説明

メモデータの同期化のためのメモ同期化システム、モバイルシステム及びメモ同期化方法

【課題】メモデータの同期化のためのメモ同期化システム、モバイルシステム及びメモ同期化方法を開示する。
【解決手段】メモ同期化システムは、ユーザのモバイル端末にインストールされたメモアプリケーションによってモバイル端末から認証情報を受信し、ユーザを認証するユーザ認証部と、メモアプリケーションによってモバイル端末から送信される同期化リクエストに基づいてモバイル端末に格納されたメモデータと、ユーザに提供されるインターネットメモサービスによって生成されてインターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモデータを同期化する同期化部とを備える。ここで、同期化リクエストは、ユーザによって発生された既に設定されたイベントに対応してメモアプリケーションで生成された手動同期化リクエストを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、メモデータを同期化するためのメモ同期化システム、モバイルシステム及びメモ同期化方法に関する。
【背景技術】
【0002】
メモとは、他人に話を伝えたり自身の記憶を補助するために短い文で残した情報を意味し、パーソナルコンピュータ(PC)やスマートフォンなどのような電子機器の格納空間に、メモのような情報を残し得る。また、このようなローカルの格納空間のみならず、ウェブの格納空間にも、メモのような情報を残すことができる。
【0003】
しかし、従来技術では、それぞれの格納空間に格納されたメモデータを該当媒体を介さなくては確認できないという問題があった。例えば、スマートフォンの格納空間に格納されたメモは、当該スマートフォンのインタフェースを介さなければ、確認され得なかった。また、ウェブの格納空間に格納されたメモは、何れかのユーザ端末を通じて該当ウェブの格納空間にアクセスしなければ、確認され得なかった。その為、インターネットに接続された端末を用いるユーザは、ウェブの格納空間に格納されたメモを確認できるものの、当該ユーザが移動中であれば、ネットワーク環境に依っては、メモの確認は困難であった。
それだけではなく、移動中にモバイル端末を用いてメモを作成したユーザは、このようなメモをウェブの格納空間に格納するためには、移動先において、インターネットに接続された他の端末を用いて再びメモを作成してウェブの格納空間にアップロードしなければならないという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本明細書では、メモサービスを効率よく提供できるシステム及び方法を提案する。
【0005】
本発明の目的は、インターネットメモサービスによって提供されるウェブの格納空間に格納されたメモデータとモバイル端末にメモアプリケーションによって格納されたメモデータとを同期化することのできるメモ同期化システム及びメモ同期化方法、そしてモバイルシステムを、提案する。
【0006】
本発明の目的は、ユーザのリクエスト、メモデータの変更、ユーザのログイン/ログアウト、メモアプリケーションの実行/終了及びモバイル端末の電源ロックなどのように特定条件を満足する場合にメモデータを同期化することによって、変更が頻繁に発生しないメモデータについても効率よく同期化できるメモ同期化システム及びメモ同期化方法、そしてモバイルシステムを提案する。
【0007】
本発明の目的は、モバイル端末でメモアプリケーションによって他のユーザがログインする場合にも、効率よくメモデータを同期化することのできるメモ同期化システム及びメモ同期化方法、そしてモバイルシステムを提案する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態によると、ユーザのモバイル端末にインストールされたメモアプリケーションに従ってモバイル端末から認証情報を受信してユーザを認証するユーザ認証部と、メモアプリケーションに従ってモバイル端末から送信される同期化リクエストに基づいて、モバイル端末に格納されたメモデータとユーザに提供されるインターネットメモサービスによって生成されてインターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモデータとを同期化する同期化部とを備え、同期化リクエストは、ユーザによって発生された既に設定されたイベントに対応してメモアプリケーションで生成された手動同期化リクエストを含むことを特徴とするメモ同期化システムが、提供される。
【0009】
本発明の一実施形態によると、同期化リクエストは、メモデータの生成、編集及び削除のうち少なくとも1つの動作に応じて、メモアプリケーションに従って生成された自動同期化リクエストを、さらに含んでもよい。
【0010】
本発明の他の一実施形態によると、同期化リクエストは、認証情報に基づいたユーザのインターネットメモサービスに対するログイン、ユーザのインターネットメモサービスからのログアウト、メモアプリケーションの実行、メモアプリケーションの終了及びモバイル端末の画面ロックのうち少なくとも1つの動作に応じて、メモアプリケーションによって生成された自動同期化リクエストをさらに含んでもよい。
【0011】
本発明の他の一実施形態によると、メモデータの同期化は、メモアプリケーションが実行中である場合はフォアグラウンドで行われ、アプリケーションが終了した場合はバックグラウンドで行われてもよい。
【0012】
本発明の他の一実施形態によると、モバイル端末を介してメモアプリケーションに従って他のユーザがインターネットメモサービスにログインする場合、ユーザによって同期化の前に生成されたメモデータが存在することを示すメッセージが、モバイル端末を介して表示されてもよい。
【0013】
