説明

メラニン生成抑制剤、美白剤、メラニン生成抑制用組成物及び美白用組成物

本発明は、下記の式(I)


で表されるガノデロールBからなるメラニン生成抑制剤及び美白剤、式(I)で表されるガノデロールBを有効成分として含有するメラニン生成抑制剤及び美白剤に関する。また、それらを含有するメラニン生成抑制用組成物にも関する。好適な組成物は、化粧料、医薬、皮膚外用剤、食品である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
本発明はガノデロールBからなるメラニン生成抑制剤、前記ガノデロールBを有効成分として含有するメラニン生成抑制剤、及び前記ガノデロールBからなるメラニン生成抑制剤、前記ガノデロールBを有効成分として含有するメラニン生成抑制剤又は前記ガノデロールBを含有するメラニン生成抑制用組成物、特に化粧料、医薬、皮膚外用剤、食品等の組成物、並びにガノデロールBからなる美白剤、前記ガノデロールBを有効成分として含有する美白剤、及び前記ガノデロールBからなる美白剤、前記ガノデロールBを有効成分として含有する美白剤又は前記ガノデロールBを含有する美白用組成物、特に化粧料、医薬、皮膚外用剤、食品等の組成物に関する。さらに詳細には、メラノサイトにおけるメラニン生成を抑制し、紫外線照射後の日焼け皮膚の美白、また、日焼け等によるしみ、そばかす、肝班等の皮膚の色素沈着を予防、改善及び治療することができる前記メラニン生成抑制剤及び美白剤、並びに前記メラニン生成抑制用組成物及び美白用組成物、特に化粧料、医薬、皮膚外用剤、食品に関する。
【背景技術】
日焼け等によるしみ、そばかす、肝班等の皮膚の色素沈着は加齢に伴って発生し、加齢に伴って増加、あるいは消失しにくくなるため、中高年齢層にとって悩みとなっている。これらの色素沈着の発症機構は未だ明確にされていないが、太陽光線(特に紫外線)による日焼け等によって、表皮細胞に存在するメラノサイト内のメラノソームとよばれるメラニン生成顆粒においてメラニン色素が産生され、生成したメラニン色素が隣接細胞へ拡散することによって生じると考えられている。
このような色素沈着を正常皮膚色にまで回復することが可能な物質の開発が強く望まれており、これまでに多くの物質が商品化されてきている。例えば、L−アスコルビン酸、コウジ酸、あるいはハイドロキノンなどが知られている。
しかし、L−アスコルビン酸は安定性に難があり、コウジ酸は一応効果が認められているものの、その効果は弱い。一方、ハイドロキノンも一応効果が認められているが、刺激性およびアレルギー性を有し、安全性に問題があり、薬剤として配合することには問題がある。したがって、充分な色素沈着予防および改善効果を有する物質は未だ知られていないのが現状である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、紫外線照射後の日焼け皮膚の美白、また日焼け等によるしみ、そばかす、肝斑等の皮膚の色素沈着の予防、改善及び治療に有効な物質及びこれを含有する組成物を提供することにある。
【発明の開示】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、特定構造を有するガノデロールBが強いメラニン生成抑制作用及び美白作用を有し、上記課題が解決されることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記の式(1)

で表されるガノデロールBからなるメラニン生成抑制剤である。
また、本発明は、前記式(1)で表されるガノデロールBを有効成分として含有するメラニン生成抑制剤である。
また、本発明は、前記式(1)で表されるガノデロールBからなるメラニン生成抑制剤又は前記式(1)で表されるガノデロールBを有効成分として含有するメラニン生成抑制剤を含有するメラニン生成抑制用組成物である。
また、本発明は、前記式(1)で表されるガノデロールBを含有するメラニン生成抑制用組成物である。
これらのメラニン生成抑制用組成物としては、化粧料、医薬、皮膚外用剤又は食品のいずれかであることが好適である。
さらに、本発明は、前記式(1)で表されるガノデロールBからなる美白剤である。
また、本発明は、前記式(1)で表されるガノデロールBを有効成分として含有する美白剤である。
また、本発明は、前記式(1)で表されるガノデロールBからなる美白剤又は前記式(1)で表されるガノデロールBを有効成分として含有する美白剤を含有する美白用組成物である。
また、本発明は、前記式(1)で表されるガノデロールBを含有する美白用組成物である。
これらの美白用組成物としては、化粧料、医薬、皮膚外用剤又は食品のいずれかであることが好適である。
