説明

メダルゲーム機

【課題】メダルを落下することを利用して、プレイ態様が新しいタイプのメダルゲーム機を提供する。
【解決手段】ゲーム機1は、メダルMの移動経路内にメダルMを落下させるメダル獲得孔10を有し、メダル獲得孔10に設けられ、落下したメダルMを受け止める羽根部材31を有し、羽根部材31からメダルMが落下することにより回転し、羽根部材31がメダルMを受け止める領域31a,31bに応じてその回転量が変化する回転羽根30と、回転羽根30の回転量を検出する回転量検出センサ35と、回転量検出センサ35の出力に応じて、回転羽根30の回転量に応じたプレイを進行する制御部81とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メダルを移動させるメダルゲーム機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ゲーム盤等のメダルの落下領域内にチェッカーを設けて、チェッカーへの入賞に応じてプレイを進行するメダルゲーム機があった(例えば特許文献1)。
しかし、従来のメダルゲーム機は、単にチェッカーに入賞するか否かでプレイするので、プレイが単純であった。
一方、メダルとは別にボールをプッシャ台に放出して、メダルと選別してから、ボールをプレイ領域内で移動させた後、抽選に利用するゲーム機があった(例えば特許文献2)。
しかし、従来のゲーム機は、ボールを、プッシャ台への放出、プレイ領域内での移動、抽選等、異なる機能のために利用しなければならず、これらの機能を満足するために、ボールの材料等の条件が制限され、高コストであった。また、プッシャ台のメダル及びボールの選別のための構造が複雑になってしまっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許3873067号公報
【特許文献2】特開2007−296274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、メダルを落下することを利用して、プレイ態様が新しいタイプのゲームを提供でき、またプレイ領域内で利用するボールの設計の自由度を緩和でき、構造が簡単で低コストであるメダルゲーム機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
【0006】
第1の発明は、プレイ領域(F)内でメダル(M)を移動させ、メダルの移動経路内にメダルを落下させる落下領域(10)を有するメダルゲーム機であって、前記落下領域に設けられ、落下したメダルを受け止める羽根部材(31,231)を有し、前記羽根部材からメダルが落下することにより回転し、前記羽根部材がメダルを受け止める領域(31a,31b)に応じてその回転量が変化する回転羽根(30,230)と、前記回転羽根の回転量を検出する回転量検出部(35)と、前記回転量検出部の出力に応じて、前記回転羽根の回転量に応じたプレイを進行する制御部(81)とを備えること、を特徴とするメダルゲーム機である。
第2の発明は、第1の発明のメダルゲーム機において、前記羽根部材(31)は、前記回転羽根の回転軸(32)から前記羽根部材先端までの距離が、短い短領域(31b)と、前記回転羽根の回転軸(32)から前記羽根部材先端までの距離が、前記短領域よりも長い長領域(31a)とを有すること、を特徴とするメダルゲーム機である。
第3の発明は、第1の発明のメダルゲーム機において、前記羽根部材(231)は、受け止めて落下するメダル(M)が引っ掛かるメダル引っ掛け部を有する領域(231a)と、前記メダル引っ掛け部が設けられていない領域(231b)とを有すること、を特徴とするメダルゲーム機である。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明のメダルゲーム機において、プレイヤから視認可能な物体(B)を移動する物体駆動部(40)を備え、前記制御部(81)は、前記回転量検出部(35)の出力に応じて、その回転量に応じた量だけ前記物体を移動すること、を特徴とするメダルゲーム機である。
第5の発明は、第4の発明のメダルゲーム機において、前記物体駆動部(40)は,プレイヤから視認可能に設けられ、回転駆動されることにより前記物体(B)を移動させる物体移動回転軸(42)を備え、前記制御部(81)は、前記回転量検出部(35)の出力に応じて、その回転量に応じた量だけ前記物体移動回転軸(42)を回転駆動すること、を特徴とするメダルゲーム機である。
第6の発明は、プレイ領域(F)内でメダルを移動させるプッシャ台(6)と、プレイ進行に応じて、循環ボール(B1)が循環するように移動する軌道(40,70,71a〜71c,73)と、前記循環ボールが前記軌道内の所定の位置(73a)に到達したことを検出する循環ボール検出部(72)と、前記循環ボール検出部の出力に応じて、前記循環ボールとは異なるボールである抽選ボール(B2)により抽選を行う抽選部(74)と、を備えるメダルゲーム機である。
