説明

メガネ

【目的】 本発明の目的は、軽量化を図ることが可能なメガネを提供することにある。
【構成】 メガネは、フロントフレーム110と、第1、第2レンズ部400a、400bと、位置角度調整手段500a、500bとを備えている。位置角度調整手段500a、500bは、フロントフレーム110のスリット111a、111bと、フロントフレーム110のスリット111a、111bに第1方向D1に移動自在に係合された位置調整棒510a、510bとを有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はメガネに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の立体画像視用メガネとしては、左右の視界が交互に遮蔽される第1、第2液晶シャッタレンズを備えたものがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特表2010−539526号公報(WO/US2008/075554号公報)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記メガネにおいて、第1、第2液晶シャッタレンズの重量が大きな割合を占めている。前記メガネは、万人の眼球の位置に対応できるように、第1、第2液晶シャッタレンズが大きめに作成されている。このため、第1、第2液晶シャッタレンズの重量が重くなり、前記メガネの軽量化の妨げとなっていた。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、軽量化を図ることが可能なメガネを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のメガネは、フロントフレームと、第1、第2レンズ部と、前記フロントフレームに対して前記第1、第2レンズ部を、当該フロントフレームの長さ方向に対して略平行な第1方向に各々位置調整可能な第1位置調整手段とを備えている。
【0007】
このような発明の態様による場合、第1位置調整手段により第1、第2レンズ部がフロントフレームに対して第1方向に各々位置調整可能になっている。よって、使用者の眼球の位置に合わせて第1、第2レンズ部の位置を調整することができるので、第1、第2レンズ部の小型化及びメガネの軽量化を図ることができる。しかも、第1、第2レンズ部が小型化することにより、第1、第2レンズ部のコストダウンを図ることもできる。
【0008】
前記メガネは、前記フロントフレームに対して前記第1、第2レンズ部を、当該第1、第2レンズ部が前記フロントフレームに接近離反可能な方向である第2方向に位置調整可能な第2位置調整手段を更に備えた構成とすることが可能である。
【0009】
このような発明の態様による場合、第2位置調整手段により第1、第2レンズ部がフロントフレームに対して第2方向に位置調整可能になっている。よって、使用者の眼球の高さ位置に合わせて第1、第2レンズ部の高さ位置を調整することができるので、第1、第2レンズ部の小型化及びメガネの軽量化を更に図ることができる。しかも、第1、第2レンズ部が更に小型化することにより、第1、第2レンズ部のコストダウンを更に図ることもできる。
【0010】
前記フロントフレームに対して前記第1、第2レンズ部を、前記メガネの前後方向である第3方向に各々回転させることが可能な角度調整手段を更に備えた構成とすることが可能である。
【0011】
このような発明の態様による場合、角度調整手段により、前記フロントフレームに対して前記第1、第2レンズ部を第3方向に各々回転させることにより、当該第1、第2レンズ部の角度調整を行うことができる。
【0012】
前記第1位置調整手段は、前記フロントフレームに設けられ且つ前記第1方向に延びた第1、第2スリットと、前記第1、第2スリット内に前記第1方向に移動自在に係合された第1、第2位置調整棒とを有する構成とすることが可能である。この場合、前記第1、第2レンズ部が第1、第2位置調整棒に固着されている。
【0013】
このような発明の態様による場合、第1、第2位置調整棒を第1、第2スリット内で第1方向に移動させるだけで、第1、第2レンズ部の第1方向の位置調整を簡単に行うことができる。また、第1、第2位置調整棒を第1、第2スリットに係合するだけで、第1、第2位置調整棒をフロントフレームに簡単に取り付けることができる。よって、メガネの組み立てが容易になり、メガネの低コスト化を図ることができる。
【0014】
前記第1、第2位置調整手段は一体的に構成された構成とすることが可能である。この場合、前記第1、第2位置調整手段は、前記フロントフレームを前記第2方向に貫通し且つ前記第1方向に延びた第1、第2スリットと、前記第1、第2スリット内に前記第1、第2方向に移動自在に係合された第1、第2位置調整棒とを有している。前記第1、第2レンズ部が第1、第2位置調整棒に固着されている。
【0015】
このような発明の態様による場合、第1、第2位置調整棒を第1、第2スリット内で第1及び/又は第2方向に移動させるだけで、第1、第2レンズ部の第1及び/又は第2方向の位置調整を簡単に行うことができる。また、第1、第2位置調整棒を第1、第2スリットに係合させるだけで、第1、第2位置調整棒をフロントフレームに簡単に取り付けることができる。よって、メガネの組み立てが容易になり、メガネの低コスト化を図ることができる。
