説明

ムスカリン性アセチルコリン受容体アンタゴニスト

【課題】ムスカリン性アセチルコリン受容体アンタゴニストおよびその使用方法の提供。
【解決手段】下記式(I)で表されるキヌクリジン誘導体。


(式中、Rは任意の置換基を表す。)

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、新規なキヌクリジン誘導体、医薬組成物および呼吸器のムスカリン性アセチルコリン受容体介在疾患の治療におけるその使用に関する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
末梢および中枢神経系におけるコリン作動性ニューロンから放出されるアセチルコリンは、2つの主要なクラスのアセチルコリン受容体−ニコチンおよびムスカリン性アセチルコリン受容体との相互作用によって、多くの異なる生物学的プロセスに影響を及ぼす。ムスカリン性アセチルコリン受容体(mAChRs)は、7回膜貫通ドメインを有するG−タンパク質結合型受容体のスーパーファミリーに属する。M−Mと呼ばれるmAChRsの5つのサブタイプが存在し、各々が別個の遺伝子の産物である。これら5つのサブタイプの各々は、独特の薬理学的特性を示す。ムスカリン性アセチルコリン受容体は、脊椎動物の器官に幅広く分布しており、ここに、これらの受容体は、生命維持機能の多くの媒介となっている。ムスカリン性受容体は、阻害性および興奮性作用の両方の媒介となることができる。例えば、気道に見られる平滑筋において、MmAChRが収縮応答の媒介となる。参考に、Caulfield(1993 Pharmac. Ther. 58:319-79)を参照のこと。
【0003】
肺において、mAChRsは、気管および気管支における平滑筋、粘膜下腺および副交感神経節に局在している。ムスカリン性受容体密度は、副交感神経節において最も大きく、次いで、粘膜下腺から気管平滑筋、次いで気管支平滑筋の順に密度が減少する。ムスカリン性受容体は、肺胞にはほとんど存在しない。肺におけるmAChR発現および機能の参考のために、FryerおよびJacoby(1998 Am J Respir Crit Care Med 158(5, pt 3) S 154-60)を参照のこと。
【0004】
mAChRsの3つのサブタイプ、M1、M2およびMmAChRが、肺において重要なものとして同定された。気道平滑筋に位置するMmAChRは、筋収縮の媒介となる。MmAChRの刺激は、刺激性Gタンパク質Gq/11(Gs)の結合を介して、酵素ホスホリパーゼCを活性化し、その結果、ホスファチジルイノシトール−4,5−ビホスフェートの遊離を導き、それにより、収縮性タンパク質のリン酸化をもたらす。MmAChRは、また、肺の粘膜下腺にも見られる。該MmAChR集団の刺激は、粘液分泌をもたらす。
【0005】
mAChRsは、気道平滑筋におけるコリン作動性受容体集団の約50−80%を構成する。その正確な機能は今だ不明であるが、それらは、cAMP生成の阻害を介して、気道平滑筋のカテコールアミン媒介性弛緩を阻害する。ニューロンMmAChRsは、節後副交感神経に位置する。正常な生理学的条件下で、ニューロンMmAChRsは、副交感神経からのアセチルコリン放出を厳格に調節する。阻害性MmAChRsもまた、いくつかの種の肺における交感神経において同定されている。これらの受容体は、ノルアドレナリンの放出を阻害し、かくして、肺への交感神経入力を減少させる。
【0006】
mAChRsは、肺副交感神経節に見られ、そこで、それらは、神経伝達を増強するように機能する。これらの受容体はまた、末梢性肺実質に局在しているが、該実質におけるその機能は知られていない。
【0007】
肺におけるムスカリン性アセチルコリン受容体機能不全は、種々の異なる病態生理学的状態において注目されている。特に、喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)において、炎症性の状態が、肺平滑筋に分布する副交感神経における阻害性Mムスカリン性アセチルコリン自己受容体機能の喪失を導き、その結果、迷走神経刺激後のアセチルコリン放出増加を引き起こす(Fryer et al. 1999 Life Sci 64 (6-7) 449-55)。該mAChR機能不全は、MmAChRの刺激増加によって媒介される気道活動過多および応答過多をもたらす。かくして、強力なmAChRアンタゴニストの同定は、これらのmAChR−媒介性病態における療法として有用であろう。
【0008】
COPDは、慢性気管支炎、慢性気管支梢炎および気腫を包含する種々の進行性の健康問題を包含する不明確な用語であり、それは、世界における死亡および罹患の主要な原因である。喫煙は、COPDの発症の主要な危険因子であり、アメリカ合衆国だけでほぼ五千万人が紙巻きタバコを吸っており、毎日、概算で三千人が習慣にし始めている。その結果として、COPDは、2020年までに、世界中の健康負担として上位5つのなかに入ると予想される。現在、吸入抗−コリン作動薬療法は、COPDの一次療法として「最も基準となるもの(gold standards)」と考えられている(Pauwels et al. 2001 Am. J. Respir. Crit. Care Med. 163:1256-1276)。
【0009】
気道過反応性疾患の治療のための抗−コリン作動薬療法の使用を支持する大きな証拠にもかかわらず、肺の徴候に対する臨床上使用のために入手可能な抗−コリン作動性化合物は、比較的少数である。より詳細には、アメリカ合衆国において、現在、イプラトロピウム(Ipratropium)臭化物(Atrovent(登録商標);アルブテロールと併用したCombivent(登録商標))が気道過反応性疾患の治療のために市販されている唯一の吸入用抗−コリン作動薬である。該化合物は強力な抗−ムスカリン剤であるが、作用が短く、そのため、COPD患者に緩解を提供するには、1日に4回ほどの多くの投与を必要とする。欧州およびアジアにおいて、近年、長期作用性抗−コリン作動薬チオトロピウム(Tiotropium)臭化物(Spiriva(登録商標))が承認されたが、該製品は、現在、アメリカ合衆国において入手できない。かくして、mAChRsにて阻害をもたらすことができる、長期作用性で、かつ、喘息およびCOPDのような気道過反応性疾患の治療のために1日1回投与することのできる新規な化合物に対する要望が依然としてある。
【0010】
mAChRsは、体中に広く分布しているので、抗−コリン作動薬を呼吸管に局所的に与えることができることが、使用される薬物の低投与量を可能にするので、特に有益である。さらに、長期作用性であり、特に、受容体または肺に保持される局所作用性薬物を設計できることが、全身に抗−コリン作動薬を使用した場合に見られうる望ましくない副作用の回避を可能にするであろう。
発明の概要
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
発明の概要
本発明は、アセチルコリンがmAChRに結合するムスカリン性アセチルコリン受容体(mAChR)介在疾患の治療法であって、有効量の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を投与することを特徴とする方法を提供する。
【0012】
本発明は、また、阻害を必要とする哺乳動物において、アセチルコリンのその受容体への結合を阻害する方法であって、有効量の式(I)の化合物を上記哺乳動物に投与することを特徴とする方法に関する。
【0013】
本発明は、また、式(I)の新規化合物および式(I)の化合物および医薬担体または希釈剤を含む医薬組成物を提供する。
【0014】
本発明において有用な化合物は、構造式:
【化1】

[式中:
R1は、C1−15アルキル、ハロ置換C1−15アルキル、C1−15アルキルシクロアルキル、シクロアルキル、C2−15アルケニル、ヒドロキシ置換C1−15アルキル、C1−15アルキルアリール、C1−15アルキルヘテロアリール、(CR7R7)qNRaRa、(CR7R7)qNC(O)Ra、(CR7R7)qC(O)NRaRa、(CR7R7)qC(O)Ra、(CR7R7)qOC(O)Ra、(CR7R7)qNRaC(O)NRaRa、(CR7R7)qORcおよび(CR7R7)qNS(O)Raからなる群から選択されるか;
R1は:
【化2】

からなる群から選択され;
R1は:
【化3】

からなる群から選択され;
R2およびR3は、アリール、C1−4アルキルアリール、ヘテロアリール、C1−4アルキルヘテロアリール、ヘテロサイクリックおよびC1−4アルキルヘテロサイクリック基からなる群から独立して選択され、これらはすべて置換されていてもよく;
Raは、水素、C1−15アルキル、C1−15アルコキシ、アリール、C1−15アルキルアリール、ヘテロアリール、C1−15アルキルヘテロアリール、ヘテロサイクリックおよびC1−15アルキルヘテロサイクリック基からなる群から選択され、これらはすべて置換されていてもよく;
Rcは、水素、C1−15アルキル、C1−15アルコキシ、ヘテロサイクリックおよびC1−15アルキルヘテロサイクリック基からなる群から選択され、これらはすべて置換されていてもよく;
R4およびR5は、水素、ハロゲン、C1−4アルキル、アリール、C1−4アルキルアリール、シアノ、ニトロ、(CR7R7)pORb、(CR7R7)pNRbRbからなる群から独立して選択されるか、あるいはR4およびR5は、一緒になって、5〜6員の飽和または不飽和環を形成し;アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、ヘテロサイクリック、ヘテロサイクリックアルキル基は置換されていてもよく;
R6は、水素、C1−4アルキルからなる群から選択され;
qは、0または1〜15の整数であり;
nは、1〜14の整数であり;
mは、1〜15の整数であり;
lは、1〜4の整数であり;
tは、0または1〜5の整数であり;
pは、0または1〜4の整数であり;
X、Y、ZおよびWは、水素、C1−4アルキルからなる群から独立して選択され;
Vは、CH、O、SおよびNRbからなる群から選択され;
Mは、OまたはCHであり;
Rbは、水素、C1−4アルキル、アリールおよびC1−4アルキルアリールからなる群から選択され;
R7は、水素、C1−4アルキル、ハロ置換C1−4アルキルおよびヒドロキシ置換C1−4アルキルからなる群から選択され;
X−は、生理学的に許容されるアニオン、例えば、クロライド、ブロマイド、ヨウダイド、ヒドロキシド、スルフェート、ニトレート、ホスフェート、アセテート、トリフルオロアセテート、フマレート、シトレート、タートレート、オキサレート、スクシネート、マンデレート、メタンスルホネートおよびp−トルエンスルホネートである]
で示される化合物を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
発明の詳細な記載
本発明は、新規ビ−アリール8−アゾニアビシクロ[3.2.1]オクタン化合物、医薬組成物、その製造方法およびmAChR介在疾患の治療におけるその使用に関する。
本発明の好ましい具体例において、化合物は、式(I):
【化4】

[式中:
R1は、C1−10アルキル、ハロ置換C1−10アルキル、C1−10アルキルアリール、C1−10アルキルシクロアルキル、シクロアルキル、ヒドロキシ置換C1−10アルキル、C2−10アルケニル、(CR7R7)qORc;(CR7R7)qOC(O)Raおよび(CR7R7)qNS(O)Raからなる群から選択され;
または、R1は:
【化5】

