イル;4−メチルチアゾール−2−イル;ピリミジン−2−イル;ピリミジン−5−イル;(1−(ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル))メチル;(1−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル))メチル;2−ピリジニル;1−(ピラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル−;2−アザ−3−メチル−1−オキサスピロ[4.5]デク−2−エン−8−イル−;1−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(3,6−ジメチルピペラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(2−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(3−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(2−メトキシフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(3−メトキシフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(4−メトキシフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(ピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(ピリミジン−5−イル)ピペリジン−4−イル−;(1−(ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル−;(1−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル−;1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(チオフェン−3−イル)ピペリジン−4−イル−;および、3−チオフェニルから選択される1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
R3が、ハロ、ヒドロキシまたはシアノである、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
R3が、脂肪族基、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、スルホニルヘテロ脂環式基、脂環式カルボニル、ヘテロ脂環式カルボニル、またはそれらの組み合わせ(それらはそれぞれ、所望により1−3個のR8で置換されていてよい。)である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
R3が、所望により1−3個の、ハロ、シアノ、アルキルスルホニル、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、シアノアルキル、脂肪族基、(ヘテロ脂環式)カルボニル、(ヘテロ脂環式)スルホニル、(ヘテロアリールアミノ)カルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよいフェニルである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
R3および隣接R4が、それらが結合する炭素原子と共に、所望により置換されていてよい5−6員の脂環式基またはヘテロ脂環式を形成する、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
R3が、水素、メトキシ;クロロ;フルオロ;トリフルオロメトキシ;メチル;シアノ;トリフルオロメチル;(4−メチルスルホニル)フェニル;(4−メチルアミノカルボニル)フェニル;ニトロ;(2−オキソ)−1−プロポキシ;エテニル;(4−メチルアミノカルボニル)−3−クロロフェニル;2−メトキシエトキシ;2−(1−ヒドロキシシクロペンター1−イル)エチニル;メチレンジオキシ;テトラヒドロピラン−2−イルメトキシ;4−アミノカルボニルフェニル;イソプロポキシ;(2−フェニル−2−オキソ)エトキシ;((2−(2−クロロフェニル)−2−オキソ))エトキシ;3,4−メチレンジオキシフェニル;2−(1−ヒドロキシシクロヘキサ−1−イル)エチニル;エチル;(4−シクロペンタスルホンアミド)フェニル;4−シアノメチルフェニル;(1−シアノ−1−メチル)エチル;((2−(4−シクロペンチルアミノフェニル)−2−オキソ))エトキシ;4−シアノフェニル;3−チオフェンカルボニル;4−メトキシカルボニルフェニル;ヒドロキシ;3,4−メチレンジオキシフェニル;((2−(4−フルオロフェニル)−2−オキソ))エトキシ;((2−(4−メトキシフェニル)−2−オキソ))エトキシ;3−メトキシフェニル;4−メトキシフェニル;メチルカルボニルアミノ;4−((チアゾール−2−イルアミノ)カルボニル)フェニル;ベンゾイル;((2−(4−メチリルフェニル)−2−オキソ))エトキシ;プロポキシ;2−フルオロフェニル;2,3−ジメトキシフェニル;フラン−3−イルカルボニル;(1−メチル)プロポキシ;3−フルオロフェニル;3−チオフェニル;4−フルオロフェニル;(モルフォリン−4−イル)メチル;プロピオニル;4−(シクロペンチルアミノカルボニル)フェニル;3−フラニル;2−クロロフェニル;2−メトキシフェニル;4−アセチルフェニル;イソブチル;2−アミノカルボニルフェニル;フェニル;((2−(3−クロロフェニル)−2−オキソ))エトキシ;2−メチルフェニル;4−((ピペリジン−1yl)カルボニル)フェニル;4−((ジメチルアミノ)カルボニル)フェニル;2−フェニルエチニル;4−((ジエチルアミノ)カルボニル)フェニル;4−エチルスルホニルフェニル;4−クロロフェニル;4−イソプロピルスルホニルフェニル;(2−エトキシ−2−オキソ−1,1−ジメチル)エトキシ;3−メチルフェニル;ベンジルオキシ;2,2−ジメチルプロピオニル;アセチル;シクロプロピルカルボニル;4−トリフルオロメトキシフェニル;3−フルオロフェニル;4−メチルペンチン−1−イル;2,3−ジフルオロフェニル;4−トリフルオロメチルフェニル;2−メチルプロピオニル;4−メチルフェニル;3−アミノカルボニルフェニル;4−アセチルアミノフェニル;4−メチルスルフィニルフェニル;3−ピリジル;4−エチルアミノカルボニルフェニル;および、シクロペンチルオキシから選択される1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
nが、1であり、R4が、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、所望により置換されていてよい脂肪族基、所望により置換されていてよいアルコキシ、所望により置換されていてよいアリール、所望により置換されていてよいヘテロアリール、所望により置換されていてよいヘテロアリールカルボニル、所望により置換されていてよいアルキルカルボニルアミノ、所望により置換されていてよいアリールカルボニル、所望により置換されていてよいアルキルカルボニル、所望により置換されていてよいアルキルスルホニル、所望により置換されていてよいスルホニルヘテロ脂環式基、所望により置換されていてよい脂環式カルボニル、所望により置換されていてよいヘテロ脂環式カルボニル、またはそれらの組み合わせ(ここで、R4は、所望により1−3個のR9で置換されていてよい。)である、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
R4が、所望により1−3個の、ハロ、シアノ、アルキルスルホニル、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、シアノアルキル、脂肪族基、アルコキシ、(ヘテロ脂環式)カルボニル、(ヘテロ脂環式)スルホニル、(ヘテロアリールアミノ)カルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよいフェニルである、請求項43に記載の方法。
【請求項17】
R4が、ベンゾ[b]フラニル、ベンゾ[b]チオフェニル、1H−インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、インデニル、ナフタレニル、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール、2,3−ジヒドロベンゾフラン、プリニル、4H−キナゾリニル、またはそれらの組み合わせ(それらはそれぞれ、所望により1−3個のR9で置換されていてよい。)である、請求項45に記載の方法。
【請求項18】
式Ib:
【化2】
[式中、R1は、水素、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、−OCF3、−S−脂肪族基、−S(O)−脂肪族基、−SO2−脂肪族基、−COOH、−C(O)O−脂肪族基、−O−脂肪族基であり;
R2は、単環式ヘテロ脂環式基、架橋二環式脂環式基、架橋二環式ヘテロ脂環式基、またはアダマンタニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個のR6で置換されていてよい。)であり;
