説明

メータでの乱数発生のための方法、デバイスおよびコンピュータプログラム製品

【課題】乱数発生器を備えるユーティリティサービスメータの方法等を提供する。
【解決手段】ユーティリティサービスメータの位置での電力供給のそれぞれ電圧および電流の値を表すことができる第1のアナログ信号および第2のアナログ信号を受信するステップ、アナログ信号をそれぞれ第1のデジタル信号および第2のデジタル信号に変換するステップ、乱数を求める要求を受信するステップ、整数最大値が0である場合、乱数を0に等しく設定すること、整数最大値が1である場合、乱数を1に等しく設定すること、または、整数最大値が1より大きい場合、乱数を、第1および第2のデジタル信号を足し合わせた和を整数最大値で除した余りに等しく設定することにより、乱数に対する整数最大値を使用して、乱数を決定するステップ、ならびに、乱数を使用して、ユーティリティサービスの接続または切断をスケジューリングするステップを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、メータでの乱数発生のための方法、デバイスおよびコンピュータプログラム製品に関する。
【背景技術】
【0002】
多くの場合、ユーティリティサービスの消費量を計測するユーティリティメータは、今なお手作業で読み取られており、これは、コストがかかり、非効率的であり、誤りを起こしがちとなり得る。場合によっては、ユーティリティ提供者は、計量される負荷に対するユーティリティサービスの切断または接続をスケジューリングすること、自動検針(AMR)、局所的停電ならびに負荷制御、自動配電およびスマートグリッドの用途、供給停止報告、インターネット、ビデオ、および音声など追加的なサービスを提供することなどを含む、数多くの目的のために、メータと電子的に通信することを求めている。これらの場合の多くでは、メータは、当業者に知られているように、有線の、無線の、または有線および無線の組合せである場合がある通信ネットワークを介して、1つまたは複数のコンピューティングデバイスと通信するように構成されなければならない。これらの向上されたメータの機能は、メータ内蔵のインテリジェンスをしばしば必要とする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許出願公開第2003/0200240号公報
【発明の概要】
【0004】
したがって、ユーティリティサービスの消費量を単に計測することができる以上の能力を有するように構成されているメータが求められている。
【0005】
本明細書では、乱数発生器を備えるメータの方法、デバイスおよびコンピュータプログラム製品の実施形態を説明する。一般に、本発明の実施形態は、電圧および電流の値に基づいて乱数を発生させる方法を提供することにより、メータで乱数を発生させる現行の方法を超える改善を与え、発生した乱数は、ユーティリティサービスの接続または切断をスケジューリングするために使用され得る。
【0006】
一態様によれば、乱数を発生させる方法が提供される。一実施形態では、この方法は、(1)第1および第2のアナログ信号を受信するステップであって、前記第1および第2のアナログ信号が、ユーティリティサービスメータの位置での電力供給のそれぞれ電圧および電流の値を表すステップと、(2)アナログ信号をそれぞれ第1および第2のデジタル信号に変換するステップと、(3)乱数を求める要求を受信するステップと、(4)整数最大値が0である場合、乱数を0に等しく設定すること、整数最大値が1である場合、乱数を1に等しく設定すること、または、整数最大値が1より大きい場合、乱数を、第1および第2のデジタル信号を足し合わせた和を整数最大値で除した余りに等しく設定することにより、乱数に対する非負の整数最大値を使用して、乱数を決定するステップと、(5)乱数を使用して、ユーティリティサービスの接続または切断をスケジューリングするステップとを含む。
【0007】