からなる群から選択され;
R2およびR3は:
【化6】

(式中、F、G、H、KおよびLは、水素、ハロゲン、C1−4アルキル、ハロ置換C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される)
からなる群から独立して選択され;
Raは、水素、C1−10アルキル、C1−10アルコキシ、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され、これらはすべて置換されていてもよく;
Rcは、水素、C1−5アルキル、C1−5アルコキシからなる群から選択され、これらはすべて置換されていてもよく;
R4およびR5は、水素、ハロゲン、C1−4アルキル、アリール、C1−4アルキルアリール、シアノ、ニトロ、(CR7R7)pORb、(CR7R7)pNRbRbからなる群から独立して選択されるか、あるいはR4およびR5は、一緒になって、5〜6員の飽和または不飽和環を形成し;
qは、0または1〜5の整数であり;
nは、1〜4の整数であり;
mは、1〜5の整数であり;
lは、1または2であり;
tは、0、1または2であり;
pは、0、1または2であり;
Vは、OまたはCHであり
R6は、水素、C1−4アルキルからなる群から選択され;
Mは、OまたはCHであり;
Rbは、水素、C1−4アルキルおよびアリールC1−4アルキルからなる群から選択され;
R7は、水素およびC1−4アルキルからなる群から選択され、;
X−は、生理学的に許容されるアニオン、例えば、クロライド、ブロマイド、ヨウダイド、ヒドロキシド、スルフェート、ニトレート、ホスフェート、アセテート、トリフルオロアセテート、フマレート、シトレート、タートレート、オキサレート、スクシネート、マンデレート、メタンスルホネートおよびp−トルエンスルホネートである]
で示される化合物である。
【0016】
アリール、ヘテロアリールおよびヘテロサイクリック含有部分の全ては、下記に定義されるように置換されていてもよい。
本明細書中で使用される場合、「アリール、ヘテロアリールおよびヘテロサイクリック含有部分」なる語は、環およびアルキルの両方、もし包含されるならば、アルケニル環、例えば、アリール、アリールアルキルおよびアリールアルケニル環を示す。「部分」および「環」なる語は、全体を通じて、交換可能に使用されうる。
【0017】
本明細書中で使用される場合、「置換されていてもよい」なる語は、特に定義されないかぎり、ハロゲン、例えば、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素;ヒドロキシ;ヒドロキシ置換されたC1−10アルキル;C1−10アルコキシ、例えば、メトキシまたはエトキシ;S(O)m’1−10アルキル(ここに、m’は0、1または2である)、例えば、メチルチオ、メチルスルフィニルまたはメチルスルホニル;アミノ、モノおよびジ置換アミノ、例えば、NR1011基;NHC(O)R;C(O)NR1011;C(O)OH;S(O)NR1011;NHS(O)、C1−10アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、またはt−ブチル;ハロ置換C1−10アルキル、例えば、CF;置換されていてもよいアリール、例えば、フェニル、または置換されていてもよいアリールアルキル、例えば、ベンジルまたはフェネチル、置換されていてもよいヘテロサイクリック、置換されていてもよいヘテロサイクリック式アルキル、置換されていてもよいヘテロアリール、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル(ここに、これらのアリール、ヘテロアリール、またはヘテロサイクリック部分は、ハロゲン;ヒドロキシ;ヒドロキシ置換アルキル;C1−10アルコキシ;S(O)m’1−10アルキル;アミノ、モノおよびジ置換アルキルアミノ、例えば、NR1011基;C1−10アルキルまたはハロ置換C1−10アルキル、例えば、CFによって、1〜2回置換されていてもよい)などの基を意味する。
【0018】
本明細書で使用される場合、下記の用語は以下に示すとおりである。
・「ハロ」−全ハロゲン、すなわち、クロロ、フルオロ、ブロモおよびヨード。
・「C1−10アルキル」または「アルキル」−鎖長が限定されないかぎり、1〜10個の炭素原子の直鎖および分枝鎖の両方の基であり、限定するものではないが、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、sec−ブチル、iso−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル等を包含する。
【0019】
・「シクロアルキル」は、本明細書で使用される場合、好ましくは3〜8個の炭素原子からなる、環状基を意味し、限定するものではないが、シクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル等を包含する。
・「アルケニル」は、本明細書中で使用される場合、全ての事象において、鎖長が限定されないかぎり、2−10個の炭素原子の直鎖または分枝鎖基を意味し、限定するものではないが、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル等を包含する。
【0020】
・「アリール」−フェニルおよびナフチル。
・「ヘテロアリール」(それ自体あるいは「ヘテロアリールオキシ」または「ヘテロアリールアルキル」等のいずれかの組み合わせで)−1以上の環がN、OまたはSからなる群から選択される1以上のヘテロ原子を含有する5−10員の芳香環系、例えば、限定するものではないが、ピロール、ピラゾール、フラン、チオフェン、キノリン、イソキノリン、キナゾリニル、ピリジン、ピリミジン、オキサゾール、テトラゾール、チアゾール、チアジアゾール、トリアゾール、イミダゾール、インドールまたはベンゾイミダゾール。
【0021】
・「ヘテロサイクリック」(それ自体あるいは「ヘテロサイクリック式アルキル」等のいずれかの組み合わせで)−1以上の環がN、OまたはSからなる群から選択される1以上のヘテロ原子を含有する飽和または部分不飽和4−10員環系、例えば、限定するものではないが、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、モノホリン、テトラヒドロピラン、チオモルホリンまたはイミダゾリジン。さらに、硫黄がスルホンまたはスルホキシドに酸化されていてもよい。
・「アリールアルキル」または「ヘテロアリールアルキル」または「ヘテロサイクリック式アルキル」は、別記しないかぎり、本明細書中で使用される場合、本明細書中で定義されるとおりのアリール、ヘテロアリールまたはヘテロサイクリック部分に結合した上記のとおりのC1−10アルキルを意味する。
【0022】
・「スルフィニル」−対応するスルフィドの酸化物S(O)。「チオ」なる語は、スルフィドを示し、「スルホニル」なる語は、完全に酸化されたS(O)基を示す。
・「2つのR基(または2つのY基)が、一緒になって5または6員の飽和または不飽和環を形成してもよい」は、本明細書において、芳香環系、例えばナフタレンをまたは6員の部分的に飽和または不飽和環、例えばCシクロアルケニル、すなわち、ヘキセンまたはCシクロアルケニル基、例えばシクロペンテンが結合したフェニル基を形成する意味で用いられる。
【0023】
式(I)で示される代表的な化合物は:
1−(2−{[(3−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(2−{[(4−ブロモフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(2−{[(4−クロロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−{ヒドロキシ[ビス(3−メチルフェニル)]メチル}−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(2−{[(4−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(フェニルカルボニル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{3−[(3−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−{ヒドロキシ[ビス(4−メチルフェニル)]メチル}−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
【0024】
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ビス(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{3−[(3−クロロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(2−{[(4−シアノフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{3−[(4−ブロモフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{3−[(4−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(1−メチル−1−フェニルエチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
【0025】
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(2−ナフタレニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジ−3−チエニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(フェニルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−{ヒドロキシ[ビス(3−メチルフェニル)]メチル}−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−{ヒドロキシ[ビス(4−メチルフェニル)]メチル}−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(3−{[4−(メチルオキシ)フェニル]オキシ}プロピル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−(2−ナフタレニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−({[3−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−ナフタレニルメチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ビス(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
【0026】
4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−[2−(フェニルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−(ヒドロキシ{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(4−ニトロフェニル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{3−[(2−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(3−ニトロフェニル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−({3−[(トリフルオロメチル)オキシ]フェニル}メチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[(5−ニトロ−2−フラニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(1H−インドール−3−イル)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[3−(4−ビフェニリルオキシ)プロピル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(2−メチルフェニル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
【0027】
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(フェニルメチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−{[2−(メチルオキシ)エチル]オキシ}エチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(フェニルメチル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[4−(フェニルオキシ)ブチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(2−ヒドロキシフェニル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−ヘキシル−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジ−3−チエニル)メチル]−1−[2−(フェニルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−({4−[(フェニルメチル)オキシ]フェニル}オキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[(3−ブロモフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
【0028】
4−[ヒドロキシ(ジ−2−ナフタレニル)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(メチルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−(ヒドロキシ{ビス[4−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{3−[(4−シアノフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−2−オキソエチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[2−({[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]メチル}オキシ)エチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{[3−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−({4−[(トリフルオロメチル)オキシ]フェニル}メチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−ノニル−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジ−2−ナフタレニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
【0029】
1−[(4−フルオロフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[(2−フルオロフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(5−ヘキセン−1−イル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(3−シクロヘキシルプロピル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)エチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−フェニルエチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
【0030】
1−エチル−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[(4−メチルフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−ブチル−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−(ヒドロキシ{ビス[4−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[3−(3−ビフェニリルオキシ)プロピル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[(1S)−1−メチル−2−オキソ−2−(フェニルアミノ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−プロピル−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{3−[(2−ブロモフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[(3−フルオロフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
【0031】
1−[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[(2−フルオロ−3−メチルフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{4−[(フェニルメチル)オキシ]ブチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[(4−シアノフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−(ヒドロキシ{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(3−{[3−(ジエチルアミノ)フェニル]オキシ}プロピル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−プロパン−1−イル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]メチル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(3−フェニルプロピル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[(2,6−ジフルオロフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
【0032】
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−({[2−(フェニルオキシ)−3−ピリジニル]カルボニル}アミノ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−(2−フェニルエチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(3−ブロモプロピル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−ヒドロキシエチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[(3−シアノフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[2−({[(2,4−ジクロロフェニル)アミノ]カルボニル}アミノ)エチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(4−ペンテン−1−イル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{2−[(2,4−ジブロモフェニル)オキシ]エチル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[(2,4−ジフルオロフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−(メチルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
【0033】
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−({2−[(フェニルメチル)オキシ]フェニル}オキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
[1−(2−アミノエチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル](ジフェニル)メタノレートトリフルオロアセテート
4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−(3−フェニルプロピル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−メチル−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[(2,3−ジフルオロフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[2−(4−ビフェニリル)−2−オキソエチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−オキソ−2−(4−ペンチルフェニル)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(2−{[(2,4−ジクロロフェニル)カルボニル]アミノ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(3−{[2−(メチルオキシ)フェニル]オキシ}プロピル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
【0034】
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[(1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}−4−ピペリジニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(2−ナフタレニル)−2−オキソエチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[(4−ニトロフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−ブチル−4−[ヒドロキシ(ジ−3−チエニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−オキソ−2−フェニルエチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−[(3,4−ジフルオロフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(シクロプロピルメチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
を含む。
【0035】
本発明に有用な好ましい化合物は:
1−(2−{[(3−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(2−{[(4−ブロモフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(2−{[(4−クロロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−{ヒドロキシ[ビス(3−メチルフェニル)]メチル}−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(2−{[(4−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(フェニルカルボニル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{3−[(3−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
【0036】
4−{ヒドロキシ[ビス(4−メチルフェニル)]メチル}−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ビス(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{3−[(3−クロロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(2−{[(4−シアノフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{3−[(4−ブロモフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{3−[(4−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
【0037】
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(1−メチル−1−フェニルエチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(2−ナフタレニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジ−3−チエニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(フェニルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−{ヒドロキシ[ビス(3−メチルフェニル)]メチル}−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−{ヒドロキシ[ビス(4−メチルフェニル)]メチル}−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(3−{[4−(メチルオキシ)フェニル]オキシ}プロピル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−(2−ナフタレニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−({[3−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−ナフタレニルメチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ビス(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−[2−(フェニルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−(ヒドロキシ{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(4−ニトロフェニル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{3−[(2−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
を含む。
【0038】
本発明に有用なさらに好ましい化合物は:
1−(2−{[(3−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(2−{[(4−ブロモフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(2−{[(4−クロロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−{ヒドロキシ[ビス(3−メチルフェニル)]メチル}−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(2−{[(4−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(フェニルカルボニル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{3−[(3−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−{ヒドロキシ[ビス(4−メチルフェニル)]メチル}−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
【0039】
4−[ビス(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{3−[(3−クロロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(2−{[(4−シアノフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{3−[(4−ブロモフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−{3−[(4−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(1−メチル−1−フェニルエチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(2−ナフタレニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジ−3−チエニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(フェニルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−{ヒドロキシ[ビス(3−メチルフェニル)]メチル}−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
を含む。
【0040】
本発明に有用な最も好ましい化合物は:
1−(2−{[(3−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(2−{[(4−ブロモフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(2−{[(4−クロロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−{ヒドロキシ[ビス(3−メチルフェニル)]メチル}−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−(2−{[(4−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(フェニルカルボニル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
を含む。
【0041】
調製方法
式(I)で示される化合物は、下記スキームで説明するいくつかの合成方法を用いて得ることができる。このスキームに提供される合成は、本明細書中に概説される反応との適合性を達成するように、適当に保護された置換基を用いて、反応する種々の異なるR1、R2およびR3を有する式(I)で示される化合物を製造するために応用可能である。この場合、その後に続く脱保護により、ついで、一般に開示される性質を有する化合物を得る。いくつかのスキームは、特定の化合物を用いて示されるが、これは単なる例示目的に過ぎない。
【0042】
スキーム1に示されるように、式(I)で示される所望の化合物は、市販の4−ピペリジンカルボン酸エチル前駆体から4段階の合成で調製することができる。化合物を、当該分野でよく知られた標準的なアルキル化法に従って、例えばアセトン中炭酸カリウムで、1−ブロモ−2−クロロエタンと反応させ、ついで、中間体とリチウムを、非プロトン性溶媒、例えばテトラヒドロフラン中で反応させて、キヌクリジン中間体を得る。化合物を有機金属試薬、例えばグリニャール試薬と、あるいは、非プロトン性溶媒、例えばテトラヒドロフラン中有機リチウム誘導体と縮合させ、式(I)(R1=なし)で示される三級アルコールを得る。さらに、化合物を、適当なハロゲン化アルキルで、有機溶媒、例えばクロロホルムまたはアセトニトリル中でN−アルキル化して、式(I)(R1=なし)で示される化合物を得る。
【化7】