R6は、それぞれ独立して、=Oまたは−ZBR7(ここで、ZBは、それぞれ独立して、結合であるかまたは所望により置換されていてよい分枝鎖または直鎖C1−4脂肪族鎖であり、ここで、ZBの2個までの炭素単位は、所望によりかつ独立して、−CO−、−CS−、−CONRB−、−CONRBNRB−、−CO2−、−OCO−、−NRBCO2−、−O−、−NRBCONRB−、−OCONRB−、−NRBNRB−、−NRBCO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NRB−、−SO2NRB−、−NRBSO2−、または−NRBSO2NRB−により置換されていてよい。)であり;
R7は、それぞれ独立して、RB、ハロ、−OH、−NH2、−NO2、=NRB、=NORB、−CN、または−OCF3であり;
RBは、それぞれ独立して、水素、所望により置換されていてよいC1−8脂肪族基、所望により置換されていてよい脂環式基、所望により置換されていてよいヘテロ脂環式基、所望により置換されていてよいアリール、または所望により置換されていてよいヘテロアリールであり;
R3は、−ZCR8(ここで、ZCは、それぞれ独立して、結合であるかまたは所望により置換されていてよい分枝鎖または直鎖C1−6脂肪族鎖であり、ここで、ZCの2個までの炭素単位は、所望によりかつ独立して、−CO−、−OCO−、または−O−により置換されていてよい。)であり;
R8は、独立して、RC、ハロ、−OH、−NH2、−NO2、−CN、または−OCF3であり;
RCは、それぞれ独立して、水素、ハロ、所望により置換されていてよいC1−8脂肪族基、所望により置換されていてよいアリール、または所望により置換されていてよいヘテロアリールであり;
R4はそれぞれ、−ZDR9(ここで、ZDは、それぞれ独立して、結合であるかまたは所望により置換されていてよい分枝鎖または直鎖C1−6脂肪族鎖であり、ここでZDの2個までの炭素単位は、所望によりかつ独立して、−CO−、−CS−、−CONRD−、−CONRDNRD−、−CO2−、−OCO−、−NRDCO2−、−O−、−NRDCONRD−、−OCONRD−、−NRDNRD−、−NRDCO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NRD−、−SO2NRD−、−NRDSO2−、または−NRDSO2NRD−により置換されていてよい。)であり;
R9は、それぞれ独立して、RD、ハロ、−OH、−NH2、−NO2、−CN、または−OCF3であり;
RDは、それぞれ独立して、水素、ハロ、所望により置換されていてよいC1−8脂肪族基、所望により置換されていてよい脂環式基、所望により置換されていてよいヘテロ脂環式基、所望により置換されていてよいアリール、または所望により置換されていてよいヘテロアリールであるか、または
R3および隣接R4は、それらが結合する1原子と共に、所望により置換されていてよい5−6員の脂環式環またはヘテロ脂環式環を形成し;
Lは、結合または−CH2−であり;
R10およびR’10は、それぞれ独立して、水素またはC1−4脂肪族基であり;そして
nは0−4である。]
で示される化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項19】
R1が、水素、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、メチルまたはメトキシである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい単環式ヘテロ脂環式基である、請求項18に記載の化合物。
【請求項21】
R2が、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、1,3−ジオキソラニル、テトラヒドロオキサゾリル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、テトラヒドロピラン、ピペリジニル、ピペラジニル、1,4−ジオキサニル、モルホリニル、ジチアニル、トリチアニル、1,2,3−トリアゾリジニル、チオモルホリニル、ヘキサヒドロピリミジニル、およびヘキサヒドロピリダジニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個の、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、オキソ、または所望により置換されていてよいアルコキシカルボニル、所望により置換されていてよいアルキルカルボニル、所望により置換されていてよい脂肪族基、所望により置換されていてよい脂環式基、所望により置換されていてよいヘテロ脂環式基、所望により置換されていてよいアリール、所望により置換されていてよいヘテロアリール、所望により置換されていてよいアラルキル、所望により置換されていてよいヘテロアラルキル、所望により置換されていてよいアリールカルボニルオキシ、またはそれらの組み合わせで置換されていてよい。)である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよいヘテロシクロアルケニルである、請求項20に記載の化合物。
【請求項23】
R2が、2H−ピロリル、ピロリル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、オキサゾリル、2−イミダゾリニル、および2−ピラゾリニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個の、ハロ、ヒドロキシ、または所望により置換されていてよい脂肪族基、所望により置換されていてよい脂環式基、所望により置換されていてよいアリール、またはそれらの組み合わせで置換されていてよい。)から選択される1つである、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい二環式脂環式基である、請求項18に記載の化合物。
【請求項25】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい、所望により置換されていてよい6−10員の架橋二環式脂環式基である、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
R2が、ビシクロ[2.1.1]ヘキシル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[3.1.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.2.1]オクチル、ビシクロ[3.3.1]ノニル、およびビシクロ[3.3.3]ウンデシル(それらはそれぞれ、所望により1−3個の、ハロ、ヒドロキシ、または所望により置換されていてよい脂肪族基、アルコキシ、アルコキシカルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよい。)から選択される、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
R2が、ビシクロ[2.1.1]ヘキセニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプテニル、ビシクロ[3.1.1]ヘプテニル、ビシクロ[2.2.2]オクテニル、ビシクロ[3.2.1]オクテニル、ビシクロ[3.3.1]ノネニル、またはビシクロ[3.3.3]ウンデセニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個の、ハロ、ヒドロキシ、または所望により置換されていてよい脂肪族基、所望により置換されていてよいアルコキシ、所望により置換されていてよいアルコキシカルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよい。)である、請求項25に記載の化合物。
【請求項28】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい、所望により置換されていてよい架橋二環式ヘテロ脂環式基である、請求項18に記載の化合物。
【請求項29】
R2が、2−アザビシクロ[1.1.1]ペンチル、5−アザビシクロ[2.1.1]ヘキシル、7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプチル、6−アザビシクロ[3.1.1]ヘプチル、8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、トロピル(tropyl)、または9−アザビシクロ[3.3.1]ノニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個の、ハロ、ヒドロキシル、または所望により置換されていてよい脂肪族基、所望により置換されていてよいアルコキシ、所望により置換されていてよいアルキルカルボニル、所望により置換されていてよいアルコキシカルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよい。)である、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
R2が、2−アザビシクロ[1.1.1]ペンテニル、5−アザビシクロ[2.1.1]ヘキセニル、2−アザビシクロ[2.2.2]オクテニル、6−アザビシクロ[3.1.1]ヘプテニル、または8−アザビシクロ[3.2.1]オクテニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個のR6で置換されていてよい。)である、請求項28に記載の化合物。
【請求項31】