さらに、本発明においては、前記ガノデロールBからなるメラニン生成抑制剤を含有するメラニン生成抑制用組成物、前記ガノデロールBを有効成分として含有するメラニン生成抑制剤を含有するメラニン生成抑制用組成物、前記ガノデロールBを含有するメラニン生成抑制用組成物、前記ガノデロールBからなる美白剤を含有する美白用組成物、前記ガノデロールBを有効成分として含有する美白剤を含有する美白用組成物、及び前記ガノデロールBを含有する美白用組成物等の組成物に、他の美白剤成分をさらに含有することができる。他の美白剤成分との併用により、メラニン生成抑制効果、美白効果をさらに向上させることができる。これらの組成物としては、化粧料、医薬、皮膚外用剤又は食品のいずれかであることが好適である。
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明の実施形態について詳述する。
本発明において共通に用いられる下記の式(1)

で表されるガノデロールB(GanoderolB)は既知の物質である。しかし、式(1)で表されるガノデロールB(以下、単にガノデロールBという。)がメラニン生成を抑制する効果を有し、皮膚美白効果を持つことは知られていない。
ガノデロールBは菌類から単離することができ、ガノデロールBの生成にはガノデロールBを含むあらゆる菌類を用いることができるが、例えば霊芝を用いるのが好都合である。また、化学合成によって調製することも可能である。ガノデロールBを含む菌類からのガノデロールBの単離は例えば次のようにして行うことができる。すなわち、菌類の子実体または菌糸、胞子等の部分的個所を好ましくは粉砕した後、抽出溶媒中に浸漬するかまたは抽出溶媒中で加熱還流し、次いでろ過、遠心分離等により不溶物を除去して得られる抽出溶液を場合によって濃縮した後、公知の分離精製手段によって単離する。
抽出に用いる溶媒は、通常菌類、植物等の抽出に用いられる溶媒でよく、例えば、メタノール,エタノール等のアルコール、アセトン、酢酸エチル等の有機溶媒、水等が単独であるいは組み合わせて用いることができる。抽出方法は通常の方法でよく、一般的には、抽出温度は、0〜100℃、好ましくは40〜70℃の範囲であり、抽出時間は、1〜168時間、好ましくは24〜72時間である。抽出溶液からの単離は、例えば、逆相クロマトグラフィー、ゲルろ過カラムクロマトグラフィー、液体クロマトグラフィー等のクロマトグラフィーによって行うことができる。
以下に、ガノデロールBの生成の具体例を挙げる。
[精製例(菌類からの単離)]
栽培した霊芝の子実体を粉砕した後、メタノールに浸漬し、40℃で72時間抽出を行った。次いで、ろ過により不溶物を除去し、得られた抽出溶液を濃縮した後、逆相クロマトグラフィーにより精製した。精製物の構造は、質量分析ガスクロマトグラフィーとNMRにより決定した。その化合物はガノデロールBであり、エルゴステロールの誘導体であった。
本発明の前記ガノデロールBは、後述するようにメラニン生成抑制作用及び美白作用の機能を有するので、メラニン生成抑制剤及び美白剤の用途として有効である。したがって、本発明における一つの発明はガノデロールBからなるメラニン生成抑制剤であり、ガノデロールBからなる美白剤である。また、ガノデロールBを有効成分として含有するメラニン生成抑制剤であり、ガノデロールBを有効成分として含有する美白剤である。これらのメラニン生成抑制剤、美白剤はガノデロールBの前記新規な機能の発見に基づく新規で有用な用途である。
前記用途を有するガノデロールBは、種々組成物に配合され、新規で有用な用途限定組成物を形成する。
すなわち、ガノデロールBをメラニン生成抑制剤として配合して得られる、ガノデロールBからなるメラニン生成抑制剤又はガノデロールBを有効成分として含有するメラニン生成抑制剤を含有する組成物は、メラニン生成抑制作用を有したメラニン生成抑制用組成物として有効である。すなわち、これらの組成物はメラニン生成抑制に関連する症状等の予防、処置のための組成物となる。したがって、前記メラニン生成抑制剤を含有するメラニン生成抑制用組成物は、本発明における一つの発明となる。
また、ガノデロールBを美白剤として配合して得られる、ガノデロールBからなる美白剤又はガノデロールBを有効成分として含有する美白剤を含有する組成物は、美白作用を有した美白用組成物として有効である。すなわち、これらの組成物は美白に関連する症状等の予防、処置のための組成物となる。したがって、前記美白剤を含有する美白用組成物も、本発明における一つの発明となる。
これらの前記組成物としては、特に限定されるものではないが、好適には、化粧料、医薬、皮膚外用剤、食品等が挙げられる。
さらに、本発明における他の組成物に係る発明としては前記機能を有したガノデロールBを含有する特定機能を有する用途限定組成物であり、該組成物としては、メラニン生成抑制用組成物、美白用組成物等が挙げられる。他の発明における前記メラニン生成抑制用組成物、美白用組成物における組成物の好適な例としては、化粧料、医薬、皮膚外用剤、食品等が挙げられる。これらの組成物はメラニン生成抑制及び美白に関連する症状等の予防、処置のための組成物となる。