【0043】
合成実施例
本発明をここに、単なる例示であって、本発明の範囲の制限として解釈されるべきではない下記の実施例を引用して記載する。すべての温度は℃で与えられる。薄層クロマトグラフィー(t.l.c.)はシリカおよびシリカのカラムクロマトグラフィー(特記しない限りMerck9385を用いるフラッシュカラムクロマトグラフィー)で行った。
【0044】
下記は、LC−MSの実験条件である。
LC−MS実験条件:
液体クロマトグラフ:
システム: SCL−10AコントローラーおよびデュアルUV検出器を有するShimadzuLCシステム
オートサンプラー: Valco6ポートインジェクター付きLeapCTC
カラム: Aquasil/Aquasil(C1840×1mm)
注入量(μL): 2.0
溶媒A: HO,0.02%TFA
溶媒B: MeCN,0.018%TFA
勾配: linear
チャンネルA: UV214nm
チャンネルB: ELS
工程 時間(分) 間隔(分) 流速(μL/分) 溶媒A 溶媒B
0 0.00 0.00 300.00 95.00 5.00
1 0.00 0.01 300.00 95.00 5.00
2 0.01 3.20 300.00 10.00 90.00
3 3.21 1.00 300.00 10.00 90.00
4 4.21 0.10 300.00 95.00 5.00
5 4.31 0.40 300.00 95.00 5.00
質量分析: PE Sciex Single Quadrupole LC/MS API−150
直性: 陽
取得モード: プロファイル
【0045】
分取HPLCは、GilsonHPLCシステムを用いて下記条件下で行った:
カラム:75×33mmI.D.、S−5um、12nm
流速:30mL/分
注入量:0.800mL
室温
溶媒A:水
溶媒B:アセトニトリル
【0046】
本明細書で用いられるすべての溶媒は、入手できる最も高レベルの純度のものであり、すべての反応は、特記しない限り、大気下、無水条件で行った。
【0047】
実施例1:1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノールの調製
1−(2−クロロエチル)−4−ピペリジンカルボン酸エチル
アセトン(180mL)中のニペコチン酸エチル(20.0mL、130mmol)の溶液に、1−ブロモ−2−クロロエタン(21.6mL、260mmol)、ついで、無水KCO(27.12g、196mmol)を加えた。反応混合物を24時間撹拌し、ついで、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHO(75mL)で処理し、EtOで抽出した。合した有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残渣をシリカゲルのフラッシュクロマトグラフィー(50%EtO/50%ヘキサン)で精製して、標題化合物(10.99g、38.6%)を得た。EI−MS m/z220(M+H)Rt(1.20分)
【0048】
1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−4−カルボン酸エチル
THF(600mL)中の1−(2−クロロエチル)−4−ピペリジンカルボン酸エチル(20.42g、92.9mmol)の溶液を、Ar雰囲気下で−50℃に冷却した。LDA(ヘプタン/THF/エチルベンゼン中2.0M、70mL、140mmol)を、溶液に、−50℃で25分にわたってゆっくりと加えた。反応物を室温に16時間にわたって加温した。反応をKCO(飽和水溶液)(500mL)でクエンチし、EtO(3×500mL)で抽出した。合した有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた橙色油を、DCMで3回共沸して、過剰のエチルベンゼンを除去し、標題化合物(16.29g、95.7%)を得た。EI−MS m/z184(M+H)Rt(1.08分)
【0049】
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール
フェニルリチウムの溶液(70シクロヘキサン/30エーテル中1.5〜1.7M、20.0mL、32mmol)を、Ar雰囲気下で−30℃に冷却した。THF(20mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−4−カルボン酸エチル(1.51g、8.23mmol)をゆっくりと反応混合物に−30℃で25分にわたって冷却した。反応物を16時間にわたって室温に加温した。反応をHOでクエンチし、ついで、減圧下で蒸発させて乾燥した。HOおよびEtOAcを加え、生じた白色固体を粉砕した。この固体を濾過し、標題化合物(0.79g)を得た。さらに、水相をEtOAcで抽出し、合した有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮した。粗生成物をEtOAcおよびヘキサンで処理し、濾過して、さらに標題化合物(0.67g)を得た。総収量(1.46g、60.7%)を得た。EI−MS m/z294(M+H)Rt(1.37分)
【0050】
実施例2:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−フェニルエチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
CHCN/DCM/MeOH(2mL/2mL/1mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0775g、0.264mmol)の溶液に、(2−ブロモエチル)ベンゼン(0.38mL、2.78mmol)を加えた。溶液を室温にて4日間撹拌し、ついで、減圧下で濃縮して、白色固体を得た。この残渣をDMSO中に溶解し、分取HPLCにより精製して、標題化合物(0.0612g、48.6%)を得た。EI−MS m/z398(M)Rt(2.06分)
【0051】
実施例3:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(フェニルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
HPLC精製なしの塩形成の一般方法
2CHCN/3CHCl(2.5mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0550g、0.187mmol)の溶液に、2−ブロモエチルフェニルエーテル(0.060g、0.29mmol)を加えた。溶液を60℃で16時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、ついで、酢酸エチルおよびヘキサンで希釈し、生じた固体を粉砕した。この固体を濾過し、ヘキサンで洗浄して、標題化合物(0.063g、67.6%)を得た。EI−MS m/z414(M)Rt(1.94分)
【0052】
実施例4:1−(シクロプロピルメチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
HPLC精製なしの塩形成の一般方法
2CHCN/3CHCl(2.5mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0552g、0.188mmol)の溶液に、(ブロモメチル)シクロプロパン(0.025mL、0.257mmol)を加えた。溶液を60℃に16時間加熱し、室温に冷却し、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を2.5mLのDMSOに溶解し、分取HPLC(TFAなし)により精製して、標題化合物(0.0319g、39.9%)を得た。EI−MS m/z348(M)Rt(1.69分)
【0053】
実施例5:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−オキソ−2−フェニルエチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(2.5mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0567g、0.193mmol)および2−ブロモ−1−フェニルエタノン(0.0487g、0.245mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0410g、43.0%)を得た。EI−MS m/z412(M)Rt(1.90分)
【0054】
実施例6:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(3.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.045g、0.153mmol)および3−ブロモプロピルフェニルエーテル(0.035mL、0.222mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0662g、86.0%)を得た。EI−MS m/z428(M)Rt(1.97分)
【0055】
実施例7:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[4−(フェニルオキシ)ブチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(5.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0604g、0.206mmol)および4−ブロモブチルフェニルエーテル(0.106g、0.463mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0649g、64.9%)を得た。EI−MS m/z442(M)Rt(2.13分)
【0056】
実施例8:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(5.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0696g、0.237mmol)および2−[(2−ブロモエチル)オキシ]テトラヒドロ−2H−ピラン(0.080mL、0.529mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0348g、31.6%)を得た。EI−MS m/z422(M)Rt(1.85分)
【0057】
実施例9:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{4−[(フェニルメチル)オキシ]ブチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(5.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0646g、0.220mmol)および4−ブロモブチルフェニルメチルエーテル(0.090mL、0.472mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0531g、48.3%)を得た。EI−MS m/z456(M)Rt(2.09分)
【0058】
実施例10:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(フェニルメチル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0677g、0.231mmol)および3−ブロモプロピルフェニルメチルエーテル(0.070mL、0.396mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0663g、55.2%)を得た。EI−MS m/z442(M)Rt(2.23分)
【0059】
実施例11:1−{2−[(2,4−ジブロモフェニル)オキシ]エチル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0557g、0.190mmol)および2−ブロモエチル2,4−ジブロモフェニルエーテル(0.110g、0.306mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0525g、43.8%)を得た。EI−MS m/z572(M)Rt(2.26分)
【0060】
実施例12:1−(3−ブロモプロピル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0979g、0.334mmol)および1,3−ジブロモプロパン(0.35mL、3.448mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0712g、43.1%)を得た。EI−MS m/z415(M)Rt(1.79分)
【0061】
実施例13:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0677g、0.231mmol)および3−(ブロモメチル)テトラヒドロ−2H−ピラン(0.050mL、0.390mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0508g、50.8%)を得た。EI−MS m/z392(M)Rt(1.84分)
【0062】
実施例14:1−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0574g、0.196mmol)および2−(ブロモメチル)−1,3−ジオキソラン(0.040mL、0.386mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0112g、12.4%)を得た。EI−MS m/z380(M)Rt(1.64分)
【0063】
実施例15:1−エチル−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0581g、0.198mmol)およびブロモエタン(0.030mL、0.402mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0434g、54.9%)を得た。EI−MS m/z322(M)Rt(1.56分)
【0064】
実施例16:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−ノニル−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0561g、0.191mmol)および1−ブロモノナン(0.055mL、0.288mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0435g、45.8%)を得た。EI−MS m/z420(M)Rt(2.34分)
【0065】
実施例17:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(4−ペンテン−1−イル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0608g、0.207mmol)および5−ブロモ−1−ペンテン(0.045mL、0.380mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0806g、88.6%)を得た。EI−MS m/z362(M)Rt(1.88分)
【0066】
実施例18:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−ヒドロキシエチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0638g、0.217mmol)および2−ブロモエタノール(0.035mL、0.494mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0541g、60.1%)を得た。EI−MS m/z338(M)Rt(1.42分)
【0067】
実施例19:1−(5−ヘキセン−1−イル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(5.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0637g、0.217mmol)および6−ブロモ−1−ヘキセン(0.050mL、0.373mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0664g、67.1%)を得た。EI−MS m/z376(M)Rt(1.90分)
【0068】
実施例20:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−メチル−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0638g、0.217mmol)およびブロモメタン(t−ブチルメチルエーテル中2.0M、0.250mL、0.500mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0739g、88.0%)を得た。EI−MS m/z308(M)Rt(1.58分)
【0069】
実施例21:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(メチルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0597g、0.203mmol)および2−ブロモエチルメチルエーテル(0.030mL、0.319mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0372g、42.8%)を得た。EI−MS m/z352(M)Rt(1.69分)
【0070】
実施例22:1−[2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)エチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0916g、0.312mmol)および2−(2−ブロモエチル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(0.130g、0.512mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0881g、51.8%)を得た。EI−MS m/z467(M)Rt(1.91分)
【0071】
実施例23:1−[3−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)プロピル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(5.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0861g、0.293mmol)および2−(3−ブロモプロピル)−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(0.118g、0.440mmol)を反応させて、所望の生成物(0.1319g、82.4%)を得た。EI−MS m/z481(M)Rt(1.90分)
【0072】
実施例24:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(3−フェニルプロピル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(5.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0625g、0.213mmol)および(3−ブロモプロピル)ベンゼン(0.050mL、0.329mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0722g、72.2%)を得た。EI−MS m/z412(M)Rt(2.01分)
【0073】
実施例25:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−{[2−(メチルオキシ)エチル]オキシ}エチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0665g、0.227mmol)および1−ブロモ−2−{[2−(メチルオキシ)エチル]オキシ}エタン(0.055mL、0.405mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0843g、78.8%)を得た。EI−MS m/z396(M)Rt(1.64分)
【0074】
実施例26:1−[4−(エチルオキシ)−4−オキソブチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0679g、0.231mmol)および4−ブロモブタン酸エチル(0.055mL、0.524mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0637g、57.9%)を得た。EI−MS m/z408(M)Rt(1.80分)
【0075】
実施例27:1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジ−2−チエニル)メタノールの調製
2−チエニルリチウム(THF中1.0M、9.10mL、9.10mmol)の溶液を、−30℃にAr雰囲気下で冷却した。THF(8mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−4−カルボン酸エチル(0.4196g、2.289mmol)を、ゆっくりと20分にわたって反応混合物に加えた。反応物を室温に16時間にわたって加温した。反応物を水でクエンチし、ついで、蒸発させて乾燥した。HOおよびDCMを加え、生じた淡褐色固体を粉砕した。この固体を濾過し、標題化合物(0.4161g、59.5%)を得た。EI−MS m/z306(M+H)Rt(1.35分)
【0076】
実施例28:4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−[2−(フェニルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、1MeOH/1CHCl(3.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジ−2−チエニル)メタノール(0.0693g、0.227mmol)および2−ブロモエチルフェニルエーテル(0.056g、0.279mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0822g、74.7%)を得た。EI−MS m/z426(M)Rt(2.00分)
【0077】
実施例29:4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、1MeOH/1CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジ−2−チエニル)メタノール(0.0578g、0.189mmol)および3−ブロモプロピルフェニルエーテル(0.033mL、0.209mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0448g、45.4%)を得た。EI−MS m/z440(M)Rt(1.94分)
【0078】
実施例30:4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−(2−フェニルエチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、1MeOH/1CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジ−2−チエニル)メタノール(0.0658g、0.215mmol)および(2−ブロモエチル)ベンゼン(0.050mL、0.366mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0514g、48.9%)を得た。EI−MS m/z410(M)Rt(1.83分)