第7の発明は、第6の発明のメダルゲーム機において、前記軌道(40,70,71a〜71c,73)は、前記循環ボール(B1)がプレイヤから視認可能な部分(40、71a〜71c)と、プレイヤから視認不可能な部分(70、73)とを有し、前記循環ボール検出部(72)は、前記所定の位置(73a)を検出することにより、前記循環ボールの前記視認可能な部分から前記視認不可能な部分への移動を検出し、前記抽選部(74)は、前記抽選ボール(B2)をプレイヤから視認不可能に収容する抽選ボール収容部(74d)を有し、前記循環ボール検出部の出力に基づいて、前記抽選ボールを前記抽選ボール収容部内から放出し、前記抽選ボールがプレイヤから視認可能に抽選を行うこと、
を特徴とするメダルゲーム機である。
第8の発明は、第7の発明のメダルゲーム機において、前記抽選部(74)の前記抽選ボール(B2)を放出する放出口(74c)は、前記軌道の前記視認可能な部分と前記視認不可能な部分との境界(73a)近傍に配置されていること、を特徴とするメダルゲーム機である。
第9の発明は、第6から第8までのいずれかの発明のメダルゲーム機において、前記軌道(40,70,71a〜71c,73)は、前記プッシャ台(6)を介さずに形成され、前記メダル(M)の流路とは独立して形成されること、を特徴とするメダルゲーム機である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
第1の発明は、羽根部材がメダルを受け止める領域に応じてその回転量が変化する回転羽根と、回転羽根の回転量に応じたプレイを進行する制御部を備えるので、回転羽根の回転量に応じてプレイを進行する新しいタイプのメダルゲームを提供できる。
第2の発明は、短領域と、長領域とを備えるので、回転羽根の回転軸から羽根部材先端までの長さの違いを利用して、回転羽根の回転量を変化させることができる。
第3の発明は、メダル引っ掛け部を有する領域と、メダル引っ掛け部が設けられていない領域とを有するので、メダル引っ掛け部の有無に応じて、回転羽根の回転量を変化させることができる。
第4の発明は、回転量検出部の出力に応じて、その回転量に応じた量だけ物体を移動するので、回転羽根の機械的な回転に応じて物体を機械的に移動させるため、例えば表示部に表示するゲージ等よりも、プレイヤに分かりやすい態様で、回転量を報知できる。
第5の発明は、回転量検出部の出力に応じて、その回転量に応じた量だけ物体回転羽根物体を回転するので、回転羽根の機械的な回転に応じて、物体回転羽根物体を回転するので、プレイヤにさらに分かりやすい態様で、回転量を報知できる。
第6の発明は、プッシャ台を利用したプレイ進行に応じて、循環ボールを軌道内で循環させ、軌道内の一部に循環ボールが到達した場合に、循環ボールとは異なる抽選ボールにより抽選を行うので、循環ボールと抽選ボールとを異なる種類にできる。このため、各ボールをそれぞれ専用に設計でき、ボールの大きさ、材料等の条件を緩和できる。また、循環ボールを抽選部に導いたり、抽選に利用したボールを軌道に戻したりする構造が必要ないので、構成を簡単にでき、コストを低減できる。
第7の発明は、循環ボールの視認不可能な部分への移動に応じて、抽選ボールを抽選ボール収容部内から放出し、抽選ボールがプレイヤから視認可能に抽選を行うので、循環ボールが抽選ボール収容部内から放出されたように錯覚させて、抽選が開始されるように演出できる。
第8の発明は、抽選ボールを放出する放出口が、軌道の視認可能な部分と視認不可能な部分との境界近傍に配置されているので、上記循環ボールが抽選ボール収容部内から放出されたように錯覚させる効果を向上できる。
第9の発明は、軌道がメダルの流路とは独立して形成されるので、メダル及びボール等を選別する装置が必要なく構成を簡単にできるため、コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】第1実施形態のゲーム機1の一部の斜視図である。
【図2】第1実施形態のメダル獲得孔10近傍の構成を説明する図である。
【図3】第1実施形態の回転羽根30の斜視図である。
【図4】第1実施形態のボール循環抽選装置20の斜視図である。
【図5】第1実施形態のゲーム機1のブロック図である。
【図6】第2実施形態の回転羽根230の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態のゲーム機1の一部の斜視図である。
図1に示すように、ゲーム機1(メダルゲーム)は、プレイ領域Fにプッシャ台6が配置されたメダルMプッシャゲーム機である。プレイ領域Fとは、ゲーム盤5、プッシャ台6等の装置が配置され、メダルMを移動させるプレイが実際に行われる領域をいう。
