説明

メニューカスタマイズ装置、方法、スクリプトプログラム及びシステム

【課題】Webブラウザに表示されている地図の範囲の変更にともない、地域スポット情報のカテゴリを表示するメニュー画面の内容をダイナミックに変更できるメニューカスタマイズ装置を提供すること。
【解決手段】メニューカスタマイズ装置10は、ユーザ端末20に、Webブラウザ300において変更した地図の範囲を示す表示領域情報をメニューカスタマイズ装置10に逐次送信させるステップと、メニュー画面320を更新表示させるステップとを実行させるスクリプトプログラムを、ユーザ端末20に送信するスクリプトプログラム送信手段112と、メニュー画面320を更新表示するための更新表示情報を生成する更新表示情報生成手段115と、更新表示情報生成手段115で生成した更新表示情報をユーザ端末20に送信する更新表示情報送信手段116と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、メニューカスタマイズ装置、方法、スクリプトプログラム及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、Webブラウザに所定の地域の地図を表示し、この所定の地域に存在する施設を、表示された地図上に地域スポットとして表示するサービスが提供されている。このサービスを利用するユーザは、地域スポットにより、所定の地域のどこに目的とする施設が存在するかを知ることができる。
ところで、Webブラウザに表示された地図が示す地域は限られた範囲であるため、ユーザは、Webブラウザに表示された地図の、例えば、東側を表示させたい場合がある。
【0003】
そこで、特許文献1には、全域マップ部に、施設の所在地がポイントで示され、全域マップ部内の一ブロックがクリックされると、詳細マップ部が表示されるとともに、この詳細マップ部に、上記施設の所在地がポイントPで示される技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003−122759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示の技術では、表示された詳細マップ部の、例えば、東側を表示させたい場合は、全域マップ部に戻り、表示させていた詳細マップ部の東側の詳細マップ部をクリックすることとなり、ユーザに複数の操作を強いるものであった。
【0006】
また、ユーザは、Webブラウザに表示させた地図から特定の施設を検索するだけでなく、当該地図に表示されている地域にどのようなカテゴリーに属する施設があるのか、すなわち、具体的にはラーメン店が密集した地域なのか、スポーツ用品店が密集した地域なのかを知りたい場合もある。
【0007】
そこで、本発明は、Webブラウザに表示されている地図の範囲の変更にともない、地域スポット情報のカテゴリを表示するメニュー画面の内容をダイナミックに変更できるメニューカスタマイズ装置、方法、スクリプトプログラム及びシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1) 地図を地図表示領域に表示するとともに、当該表示した地図に対応する地域に含まれる地域スポット情報が分類されているカテゴリを羅列したメニュー画面を表示することが可能なWebブラウザを備える端末にネットワークを介して接続され、前記地図及び前記メニュー画面をWebブラウザにより更新表示可能とする更新表示情報を前記端末に送信するメニューカスタマイズ装置であって、
前記端末に、前記Webブラウザにおいて前記地図表示領域に表示した地図の範囲が変更される毎に、当該変更した地図の範囲を示す表示領域情報を前記メニューカスタマイズ装置に逐次送信させるステップと、前記メニュー画面を更新表示するための更新表示情報を前記メニューカスタマイズ装置から受信したことに応じて、前記メニュー画面を更新表示させるステップとを実行させるスクリプトプログラムを、前記端末に送信するスクリプトプログラム送信手段と、
前記表示領域情報を前記端末から受信したことに応じて、前記表示領域情報が示す前記変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる前記地域スポット情報の前記カテゴリを認識し、認識した前記カテゴリを羅列したメニュー画面を更新表示するための更新表示情報を生成する更新表示情報生成手段と、
前記更新表示情報生成手段で生成した前記更新表示情報を前記端末に送信する更新表示情報送信手段と、を備えるメニューカスタマイズ装置。
【0009】
(1)のメニューカスタマイズ装置は、地図を地図表示領域に表示するとともに、当該表示した地図に対応する地域に含まれる地域スポット情報が分類されているカテゴリを羅列したメニュー画面を表示することが可能なWebブラウザを備える端末にネットワークを介して接続され、地図及びメニュー画面をWebブラウザにより更新表示可能とする更新表示情報を端末に送信する。
メニューカスタマイズ装置は、スクリプトプログラム送信手段が、端末に、Webブラウザにおいて地図表示領域に表示した地図の範囲が変更される毎に、当該変更した地図の範囲を示す表示領域情報をメニューカスタマイズ装置に逐次送信させるステップと、メニュー画面を更新表示するための更新表示情報をメニューカスタマイズ装置から受信したことに応じて、メニュー画面を更新表示させるステップとを実行させるスクリプトプログラムを、端末に送信し、更新表示情報生成手段が、表示領域情報を端末から受信したことに応じて、表示領域情報が示す変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる地域スポット情報のカテゴリを認識し、認識したカテゴリを羅列したメニュー画面を更新表示するための更新表示情報を生成し、更新表示情報送信手段が、更新表示情報生成手段で生成した更新表示情報を端末に送信する。
【0010】
これにより、端末のWebブラウザにおいて、地図表示領域に表示された地図の範囲が変更された場合に、当該変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる地域スポット情報のカテゴリを羅列したメニュー画面を更新表示できる。