Lが、結合または−CH2−である、請求項18に記載の化合物。
【請求項32】
−L−R2が、1−エトキシカルボニルピペリジン−4−イル;1−エトキシカルボニルピペリジン−4−イル−メチル;4−テトラヒドロピラニル;7−アザ−7−エトキシカルボニルビシクロ[3.2.1]ヘプタン−3−イル;4−メチルテトラヒドロピラン−4−イル;シクロヘキシル;4−(エトキシイミノ(ethyoxyimino))シクロヘキシル;(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン−5−イル−)メチル;4−[(3−アリルオキシ)イミノ]シクロヘキシル;4−[(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)]イミノシクロヘキシル;ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル;ビシクロ[3.2.1]オクタン−2−イル;ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル;ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イルメチル;シクロヘプチル;4−オキソシクロヘキシル;1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル;4−(1,1−ジメチルエチル)−オキシイミノシクロヘキシル;3−メチルシクロヘキシル;1−メチルシクロヘキシル;4−メチルシクロヘキシル;4−n−プロピルシクロヘキシル;3−メチルシクロペンチル;4−[(フェノキシ)イミノ]シクロヘキシル;2−アダマンタニル;4−[(ベンジルオキシ)イミノ]シクロヘキシル;4−エチル−4−ヒドロキシシクロヘキシル;シクロペンチル;モルフォリン−4−イルメチル;3−(エトキシカルボニルメチル)シクロヘキシル−;7−アザ−7−(1−エトキシカルボニルピペリジン−4−イル)−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル;7−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル;シクロヘキシルメチル;4,4−ジフルオロシクロヘキシル;シクロペンチルメチル;1,1−ジオキソチアシクロヘプタン−3−イル;ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルメチル;(4−オキソシクロヘキシル)シクロヘキサ−4−イル;シクロヘキサン−4−イルメチル;テトラヒドロフラン−3−イルメチル;5−ヒドロキシシクロオクタニル;4−ベンゾイルオキシシクロヘキシル;テトラヒドロピラン−3−イルメチル;1−アセチルピペリジン−4−イル;デカリン−2−イル;1−オキシチアシクロヘキサン−4−イル;3,4−ジフェニルシクロペンタン−1−イル;7−メチルビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル;スピロ[5.5]ウンデカン−2−イル;シクロプロピルメチル;4−イソプロピルシクロヘキシル;4−フェニルシクロヘキシル;
3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキサ−1−イル;3,5−ジメチルシクロヘキサ−1−イル;4−イソブチルシクロヘキシル;4−シクロヘキシルシクロヘキシル;1−ベンゾイルオキシピペリジン−4−イル;4−(1,1ジメチルプロピル)シクロヘキシル;ピラジン−2−イル;3,6−ジメチルピラジン−2−イル;チアゾール−2−イル;1−オキサ−2−アザ−3−メチルスピロ[5.4]デク−2−エン−8−イル;4−メチルチアゾール−2−イル;ピリミジン−2−イル;ピリミジン−5−イル;(1−(ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル))メチル;(1−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル))メチル;2−ピリジニル;1−(ピラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル−;2−アザ−3−メチル−1−オキサスピロ[4.5]デク−2−エン−8−イル−;1−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(3,6−ジメチルピペラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(2−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(3−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(2−メトキシフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(3−メトキシフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(4−メトキシフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(ピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(ピリミジン−5−イル)ピペリジン−4−イル−;(1−(ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル−;(1−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル−;1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(チオフェン−3−イル)ピペリジン−4−イル−;および、3−チオフェニルから選択される1つである、請求項18に記載の化合物。
【請求項33】
R3が、ハロ、ヒドロキシ、またはシアノである、請求項18に記載の化合物。
【請求項34】
R3が、脂肪族基、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、スルホニルヘテロ脂環式基、脂環式カルボニル、ヘテロ脂環式カルボニル、またはそれらの組み合わせ(それらはそれぞれ、所望により1−3個のR8で置換されていてよい。)である、請求項18に記載の化合物。
【請求項35】
R3が、所望により1−3個の、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アルキルカルボニル、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、脂環式基、ヘテロ脂環式基、またはそれらの組み合わせで置換されていてよい脂肪族基である、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
R3が、所望により1−3個の、ヒドロキシ、アルコキシ、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、フェニル、フェニルカルボニル、(アルコキシフェニル)カルボニル、(ハロフェニル)カルボニル、(アルキルフェニル)カルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよいアルコキシである、請求項34に記載の化合物。
【請求項37】
R3が、所望により1−3個のR8で置換されていてよいアリールである、請求項34に記載の化合物。
【請求項38】
R3が、フェニル、ナフタレニル、またはインデニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個の、ハロ、シアノ、アルキルスルホニル、アミノカルボニル、シアノアルキル、脂肪族基、(ヘテロ脂環式)カルボニル、(ヘテロ脂環式)スルホニル、(ヘテロアリールアミノ)カルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよい。)である、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
R3が、所望により1−3個のR8で置換されていてよいヘテロアリールである、請求項34に記載の化合物。
【請求項40】
R3が、所望により、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アルコキシ、脂肪族基、またはそれらの組み合わせで置換されていてよいヘテロアリールである、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
R3および隣接R4が、それらが結合する炭素原子と共に、所望により置換されていてよい5−6員の脂環式環またはヘテロ脂環式環を形成する、請求項18に記載の化合物。
【請求項42】
R3および隣接R4が、それらが結合する炭素原子と共に、ベンゾイミダゾリル、1H−インダゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、インデニル、ナフタレニル、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール、または2,3−ジヒドロベンゾフラン(それらはそれぞれ、所望により置換されていてよい。)を形成する、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