本発明の前記組成物は、経口用(内用)又は非経口用(外用)の両形態をとることができる。経口用の場合は、本発明の組成物を、例えば医薬品または食品などの形態に調製することができる。また、非経口用の場合には、化粧料、医薬部外品、医薬、皮膚外用剤等の形態に調製することができる。
本発明に係るガノデロールBの本発明の組成物への配合に際しては、ガノデロールBの純品が配合されるが、低純度品でもよく、また、ガノデロールBを含有する植物、菌類等の抽出物の形態で配合しても構わない。
本発明における、前記ガノデロールBからなるメラニン生成抑制剤を含有するメラニン生成抑制用組成物、前記ガノデロールBを有効成分として含有するメラニン生成抑制剤を含有するメラニン生成抑制用組成物、前記ガノデロールBを含有するメラニン生成抑制用組成物、前記ガノデロールBからなる美白剤を含有する美白用組成物、前記ガノデロールBを有効成分として含有する美白剤を含有する美白用組成物、及び前記ガノデロールBを含有する美白用組成物等の組成物には他の美白剤成分(以下、単に美白剤成分ということがある。)を併用して用いることにより、メラニン生成抑制効果、美白効果をさらに向上させることができる。なお、これらの組成物としては、前述のとおり特に限定されるものではないが、好適には、化粧料、医薬、皮膚外用剤、食品等が挙げられる。
前記美白剤成分としては、特に限定されるものではなく、例えば、アスコルビン酸及びその誘導体並びにその塩(例えば、アスコルビン酸2−グルコシド、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩、アスコルビン酸ナトリウム、ステアリン酸アスコルビル、パルミチン酸アスコルビル、ジパルミチン酸アスコルビル、テトライソパルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸マグネシウム、キトサンアスコルベート、アスコルビルメチルシラノールペクチネート、アスコルビン酸ポリペプチド、ジアゼライン酸アスコルビル、アスコルビン酸ポリリン酸エステル、アスコルビン酸ポリオキシエチレン誘導体、リシノール酸アスコルビル、アスコルビン酸−2−硫酸エステルナトリウム塩等)、ハイドロキノン及びその誘導体並びにその塩(例えば、アルブチン等)、システイン及びその誘導体並びにその塩(例えば、N,N’−ジアセチルシスチンジメチル等)、プラセンタエキス、コウジ酸およびその誘導体、ルシノール、エラグ酸およびその誘導体、グルコサミンおよびその誘導体、アゼラインおよびその誘導体、ヒドロキシケイヒ酸およびその誘導体、グルタチオン、植物抽出物(カミツレ抽出物、アルニカ抽出物、オウゴン抽出物、センキュウ抽出物、ソウハクヒ抽出物、サイコ抽出物、ボウフウ抽出物、ハマボウフウ抽出物、ギムネマ抽出物、シナノキ抽出物、モモ葉抽出物、クジン抽出物、チユ抽出物、トウキ抽出物、ヨクイニン抽出物、カキ葉抽出物、ダイオウ抽出物、ボタンピ抽出物、ハマメリス抽出物、マロニエ抽出物、オトギリソウ抽出物、オドリコソウ抽出物、カンゾウ抽出物、センプクカ抽出物、ケイケットウ抽出物、サンペンズ抽出物、イブキトラノオ抽出物、クララ抽出物、サンザシ抽出物、シラユリ抽出物、ホップ抽出物、ノイバラ抽出物等)、グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン、カンゾウ疎水性フラボノイド、リコカルコンA、胎盤抽出物等が挙げられる。美白剤成分は、1種または2種以上が任意に選択されて配合することができる。美白剤成分を併用配合する場合の美白剤成分の配合量は組成物全量中0.0001〜10重量%が好ましく、さらに好ましくは0.001〜5重量%である。なお、抽出物の場合は乾燥固形分に換算した量である。
以下、本発明に係る代表的な組成物につきさらに用途別に詳述する。
本発明の一つの用途である化粧料は、例えば、軟膏剤、溶液、クリーム、乳液、化粧水、ローション、ジェル、エッセンス(美容液)、ファンデーション、パック・マスク、口紅、スティック、入浴剤等の皮膚外用剤等として医薬部外品を含む広い範囲で適用可能である。
また、化粧料の剤型としては、特に限定されないが、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末系、粉末分散系、油液系、ゲル系、軟膏系、エアゾール系、水−油2層系、水−油−粉末3層系等、幅広い剤型を採り得る。