【0079】
実施例31:4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−(3−フェニルプロピル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、1MeOH/1CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジ−2−チエニル)メタノール(0.0688g、0.225mmol)および(3−ブロモプロピル)ベンゼン(0.070mL、0.460mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0685g、62.3%)を得た。EI−MS m/z424(M)Rt(1.97分)
【0080】
実施例32:1−ブチル−4−[ヒドロキシ(ジ−3−チエニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M、5.0mL、12.5mmol)の溶液を、Ar雰囲気下で−78℃に冷却した。エチルエーテル(4.0mL)中に溶解した3−ブロモチオフェン(1.15mL、12.3mmol)を、反応混合物にゆっくりと加えた。反応物を30分間撹拌し、ついで、THF/EtO(4mL/4mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−4−カルボン酸エチル(0.7640g、4.16mmol)を加えた。反応物を−78℃から室温に16時間にわたって加温し、ついで、水でゆっくりとクエンチした。反応物を濃縮し、得られた褐色固体を水に溶解し、DCMを得た。有機相を分離し、MgSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、褐色固体を得た。固体をDMSO中に溶解し、分取HPLCにより精製して、標題化合物(0.1736g、9.4%)を得た。EI−MS m/z362(M)Rt(1.73分)
【0081】
実施例33:1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジ−3−チエニル)メタノールの調製
t−ブチルリチウム(ペンタン中1.7M、5.8mL、9.86mmol)の溶液を、Ar雰囲気下−78℃に冷却した。THF(4.0mL)中に溶解した3−ブロモチオフェン(0.46mL、4.90mmol)をゆっくりと反応混合物に6分にわたって加えた。反応物を30分間撹拌し、ついで、THF(4mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−4−カルボン酸エチル(0.3132g、1.71mmol)を加えた。反応物を16時間にわたって−78℃から室温に加温した。14時間後、反応物をゆっくりと水でクエンチした。EtOAcを加え、生じた灰色固体を粉砕した。固体を濾過して、標題化合物(0.3375g、64.6%)を得た。EI−MS m/z306(M+H)Rt(1.27分)
【0082】
実施例34:4−[ヒドロキシ(ジ−3−チエニル)メチル]−1−[2−(フェニルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、2MeOH/3CHCl/2CHCN(5.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジ−3−チエニル)メタノール(0.0787g、0.258mmol)および2−ブロモエチルフェニルエーテル(0.0839g、0.417mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0709g、54.5%)を得た。EI−MS m/z426(M)Rt(1.85分)
【0083】
実施例35:4−[ヒドロキシ(ジ−3−チエニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、2MeOH/3CHCl/2CHCN(5.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジ−3−チエニル)メタノール(0.0808g、0.264mmol)および3−ブロモプロピルフェニルエーテル(0.070mL、0.444mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0613g、44.7%)を得た。EI−MS m/z440(M)Rt(2.05分)
【0084】
実施例36:1−ブチル−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0496g、0.169mmol)および1−ブロモブタン(0.030mL、0.279mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0509g、70.7%)を得た。EI−MS m/z350(M)Rt(1.83分)
【0085】
実施例37:1−ヘキシル−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0498g、0.170mmol)および1−ブロモヘキサン(0.040mL、0.285mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0562g、73.0%)を得た。EI−MS m/z378(M)Rt(2.09分)
【0086】
実施例38:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−プロピル−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0518g、0.176mmol)および1−ブロモプロパン(0.030mL、0.330mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0548g、75.1%)を得た。EI−MS m/z336(M)Rt(1.97分)
【0087】
実施例39:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(3−{[2−(メチルオキシ)フェニル]オキシ}プロピル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0467g、0.159mmol)および1−[(3−ブロモプロピル)オキシ]−2−(メチルオキシ)ベンゼン(0.0541g、0.221mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0625g、73.5%)を得た。EI−MS m/z458(M)Rt(1.96分)
【0088】
実施例40:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(2−ヒドロキシフェニル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0505g、0.172mmol)および2−[(3−ブロモプロピル)オキシ]フェノール(0.0547g、0.236mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0675g、75.0%)を得た。EI−MS m/z444(M)Rt(1.91分)
【0089】
実施例41:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−(2−ナフタレニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0472g、0.160mmol)および3−ブロモプロピル2−ナフタレニルエーテル(0.0618g、0.233mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0567g、63.7%)を得た。EI−MS m/z478(M)Rt(2.22分)
【0090】
実施例42:1−{3−[(3−クロロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0479g、0.163mmol)および3−ブロモプロピル3−クロロフェニルエーテル(0.0552g、0.221mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0655g、74.4%)を得た。EI−MS m/z462(M)Rt(2.17分)
【0091】
実施例43:1−{3−[(4−ブロモフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0486g、0.165mmol)および4−ブロモフェニル3−ブロモプロピルエーテル(0.0630g、0.214mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0731g、75.4%)を得た。EI−MS m/z506(M)Rt(2.18分)
【0092】
実施例44:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(4−ニトロフェニル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0468g、0.159mmol)および3−ブロモプロピル4−ニトロフェニルエーテル(0.0550g、0.211mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0590g、67.0%)を得た。EI−MS m/z473(M)Rt(2.06分)
【0093】
実施例45:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−({2−[(フェニルメチル)オキシ]フェニル}オキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0492g、0.168mmol)および1−[(3−ブロモプロピル)オキシ]−2−[(フェニルメチル)オキシ]ベンゼン(0.0706g、0.220mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0735g、71.4%)を得た。EI−MS m/z533(M)Rt(2.25分)
【0094】
実施例46:1−{3−[(2−ブロモフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0472g、0.161mmol)および2−ブロモフェニル3−ブロモプロピルエーテル(0.0648g、0.220mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0703g、74.8%)を得た。EI−MS m/z507(M)Rt(2.18分)
【0095】
実施例47:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−({4−[(フェニルメチル)オキシ]フェニル}オキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0479g、0.163mmol)および1−[(3−ブロモプロピル)オキシ]−4−[(フェニルメチル)オキシ]ベンゼン(0.0730g、0.227mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0833g、83.3%)を得た。EI−MS m/z534(M)Rt(2.31分)
【0096】
実施例48:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−(メチルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0632g、0.215mmol)および3−ブロモプロピルメチルエーテル(0.0461g、0.301mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0826g、86.0%)を得た。EI−MS m/z366(M)Rt(1.55分)
【0097】
実施例49:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−プロパン−1−イル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0577g、0.197mmol)および3−ブロモ−1−プロペン(0.025mL、0.289mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0646g、79.8%)を得た。EI−MS m/z334(M)Rt(1.54分)
【0098】
実施例50:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(3−{[4−(メチルオキシ)フェニル]オキシ}プロピル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0483g、0.164mmol)および1−[(3−ブロモプロピル)オキシ]−4−(メチルオキシ)ベンゼン(0.052g、0.21mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0687g、77.5%)を得た。EI−MS m/z458(M)Rt(2.03分)
【0099】
実施例51:[1−(2−アミノエチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル](ジフェニル)メタノレートトリフルオロアセテートの調製
EtOH(4.0mL)中の1−[2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)エチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド(0.078g、0.142mmol)の溶液に、ヒドラジン(0.25mL、7.96mmol)を加えた。溶液を室温にて16時間撹拌し、ついで、濾過した。濾液を濃縮し、2.5mLのDMSOに溶解し、分取HPLC(TFAで)により精製して、標題化合物(0.0200g、31.2%)を得た。EI−MS m/z338(M)Rt(1.28分)
【0100】
実施例52:4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル[ビス(4−フルオロフェニル)]メタノール
4−フルオロフェニルマグネシウムブロマイド(THF中1.0M、4.4mL、4.4mmol)の溶液を、Ar雰囲気下で0℃に冷却した。THF(4mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−4−カルボン酸エチル(0.1973g、1.08mmol)を、反応混合物に0℃で20分にわたって加えた。反応物を室温に加温し、ついで、60℃で16時間撹拌した。反応物を氷浴で冷却し、飽和NHClでクエンチし、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHOで処理し、EtOAcで抽出した。合した有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、所望の生成物(0.3152g、88.9%)を得た。EI−MS m/z330(M+H)Rt(1.65分)
【0101】
4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル[ビス(4−フルオロフェニル)]メタノール(0.0538g、0.163mmol)および3−ブロモプロピルフェニルエーテル(0.0386mL、0.245mmol)を反応させて、所望の生成物(0.058g、65.2%)を得た。EI−MS m/z464(M)Rt(2.16分)
【0102】
実施例53:4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル[ビス(4−フルオロフェニル)]メタノール(0.0489g、0.148mmol)および2−ブロモエチルフェニルメチルエーテル(0.0352mL、0.222mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0534g、66.1%)を得た。EI−MS m/z464(M)Rt(1.99分)
【0103】
実施例54:4−(ヒドロキシ{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メタノール
3−(メチルオキシ)フェニルマグネシウムブロマイド(THF中の1.0M、3.3mL、3.3mmol)の溶液を、Ar雰囲気下で0℃に冷却した。THF(4mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−4−カルボン酸エチル(0.1608g、0.877mmol)の溶液を、反応混合物に0℃で20分にわたってゆっくりと加えた。反応物を室温に加温し、ついで、60℃に16時間加熱した。反応物を氷浴で冷却し、飽和NHClでクエンチし、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHOで処理して、EtOAcで抽出した。合した有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、所望の生成物(0.2881g、92.9%)を得た。EI−MS m/z354(M+H)Rt(1.46分)
【0104】
4−(ヒドロキシ{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メタノール(0.0506g、0.143mmol)および3−ブロモプロピルフェニルエーテル(0.0338mL、0.214mmol)を反応させて、所望の生成物(0.027g、33.2%)を得た。EI−MS m/z488(M)Rt(2.02分)
【0105】
実施例55:4−(ヒドロキシ{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メタノール(0.0538g、0.152mmol)および2−ブロモエチルフェニルメチルエーテル(0.0361mL、0.228mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0292g、33.8%)を得た。EI−MS m/z488(M)Rt(2.03分)
【0106】
実施例56:4−(ヒドロキシ{ビス[4−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル{ビス[4−(メチルオキシ)フェニル]}メタノール
4−(メチルオキシ)フェニルマグネシウムブロマイド(THF中0.5M、6.5mL、3.25mmol)の溶液を、Ar雰囲気下で0℃に冷却した。THF(4mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−4−カルボン酸エチル(0.1587g、0.866mmol)をゆっくりと、反応混合物に0℃で20分にわたって加えた。反応物を室温に加温し、ついで、60℃で16時間加熱した。反応物を氷浴で冷却し、飽和NHClでクエンチし、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHOで処理し、EtOAcで抽出した。合した有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、所望の生成物(0.273g、89.0%)を得た。EI−MS m/z354(M+H)Rt(1.74分)
【0107】
4−(ヒドロキシ{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル{ビス[4−(メチルオキシ)フェニル]}メタノール(0.0525g、0.148mmol)および3−ブロモプロピルフェニルエーテル(0.0351mL、0.222mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0515g、61.0%)を得た。EI−MS m/z488(M)Rt(2.04分)
【0108】
実施例57:4−(ヒドロキシ{ビス[4−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル{ビス[4−(メチルオキシ)フェニル]}メタノール(0.0498g、0.141mmol)および2−ブロモエチルフェニルメチルエーテル(0.0334mL、0.211mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0374g、46.7%)を得た。EI−MS m/z488(M)Rt(1.94分)
【0109】
実施例58:4−[ビス(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル[ビス(3−フルオロフェニル)]メタノール
3−フルオロフェニルマグネシウムブロマイド(THF中1.0M、3.3mL、3.3mmol)の溶液を、Ar雰囲気下で0℃に冷却した。THF(4mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−4−カルボン酸エチル(0.1756g、0.958mmol)を、ゆっくりと、反応混合物を0℃で20分にわたって加えた。反応物を室温に加温し、ついで、60℃で16時間加熱した。反応物を氷浴で冷却し、飽和NHClでクエンチし、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHOで処理し、EtOAcで抽出した。合した有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、所望の生成物(0.242g、76.7%)を得た。EI−MS m/z330(M+H)Rt(1.45分)
【0110】
4−(ヒドロキシ{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル[ビス(3−フルオロフェニル)]メタノール(0.0515g、0.156mmol)および3−ブロモプロピルフェニルエーテル(0.0370mL、0.234mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0381g、44.8%)を得た。EI−MS m/z464(M)Rt(2.01分)
【0111】
実施例59:4−[ビス(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル[ビス(3−フルオロフェニル)]メタノール(0.0507g、0.154mmol)および2−ブロモエチルフェニルメチルエーテル(0.0365mL、0.230mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0362g、43.2%)を得た。EI−MS m/z464(M)Rt(2.02分)
【0112】
実施例60:4−{ヒドロキシ[ビス(3−メチルフェニル)]メチル}−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル[ビス(3−メチルフェニル)]メタノール
3−メチルフェニルマグネシウムブロマイド(THF中1.0M、3.3mL、3.3mmol)をAr雰囲気下で0℃に冷却した。THF(4mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−4−カルボン酸エチル(0.1484g、0.810mmol)を、ゆっくりと、反応混合物に0℃で20分にわたって加えた。反応物を室温に加温し、ついで、60℃に16時間加熱した。反応物を氷浴で冷却し、飽和NHClでクエンチし、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHOで処理し、EtOAcで抽出した。合した有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、所望の生成物(0.1806g、69.4%)を得た。EI−MS m/z322(M+H)Rt(1.54分)
【0113】
4−(ヒドロキシ{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル[ビス(3−メチルフェニル)]メタノール(0.0487g、0.151mmol)および3−ブロモプロピルフェニルエーテル(0.0358mL、0.227mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0284g、34.9%)を得た。EI−MS m/z456(M)Rt(2.14分)