本発明の他の一実施形態によると、モバイル端末を介してメモアプリケーションに従って他のユーザがインターネットメモサービスにログインし、他のユーザによってメモデータが生成される場合、他のユーザに提供されるインターネットメモサービスのウェブの格納空間に、他のユーザによって生成されたメモデータが、同期化されてもよい。
【0014】
ユーザの入力データに基づいてメモアプリケーションによって生成されたメモデータを格納及び維持する格納部と、メモアプリケーションによってユーザから入力される認証情報をサーバに送信する認証情報送信部と、ユーザによって発生された既に設定されたイベントに対応してメモアプリケーションで生成された同期化リクエストをサーバに送信する同期化リクエスト送信部とを備え、格納部に格納されたメモデータは、ユーザに提供されるインターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモデータと同期化されることを特徴とするモバイルシステムが提供される。
【0015】
ユーザのモバイル端末にインストールされたメモアプリケーションによってモバイル端末から認証情報を受信してユーザを認証するステップと、メモアプリケーションによってモバイル端末から送信される同期化リクエストに基づいてモバイル端末に格納されたメモデータとユーザに提供されるインターネットメモサービスによって生成されてインターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモデータとを同期化するステップとを含み、同期化リクエストは、ユーザによって発生された既に設定されたイベントに対応してメモアプリケーションで生成された手動同期化リクエストを含むことを特徴とするメモ同期化方法が提供される。
【0016】
ユーザの入力データに基づいてメモアプリケーションによって生成されたメモデータをモバイル端末内に格納及び維持するステップと、メモアプリケーションによってユーザから入力される認証情報をサーバに送信するステップと、ユーザによって発生された既に設定されたイベントに対応してメモアプリケーションで生成された同期化リクエストをサーバに送信するステップとを含み、モバイル端末内に格納されたメモデータは、ユーザに提供されるインターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモデータと同期化されることを特徴とするメモ同期化方法が提供される。
【発明の効果】
【0017】
本発明によると、インターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモとモバイル端末にメモアプリケーションによって格納されたメモデータとを、同期化することができる。
【0018】
本発明によると、ユーザのリクエスト、メモデータの変更、ユーザのログイン/ログアウト、メモアプリケーションの実行/終了及びモバイル端末の電源ロックなどのような特定条件が充足された場合にメモデータを同期化することによって、変更が頻繁に発生しないメモデータについても、効率よく同期化することができる。
【0019】
本発明によると、モバイル端末を介してメモアプリケーションに従って他のユーザがインターネットメモサービスにログインする場合にも、効率よくメモデータを同期化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の一実施形態に係るメモ同期化システムを示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るメモ同期化システムの内部構成を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係るモバイル端末の画面変化を示した一例である。
【図4】本発明の一実施形態に係るメモ同期化システムが行うメモ同期化方法を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るモバイルシステムの内部構成を説明するためのブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るモバイルシステムが行うメモ同期化方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態を添付する図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の一実施形態に係るメモ同期化システムを示す図である。ここで、図1は、ユーザ端末110、モバイル端末120及びメモ同期化システムのサーバ130を、示している。
【0023】
ここで、ユーザ端末110は、インターネットメモサービスを提供するウェブサイトを介してサーバ130に接続し、作成済の既存のメモデータを受信したり、メモデータを更新する。例えば、ユーザは、インターネットへ接続可能なユーザ端末110によってサーバ130に接続され、新しいメモデータを作成したり、作成済の既存のメモデータを編集あるいは削除してもよい。このようなメモデータは、ウェブの格納空間に格納されて、ユーザ端末110がウェブサイトを介してサーバ130に接続する際にユーザ端末110に提供されてもよい。
【0024】
モバイル端末120には、メモアプリケーションがインストールされてもよく、ユーザは、モバイル端末120にインストールされたメモアプリケーションを用いてメモデータを生成、編集または削除してもよい。ここで、作成されたメモデータは、モバイル端末120の格納空間に格納されてもよい。
【0025】