本発明の化粧料へのガノデロールBからなるメラニン生成抑制剤、ガノデロールBからなる美白剤、又はガノデロールBの配合量は、化粧料全量中0.001〜20重量%が好ましく、より好ましくは0.01〜16重量%、さらに好ましくは0.1〜12重量%である。1〜10重量%が最も好ましい。本発明の化粧料は、メラニン生成抑制作用及び美白作用を有するので、メラニン生成抑制用化粧料及び美白用化粧料として使用される。また、本発明の化粧料は、特に皮膚外用剤としての用途に好ましく応用できるので、メラニン生成抑制用皮膚外用剤及び美白用皮膚外用剤として使用される。
本発明の一つの用途である医薬は、経口投与、非経口投与いずれの投与方法をも採用することができ、それぞれに適した医薬製剤の形態とすることができる。医薬製剤としては、例えば、液剤,シロップ剤,注射剤,吸入剤,乳剤等の液状剤、錠剤,粉剤,顆粒剤,カプセル剤,吸入剤等の固形剤、軟膏等の皮膚外用剤、座剤等の外用剤等を挙げることができる。
医薬へのガノデロールBからなるメラニン生成抑制剤、ガノデロールBからなる美白剤、又はガノデロールBの配合量は医薬全量中0.001〜30重量%が好ましい。さらに好ましくは、0.01〜20重量%、最も好ましくは0.1〜10重量%である。投与量は、患者の年齢及び体重、適用経路、疾病の進行度及び並行して行われている処置に基づいて適宜変えられるものであり、特定されるものではないが、一般的には1日当たり4〜10ml程度で、1日に1回又は2〜3回に分けて投与することができるが、これに限られるものではない。本発明の医薬は、メラニン生成抑制作用及び美白作用を有するので、メラニン生成抑制用医薬及び美白用医薬として使用される。また、本発明の医薬は、特に皮膚外用剤としての用途に好ましく応用できるので、メラニン生成抑制用皮膚外用剤及び美白用皮膚外用剤として使用される。
本発明の一つの用途である食品は、いわゆる機能食品への用途として有用であり、例えば、菓子、清涼飲料等の飲料、野菜又は果実加工品、畜肉製品、調味料等として広く適用可能である。その形態としては、粉末、固形製品、溶液等である。
食品へのガノデロールBからなるメラニン生成抑制剤、ガノデロールBからなる美白剤、又はガノデロールBの配合量は、目的や製品形態等に応じて適宜変更することができる。一般的には、ドリンク剤等溶液の場合、例えば30ml中に、0.001〜10mgであり、好ましくは0.01〜5mg、さらに好ましくは0.15〜1mgである。また、タブレット等粉末固形製品の場合は、例えば300mg中に、0.001〜10mgであり、好ましくは0,01〜5mg、さらに好ましくは0.1〜1mgである。本発明の食品は、メラニン生成抑制作用及び美白作用を有するので、メラニン生成抑制用食品及び美白用食品として使用される。
本発明の化粧料、医薬、食品等の組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で上記した成分の他に通常化粧料、医薬、食品等に用いられる他の成分を配合することができる。
例えば、化粧料についての他の成分としては、油分、粉末、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、低級アルコール、皮膜剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、有機アミン類、pH調整剤、薬効成分、糖類、防腐剤、ビタミン類、酸化防止剤、香料、水等が挙げられる。
油分の例としては、ホホバ油、オリーブ油、アボガド油 ヒマシ油、ヤシ油 牛脂、硬化油、液状ラノリン等の天然油脂及びその誘導体、カルナウバロウ、ミツロウ、ラノリン等のロウ類、流動パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン、ワセリン等の炭化水素類、ステアリン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール等の高級アルコール類、グリセリンモノステアリン酸エステル、トリオクタン酸グリセリル、グリセリンモノオレート、ミリスチン酸イソプロピル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、セバチン酸ジ2−エチルヘキシル等のエステル類、ハッカ油、ローズ油、シトロネラール等の精油類、ジメチルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等のシリコーン油類等が挙げられる。油分の化粧料中の配合量は、化粧料の形態、剤型等に応じて適宜選定されるが、通常、化粧料全量中0.1〜95重量%とすることができる。
粉体の例としては、タルク、マイカ、カオリン、シリカ、亜鉛華、雲母チタン、酸化チタン、酸化鉄、ナイロン粉末等が挙げられる。