【0016】
前記第1位置調整手段及び角度調整手段が一体的に構成された構成とすることが可能である。この場合、前記第1位置調整手段及び角度調整手段は、前記フロントフレームに設けられ且つ前記第1方向に延びた第1、第2スリットと、前記第1、第2スリット内に前記第1方向に移動自在且つ前記第3方向に回転自在に係合された第1、第2位置調整棒を有している。前記第1、第2レンズ部が第1、第2位置調整棒に固着されている。
【0017】
このような発明の態様による場合、第1、第2位置調整棒を第1、第2スリット内で第1方向に移動させるだけで、第1、第2レンズ部の第1方向の位置調整を簡単に行うことができる。また、第1、第2位置調整棒を第1、第2スリット内で回転させるだけで、第1、第2レンズ部の角度を簡単に調整することができる。更に、第1、第2位置調整棒を第1、第2スリットに係合させるだけで、第1、第2位置調整棒をフロントフレームに簡単に取り付けることができる。よって、メガネの組み立てが容易になり、メガネの低コスト化を図ることができる。
【0018】
或いは、前記第1、第2位置調整棒は、前記第1、第2スリット内に前記第1方向に移動自在に係合される第1端部と、前記第1、第2レンズ部が前記第3方向に回転自在に係合された第2端部とを有する構成とすることが可能である。
【0019】
このような発明の態様による場合、第1、第2位置調整棒の第1端部を第1、第2スリット内で第1方向に移動させるだけで、第1、第2レンズ部の第1方向の位置調整を簡単に行うことができる。また、第1、第2レンズ部を第1、第2位置調整棒に対して回転させるだけで、第1、第2レンズ部の角度を簡単に調整することができる。更に、第1、第2位置調整棒を第1、第2スリットに係合させるだけで、第1、第2位置調整棒をフロントフレームに簡単に取り付けることができる。よって、メガネの組み立てが容易になり、メガネの低コスト化を図ることができる。
【0020】
前記第1位置調整手段は、前記フロントフレームに前記第1方向に回動自在に連結された第1、第2回動アームを有する構成とすることが可能である。前記第1、第2レンズ部は第1、第2回動アームに固着されている。
【0021】
このような発明の態様による場合、第1、第2回動アームを回動させるだけで、第1、第2レンズ部が第1方向に移動する。よって、第1、第2レンズ部の第1方向の位置調整を簡単に行うことができる。
【0022】
前記第1位置調整手段は、前記フロントフレームに前記第1方向に回動自在に連結された第1、第2回動アームを有し、前記第2位置調整手段は、前記第1、第2回動アームに前記第2方向に回動自在に連結された第3、第4回動アームを有する構成とすることが可能である。前記第1、第2レンズ部は第3、第4回動アームに固着されている。
【0023】
このような発明の態様による場合、第1、第2回動アームを回動させるだけで、第1、第2レンズ部が第1方向に移動する。よって、第1、第2レンズ部の第1方向の位置調整を簡単に行うことができる。また、第3、第4回動アームを回動させるだけで、第1、第2レンズ部が第2方向に移動する。よって、第1、第2レンズ部の第2方向の位置調整を簡単に行うことができる。
【0024】
前記第1位置調整手段は、前記フロントフレームに固着されており且つ前記第1方向に延びる第1、第2係合孔を有するブリッジと、前記ブリッジの第1、第2係合孔に前記第1方向に移動自在に係合された第3、第4位置調整棒とを有する構成とすることが可能である。前記第1、第2レンズ部が第3、第4位置調整棒に固着されている。
【0025】
このような発明の態様による場合、第3、第4位置調整棒を第1、第2係合孔内で第1方向に移動させるだけで、第1、第2レンズ部の第1方向の位置調整を簡単に行うことができる。また、第3、第4位置調整棒を第1、第2係合孔に係合させるだけで、第3、第4位置調整棒をブリッジに簡単に取り付けることができる。よって、メガネの組み立てが容易になり、メガネの低コスト化を図ることができる。
【0026】
前記第1、第2位置調整手段が一体的に構成されている場合、当該第1、第2位置調整手段は、前記フロントフレームに対して前記第2方向に移動自在に係合されており且つ前記第1方向に延びる第1、第2係合孔を有するブリッジと、前記ブリッジの第1、第2係合孔に前記第1方向に移動自在に係合された第3、第4位置調整棒とを有する構成とすることが可能である。前記第1、第2レンズ部が第3、第4位置調整棒に固着されている。
【0027】
このような発明の態様による場合、第3、第4位置調整棒を第1、第2係合孔内で第1方向に移動させるだけで、第1、第2レンズ部の第1方向の位置調整を簡単に行うことができる。また、ブリッジをフロントフレームに対して第2方向に移動させるだけで、第1、第2レンズ部の第2方向の位置調整を簡単に行うことができる。更に、第3、第4位置調整棒を第1、第2係合孔に係合させるだけで、第3、第4位置調整棒をブリッジに簡単に取り付けることができる。よって、メガネの組み立てが容易になり、メガネの低コスト化を図ることができる。
【0028】