別の態様によれば、乱数発生器を備えるユーティリティサービスメータが説明される。一実施形態では、メータは、(1)ユーティリティサービスメータの位置での電力供給のそれぞれ電圧および電流の値を表す第1および第2のアナログ信号を受信し、アナログ信号を、それぞれ第1および第2のデジタル信号に変換する、少なくとも1つのアナログ−デジタル変換器(ADC)と、(2)制御部を有し、ユーティリティサービスを負荷に接続する、または負荷から切断するように構成されているスイッチと、(3)メモリ、ならびに、(4)メモリに格納されるコンピュータ実行可能なコードを実行するプロセッサであって、コンピュータ実行可能なコードは、プロセッサに、乱数を求める要求を受信させ、乱数に対する非負の整数最大値を使用して、乱数を決定させ、乱数を決定するステップが、整数最大値が0である場合、乱数を0に等しく設定すること、整数最大値が1である場合、乱数を1に等しく設定すること、整数最大値が1より大きい場合、乱数を、第1および第2のデジタル信号を足し合わせた和を整数最大値で除した余りに等しく設定することを含むプロセッサを含み、スイッチを使用してユーティリティサービスの接続または切断をスケジューリングするステップは、少なくとも部分的に、乱数により制御される。
【0008】
さらに別の態様によれば、乱数を発生させるためのコンピュータプログラム製品が提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読プログラムコード部分が格納される、少なくとも1つのコンピュータ可読記憶媒体を含む。一実施形態のコンピュータ可読プログラムコード部分は、(1)乱数を求める要求を受信するための第1の部分、(2)第1および第2のデジタル信号を受信するための第2の部分であって、第1および第2のデジタル信号は、ユーティリティサービスメータの位置での電力供給のそれぞれ電圧および電流に対する値を表す、第2の部分、(3)整数最大値が0である場合、乱数を0に等しく設定すること、整数最大値が1である場合、乱数を1に等しく設定すること、または、整数最大値が1より大きい場合、乱数を、第1および第2のデジタル信号を足し合わせた和を整数最大値で除した余りに等しく設定することにより、乱数に対する非負の整数最大値を使用して、前記乱数を決定するための第3の部分、ならびに、(4)乱数を使用して、ユーティリティサービスの接続または切断をスケジューリングするための第4の部分を含む。
【0009】
さらなる利点が、以下の説明で部分的に示されることになり、または、実施することによりそれらを学習することができる。利点は、添付の特許請求の範囲で具体的に示される要素および組合せにより、実現かつ達成されることになる。前述の一般的な説明および下記の詳細な説明はともに、特許請求されているように、単に例示的かつ説明的なものであり、限定的なものではないことを理解されたい。
【0010】
本明細書に組み込まれ、その一部を構成する添付図面は、実施形態を図示し、説明とともに、方法およびシステムの原理を説明するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】例示的なユーティリティ分配システムの一セクションのブロック図である。
【図2】乱数発生器を備えるユーティリティサービスメータの一実施形態の概観ブロック図である。
【図3】乱数発生器を備え、2つのマイクロコントローラを有するユーティリティサービスメータの別の実施形態の概観ブロック図である。
【図4】乱数を決定するためのアルゴリズムの一実施形態の例示的な流れ図である。
【図5】乱数を計算するためのアルゴリズムの一実施形態を実施するための、Cプログラミング言語を使用するコードセクションの非限定的な例である。
【図6】本発明の一実施形態によるメータのマイクロコントローラとして動作可能なエンティティのブロック図である。
【図7】本発明の一実施形態による電子ユーティリティサービスメータにより乱数を発生させるために利用される動作を図示する流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本方法およびシステムを開示かつ説明する前に、本方法およびシステムは、特定の総合的な方法、特定の構成要素、または個別の構成には限定されないことを理解されたい。さらに、本明細書で使用される専門用語は、単に個別の実施形態を説明するためのものであり、限定的であることが意図されてはいないことを理解されたい。
【0013】
明細書および添付の特許請求の範囲で使用される、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」および「その(the)」は、文脈で明確にそうではないと指示しない限りは、複数の対象を含む。範囲は、本明細書では、「約(about)」ある個別の値から、および/または「約」別の個別の値までと表現する場合がある。そのように範囲を表現するとき、別の実施形態では、そのある個別の値から、および/または他の個別の値までを含む。同様に、値を、先行詞「約」を使用して近似値で表現するとき、個別の値で別の実施形態が形成されることが理解されよう。さらに、範囲のそれぞれの端点は、他方の端点に関係して、および他方の端点と無関係での両方で意味を持つことが理解されよう。