界面活性剤の例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレン変性ポリシロキサン等の非イオン界面活性剤、パルミチン酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム等のカチオン界面活性剤、ベタイン、アミドベタイン、イミダゾリニウム、スルホベタイン等の両性界面活性剤が挙げられる。
保湿剤の例としては、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビトール等が挙げられる。
増粘剤の例としては、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール等の水溶性高分子、ベントナイト等の粘土鉱物が挙げられる。
紫外線吸収剤の例としては、パラアミノ安息香酸(以下PABAと略す)、グリセリルPABA、エチルジヒドロキシプロピルPABA、オクチルメトキシシンナメート、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4−メチルベンゾフェノンスルホン酸塩、ウロカニン酸エチルエステル、2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール、4−メトキシ−4−t−ブチルジベンゾイルメタン、パラメトキシケイ皮酸エチルヘキシル等が挙げられる。
金属イオン封鎖剤の例としては、エデト酸四ナトリウム、クエン酸等が挙げられる。低級アルコールの例としては、エタノール等が挙げられる。有機アミン類の例としては、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられる。pH調整剤の例としては、乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム等の緩衝剤が挙げられる。
薬効成分の例としては、パントテニールエチルエーテル、グリチルリチン酸塩等が挙げられる。ビタミン類の例としては、ビタミンC又はその誘導体、ビタミンE又はその誘導体等が挙げられる。酸化防止剤の例としては、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル等が挙げられる。
糖類の例としては、エリスリトール、ショ糖、ヒアルロン酸等が上げられる。防腐剤の例としては、エチルパラベン、ブチルパラベン、安息香酸ナトリウム等が挙げられる。その他、後記医薬及び食品に配合し得る成分の中から選択され配合することもできる。
次に、医薬についての他の成分としては、賦形剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、吸収促進剤、pH調整剤、界面活性剤、稀釈剤、担体等の種々の添加成分を配合することができる。これらの添加成分の具体例としては、例えば、でん粉、乳糖のような糖類、硫酸マグネシウム、タルク、ゼラチン、ヒドロキシプロピルセルロースのようなセルロース誘導体、大豆油、ゴマ油のような植物油、動物油若しくは合成油、ガム類、生理食塩水等のような水、エタノール、1,3−ブチレングリコール、ポリアルキレングリコール等のようなアルコール類等を挙げることができる。その他、前記化粧料及び後記食品に配合し得る成分の中から選択され配合することもできる。
次に、食品についての他の成分としては、甘味料、酸味料、保存料、香料、着色剤、賦形剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、吸収促進剤、pH調整剤、界面活性剤、稀釈剤、担体等の種々の添加成分を配合することができる。これらの添加成分の具体例としては、例えば、キノコ抽出液、人参抽出液、ショウガ抽出液、ハチミツのような各種食品抽出エキス溶液、液状食品、糖類として、環状オリゴ糖、還元麦芽糖、トレハロース、乳糖、ショ糖脂肪酸エステル等を挙げることができる。その他、前記化粧料及び医薬に配合し得る成分の中から選択され配合することもできる。
本発明の前記組成物は、本発明の必須成分と上記任意配合成分の1種または2種以上とを混合して、常法により任意の形態、剤型に調製することができる。
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。組成物の配合量中、特に記載のないものは重量%である。
[実施例1]メラニン生成抑制効果及び美白効果
[B16メラノーマ細胞におけるメラニン生成抑制作用]