【0010】
ゲーム機1は、ケース2、ウィンドウ3、メダル投入装置4(操作部)、ゲーム盤5(盤面)、プッシャ台6、親落ち孔9、メダル獲得孔10(落下領域)、メダル払い出し口11、ボール循環抽選装置20、抽選装置74を備える。
ケース2は、ゲーム機1の筐体である。
ウィンドウ3は、ゲーム機1内部のプレイ領域Fとゲーム機1の外部とを仕切る部材である。ウィンドウ3は、ゲーム機1の手前側Y1に設けられている。ウィンドウ3は、外部からプレイ領域Fを視認できるように、透明な材料(例えばガラス、アクリル樹脂等)により形成される。
【0011】
メダル投入装置4は、プレイ領域FにメダルMを投入するために、プレイヤが投入操作をする装置である。メダル投入装置4は、ケース2の手前側Y1に設けられた操作パネル2aに配置されている。
メダル投入装置4は、案内溝4aの下端に設けられたメダル投入孔4c(図2(b)参照)にメダルMを投入するようになっている。メダル投入孔4cには、投入されたメダルMを検出するメダル投入センサ4d(図5参照)が設けられている。メダル投入センサ4dは、例えば光学センサであり、メダルMを検出すると、検出情報を制御部81(図5参照)に出力する。
【0012】
ゲーム盤5は、盤面が鉛直になるように配置されている。ゲーム盤5の上部には、メダル放出部56が設けられており、メダル投入装置4にメダルMが投入されると、制御部81(図5参照)がメダル放出部56からメダルMを射出するようなっている。
【0013】
ゲーム盤5は、メダル落下方向変換部51、固定入賞部53(メダル入賞部)、移動入賞部54(メダル入賞部)、表示部55を備える。
メダル落下方向変換部51は、ゲーム盤5内の上側Z2かつ左右方向Xの中央であり、メダル放出部56の直下に設けられている。メダル落下方向変換部51は、2つの部材51L,51Rを備えている。
2つの部材51L,51Rは、それぞれ上端を中心に左右方向Xに往復するように揺動(回転)する。メダル放出部56から放出されたメダルMは、2つの部材51L,51Rの間を通って、落下方向が変化する。
【0014】
固定入賞部53、移動入賞部54は、ゲーム盤5を落下してきたメダルMを入賞させる入賞口である。固定入賞部53は、ゲーム盤5に固定されており、一方、移動入賞部54は、左右方向Xに往復移動するようになっている。プレイヤは、固定入賞部53、移動入賞部54に狙いを定めて、メダル放出部56からメダルMを落下させて、入賞させることができる。固定入賞部53、移動入賞部54には、入賞部センサ53b,54b(図5参照)が設けられている。入賞部センサ53b,54bは、例えば光学センサ等であり、入賞したメダルMを検出すると、検出情報を制御部81(図5参照)に出力する。
【0015】
表示部55は、ゲーム盤5の中央に配置された液晶表示装置等のモニタである。表示部55は、スロットを表示したり、プレイ進行に応じた演出表示をする。
【0016】
プッシャ台6は、ゲーム盤5から落下してきたメダルMを徐々に手前側Y1に移動させて、メダル獲得孔10に落下させる装置である。プッシャ台6は、固定テーブル62と、固定テーブル62上を奥行方向Yに往復移動する往復テーブル61とを備えている。
往復テーブル61は、ゲーム盤5から落下してきたメダルMを載置し、往復移動によってメダルMをゲーム盤5の下側に当接させて、玉突きのように固定テーブル62に押し出すように構成されている。
固定テーブル62は、往復テーブル61から落下してきたメダルMを載置し、往復テーブル61の往復移動によって、メダルMを往復テーブル61の手前側Y1の壁61aに当接させて、玉突きのようにメダル獲得孔10に落下させるように構成されている。
【0017】
親落ち孔9は、固定テーブル62の左側X1及び右側X2に設けられたメダル回収用の開口孔である。なお、図1には、右側X2の親落ち孔9のみを図示するが、左側X1にも同様に設けられている。親落ち孔9は、通常は、カバー等によって覆われており、プレイヤから視認できないように目隠しされている。これにより、ゲーム機1は、固定テーブル62の左側X1及び右側X2の領域を移動するメダルMの一部を、プレイヤに気付かれないように回収できる。
【0018】
メダル獲得孔10は、プッシャ台6よりも手前側Y1に設けられた開口孔であり、プッシャ台6に押し出されたメダルMが落下する。メダル獲得孔10には、メダル獲得センサ10a(図5参照)が設けられている。
メダル獲得センサ10aは、メダル獲得孔10に落下したメダルMを検出する光学センサである。メダル獲得センサ10aは、メダルMを検出すると、検出情報を制御部81(図5参照)に出力する。
メダル払い出し口11は、メダル獲得孔10に落下したメダルMを払い出す開口孔である。