前記第1、第2レンズ部は、液晶シャッタレンズ、アナグリフ式レンズ又は偏光フィルタ式レンズを有する構成とすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第1実施例に係る立体画像視用メガネの概略的斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る立体画像視用メガネの概略的斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る立体画像視用メガネの概略的正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、本発明の実施例1〜3について説明する。
【実施例1】
【0031】
まず、本発明の実施例1に係る立体画像視用メガネについて図1を参照しつつ説明する。このメガネは、フレーム100と、クリングス200と、一対のノーズパッド300と、右目用、左目用のレンズ部400a、400b(第1、第2レンズ)と、位置角度調整手段500a、500b(第1位置調整手段及び角度調整手段)とを備えている。以下、メガネの各部について詳しく説明する。なお、図1において、フレーム100のフロントフレーム110の長さ方向に対して略平行な第1方向がD1、メガネの上下方向である第2方向がD2、メガネの前後方向である第3方向がD3として表されている。
【0032】
フレーム100は樹脂製品である。このフレーム100は、フロントフレーム110と、一対のテンプル120とを有している。フロントフレーム110は長尺状の平板である。フロントフレーム110は、スリット111a、111b(第1、第2スリット)と、スリット111a、111bの間の中央部と、第1方向D1の両端部とを有している。スリット111a、111bは、フロントフレーム110を第2方向D2に貫通し且つ第1方向D1に延びた楕円形の貫通孔である。テンプル120は、フロントフレーム110の前記両端部に当該フロントフレーム110に対して略直角に連設され、第3方向D3の後側に延びている。
【0033】
クリングス200は、フロントフレーム110の前記中央部から第2方向D2に垂下された樹脂である。クリングス200の下端部の第1方向D1の両端には、樹脂製のノーズパッド300が一体的に設けられている。
【0034】
レンズ部400a、400bは、リム410a、410bと、液晶シャッタレンズ420a、420bと、図示しない駆動モジュールとを有している。リム410a、410bは略矩形状の枠であって、内部に液晶シャッタレンズ420a、420bが設けられている。駆動モジュールは、図示しない三次元映像表示装置の右目用、左目用の画像に応じて、液晶シャッタレンズ420a、420bを各々駆動させる駆動信号を生成する電子回路部である。液晶シャッタレンズ420a、420bは前記駆動信号を受け、右目用、左目用の画像に応じて左右の視界を交互に遮蔽するようになっている。
【0035】
位置角度調整手段500a、500bは、スリット111a、111bと、位置調整棒510a、510b(第1、第2位置調整棒)と、抜け止め部520a、520bとを有している。位置調整棒510a、510bは、柔軟に曲げ自在なフレキシブルチューブであって、その外周面に螺旋状の溝が形成されている。この位置調整棒510a、510bは上端部及び下端部を有している。位置調整棒510a、510bの上端部がフロントフレーム110のスリット111a、111bに第1方向D1に移動自在及び第3方向に回転自在に圧入され、当該位置調整棒510a、510bがフロントフレーム110に垂下されている。位置調整棒510a、510の下端部は、リム410a、410bの上端部の中央部に固着されている。よって、位置調整棒510a、510bがスリット111a、111b内を第1方向D1に移動することにより、レンズ部400a、400bがフロントフレーム110に対して第1方向D1に位置調整可能となっている。また、位置調整棒510a、510bがスリット111a、111b内を第3方向D3に回転することにより、レンズ部400a、400bがフロントフレーム110に対して第3方向D3に各々回転可能となっている。
【0036】
抜け止め部520a、520bは、外径がフロントフレーム110のスリット111a、111bの第3方向D3の幅寸法よりも大きい円板であって、位置調整棒510a、510bの上端に固着されている。この抜け止め部520a、520bがフロントフレーム110の上面に当接し、これにより位置調整棒510a、510bの下方への抜けを防止している。
【0037】
以下、上述した構成のメガネの組み立て手順について説明する。まず、フレーム100を用意する。このフレーム100には、クリングス200及びノーズパッド300が予め設けられている。その後、抜け止め部520a、520b付きの位置調整棒510a、510bを用意する。その後、位置調整棒510a、510bをフロントフレーム110のスリット111a、111bに上方から圧入し、抜け止め部520a、520bをフロントフレーム110の上面に当接させる。その後、位置調整棒510a、510bの下端部をレンズ部400a、400bのリム410a、410bに固着させる。
【0038】