したがって、Webブラウザに表示されている地図の範囲の変更にともない、地域スポット情報のカテゴリを表示するメニュー画面の内容をダイナミックに変更できる。
【0011】
(2) 前記表示領域情報を前記端末から受信したことに応じて、前記地域スポット情報毎のクリックログを記憶する地域スポット情報クリックログ記憶手段を参照して、前記表示領域情報が示す前記変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる前記地域スポット情報の各々のクリックログを前記カテゴリ毎に集計するスポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段を、更に備え、
前記更新表示情報生成手段は、前記スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段が集計した前記カテゴリ毎の前記クリックログを参照して、クリック率が高い順に前記カテゴリを表示する前記メニュー画面を生成する(1)に記載のメニューカスタマイズ装置。
【0012】
(2)のメニューカスタマイズ装置は、スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段が、表示領域情報を端末から受信したことに応じて、地域スポット情報毎のクリックログを記憶する地域スポット情報クリックログ記憶手段を参照して、表示領域情報が示す変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる地域スポット情報の各々のクリックログをカテゴリ毎に集計し、更新表示情報生成手段が、スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段により集計されたカテゴリ毎のクリックログを参照して、クリック率が高い順にカテゴリを表示する。
【0013】
これにより、端末のWebブラウザにおいて、地図表示領域に表示された地図の範囲が変更された場合に、当該変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる地域スポット情報のカテゴリをクリック率が高い順に表示するメニュー画面を表示できる。
したがって、Webブラウザに表示されている地図の範囲の変更にともない、地域スポット情報のカテゴリを表示するメニュー画面の内容をユーザにとってより有用な内容にダイナミックに変更できる。
【0014】
(3) 前記スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段は、前記地域スポット情報の前記クリックログのそれぞれを、対応する前記地域スポット情報の過去の前記クリックログと対比し、現在の前記クリック率が過去の前記クリック率より高い前記地域スポット情報の前記クリック率により大きい重み付けをして、重み付け後の前記クリック率を前記カテゴリ毎の集計の対象とする(2)に記載のメニューカスタマイズ装置。
【0015】
(3)のメニューカスタマイズ装置によれば、クリック率が過去のクリック率と比べ、上昇している地域スポット情報のクリック率により大きい重み付けをして、地域スポット情報のカテゴリをクリック率が高い順に表示するメニュー画面を表示できる。
したがって、Webブラウザに表示されている地図の範囲の変更にともない、地域スポット情報のカテゴリを表示するメニュー画面の内容をより新しい情報を示す内容にダイナミックに変更できる。
【0016】
(4) 前記地域スポット情報クリックログ記憶手段は、複数の階層からなる前記カテゴリに分類された複数の前記地域スポット情報の前記クリック率を記憶し、
前記スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段は、最下層の前記カテゴリから順に前記クリック率を前記カテゴリ毎に集計し、
前記更新表示情報生成手段は、前記スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段が集計した前記カテゴリ毎の前記クリック率が所定値に達した場合には、前記所定値に達した階層の前記カテゴリを羅列したメニュー画面を更新表示するための更新表示情報を生成する(2)又は(3)に記載のメニューカスタマイズ装置。
【0017】
(4)のメニューカスタマイズ装置によれば、下層のカテゴリであっても、クリック率が高い場合は、直接メニュー画面に表示できる。
したがって、Webブラウザに表示されている地図の範囲の変更にともない、地域スポットのカテゴリを表示するメニュー画面の内容をより新しく詳細な情報を示す内容にダイナミックに変更できる。
【0018】
(5) 地図を地図表示領域に表示するとともに、当該表示した地図に対応する地域に含まれる地域スポット情報が分類されているカテゴリを羅列したメニュー画面を表示することが可能なWebブラウザを備える端末にネットワークを介して接続され、前記地図及び前記メニュー画面をWebブラウザにより更新表示可能とする更新表示情報を前記端末に送信するメニューカスタマイズ装置が実行するメニューカスタマイズ方法であって、
前記端末に、前記Webブラウザにおいて前記地図表示領域に表示した地図の範囲が変更される毎に、当該変更した地図の範囲を示す表示領域情報を前記メニューカスタマイズ装置に逐次送信させるステップと、前記メニュー画面を更新表示するための更新表示情報を前記メニューカスタマイズ装置から受信したことに応じて、前記メニュー画面を更新表示させるステップとを実行させるスクリプトプログラムを、前記端末に送信するスクリプトプログラム送信ステップと、
前記表示領域情報を前記端末から受信したことに応じて、前記表示領域情報が示す前記変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる前記地域スポット情報の前記カテゴリを認識し、認識した前記カテゴリを羅列したメニュー画面を更新表示するための更新表示情報を生成する更新表示情報生成ステップと、
前記更新表示情報生成ステップで生成した前記更新表示情報を前記端末に送信する更新表示情報送信ステップと、を含むメニューカスタマイズ方法。
【0019】
(5)のメニューカスタマイズ方法によれば、(1)のメニューカスタマイズ装置と同様の作用効果を奏する。
【0020】