ボール循環抽選装置20は、メダルMがメダル獲得孔10に落下したときに、循環ボールB1(物体)を移動させて演出を行う装置である。ボール循環抽選装置20は、以下に説明するように、循環用の循環ボールB1を、抽選用の抽選ボールB2とは独立して循環させることができる。
【0019】
図2から図4を参照して、ボール循環抽選装置20の構成について詳細に説明する。
図2は、第1実施形態のメダル獲得孔10近傍の構成を説明する図である。
図2(a)は、メダル獲得孔10近傍の正面図である。
図2(b)は、メダル獲得孔10近傍の上面図である。
図2(c)は、図2(a)に示すC部矢視図である。
図3は、第1実施形態の回転羽根30の斜視図である。
図4は、第1実施形態のボール循環抽選装置20の斜視図である。
ボール循環抽選装置20は、回転羽根30、軸受34、回転量検出センサ35(回転量検出部)、ボール上昇装置40(物体駆動部)、循環ボール貯留部70、レール71a〜71c、抽選センサ72(循環ボール検出部)、循環ボール内部循環路73、抽選装置74(抽選部)を備える。
【0020】
図3に示すように、回転羽根30は、メダル獲得孔10つまりメダルMの移動経路内に設けられている。回転羽根30は、羽根部材31、円板33を備える。
羽根部材31は、落下したメダルMを受け止める板状の部材である。羽根部材31は、回転軸32を中心に等角度間隔(72°間隔)に、5枚配置されている。羽根部材31の形状は、全て同一である。羽根部材31は、回転軸32を中心に径方向に突出するように設けられている。羽根部材31は、長領域31a、短領域31bを備える。
【0021】
長領域31aは、回転羽根30の回転軸32から羽根部材31の先端までの距離L31aが、短領域31bよりも長い領域である。長領域31aは、回転軸32の軸方向(左右方向X)において、左側X1、中央、右側X2の3箇所に配置されている。
短領域31bは、回転羽根30の回転軸32から羽根部材31の先端までの距離L31bが、短い領域である。短領域31bは、長領域31aの間の領域であり、回転軸32の軸方向において、2箇所に配置されている。
円板33は、羽根部材31を軸方向(左右方向X)から挟み込んで保持するように、2枚配置されている。
【0022】
回転羽根30は、固定テーブル62から落下したメダルMが、羽根部材31に当たるように配置されている。このため、回転羽根30は、羽根部材31からメダルMが落下することにより回転する。
長領域31aにメダルMが落下した場合には、回転羽根30の回転軸32から羽根部材31の先端までの距離L31aが短領域31bよりも長いため、短領域31bにメダルMが落下した場合に比べると、回転羽根30の回転量は、多くなる。これは、距離L31aが長い分、羽根部材31がメダルMを受け止めてさらに落下するときに、より大きな回転力が働くためである。
一方、回転量が短領域31bにメダルMが落下した場合には、長領域31aにメダルMが落下した場合に比べると、回転羽根30は、回転量が少なくなる。
このように、回転羽根30は、羽根部材31がメダルMを受け止める領域に応じてその回転量が変化する。
【0023】
軸受34は、回転羽根30を回転可能に支持する部材である。軸受34は、ケース2に対して固定されている。
回転量検出センサ35は、回転羽根30の回転量を検出する光学センサである。回転量検出センサ35は、円板33の回転量を検出することにより、回転羽根30の回転量を検出する。回転量検出センサ35は、検出情報を制御部81(図5参照)に出力する。
【0024】
図4に示すように、ボール上昇装置40、循環ボール貯留部70、レール71a〜71c、循環ボール内部循環路73は、プレイ領域F内で、循環ボールB1が循環する軌道を構成する。ボール上昇装置40、レール71a〜71cは、移動する循環ボールB1を視認可能に配設されており、一方、循環ボール貯留部70、循環ボール内部循環路73は、移動する循環ボールB1を視認不可能に配設されている。
この軌道は、プッシャ台6等によって形成されるメダルMの流路とは独立して形成される。このため、ゲーム機1は、メダルM及びボールB1を選別する装置が必要なく構造を簡単にできるため、コストを低減できる。
【0025】
図2に示すように、ボール上昇装置40は、プレイヤから視認可能に循環ボールB1を上昇して移動する装置である。ボール上昇装置40は、上昇レール41、螺旋回転軸42(物体移動回転軸)、ボール導入口43、上昇駆動モータ44を備える。
上昇レール41は、循環ボールB1を鉛直方向Zにガイドする部材である。上昇レール41は、鉛直方向Zに延在するように配置されている。
【0026】
螺旋回転軸42は、プレイ領域Fのメダル獲得孔10よりも右側X2の領域に、鉛直方向Zに延在するように配置されている。螺旋回転軸42は、軸体42a、螺旋部42bを備える。
軸体42aは、螺旋回転軸42の回転軸となる軸部材である。
螺旋部42bは、軸体42aの周囲に固定された螺旋状の部材である。
【0027】