【0014】
「任意選択の(optional)」または「任意選択で(optionally)」は、後で説明する事象または状況が、発生する場合もあればしない場合もあるということ、ならびに、その説明が、前記事象または状況が発生する場合の例と、それが発生しない場合の例とを含むということを意味する。
【0015】
本明細書の説明および特許請求の範囲を通じて、「備える(comprise)」という単語、ならびに、「備える(comprising)」および「備える(comprises)」など単語の活用形は、「含むが、以下のものに限らない」ということを意味し、例えば、他の付加物、構成要素、整数またはステップを除外することが意図されてはいない。「例示的な(exemplary)」は、「の例(an example of)」を意味し、好適または理想的な実施形態を表示して伝えることが意図されてはいない。「など(such as)」は、限定的な意味ではなく、説明的な目的で使用される。
【0016】
開示される方法およびシステムを実行するために使用され得る構成要素が、開示される。これらの、および他の構成要素が、本明細書で開示され、これらの構成要素の組合せ、サブセット、相互作用、群などが開示されるとき、それぞれの様々な個体、および集合的な組合せ、およびこれらの置換の特定の参照が、明示的に開示されない場合があるが、それぞれは、すべての方法およびシステムに対して、本明細書で具体的に考えられ、説明されることが理解される。これは、以下のものに限らないが、開示される方法でのステップを含む、本出願のすべての態様に適用される。したがって、実行され得る種々の追加的なステップが存在する場合、これらの追加的なステップのそれぞれは、開示される方法の任意の特定の実施形態または実施形態の組合せで実行され得ることが理解される。
【0017】
本方法およびシステムは、好適な実施形態およびそれに含まれる例の下記の詳細な説明に対する、ならびに、図と、それらの前および後の説明とに対する参照により、より容易に理解され得る。
【0018】
図1を参照すると、本発明の実施形態から利益を得ることになるシステムの1つのタイプの説明図が与えられる。図1は、例えば、電気、水道またはガスの分配システムなど、例示的なユーティリティ分配システムの一セクションのブロック図である。図1に示すように、ユーティリティサービスは、ユーティリティ提供者100により、様々な負荷L1〜Ln102に、分配システム104を介して送出される。一態様では、提供されるユーティリティサービスが電力であるが、水道、天然ガスなど他のユーティリティサービスが、本発明の実施形態の範囲内で考えられる。負荷102による消費量は、負荷の位置で、メータM1〜Mn106により計測される。様々な態様では、メータ106は、電気メータ、水道メータ、ガスメータなどであり得る。電気メータの場合、メータ106は、負荷102に応じて、当業者に知られているように、単相または多相の電気メータであり得る。消費情報は、ユーティリティ提供者100により、主として消費者への請求のために使用されるが、ユーティリティ分配システムの計画立案およびプロファイリングを含めて、他の目的のために使用することもできる。多くの場合、メータ106は、今なお手作業で読み取られており、これは、コストがかかり、非効率的であり、誤りを起こしがちとなり得る。場合によっては、ユーティリティ提供者100は、負荷102に対するユーティリティサービスの切断または接続をスケジューリングすること、自動検針(AMR)、局所的停電ならびに負荷制御、自動配電およびスマートグリッドの用途、供給停止報告、インターネット、ビデオ、および音声など追加的なサービスを提供することなどを含む、数多くの目的のために、メータ106と電子的に通信することを求めている。これらの場合の多くでは、メータ106は、当業者に知られているように、有線の、無線の、または有線および無線の組合せである場合がある通信ネットワーク110を介して、1つまたは複数のコンピューティングデバイス108と通信するように構成されなければならない。したがって、図1に示すようなシステムのメータ106が、ユーティリティサービスの消費量を単に計測することができる以上の能力を有するように構成されていることが求められている。本明細書では、乱数発生器を備えるユーティリティサービスメータの方法、デバイスおよびコンピュータプログラム製品の実施形態が説明される。一般に、本発明の実施形態の技術的効果は、電圧および電流の値に基づいて乱数を発生させる方法を提供することにより、ユーティリティサービスメータで乱数を発生させる現行の方法を超える改善を与え、発生した乱数は、ユーティリティサービスの接続または切断をスケジューリングするために使用され得る。