R4が、水素、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、またはそれらの組み合わせである、請求項18に記載の化合物。
【請求項44】
R4が、脂肪族基、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、スルホニルヘテロ脂環式基、脂環式カルボニル、またはヘテロ脂環式カルボニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個のR9で置換されていてよい。)である、請求項18に記載の化合物。
【請求項45】
R4が、所望により1−3個の、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アルキルカルボニル、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、脂環式基、ヘテロ脂環式基、またはそれらの組み合わせで置換されていてよい脂肪族基である、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
R4が、所望により1−3個の、ハロ、ヒドロキシ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールカルボニル、ハロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシアリールカルボニル、アルキルアリールカルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよいアルコキシである、請求項44に記載の化合物。
【請求項47】
R4が、所望により1−3個の、ハロ、シアノ、アルキルスルホニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、シアノアルキル、脂肪族基、アルコキシ、(ヘテロ脂環式)カルボニル、(ヘテロ脂環式)スルホニル、ヘテロアリールアミノカルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよいフェニルである、請求項44に記載の化合物。
【請求項48】
R4が、所望により1−3個のR9で置換されていてよいヘテロアリールである、請求項44に記載の化合物。
【請求項49】
下記から選択される化合物。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【表21】
【表22】
【表23】
【表24】
【表25】
【表26】
【表27】
【表28】
【表29】
【表30】
【表31】
【表32】
【表33】
【表34】
【表35】
【表36】
【請求項50】
哺乳動物において、ムスカリン受容体により仲介される疾患を処置する、または疾患の重症度を軽減する方法であって、該哺乳動物に請求項1−49に記載の化合物を投与する工程を含む、方法。
【請求項51】
該ムスカリン受容体がM4である、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
該ムスカリン受容体がM1である、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
患者において、疾患を処置するまたは疾患の重症度を軽減する方法であって、該疾患が、認識障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、肥満、アルツハイマー病、血管性痴呆のような様々な認知症、統合失調症、躁病、双極性障害を含むCNS障害と関係のある精神病、急性および慢性症候群を含む疼痛状態、ハンチントン舞踏病、フリードライヒ失調症、ジル・ド・ラ・トゥレット症候群、ダウン症候群、ピック病、臨床的うつ病、パーキンソン病を含むCNS由来の病状、緑内障における眼内圧の低下およびシェーグレン症候群を含むドライアイおよびドライマウスの処置、徐脈(bradhycardia)、胃酸分泌、喘息、GI障害(GI disturbance)、ならびに創傷治癒のような末梢障害から選択され、該方法が、該患者を、請求項1−17のいずれか一項に記載の化合物または請求項18−49のいずれか一項に記載の化合物と接触させる工程を含む、方法。
【請求項54】
請求項18−49に記載の化合物および薬学的担体を含む、医薬組成物。
【請求項1】
ムスカリン受容体の活性を調節する方法であって、該受容体を式I:
【化1】
[式中、
R1は、−ZAR5(ここで、ZAは、独立して、結合であるかまたは所望により置換されていてよい分枝鎖または直鎖C1−6脂肪族鎖であり、ここでZAの2個までの炭素単位は、所望によりかつ独立して、−CO−、−CS−、−CONRA−、−CONRANRA−、−CO2−、−OCO−、−NRACO2−、−O−、−NRACONRA−、−OCONRA−、−NRANRA−、−NRACO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NRA−、−SO2NRA−、−NRASO2−、または−NRASO2NRA−により置換されていてよい。)であり;
R5は、独立して、RA、ハロ、−OH、−NH2、−NO2、−CN、または−OCF3であり;
RAは、それぞれ独立して、水素、所望により置換されていてよいC1−8脂肪族基、所望により置換されていてよい脂環式基、所望により置換されていてよいヘテロ脂環式基、アリール、またはヘテロアリールであり;
R2は、単環式シクロアルキル、単環式ヘテロ脂環式基、二環式脂環式基、架橋二環式ヘテロ脂環式基、またはアダマンタニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個のR6で置換されていてよい。)であり;
R6は、それぞれ独立して、=Oまたは−ZBR7(ここで、ZBは、それぞれ独立して、結合であるかまたは所望により置換されていてよい分枝鎖または直鎖C1−4脂肪族鎖であり、ここでZBの2個までの炭素単位は、所望によりかつ独立して、−CO−、−CS−、−COCO−、−CONRB−、−CONRBNRB−、−CO2−、−OCO−、−NRBCO2−、−O−、−NRBCONRB−、−OCONRB−、−NRBNRB−、−NRBCO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NRB−、−SO2NRB−、−NRBSO2−、または−NRBSO2NRBにより置換されていてよい。)であり;
R7は、それぞれ独立して、RB、ハロ、−OH、−CN、−NH2、−NO2、=NRB、=NORB、−CN、または−OCF3であり;
RBはそれぞれ、水素、所望により置換されていてよいC1−8脂肪族基、所望により置換されていてよい脂環式基、所望により置換されていてよいヘテロ脂環式基、所望により置換されていてよいアリール、または所望により置換されていてよいヘテロアリールであり;
R3は、−ZCR8(ここで、ZCは、それぞれ独立して、結合であるかまたは所望により置換されていてよい分枝鎖または直鎖C1−6脂肪族鎖であり、ここでZCの2個までの炭素単位は、所望によりかつ独立して、−CO−、−CS−、−CONRC−、−CONRCNRC−、−CO2−、−OCO−、−NRCCO2−、−O−、−NRCCONRC−、−OCONRC−、−NRCNRC−、−NRCCO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NRC−、−SO2NRC−、−NRCSO2−、または−NRCSO2NRC−により置換されていてよい。)であり;
R8は、独立して、RC、ハロ、−OH、−NH2、−NO2、−CN、または−OCF3であり;
RCは、それぞれ独立して、所望により置換されていてよいC1−8脂肪族基、所望により置換されていてよい脂環式基、所望により置換されていてよいヘテロ脂環式基、所望により置換されていてよいアリール、または所望により置換されていてよいヘテロアリールであり;
R4は、それぞれ独立して、−ZDR9(ここで、ZDは、それぞれ独立して、結合であるかまたは所望により置換されていてよい分枝鎖または直鎖C1−6脂肪族鎖であり、ここでZDの2個までの炭素単位は、所望によりかつ独立して、−CO−、−CS−、−COCO−、−CONRD−、−CONRDNRD−、−CO2−、−OCO−、−NRDCO2−、−O−、−NRDCONRD−、−OCONRD−、−NRDNRD−、−NRDCO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NRD−、−SO2NRD−、−NRDSO2−、または−NRDSO2NRDにより置換されていてよい。)であり;
R9は、それぞれ独立して、RD、ハロ、−OH、−NH2、−NO2、−CN、または−OCF3であり;
RDは、独立して、水素、または所望により置換されていてよいC1−8脂肪族基、所望により置換されていてよい脂環式基、所望により置換されていてよいヘテロ脂環式基、所望により置換されていてよいアリール、または所望により置換されていてよいヘテロアリールであるか、または
R3および隣接R4は、それらが結合する原子と共に、所望により置換されていてよい5−6員の脂環式環またはヘテロ脂環式環を形成し;
Lは、結合または−CH2−であり;
R10およびR’10は、それぞれ独立して、水素またはC1−4脂肪族基であり;そして
nは、0−4である。]
で示される化合物、またはその薬学的に許容される塩と接触させる工程を含む、方法。
【請求項2】