ボール導入口43は、レール71aから導かれた循環ボールB1を、上昇レール41及び螺旋回転軸42間の下端に導く開口孔である。
上昇駆動モータ44は、螺旋回転軸42を回転駆動するDCモータ等である。上昇駆動モータ44は、制御部81(図5参照)により制御される。
【0028】
上記構成により、ボール導入口43から導かれた循環ボールB1は、上昇レール41及び螺旋回転軸42の間に配置され、軸体42a回りの回転が、上昇レール41から外れない程度に規制される。そして、循環ボールB1は、螺旋回転軸42が回転駆動されることにより、螺旋部42bが回転して、上側Z2に移動する。
【0029】
図4に示すように、循環ボール貯留部70は、レール71aに送り出す循環ボールB1を貯留する装置である。循環ボール貯留部70内部には、貯留した循環ボールをレール71aに送り出す循環ボール送出部70a(図5参照)が設けられている。この循環ボール送出部70aは、制御部81(図5参照)により制御される。
レール71aは、循環ボール貯留部70及びボール上昇装置40のボール導入口43を接続する部材である。
レール71bは、ボール上昇装置40の頂部45に接続され、頂部45に到達した循環ボールB1を、プレイ領域F内の上側Z1を通して、左側X1に向けて移動させるレールである。
レール71cは、レール71bの左端に到達した循環ボールB1を、奥側Y2に導くレールである。レール71cの後端は、循環ボール内部循環路73に接続されている。循環ボールB1は、レール71aに送出されてから、レール71cの後端に到達するまでは、プレイヤから目視可能に、プレイ領域F内を移動する。
【0030】
抽選センサ72は、レール71cの後端(奥側Y1の端部)に設けられた光学センサである。抽選センサ72は、循環ボールB1がレール71cの後端に到達すると、検出情報を制御部81(図5参照)に出力する。
循環ボール内部循環路73は、レール71cの後端に到達した循環ボールB1を、循環ボール貯留部70に導く部材である。循環ボール内部循環路73は、内部を移動する循環ボールB1がプレイヤから視認できないように、不透明な部材により形成され、また管状に形成されている。循環ボール内部循環路73は、循環ボールB1の入口である回収口73aを備えている。循環ボール内部循環路73は、不透明な部材であり、また途中から抽選装置74の下側Z1を通るように配置されている。このため、循環ボール内部循環路73の内部を通る循環ボールB1は、外部から視認することはできない。
【0031】
抽選装置74は、ルーレット74aによる抽選をする装置である。抽選装置74は、抽選ボール放出管74b、抽選ボール収容部74dを備える。
ルーレット74aは、レール71bの直下に配置されている。
抽選ボール放出管74bは、循環ボール内部循環路73の露出した部分の近傍に、これに平行に配置されている。また抽選ボール放出管74bの放出口74cは、循環ボール内部循環路73の回収口73aの近傍に、隣り合うように配置されている。
【0032】
抽選ボール収容部74dは、ルーレット74aによる抽選の後に、抽選ボールB2を回収して収容する部分である。抽選ボール収容部74dは、ルーレット74aの直下、かつ循環ボール貯留部70の上側Z1に配置されている。抽選ボール収容部74dは、不透明な筐体によって覆われており、プレイヤから視認できないように、抽選ボールB2を収容する。
抽選ボール収容部74d内の抽選ボールB2は、抽選ボール放出装置74e(図5参照)によって、抽選ボール収容部74dから抽選ボール放出管74bを通って、ルーレット74a上に放出される。抽選ボール放出装置74eは、制御部81(図5参照)により制御される。
【0033】
抽選装置74は、循環ボール貯留部70(後述する)の上側Z2に設けられている。抽選装置74で使用される抽選ボールB2は、抽選専用に利用される。つまり、この抽選ボールB2は、循環ボールB1の軌道内に導かれることがない。これにより、ゲーム機1は、抽選用の抽選ボールB2と、循環用の循環ボールB1とを異なる種類のものを利用できる。
【0034】
図5は、第1実施形態のゲーム機1のブロック図である。
ゲーム機1は、前述したハードウェアの他に、記憶部80、制御部81を備える。
記憶部80は、ゲーム機1の動作に必要なプログラム、情報等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶装置である。ゲーム機1は、ゲームプログラム80aを有している。
ゲームプログラム80aは、プッシャゲームを進行するためのプログラムであり、表示部55に表示するスロットに関するプログラム、メダル循環装置を駆動するためのプログラム等を有している。
制御部81は、ゲーム機1を統括的に制御し、またプレイ進行を統括的に制御する制御部である。制御部81は、例えばCPU(中央処理装置)等から構成される。制御部81は、記憶部80(図示せず)に記憶されたプログラムに従って動作する。