【0114】
実施例61:4−{ヒドロキシ[ビス(3−メチルフェニル)]メチル}−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例4に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル[ビス(3−メチルフェニル)]メタノール(0.0496g、0.154mmol)および2−ブロモエチルフェニルメチルエーテル(0.0364mL、0.230mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0091g、11.0%)を得た。EI−MS m/z456(M)Rt(2.20分)
【0115】
実施例62:4−{ヒドロキシ[ビス(4−メチルフェニル)]メチル}−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル[ビス(4−メチルフェニル)]メタノール
4−メチルフェニルマグネシウムブロマイド(THF中1.0M、3.3mL、3.3mmol)をAr雰囲気下で0℃に冷却した。THF(4mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−4−カルボン酸エチル(0.1509g、0.823mmol)を、反応混合物に0℃で20分にわたってゆっくりと加えた。反応物を室温に加温し、60℃で16時間加熱した。反応物を氷浴で冷却し、飽和NHClでクエンチし、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHOで処理し、EtOAcで抽出した。合した有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃縮して、所望の生成物(0.2291g、86.6%)を得た。EI−MS m/z322(M+H)Rt(1.57分)
【0116】
4−(ヒドロキシ{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル[ビス(4−メチルフェニル)]メタノール(0.0618g、0.192mmol)および3−ブロモプロピルフェニルエーテル(0.0454mL、0.288mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0427g、41.5%)を得た。EI−MS m/z456(M)Rt(1.99分)
【0117】
実施例63:4−{ヒドロキシ[ビス(4−メチルフェニル)]メチル}−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル[ビス(4−メチルフェニル)]メタノール(0.0525g、0.163mmol)および2−ブロモエチルフェニルメチルエーテル(0.0387mL、0.245mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0465g、53.1%)を得た。EI−MS m/z456(M)Rt(2.09分)
【0118】
実施例64:4−[ヒドロキシ(ジ−2−ナフタレニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジ−2−ナフタレニル)メタノール
(2−ナフタレニル)マグネシウムブロマイド(THF中0.5M、6.5mL、3.25mmol)をAr雰囲気下で0℃に冷却した。THF(4mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−4−カルボン酸エチル(0.1597g、0.871mmol)をゆっくりと反応混合物に0℃で20分にわたって加えた。反応物を室温に加温し、16時間60℃で加熱した。反応物を氷浴で冷却し、飽和NHClでクエンチし、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHOで処理し、EtOAcで抽出した。合した有機層をMgSOで乾燥し、濾過し、減圧下で濃色して、所望の生成物(0.265g、77.3%)を得た。EI−MS m/z394(M+H)Rt(1.90分)
【0119】
4−(ヒドロキシ{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジ−2−ナフタレニル)メタノール(0.0547g、0.139mmol)および3−ブロモプロピルフェニルエーテル(0.0329mL、0.209mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0268g、31.7%)を得た。EI−MS m/z528(M)Rt(2.88分)
【0120】
実施例65:4−[ヒドロキシ(ジ−2−ナフタレニル)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジ−2−ナフタレニル)メタノール(0.063.7g、0.162mmol)および2−ブロモエチルフェニルメチルエーテル(0.0384mL、0.243mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0246g、25.0%)を得た。EI−MS m/z528(M)Rt(2.36分)
【0121】
実施例66:1−{3−[(2−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
3−ブロモプロピル2−フルオロフェニルエーテル
アセトニトリル(4mL)中の2−フルオロフェノール(0.040mL、0.448mmol)の溶液に、1,3−ジブロモプロパン(0.450mL、4.43mmol)、ついで、CsCO(0.232g、0.713mmol)を加えた。反応混合物を24時間撹拌し、ついで、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHO(4mL)で処理し、DCM(8mL)で抽出した。有機層を相セパレーターにより乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣をDMSO中に溶解し、分取HPLC(TFAなし)により精製して、標題化合物(0.0274g、26.2%)を得た。EI−MS Rt(2.24分)
【0122】
1−{3−[(2−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0282g、0.0960mmol)および3−ブロモプロピル2−フルオロフェニルエーテル(0.0274g、0.118mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0345g、68.3%)を得た。EI−MS m/z446(M)Rt(1.96分)
【0123】
実施例67:1−{3−[(3−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
3−ブロモプロピル3−フルオロフェニルエーテル
アセトニトリル(4mL)中の3−フルオロフェノール(0.040mL、0.448mmol)の溶液に、1,3−ジブロモプロパン(0.450mL、4.43mmol)、ついで、CsCO(0.246g、0.756mmol)を加えた。反応混合物を24時間撹拌し、ついで、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHO(4mL)で処理し、DCM(8mL)で抽出した。有機層を、相セパレーターで乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をDMSOに溶解し、分取HPLC(TFAなし)により精製して、標題化合物(0.0137g、13.2%)を得た。EI−MS Rt(2.28分)
【0124】
1−{3−[(3−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0137g、0.0467mmol)および3−ブロモプロピル3−フルオロフェニルエーテル(0.0137g、0.0588mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0130g、53.1%)を得た。EI−MS m/z446(M)Rt(2.03分)
【0125】
実施例68:1−{3−[(4−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
3−ブロモプロピル4−フルオロフェニルエーテル
アセトニトリル(4mL)中の4−フルオロフェノール(0.0567g、0.506mmol)の溶液に、1,3−ジブロモプロパン(0.520mL、5.12mmol)、ついで、CsCO(0.252g、0.774mmol)を加えた。反応混合物を24時間撹拌し、ついで、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHO(4mL)で処理し、DCM(8mL)で抽出した。有機層を、相セパレーターにより乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をDMSOに溶解し、分取HPLC(TFAなし)により精製して、標題化合物(0.0173g、14.7%)を得た。EI−MS Rt(2.25分)
【0126】
1−{3−[(4−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0182g、0.0621mmol)および3−ブロモプロピル4−フルオロフェニルエーテル(0.0173g、0.0742mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0143g、43.7%)を得た。EI−MS m/z446(M)Rt(1.96分)
【0127】
実施例69:1−[3−(3−ビフェニリルオキシ)プロピル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
3−ビフェニリル3−ブロモプロピルエーテル
アセトニトリル(4mL)中の3−ビフェニロール(0.0574g、0.337mmol)の溶液に、1,3−ジブロモプロパン(0.340mL、3.35mmol)、ついで、CsCO(0.172g、0.529mmol)を加えた。反応混合物を24時間撹拌し、ついで、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHO(4mL)で処理し、DCM(8mL)で抽出した。有機層を、相セパレーターで乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をDMSOに溶解し、分取HPLC(TFAなし)により精製して、標題化合物(0.0568g、57.8%)を得た。EI−MS Rt(2.59分)
【0128】
1−[3−(3−ビフェニリルオキシ)プロピル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0433g、0.148mmol)および3−ビフェニリル3−ブロモプロピルエーテル(0.0568g、0.196mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0610g、70.6%)を得た。EI−MS m/z504(M)Rt(2.37分)
【0129】
実施例70:1−[3−(4−ビフェニリルオキシ)プロピル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
4−ビフェニリル3−ブロモプロピルエーテル
アセトニトリル(4mL)中の4−ビフェニロール(0.0514g、0.302mmol)の溶液に、1,3−ジブロモプロパン(0.310mL、3.05mmol)、ついで、CsCO(0.154g、0.472mmol)を加えた。反応混合物を24時間撹拌し、ついで、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHO(4mL)で処理し、DCM(8mL)で抽出した。有機層を、相セパレーターで乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をDMSO中に溶解し、分取HPLC(TFAなし)により精製して、標題化合物(0.0562g、64.0%)を得た。EI−MS Rt(2.62分)
【0130】
1−[3−(4−ビフェニリルオキシ)プロピル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0437g、0.144mmol)および4−ビフェニリル3−ブロモプロピルエーテル(0.0562g、0.194mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0655g、75.2%)を得た。EI−MS m/z504(M)Rt(2.24分)
【0131】
実施例71:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(3−ニトロフェニル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
3−ブロモプロピル3−ニトロフェニルエーテル
アセトニトリル(4mL)中の3−ニトロフェノール(0.0689g、0.495mmol)の溶液に、1,3−ジブロモプロパン(0.500mL、3.05mmol)、ついで、CsCO(0.244g、0.748mmol)を加えた。反応混合物を24時間撹拌し、ついで、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHO(4mL)で処理し、DCM(8mL)で抽出した。有機層を相セパレーターにより乾燥して、減圧下で濃縮した。残渣をDMSOに溶解し、分取HPLC(TFAなし)により精製して、標題化合物(0.0730g、56.6%)を得た。EI−MS Rt(2.20分)
【0132】
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(3−ニトロフェニル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0608g、0.207mmol)および3−ブロモプロピル3−ニトロフェニルエーテル(0.0730g、0.281mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0942g、82.2%)を得た。EI−MS m/z474(M)Rt(2.04分)
【0133】
実施例72:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(2−メチルフェニル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
3−ブロモプロピル2−メチルフェニルエーテル
アセトニトリル(4mL)中の2−メチルフェノール(0.0954g、0.924mmol)の溶液に、1,3−ジブロモプロパン(1.00mL、9.85mmol)、ついで、CsCO(0.469g、1.44mmol)を加えた。反応混合物を24時間撹拌し、ついで、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHO(4mL)で処理し、DCM(8mL)で抽出した。有機層を相セパレーターにより乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をDMSO中に溶解し、分取HPLC(TFAなし)により精製して、標題化合物(0.0934g、44.1%)を得た。EI−MS Rt(2.45分)
【0134】
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(2−メチルフェニル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0447g、0.152mmol)および3−ブロモプロピル2−メチルフェニルエーテル(0.0934g、0.407mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0586g、76.5%)を得た。EI−MS m/z442(M)Rt(2.17分)
【0135】
実施例73:1−(3−{[3−(ジエチルアミノ)フェニル]オキシ}プロピル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
3−[(3−ブロモプロピル)オキシ]−N,N−ジエチルアニリン
アセトニトリル(4mL)中の3−(ジエチルアミノ)フェノール(0.0104g、0.631mmol)の溶液に、1,3−ジブロモプロパン(0.640mL、6.30mmol)、ついで、CsCO(0.313g、0.961mmol)を加えた。反応混合物を24時間撹拌し、ついで、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHO(4mL)で処理し、DCM(8mL)で抽出した。有機層を相セパレーターにより乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をDMSOに溶解し、分取HPLC(TFAなし)により精製して、標題化合物(0.0314g、17.4%)を得た。EI−MS m/z286(M+H)Rt(1.59分)
【0136】
1−(3−{[3−(ジエチルアミノ)フェニル]オキシ}プロピル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0257g、0.0876mmol)および3−[(3−ブロモプロピル)オキシ]−N,N−ジエチルアニリン(0.0314g、0.110mmol)を反応させて、所望の生成物(0.032.0g、63.0%)を得た。EI−MS m/z500(M)Rt(1.58分)
【0137】
実施例74:1−{3−[(4−シアノフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
4−[(3−ブロモプロピル)オキシ]ベンゾニトリル
アセトニトリル(4mL)中の4−ヒドロキシベンゾニトリル(0.109g、0.913mmol)の溶液に、1,3−ジブロモプロパン(0.930mL、9.16mmol)、ついで、CsCO(0.439g、1.35mmol)を加えた。反応混合物を24時間撹拌し、ついで、減圧下で濃縮した。得られた残渣をHO(4mL)で処理し、DCM(8mL)で抽出した。有機層を相セパレーターにより乾燥し、減圧下で濃縮した。残渣をDMSOに溶解し、分取HPLC(TFAなし)により精製して、標題化合物(0.156g、71.4%)を得た。EI−MS Rt(2.10分)
【0138】
1−{3−[(4−シアノフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
実施例3に記載の一般法に従って、2CHCN/3CHCl(4.0mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.0520g、0.177mmol)および4−[(3−ブロモプロピル)オキシ]ベンゾニトリル(0.156g、0.652mmol)を反応させて、所望の生成物(0.0726g、76.8%)を得た。EI−MS m/z453(M)Rt(1.86分)
【0139】
実施例75:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−({[3−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
2−({[3−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)エタノール
エチレングリコール(0.084mL、1.5mmol)を、THF(3mL)中NaH(38mg、1.52mmol、油中95%)に加えた(発熱反応)。m−メトキシベンジルクロライド(0.21mL、1.5mmol)を、反応物に加え、残ったm−メトキシベンジルクロライドを、THF(1mL)を加えた反応チューブに移した。(Bu)NI(55mg、0.15mmol)を加え、反応物を18時間にわたって60℃で加熱し、室温に4時間加熱した。HO(2mL)およびEtOAc(2mL)を加え、層をピペットで分離した。水層をEtOAc(1×1mL)で抽出し、合した有機層を濃縮した。粗生成物を、5mL/分の30%EtOAc/ヘキサンで溶出するBiotage12+Mカートリッジ(8gシリカ)で精製して、標題化合物(114mg、42%)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0140】
1−{[(2−ブロモエチル)オキシ]メチル}−3−(メチルオキシ)ベンゼン
DCM(2.5mL)中のN−ブロモスクシニミド(272mg、1.53mmol)の溶液を、DCM(2.5mL)中の樹脂−結合トリフェニルホスフィン(510mg、1.53m当量、Fluka)に加えた。反応物を室温にて10分間撹拌した。DCM(1.5mL)中の2−({[3−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)エタノール(114mg、0.626mmol)の溶液を反応物に加え、残ったアルコールをさらにDCM(1.5mL)と移した。アルミニウムホイルで反応容器を多い、20時間撹拌した。反応物を、SPEカートリッジ(5gシリカ)(10mLフラクション:DCM(フラクション1)、30%EtOAc/ヘキサン(フラクション2)および50%EtOAc/ヘキサン(フラクション3)で溶出)により濾過して、標題化合物(160mg)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0141】
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−({[3−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(30mg、0.102mmol)を、2CHCN/3CHCl(3mL)中の1−{[(2−ブロモエチル)オキシ]メチル}−3−(メチルオキシ)ベンゼン(35mg、0.143mmol)の溶液に加えた。反応物を60℃で96時間加熱した。反応物を濃縮し、粗生成物をEtOAc(3×1mL)、ついで、MeOH(1×1mL)で洗浄した。生成物を減圧下で乾燥して、標題化合物(7.7mg、14%)を得た。LC/MS ESIR1.97分M458
【0142】
実施例76:1−[2−({[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]メチル}オキシ)エチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
2−({[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]メチル}オキシ)エタノール
エチレングリコール(0.084mL、1.5mmol)を、THF(3mL)中NaH(38mg、1.52mmol、油中95%)に加えた。1−(ブロモメチル)−4−(1,1−ジメチルエチル)ベンゼン(0.28mL、1.5mmol)を反応物に加え、残った1−(ブロモメチル)−4−(1,1−ジメチルエチル)ベンゼンを、THF(1mL)と反応チューブに加えた。(Bu)NI(55mg、0.15mmol)を加え、反応物を18時間60℃で加熱し、ついで、室温で4時間加熱した。HO(2mL)およびEtOAc(2mL)を加え、層をピペットで分離した。水層をEtOAc(1×1mL)で抽出し、合した有機層を濃縮した。粗生成物をSPEカートリッジ(5gシリカ)(10mLフラクションで溶出:10%EtOAc/ヘキサン(フラクション1、2)、30%EtOAc/ヘキサン(フラクション3、4)および50%EtOAc/ヘキサン(フラクション5、6))で精製して、標題化合物(312mg、51%)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0143】
1−{[(2−ブロモエチル)オキシ]メチル}−4−(1,1−ジメチルエチル)ベンゼン