以下、上述の通り組み立てられたメガネの使用方法について説明する。まず、使用者がメガネを掛けた状態で、位置調整棒510aを第1方向D1の何れか一方向に押圧し、使用者の眼球がレンズ部400aの略中心に位置するように、位置調整棒510a及びレンズ部400aを同方向に移動させる。このとき、位置調整棒510aがスリット111a内を前記一方向に移動する。同様に、位置調整棒510bを第1方向D1の何れか一方向に押圧し、使用者の眼球がレンズ部400bの略中心に位置するように、位置調整棒510b及びレンズ部400bを同方向に移動させる。このとき、位置調整棒510bがスリット111b内を前記一方向に移動する。このようにして使用者の目の幅に合わせてレンズ部400a、400bの間の間隔を調整することができる。
【0039】
その後、レンズ部400aのリム410aの第1方向D1の両端の何れか一方を押圧し、位置調整棒510a及びレンズ部400aをフロントフレーム110に対して第3方向D3に回転させ、レンズ部400aの角度調整をする。同様に、レンズ部400bのリム410bの第1方向D1の両端の何れか一方を押圧し、位置調整棒510b及びレンズ部400bをフロントフレーム110に対して第3方向D3に回転させ、レンズ部400bの角度調整をする。
【0040】
その後、レンズ部400a、400bを押圧して、位置調整棒510a、510bを湾曲させ、当該レンズ部400a、400bの位置を微調整することも可能である。
【0041】
上述したメガネは、使用者の目の幅に合わせてレンズ部400a、400bの間の間隔が調整可能となっている。よって、万人の目の幅に適応できるようにレンズ部400a、400bを大きくする必要がないので、レンズ部400a、400bの小型化を図ることができ且つメガネの軽量化を図ることができる。しかも、前記メガネは、レンズ部400a、400bを使用者にとって適した角度に調整することができるので、使用者がレンズ部400a、400bを通じて立体画像を見易くなる。しかも、レンズ部400a、400bが小型化することにより、レンズ部400a、400bのコストダウン及び落下強度の向上を図ることもできる。
【実施例2】
【0042】
次に、本発明の実施例2に係る立体画像視用メガネについて図2を参照しつつ説明する。このメガネは、フレーム100’と、クリングス200と、一対のノーズパッド300と、レンズ部400a、400bと、位置調整手段600a、600b(第1、第2位置調整手段)とを備えている。前記メガネは、フレーム100’の形状の点及び位置角度調整手段500a、500bに代えて位置調整手段600a、600bが設けられている点で、実施例1のメガネと相違する。それ以外について、前記メガネは実施例1のメガネと略同じ構成となっている。よって、その相違点についてのみ詳しく説明し、重複する説明については省略する。フレームの符号については、’を付して実施例1のフレーム100と区別する。図2において、フロントフレーム110’の長さ方向に対して略平行な第1方向がD1、レンズ部400a、400bがフロントフレーム110’に接近離反可能な方向であり且つメガネの上下方向である第2方向がD2、メガネの前後方向である第3方向がD3として表されている。
【0043】
フレーム100’は樹脂製品である。このフレーム100’は、フロントフレーム110’と、一対のテンプル120’とを有している。フロントフレーム110’は長尺状の板である。フロントフレーム110’は、中央部と、第1方向D1の両端部とを有している。テンプル120’は、フロントフレーム110’の前記両端部に当該フロントフレーム110’に対して略直角に連設され、第3方向D3の後側に延びている。
【0044】
位置調整手段600a、600bは、長尺状の棒である上側回動アーム610a、610b(第1、第2回動アーム)と、長尺状の棒である下側回動アーム620a、620b(第3、第4回動アーム)とを有している。上側回動アーム610a、610bは、長さ方向の第1端と、その反対側の第2端とを有している。下側回動アーム620a、620bも、長さ方向の第1端と、その反対側の第2端とを有している。上側回動アーム610a、610bの第1端がフロントフレーム110’の前記両端部にピン等で軸支され、上側回動アーム610a、610bが第1方向D1に回動自在になっている。このようにして上側回動アーム610a、610bがフロントフレーム110’の前記両端部に第1方向D1に回動自在に連結されている。下側回動アーム620a、620bの第1端は上側回動アーム610a、610bの第2端にピン等で軸支され、下側回動アーム620a、620bが第2方向D2に回動自在になっている。このようにして下側回動アーム620a、620bが上側回動アーム610a、610bに第2方向D2に回動自在に連結されている。下側回動アーム620a、620bの第2端は、レンズ部400a、400bのリム410a、410bの第1方向D1の両端部のうち外側の端部の中間部に固着されている。
【0045】
以下、上述した構成のメガネの組み立て手順について説明する。まず、フレーム100’を用意する。このフレーム100’には、クリングス200及びノーズパッド300が予め設けられている。その一方で、下側回動アーム620a、620bの第1端を上側回動アーム610a、610bの第2端に軸支させる。その後、下側回動アーム620a、620bの第2端をレンズ部400a、400bのリム410a、410bに固着させる。その後、上側回動アーム610a、610bの第1端をフロントフレーム110’の前記両端部に軸支させる。