(6) 地図を地図表示領域に表示するとともに、当該表示した地図に対応する地域に含まれる地域スポット情報が分類されているカテゴリを羅列したメニュー画面を表示することが可能なWebブラウザを備える端末にネットワークを介して接続され、前記地図及び前記メニュー画面をWebブラウザにより更新表示可能とする更新表示情報を前記端末に送信するメニューカスタマイズ装置から前記端末に送信されるスクリプトプログラムであって、
前記端末に、前記Webブラウザにおいて前記地図表示領域に表示した地図の範囲が変更される毎に、当該変更した地図の範囲を示す表示領域情報を前記メニューカスタマイズ装置に逐次送信させるステップと、前記メニュー画面を更新表示するための更新表示情報を前記メニューカスタマイズ装置から受信したことに応じて、前記メニュー画面を更新表示させるステップとを実行させるスクリプトプログラム。
【0021】
(6)のスクリプトプログラムによれば、(1)のメニューカスタマイズ装置と同様の作用効果を奏する。
【0022】
(7) 地図を地図表示領域に表示するとともに、当該表示した地図に対応する地域に含まれる地域スポット情報が分類されているカテゴリを羅列したメニュー画面を表示することが可能なWebブラウザを備える端末と、前記端末にネットワークを介して接続され、前記地図及び前記メニュー画面をWebブラウザにより更新表示可能とする更新表示情報を前記端末に送信するメニューカスタマイズ装置と、を備えるメニューカスタマイズシステムであって、
前記メニューカスタマイズ装置は、
前記端末に、前記Webブラウザにおいて前記地図表示領域に表示した地図の範囲が変更される毎に、当該変更した地図の範囲を示す表示領域情報を前記メニューカスタマイズ装置に逐次送信させるステップと、前記メニュー画面を更新表示するための更新表示情報を前記メニューカスタマイズ装置から受信したことに応じて、前記メニュー画面を更新表示させるステップとを実行させるスクリプトプログラムを、前記端末に送信するスクリプトプログラム送信手段と、
前記表示領域情報を前記端末から受信したことに応じて、前記表示領域情報が示す前記変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる前記地域スポット情報の前記カテゴリを認識し、認識した前記カテゴリを羅列したメニュー画面を更新表示するための更新表示情報を生成する更新表示情報生成手段と、
前記更新表示情報生成手段で生成した前記更新表示情報を前記端末に送信する更新表示情報送信手段と、を備え、
前記端末は、前記スクリプトプログラムを実行する端末制御手段を備えるメニューカスタマイズシステム。
【0023】
(7)のメニューカスタマイズシステムによれば、(1)のメニューカスタマイズ装置と同様の作用効果を奏する。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、Webブラウザに表示されている地図の範囲の変更にともない、地域スポット情報のカテゴリを表示するメニュー画面の内容をダイナミックに変更できるメニューカスタマイズ装置、方法、スクリプトプログラム及びシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の実施形態に係るメニューカスタマイズシステムの機能構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係るユーザ端末に表示されたWebブラウザを示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係る表示領域情報を説明する図である。
【図4】本発明の実施形態に係る地域スポット情報クリックログ記憶手段に記憶された地域スポット情報クリックログデータベースを説明する図である。
【図5】本発明の実施形態に係るスポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段の機能構成を説明する図である。
【図6】本発明の実施形態に係る更新表示情報を説明する図である。
【図7】本実施形態に係るメニューカスタマイズ装置における処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本実施形態に係るスクリプトプログラムがユーザ端末に実行させる処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
【0027】
[メニューカスタマイズシステム1の機能構成]
図1は、本発明の実施形態に係るメニューカスタマイズシステム1の機能構成を示す図である。
メニューカスタマイズシステム1は、地図を地図表示領域に表示するとともに、当該表示した地図に対応する地域に含まれる地域スポット情報が分類されているカテゴリを羅列したメニュー画面を表示することが可能なWebブラウザを備えるユーザ端末20と、ユーザ端末20にネットワーク7を介して接続され、地図及びメニュー画面をWebブラウザにより更新表示可能とする更新表示情報をユーザ端末20に送信するメニューカスタマイズ装置10と、を備える。
【0028】
メニューカスタマイズ装置10は、Webページ要求受付手段111と、スクリプトプログラム送信手段112と、表示領域情報受信手段113と、スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114と、更新表示情報生成手段115と、更新表示情報送信手段116と、地域スポット情報クリックログ記憶手段120と、を備える。
【0029】
Webページ要求受付手段111は、地図及びメニュー画面を含むWebページを要求するWebページ要求をユーザ端末20から受信する。
スクリプトプログラム送信手段112は、ユーザ端末20に、Webブラウザにおいて地図表示領域に表示した地図の範囲が変更される毎に、当該変更した地図の範囲を示す表示領域情報をメニューカスタマイズ装置10に逐次送信させるステップと、メニュー画面を更新表示するための更新表示情報をメニューカスタマイズ装置から受信したことに応じて、メニュー画面を更新表示させるステップとを実行させるスクリプトプログラムを、ユーザ端末20に送信する。
【0030】
スクリプトプログラムについて、図2及び図3を参照して、具体的に説明する。