R1が、水素、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、メチルまたはメトキシである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい単環式シクロアルキルである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい単環式ヘテロ脂環式基である、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい二環式脂環式基である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい、所望により置換されていてよい6−10員の架橋二環式脂環式基である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい、所望により置換されていてよい架橋二環式ヘテロ脂環式基である、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
Lが、結合または−CH2−である、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
−L−R2が、1−エトキシカルボニルピペリジン−4−イル;1−エトキシカルボニルピペリジン−4−イル−メチル;4−テトラヒドロピラニル;7−アザ−7−エトキシカルボニルビシクロ[3.2.1]ヘプタン−3−イル;4−メチルテトラヒドロピラン−4−イル;シクロヘキシル;4−(エトキシイミノ(ethyoxyimino))シクロヘキシル;(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン−5−イル−)メチル;4−[(3−アリルオキシ)イミノ]シクロヘキシル;4−[(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)]イミノシクロヘキシル;ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル;ビシクロ[3.2.1]オクタン−2−イル;ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル;ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イルメチル;シクロヘプチル;4−オキソシクロヘキシル;1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル;4−(1,1−ジメチルエチル)−オキシイミノシクロヘキシル;3−メチルシクロヘキシル;1−メチルシクロヘキシル;4−メチルシクロヘキシル;4−n−プロピルシクロヘキシル;3−メチルシクロペンチル;4−[(フェノキシ)イミノ]シクロヘキシル;2−アダマンタニル;4−[(ベンジルオキシ)イミノ]シクロヘキシル;4−エチル−4−ヒドロキシシクロヘキシル;シクロペンチル;モルフォリン−4−イルメチル;3−(エトキシカルボニルメチル)シクロヘキシル−;7−アザ−7−(1−エトキシカルボニルピペリジン−4−イル)−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル;7−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル;シクロヘキシルメチル;4,4−ジフルオロシクロヘキシル;シクロペンチルメチル;1,1−ジオキソチアシクロヘプタン−3−イル;ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルメチル;(4−オキソシクロヘキシル)シクロヘキサ−4−イル;シクロヘキサン−4−イルメチル;テトラヒドロフラン−3−イルメチル;5−ヒドロキシシクロオクタニル;4−ベンゾイルオキシシクロヘキシル;テトラヒドロピラン−3−イルメチル;1−アセチルピペリジン−4−イル;デカリン−2−イル;1−オキシチアシクロヘキサン−4−イル;3,4−ジフェニルシクロペンタン−1−イル;7−メチルビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル;スピロ[5.5]ウンデカン−2−イル;シクロプロピルメチル;4−イソプロピルシクロヘキシル;4−フェニルシクロヘキシル;
3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキサ−1−イル;3,5−ジメチルシクロヘキサ−1−イル;4−イソブチルシクロヘキシル;4−シクロヘキシルシクロヘキシル;1−ベンゾイルオキシピペリジン−4−イル;4−(1,1ジメチルプロピル)シクロヘキシル;ピラジン−2−イル;3,6−ジメチルピラジン−2−イル;チアゾール−2−イル;1−オキサ−2−アザ−3−メチルスピロ[5.4]デク−2−エン−8−イル;4−メチルチアゾール−2−イル;ピリミジン−2−イル;ピリミジン−5−イル;(1−(ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル))メチル;(1−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル))メチル;2−ピリジニル;1−(ピラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル−;2−アザ−3−メチル−1−オキサスピロ[4.5]デク−2−エン−8−イル−;1−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(3,6−ジメチルピペラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(2−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(3−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(2−メトキシフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(3−メトキシフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(4−メトキシフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(ピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(ピリミジン−5−イル)ピペリジン−4−イル−;(1−(ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル−;(1−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル−;1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(チオフェン−3−イル)ピペリジン−4−イル−;および、3−チオフェニルから選択される1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
R3が、ハロ、ヒドロキシまたはシアノである、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
R3が、脂肪族基、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、スルホニルヘテロ脂環式基、脂環式カルボニル、ヘテロ脂環式カルボニル、またはそれらの組み合わせ(それらはそれぞれ、所望により1−3個のR8で置換されていてよい。)である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
R3が、所望により1−3個の、ハロ、シアノ、アルキルスルホニル、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、シアノアルキル、脂肪族基、(ヘテロ脂環式)カルボニル、(ヘテロ脂環式)スルホニル、(ヘテロアリールアミノ)カルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよいフェニルである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
R3および隣接R4が、それらが結合する炭素原子と共に、所望により置換されていてよい5−6員の脂環式基またはヘテロ脂環式を形成する、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