【0046】
以下、上述の通り組み立てられたメガネの使用方法について説明する。まず、使用者がメガネを掛けた状態で、上側回動アーム610a及び/又は下側回動アーム620aを回動させることにより、使用者の眼球がレンズ部400aの略中心に位置するようにレンズ部400aを位置調整する。具体的には、レンズ部400a又は上側回動アーム610aを第1方向D1の何れか一方向に押圧し、上側回動アーム610aをフロントフレーム110’に対して同方向に回動させる。これにより、レンズ部400aが第1方向D1の何れか一方向に移動する。これと共に、レンズ部400a又は下側回動アーム620aを第2方向D2の何れか一方向に押圧し、下側回動アーム620aを同方向に回動させる。これにより、レンズ部400aが第2方向D2の何れか一方向に移動する。
【0047】
前記使用者がメガネを掛けた状態で、上側回動アーム610b及び/又は下側回動アーム620bを回動させることにより、使用者の眼球がレンズ部400bの略中心に位置するようにレンズ部400bを位置調整する。具体的には、レンズ部400b又は上側回動アーム610bを第1方向D1の何れか一方向に押圧し、上側回動アーム610bをフロントフレーム110’に対して同方向に回動させる。これにより、レンズ部400bが第1方向D1の何れか一方向に移動する。これと共に、レンズ部400b又は下側回動アーム620bを第2方向D2の何れか一方向に押圧し、下側回動アーム620bを同方向に回動させる。これにより、レンズ部400bが第2方向D2の何れか一方向に移動する。
【0048】
上述したメガネは、使用者の眼球の位置に合わせてレンズ部400a、400bの間の間隔及び高さを位置調整することができる。よって、万人の眼球の位置に適応できるようにレンズ部400a、400bを大きくする必要がないので、レンズ部400a、400bの小型化を図ることができ且つメガネの軽量化を図ることができる。しかも、レンズ部400a、400bが小型化することにより、レンズ部400a、400bのコストダウン及び落下強度の向上を図ることもできる。
【実施例3】
【0049】
最後に、本発明の実施例3に係る立体画像視用メガネについて図3を参照しつつ説明する。このメガネは、フレーム100’’と、図示しない一対のノーズパッドと、レンズ部400a、400b(第1、第2レンズ)と、位置調整手段700(第1、第2位置調整手段)とを備えている。前記メガネは、フレーム100’’のフロントフレーム110’’の形状の点及び位置角度調整手段500a、500bに代えて位置調整手段700が設けられている点で、実施例1のメガネと相違する。それ以外について、前記メガネは実施例1のメガネと略同じ構成となっている。よって、その相違点についてのみ詳しく説明し、重複する説明については省略する。フレームの符号については、’’を付して実施例1のフレーム100と区別する。図3において、フロントフレーム110’’の長さ方向に対して略平行な第1方向がD1、レンズ部400a、400bがフロントフレーム110’’に接近離反可能な方向であり且つメガネの上下方向である第2方向がD2として表されている。
【0050】
フレーム100’’は樹脂製品である。このフレーム100’’は、フロントフレーム110’’と、図示しない一対のテンプルとを有している。フロントフレーム110’’は略矩形状の長板である。フロントフレーム110’’は、中央部と、第1方向D1の両端部とを有している。フロントフレーム110’’の中央部には、第2方向D2に貫通するスリット111’’が設けられている。前記テンプル120は、フロントフレーム110’’の前記両端部に当該フロントフレーム110’’に対して略直角に連設され、後方に延びている。
【0051】
位置調整手段700は、スリット111’’と、ブリッジ710と、位置調整棒720a、720b(第3、第4位置調整棒)とを有している。ブリッジ710は、垂下部711と、抜け止め部712と、ブリッジ本体713とを有している。垂下部711はフロントフレーム110’’のスリット111’’に第2方向D2に移動自在に圧入されている。抜け止め部712は、外径がスリット111’’の幅寸法よりも大きい円板であって、垂下部711の上端に固着されている。この抜け止め部712がフロントフレーム110’’の上面に当接し、これにより垂下部711の下方への抜けを防止している。
【0052】
ブリッジ本体713は、垂下部711の下端に一体的に構成された略直方体である。このブリッジ本体713に前記ノーズパッドが設けられている。また、ブリッジ本体713は、第1方向D1に貫通し且つ第1方向D1に延びた係合孔713a、713b(第1、第2係合孔)を有している。
【0053】
位置調整棒720a、720bはフレキシブルチューブである。この位置調整棒720a、720bはレンズ部400a、400bのリム410a、410bの内側の端部に固着され、第1方向D1に延びている。この位置調整棒720a、720bがブリッジ710の係合孔713a、713bに第1方向D1に移動自在に圧入されている。
【0054】