メラニン生成抑制作用は、マウス由来のメラニン生成細胞であるB16 10F7メラノーマ細胞(入手先:秋田県総合食品研究所より移譲)を用い、前記精製例で精製したガノデロールBを培養液で稀釈した溶液を細胞に作用させメラニンの生成を観察し評価した。B−16細胞は70%コンフルエントの細胞をPBSにて洗いトリプシンを加え剥離し、トリプシンと同量の血清入り培地(E−MEM+10%FBS)を加え細胞を集め遠心した(800rpm,5min.)。細胞数をカウントし、約10cells/ml(E−MEM+10%FBS)に調整した。ガノデロールB溶液の稀釈は、細胞培養プレート(接着細胞用)に20μLの滅菌PBSを分注し、ガノデロールB溶液を20μL取り倍々稀釈した(培養液中の最終濃度100μg/mL〜0.0012μg/mL)。コントロールとしてアルブチン(培養液中の最終濃度140μg/mL〜0.22μg/mL)、メタノールも同様に稀釈した。
この稀釈液の入ったプレートに細胞浮遊液を80μLずつ分注した。さらに、37℃、COインキュベーターにて72時間培養し、顕微鏡により、細胞におけるメラニン生成を観察した。さらに、メラニンが生成されている場合、培地を除き300μLの1N、NaOHで、メラニンを溶かし、470nmの紫外線吸収を測定することでメラニン生成量を評価した。溶媒であるメタノールを反応させた値を100%とし、ガノデロールB、アルブチンを用量変化させ、もっとも低濃度でメラニン合成阻害を示す濃度を求めた。この結果を表1に示す。

表1から分かるように、ガノデロールBはメラノーマB16細胞に対し、メラニン生成抑制剤であるアルブチンと同程度のメラニン生成抑制作用(美白作用)を示しており、メラニン生成抑制剤、美白剤として有用であることが明らかである。
なお、ガノデロールBの場合、顕微鏡写真によっても、アルブチンの場合と同程度B−16細胞の黒色が抑えられており、優れたメラニン生成抑制効果及び美白効果を有していることが確認された。
[実施例2〜3、比較例1〜2]美白効果の測定
成分 配合量(重量%)
(アルコール相)
エチルアルコール 25.0
ポリオキシエチレン(25モル)硬化ヒマシ油 2.0
酸化防止剤 適量
防腐剤 適量
香料 適量
試験化合物(表2に記載) 表2記載の量
(水相)
グリセリン 5.0
ヘキサメタリン酸ナトリウム 適量
イオン交換水 残余
(製法)上記組成物処方中の、水相、アルコール相をそれぞれ調製後、両者を混合、可溶化し、本発明の組成物を得た。
(試験方法)
パネラー20名を夏期の午前11時から午後1時までの時間、2日間にわたり太陽光に計4時間さらした。さらされたパネラーの上腕内側部皮膚を対象とし、太陽光にさらされた日から5日後より、上記組成物を朝夕1回ずつ5週間塗布した。
(評価方法)
使用後の試験結果を以下の判定基準で評価した。
(判定基準)
著効:色素沈着がほとんど目立たなくなった。
有効:色素沈着が非常にうすくなった。
やや有効:色素沈着がうすくなった。
無効:変化なし。
(判定)
◎:パネラーのうち16人以上が有効以上の効果を示した。
○:パネラーのうち11〜15人が有効以上の効果を示した。
△:パネラーのうち6〜10人が有効以上の効果を示した。
×:パネラーのうち5人以下が有効以上の効果を示した。
評価結果を表2に示す。

表2から明らかなように、ガノデロールBを含有する組成物はメラニン色素の沈着を防ぎ、メラニン生成抑制作用、美白作用が見られた。一方、試験化合物が無添加の場合(比較例1)、ハイドロキノンを配合した場合(比較例2)は、いずれも効果が見られなかった。
[実施例4〜7、比較例3〜4]美白効果(メラニン生成抑制効果)の測定
以下の成分と配合量の乳化組成物を常法にて製造した。なお、ガノデロールBの配合量と併用した美白剤成分の成分名及び配合量については表3に記載した。
成分 配合量(重量%)
モノステアリン酸ポリエチレングリコール 2.0
モノステアリン酸グリセリル 5.0
ベヘニルアルコール 5.5
スクワラン 8.0
トリオクタン酸グリセリル 8.0
グリセリン 5.0
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.9
パラベン 0.2
精製水 残余
ガノデロールB 表3記載の量
美白剤成分(表3に記載) 表3記載の量

(試験方法)
明らかにしみ、そばかすのある健常人ボランティア30名を5名ずつの6群に分け、実施例4〜7、比較例3〜4の組成物を1日2回朝及び就寝前に塗布させた。そして、化粧をしない状態で試験開始日及び4週間後にカラー写真を撮影し、試験開始日に比べた色の状態を目視で比較判定した。
(結果)
判定結果を表4に示した。表4には判定により各判定項目に該当する人の人数を示している。

表4から明らかなように、ガノデロールBにアスコルビン酸2−グルコシド、アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩を配合することによってガノデロールBの美白効果、すなわちメラニン生成抑制効果が相乗的に向上することが分かる。
以下、種々の処方の組成物を常法により調製した本発明の実施例を示す。なお、いずれの実施例においても優れたメラニン生成抑制効果、美白効果が見られた。
[実施例8]クリーム
成分 配合量(重量%)