【0035】
次に、ゲーム機1の動作について説明する。
図1に示すように、プレイヤがメダル投入装置4のメダル投入孔4cにメダルMを投入すると、制御部81は、メダル放出部56から、ゲーム盤5にメダルMを落下する。
メダルMが固定入賞部53又は移動入賞部54に入賞した場合には、入賞部センサ53b,54bが入賞したメダルMを検出して、検出情報を制御部81に出力する。
制御部81は、入賞部センサ53b,54bの出力に応じて、表示部55のスロットによる抽選を行う。制御部81は、スロットの抽選結果に応じて、大量(例えば数10枚以上)のメダルMを、プレイ領域Fに放出したり、循環ボール貯留部70の循環ボール送出部70bを駆動して、循環ボールB1をレール71aに送り出す。
循環ボール貯留部70から送り出された循環ボールB1は、レール71aを通って、ボール上昇装置40に導かれる。
【0036】
一方、ゲーム盤5からプッシャ台6にメダルMが落下すると、プッシャ台6は、メダルMを徐々にメダル獲得孔10の方向に移動する。
固定テーブル62からメダル獲得孔10にメダルMが落下すると、落下する途中でメダルMが回転羽根30の羽根部材31に当たり、回転羽根30が回転する。長領域31aにメダルMが落下した場合には、短領域31bにメダルMが落下した場合に比べると、回転羽根30は、回転量が多くなる。なお、メダルMは、回転羽根30の羽根部材31に当たった後、さらにメダル獲得孔10に落下して、メダル払い出し装置(図示せず)によってメダル払い出し口11に払い出される。
【0037】
図3に示すように、回転量検出センサ35は、回転羽根30の回転量を検出して、検出情報を制御部81に出力する。
図2に示すように、制御部81は、回転量検出センサ35の出力に基づいて、螺旋回転軸42を回転する。制御部81は、回転量検出センサ35の出力に応じて、その回転量に応じた量だけ螺旋回転軸42を回転する。これにより、ボール上昇装置40は、回転量検出センサ35の出力に応じて、その回転量に応じた量だけ循環ボールB1を移動する。このため、長領域31aにメダルMが落下した場合には、回転量が短領域31bにメダルMが落下した場合よりも、循環ボールB1が上昇する量が多くなる。
【0038】
つまり、プレイヤは、循環ボールB1の上昇量を多くしたい場合には、メダルMが固定テーブル62からメダル獲得孔10の左側X1、中央、右側X2の領域に落下するように、メダルMを落下させなればならない。このためには、メダル落下方向変換部51(図1参照)が左側X1、中央、右側X2を向いているときを見計らって、メダルMをゲーム盤5に放出する、つまりメダルMをメダル投入装置4に投入する必要がある。
【0039】
なお、図2に示すように、固定テーブル62の先端は、中央のつば63が大きいので、固定テーブル62の中央からは、メダルMが落下しにくい。このため、プレイヤは、通常は、メダルMが固定テーブル62からメダル獲得孔10の左側X1、右側X2の領域に落下するように、メダルMをメダル投入装置4に投入しようとする。しかし、固定テーブル62の左側X1、右側X2には、親落ち孔9があるため、ここからメダルMが回収されてしまう。このため、実際には、固定テーブル62の左側X1、右側X2でのメダルMの移動量は、小さい。
すなわち、ゲーム機1は、プレイヤに対しては、メダルMを固定テーブル62の左側X1、右側X2に投入するように促しながら、実際には、メダルMを親落ち孔9から効率よく回収できるように構成されている。
【0040】
図2に示すように、プレイ進行に応じて、メダルMがメダル獲得孔10に複数枚落下すると、制御部81は、メダルMが落下する毎に螺旋回転軸42を回転する。これにより、ボール上昇装置40に導かれた循環ボールB1は、螺旋回転軸42によって徐々に上昇していく。
【0041】
図4に示すように、循環ボールB1は、ボール上昇装置40に導かれ頂部45に到達すると、レール71b,71cを通って抽選センサ72に導かれる。抽選センサ72は、循環ボールB1を検出すると、検出情報を制御部81に出力する。循環ボールB1は、その後、回収口73aから循環ボール内部循環路73に導かれ、プレイヤから視認できなくなる。
【0042】
一方、制御部81は、抽選センサ72の出力に基づいて、抽選ボール放出装置74eを制御して、抽選ボール収容部74dの抽選ボールB2を、抽選ボール放出管74bの放出口74cから、ルーレット74a上に放出する。
【0043】
上記処理により、ゲーム機1は、循環ボールB1が回収口73aから循環ボール内部循環路73に導かれたことに応じて、抽選ボールB2を抽選ボール放出管74bの放出口74cから放出できる。また、回収口73aは、循環ボールB1を移動する軌道のうち、循環ボールB1が視認可能な部分と、視認不可能な部分の境界に位置し、さらに、回収口73a及び放出口74cは、隣り合って配置されている。これにより、ゲーム機1は、回収口73aに回収された循環ボールB1が、放出口74cから放出されたように、プレイヤに錯覚させることができる。