R3が、水素、メトキシ;クロロ;フルオロ;トリフルオロメトキシ;メチル;シアノ;トリフルオロメチル;(4−メチルスルホニル)フェニル;(4−メチルアミノカルボニル)フェニル;ニトロ;(2−オキソ)−1−プロポキシ;エテニル;(4−メチルアミノカルボニル)−3−クロロフェニル;2−メトキシエトキシ;2−(1−ヒドロキシシクロペンター1−イル)エチニル;メチレンジオキシ;テトラヒドロピラン−2−イルメトキシ;4−アミノカルボニルフェニル;イソプロポキシ;(2−フェニル−2−オキソ)エトキシ;((2−(2−クロロフェニル)−2−オキソ))エトキシ;3,4−メチレンジオキシフェニル;2−(1−ヒドロキシシクロヘキサ−1−イル)エチニル;エチル;(4−シクロペンタスルホンアミド)フェニル;4−シアノメチルフェニル;(1−シアノ−1−メチル)エチル;((2−(4−シクロペンチルアミノフェニル)−2−オキソ))エトキシ;4−シアノフェニル;3−チオフェンカルボニル;4−メトキシカルボニルフェニル;ヒドロキシ;3,4−メチレンジオキシフェニル;((2−(4−フルオロフェニル)−2−オキソ))エトキシ;((2−(4−メトキシフェニル)−2−オキソ))エトキシ;3−メトキシフェニル;4−メトキシフェニル;メチルカルボニルアミノ;4−((チアゾール−2−イルアミノ)カルボニル)フェニル;ベンゾイル;((2−(4−メチリルフェニル)−2−オキソ))エトキシ;プロポキシ;2−フルオロフェニル;2,3−ジメトキシフェニル;フラン−3−イルカルボニル;(1−メチル)プロポキシ;3−フルオロフェニル;3−チオフェニル;4−フルオロフェニル;(モルフォリン−4−イル)メチル;プロピオニル;4−(シクロペンチルアミノカルボニル)フェニル;3−フラニル;2−クロロフェニル;2−メトキシフェニル;4−アセチルフェニル;イソブチル;2−アミノカルボニルフェニル;フェニル;((2−(3−クロロフェニル)−2−オキソ))エトキシ;2−メチルフェニル;4−((ピペリジン−1yl)カルボニル)フェニル;4−((ジメチルアミノ)カルボニル)フェニル;2−フェニルエチニル;4−((ジエチルアミノ)カルボニル)フェニル;4−エチルスルホニルフェニル;4−クロロフェニル;4−イソプロピルスルホニルフェニル;(2−エトキシ−2−オキソ−1,1−ジメチル)エトキシ;3−メチルフェニル;ベンジルオキシ;2,2−ジメチルプロピオニル;アセチル;シクロプロピルカルボニル;4−トリフルオロメトキシフェニル;3−フルオロフェニル;4−メチルペンチン−1−イル;2,3−ジフルオロフェニル;4−トリフルオロメチルフェニル;2−メチルプロピオニル;4−メチルフェニル;3−アミノカルボニルフェニル;4−アセチルアミノフェニル;4−メチルスルフィニルフェニル;3−ピリジル;4−エチルアミノカルボニルフェニル;および、シクロペンチルオキシから選択される1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
nが、1であり、R4が、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、所望により置換されていてよい脂肪族基、所望により置換されていてよいアルコキシ、所望により置換されていてよいアリール、所望により置換されていてよいヘテロアリール、所望により置換されていてよいヘテロアリールカルボニル、所望により置換されていてよいアルキルカルボニルアミノ、所望により置換されていてよいアリールカルボニル、所望により置換されていてよいアルキルカルボニル、所望により置換されていてよいアルキルスルホニル、所望により置換されていてよいスルホニルヘテロ脂環式基、所望により置換されていてよい脂環式カルボニル、所望により置換されていてよいヘテロ脂環式カルボニル、またはそれらの組み合わせ(ここで、R4は、所望により1−3個のR9で置換されていてよい。)である、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
R4が、所望により1−3個の、ハロ、シアノ、アルキルスルホニル、アミノカルボニル、(アルキルアミノ)カルボニル、シアノアルキル、脂肪族基、アルコキシ、(ヘテロ脂環式)カルボニル、(ヘテロ脂環式)スルホニル、(ヘテロアリールアミノ)カルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよいフェニルである、請求項43に記載の方法。
【請求項17】
R4が、ベンゾ[b]フラニル、ベンゾ[b]チオフェニル、1H−インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、インデニル、ナフタレニル、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール、2,3−ジヒドロベンゾフラン、プリニル、4H−キナゾリニル、またはそれらの組み合わせ(それらはそれぞれ、所望により1−3個のR9で置換されていてよい。)である、請求項45に記載の方法。
【請求項18】
式Ib:
【化2】
[式中、R1は、水素、ハロ、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、ヒドロキシ、−OCF3、−S−脂肪族基、−S(O)−脂肪族基、−SO2−脂肪族基、−COOH、−C(O)O−脂肪族基、−O−脂肪族基であり;
R2は、単環式ヘテロ脂環式基、架橋二環式脂環式基、架橋二環式ヘテロ脂環式基、またはアダマンタニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個のR6で置換されていてよい。)であり;
R6は、それぞれ独立して、=Oまたは−ZBR7(ここで、ZBは、それぞれ独立して、結合であるかまたは所望により置換されていてよい分枝鎖または直鎖C1−4脂肪族鎖であり、ここで、ZBの2個までの炭素単位は、所望によりかつ独立して、−CO−、−CS−、−CONRB−、−CONRBNRB−、−CO2−、−OCO−、−NRBCO2−、−O−、−NRBCONRB−、−OCONRB−、−NRBNRB−、−NRBCO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NRB−、−SO2NRB−、−NRBSO2−、または−NRBSO2NRB−により置換されていてよい。)であり;
R7は、それぞれ独立して、RB、ハロ、−OH、−NH2、−NO2、=NRB、=NORB、−CN、または−OCF3であり;
RBは、それぞれ独立して、水素、所望により置換されていてよいC1−8脂肪族基、所望により置換されていてよい脂環式基、所望により置換されていてよいヘテロ脂環式基、所望により置換されていてよいアリール、または所望により置換されていてよいヘテロアリールであり;
R3は、−ZCR8(ここで、ZCは、それぞれ独立して、結合であるかまたは所望により置換されていてよい分枝鎖または直鎖C1−6脂肪族鎖であり、ここで、ZCの2個までの炭素単位は、所望によりかつ独立して、−CO−、−OCO−、または−O−により置換されていてよい。)であり;
R8は、独立して、RC、ハロ、−OH、−NH2、−NO2、−CN、または−OCF3であり;
RCは、それぞれ独立して、水素、ハロ、所望により置換されていてよいC1−8脂肪族基、所望により置換されていてよいアリール、または所望により置換されていてよいヘテロアリールであり;
R4はそれぞれ、−ZDR9(ここで、ZDは、それぞれ独立して、結合であるかまたは所望により置換されていてよい分枝鎖または直鎖C1−6脂肪族鎖であり、ここでZDの2個までの炭素単位は、所望によりかつ独立して、−CO−、−CS−、−CONRD−、−CONRDNRD−、−CO2−、−OCO−、−NRDCO2−、−O−、−NRDCONRD−、−OCONRD−、−NRDNRD−、−NRDCO−、−S−、−SO−、−SO2−、−NRD−、−SO2NRD−、−NRDSO2−、または−NRDSO2NRD−により置換されていてよい。)であり;
R9は、それぞれ独立して、RD、ハロ、−OH、−NH2、−NO2、−CN、または−OCF3であり;
RDは、それぞれ独立して、水素、ハロ、所望により置換されていてよいC1−8脂肪族基、所望により置換されていてよい脂環式基、所望により置換されていてよいヘテロ脂環式基、所望により置換されていてよいアリール、または所望により置換されていてよいヘテロアリールであるか、または
R3および隣接R4は、それらが結合する1原子と共に、所望により置換されていてよい5−6員の脂環式環またはヘテロ脂環式環を形成し;
Lは、結合または−CH2−であり;
R10およびR’10は、それぞれ独立して、水素またはC1−4脂肪族基であり;そして
nは0−4である。]
で示される化合物、またはその薬学的に許容される塩。
【請求項19】
R1が、水素、ハロ、シアノ、ヒドロキシ、メチルまたはメトキシである、請求項18に記載の化合物。
【請求項20】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい単環式ヘテロ脂環式基である、請求項18に記載の化合物。
【請求項21】
R2が、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチオフェニル、1,3−ジオキソラニル、テトラヒドロオキサゾリル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、テトラヒドロピラン、ピペリジニル、ピペラジニル、1,4−ジオキサニル、モルホリニル、ジチアニル、トリチアニル、1,2,3−トリアゾリジニル、チオモルホリニル、ヘキサヒドロピリミジニル、およびヘキサヒドロピリダジニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個の、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、ニトロ、オキソ、または所望により置換されていてよいアルコキシカルボニル、所望により置換されていてよいアルキルカルボニル、所望により置換されていてよい脂肪族基、所望により置換されていてよい脂環式基、所望により置換されていてよいヘテロ脂環式基、所望により置換されていてよいアリール、所望により置換されていてよいヘテロアリール、所望により置換されていてよいアラルキル、所望により置換されていてよいヘテロアラルキル、所望により置換されていてよいアリールカルボニルオキシ、またはそれらの組み合わせで置換されていてよい。)である、請求項20に記載の化合物。
【請求項22】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよいヘテロシクロアルケニルである、請求項20に記載の化合物。