サーバ130は、ウェブの格納空間に格納されたメモデータとモバイル端末120に格納されたメモデータとを、同期化してもよい。例えば、ユーザがユーザ端末110を用いて作成したメモデータがウェブの格納空間に格納された場合には、ユーザがモバイル端末120のみを所持している状況下では、ユーザは、別途にネットワーク接続可能なユーザ端末を調達してウェブサイトを介してサーバ130に接続しない限り、過去においてユーザ端末110で作成してウェブの格納空間に格納しておいたメモデータを、確認することはできない。反対に、ユーザがモバイル端末120にインストールされたメモアプリケーションを用いて作成したメモデータは、モバイル端末120の格納空間に格納されているため、ユーザがモバイル端末120を所持していない場合、作成されたメモデータを確認することができない。したがって、サーバ130は、このような2つの格納空間にそれぞれ格納されているメモデータを同期化することによって、ユーザが作成したメモを、当該ユーザがどこに居ても確認できるようにすることができる。
【0026】
図2は、本発明の一実施形態に係るメモ同期化システムの内部構成を説明するためのブロック図である。本実施形態に係るメモ同期化システム200は、図1を参照して説明したサーバ130に対応するものとして、図2に示すように、ユーザ認証部210及び同期化部220を備えてもよい。
【0027】
ユーザ認証部210は、ユーザのモバイル端末にインストールされたメモアプリケーションによってモバイル端末から認証情報を受信して、ユーザを認証する。ここで、モバイル端末は、図1を参照して説明したモバイル端末120に対応する。すなわち、ユーザは、モバイル端末120でメモアプリケーションを実行させた後、メモアプリケーションが提供するユーザインタフェースを介して、ユーザの識別子とパスワードを入力してもよく、モバイル端末は、入力された識別子とパスワードとを、認証情報としてメモ同期化システム200に送信してもよい。ここで、メモ同期化システム200のユーザ認証部210は、受信された認証情報を用いて、ユーザを認証する。このような認証によって、ユーザは、サービスにログインできる。ここで、ユーザを認証することで、ユーザは、自己に関連するウェブの格納空間を確認できる。
【0028】
同期化部220は、メモアプリケーションによってモバイル端末から送信される同期化リクエストに基づいて、モバイル端末に格納されたメモデータと、ユーザに提供されるインターネットメモサービスによって生成されてインターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモデータとを、同期化してもよい。ここで、インターネットメモサービスは、図1におけるサーバ130がウェブサイトを介して接続したユーザ端末110に提供するサービスを、意味する。すなわち、メモ同期化システム200は、認証されたユーザに割り当てられたウェブの格納空間に格納されたメモデータと、モバイル端末に格納されたメモデータとを、同期化してもよい。2つの格納空間のデータを同期化する方法は既に知られているため、その詳しい説明は省略する。
【0029】
ここで、同期化リクエストは、ユーザによって発生された所定のイベントに対応してメモアプリケーションで生成された手動同期化リクエストを、含んでもよい。メモデータは、その特性上、変更が頻繁になされない蓋然性の極めて高いデータである。したがって、一定の周期でメモデータを同期化することは、メモ同期化システム200のリソースを浪費するだけではなく、モバイル端末のリソースを浪費することにも帰着する。したがって、本発明の実施形態では、ユーザのリクエストに応じて同期化リクエストが発生し、このような同期化リクエストに応じてメモ同期化システム200が2つの格納空間に格納されたメモデータを同期化することによって、メモ同期化システム200のみならずモバイル端末の全てのリソースが、ユーザによって効率的に使用され得る。
【0030】
また、同期化リクエストは、メモデータの生成、編集及び削除のうち少なくとも1つの動作に応じてメモアプリケーションが生成した自動同期化リクエストを、さらに含んでもよい。
【0031】
このような自動同期化リクエストの生成及び送信の契機は、メモアプリケーションの自動同期化オプションによってユーザが選択できるようにされてもよい。すなわち、ユーザが自動同期化オプションを設定し、メモデータの変更が発生した場合、メモアプリケーションによって生成された自動同期化リクエストがメモ同期化システム200に送信されてもよい。
【0032】
さらに、同期化リクエストは、認証情報に基づいたユーザのログイン、ユーザのログアウト、メモアプリケーションの実行、メモアプリケーションの終了及びモバイル端末の画面ロックのうち少なくとも1つの動作に応じてメモアプリケーションが生成した自動同期化リクエストを、さらに含んでもよい。
【0033】
このような自動同期化リクエストの生成及び送信の契機も、メモアプリケーションの自動同期化オプションによってユーザが選択できるようにされてもよい。すなわち、自動同期化オプションによってユーザの所望する条件に該当した場合に、両方の格納空間に格納されたメモデータ間の同期化が行われても良い。
【0034】
ここで、モバイル端末でのメモデータの同期化は、メモアプリケーションが実行中である場合はフォアグラウンド(foreground)で行われ、アプリケーションが終了した場合はバックグラウンド(background)で行われてもよい。
【0035】
このように、同期化リクエストが生成される条件は、下記の表1のように表され得る。
【0036】
【表1】

【0037】
ここで、ユーザによって発生する所定のイベントは一例であって、ユーザがメモデータの目録をフリック(flicking)したり、既に設定された同期化領域をタッチしたり、または「設定」で同期化オプションを選択するなどの動作によって発生するイベントが、含まれてもよい。
【0038】
また、一般的に、ユーザがモバイル端末を介して作成したメモは、自動同期化オプションによる条件が従属されなかった場合や、またはユーザが直接同期化するためのイベントを発生させなかった場合に限り、モバイル端末のみに格納される。
【0039】