【0019】
図2は、乱数発生器を備えるユーティリティサービスメータ106の一実施形態の概観ブロック図を図示する。この例示的な実施形態では、ユーティリティサービスが電力であるが、水道、天然ガスなどユーティリティサービス用の他のメータが、本発明の実施形態の範囲内で考えられる。アナログの電圧202および電流204の入力が、アナログ信号に対するフィルタリング構成要素を含む場合もある、アナログ−デジタル変換器(ADC)206に付与される。アナログ信号は、電力供給208から引き出される。一般に、電力供給208は、交流(AC)源である。一態様では、電力供給208は、単相電力供給である。別の態様では、電力供給208は、多相(例えば三相)電力供給である。一態様では、電力供給208は、メータ106により計量されているものである場合がある。別の態様では、入力電圧202および入力電流204のアナログ信号は、他の電源から引き出される場合がある。一態様では、アナログ電圧信号202は、1つまたは複数の計器用変圧器(PT)210により付与され得るが、必要であれば、分圧器、容量結合など他の手段が使用され得る。電源の電圧レベルが十分に低い(例えば0.25ボルトAC以下)場合、PT210、または電圧を降圧もしくは変圧する他の手段は省略され得る。同様に、一態様では、アナログ電流信号204は、1つまたは複数の変流器(CT)212により付与され得る。一態様では、1つまたは複数のCT212は、1:2500の巻数比を有する場合がある。一態様では、1つまたは複数の抵抗器(図示せず)が、CT212からの電流信号を電圧信号に変換するために使用される場合がある。
【0020】
図2に示すように、アナログの電圧202および電流204の入力が、1つまたは複数のADC206に付与され得る。例えば、一態様では、1つまたは複数のADC206は、メータ106により使用されるような計量マイクロコントローラ218の一部である場合がある。(ADCを有する)好ましい計量マイクロコントローラ218の非限定的な例には、Maxim Integrated Products、Inc.(Sunnyvale、California)で入手可能であるようなTeridian6533コントローラまたはTeridian6521コントローラなどが含まれる。マイクロコントローラ218は、電圧202および電流204の入力、1つまたは複数のADC206およびフィルタリング構成要素、プロセッサ228ならびにメモリ230を備える場合がある(まとめて、プロセッサ228およびメモリ230は、ファームウェア220と呼ぶことができる)。当業者に知られているように、ADC206は、アナログ電圧信号202およびアナログ電流信号204を、それぞれ原電圧(raw voltage)214および原電流(raw current)216のデジタルデータ信号に変換する。一態様では、原電圧214および原電流216のデジタルデータ信号は、非負の整数値である。さらに、当業者に知られているように、アナログの電圧202および電流204の信号は、モニタされている電力供給208の正弦波状に変化する電圧および電流によって変化し、したがって、それぞれのデジタルデータ信号もまた、経時的に変化する。
【0021】
図2に示すように、原電圧214および原電流216のデジタルデータ信号は、乱数を決定するために使用される。一態様では、メータ106のマイクロコントローラ218は、乱数を求める要求を受信する。一態様では、要求には、乱数に対する非負の整数最大値が添付される。別の態様では、乱数に対する非負の整数最大値が、メータ106のメモリ230に設定されている。一態様では、要求は、インターフェース222を介して行われ得る。様々な態様では、インターフェース222は、それぞれが当技術分野で知られているように、有線または無線のネットワーク接続、ヒューマンマシンインターフェースまたは入出力インターフェースの1つあるいは複数を備えることができる。一態様では、インターフェース222は、例えば、パラレルポート、IEEE1394ポート(ファイヤワイヤポートとしても知られている)、シリアルポート、またはユニバーサルシリアルバス(USB)などバス構造を備えることができる。マイクロコントローラ218は、乱数を決定する。乱数を決定するためにマイクロコントローラ218により実行され得るソフトウェアコードは、マイクロコントローラ218に関連するファームウェア220またはメモリ230に格納され得る。一態様では、実行可能なコードは、マイクロコントローラ218に、整数最大値が0である場合、乱数を0に等しく設定させ、整数最大値が1である場合、乱数を1に等しく設定させ、または、整数最大値が1より大きい場合、乱数を、第1および第2のデジタル信号を足し合わせた和を整数最大値で除した余りに等しく設定させる。