【請求項23】
R2が、2H−ピロリル、ピロリル、2−ピロリニル、3−ピロリニル、オキサゾリル、2−イミダゾリニル、および2−ピラゾリニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個の、ハロ、ヒドロキシ、または所望により置換されていてよい脂肪族基、所望により置換されていてよい脂環式基、所望により置換されていてよいアリール、またはそれらの組み合わせで置換されていてよい。)から選択される1つである、請求項22に記載の化合物。
【請求項24】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい二環式脂環式基である、請求項18に記載の化合物。
【請求項25】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい、所望により置換されていてよい6−10員の架橋二環式脂環式基である、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
R2が、ビシクロ[2.1.1]ヘキシル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ビシクロ[3.1.1]ヘプチル、ビシクロ[2.2.2]オクチル、ビシクロ[3.2.1]オクチル、ビシクロ[3.3.1]ノニル、およびビシクロ[3.3.3]ウンデシル(それらはそれぞれ、所望により1−3個の、ハロ、ヒドロキシ、または所望により置換されていてよい脂肪族基、アルコキシ、アルコキシカルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよい。)から選択される、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
R2が、ビシクロ[2.1.1]ヘキセニル、ビシクロ[2.2.1]ヘプテニル、ビシクロ[3.1.1]ヘプテニル、ビシクロ[2.2.2]オクテニル、ビシクロ[3.2.1]オクテニル、ビシクロ[3.3.1]ノネニル、またはビシクロ[3.3.3]ウンデセニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個の、ハロ、ヒドロキシ、または所望により置換されていてよい脂肪族基、所望により置換されていてよいアルコキシ、所望により置換されていてよいアルコキシカルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよい。)である、請求項25に記載の化合物。
【請求項28】
R2が、所望により1−3個のR6で置換されていてよい、所望により置換されていてよい架橋二環式ヘテロ脂環式基である、請求項18に記載の化合物。
【請求項29】
R2が、2−アザビシクロ[1.1.1]ペンチル、5−アザビシクロ[2.1.1]ヘキシル、7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプチル、6−アザビシクロ[3.1.1]ヘプチル、8−アザビシクロ[3.2.1]オクチル、トロピル(tropyl)、または9−アザビシクロ[3.3.1]ノニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個の、ハロ、ヒドロキシル、または所望により置換されていてよい脂肪族基、所望により置換されていてよいアルコキシ、所望により置換されていてよいアルキルカルボニル、所望により置換されていてよいアルコキシカルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよい。)である、請求項28に記載の化合物。
【請求項30】
R2が、2−アザビシクロ[1.1.1]ペンテニル、5−アザビシクロ[2.1.1]ヘキセニル、2−アザビシクロ[2.2.2]オクテニル、6−アザビシクロ[3.1.1]ヘプテニル、または8−アザビシクロ[3.2.1]オクテニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個のR6で置換されていてよい。)である、請求項28に記載の化合物。
【請求項31】
Lが、結合または−CH2−である、請求項18に記載の化合物。
【請求項32】
−L−R2が、1−エトキシカルボニルピペリジン−4−イル;1−エトキシカルボニルピペリジン−4−イル−メチル;4−テトラヒドロピラニル;7−アザ−7−エトキシカルボニルビシクロ[3.2.1]ヘプタン−3−イル;4−メチルテトラヒドロピラン−4−イル;シクロヘキシル;4−(エトキシイミノ(ethyoxyimino))シクロヘキシル;(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン−5−イル−)メチル;4−[(3−アリルオキシ)イミノ]シクロヘキシル;4−[(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)]イミノシクロヘキシル;ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル;ビシクロ[3.2.1]オクタン−2−イル;ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル;ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イルメチル;シクロヘプチル;4−オキソシクロヘキシル;1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−イル;4−(1,1−ジメチルエチル)−オキシイミノシクロヘキシル;3−メチルシクロヘキシル;1−メチルシクロヘキシル;4−メチルシクロヘキシル;4−n−プロピルシクロヘキシル;3−メチルシクロペンチル;4−[(フェノキシ)イミノ]シクロヘキシル;2−アダマンタニル;4−[(ベンジルオキシ)イミノ]シクロヘキシル;4−エチル−4−ヒドロキシシクロヘキシル;シクロペンチル;モルフォリン−4−イルメチル;3−(エトキシカルボニルメチル)シクロヘキシル−;7−アザ−7−(1−エトキシカルボニルピペリジン−4−イル)−ビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル;7−オキサ−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル;シクロヘキシルメチル;4,4−ジフルオロシクロヘキシル;シクロペンチルメチル;1,1−ジオキソチアシクロヘプタン−3−イル;ビシクロ[2.2.2]オクタン−2−イルメチル;(4−オキソシクロヘキシル)シクロヘキサ−4−イル;シクロヘキサン−4−イルメチル;テトラヒドロフラン−3−イルメチル;5−ヒドロキシシクロオクタニル;4−ベンゾイルオキシシクロヘキシル;テトラヒドロピラン−3−イルメチル;1−アセチルピペリジン−4−イル;デカリン−2−イル;1−オキシチアシクロヘキサン−4−イル;3,4−ジフェニルシクロペンタン−1−イル;7−メチルビシクロ[3.3.1]ノナン−3−イル;スピロ[5.5]ウンデカン−2−イル;シクロプロピルメチル;4−イソプロピルシクロヘキシル;4−フェニルシクロヘキシル;
3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキサ−1−イル;3,5−ジメチルシクロヘキサ−1−イル;4−イソブチルシクロヘキシル;4−シクロヘキシルシクロヘキシル;1−ベンゾイルオキシピペリジン−4−イル;4−(1,1ジメチルプロピル)シクロヘキシル;ピラジン−2−イル;3,6−ジメチルピラジン−2−イル;チアゾール−2−イル;1−オキサ−2−アザ−3−メチルスピロ[5.4]デク−2−エン−8−イル;4−メチルチアゾール−2−イル;ピリミジン−2−イル;ピリミジン−5−イル;(1−(ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル))メチル;(1−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル))メチル;2−ピリジニル;1−(ピラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(チアゾール−2−イル)ピペリジン−4−イル−;2−アザ−3−メチル−1−オキサスピロ[4.5]デク−2−エン−8−イル−;1−(3−メチル−1,2,4−チアジアゾール−5−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(3,6−ジメチルピペラジン−2−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(2−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(3−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(4−フルオロフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(2−メトキシフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(3−メトキシフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(4−メトキシフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(5−フルオロ−2−メトキシフェニル)ピペリジン−4−イル−;1−(ピリミジン−2−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(ピリミジン−5−イル)ピペリジン−4−イル−;(1−(ピラジン−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル−;(1−(チアゾール−2−イル)ピロリジン−3−イル)メチル−;1−(ピリジン−2−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(ピリジン−3−イル)ピペリジン−4−イル−;1−(チオフェン−3−イル)ピペリジン−4−イル−;および、3−チオフェニルから選択される1つである、請求項18に記載の化合物。