ここで、同期化されていないメモデータがモバイル端末に格納されているときに、他のユーザが、メモを作成したユーザのモバイル端末を介して、インターネットメモサービスにログインしてもよい。この場合に、ユーザが作成したメモデータが、他のユーザのウェブの格納空間に格納されたメモデータと、同期化されてはいけない。したがって、メモ同期化システム200は、他のユーザが、メモを作成したユーザのモバイル端末を介してインターネットメモサービスにログインした場合、当該他のユーザがログインした後に作成されたメモデータについてのみ、当該他のユーザのウェブの格納空間に格納されたメモデータと、上記モバイル端末内に格納されたメモデータとが同期化される。すなわち、モバイル端末を用いてメモアプリケーションに従って他のユーザがインターネットメモサービスにログインして当該他のユーザによってメモデータが生成される場合、当該他のユーザに提供されるインターネットメモサービスのウェブの格納空間に、当該他のユーザによって生成されて上記モバイル端末内に格納されたメモデータが、同期化される。ここで、モバイル端末は、ユーザによって同期化の前に生成されたメモデータが存在することを示すメッセージを、表示してもよい。また、このようなメッセージと共に、同期化を行うかを確認するためのユーザインタフェースを、さらに提供してもよい。この場合、同期化が行われても、上述したように、他のユーザによって生成されたメモデータのみを同期化する対象にすることで、同期化前にメモを作成したユーザの当該メモのメモデータは、同期化の対象から除外され得る。
【0040】
図3は、本発明の一実施形態に係るモバイル端末の画面変化を示した一例である。第1画面310及び第2画面320は、それぞれ、モバイル端末のディスプレイ画面の一部を示している。ここで、第1画面310は、12個のメモデータが格納されていることと、現在に同期化中であることを、示している。第2画面320は、同期化が完了して第5メモデータ330が追加されることによって、格納されたメモデータが12個から13個に変わったことを、示している。
【0041】
図4は、本発明の一実施形態に係るメモ同期化システムが行うメモ同期化方法を示す図である。図4は、図2を参照して説明したメモ同期化システム200によって各ステップが行われる過程を示すことで、本実施形態に係るメモ同期化方法を図示している。
【0042】
ステップS410において、メモ同期化システム200は、ユーザのモバイル端末にインストールされたメモアプリケーションによってモバイル端末から送信された認証情報を受信して、ユーザを認証する。ここで、モバイル端末は、図1を参照して説明したモバイル端末120に対応する。すなわち、ユーザは、モバイル端末でメモアプリケーションを実行させた後、メモアプリケーションが提供するユーザインタフェースを介してユーザの識別子とパスワードを入力してもよく、モバイル端末は、入力された識別子とパスワードを認証情報としてメモ同期化システム200に送信してもよい。ここで、メモ同期化システム200は、受信された認証情報を用いてユーザ認証を行ってもよい。このような認証を介して、ユーザはインターネットメモサービスにログインされ得る。ここで、ユーザを認証することによって、ユーザに関連するウェブの格納空間を確認できるようになる。
【0043】
ステップS420において、メモ同期化システム200は、メモアプリケーションによってモバイル端末から送信される同期化リクエストに基づいて、モバイル端末に格納されたメモデータとユーザに提供されるインターネットメモサービスによって生成され、インターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモデータを同期化してもよい。ここで、インターネットメモサービスは、図1で示したサーバ130がウェブサイトを介して接続されたユーザ端末110に提供するサービスを、意味する。すなわち、メモ同期化システム200は、認証されたユーザに割り当てられたウェブの格納空間のメモデータとモバイル端末に格納されたメモデータとを、同期化してもよい。2つの格納空間のデータを同期化する方法は、公知であるため、その詳しい説明は省略する。
【0044】
ここで、同期化リクエストは、ユーザによって発生された既に設定されたイベントに対応してメモアプリケーションで生成された手動同期化リクエストを含んでもよい。メモデータは、特性上、データの変更が頻繁に発生しない確率が極めて高い。したがって、一定の周期でメモデータを同期化することは、メモ同期化システム200のリソースを浪費するだけではなく、モバイル端末のリソースを浪費することになる。したがって、本発明の実施形態では、基本的に、ユーザのリクエストに応じて同期化リクエストが発生するようにし、このような同期化リクエストに応じてメモ同期化システム200が2つの格納空間に格納されたメモデータを同期化することでメモ同期化システム200のみならずモバイル端末の全てのリソースを効率よく使用できるようにする。
【0045】
また、同期化リクエストは、メモデータの生成、編集及び削除のうち少なくとも1つの動作に応じてメモアプリケーションによって生成された自動同期化リクエストをさらに含んでもよい。このような自動同期化リクエストの生成及び送信は、メモアプリケーションの自動同期化オプションによってユーザが選択的に用いてもよい。すなわち、ユーザが自動同期化オプションを設定し、メモデータの変更が発生する場合に、メモアプリケーションによって生成された自動同期化リクエストがメモ同期化システム200に送信されてもよい。
【0046】
さらに、同期化リクエストは、認証情報に基づいたユーザのログイン、ユーザのログアウト、メモアプリケーションの実行、メモアプリケーションの終了及びモバイル端末の画面ロックのうち少なくとも1つの動作に応じて、メモアプリケーションによって生成された自動同期化リクエストをさらに含んでもよい。すなわち、ユーザは、自動同期化オプションによって、ユーザの所望する条件に該当する場合のみ2つの格納空間に格納されたメモデータ間の、同期化を行う。
【0047】