【0022】
一態様では、原電圧214および原電流216のデジタルデータ信号は、32ビット数であり、1秒間隔でADC206から読み出される。一実施形態では、図3に示すように、メータ106は、2つのマイクロコントローラを備えることができる。図3は、乱数発生器を備え、2つのマイクロコントローラを有するユーティリティサービスメータ106の別の実施形態の概観ブロック図を図示する。図3に示すように、メータ106は、多相電力供給208用の電力メータである。一方のマイクロコントローラは、アプリケーションコントローラ306の働きをする場合があり、他方は、計量コントローラ304の働きをする場合がある。一態様では、アプリケーションコントローラ306は、マスタとして働く場合があり、計量コントローラ304は、スレーブとして働く場合がある。一態様では、計量コントローラ304は、Teridian6533コントローラを備え、ADC206およびフィルタリング構成要素を含む。一態様では、アプリケーションコントローラ306は、原電圧214および原電流216のサンプルを、計量マイクロコントローラ304から1秒間隔で読み出す。ある非限定的な態様では、アプリケーションコントローラ306は、(Renesas Electronics Corporation、Santa Clara、Californiaで入手可能な)NEC V850ES/KF2である場合がある。別の態様では、アプリケーションコントローラ306は、(やはりRenesas Electronics Corporation、Santa Clara、Californiaで入手可能な)NEC μPD70F3729GC−8BT−Aコントローラである場合がある。
【0023】
乱数が決定されると、制御部224により、メータ106に関連するスイッチ226を使用して、電力供給208などユーティリティサービスの接続または切断をスケジューリングするために乱数を使用することができる。例えば、一態様では、メータ106は、負荷によるユーティリティサービスの消費量を制御するために、負荷制御ユニット(例えばリレー)224を備える。場合によっては、様々なユーティリティによる、ユーティリティ分配システムでの不均衡および変動を回避するのに役立つように、ランダムな方法で負荷を接続または切断するための要求が存在する場合がある。例えば、メータ106は、負荷を接続または切断するために、自動検針(AMR)システムを介して、ユーティリティにより発行されるコマンドを受け付ける場合がある。場合によっては、そのようなコマンドが、複数のメータに同時に同報通信される場合がある。しかしながら、すべての負荷の接続(または切断)が、同時に起こるべきではないということが求められている。制御部224で、当業者に知られているようにタイミング回路と協働して使用される、説明した発生した乱数は、負荷の接続(または切断)をランダム化することができる。一態様では、乱数を使用して、ユーティリティサービスの接続または切断をスケジューリングするステップが、ユーティリティサービスの接続または切断を、乱数により決定されるようなランダムな期間遅延させるステップを含む。
【0024】
一態様では、乱数を発生させるための実行可能なコードは、メータ106のファームウェア220に格納される。コードメモリ(ROM/フラッシュ)が小さなシステムで、標準Cライブラリ関数を使用して乱数を発生させるという難題が突きつけられる場合がある、というのは、そのようなライブラリ関数は、かなりの量のコード空間を占有するためである。説明したアルゴリズムは、Cライブラリ関数よりも小さなコード空間を占有し、メータのファームウェア220に容易に実装することができる。
【0025】