【0044】
制御部81は、ルーレット74a上に抽選ボールB2が放出されると、抽選装置74を制御して、抽選ボールB2を利用して抽選を行う。
制御部81は、抽選結果に応じて、プレイヤに有利な特典を与える。有利な特典とは、大量(例えば数10枚以上)のメダルMを、プレイ領域Fに放出したり、メダル払い出し口11に払い出したりすることをいう。なお、抽選に利用された抽選ボールB2は、その後、ルーレット74aに設けられた開口孔から抽選ボール収容部74dに回収される。
【0045】
以上説明したように、本実施形態のゲーム機1は、メダルMを受け止める領域に応じて、回転羽根30の回転量が変化し、その回転量に応じたプレイを進行する新しいタイプのメダルゲームを提供できる。また、ゲーム機1は、回転羽根30の機械的な回転に応じて循環ボールB1を機械的に移動させるため、例えば、ゲージ等を表示部55に表示するよりも、プレイヤに分かりやすい態様で、回転量を報知できる。さらに、このとき、ゲーム機1は、回転羽根30の機械的な回転に応じて、螺旋回転軸42を回転するので、プレイヤにさらに分かりやすく報知できる。
【0046】
また、本実施形態のゲーム機1は、循環ボールB1と抽選ボールB2とを異なる種類のボールにできる。このため、各ボールをそれぞれ専用に設計できるので、大きさ、材料等の条件を緩和でき、コストを低減できる。例えば、循環ボールB1は、軌道内のボール上昇装置40等に挟み込まれたりしないように、ある程度硬度がある方が好適である。一方、抽選ボールB2は、ルーレット74a上での動きを目立ったものにするために、ある程度弾性がある方が好適である。このため、両方の条件を満たすためには、ボール上昇装置40等の設計条件が制限されたり、各ボールの設計条件が制限される。これに対して、ゲーム機1は、各ボールをそれぞれ専用に設計できるので、これらの条件を緩和でき、コストを低減できる。
さらに、ゲーム機1は、循環ボールB1を抽選装置74に導いたり、抽選に利用した抽選ボールB2を軌道に戻したりする構造が必要ないので、構成を簡単にでき、一層コストを低減できる。
【0047】
(第2実施形態)
次に、本発明を適用したゲーム機の第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。また、第2実施形態のゲーム機の構成のうち、以下の説明以外の構成は、第1実施形態と同様である。
図6は、第2実施形態の回転羽根230の斜視図である。
【0048】
回転羽根230の羽根部材231のうち、左側X1、中央、右側X2の領域231aは、先端にメダル引っ掛け部236を有する。メダル引っ掛け部236は、メダルMが落下して回転する方向θ1とは、反対の方向θ2に突出するように設けられている。このため、メダルMが落下して領域231aに受け止められると、このメダルMは、羽根部材231からさらに落下するときに、メダル引っ掛け部236に引っ掛ってから落下する。これにより、メダルMが領域231aに落下した場合には、その他の領域231bに落下した場合に比べると、回転羽根230の回転量が大きくなる。
第2実施形態のゲーム機は、このような構成によっても、第1実施形態のゲーム機1と同様に、回転羽根230の回転量を変化させることができる。
【0049】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
【0050】
(変形形態)
(1)実施形態において、回転羽根は、メダル獲得孔に設けられている例を示したが、これに限定されない。回転羽根は、メダルの移動経路内で、メダルの移動に応じて回転する領域であればよく、例えば、ゲーム盤や、プッシャ台に設けてもよい。
【0051】
(2)実施形態において、ゲーム機は、回転羽根の回転に応じてボールを移動する例を示したが、これに限定されない。例えば、ゲーム機は、回転羽根の回転を直動に変換して、回転量に応じた量だけ人形等を移動してもよい。
【0052】
(3)実施形態において、抽選センサは、レールの後端に設けられている例を示したが、これに限定されない。抽選センサは、循環ボールが回収口から循環ボール内部循環路に導かれたことに応じて、抽選ボールを抽選ボール放出管の放出口から放出するために用いられる。このため、抽選センサは、循環ボールが回収口に入ること(又は入ったこと)を検出できれば、いずれの位置に配置してもよい。
【0053】
(4)実施形態において、抽選ボール放出管の放出口と、循環ボール内部循環路の回収口とは、左右方向に隣り合うように配置されている例を示したが、これに限定されない。例えば、放出口及び回収口は、鉛直方向に隣り合うように配置されていてもよい。これにより、循環ボールが回収口に回収されたときに、抽選ボールを放出口から放出すれば、両者の動作の連続性を向上でき、回収口に回収された循環ボールが、放出口から放出されたようにプレイヤに錯覚させる効果を向上できる。