ここで、モバイル端末において、メモデータの同期化は、メモアプリケーションが実行中である場合にはフォアグラウンドで行われ、アプリケーションが終了した場合にはバックグラウンドで行われてもよい。
【0048】
また、一般的に、ユーザがモバイル端末を介して作成したメモは、自動同期化オプションによる条件を充足したり、ユーザが直接同期化のためのイベントを発生させない限り、モバイル端末にのみ格納される。ここで、同期化されていないメモデータがモバイル端末に格納される場合、他のユーザは、メモを作成したユーザのモバイル端末を介してインターネットメモサービスにログインしてもよい。この場合、ユーザが作成したメモデータが、他のユーザのウェブの格納空間に格納されたメモデータと、同期化されてはいけない。したがって、メモ同期化システム200は、他のユーザがメモを作成したユーザのモバイル端末を介してインターネットメモサービスにログインする場合、当該他のユーザがログインした後に作成されたメモデータについてのみ、当該他のユーザのウェブの格納空間に格納されたメモデータと、上記モバイル端末内に格納されたメモデータとが、同期化される。すなわち、モバイル端末を用いてメモアプリケーションに従って他のユーザがインターネットメモサービスにログインして当該他のユーザによってメモデータが生成される場合、当該他のユーザに提供されるインターネットメモサービスのウェブの格納空間に、当該他のユーザによって生成されて上記モバイル端末内に格納されたメモデータが、同期化される。ここで、モバイル端末には、ユーザによって同期化の前に生成されたメモデータが存在することを示すメッセージが、表示されてもよい。また、このようなメッセージと共に、同期化を行うかどうかを確認するためのユーザインタフェースが、さらに提供されてもよい。この場合、同期化が行われても、上述したように、当該他のユーザによって生成されたメモデータのみを同期化する対象にすることによって、同期化前にメモを作成したユーザの当該メモのメモデータは、同期化の対象から除外され得る。
【0049】
図5及び図6を参照して、モバイル端末の観点から、同期化する過程について説明する。
【0050】
図5は、本発明の一実施形態に係るモバイルシステムの内部構成を説明するためのブロック図である。本実施形態に係るモバイルシステム500は、図1から図4を参照して説明したモバイル端末に対応するものとして、図5に示すように、格納部510、認証情報送信部520及び同期化リクエスト送信部530を備える。
【0051】
格納部510は、ユーザの入力データに基づいてメモアプリケーションによって生成されたメモデータを、格納及び維持する。上述したように、モバイルシステム500には、メモアプリケーションがインストールされており、ユーザは、メモアプリケーションを用いて、メモデータを生成、編集及び削除してもよい。ここで、メモデータは、モバイルシステム500の格納装置に、格納されてもよい。
【0052】
認証情報送信部520は、メモアプリケーションによってユーザから入力される認証情報を、サーバに送信する。ここで、サーバは、図2を参照して説明したメモ同期化システム200に、対応する。認証情報送信部520が認証情報をサーバに送信すると、サーバは、認証情報を受信してユーザを認証してもよい。ここで、認証情報は、ウェブの格納空間でユーザに関連して格納されたメモデータを検索するために、用いられてもよい。
【0053】
同期化リクエスト送信部530は、ユーザによって発生された既に設定されたイベントに対応してメモアプリケーションで生成された同期化リクエストを、サーバに送信する。ここで、格納されたメモデータは、ユーザに提供されるインターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモデータと、同期化される。すなわち、サーバは、送信される同期化リクエストに基づいて、モバイルシステム500に格納されたメモデータとユーザに提供されるインターネットメモサービスによって生成され、インターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモデータを、同期化してもよい。同期化リクエスト送信部530は、メモデータの生成、編集及び削除のうち少なくとも1つの動作に応じて、メモアプリケーションによって生成された同期化リクエストを、サーバへ送信してもよい。また、同期化リクエスト送信部530は、認証情報に基づいたユーザのログイン、ユーザのログアウト、メモアプリケーションの実行、メモアプリケーションの終了及びモバイル端末の画面ロックのうち少なくとも1つの動作に応じて、メモアプリケーションによって生成された同期化リクエストを、サーバへ送信してもよい。ここで、メモアプリケーションが実行中である場合はフォアグラウンドで同期化が行われ、アプリケーションが終了した場合は、バックグラウンドで同期化が行われてもよい。
【0054】
また、一般的に、ユーザがモバイルシステム500によって作成したメモは、自動同期化オプションによる条件を充足したり、またはユーザが直接同期化するためのイベントを発生させない限り、モバイルシステム500にのみ格納される。ここで、同期化されていないメモデータがモバイルシステム500に格納されるとき、他のユーザがメモを作成したユーザのモバイルシステム500を介して、インターネットメモサービスにログインしてもよい。この場合に、ユーザが作成したメモデータが他のユーザのウェブの格納空間に格納されたメモデータと、同期化されてはいけない。したがって、サーバは、他のユーザが、メモを作成したユーザのモバイル端末を介してインターネットメモサービスにログインした場合、当該他のユーザがログインした後作成されたメモデータについてのみ、当該他のユーザのウェブの格納空間に格納されたメモデータと、上記モバイルシステム500内に格納されたメモデータとが同期化される。すなわち、モバイルシステム500を用いてメモアプリケーションに従って他のユーザがインターネットメモサービスにログインし、当該他のユーザによってメモデータが生成される場合、当該他のユーザに提供されるインターネットメモサービスのウェブの格納空間に、当該他のユーザによって生成されて上記モバイル端末内に格納されたメモデータが、同期化される。ここで、モバイルシステム500は、ユーザによって同期化の前に生成されたメモデータが存在することを示すメッセージを表示してもよい。また、このようなメッセージと共に、同期化を行うかを確認するためのユーザインタフェースをさらに提供してもよい。この場合、同期化が行われても、上述したように他のユーザによって生成されたメモデータのみを同期化する対象にすることで、ユーザのメモデータは同期化の対象から除外され得る。