まず、理解を容易にするため、ユーザ端末20に表示されたWebブラウザについて説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るユーザ端末20に表示されたWebブラウザ300を示す図である。
Webブラウザ300には、地図表示領域310と、メニュー画面320とが表示されている。
地図表示領域310は、地図を表示する領域である。
地図表示領域310に表示した地図の範囲は、例えば、ユーザのドラッグ操作等により変更され、この変更された地図の範囲は、地図表示領域310に表示された地図における地図表示領域左上311の緯度及び経度と、地図表示領域右下321の緯度及び経度で特定できる。
また、地図表示領域310には、表示した地図に対応する地域に含まれる地域スポット情報313が示されている。
メニュー画面320は、地図表示領域310に表示した地図に対応する地域に含まれる地域スポット情報313が分類されているカテゴリを羅列して表示される。
Webブラウザ300において、例えば、地図表示領域310には、初期状態では、地域スポット情報313が表示されていない。その後、ユーザがメニュー画面320のカテゴリを選択することで、当該カテゴリに属し、かつ、地図表示領域310に表示された地図に対応する地域に含まれる地域スポット情報313が地図表示領域310に表示される。更に、表示された地域スポット情報313をユーザがクリック等することで、Webブラウザ300には、地域スポット情報313が指し示している地点に所在する店舗等の詳細情報(図示無し)が表示される。
【0031】
図3は、本発明の実施形態に係る表示領域情報を説明する図である。
表示領域情報は、ユーザ端末20を特定するユーザIDに、変更後の地図表示領域に表示された地図における地図表示領域左上311の緯度及び経度と、地図表示領域右下312の緯度及び経度が対応付けられている。
【0032】
スクリプトプログラムは、ユーザ端末20に、Webブラウザ300において地図表示領域310に表示した地図の範囲が、例えば、ユーザのドラッグ操作等により、変更される毎に、当該変更した地図の範囲(地図表示領域左上311の緯度及び経度と、地図表示領域右下312の緯度及び経度で特定される範囲)を示す表示領域情報をメニューカスタマイズ装置10に逐次送信させるステップを実行させる。
そして、スクリプトプログラムは、ユーザ端末20に、後述する更新表示情報をメニューカスタマイズ装置10から受信したことに応じて、メニュー画面320を更新表示させるステップを実行させる。
【0033】
図1に戻って、表示領域情報受信手段113は、ユーザ端末20から送信された表示領域情報(図3参照)を受信する。
スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114は、表示領域情報受信手段113が表示領域情報をユーザ端末20から受信したことに応じて、地域スポット情報クリックログ記憶手段120を参照して、表示領域情報が示す変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる地域スポット情報の各々のクリックログをカテゴリ毎に集計する。
【0034】
地域スポット情報クリックログ記憶手段120は、地域スポット情報毎のクリックログを記憶する。本実施形態におけるクリックログは、複数の階層からなるカテゴリに分類された複数の地域スポット情報毎のクリック率を含む。
図4は、本発明の実施形態に係る地域スポット情報クリックログ記憶手段120に記憶された地域スポット情報クリックログデータベースを説明する図である。
地域スポット情報クリックログデータベースは、スポット情報IDに、スポット名、カテゴリ、サブカテゴリ、所在地、現在のクリック率としてのCTR(Click Through Rate)及び過去のクリック率としてのCTR等が対応付けられている。
スポット情報IDは、メニューカスタマイズ装置10が地域スポット情報を識別するためのIDである。
スポット名は、地域スポット情報313が指し示している地点に所在する店舗等の名称である。
カテゴリは、上記店舗等が分類され属するカテゴリであり、具体的には“飲食店”、“スポーツ”、“本”、“コンビニ”、“ホテル”等が挙げられる。
サブカテゴリは、上記カテゴリの下層となるカテゴリであり、具体的には、例えば、カテゴリ“飲食店”のサブカテゴリであれば、“ラーメン”、“焼き肉”、“洋食”、“和食”等が挙げられる。
所在地は、地域スポット情報が指し示している地点であり、例えば、緯度及び経度で示される。
現在のCTRは、現在におけるクリック回数を表示回数で割った割合を示す。本実施形態において、現在のCTRとは、メニューカスタマイズ装置10において最後に算出されたCTRを言う。
過去のCTRは、過去におけるクリック回数を表示回数で割った割合を示す。本実施形態において、過去のCTRとは、メニューカスタマイズ装置10において上記最後に算出されたCTRの前(例えば、24時間前)に算出されたCTRを言う。
【0035】
また、スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114は、地域スポット情報クリックログ記憶手段120に記憶された地域スポット情報クリックログデータベースを参照して、地域スポット情報の現在のCTRのそれぞれを、対応する地域スポット情報の過去のCTRと対比し、現在のCTRが過去のCTRより高い地域スポット情報のCTRにより大きい重み付けをして、重み付け後のCTRをカテゴリ毎の集計の対象とする。
更に、スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114は、最下層のカテゴリ(例えば、カテゴリが“飲食店”であれば、このカテゴリのサブカテゴリである“ラーメン”等)から順にCTRをカテゴリ毎に集計する。
【0036】
スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114の機能構成について具体的に説明する。
図5は、本発明の実施形態に係るスポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114の機能構成を説明する図である。