ステアリン酸 6.0
グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0
ポリオキシエチレン(20モル)
ソルビタンモノステアリン酸エステル 2.0
1,3−ブチレングリコール 10.0
ガノデロールB 5.0
イソプロピルミリステート 12.0
スクワラン 5.0
流動パラフィン 3.0
ビタミンE 0.05
亜硫酸水素ナトリウム 適量
防腐剤 適量
香料 適量
イオン交換水 残余
[実施例9]乳液
成分 配合量(重量%)
ステアリルアルコール 2.0
スクワラン 5.0
液状ラノリン 3.0
トリオクタン酸トリメチロールプロパン 2.0
トリオクタン酸グリセリル 5.0
グリセリンモノオレート 2.0
ポリオキシエチレン(20モル)
ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.0
ビタミンC 0.1
防腐剤 適量
ガノデロールB 8.0
パラアミノ安息香酸 0.1
香料 適量
亜硫酸水素ナトリウム 適量
グリセリン 5.0
カルボキシビニルポリマー 0.2
トリエタノールアミン 1.0
精製水 残余
[実施例10]ジェル
成分 配合量(重量%)
ジプロピレングリコール 10.0
PEG1500 5.0
カルボキシビニルポリマー 1.0
エチルアルコール 2.0
ポリオキシエチレン(50モル)
オレイルエーテル 2.0
水酸化カリウム 0.15
ガノデロールB 1.0
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン
スルホン酸ナトリウム 0.05
防腐剤 適量
EDTA・3Na 適量
香料 適量
イオン交換水 残余
[実施例11]ジェル
成分 配合量(重量%)
ジプロピレングリコール 10.0
PEG1500 5.0
カルボキシビニルポリマー 1.0
エチルアルコール 2.0
ポリオキシエチレン(50モル)
オレイルエーテル 2.0
水酸化カリウム 0.15
ガノデロールB 1.0
アスコルビン酸2−グルコシド 0.01
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン
スルホン酸ナトリウム 0.05
防腐剤 適量
EDTA・3Na 適量
香料 適量
イオン交換水 残余
[実施例12]エッセンス
成分 配合量(重量%)
グリセリン 5.0
ジプロピレングリコール 10.0
エタノール 10.0
カルボキシビニルポリマー 0.2
ヒアルロン酸ナトリウム 0.5
水酸化カリウム 0.1
ポリオキシエチレン(20モル)
ソルビタンモノオレイン酸エステル 0.5
ポリオキシエチレン(20モル)
オクチルドデシルエーテル 1.0
オリーブ油 0.15
ビタミンEアセテート 0.1
ガノデロールB 3.0
亜硫酸水素ナトリウム 適量
防腐剤 適量
EDTA・3Na 適量
香料 適量
精製水 残余
[実施例13]パック
成分 配合量(重量%)
ポリ酢酸ビニルエマルション 15.0
ポリビニルアルコール 10.0
ジプロピレングリコール 5.0
ソルビトール 5.0
酢酸トコフェロール 0.2
オリーブ油 1.0
スクワラン 3.0
ポリオキシエチレン(20モル)
ソルビタンモノオレイン酸エステル 1.5
酸化チタン 5.0
タルク 10.0
エタノール 7.0
ガノデロールB 3.0
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残余
[実施例14]化粧水
成分 配合量(重量%)
1,3−ブチレングリコール 6.0
グリセリン 5.0
ヒアルロン酸ナトリウム 0.3
ポリオキシエチレン(20モル)
ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5
ポリオキシエチレン(20モル)
オクチルドデシルエーテル 0.5
エタノール 15.0
ガノデロールB 4.0
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残余
[実施例15]化粧水
成分 配合量(重量%)
1,3−ブチレングリコール 6.0
グリセリン 5.0
ヒアルロン酸ナトリウム 0.3
ポリオキシエチレン(20モル)
ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.5
ポリオキシエチレン(20モル)
オクチルドデシルエーテル 0.5
エタノール 15.0
ガノデロールB 4.0
アスコルビン酸2−グルコシド 0.05
アスコルビン酸−2−硫酸エステルナトリウム塩 0.05
防腐剤 適量
香料 適量
精製水 残余
[実施例16]軟膏
成分 配合量(重量%)
ポリオキシエチレン(30モル)
硬化ヒマシ油 2.0