以下、上述した構成のメガネの組み立て手順について説明する。まず、フレーム100’’を用意する。その後、抜け止め部712付きの垂下部711を用意する。その後、垂下部711をフロントフレーム110’’のスリット111’’に上方から挿入し、抜け止め部712をフロントフレーム110’’の上面に当接させる。その後、ブリッジ本体713を用意する。その後、垂下部711にブリッジ本体713を固着させる。その後、位置調整棒720a、720b付きのレンズ部400a、400bを用意する。その後、位置調整棒720a、720bをブリッジ本体713の係合孔713a、713bに各々圧入する。
【0055】
以下、上述の通り組み立てられたメガネの使用方法について説明する。まず、使用者がメガネを掛ける。この状態で、レンズ部400aを第1方向D1の何れか一方向に押圧し、当該レンズ部400aを同方向に移動させる。このとき、位置調整棒720aがブリッジ710の係合孔713a内を同方向に移動する。同様に、レンズ部400bを第1方向D1の何れか一方向に押圧し、当該レンズ部400bを同方向に移動させる。このとき、位置調整棒720bがブリッジ710の係合孔713b内を同方向に移動する。このようにして使用者の眼球の位置に合わせてレンズ部400a、400bの間の間隔を調整することができる。
【0056】
その一方で、ブリッジ本体713を第2方向D2の何れか一方向に押圧すると、ブリッジ本体713及びレンズ部400a、400bが同方向に移動する。このとき、垂下部711がフロントフレーム110’’のスリット111’’内を同方向に移動する。これにより、使用者の眼球の位置に合わせてレンズ部400a、400bの高さを調整することができる。
【0057】
上述したメガネは、使用者の眼球の位置に合わせてレンズ部400a、400bの間の間隔及び高さを位置調整することができる。よって、万人の眼球の位置に適応できるようにレンズ部400a、400bを大きくする必要がないので、レンズ部400a、400bの小型化を図ることができ且つメガネの軽量化を図ることができる。しかも、レンズ部400a、400bが小型化することにより、レンズ部400a、400bのコストダウン及び落下強度の向上を図ることもできる。
【0058】
なお、本発明に係るメガネは、上記実施例1〜3に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、前記メガネの設計変更について具体的に述べる。
【0059】
上記実施例では、本発明に係るメガネは、位置角度調整手段500a、500b、位置調整手段600a、600b又は位置調整手段700を備えているとしたが、第1位置調整手段を備えている限り任意に設計変更することが可能である。前記第1位置調整手段は、前記フロントフレームに対して前記第1、第2レンズ部を、当該フロントフレームの長さ方向に対して略平行な第1方向に各々位置調整可能である限り任意に設計変更することが可能である。よって、第1位置調整手段は、上記実施例1の第1位置調整手段(すなわち、位置調整棒510a、510bがフロントフレーム110のスリット111a、111b内を第1方向D1に移動自在に圧入された構成)、上記実施例2の第1位置調整手段(すなわち、上側回動アーム610a、610bがフロントフレーム110’に第1方向D1に回動自在に連結された構成)、上記実施例3の第1位置調整手段(すなわち、レンズ部400a、400bに固着された位置調整棒720a、720bがブリッジ710の係合孔713a、713bに第1方向D1に移動自在に圧入された構成)に限定されない。
【0060】
上記実施例2では、第2位置調整手段として下側回動アーム620a、620bが上側回動アーム610a、610bに第2方向D2に回動自在に連結された構成であり、第3実施例3では、ブリッジ710の垂下部711がフロントフレーム110’’のスリット111’’に第2方向Dに移動自在に圧入された構成であるとしたが、これに限定されるものではない。第2位置調整手段は、前記フロントフレームに対して前記第1、第2レンズ部を、当該第1、第2レンズ部が前記フロントフレームに接近離反可能な方向である第2方向に位置調整可能である限り任意に設計変更することが可能である。例えば、位置調整棒510a、510bをフロントフレーム110のスリット111a、111b内を第2方向D2にも移動自在に係合させたり、位置調整棒510a、510bにレンズ部400a、400bのリム410a、410bを第2方向D2に移動自在に係合させたりすることができる。また、後述するように、位置調整手段600a、600bが上側回動アーム610a、610aのみを有する構成である場合、上側回動アーム610a、610の第2端をレンズ部400a、400bのリム410a、410bを第2方向D2に移動自在に係合させることが可能である。
【0061】