【0055】
図6は、本発明の一実施形態に係るモバイルシステムが行うメモ同期化方法を示す図である。図6では図5を参照して説明したモバイルシステム500によって各ステップが行われる過程を説明することで、本実施形態に係るメモ同期化方法について説明する。
【0056】
ステップS610において、モバイルシステム500は、ユーザの入力データに基づいてメモアプリケーションによって生成されたメモデータを格納及び維持する。上述したように、モバイルシステム500にはメモアプリケーションがインストールされており、ユーザはメモアプリケーションを用いてメモデータを生成、編集及び削除してもよい。ここで、メモデータはモバイルシステム500の格納装置に格納されてもよい。
【0057】
ステップS620において、モバイルシステム500はメモアプリケーションによってユーザから入力される認証情報をサーバに送信する。ここで、サーバは図2を参照して説明したメモ同期化システム200に対応する。モバイルシステム500が認証情報をサーバに送信すると、サーバは認証情報を受信してユーザを認証してもよい。ここで、認証情報は、ウェブの格納空間でユーザに関連して格納されたメモデータを検索するために用いられてもよい。
【0058】
ステップS630において、モバイルシステム500は、ユーザによって発生された所定のイベントに対応し、メモアプリケーションで生成された同期化リクエストを、サーバに送信する。ここで、モバイルシステム500の格納装置に格納されたメモデータは、ユーザに提供されるインターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモデータと、同期化されてもよい。すなわち、サーバは、送信される同期化リクエストに基づいて、モバイルシステム500に格納されたメモデータと、ユーザに提供されるインターネットメモサービスによって生成されてインターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモデータとを、同期化してもよい。モバイルシステム500は、メモデータの生成、編集及び削除のうち少なくとも1つの動作に応じて、メモアプリケーションによって生成された同期化リクエストを、サーバへさらに送信してもよい。また、モバイルシステム500は、認証情報に基づいたユーザのログイン、ユーザのログアウト、メモアプリケーションの実行、メモアプリケーションの終了及びモバイル端末の画面ロックのうち少なくとも1つの動作に応じて、メモアプリケーションによって生成された同期化リクエストを、サーバへさらに送信してもよい。ここで、メモアプリケーションが実行中である場合は、フォアグラウンドで同期化が行なわれ、アプリケーションが終了した場合は、バックグラウンドで同期化が行なわれてもよい。
【0059】
また、一般的に、ユーザがモバイルシステム500によって作成したメモは、自動同期化オプションによる条件を満足したり、ユーザが直接同期化のためのイベントを発生させない限り、モバイルシステム500にのみ格納される。ここで、同期化されていないメモデータがモバイルシステム500に格納されるとき、他のユーザが当該メモデータを作成したユーザのモバイルシステム500を介してインターネットメモサービスにログインしてもよい。この場合、ユーザが作成したメモデータが、他のユーザのウェブの格納空間に格納されたメモデータと、同期化されてはいけない。したがって、サーバは、他のユーザがメモデータを作成したユーザのモバイル端末を介してインターネットメモサービスにログインする場合、当該他のユーザがログインした後作成されたメモデータについてのみ、当該他のユーザのウェブの格納空間に格納されたメモデータと、上記モバイルシステム500内に格納されたメモデータとを、同期化してもよい。すなわち、モバイルシステム500でメモアプリケーションによって他のユーザがログインして当該他のユーザによってメモデータが生成される場合、当該他のユーザに提供されるインターネットメモサービスのウェブの格納空間に、当該他のユーザによって生成されたメモデータが同期化される。ここで、モバイルシステム500には、ユーザによって同期化される前に生成されたメモデータが存在することを示すメッセージが、表示されてもよい。また、このようなメッセージと共に、同期化を行うかどうかを確認するためのユーザインタフェースを、さらに提供してもよい。この場合、同期化が行われても、上述したように、当該他のユーザによって生成されたメモデータのみを同期化する対象にすることで、同期化前にメモを作成したユーザの当該メモのメモデータは、同期化の対象から除外され得る。
【0060】
このように、本発明の実施形態によると、インターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモとモバイル端末にメモアプリケーションによって格納されたメモデータとを同期化し、ユーザのリクエスト、メモデータの変更、ユーザのログイン/ログアウト、メモアプリケーションの実行/終了及びモバイル端末の電源ロックなどのような特定条件が充足された場合に、メモデータが同期化されることによって、変更が頻繁に発生しないメモデータについても効率よく同期化され得る。また、メモを作成したユーザのモバイル端末を介してメモアプリケーションに従って他のユーザがインターネットメモサービスにログインする場合にも、効率よくメモデータを同期化することができる。