図4は、乱数を決定するためのアルゴリズムの一実施形態の例示的な流れ図である。アルゴリズムは、例えば、電子メータ106のマイクロコントローラ218などプロセッサ228上で実施され得る。一態様では、アルゴリズムを実行するための実行可能なコードは、マイクロコントローラ218のファームウェア220に格納され得る。図4に示すように、アルゴリズムは、原電圧および原電流のサンプルデータをADCから読み出す、ステップ402を含む。上述のように、ADCは、電子メータのマイクロコントローラ218の一部である場合がある。さらに上述のように、原電圧および原電流のサンプルデータは、絶えず(正弦波状に)変化しているアナログの電圧および電流の信号から、ADCにより発生し得る。したがって、原電圧および原電流のサンプルデータもまた変化し、それが結果として、広範囲の乱数となり得る。ステップ404では、乱数に対する最大値が読み出される。一般に、この最大値は、非負の整数である。一態様では、最大値は、乱数を求める要求とともに、引数としてプロセッサに渡される場合がある。別の態様では、最大値は、マイクロコントローラまたはマイクロプロセッサに、あらかじめ設定されている。ステップ406では、乱数が計算される。一態様では、乱数は、最大値が0である場合、乱数を0に等しく設定すること、最大値が1である場合、乱数を1に等しく設定すること、整数最大値が1より大きい場合、乱数を、第1および第2のデジタル信号を足し合わせた和を整数最大値で除した余りに等しく設定することにより計算される。
【0026】
図5は、乱数を計算するためのアルゴリズムの一実施形態を実施するための、Cプログラミング言語を使用するコードセクションの非限定的な例を図示する。Cプログラミング言語で示しているが、アルゴリズムの実施形態は、様々なプログラミング言語または機械語で実施され得る。図5を参照すると、get_random_number()は、設定された最大値config_max_valueを、「符号なし整数(unsigned int)」型の入力として受け付け、「符号なし整数」型の発生した乱数random_numberを返す関数である。関数get_random_number()は、設定された最大値が0である場合0を返し、設定された最大値が1である場合1を返す。そうでない場合、この関数は、2から設定された最大値まで、および設定された最大値を含む任意の乱数を返すことができる。関数get_raw_voltage_data()は、「符号なし整数」型の原電圧データを返す。関数get_raw_current_data()は、「符号なし整数」型の原電流データを返す。メータのマイクロコントローラまたはマイクロプロセッサは、広範囲の乱数を発生させるために、原電圧および原電流のデータを合計する。原電圧および原電流のデータの和(raw_sum_data)は、設定された最大値(config_max_value)で除され、乱数は、その除算の余りとして設定される。例えば、raw_sum_dataが27であり、config_max_valueが5である場合、27/5=5、余り2となる。したがって、乱数は2に設定される。一態様では、get_random_number()の関数で使用されるすべてのデータ型は、符号なし整数型の類である。しかしながら、一態様では、データ型は、設定された最大値config_max_valueのパラメータのサイズ、および、ADCから受信される原電圧データraw_voltage_dataのサイズに基づいて、変更される場合がある。
【0027】
次に図6を参照すると、本発明の一実施形態によるメータのマイクロコントローラ600として動作可能なエンティティのブロック図が示されている。メータのマイクロコントローラ600として動作可能なエンティティは、本明細書でより具体的に示し説明するものも含めて、本発明の実施形態による1つまたは複数の機能を実行するための様々な手段を含む。しかしながら、エンティティの1つまたは複数は、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、1つまたは複数の同様の機能を実行するための代替手段を含む場合がある。図示のように、メータのマイクロコントローラ600として動作可能なエンティティは、一般に、エンティティの様々な機能を実行または制御するための、1つまたは複数のプロセッサ610など手段を含むことができる。
【0028】