上記実施例1では、角度調整手段として位置調整棒510a、510bがフロントフレーム110のスリット111a、111b内を第3方向D3に回転自在に圧入されているとしたが、これに限定されるものではない。角度調整手段は、前記フロントフレームに対して前記第1、第2レンズ部を、前記メガネの前後方向である第3方向に各々回転させることが可能である限り任意に設計変更することが可能である。例えば、前記角度調整手段は、位置調整棒510a、510bの第1端部が、フロントフレーム110のスリット111a、111b内に第1方向D1に移動自在に係合され、位置調整棒510a、510bの第2端部が、レンズ部400a、400bが第3方向D3に回転自在に係合されるように設計変更することが可能である。この場合、レンズ部400a、400bを位置調整棒510a、510bに対して第3方向D3に回転させることで、レンズ部400a、400bの角度調整を行うことができる。また、レンズ部400a、400bのリム410a、410bを下側回動アーム620a、620bの第2端に第3方向D3に回転自在に連結することも可能である。また、後述するように、位置調整手段600a、600bが上側回動アーム610a、610aのみを有する構成である場合、レンズ部400a、400bのリム410a、410bを上側回動アーム610a、610aの第2端に第3方向D3に回転自在に連結することも可能である。
【0062】
上記実施例1では、位置調整棒510a、510bとしてフレキシブルチューブを用いるとしたが、前記位置調整棒はフロントフレームのスリットに少なくとも第1方向に移動自在に係合される棒である限り、任意に設計変更することが可能である。上記実施例3では、位置調整棒720a、720bとしてフレキシブルチューブを用いるとしたが、前記位置調整棒はブリッジの係合孔に少なくとも第1方向に移動自在に係合される棒である限り、任意に設計変更することが可能である。また、上記実施例3では、係合孔713a、713bがブリッジ本体713を第1方向D1に貫通するとしたが、その形状は第1方向D1に延び且つ位置調整棒が同方向に移動自在である限り任意に設計変更することが可能である。
【0063】
上記実施例1〜3では、フロントフレームは長尺状の板であるとしたが、その形状は2つのレンズ部を支持し得る限り任意に設計変更することが可能である。また、上記実施例1では、スリット111a、111bは、フロントフレーム110を貫通しているとしたが、これに限定されるものではない。スリットは第1方向に延びており且つ第1、第2位置調整棒が少なくとも第1方向に移動自在に係合され得る形状である限り任意に設計変更することが可能である。上記実施例3では、係合穴713a、713bは、ブリッジ本体713を第1方向D1に貫通するとしたが、係合孔は第1方向に延びており且つ第3、第4位置調整棒が少なくとも第1方向に移動自在に係合され得る形状である限り任意に設計変更することが可能である。更に、上記実施例3では、ブリッジ710の垂下部711がフロントフレーム110’’のスリット111’’に第2方向D2に移動自在に圧入されるとしたが、ブリッジはフロントフレーム第2方向に移動自在に係合されている限り、任意に設計変更することが可能である。また、ブリッジをフロントフレームに移動不能に固着させることも可能である。この場合、ブリッジが第2位置調整手段として機能しない。
【0064】
上記実施例2では、位置調整手段600a、600bは、上側回動アーム610a、610bと、下側回動アーム620a、620bとを有しているとしたが、少なくとも上側回動アームを有している限り任意に設計変更することが可能である。この場合、回動アームにレンズ部が固着される。また、上側回動アームは、フロントフレームの両端部以外の箇所に回動自在に連結することが可能である。
【0065】
上記実施例1〜3では、レンズ部400a、400bは、リム410a、410bと、液晶シャッタレンズ420a、420bとを有するとしたが、少なくともレンズを有している限り任意に設計変更することが可能である。前記レンズは、アナグリフ式レンズ又は偏光フィルタ式レンズを用いることが可能である。また、前記レンズとして樹脂レンズ又はガラスレンズを用い、本発明に係るメガネを立体画像視用以外のメガネに適応させることも可能である。すなわち、本発明は、立体画像視用メガネに限定されることはなく、視力測定用等の他の用途のメガネにも適応可能である。
【0066】
なお、上記実施の形態では、メガネの各部を構成する素材、形状、寸法、数及び配置等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。
【符号の説明】
【0067】
100・・・・フレーム
110・・・フロントフレーム
111a・スリット(第1スリット)
111b・スリット(第2スリット)
100’・・・フレーム
110’・・フロントフレーム
100’’・・フレーム
110’’・フロントフレーム
200・・・・クリングス
300・・・・ノーズパッド300
400a・・・レンズ部(第1レンズ部)
400b・・・レンズ部(第2レンズ部)
500a・・・位置角度調整手段(第1位置調整手段及び角度調整手段)
510a・・位置調整棒(第1位置調整棒)
500b・・・位置角度調整手段(第1位置調整手段及び角度調整手段)
510b・・位置調整棒(第2位置調整棒)
600a・・・位置調整手段(第1、第2位置調整手段)
610a・・上側回動アーム(第1回動アーム)
620a・・下側回動アーム(第3回動アーム)
600b・・・位置調整手段(第1、第2位置調整手段)
610b・・上側回動アーム(第2回動アーム)
620b・・下側回動アーム(第4回動アーム)
700・・・・位置調整手段(第1、第2位置調整手段)
710・・・ブリッジ
711・・垂下部
712・・抜け止め部