グリセリルモノステアレート 10.0
スクワラン 10.0
ワセリン 40.0
セタノール 6.0
ガノデロールB 5.0
1,3−ブチレングリコール 10.0
イオン交換水 残余
防腐剤 適量
香料 適量
[実施例17]軟膏
成分 配合量(重量%)
ポリオキシエチレン(30モル)
硬化ヒマシ油 2.0
グリセリルモノステアレート 10.0
スクワラン 10.0
ワセリン 40.0
セタノール 6.0
ガノデロールB 5.0
アスコルビン酸2−グルコシド 0.003
カミツレ抽出物(乾燥固形分) 0.002
1,3−ブチレングリコール 10.0
イオン交換水 残余
防腐剤 適量
香料 適量
[実施例18] ファンデーション
成分 配合量(重量%)
タルク 3.0
酸化チタン 5.0
ベンガラ 0.5
酸化鉄黄 1.5
酸化鉄黒 0.1
ベントナイト 0.5
ポリオキシエチレン(20モル)
ソルビタンモノステアリン酸エステル 1.0
トリエタノールアミン 1.0
グリセリン 5.0
プロピレングリコール 5.0
ステアリン酸 2.0
モノステアリン酸グリセリン 10.0
流動パラフィン 10.0
ジメチルポリシロキサン 5.0
ポリオキシアルキレン変性ポリシロキサン 3.0
ガノデロールB 3.0
精製水 残量
防腐剤 適量
香料 適量
[実施例19] 健康ドリンク
成分 配合量(30mL中)
ガノデロールB 0.085mg
人参抽出液 50mg
冬虫夏草抽出液 100mg
ショウガ抽出液 300mg
ハチミツ 150mg
環状オリゴ糖 300mg
甘味料 適量
酸味料 適量
保存料 適量
香料 適量
水 残量
[実施例20] 健康ドリンク
成分 配合量(30mL中)
ガノデロールB 0.5mg
人参抽出液 50mg
冬虫夏草抽出液 100mg
ショウガ抽出液 300mg
ハチミツ 150mg
環状オリゴ糖 300mg
甘味料 適量
酸味料 適量
保存料 適量
香料 適量
水 残量
[実施例21] 健康食品タブレット
成分 配合量(300mg中)
ガノデロールB 0.025mg
還元麦芽糖 87.8mg
トレハロース 41.2mg
乳糖 16.5mg
ショ糖脂肪酸エステル 6.2mg
デキストリン 148.275mg
[実施例22] 健康食品タブレット
成分 配合量(300mg中)
ガノデロールB 0.5mg
還元麦芽糖 87.8mg
トレハロース 41.2mg
乳糖 16.5mg
ショ糖脂肪酸エステル 6.2mg
デキストリン 147.8mg
【産業上の利用可能性】
以上、詳述したように本発明によれば、新規なメラニン生成抑制剤、美白剤並びにメラニン生成抑制作用及び美白作用を有した組成物が得られる。特に、メラニン生成抑制作用及び美白作用による、紫外線照射後の日焼け皮膚の美白、また日焼け等によるしみ、そばかす、肝斑等の皮膚の色素沈着の予防、改善及び治療に優れた効果を有する化粧料、医薬、皮膚外用剤、食品が得られる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の式(1)

で表されるガノデロールBからなるメラニン生成抑制剤。
【請求項2】
式(1)で表されるガノデロールBを有効成分として含有することを特徴とするメラニン生成抑制剤。
【請求項3】
請求の範囲第1又は2項記載のメラニン生成抑制剤を含有するメラニン生成抑制用組成物。
【請求項4】
式(1)で表されるガノデロールBを含有するメラニン生成抑制用組成物。
【請求項5】
組成物が、化粧料、医薬、皮膚外用剤又は食品のいずれかである請求の範囲第3又は4項記載のメラニン生成抑制用組成物。
【請求項6】
式(1)で表されるガノデロールBからなる美白剤。
【請求項7】
式(1)で表されるガノデロールBを有効成分として含有することを特徴とする美白剤。
【請求項8】
請求の範囲第6又は7項記載の美白剤を含有する美白用組成物。
【請求項9】
式(1)で表されるガノデロールBを含有する美白用組成物。
【請求項10】
組成物が、化粧料、医薬、皮膚外用剤又は食品のいずれかである請求の範囲第8又は9項記載の美白用組成物。
【請求項11】
請求の範囲第3、4、5、8、9及び10項のいずれか一項に記載の組成物において、さらに美白剤成分を含有することを特徴とする前記組成物。

【国際公開番号】WO2004/028484
【国際公開日】平成16年4月8日(2004.4.8)
【発行日】平成18年1月19日(2006.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−539431(P2004−539431)
【国際出願番号】PCT/JP2002/009772
【国際出願日】平成14年9月24日(2002.9.24)
【出願人】(398050261)株式会社坂本バイオ (11)
【Fターム(参考)】