【0061】
本発明の実施形態に係る方法は、 多様なコンピュータ手段によって行うことができるプログラム命令形態で実現され、コンピュータ読み出し可能媒体に記録してもよい。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせたものを含んでもよい。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含んでもよい。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コードを含む。上述のハードウェア装置は、本発明の動作を行うために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0062】
上述したように本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような実施形態から様々に修正及び変形が可能である。
【0063】
したがって、本発明の範囲は、開示された実施形態に限定して定められるものではなく、特許請求の範囲及び特許請求の範囲と均等なものなどによって定められるものである。
【符号の説明】
【0064】
200 メモ同期化システム
210 ユーザ認証部
220 同期化部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザのモバイル端末にインストールされたメモアプリケーションに従って前記モバイル端末から認証情報を受信して前記ユーザを認証するユーザ認証部と、
前記メモアプリケーションに従って前記モバイル端末から送信される同期化リクエストに基づいて、前記モバイル端末に格納されたメモデータと前記ユーザに提供されるインターネットメモサービスによって生成されて前記インターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモデータとを同期化する同期化部と、
を備え、
前記同期化リクエストは、前記ユーザによって発生された既に設定されたイベントに対応して前記メモアプリケーションで生成された手動同期化リクエストを含む
ことを特徴とするメモ同期化システム。
【請求項2】
前記同期化リクエストは、メモデータの生成、編集及び削除のうち少なくとも1つの動作に応じて、前記メモアプリケーションに従って生成された自動同期化リクエストをさらに含む
ことを特徴とする請求項1に記載のメモ同期化システム。
【請求項3】
前記同期化リクエストは、前記認証情報に基づいた前記ユーザの前記インターネットメモサービスに対するログイン、前記ユーザの前記インターネットメモサービスからのログアウト、前記メモアプリケーションの実行、前記メモアプリケーションの終了及び前記モバイル端末の画面ロックのうち少なくとも1つの動作に応じて、前記メモアプリケーションによって生成された自動同期化リクエストをさらに含む
ことを特徴とする請求項1に記載のメモ同期化システム。
【請求項4】
前記メモデータの同期化は、前記メモアプリケーションが実行中である場合はフォアグラウンドで行われ、前記アプリケーションが終了した場合はバックグラウンドで行われる
ことを特徴とする請求項3に記載のメモ同期化システム。
【請求項5】
前記モバイル端末を介して前記メモアプリケーションに従って他のユーザが前記インターネットメモサービスにログインする場合、前記ユーザによって同期化の前に生成されたメモデータが存在することを示すメッセージが、前記モバイル端末を介して表示される
ことを特徴とする請求項1に記載のメモ同期化システム。
【請求項6】
前記モバイル端末を介して前記メモアプリケーションに従って他のユーザが前記インターネットメモサービスにログインし、前記他のユーザによってメモデータが生成される場合、前記他のユーザに提供されるインターネットメモサービスのウェブの格納空間に前記他のユーザによって生成されたメモデータが同期化される
ことを特徴とする請求項1に記載のメモ同期化システム。
【請求項7】
ユーザの入力データに基づいてメモアプリケーションによって生成されたメモデータを格納及び維持する格納部と、
前記メモアプリケーションによって前記ユーザから入力される認証情報をサーバに送信する認証情報送信部と、
前記ユーザによって発生された既に設定されたイベントに対応して前記メモアプリケーションで生成された同期化リクエストを前記サーバに送信する同期化リクエスト送信部と、
を備え、
前記格納部に格納されたメモデータは、前記ユーザに提供されるインターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモデータと同期化される
ことを特徴とするモバイルシステム。
【請求項8】
前記同期化リクエスト送信部は、メモデータの生成、編集及び削除のうち少なくとも1つの動作に応じて前記メモアプリケーションに従って生成された同期化リクエストを前記サーバにさらに送信する
ことを特徴とする請求項7に記載のモバイルシステム。
【請求項9】
前記同期化リクエスト送信部は、前記認証情報に基づいた前記ユーザの前記インターネットメモサービスに対するログイン、前記ユーザの前記インターネットメモサービスからのログアウト、前記メモアプリケーションの実行、前記メモアプリケーションの終了及び前記モバイル端末の画面ロックのうち少なくとも1つの動作に応じて、前記メモアプリケーションによって生成された同期化リクエストを前記サーバにさらに送信する
ことを特徴とする請求項7に記載のモバイルシステム。
【請求項10】
前記メモアプリケーションが実行中である場合はフォアグラウンドで同期化が行われ、前記アプリケーションが終了した場合はバックグラウンドで同期化が行われる