例えば、スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114は、スポット情報ID“0001”により識別される地域スポット情報の現在のCTR“0.21”を過去のCTR“0.13”で除算し、クリック上昇率“1.62”を算出する。次に、スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114は、現在のCTR“0.21”に、この算出したクリック上昇率“1.62”を乗算し、重み付け後のCTR“0.34”を算出する。
そして、スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114は、この算出した重み付け後のCTRをサブカテゴリ毎に集計したサブカテゴリCTR集計値を算出する。例えば、サブカテゴリ“ラーメン”であれば、3つの重み付け後のCTR“0.34”、“0.14”、“0.13”を集計し、サブカテゴリCTR集計値“0.61”を算出する。
【0037】
図1に戻って、更新表示情報生成手段115は、表示領域情報受信手段113が表示領域情報(図3参照)をユーザ端末20から受信したことに応じて、表示領域情報が示す変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる地域スポット情報のカテゴリを認識し、認識したカテゴリを羅列したメニュー画面を更新表示するための更新表示情報を生成する。
具体的には、更新表示情報生成手段115は、スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114が算出したサブカテゴリ毎のサブカテゴリCTR集計値(図5参照)を参照して、サブカテゴリCTR集計値が高い順にカテゴリを表示するメニュー画面に更新表示するための更新表示情報を生成する。
このとき、更新表示情報生成手段115は、スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114が集計したサブカテゴリ毎のサブカテゴリCTR集計値が所定値に達した場合には、所定値に達した階層のサブカテゴリを羅列し、所定値に達しない場合には当該サブカテゴリの上層であるカテゴリを羅列したメニュー画面(図2参照)を更新表示するための更新表示情報を生成する。
【0038】
更新表示情報生成手段115の機能構成について図5及び図6を参照して具体的に説明する。
図6は、本発明の実施形態に係る更新表示情報を説明する図である。
例えば、更新表示情報生成手段115は、スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114が集計したサブカテゴリ毎のサブカテゴリCTR集計値が所定値(例えば、0.5)に達したサブカテゴリ“ラーメン”(サブカテゴリCTR集計値“0.61”)は、カテゴリ“飲食店”でなく、サブカテゴリ“ラーメン”を抽出する。一方、サブカテゴリCTR集計値が所定値(例えば、0.5)に達しないサブカテゴリ“サッカー”(サブカテゴリCTR集計値“0.48”)は、上層であるカテゴリ“スポーツ”を抽出する。
そして、更新表示情報生成手段115は、メニュー画面(図2参照)における表示順がサブカテゴリCTR集計値が高い順になる更新表示情報を生成する。具体的には、例えば、メニュー画面において、上からサブカテゴリCTR集計値が高いカテゴリ又はサブカテゴリを更新表示するための更新表示情報を生成する。
【0039】
図1に戻って、更新表示情報送信手段116は、更新表示情報生成手段115で生成した更新表示情報(図6参照)をユーザ端末20に送信する。
【0040】
ユーザ端末20は、入力手段210と、表示手段220と、ユーザ端末制御手段230と、を備える。
入力手段210は、地図表示領域310(図2参照)に表示した地図の範囲を変更する地図のドラッグ操作や、メニュー画面320(図2参照)のカテゴリを選択する操作を受け付ける。
表示手段220は、Webブラウザ300(図2参照)を表示する。
ユーザ端末制御手段230は、Webページ要求受信手段231と、メニューカスタマイズ装置10より送信され、Webブラウザにおいて実行されるスクリプトプログラムにより機能する地図操作検出手段232と、表示領域情報送信手段233と、更新表示情報受信手段234と、メニュー画面更新手段235と、を備える。
【0041】
Webページ要求受信手段231は、Webブラウザ300(図2参照)において、地図を地図表示領域に表示するとともに、当該表示した地図に対応する地域に含まれる地域スポット情報が分類されているカテゴリを羅列したメニュー画面を表示するWebページを、メニューカスタマイズ装置10に要求する。
そして、Webページ要求受信手段231は、上記Webページ及びスクリプトプログラムをメニューカスタマイズ装置10から受信し、これらをWebブラウザに読み込む。
【0042】
ユーザ端末制御手段230の機能構成のうち、スクリプトプログラムにより機能する機能構成について、図2を参照して具体的に説明する。
地図操作検出手段232は、例えば、ユーザのドラッグ操作等により、Webブラウザ300の地図表示領域310に表示した地図の範囲が変更される毎に、当該変更された地図の範囲(地図表示領域左上311の緯度及び経度と、地図表示領域右下312の緯度及び経度で特定される範囲)を示す表示領域情報(図3参照)を生成する。
表示領域情報送信手段233は、地図操作検出手段232が生成した表示領域情報をメニューカスタマイズ装置10に送信する。
【0043】
更新表示情報受信手段234は、更新表示情報(図6参照)をメニューカスタマイズ装置10から受信する。
メニュー画面更新手段235は、更新表示情報受信手段234が受信した更新表示情報に基づき、メニュー画面320を更新表示させる。
【0044】
ユーザ端末制御手段230は、例えば、ユーザの操作により他のWebページに遷移されたり、Webブラウザのプログラムが終了されたりした場合に、スクリプトプログラムを終了し、スクリプトプログラムを終了したことを示す情報をメニューカスタマイズ装置10に送信する。
【0045】
[メニューカスタマイズシステム1のハードウェア構成]
実施形態に係るメニューカスタマイズシステム1のメニューカスタマイズ装置10及びユーザ端末20は、コンピュータ及びその周辺装置に適用される。メニューカスタマイズ装置10及びユーザ端末20における各部は、コンピュータ及びその周辺装置が備えるハードウェア並びに当該ハードウェアを制御するソフトウェアによって構成される。