【請求項33】
R3が、ハロ、ヒドロキシ、またはシアノである、請求項18に記載の化合物。
【請求項34】
R3が、脂肪族基、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、スルホニルヘテロ脂環式基、脂環式カルボニル、ヘテロ脂環式カルボニル、またはそれらの組み合わせ(それらはそれぞれ、所望により1−3個のR8で置換されていてよい。)である、請求項18に記載の化合物。
【請求項35】
R3が、所望により1−3個の、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アルキルカルボニル、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、脂環式基、ヘテロ脂環式基、またはそれらの組み合わせで置換されていてよい脂肪族基である、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
R3が、所望により1−3個の、ヒドロキシ、アルコキシ、ヘテロシクロアルキル、アルコキシカルボニル、フェニル、フェニルカルボニル、(アルコキシフェニル)カルボニル、(ハロフェニル)カルボニル、(アルキルフェニル)カルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよいアルコキシである、請求項34に記載の化合物。
【請求項37】
R3が、所望により1−3個のR8で置換されていてよいアリールである、請求項34に記載の化合物。
【請求項38】
R3が、フェニル、ナフタレニル、またはインデニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個の、ハロ、シアノ、アルキルスルホニル、アミノカルボニル、シアノアルキル、脂肪族基、(ヘテロ脂環式)カルボニル、(ヘテロ脂環式)スルホニル、(ヘテロアリールアミノ)カルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよい。)である、請求項37に記載の化合物。
【請求項39】
R3が、所望により1−3個のR8で置換されていてよいヘテロアリールである、請求項34に記載の化合物。
【請求項40】
R3が、所望により、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アルコキシ、脂肪族基、またはそれらの組み合わせで置換されていてよいヘテロアリールである、請求項39に記載の化合物。
【請求項41】
R3および隣接R4が、それらが結合する炭素原子と共に、所望により置換されていてよい5−6員の脂環式環またはヘテロ脂環式環を形成する、請求項18に記載の化合物。
【請求項42】
R3および隣接R4が、それらが結合する炭素原子と共に、ベンゾイミダゾリル、1H−インダゾリル、ベンゾチアゾリル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、インデニル、ナフタレニル、ベンゾ[d][1,3]ジオキソール、または2,3−ジヒドロベンゾフラン(それらはそれぞれ、所望により置換されていてよい。)を形成する、請求項41に記載の化合物。
【請求項43】
R4が、水素、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、またはそれらの組み合わせである、請求項18に記載の化合物。
【請求項44】
R4が、脂肪族基、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、ヘテロアリールカルボニル、アルキルカルボニルアミノ、アリールカルボニル、アルキルカルボニル、アルキルスルホニル、スルホニルヘテロ脂環式基、脂環式カルボニル、またはヘテロ脂環式カルボニル(それらはそれぞれ、所望により1−3個のR9で置換されていてよい。)である、請求項18に記載の化合物。
【請求項45】
R4が、所望により1−3個の、ハロ、ヒドロキシ、シアノ、アルキルカルボニル、アルコキシ、アリール、ヘテロアリール、脂環式基、ヘテロ脂環式基、またはそれらの組み合わせで置換されていてよい脂肪族基である、請求項44に記載の化合物。
【請求項46】
R4が、所望により1−3個の、ハロ、ヒドロキシ、アリール、ヘテロアリール、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アルコキシ、アリールカルボニル、ハロアリールカルボニル、アルコキシカルボニル、アルコキシアリールカルボニル、アルキルアリールカルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよいアルコキシである、請求項44に記載の化合物。
【請求項47】
R4が、所望により1−3個の、ハロ、シアノ、アルキルスルホニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニル、シアノアルキル、脂肪族基、アルコキシ、(ヘテロ脂環式)カルボニル、(ヘテロ脂環式)スルホニル、ヘテロアリールアミノカルボニル、またはそれらの組み合わせで置換されていてよいフェニルである、請求項44に記載の化合物。
【請求項48】
R4が、所望により1−3個のR9で置換されていてよいヘテロアリールである、請求項44に記載の化合物。
【請求項49】
下記から選択される化合物。
【表1】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】
【表6】
【表7】
【表8】
【表9】
【表10】
【表11】
【表12】
【表13】
【表14】
【表15】
【表16】
【表17】
【表18】
【表19】
【表20】
【表21】
【表22】
【表23】
【表24】
【表25】
【表26】
【表27】
【表28】
【表29】
【表30】
【表31】
【表32】
【表33】
【表34】
【表35】
【表36】
【請求項50】
哺乳動物において、ムスカリン受容体により仲介される疾患を処置する、または疾患の重症度を軽減する方法であって、該哺乳動物に請求項1−49に記載の化合物を投与する工程を含む、方法。
【請求項51】
該ムスカリン受容体がM4である、請求項50に記載の方法。
【請求項52】
該ムスカリン受容体がM1である、請求項50に記載の方法。
【請求項53】
患者において、疾患を処置するまたは疾患の重症度を軽減する方法であって、該疾患が、認識障害、注意欠陥多動性障害(ADHD)、肥満、アルツハイマー病、血管性痴呆のような様々な認知症、統合失調症、躁病、双極性障害を含むCNS障害と関係のある精神病、急性および慢性症候群を含む疼痛状態、ハンチントン舞踏病、フリードライヒ失調症、ジル・ド・ラ・トゥレット症候群、ダウン症候群、ピック病、臨床的うつ病、パーキンソン病を含むCNS由来の病状、緑内障における眼内圧の低下およびシェーグレン症候群を含むドライアイおよびドライマウスの処置、徐脈(bradhycardia)、胃酸分泌、喘息、GI障害(GI disturbance)、ならびに創傷治癒のような末梢障害から選択され、該方法が、該患者を、請求項1−17のいずれか一項に記載の化合物または請求項18−49のいずれか一項に記載の化合物と接触させる工程を含む、方法。
【請求項54】
請求項18−49に記載の化合物および薬学的担体を含む、医薬組成物。
【公表番号】特表2008−521821(P2008−521821A)
【公表日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−543570(P2007−543570)
【出願日】平成17年11月29日(2005.11.29)
【国際出願番号】PCT/US2005/042931
【国際公開番号】WO2006/058294
【国際公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年11月29日(2005.11.29)
【国際出願番号】PCT/US2005/042931
【国際公開番号】WO2006/058294
【国際公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【出願人】(598032106)バーテックス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (414)
【氏名又は名称原語表記】VERTEX PHARMACEUTICALS INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】130 Waverly Street, Camridge, Massachusetts 02139−4242, U.S.A.
【Fターム(参考)】
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