ことを特徴とする請求項9に記載のモバイルシステム。
【請求項11】
前記メモアプリケーションによって他のユーザが前記インターネットメモサービスにログインする場合、前記ユーザによって同期化の前に生成されたメモデータが存在することを示すメッセージが表示される
ことを特徴とする請求項7に記載のモバイルシステム。
【請求項12】
前記メモアプリケーションによって他のユーザが前記インターネットメモサービスにログインして前記他のユーザによってメモデータが生成される場合、前記他のユーザに提供されるインターネットメモサービスのウェブの格納空間に前記他のユーザによって生成されたメモデータが同期化される
ことを特徴とする請求項7に記載のモバイルシステム。
【請求項13】
ユーザのモバイル端末にインストールされたメモアプリケーションによって前記モバイル端末から認証情報を受信して前記ユーザを認証するステップと、
前記メモアプリケーションによって前記モバイル端末から送信される同期化リクエストに基づいて前記モバイル端末に格納されたメモデータと前記ユーザに提供されるインターネットメモサービスによって生成されて前記インターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモデータとを同期化するステップと、
を含み、
前記同期化リクエストは、前記ユーザによって発生された既に設定されたイベントに対応して前記メモアプリケーションで生成された手動同期化リクエストを含む
ことを特徴とするメモ同期化方法。
【請求項14】
前記同期化リクエストは、メモデータの生成、編集及び削除のうち少なくとも1つの動作に応じて、前記メモアプリケーションによって生成された自動同期化リクエストを
さらに含むことを特徴とする請求項13に記載のメモ同期化方法。
【請求項15】
前記同期化リクエストは、前記認証情報に基づいた前記ユーザの前記インターネットメモサービスに対するログイン、前記ユーザの前記インターネットメモサービスからのログアウト、前記メモアプリケーションの実行、前記メモアプリケーションの終了及び前記モバイル端末の画面ロックのうち少なくとも1つの動作に応じて、前記メモアプリケーションによって生成された自動同期化リクエストをさらに含む
ことを特徴とする請求項13に記載のメモ同期化方法。
【請求項16】
前記モバイル端末で前記メモアプリケーションによって他のユーザが前記インターネットメモサービスにログインする場合、前記ユーザによって同期化の前に生成されたメモデータが存在することを示すメッセージが、前記モバイル端末を介して表示される
ことを特徴とする請求項13に記載のメモ同期化方法。
【請求項17】
前記モバイル端末で前記メモアプリケーションによって他のユーザが前記インターネットメモサービスにログインして前記他のユーザによってメモデータが生成される場合、前記他のユーザに提供されるインターネットメモサービスのウェブの格納空間に前記他のユーザによって生成されたメモデータが同期化される
ことを特徴とする請求項13に記載のメモ同期化方法。
【請求項18】
ユーザの入力データに基づいてメモアプリケーションによって生成されたメモデータをモバイル端末内に格納及び維持するステップと、
前記メモアプリケーションによって前記ユーザから入力される認証情報をサーバに送信するステップと、
前記ユーザによって発生された既に設定されたイベントに対応して前記メモアプリケーションで生成された同期化リクエストを前記サーバに送信するステップと、
を含み、
前記モバイル端末内に格納されたメモデータは、前記ユーザに提供されるインターネットメモサービスのウェブの格納空間に格納されたメモデータと同期化されることを特徴とするメモ同期化方法。
【請求項19】
前記同期化リクエストを前記サーバに送信するステップは、メモデータの生成、編集及び削除のうち少なくとも1つの動作に応じて前記メモアプリケーションによって生成された同期化リクエストを前記サーバにさらに送信する
ことを特徴とする請求項18に記載のメモ同期化方法。
【請求項20】
前記同期化リクエストを前記サーバに送信するステップは、前記認証情報に基づいた前記ユーザの前記インターネットメモサービスに対するログイン、前記ユーザの前記インターネットメモサービスからのログアウト、前記メモアプリケーションの実行、前記メモアプリケーションの終了及び前記モバイル端末の画面ロックのうち少なくとも1つの動作に応じて、前記メモアプリケーションによって生成された同期化リクエストを前記サーバにさらに送信する
ことを特徴とする請求項18に記載のメモ同期化方法。
【請求項21】
前記メモアプリケーションによって他のユーザが前記インターネットメモサービスにログインする場合、前記ユーザによって同期化の前に生成されたメモデータが存在することを示すメッセージが表示される
ことを特徴とする請求項18に記載のメモ同期化方法。
【請求項22】
前記メモアプリケーションによって他のユーザが前記インターネットメモサービスにログインして前記他のユーザによってメモデータが生成される場合、前記他のユーザに提供されるインターネットメモサービスのウェブの格納空間に前記他のユーザによって生成されたメモデータが同期化される
ことを特徴とする請求項18に記載のメモ同期化方法。
【請求項23】
請求項13から請求項22のいずれか1項の方法を行うプログラムを記録したコンピュータで読み出し可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−25815(P2013−25815A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−159550(P2012−159550)
【出願日】平成24年7月18日(2012.7.18)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】