【0046】
上記ハードウェアには、CPU(Central Processing Unit)、記憶部の他、通信装置、表示装置、入力装置が含まれる。記憶部としては、例えば、メモリ(RAM:Random Access Memory、ROM:Read Only Memory等)、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)、及び光ディスク(CD:Compact Disk、DVD:Digital Versatile Disk等)ドライブが挙げられる。通信装置としては、例えば、各種有線及び無線インターフェース装置が挙げられる。表示装置としては、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等の各種ディスプレイが挙げられる。入力装置としては、例えば、入力キー、タッチパネル、キーボード及びポインティング・デバイス(マウス、トラッキングボール等)が挙げられる。
【0047】
上記ソフトウェアには、上記ハードウェアを制御するコンピュータ・プログラム及びデータが含まれる。コンピュータ・プログラム及びデータは、記憶部により記憶され、各制御部により適宜実行、参照される。また、コンピュータ・プログラムやデータは、通信回線を介して配布されることも可能であり、CD−ROM等のコンピュータ可読媒体に記録して配布されることも可能である。
【0048】
[メニューカスタマイズシステム1の制御フロー]
次に、メニューカスタマイズ装置10の制御フローについて説明する。
図7は、本実施形態に係るメニューカスタマイズ装置10における処理の流れを示すフローチャートである。
【0049】
ステップS11において、Webページ要求受付手段111は、地図及びメニュー画面を含むWebページを要求するWebページ要求をユーザ端末20から受信する。
【0050】
ステップS12において、スクリプトプログラム送信手段112は、ユーザ端末20に、Webブラウザにおいて地図表示領域に表示した地図の範囲が変更される毎に、当該変更した地図の範囲を示す表示領域情報をメニューカスタマイズ装置10に逐次送信させるステップと、メニュー画面を更新表示するための更新表示情報をメニューカスタマイズ装置10から受信したことに応じて、メニュー画面を更新表示させるステップとを実行させるスクリプトプログラムを、ユーザ端末20に送信する。
【0051】
ステップS13において、表示領域情報受信手段113は、ユーザ端末20から送信された表示領域情報(図3参照)を受信したか否かを判定し、表示領域情報を受信したと判定した場合はステップS14に処理を移し、受信したと判定しない場合は処理を戻す。
【0052】
ステップS14において、スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114は、ステップS13で表示領域情報をユーザ端末20から受信したことに応じて、地域スポット情報クリックログ記憶手段120に記憶された地域スポット情報クリックログデータベース(図4参照)を参照して、表示領域情報が示す変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる地域スポット情報の各々のCTRをサブカテゴリ毎に集計する。
【0053】
ステップS15において、スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114はステップS14でCTRを集計した地域スポット情報の現在のCTRのそれぞれを、対応する地域スポット情報の過去のCTRと対比し、現在のCTRが過去のCTRより高い地域スポット情報のCTRにより大きい重み付けをする。
【0054】
ステップS16において、スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114は、ステップS15で重み付けしたCTRをサブカテゴリ毎に集計したサブカテゴリCTR集計値(図5参照)を算出する。
【0055】
ステップS17において、更新表示情報生成手段115は、ステップS16で算出したサブカテゴリ毎のサブカテゴリCTR集計値を参照して、サブカテゴリCTR集計値が高い順にカテゴリを表示するメニュー画面に更新表示するための更新表示情報を生成する。
ステップS18において、更新表示情報送信手段116は、ステップS17で生成した更新表示情報(図6参照)をユーザ端末20に送信し、ステップS13に処理を戻す。
【0056】
次に、スクリプトプログラムがユーザ端末20に実行させる処理について説明する。
図8は、本実施形態に係るスクリプトプログラムがユーザ端末20に実行させる処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS21において、Webページ要求受信手段231は、Webページ及びスクリプトプログラムをメニューカスタマイズ装置10から受信し、これらをWebブラウザに読み込む。
ステップS22において、地図操作検出手段232は、Webブラウザにおいて地図表示領域に表示した地図の範囲が変更されたか否かを判定し、地図の範囲が変更されたと判定した場合はステップS22に処理を移し、地図の範囲が変更されたと判定しない場合は処理を戻す。
ステップS23において、地図操作検出手段232は、変更された地図の範囲を示す表示領域情報(図3参照)を生成する。
ステップS24において、表示領域情報送信手段233は、ステップS23で生成した表示領域情報をメニューカスタマイズ装置10に送信する。
【0057】
ステップS25において、更新表示情報受信手段234は、更新表示情報(図6参照)をメニューカスタマイズ装置10から受信する。
ステップS26において、メニュー画面更新手段235は、ステップS25で受信した更新表示情報に基づき、メニュー画面を更新表示させ、ステップS22に処理を戻す。
【0058】
本実施形態によれば、以下のような作用効果がある。
本実施形態によれば、メニューカスタマイズ装置10は、地図を地図表示領域310に表示するとともに、当該表示した地図に対応する地域に含まれる地域スポット情報313が分類されているカテゴリを羅列したメニュー画面320を表示することが可能なWebブラウザ300を備えるユーザ端末20にネットワーク7を介して接続され、地図及びメニュー画面320をWebブラウザ300により更新表示可能とする更新表示情報をユーザ端末20に送信する。