713・・ブリッジ本体
713a・係合孔(第1係合孔)
713b・係合孔(第2係合孔)
720a・・・位置調整棒(第3位置調整棒)
720b・・・位置調整棒(第4位置調整棒)
D1・・・・・・第1方向
D2・・・・・・第2方向
D3・・・・・・第3方向

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フロントフレームと、
第1、第2レンズ部と、
前記フロントフレームに対して前記第1、第2レンズ部を、当該フロントフレームの長さ方向に対して略平行な第1方向に各々位置調整可能な第1位置調整手段とを備えているメガネ。
【請求項2】
請求項1記載のメガネにおいて、
前記フロントフレームに対して前記第1、第2レンズ部を、当該第1、第2レンズ部が前記フロントフレームに接近離反可能な方向である第2方向に位置調整可能な第2位置調整手段を更に備えているメガネ。
【請求項3】
請求項1又は2記載のメガネにおいて、
前記フロントフレームに対して前記第1、第2レンズ部を、前記メガネの前後方向である第3方向に各々回転させることが可能な角度調整手段を更に備えているメガネ。
【請求項4】
請求項1記載のメガネにおいて、
前記第1位置調整手段は、前記フロントフレームに設けられ且つ前記第1方向に延びた第1、第2スリットと、
前記第1、第2スリット内に前記第1方向に移動自在に係合された第1、第2位置調整棒とを有しており、
前記第1、第2レンズ部が第1、第2位置調整棒に固着されているメガネ。
【請求項5】
請求項2記載のメガネにおいて、
前記第1、第2位置調整手段は一体的に構成されており、
当該第1、第2位置調整手段は、前記フロントフレームを前記第2方向に貫通し且つ前記第1方向に延びた第1、第2スリットと、
前記第1、第2スリット内に前記第1、第2方向に移動自在に係合された第1、第2位置調整棒とを有しており、
前記第1、第2レンズ部が第1、第2位置調整棒に固着されているメガネ。
【請求項6】
請求項3記載のメガネにおいて、
前記第1位置調整手段及び角度調整手段が一体的に構成されており、
前記第1位置調整手段及び角度調整手段は、前記フロントフレームに設けられ且つ前記第1方向に延びた第1、第2スリットと、
前記第1、第2スリット内に前記第1方向に移動自在且つ前記第3方向に回転自在に係合された第1、第2位置調整棒とを有しており、
前記第1、第2レンズ部が第1、第2位置調整棒に固着されているメガネ。
【請求項7】
請求項3記載のメガネにおいて、
前記第1位置調整手段及び角度調整手段が一体的に構成されており、
当該第1位置調整手段及び角度調整手段は、前記フロントフレームに設けられ且つ前記第1方向に延びた第1、第2スリットと、
第1、第2位置調整棒とを有し、
前記第1、第2位置調整棒は、前記第1、第2スリット内に前記第1方向に移動自在に係合される第1端部と、
前記第1、第2レンズ部が第3方向に回転自在に係合された第2端部とを有するメガネ。
【請求項8】
請求項1記載のメガネにおいて、
前記第1位置調整手段は、前記フロントフレームに前記第1方向に回動自在に連結された第1、第2回動アームを有し、
前記第1、第2レンズ部は第1、第2回動アームに固着されているメガネ。
【請求項9】
請求項2記載のメガネにおいて、
前記第1位置調整手段は、前記フロントフレームに前記第1方向に回動自在に連結された第1、第2回動アームを有し、
前記第2位置調整手段は、前記第1、第2回動アームに前記第2方向に回動自在に連結された第3、第4回動アームを有しており、
前記第1、第2レンズ部は第3、第4回動アームに固着されているメガネ。
【請求項10】
請求項1記載のメガネにおいて、
前記第1位置調整手段は、前記フロントフレームに固着されており且つ前記第1方向に延びる第1、第2係合孔を有するブリッジと、
前記ブリッジの第1、第2係合孔に前記第1方向に移動自在に係合された第3、第4位置調整棒とを有しており、
前記第1、第2レンズ部が第3、第4位置調整棒に固着されているメガネ。
【請求項11】
請求項2記載のメガネにおいて、
前記第1、第2位置調整手段が一体的に構成されており、
当該第1、第2位置調整手段は、前記フロントフレームに対して前記第2方向に移動自在に係合されており且つ前記第1方向に延びる第1、第2係合孔を有するブリッジと、
前記ブリッジの第1、第2係合孔に前記第1方向に移動自在に係合された第3、第4位置調整棒とを有しており、
前記第1、第2レンズ部が第3、第4位置調整棒に固着されているメガネ。
【請求項12】
請求項1〜10記載のメガネにおいて、
前記第1、第2レンズ部は、液晶シャッタレンズ、アナグリフ式レンズ又は偏光フィルタ式レンズを有するメガネ。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−173716(P2012−173716A)
【公開日】平成24年9月10日(2012.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−38705(P2011−38705)
【出願日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【出願人】(000194918)ホシデン株式会社 (527)
【Fターム(参考)】