DCM(2.5mL)中のN−ブロモスクシニミド(272mg、1.53mmol)の溶液を、DCM(2.5mL)中の樹脂結合トリフェニルホスフィン(510mg、1.53m当量、Fluka)に加え、反応物を10分間室温で撹拌した。DCM(1.5mL)中の2−({[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]メチル}オキシ)エタノール(160mg、0.768mmol)の溶液を反応物に加え、残ったアルコールをDCM(1.5mL)と移した。反応容器をキャップし、アルミニウムホイルで覆い、室温で20時間撹拌した。反応物を、SPEカートリッジ(5gシリカ)(10mLフラクションで溶出:DCM(フラクション1)、30%EtOAc/ヘキサン(フラクション2)および50%EtOAc/ヘキサン(フラクション3))により濾過して、標題化合物(25mg、12%)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0144】
1−[2−({[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]メチル}オキシ)エチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(30mg、0.102mmol)を、2:3CHCN/CHCl(3mL)中の1−{[(2−ブロモエチル)オキシ]メチル}−4−(1,1−ジメチルエチル)ベンゼン(25mg、0.143mmol)の溶液に加え、反応物を60℃で96時間加熱した。反応物を濃縮し、粗生成物をEtOAc(3×1mL)で洗浄した。生成物を減圧下で乾燥して、標題化合物(9mg、16%)を得た。LC/MS ESIR2.28分M484
【0145】
実施例77:1−(2−{[(4−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
2−{[(4−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エタノール
エチレングリコール(0.084mL、1.5mmol)を、THF(3mL)中のNaH(38mg、1.52mmol、油中95%)に加えた。1−(ブロモメチル)−4−フルオロベンゼン(0.19mL、1.5mmol)を反応物に加え、残った1−(ブロモメチル)−4−フルオロベンゼンをTHF(1mL)と一緒に反応チューブに移した。(Bu)NI(55mg、0.15mmol)を加え、反応物を18時間60℃で加熱し、ついで、室温で4時間撹拌した。HO(2mL)およびEtOAc(2mL)を加え、層をピペットで分離した。水層をEtOAc(1×1mL)で抽出し、合した有機層を濃縮した。粗生成物を、SPEカートリッジ(5gシリカ)(10mLフラクションで溶出:30%EtOAc/ヘキサン(フラクション1、2)、50%EtOAc/ヘキサン(フラクション3)および75%EtOAc/ヘキサン(フラクション4))により精製して、標題化合物(122mg、48%)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0146】
1−{[(2−ブロモエチル)オキシ]メチル}−4−フルオロベンゼン
DCM(2.5mL)中のN−ブロモスクシニミド(272mg、1.53mmol)の溶液を、DCM(2.5mL)中の樹脂結合トリフェニルホスフィン(510mg、1.53m当量、Fluka)に加え、反応物を室温で10分間撹拌した。DCM(1.5mL)中のの2−{[(4−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エタノール(122mg、0.717mmol)溶液を反応物に加え、残ったアルコールを、DCM(1.5mL)と一緒に移した。反応容器に蓋をし、アルミホイルで多い、20時間撹拌した。反応物を、SPEカートリッジ(5gシリカ)(10mLフラクションで溶出:DCM(フラクション1)、30%EtOAc/ヘキサン(フラクション2)および50%EtOAc/ヘキサン(フラクション3))により濾過して、標題化合物(80mg、48%)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0147】
1−(2−{[(4−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(30mg、0.102mmol)を、2:3CHCN/CHCl(3mL)中の1−{[(2−ブロモエチル)オキシ]メチル}−4−フルオロベンゼン(33mg、0.143mmol)の溶液に加え、反応物を96時間60℃で加熱した。反応物を濃縮し、粗生成物をEtOAc(3×1mL)で洗浄した。生成物を減圧下で乾燥して、標題化合物(9mg、16%)を得た。LC/MS ESIR1.89分M446
【0148】
実施例78:1−(2−{[(4−クロロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
2−{[(4−クロロフェニル)メチル]オキシ}エタノール
エチレングリコール(0.084mL、1.5mmol)を、THF(3mL)中のNaH(38mg、1.52mmol、油中95%)に加えた。1−(ブロモメチル)−4−クロロベンゼン(310mg、1.5mmol)を反応物に加え、残った1−(ブロモメチル)−4−クロロベンゼンを、THF(1mL)と一緒に反応チューブに加えた。(Bu)NI(55mg、0.15mmol)を加え、反応物を18時間60℃で加熱し、ついで、室温で4時間撹拌した。HO(2mL)およびEtOAc(2mL)を加え、層をピペットで分離した。水層をEtOAc(1×1mL)で溶出し、合した有機層を濃縮した。粗生成物を、SPEカートリッジ(5gシリカ)(10mLフラクションで溶出:30%EtOAc/ヘキサン(フラクション1、2)、50%EtOAc/ヘキサン(フラクション3)および75%EtOAc/ヘキサン(フラクション4))により精製して、標題化合物(129mg、46%)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0149】
1−{[(2−ブロモエチル)オキシ]メチル}−4−クロロベンゼン
DCM(2.5mL)中のN−ブロモスクシニミド(272mg、1.53mmol)の溶液を、DCM(2.5mL)中の樹脂結合トリフェニルホスフィン(510mg、1.53m当量、Fluka)に加え、反応物を室温で10分間撹拌した。DCM(1.5mL)中の2−{[(4−クロロフェニル)メチル]オキシ}エタノール(129mg、0.691mmol)の溶液を、反応物に加え、残ったアルコールをDCM(1.5mL)と一緒に移した。反応容器に蓋をし、アルミホイルで覆い、室温で20時間撹拌した。反応物を、SPEカートリッジ(5gシリカ)(10mLフラクションで溶出:DCM(フラクション1)、30%EtOAc/ヘキサン(フラクション2)および50%EtOAc/ヘキサン(フラクション3))で濾過して、標題化合物(98mg、57%)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0150】
1−(2−{[(4−クロロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(30mg、0.102mmol)を、2:3CHCN/CHCl(3mL)中の1−{[(2−ブロモエチル)オキシ]メチル}−4−クロロベンゼン(36mg、0.143mmol)の溶液に加え、反応物を、96時間60℃で加熱した。反応物を濃縮しtえ、EtOAc(3×1mL)で洗浄した。生成物を、減圧下で乾燥して、標題化合物(17.4mg、32%)を得た。LC/MS ESIR2.09分M462
【0151】
実施例79:1−(2−{[(4−ブロモフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
2−{[(4−ブロモフェニル)メチル]オキシ}エタノール
エチレングリコール(0.084mL、1.5mmol)を、THF(3mL)中のNaH(38mg、1.52mmol、油中95%)に加えた。1−ブロモ−4−(ブロモメチル)ベンゼン(370mg、1.5mmol)を反応物に加え、残った1−ブロモ−4−(ブロモメチル)ベンゼンを反応物に、THF(1mL)と一緒に加えた。(Bu)NI(55mg、0.15mmol)を加え、反応物を18時間60℃で加熱し、室温で4時間撹拌した。HO(2mL)およびEtOAc(2mL)を加え、層をピペットで分離した。水層をEtOAc(1×1mL)で抽出し、合した有機層を濃縮した。粗生成物を、SPEカートリッジ(5gシリカ)(10mLフラクションで溶出:30%EtOAc/ヘキサン(フラクション1、2)、50%EtOAc/ヘキサン(フラクション3)および75%EtOAc/ヘキサン(フラクション4))で精製して、標題化合物(139mg、40%)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0152】
1−ブロモ−4−{[(2−ブロモエチル)オキシ]メチル}ベンゼン
DCM(2.5mL)中のN−ブロモスクシニミド(272mg、1.53mmol)の溶液を、DCM(2.5mL)中の樹脂結合トリフェニルホスフィン(510mg、1.53m当量、Fluka)に加え、反応物を、室温で10分間撹拌した。DCM(1.5mL)中の2−{[(4−ブロモフェニル)メチル]オキシ}エタノール(139mg、0.601mmol)の溶液を、反応物に加え、残ったアルコールをDCM(1.5mL)と一緒に移した。反応容器に蓋をし、アルミホイルで覆い、室温で20時間撹拌した。反応物を、SPEカートリッジ(5gシリカ)(10mLフラクションで溶出:DCM(フラクション1)、30%EtOAc/ヘキサン(フラクション2)および50%EtOAc/ヘキサン(フラクション3))で濾過して、標題化合物(87mg、49%)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0153】
1−(2−{[(4−ブロモフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(30mg、0.102mmol)を、2:3CHCN/CHCl(3mL)中の1−ブロモ−4−{[(2−ブロモエチル)オキシ]メチル}ベンゼン(42mg、0.143mmol)の溶液に加え、反応物を96時間60℃で加熱した。反応物を濃縮し、粗生成物をEtOAc(3×1mL)で濃縮した。生成物を減圧下で濃縮して、標題化合物(19.4mg、32%)を得た。LC/MS ESIR2.07分M506
【0154】
実施例80:1−(2−{[(4−シアノフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
4−{[(2−ヒドロキシエチル)オキシ]メチル}ベンゾニトリル
エチレングリコール(0.084mL、1.5mmol)を、THF(3mL)中のNaH(38mg、1.52mmol、油中95%)に加え、4−(ブロモメチル)ベンゾニトリル(290mg、1.5mmol)を反応物に加え、残った4−(ブロモメチル)ベンゾニトリルを、さらにTHF(1mL)と一緒に移した。(Bu)NI(55mg、0.15mmol)を加え、反応物を18時間60℃で加熱し、室温で4時間撹拌した。HO(2mL)およびEtOAc(2mL)を加え、層をピペットで分離した。水層をEtOAc(1×1mL)で抽出し、合した有機層を濃縮した。粗生成物を、SPEカートリッジ(5gシリカ)(10mLフラクションで溶出:10%EtOAc/ヘキサン(フラクション1、2)、30%EtOAc/ヘキサン(フラクション3、4)、50%EtOAc/ヘキサン(フラクション5−7)および75%EtOAc/ヘキサン(フラクション8))により精製して、標題化合物(95mg、36%)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0155】
4−{[(2−ブロモエチル)オキシ]メチル}ベンゾニトリル
DCM(2.5mL)中のN−ブロモスクシニミド(272mg、1.53mmol)の溶液を、DCM(2.5mL)中の樹脂結合トリフェニルホスフィン(510mg、1.53m当量、Fluka)の溶液に加え、反応物を室温で10分間撹拌した。DCM(1.5mL)中の4−{[(2−ヒドロキシエチル)オキシ]メチル}ベンゾニトリル(95mg、0.536mmol)の溶液を反応物に加え、残ったアルコールをさらなるDCM(1.5mL)と一緒に移した。反応容器に蓋をし、アルミホイルで覆い、室温で20時間撹拌した。反応物を、SPEカートリッジ(5gシリカ)(10mLフラクションで溶出:DCM(フラクション1)、30%EtOAc/ヘキサン(フラクション2)および50%EtOAc/ヘキサン(フラクション3))により精製して、標題化合物(60mg、47%)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0156】
1−(2−{[(4−シアノフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(30mg、0.102mmol)を、2:3CHCN/CHCl(3mL)中の4−{[(2−ブロモエチル)オキシ]メチル}ベンゾニトリル(34mg、0.143mmol)の溶液に加え、反応物を96時間60℃で加熱した。反応物を濃縮して、粗生成物をEtOAc(3×1mL)で抽出した。生成物を減圧下で乾燥して、標題化合物(40mg、74%)を得た。LC/MS ESIR1.82分M453
【0157】
実施例81:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(2−ナフタレニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
2−[(2−ナフタレニルメチル)オキシ]エタノール
エチレングリコール(0.084mL、1.5mmol)を、THF(3mL)中のNaH(38mg、1.52mmol、油中95%)に加え、2−(ブロモメチル)ナフタレン(330mg、1.5mmol)を反応物に加え、残った2−(ブロモメチル)ナフタレンを、さらなるTHF(1mL)と一緒に反応チューブに移した。(Bu)NI(55mg、0.15mmol)を加え、反応物を18時間60℃で加熱し、室温で4時間撹拌した。HO(2mL)およびEtOAc(2mL)を加え、層をピペットで分離した。水層をEtOAc(1×1mL)で抽出し、合した有機層を濃縮した。粗生成物を、SPEカートリッジ(5gシリカ)(10mLフラクションで溶出:30%EtOAc/ヘキサン(フラクション1、2)、50%EtOAc/ヘキサン(フラクション3)および75%EtOAc/ヘキサン(フラクション4))により精製して、標題化合物(101mg、33%)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0158】
2−{[(2−ブロモエチル)オキシ]メチル}ナフタレン
DCM(2.5mL)中のN−ブロモスクシニミド(272mg、1.53mmol)の溶液を、DCM(2.5mL)中の樹脂結合トリフェニルホスフィン(510mg、1.53m当量、Fluka)に加え、反応物を室温で10分間撹拌した。DCM(1.5mL)中の2−[(2−ナフタレニルメチル)オキシ]エタノール(101mg、0.499mmol)の溶液を反応物に加え、残ったアルコールをさらなるDCM(1.5mL)と一緒に移した。反応容器に蓋をし、アルミホイルで覆い、室温で20時間撹拌した。反応物を、SPEカートリッジ(5gシリカ)(10mLフラクションで溶出:DCM(フラクション1)、30%EtOAc/ヘキサン(フラクション2)および50%EtOAc/ヘキサン(フラクション3))で溶出して、標題化合物(57mg、43%)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0159】
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(2−ナフタレニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(30mg、0.102mmol)を、2:3CHCN/CHCl(3mL)中の2−{[(2−ブロモエチル)オキシ]メチル}ナフタレン(38mg、0.143mmol)の溶液に、反応物を96時間60℃で加熱した。反応物を濃縮し、粗生成物をEtOAc(3×1mL)で洗浄した。生成物を減圧下で乾燥して、標題化合物(48.1mg、84%)を得た。LC/MS ESIR2.04分M478
【0160】
実施例82:1−(2−{[(3−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
2−{[(3−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エタノール
エチレングリコール(0.1mL、1.79mmol)を、THF(5mL)中のNaH(46mg、1.81mmol、油中95%)に加えた。1−(ブロモメチル)−3−フルオロベンゼン(0.22mL、1.79mmol)を反応物に加え、反応物を60℃で5日間加熱した。HO(2mL)およびEtOAc(2mL)を加え、層をピペットで分離した。水層をEtOAc(3×1mL)で抽出し、合した有機層を飽和溶液NaCl(1×2mL)で洗浄し、乾燥(NaSO)し、濃縮した。粗生成物を、SPEカートリッジ(5gシリカ)(10mLフラクションで溶出:30%EtOAc/ヘキサン(フラクション1、2)、50%EtOAc/ヘキサン(フラクション3)および75%EtOAc/ヘキサン(フラクション4))により精製して、標題化合物(76.2mg、25%)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0161】
1−{[(2−ブロモエチル)オキシ]メチル}−3−フルオロベンゼン
N−ブロモスクシニミド(146mg、0.820mmol)を、DCM(4mL)中の樹脂結合トリフェニルホスフィン(274mg、0.822m当量、Fluka)および2−{[(3−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エタノール(70mg、0.411mmol)に加えた。反応容器をテフロンキャップで封をし、アルミニウムホイルで覆い、17時間振盪した。反応物を、SPEカートリッジ(5gシリカ)(10mLフラクションで溶出:DCM(フラクション1)、30%EtOAc/ヘキサン(フラクション2)および50%EtOAc/ヘキサン(フラクション3))により濾過して、標題化合物(75mg、78%)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0162】
1−(2−{[(3−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(94mg、0.321mmol)を、2:3CHCN/CHCl(4mL)中の1−{[(2−ブロモエチル)オキシ]メチル}−3−フルオロベンゼン(75mg、0.321mmol)の溶液に加え、反応物を3日間60℃で加熱した。反応物を減圧下で濃縮し、粗生成物をEtOAc(3×2mL)で洗浄した。生成物を減圧下で乾燥して、標題化合物(50mg、30%)を得た。LC/MS ESIR1.95分M446
【0163】
実施例83:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(1−メチル−1−フェニルエチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
2−[(1−メチル−1−フェニルエチル)オキシ]エタノール
いずれも触媒量のp−トルエンスルホン酸・HOまたはBio−RadSCX樹脂(分析グレード、5.1meq/g、AG50W−X8)を、−メチルスチレン(0.5mL、3.85mmol)およびエチレングリコール(0.21mL、3.85mmol)に加え、反応物を5日間室温で撹拌した。反応混合物を、直接、SPEカートリッジ(10gシリカ)に充填し、10mLフラクション:10%EtOAc/ヘキサン(フラクション1、2)、30%EtOAc/ヘキサン(フラクション3、4)および50%EtOAc/ヘキサン(フラクション5、6)で溶出して、標題化合物(30.5mg、4%)を両条件で得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0164】
{1−[(2−ブロモエチル)オキシ]−1−メチルエチル}ベンゼン
N−ブロモスクシニミド(119mg、0.666mmol)を、DCM(4mL)中の樹脂結合トリフェニルホスフィン(222mg、0.666m当量、Fluka)および2−[(1−メチル−1−フェニルエチル)オキシ]エタノール(60mg、0.333mmol)に加えた。反応溶液をテフロンキャップで封をし、アルミホイルで覆い、室温で17時間振盪した。反応物を、SPEカートリッジ(5gシリカ)(10mLフラクションで溶出:DCM(フラクション1)、30%EtOAc/ヘキサン(フラクション2)および50%EtOAc/ヘキサン(フラクション3))により濾過して、標題化合物(34mg、42%)を得た。生成物をCDClでのH NMR(400MHz)により特徴付けた。
【0165】
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(1−メチル−1−フェニルエチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(41mg、0.14mmol)を、2:3CHCN/CHCl(3mL)中の{1−[(2−ブロモエチル)オキシ]−1−メチルエチル}ベンゼン(34mg、0.14mmol)の溶液に加え、反応物を60℃で3日間加熱した。反応物を減圧下で濃縮して、粗生成物をEtOAc(3×1mL)で洗浄した。残渣を2.5mLのDMSOに溶解し、分取HPLC(TFAなし)により精製して、標題化合物(18mg、24%)を得た。LC/MS ESIR2.09分M456
【0166】
実施例84:4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製
方法A:1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.020g、0.068mmol)を、CHCl(1.8mL)で希釈し、2−ブロモエチルフェニルメチルエーテル(0.022g、0.102mmol)を含有する1ドラムのバイアルに直接加えた。CHCN(1.2mL)を加え、バイアルに撹拌バーとキャップを付けた。反応物を撹拌し、24時間60℃で加熱した。バイアルの内容物をポリプロピレンチューブに移し(撹拌バーを除去した後)、窒素雰囲気下で濃縮した。粗生成物をポリプロピレンチューブフリット上に回収し、過剰のブロマイドを、粗生成物をEtOAc(5×2mL)およびヘキサン(5×2mL)で洗浄することにより除去した。ついで、生成物を減圧下で乾燥して、標題化合物(0.008g、23.8%)を得た。
【0167】
方法B:2CHCN/3CHCl(200mL)中の1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(3.30g、11.2mmol)の溶液に、2−ブロモエチルフェニルメチルエーテル(2.31mL、14.6mmol)を加えた。溶液を、60℃で16時間撹拌した。反応物を室温に冷却し、濃縮した。EtOAc(200mL)を固体に加え、混合物を1時間撹拌し、ついで、濾過した。得られた固体をMeOH(125mL)中に溶解し、60℃に加熱した。溶液を熱濾過し、ついで再び室温に冷却した。反応物を、少量のMeOH(約20mL)となるまで濃縮し、濾過した。ついで、水(75mL)を加え、得られた混合物を55℃で、40分間撹拌しながら加熱した。室温に冷却した後、固体を濾過し、水(20mL)で洗浄し、45℃で16時間減圧オーブンで乾燥させ、標題化合物(2.47g,43.3%)を得た。EI−MS m/z428(M)Rt(1.90分)H NMR(DMSO−d)δ7.56(d,4H,J=1.2),7.28(m,11H),5.95(s,1H),4.50(s,2H),3.81(d,2H,J=4.0),3.48(t,6H,J=7.2),3.38(d,2H,J=4.0),2.01(t,6H,J=7.2);元素分析(C2934NOBr)C,H,N:計算値,68.50,6.74,2.75;実測値,68.28,6.68,2.73
【0168】
表1に示す下記実施例を、実施例84方法Aに記載した方法に従って調製した。
【表1】