メニューカスタマイズ装置10は、スクリプトプログラム送信手段112が、ユーザ端末20に、Webブラウザ300において地図表示領域310に表示した地図の範囲が変更される毎に、当該変更した地図の範囲を示す表示領域情報をメニューカスタマイズ装置10に逐次送信させるステップと、メニュー画面320を更新表示するための更新表示情報をメニューカスタマイズ装置10から受信したことに応じて、メニュー画面320を更新表示させるステップとを実行させるスクリプトプログラムを、ユーザ端末20に送信し、更新表示情報生成手段115が、表示領域情報をユーザ端末20から受信したことに応じて、表示領域情報が示す変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる地域スポット情報のカテゴリを認識し、認識したカテゴリを羅列したメニュー画面320を更新表示するための更新表示情報を生成し、更新表示情報送信手段116が、更新表示情報生成手段115で生成した更新表示情報をユーザ端末20に送信する。
【0059】
これにより、端末のWebブラウザにおいて、地図表示領域に表示された地図の範囲が変更された場合に、当該変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる地域スポット情報のカテゴリを羅列したメニュー画面を更新表示できる。
したがって、Webブラウザに表示されている地図の範囲の変更にともない、地域スポット情報のカテゴリを表示するメニュー画面の内容をダイナミックに変更できる。
【0060】
また、メニューカスタマイズ装置10は、スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114が、表示領域情報をユーザ端末20から受信したことに応じて、地域スポット情報毎のクリックログを記憶する地域スポット情報クリックログ記憶手段120を参照して、表示領域情報が示す変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる地域スポット情報の各々のCTRをカテゴリ毎に集計し、更新表示情報生成手段115が、スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段114により集計されたカテゴリ毎のCTRを参照して、CTRが高い順にカテゴリを表示する。
【0061】
これにより、端末のWebブラウザにおいて、地図表示領域に表示された地図の範囲が変更された場合に、当該変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる地域スポット情報のカテゴリをクリック率が高い順に表示するメニュー画面を表示できる。
したがって、Webブラウザに表示されている地図の範囲の変更にともない、地域スポット情報のカテゴリを表示するメニュー画面の内容をユーザにとってより有用な内容にダイナミックに変更できる。
【0062】
また、メニューカスタマイズ装置10によれば、CTRが過去のCTRと比べ、上昇している地域スポット情報のCTRにより大きい重み付けをしたサブカテゴリCTR集計値を算出し、地域スポット情報のカテゴリをサブカテゴリCTR集計値が高い順に表示するメニュー画面320を表示できる。
したがって、Webブラウザに表示されている地図の範囲の変更にともない、地域スポット情報のカテゴリを表示するメニュー画面の内容をより新しい情報を示す内容にダイナミックに変更できる。
【0063】
また、メニューカスタマイズ装置10によれば、下層のカテゴリであっても、サブカテゴリCTR集計値が高い場合は、メニュー画面320に表示できる。
したがって、Webブラウザに表示されている地図の範囲の変更にともない、地域スポットのカテゴリを表示するメニュー画面の内容をより新しく詳細な情報を示す内容にダイナミックに変更できる。
【0064】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0065】
7 ネットワーク
10 メニューカスタマイズ装置
112 スクリプトプログラム送信手段
115 更新表示情報生成手段
116 更新表示情報送信手段
20 ユーザ端末
310 地図表示領域
320 メニュー画面
300 Webブラウザ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地図を地図表示領域に表示するとともに、当該表示した地図に対応する地域に含まれる地域スポット情報が分類されているカテゴリを羅列したメニュー画面を表示することが可能なWebブラウザを備える端末にネットワークを介して接続され、前記地図及び前記メニュー画面をWebブラウザにより更新表示可能とする更新表示情報を前記端末に送信するメニューカスタマイズ装置であって、
前記端末に、前記Webブラウザにおいて前記地図表示領域に表示した地図の範囲が変更される毎に、当該変更した地図の範囲を示す表示領域情報を前記メニューカスタマイズ装置に逐次送信させるステップと、前記メニュー画面を更新表示するための更新表示情報を前記メニューカスタマイズ装置から受信したことに応じて、前記メニュー画面を更新表示させるステップとを実行させるスクリプトプログラムを、前記端末に送信するスクリプトプログラム送信手段と、
前記表示領域情報を前記端末から受信したことに応じて、前記表示領域情報が示す前記変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる前記地域スポット情報の前記カテゴリを認識し、認識した前記カテゴリを羅列したメニュー画面を更新表示するための更新表示情報を生成する更新表示情報生成手段と、
前記更新表示情報生成手段で生成した前記更新表示情報を前記端末に送信する更新表示情報送信手段と、を備えるメニューカスタマイズ装置。
【請求項2】
前記表示領域情報を前記端末から受信したことに応じて、前記地域スポット情報毎のクリックログを記憶する地域スポット情報クリックログ記憶手段を参照して、前記表示領域情報が示す前記変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる前記地域スポット情報の各々のクリックログを前記カテゴリ毎に集計するスポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段を、更に備え、