【符号の説明】
【0054】
1…ゲーム機 20…ボール循環抽選装置 30,230…回転羽根 31,231…羽根部材 35…回転量検出センサ 40…ボール上昇装置 31a…長領域 31b…短領域 42…螺旋回転軸 81…制御部 231a,231b…領域 236…メダル引っ掛け部 70b…循環ボール送出部 71a〜71c…レール73…循環ボール内部循環路 73a…回収口 74a…ルーレット 74b…抽選ボール放出管 74c…放出口 74d…抽選ボール収容部 B1…循環ボール B2…抽選ボール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プレイ領域内でメダルを移動させ、メダルの移動経路内にメダルを落下させる落下領域を有するメダルゲーム機であって、
前記落下領域に設けられ、落下したメダルを受け止める羽根部材を有し、前記羽根部材からメダルが落下することにより回転し、前記羽根部材がメダルを受け止める領域に応じてその回転量が変化する回転羽根と、
前記回転羽根の回転量を検出する回転量検出部と、
前記回転量検出部の出力に応じて、前記回転羽根の回転量に応じたプレイを進行する制御部とを備えること、
を特徴とするメダルゲーム機。
【請求項2】
請求項1に記載のメダルゲーム機において、
前記羽根部材は、
前記回転羽根の回転軸から前記羽根部材先端までの距離が、短い短領域と、
前記回転羽根の回転軸から前記羽根部材先端までの距離が、前記短領域よりも長い長領域とを有すること、
を特徴とするメダルゲーム機。
【請求項3】
請求項1に記載のメダルゲーム機において、
前記羽根部材は、
受け止めて落下するメダルが引っ掛かるメダル引っ掛け部を有する領域と、
前記メダル引っ掛け部が設けられていない領域とを有すること、
を特徴とするメダルゲーム機。
【請求項4】
請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のメダルゲーム機において、
プレイヤから視認可能な物体を移動する物体駆動部を備え、
前記制御部は、前記回転量検出部の出力に応じて、その回転量に応じた量だけ前記物体を移動すること、
を特徴とするメダルゲーム機。
【請求項5】
請求項4に記載のメダルゲーム機において、
前記物体駆動部は,プレイヤから視認可能に設けられ、回転駆動されることにより前記物体を移動させる物体移動回転軸を備え、
前記制御部は、前記回転量検出部の出力に応じて、その回転量に応じた量だけ前記物体移動回転軸を回転駆動すること、
を特徴とするメダルゲーム機。
【請求項6】
プレイ領域内でメダルを移動させるプッシャ台と、
プレイ進行に応じて、循環ボールが循環するように移動する軌道と、
前記循環ボールが前記軌道内の所定の位置に到達したことを検出する循環ボール検出部と、
前記循環ボール検出部の出力に応じて、前記循環ボールとは異なるボールである抽選ボールにより抽選を行う抽選部と、
を備えるメダルゲーム機。
【請求項7】
請求項6に記載のメダルゲーム機において、
前記軌道は、前記循環ボールがプレイヤから視認可能な部分と、プレイヤから視認不可能な部分とを有し、
前記循環ボール検出部は、前記所定の位置を検出することにより、前記循環ボールの前記視認可能な部分から前記視認不可能な部分への移動を検出し、
前記抽選部は、
前記抽選ボールをプレイヤから視認不可能に収容する抽選ボール収容部を有し、
前記循環ボール検出部の出力に基づいて、前記抽選ボールを前記抽選ボール収容部内から放出し、前記抽選ボールがプレイヤから視認可能に抽選を行うこと、
を特徴とするメダルゲーム機。
【請求項8】
請求項7に記載のメダルゲーム機において、
前記抽選部の前記抽選ボールを放出する放出口は、前記軌道の前記視認可能な部分と前記視認不可能な部分との境界近傍に配置されていること、
を特徴とするメダルゲーム機。
【請求項9】
請求項6から請求項8までのいずれか1項に記載のメダルゲーム機において、
前記軌道は、前記プッシャ台を介さずに形成され、前記メダルの流路とは独立して形成されること、
を特徴とするメダルゲーム機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−50752(P2012−50752A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−197133(P2010−197133)
【出願日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【出願人】(310009993)株式会社タイトー (207)