【0169】
【表2】

【0170】
【表3】

【0171】
実施例112:1−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−2−オキソエチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドの調製.
1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル(ジフェニル)メタノール(0.022g、0.075mmol)をCHCl(1.8mL)で希釈し、1−(1−ベンゾフラン−2−イル)−2−ブロモエタノン(0.027g、0.112mmol)を含有する1ドラムバイアルに直接加えた。CHCN(1.2mL)を加え、バイアルに撹拌バーとキャップを備えた。反応物を撹拌し、60℃で24時間加熱し、ついで、減圧下で濃縮して、白色固体を得た。この残渣をDMSO中に溶解し、分取HPLC(TFAなし)により精製して、標題化合物(0.022g、57.4%)を得た。LC/MS ESIR1.98分、M452
【0172】
表2に示す下記実施例を、実施例112に記載した方法に従って調製した。
【表4】

【0173】
【表5】

【0174】
略号
Ar アルゴン
DCM ジクロロメタン
DMF ジメチルホルムアミド
DMSO ジメチルスルホキシド
EI/ESI エレクトロスプレーイオン化方
HPLC 高速液体クロマトグラフィー
LC 液体クロマトグラフィー
LDA リチウムジイソプロピルアミド
MS 質量分析
NMR 核磁気共鳴
Rt 保持時間
rt 室温
SPE 固相抽出
TEA トリエチルアミン
TFA トリフルオロ酢酸
THF テトラヒドロフラン
【0175】
生物学的実施例
本発明のMmAChRにおける化合物の阻害効果は、下記のイン・ビトロおよびイン・ビボ機能アッセイによって決定される。
【0176】
カルシウム動員による受容体活性化の阻害の分析
CHO細胞に発現されたmAChRsの刺激を、以前に記載されたように(H. M.Sarau et al, 1999. Mol. Pharmacol. 56, 657-663)、受容体活性化カルシウム動員をモニターすることによって分析した。MmAChRを安定に発現しているCHO細胞を96ウェル黒壁/透明底プレート中で培養した。18〜24時間後、培地を吸引し、100μlの負荷培地(アール塩、0.1%RIA−等級BSA(Sigma,St.Louis MO)および4μM Fluo−3−アセトキシメチルエステル蛍光インジケーター色素(Fluo−3 AM,Molecular Probes,Eugene,OR)を含有するEMEM)で置換し、37℃で1時間インキュベートした。次いで、該色素含有培地を吸引し、新しい培地(Fluo−3 AMを含有しない)で置換し、細胞を37℃で10分間インキュベートした。次いで、細胞を3回洗浄し、100μlのアッセイバッファー(0.1%ゼラチン(Sigma)、120mM NaCl、4.6mM KCl、1mM KHPO、25mM NaHCO、1.0mM CaCl、1.1mM MgCl、11mMグルコース、20mM HEPES(pH7.4))中、37℃で10分間インキュベートした。50μlの化合物(該アッセイ中、最終で1x10−11−1x10−5M)を加え、プレートを37℃で10分間インキュベートした。次いで、プレートを、色素負荷された細胞が6ワットアルゴンレーザーからの励起光(488nm)に曝露される蛍光強度プレートリーダー(FLIPR,Molecular Probes)中に置いた。0.1%BSAを含有するバッファー中で調製された50μlのアセチルコリン(0.1−10nM最終)を50μl/秒の速度で添加することによって、細胞を活性化した。細胞質カルシウム濃度の変化としてモニターされるカルシウム動員は、566nm発光強度の変化として測定された。発光強度の変化は、直接、細胞質カルシウムレベルに関係する11。全96ウェル由来の発光した蛍光は、冷却CCDカメラを用いて同時に測定される。毎秒、データポイントを集める。次いで、GraphPad PRISMソフトウェアを用いて、該データをプロットおよび分析した。
【0177】
メタコリン誘導性気管支収縮−抗力および作用持続時間
メタコリンに対する気道応答は、覚醒非拘束BalbCマウス(各群n=6)において測定した。気圧プレスチモグラフィーを用いて、メタコリンでの気管支攻撃の間に起こる気道抵抗の変化に相関することが示されている(2)。小休止の増加(enhanced pause)(Penh)を測定した(測定単位なし)。マウスを50μlのビヒクル(10%DMSO)中における50μlの化合物(0.003−10μg/マウス)の鼻腔内投与によって前処理し、次いで、投与後所定の時間(15分〜96時間)、プレスチモグラフィーチャンバー中に置いた。効力の測定に関しては、所定の薬剤に対する投与応答を行い、薬剤投与後15分で測定した。作用持続時間に関しては、投与後15分〜96時間で測定した。
該チャンバー中では一度、該マウスを10分間平衡化した後、5分間、ベースラインPenh測定を行った。次いで、マウスをメタコリンのエーロゾル(10mg/ml)で2分間攻撃した。Penhは、メタコリンエーロゾルの始めに開始し、その後5分間続けて、7分間連続的に記録した。各マウスのデータは、GraphPad PRISMソフトウェアを用いることによって、分析およびプロットした。この実験により、投与した化合物の効力を測定することができる。
本発明の化合物は、限定するものではないが、慢性閉塞性肺疾患、慢性気管支炎、喘息、慢性呼吸閉塞、肺線維症、肺気腫およびアレルギー性鼻炎のような気管支障害を含む、種々の兆候を治療するのに有用である。
【0178】
ムスカリン性受容体放射性リガンド結合アッセイ
SPAフォーマットにおける0.5nM [H]−N−メチルスコポラミン(NMS)を用いる放射性リガンド結合研究を用いて、ムスカリン性アンタゴニストのM、M、M、MおよびMムスカリン性アセチルコリン受容体に対する結合を評価する。96ウェルプレート中において、SPAビーズを受容体含有膜と共に、4℃で30分間プレインキュベートする。次いで、50mM HEPESおよび試験化合物を加え、室温で(振盪しながら)2時間インキュベートする。次いで、ビーズをスピンダウンし、シンチレーションカウンターを用いてカウントする。
【0179】
単離したモルモット気管における効力および作用持続時間の評価
成体雄性Hartelyモルモット(Charles River, Raleigh, NC; 400−600g)から気管を取り出し、修飾したKrebs−Henseleit溶液中に置いた。該溶液の組成(mM)は、NaCl 113.0、KCl 4.8、CaCl 2.5、KHPO 1.2、MgSO 1.2、NaHCO 25.0およびデキストロース11.0であり、それを95%O:5%COのガスで満たし、37℃で維持した。各気管から付着組織を除去し、縦に切開した。綿棒で管腔表面をやさしくこすることによって、上皮を除去した。個々のストリップを、幅が約2軟骨輪になるように切断し、Krebs−Henseleit溶液を含有し、Grass FT03C力−変位変換器に連結された10−mlウォータージャケット付き器官浴中に絹糸で吊した。Apple G4コンピューター上で作動するMP100WS/Acknowledgeデータ獲得システム(BIOPAC Systems, Goleta, CA,www.biopac.com)によって、機械的応答を等尺的に記録した。組織は、長さ−張力評価によって最適であることが決定された1.5gの静止張力下で平衡化させ、Krebs−Henseleit溶液で15分毎に1時間洗浄した。平衡化期間後、肺組織を10μMカルバコールでプラトーに達するまで収縮させ、それをデータ分析のための基準収縮として用いた。次いで、組織を、ベースラインの状態に達するまで1時間にわたり15分毎にリンスした。次いで、調製物を少なくとも30分間放置した後、実験を開始した。
【0180】
濃度−応答曲線は、1nMで開始した半対数的増加におけるカルバコールの累積的添加(Van Rossum, 1963, Arch. Int. Pharmacodyn., 143:299)によって得られた。応答がプラトーに達するまで、各濃度で調製物と接触させた後、次のカルバコール濃度を添加した。対の組織をmAChRアンタゴニスト化合物またはビヒクルに30分間曝露した後、カルバコール累積濃度−応答曲線を作成した。全データは、nが異なる動物の数である、平均±標準誤差(s.e.m.)として与えられる。
【0181】
表面潅流(作用持続時間)研究のために、組織をKrebs−Henseleit溶液で2ml/分にて、実験期間の間、連続的に表面潅流した。アゴニストおよびアンタゴニストのストック溶液を、表面潅流管系に挿入した22ゲージ針で注入した(0.02ml/分)。Macintosh G4コンピューター(Apple, Cupertino, CA www.apple.com)と適合した市販のデータ獲得システム(MP100WS/Acknowledge; BIOPAC Systems, Goleta, CA, www.biopac.com)を用いて、機械的応答を等尺的に記録した。組織を1.5gの最適な静止張力下で吊り下げた。60分の平衡化期間後、実験期間の間、組織をカルバコール(1μM)で収縮させた。持続的な収縮に達したら、イソプロテレノール(10μM)を投与して該組織を最大限に弛緩させ、この変化を基準として用いた。イソプロテレノール曝露を停止し、カルバコールにより誘導された緊張を回復させた。ムスカリン性受容体アンタゴニストを1組織につき1濃度にて、阻害の持続的なレベルに達するまで注入した。次いで、化合物を除去し、再び、カルバコールにより誘導された緊張を回復させた。
【0182】
下記のパラメーターを各濃度のアンタゴニストについて決定し、n匹の動物について平均±S.E.M.として表した。カルバコールにより誘導された収縮の阻害は、基準応答(イソプロテレノール)に対するパーセントとして表し、この弛緩の2分の1を達成するのに必要な時間を測定した(応答のオンセット)。化合物除去後の緊張回復は、最大緊張回復の2分の1を達成するのに必要な時間として測定された(応答のオフセット)。アンタゴニストの除去後60および180分に、阻害の残存レベルを測定し、イソプロテレノール基準に対するパーセントとして表した。
アンタゴニスト濃度−応答曲線は、アンタゴニスト除去後0、60および180分での最大弛緩データをプロットすることによって得られた。回復(シフトと呼ばれる)は、0分阻害曲線IC50と60分および180分にて同様の緊張回復を生じる化合物の濃度の比から算出された。
【0183】
応答のオンセットおよびオフセットに関する2分の1時間を、対応する濃度に対してプロットし、データを非線形回帰で適合させた。これらの値をIC50(阻害濃度−応答曲線から決定した)で当てはめ、Ot50(そのIC50濃度にて、オンセット応答の2分の1に達するのに必要な時間)およびRt50(そのIC50濃度にて、回復応答の2分の1に達するのに必要な時間)と称した。
【0184】
処方−投与
したがって、本発明は、さらに、式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩、溶媒和物、もしくは生理学的に機能的な誘導体(例えば、塩およびエステル)および医薬上許容される担体または賦形剤および所望により、1以上の他の治療成分を含む医薬処方を提供する。
以後、「活性成分」なる語は、式(I)の化合物、またはその医薬上許容される塩、溶媒和物、もしくは生理学的に機能的な誘導体を意味する。
式(I)の化合物は、口または鼻を介する吸入によって投与されるであろう。
【0185】
吸入による肺への局所送達のための乾燥粉末組成物は、例えば、吸入器または吹き入れ器において使用するための、例えばゼラチン製の、カプセルおよびカートリッジ中、または例えば薄層状アルミニウムホイル製の、ブリスター中において提供されうる。粉末ブレンド処方は、一般に、本発明の化合物および適当な粉末基剤(担体/希釈剤/賦形剤物質)、例えば、単糖類、二糖類または多糖類(例えば、ラクトースまたはデンプン)、有機または無機塩(例えば、塩化カルシウム、リン酸カルシウムまたは塩化ナトリウム)、ポリアルコール(例えば、マンニトール)、またはその混合物の吸入用粉末ミックスを含有し、あるいは該吸入用粉末ミックスを1以上の付加的な材料、例えば、下記に論じるように、処方の化学的および/または物理的安定性または性能を改善するために該ブレンド処方中に含ませる添加剤またはその混合物と共に含有する。ラクトースの使用が好ましい。各カプセルまたはカートリッジは、一般に、20μg〜10mgの式(I)の化合物を、所望により別の治療活性成分と共に、含有していればよい。別法では、本発明の化合物は、賦形剤を用いないで提供されてもよく、または例えば共沈もしくはコーティングによって、該化合物、任意の他の治療活性材料および賦形剤を含んでなる粒子に成形してもよい。
【0186】
適当には、薬剤ディスペンサーは、リザーバ(reservoir)・ドライパウダー吸入器(RDPI)、マルチドース(multi-dose)・ドライパウダー吸入器(MDPI)および定量吸入器(MDI)からなる群から選択されるタイプのものである。
リザーバ・ドライパウダー吸入器(RDPI)によって、複数回分の(計量されていない投与量)の薬剤を乾燥粉末形態で含むのに適当な貯蔵器形態パックを有し、該貯蔵器から送達位置へ薬剤投与量を計量しながら供給するための手段を含む吸入器が意味される。計量手段は、例えば、計量カップまたは穴あきプレートを含んでいてもよく、それは、カップが貯蔵器由来の薬剤で満たされる第1の位置から、計量された薬剤用量が吸入患者に利用可能になる第2の位置へ移動可能である。
【0187】
マルチドース・ドライパウダー吸入器(MDPI)によって、乾燥粉末形態で薬剤を投薬するのに適当な吸入器であって、薬剤が、複数回分の所定の投与量(またはその一部)の薬剤を含有する(または運搬する)マルチドース・パック内に含まれる吸入器が意味される。好ましい態様において、担体は、ブリスターパック形態を有するが、また、例えば、カプセルベースのパック形態や、プリンティング、ペインティングおよび真空吸蔵(vacuum occlusion)を包含するいずれかの適当な加工処理によって、その上に薬剤が負荷された担体含むこともできる。
【0188】
該処方は、予め計量することができ(例えば、Diskus,GB 2242134またはDiskhaler、GB 2178965、2129691および2169265参照)、または使用時に計量することができる(例えば、Turbuhaler,EP69715参照)。単位投与用装置の例は、Rotahalerである(GB 2064336参照)。Diskus吸入装置は、複数のコンテナを明確にするように(各コンテナはその中に、好ましくはラクトースと組み合わせた、式(I)の化合物を含有する吸入可能な処方を有する)、その長さに沿って一定間隔があいた複数の凹部を有するベースシートおよびそれを剥離可能に密閉する蓋シートから形成される細長いストリップを含む。好ましくは、該ストリップは、ロール状に巻かれるように十分に柔軟である。蓋シートおよびベースシートは、好ましくは、互いに閉じられていない先端部分を有し、該先端部分の少なくとも1つは、巻き上げ手段に取り付けられるように構成されている。また、好ましくは、ベースシートと蓋シートとの間の密閉シールは、それらの幅全体にまで及んでいる。蓋シートは、好ましくは、ベースシートから縦方向に、該ベースシートの一方の先端から剥がされる。
【0189】
一の態様において、マルチドース・パックは、薬剤を乾燥粉末形態で包み込むための複数のブリスターを含むブリスターパックである。該ブリスターは、典型的には、薬剤放出を容易にするために、規則的に配置される。
一の態様において、マルチドース・ブリスターパックは、一般に、円板形態のブリスターパック上に環状に配置された複数のブリスターを含む。別の態様において、マルチドース・ブリスターパックは、例えば、ストリップまたはテープからなる形態で細長い。
【0190】
好ましくは、マルチドース・ブリスターパックは、互いに剥離可能に固定された2つの部材間で定義される。US特許第5,860,419号、第5,873,360号および第5,590,645号は、該一般的種類の薬剤パックを記載する。該態様において、装置は、通常、各薬剤投与量を利用するために、部材をばらばらに剥離するための剥離手段を含む開封ステーションと共に提供される。適当には、該装置は、剥離可能な部材が、その長さに沿って一定間隔をおいた複数の薬剤コンテナを明確にする細長いシートである場合の使用に適応し、該装置は、各コンテナを順番に表示させるための表示手段と共に提供される。より好ましくは、該装置は、シートの1つが複数のポケットを有するベースシートであり、他方が蓋シートであり、各ポケットおよび蓋シートの隣接部分がコンテナの各々を明確にしている場合の使用に適応し、該装置は、蓋シートおよびベースシートを開封ステーションでばらばらに引っ張るための駆動手段を含む。
【0191】
定量吸入器(MDI)によって、エーロゾル形態で薬剤を投薬するのに適当な薬剤ディスペンサーが意味され、ここに、該薬剤は、プロペラントベースのエーロゾル薬剤処方を含有するのに適当なエーロゾルコンテナ中に含まれる。該エーロゾルコンテナは、典型的には、エーロゾル形態の薬剤処方を患者に放出するための計量バルブ、例えば、スライドバルブと共に提供される。該エーロゾルコンテナは、一般に、予め決められた量の薬剤を各作動時にバルブによって送達するように設計され、それは、コンテナを固定したままバルブを押し下げることによって、またはバルブを固定したままコンテナを押し下げることによって開くことができる。
【0192】
吸入による肺への局所送達のためのスプレー組成物は、例えば、水性溶液または懸濁液として、または適当な液化プロペラントを用いて加圧したパック、例えば、定量吸入器から送達されるエーロゾルとして処方されてもよい。吸入に適当なエーロゾル組成物は、懸濁液または溶液のいずれかであることができ、一般に、所望により別の治療活性成分と組み合わせた式(I)の化合物および適当なプロペラント、例えば、フルオロカーボンまたは水素含有クロロフルオロカーボンまたはその混合物、特に、ヒドロフルオロアルカン、例えば、ジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラ−フルオロエタン、特に、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1,1,2,3,3,3−ヘプタフルオロ−n−プロパンまたはその混合物を含有する。二酸化炭素または他の適当な気体もまた、プロペラントとして使用してもよい。該エーロゾル組成物は、賦形剤を含有していなくてもよく、または所望により、当該分野でよく知られた付加的な処方賦形剤、例えば、界面活性剤、例えば、オレイン酸またはレシチンおよび共溶媒、例えば、エタノールを含有していてもよい。加圧式処方は、一般に、バルブ(例えば、計量バルブ)で閉められ、マウスピースと共に提供されるアクチュエーター中に取り付けられたキャニスター(例えば、アルミニウム製のキャニスター)中に保持されるであろう。
【0193】
吸入による投与のための薬剤は、望ましくは、制御された粒径を有する。肺への局所的送達のための気管支系への吸入に最適な空気力学的粒径は、通常、1−10μm、好ましくは2−5μmである。肺への全体的送達を達成するための肺胞領域中への吸入に最適な空気力学的粒径は、5−3μm、好ましくは1−3μmである。20μmより大きい空気力学的粒径を有する粒子は、一般に、吸入した場合は、大きすぎて末梢気道に到達できない。処方の平均空気力学的粒径は、例えば、カスケードインパクションによって測定されうる。平均幾何学的粒径は、例えば、レーザー回折、光学的手段によって測定されうる。
【0194】
所望の粒径を達成するために、製造される活性成分の粒子は、通常の手段によって、例えば、結晶化制御、微粉化またはナノミリングによって、サイズを減少させてもよい。所望のフラクションを空気分級によって分離させてもよい。別法では、所望の大きさの粒子を、例えば、スプレードライし、スプレードライパラメーターを所望の範囲の大きさの粒子を生じるように調節することによって、直接製造してもよい。好ましくは、該粒子は結晶性であるが、所望により、非晶質材料を使用してもよい。ラクトースなどの賦形剤を使用する場合、一般に、賦形剤の粒径は、本発明の吸入される薬剤よりもはるかに大きいであろう。そのような「粗大な(coarse)」担体は、呼吸に適さない。賦形剤がラクトースである場合、典型的には、それは、85%以下のラクトース粒子がMMD60−90μmを有し、15%以上がMMD15μm未満を有する粉砕されたラクトースとして存在するであろう。担体のほかに、乾燥粉末ブレンド中の添加材料は、呼吸に適していてもよく(すなわち、空気力学的に10ミクロン未満)、または呼吸に適さなくてもよい(すなわち、空気力学的に10ミクロンより大きい)。
【0195】
使用されうる適当な添加材料は、アミノ酸、例えば、ロイシン;水溶性または水不溶性の天然または合成界面活性剤、例えば、レシチン(例えば、大豆レシチン)および固体状脂肪酸(例えば、ラウリン酸、パルミチン酸およびステアリン酸)およびその誘導体(例えば、塩およびエステル);ホスファチジルコリン;糖エステルを包含する。添加材料は、また、着色料、味マスキング剤(例えば、サッカリン)、帯電防止剤、滑沢剤(例えば、公開されたPCT特許出願第WO87/905213号を参照のこと。その教示は、出典明示により本明細書の一部とされる)、化学的安定化剤、バッファー、保存料、吸収促進剤および当業者に既知の他の材料を包含しうる。
【0196】
また、徐放性コーティング材料(例えば、ステアリン酸またはポリマー、例えば、ポリビニルピロリドン、ポリ乳酸)を活性材料または粒子を含有する活性材料上に使用してもよい(例えば、特許第US3,634,582号、第GB1,230,087号、第GB1,381,872号を参照のこと。その教示は、出典明示により本明細書の一部とされる)。
【0197】
鼻腔内スプレーは、水性または非水性ビヒクルと共に、増粘剤、バッファー塩あるいはpHを調整するための酸またアルカリ、等張性調整剤または抗酸化剤などの薬剤を添加して処方されうる。
噴霧による吸入のための溶液は、水性ビヒクルと共に、酸またはアルカリ、バッファー塩、等張性調整剤または抗菌剤などの薬剤を添加して処方されうる。それらは、ろ過またはオートクレーブ中での加熱によって滅菌されてもよく、あるいは非滅菌製品として提供されてもよい。
好ましい単位投与量処方は、本明細書中に上記したような活性成分の有効投与量、またはその適当なフラクションを含有するものである。
【0198】
本明細書および添付の特許請求の範囲を通し、文脈上他の意味に解すべき場合をのぞき、「含む」なる語および「含まれた」「含んでいる」などのそのバリエーションは、示された整数または工程あるいは整数の群を含むものと理解されるべきであるが、いずれの他の整数または工程あるいは整数または工程の群を排除するものではない。
特許および特許出願を含め、本明細書中で引用された全ての出版物は、あたかも個々の出版物が詳細かつ個々に、出典明示により全体が示されるかの如く本明細書の一部とされることが示されているかの如く、出典明示により本明細書の一部とされる。
上記の記載は、その好ましい具体例を包含する本発明を十分に開示するものである。本明細書中に特に開示される具体例の修飾および改良は、添付の特許請求の範囲の範囲内にある。さらに工夫することなく、当業者は、上記の記載を用いて、本発明をその完全な範囲まで利用することができると確信する。したがって、本明細書中の実施例は、単なる例示として解釈されるべきであり、何ら本発明の範囲を制限するものではない。排他的財産または特典が請求される本発明の具体例は、特許請求の範囲のとおり定義される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I):
【化1】