前記更新表示情報生成手段は、前記スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段が集計した前記カテゴリ毎の前記クリックログを参照して、クリック率が高い順に前記カテゴリを表示する前記メニュー画面を生成する請求項1に記載のメニューカスタマイズ装置。
【請求項3】
前記スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段は、前記地域スポット情報の前記クリックログのそれぞれを、対応する前記地域スポット情報の過去の前記クリックログと対比し、現在の前記クリック率が過去の前記クリック率より高い前記地域スポット情報の前記クリック率により大きい重み付けをして、重み付け後の前記クリック率を前記カテゴリ毎の集計の対象とする請求項2に記載のメニューカスタマイズ装置。
【請求項4】
前記地域スポット情報クリックログ記憶手段は、複数の階層からなる前記カテゴリに分類された複数の前記地域スポット情報の前記クリック率を記憶し、
前記スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段は、最下層の前記カテゴリから順に前記クリック率を前記カテゴリ毎に集計し、
前記更新表示情報生成手段は、前記スポット情報カテゴリ別クリックログ集計手段が集計した前記カテゴリ毎の前記クリック率が所定値に達した場合には、前記所定値に達した階層の前記カテゴリを羅列したメニュー画面を更新表示するための更新表示情報を生成する請求項2又は3に記載のメニューカスタマイズ装置。
【請求項5】
地図を地図表示領域に表示するとともに、当該表示した地図に対応する地域に含まれる地域スポット情報が分類されているカテゴリを羅列したメニュー画面を表示することが可能なWebブラウザを備える端末にネットワークを介して接続され、前記地図及び前記メニュー画面をWebブラウザにより更新表示可能とする更新表示情報を前記端末に送信するメニューカスタマイズ装置が実行するメニューカスタマイズ方法であって、
前記端末に、前記Webブラウザにおいて前記地図表示領域に表示した地図の範囲が変更される毎に、当該変更した地図の範囲を示す表示領域情報を前記メニューカスタマイズ装置に逐次送信させるステップと、前記メニュー画面を更新表示するための更新表示情報を前記メニューカスタマイズ装置から受信したことに応じて、前記メニュー画面を更新表示させるステップとを実行させるスクリプトプログラムを、前記端末に送信するスクリプトプログラム送信ステップと、
前記表示領域情報を前記端末から受信したことに応じて、前記表示領域情報が示す前記変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる前記地域スポット情報の前記カテゴリを認識し、認識した前記カテゴリを羅列したメニュー画面を更新表示するための更新表示情報を生成する更新表示情報生成ステップと、
前記更新表示情報生成ステップで生成した前記更新表示情報を前記端末に送信する更新表示情報送信ステップと、を含むメニューカスタマイズ方法。
【請求項6】
地図を地図表示領域に表示するとともに、当該表示した地図に対応する地域に含まれる地域スポット情報が分類されているカテゴリを羅列したメニュー画面を表示することが可能なWebブラウザを備える端末にネットワークを介して接続され、前記地図及び前記メニュー画面をWebブラウザにより更新表示可能とする更新表示情報を前記端末に送信するメニューカスタマイズ装置から前記端末に送信されるスクリプトプログラムであって、
前記端末に、前記Webブラウザにおいて前記地図表示領域に表示した地図の範囲が変更される毎に、当該変更した地図の範囲を示す表示領域情報を前記メニューカスタマイズ装置に逐次送信させるステップと、前記メニュー画面を更新表示するための更新表示情報を前記メニューカスタマイズ装置から受信したことに応じて、前記メニュー画面を更新表示させるステップとを実行させるスクリプトプログラム。
【請求項7】
地図を地図表示領域に表示するとともに、当該表示した地図に対応する地域に含まれる地域スポット情報が分類されているカテゴリを羅列したメニュー画面を表示することが可能なWebブラウザを備える端末と、前記端末にネットワークを介して接続され、前記地図及び前記メニュー画面をWebブラウザにより更新表示可能とする更新表示情報を前記端末に送信するメニューカスタマイズ装置と、を備えるメニューカスタマイズシステムであって、
前記メニューカスタマイズ装置は、
前記端末に、前記Webブラウザにおいて前記地図表示領域に表示した地図の範囲が変更される毎に、当該変更した地図の範囲を示す表示領域情報を前記メニューカスタマイズ装置に逐次送信させるステップと、前記メニュー画面を更新表示するための更新表示情報を前記メニューカスタマイズ装置から受信したことに応じて、前記メニュー画面を更新表示させるステップとを実行させるスクリプトプログラムを、前記端末に送信するスクリプトプログラム送信手段と、
前記表示領域情報を前記端末から受信したことに応じて、前記表示領域情報が示す前記変更した地図の範囲に対応する地域に含まれる前記地域スポット情報の前記カテゴリを認識し、認識した前記カテゴリを羅列したメニュー画面を更新表示するための更新表示情報を生成する更新表示情報生成手段と、
前記更新表示情報生成手段で生成した前記更新表示情報を前記端末に送信する更新表示情報送信手段と、を備え、
前記端末は、前記スクリプトプログラムを実行する端末制御手段を備えるメニューカスタマイズシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−8337(P2013−8337A)
【公開日】平成25年1月10日(2013.1.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−142307(P2011−142307)
【出願日】平成23年6月27日(2011.6.27)
【出願人】(500257300)ヤフー株式会社 (1,128)
【Fターム(参考)】