[式中:
R1は、C1−15アルキル、ハロ置換C1−15アルキル、C1−15アルキルシクロアルキル、シクロアルキル、C2−15アルケニル、ヒドロキシ置換C1−15アルキル、C1−15アルキルアリール、C1−15アルキルヘテロアリール、(CR7R7)qNRaRa、(CR7R7)qNHC(O)Ra、(CR7R7)qC(O)NRaRa、(CR7R7)qC(O)Ra、(CR7R7)qOC(O)Ra、(CR7R7)qNRaC(O)NRaRa、(CR7R7)qORcおよび(CR7R7)qNHS(O)Raからなる群から選択されるか;
R1は:
【化2】

からなる群から選択され;
R1は:
【化3】

からなる群から選択され;
R2およびR3は、アリール、C1−4アルキルアリール、ヘテロアリール、C1−4アルキルヘテロアリール、ヘテロサイクリックおよびC1−4アルキルヘテロサイクリック基からなる群から独立して選択され、これらはすべて置換されていてもよく;
Raは、水素、C1−15アルキル、C1−15アルコキシ、アリール、C1−15アルキルアリール、ヘテロアリール、C1−15アルキルヘテロアリール、ヘテロサイクリックおよびC1−15アルキルヘテロサイクリック基からなる群から選択され、これらはすべて置換されていてもよく;
Rcは、水素、C1−15アルキル、C1−15アルコキシ、ヘテロサイクリックおよびC1−15アルキルヘテロサイクリック基からなる群から選択され、これらはすべて置換されていてもよく;
R4およびR5は、水素、ハロゲン、C1−4アルキル、アリール、C1−4アルキルアリール、シアノ、ニトロ、(CR7R7)pORb、(CR7R7)pNRbRbからなる群から独立して選択されるか、あるいはR4およびR5は、一緒になって、5〜6員の飽和または不飽和環を形成し;アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアルキル、ヘテロサイクリック、ヘテロサイクリックアルキル基は置換されていてもよく;
R6は、水素、C1−4アルキルからなる群から選択され;
qは、0または1〜15の整数であり;
nは、1〜14の整数であり;
mは、1〜15の整数であり;
lは、1〜4の整数であり;
tは、0または1〜5の整数であり;
pは、0または1〜4の整数であり;
X、Y、ZおよびWは、水素、C1−4アルキルからなる群から独立して選択され;
Vは、CH、O、SおよびNRbからなる群から選択され;
Mは、OまたはCHであり;
Rbは、水素、C1−4アルキル、アリールおよびC1−4アルキルアリールからなる群から選択され;
R7は、水素、C1−4アルキル、ハロ置換C1−4アルキルおよびヒドロキシ置換C1−4アルキルからなる群から選択され;
X−は、クロライド、ブロマイド、ヨウダイド、ヒドロキシド、スルフェート、ニトレート、ホスフェート、アセテート、トリフルオロアセテート、フマレート、シトレート、タートレート、オキサレート、スクシネート、マンデレート、メタンスルホネートおよびp−トルエンスルホネートからなる群より選択される生理学的に許容されるアニオンである]
で示される化合物;ただし、4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドを除く。
【請求項2】
式(I):
【化4】

[式中:
R1は、C1−10アルキル、ハロ置換C1−10アルキル、C1−10アルキルアリール、C1−10アルキルシクロアルキル、シクロアルキル、ヒドロキシ置換C1−10アルキル、C2−10アルケニル、(CR7R7)qORc;(CR7R7)qOC(O)Raおよび(CR7R7)qNS(O)Raからなる群から選択され;
または、R1は:
【化5】

からなる群から選択され;
R2およびR3は:
【化6】


(式中、G、K、L、QおよびTは、水素、ハロゲン、C1−4アルキル、ハロ置換C1−4アルキル、ヒドロキシ置換C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシからなる群から独立して選択される)
からなる群から独立して選択され;
Raは、水素、C1−10アルキル、C1−10アルコキシ、アリールおよびヘテロアリールからなる群から選択され、これらはすべて置換されていてもよく;
Rcは、水素、C1−5アルキル、C1−5アルコキシからなる群から選択され、これらはすべて置換されていてもよく;
R4およびR5は、水素、ハロゲン、C1−4アルキル、アリール、C1−4アルキルアリール、シアノ、ニトロ、(CR7R7)pORb、(CR7R7)pNRbRbからなる群から独立して選択されるか、あるいはR4およびR5は、一緒になって、5〜6員の飽和または不飽和環を形成し;
qは、0または1〜5の整数であり;
nは、1〜4の整数であり;
mは、1〜5の整数であり;
lは、1または2であり;
tは、0、1または2であり;
pは、0、1または2であり;
Vは、OまたはCHであり
R6は、水素、C1−4アルキルからなる群から選択され;
Mは、OまたはCHであり;
Rbは、水素、C1−4アルキルおよびアリールC1−4アルキルからなる群から選択され;
R7は、水素およびC1−4アルキルからなる群から選択され、;
X−は、クロライド、ブロマイド、ヨウダイド、ヒドロキシド、スルフェート、ニトレート、ホスフェート、アセテート、トリフルオロアセテート、フマレート、シトレート、タートレート、オキサレート、スクシネート、マンデレート、メタンスルホネートおよびp−トルエンスルホネートからなる群より選択される生理学的に許容されるアニオンである]
で示される化合物;ただし、4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドを除く。
【請求項3】
1−(2−{[(3−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(2−{[(4−ブロモフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(2−{[(4−クロロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−{ヒドロキシ[ビス(3−メチルフェニル)]メチル}−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(2−{[(4−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(フェニルカルボニル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{3−[(3−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−{ヒドロキシ[ビス(4−メチルフェニル)]メチル}−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ビス(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{3−[(3−クロロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(2−{[(4−シアノフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{3−[(4−ブロモフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{3−[(4−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(1−メチル−1−フェニルエチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(2−ナフタレニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジ−3−チエニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(フェニルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−{ヒドロキシ[ビス(3−メチルフェニル)]メチル}−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−{ヒドロキシ[ビス(4−メチルフェニル)]メチル}−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(3−{[4−(メチルオキシ)フェニル]オキシ}プロピル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−(2−ナフタレニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−({[3−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−ナフタレニルメチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ビス(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−[2−(フェニルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−(ヒドロキシ{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(4−ニトロフェニル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{3−[(2−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(3−ニトロフェニル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−({3−[(トリフルオロメチル)オキシ]フェニル}メチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[(5−ニトロ−2−フラニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(1H−インドール−3−イル)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[3−(4−ビフェニリルオキシ)プロピル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(2−メチルフェニル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(フェニルメチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−{[2−(メチルオキシ)エチル]オキシ}エチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(フェニルメチル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[4−(フェニルオキシ)ブチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(1,3−ジオキソラン−2−イルメチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(2−ヒドロキシフェニル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−ヘキシル−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジ−3−チエニル)メチル]−1−[2−(フェニルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−({4−[(フェニルメチル)オキシ]フェニル}オキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[(3−ブロモフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジ−2−ナフタレニル)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(メチルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−(ヒドロキシ{ビス[4−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{3−[(4−シアノフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[2−(1−ベンゾフラン−2−イル)−2−オキソエチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[2−({[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]メチル}オキシ)エチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{[3−(メチルオキシ)フェニル]メチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−({4−[(トリフルオロメチル)オキシ]フェニル}メチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−ノニル−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジ−2−ナフタレニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[(4−フルオロフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[(4−ブロモフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{[3−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[(2−フルオロフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{[4−(トリフルオロメチル)フェニル]メチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(5−ヘキセン−1−イル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(3−シクロヘキシルプロピル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[2−(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロ−2H−イソインドール−2−イル)エチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−フェニルエチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−エチル−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[(4−メチルフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−ブチル−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−(ヒドロキシ{ビス[4−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[3−(3−ビフェニリルオキシ)プロピル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[(1S)−1−メチル−2−オキソ−2−(フェニルアミノ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−プロピル−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{3−[(2−ブロモフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[(3−フルオロフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[(3,4−ジクロロフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[(2−フルオロ−3−メチルフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{4−[(フェニルメチル)オキシ]ブチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[(4−シアノフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−(ヒドロキシ{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(3−{[3−(ジエチルアミノ)フェニル]オキシ}プロピル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−プロパン−1−イル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{[4−(1,1−ジメチルエチル)フェニル]メチル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(3−フェニルプロピル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[(2,6−ジフルオロフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−({[2−(フェニルオキシ)−3−ピリジニル]カルボニル}アミノ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−(2−フェニルエチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(3−ブロモプロピル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−ヒドロキシエチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[(3−シアノフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[2−({[(2,4−ジクロロフェニル)アミノ]カルボニル}アミノ)エチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(4−ペンテン−1−イル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{2−[(2,4−ジブロモフェニル)オキシ]エチル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[(2,4−ジフルオロフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−(メチルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−({2−[(フェニルメチル)オキシ]フェニル}オキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
[1−(2−アミノエチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクト−4−イル](ジフェニル)メタノレートトリフルオロアセテート;
4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−(3−フェニルプロピル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−メチル−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イルメチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[(2,3−ジフルオロフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[2−(4−ビフェニリル)−2−オキソエチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−オキソ−2−(4−ペンチルフェニル)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(2−{[(2,4−ジクロロフェニル)カルボニル]アミノ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(3−{[2−(メチルオキシ)フェニル]オキシ}プロピル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[(1−{[(フェニルメチル)オキシ]カルボニル}−4−ピペリジニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(2−ナフタレニル)−2−オキソエチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[(4−ニトロフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−ブチル−4−[ヒドロキシ(ジ−3−チエニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−オキソ−2−フェニルエチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−[(3,4−ジフルオロフェニル)メチル]−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;および
1−(シクロプロピルメチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド、
からなる群から選択される請求項1記載の化合物。
【請求項4】
1−(2−{[(3−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(2−{[(4−ブロモフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(2−{[(4−クロロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−{ヒドロキシ[ビス(3−メチルフェニル)]メチル}−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(2−{[(4−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(フェニルカルボニル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{3−[(3−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−{ヒドロキシ[ビス(4−メチルフェニル)]メチル}−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ビス(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{3−[(3−クロロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(2−{[(4−シアノフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{3−[(4−ブロモフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{3−[(4−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(1−メチル−1−フェニルエチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(2−ナフタレニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジ−3−チエニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(フェニルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−{ヒドロキシ[ビス(3−メチルフェニル)]メチル}−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−{ヒドロキシ[ビス(4−メチルフェニル)]メチル}−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(3−{[4−(メチルオキシ)フェニル]オキシ}プロピル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−(2−ナフタレニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−({[3−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−(2−ナフタレニルメチル)−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ビス(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−[2−(フェニルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−(ヒドロキシ{ビス[3−(メチルオキシ)フェニル]}メチル)−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(4−ニトロフェニル)オキシ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;および
1−{3−[(2−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド、
からなる群から選択される請求項1記載の化合物。
【請求項5】
1−(2−{[(3−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(2−{[(4−ブロモフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(2−{[(4−クロロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−{ヒドロキシ[ビス(3−メチルフェニル)]メチル}−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(2−{[(4−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(フェニルカルボニル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{3−[(3−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−{ヒドロキシ[ビス(4−メチルフェニル)]メチル}−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{3−[(メチルスルホニル)アミノ]プロピル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ビス(3−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{3−[(3−クロロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジ−2−チエニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(2−{[(4−シアノフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{3−[(4−ブロモフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−{3−[(4−フルオロフェニル)オキシ]プロピル}−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(1−メチル−1−フェニルエチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(2−ナフタレニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジ−3−チエニル)メチル]−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−[2−(フェニルオキシ)エチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドおよび;
4−{ヒドロキシ[ビス(3−メチルフェニル)]メチル}−1−[3−(フェニルオキシ)プロピル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド、
からなる群から選択される請求項4記載の化合物。
【請求項6】
1−(2−{[(3−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(2−{[(4−ブロモフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(2−{[(4−クロロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−[ビス(4−フルオロフェニル)(ヒドロキシ)メチル]−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
4−{ヒドロキシ[ビス(3−メチルフェニル)]メチル}−1−{2−[(フェニルメチル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド;
1−(2−{[(4−フルオロフェニル)メチル]オキシ}エチル)−4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイドおよび;
4−[ヒドロキシ(ジフェニル)メチル]−1−{2−[(フェニルカルボニル)オキシ]エチル}−1−アゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンブロマイド、
からなる群から選択される請求項5記載の化合物。

【公開番号】特開2012−162559(P2012−162559A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−92339(P2012−92339)
【出願日】平成24年4月13日(2012.4.13)
【分割の表示】特願2007−510915(P2007−510915)の分割
【原出願日】平成17年4月27日(2005.4.27)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】