具体的には、1つまたは複数のプロセッサ610は、図7に関して下記でより詳細に考察する処理を実行するように構成され得る。例えば、一実施形態によれば、1つまたは複数のプロセッサ610は、乱数を求める要求を受信するように構成され得る。一態様では、要求には、乱数に対する非負の整数最大値が添付される。さらに、1つまたは複数のプロセッサ610は、第1および第2のデジタル信号を受信するように構成され得る。第1および第2のデジタル信号は、非負の整数値を有し、それぞれ電気メータの位置での電力供給の電圧および電流に対する値を表す。プロセッサ610は、乱数を決定するように構成され得る。一態様では、乱数を決定するステップは、整数最大値が0である場合、乱数を0に等しく設定すること、整数最大値が1である場合、乱数を1に等しく設定すること、または、整数最大値が1より大きい場合、乱数を、第1および第2のデジタル信号を足し合わせた和を整数最大値で除した余りに等しく設定することを含む。一態様では、乱数が生成されると、電力供給の接続または切断をスケジューリングするために乱数を使用することができる。
【0029】
一実施形態では、1つまたは複数のプロセッサ610は、コンテンツ、データなどを格納する揮発性および/もしくは不揮発性のメモリなどメモリ620と通信し、またはメモリ620を含む。例えば、メモリ620は、エンティティから送信される、および/または、エンティティにより受信されるコンテンツを格納することができる。さらに例えば、メモリ620は、プロセッサが、本発明の実施形態によるエンティティの動作に関連するステップを実行するための、ソフトウェアアプリケーション、命令などを格納することができる。具体的には、メモリ620は、乱数を発生させるために、上述の、および図7に関して下記で説明する動作を実行するための、1つまたは複数のプロセッサ610用のソフトウェアアプリケーション、命令などを格納することができる。一態様では、メモリ620ならびに1つまたは複数のプロセッサ610は、ファームウェアと呼ばれ、マイクロコントローラの一部を構成する場合がある。
【0030】
メモリ620に加えて、1つまたは複数のプロセッサ610もまた、データ、コンテンツなどを表示、送信かつ/または受信するための、少なくとも1つのインターフェースまたは他の手段に接続され得る。この点に関連して、インターフェース(複数可)は、少なくとも1つの通信インターフェース630、または、データ、コンテンツなどを送信および/もしくは受信するための他の手段と同様に、ディスプレイ640および/またはユーザ入力インターフェース650を含むことができる少なくとも1つのユーザインターフェースを含むことができる。その結果、ユーザ入力インターフェースは、キーパッド、タッチディスプレイ、ジョイスティックまたは他の入力デバイスなど、エンティティがユーザからのデータを受信することを可能にするいくつかのデバイスのどれでも備えることができる。
【0031】
次に図7を参照すると、電子メータにより乱数を発生させるために利用され得る動作が図示されている。ステップ702では、第1および第2のアナログ信号が受信される。第1および第2のアナログ信号は、電気メータの位置での電力供給のそれぞれ電圧および電流の値を表す。ステップ704では、第1および第2のアナログ信号は、それぞれ第1および第2のデジタル信号に変換され、前記第1および第2のデジタル信号は、非負の整数値を有する。ステップ706では、乱数を求める要求が受信される。一般に、この要求は、上述のように、プロセッサにより受信される。一態様では、要求には、前記乱数に対する非負の整数最大値が添付される。別の態様では、非負の整数最大値は、プロセッサに関連するメモリに設定されている。ステップ708では、プロセッサは、乱数を決定する。一態様では、乱数を決定するステップは、整数最大値が0である場合、乱数を0に等しく設定すること、整数最大値が1である場合、乱数を1に等しく設定すること、整数最大値が1より大きい場合、乱数を、第1および第2のデジタル信号を足し合わせた和を整数最大値で除した余りに等しく設定することを含む。ステップ710では、発生した乱数が、電力供給からの電力などユーティリティサービスの接続または切断をスケジューリングするために使用される。
【0032】
上述のように、および当業者により理解されることになるように、本発明の実施形態は、システム、方法、またはコンピュータプログラム製品として構成され得る。したがって、本発明の実施形態は、完全にハードウェアから成るもの、完全にソフトウェアから成るもの、または、ソフトウェアおよびハードウェアの任意の組合せを含む様々な手段から成る場合がある。さらに、本発明の実施形態は、コンピュータ可読プログラム命令(例えばコンピュータソフトウェア)が記憶媒体で実施される、コンピュータ可読記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形をとる場合がある。ハードディスク、CD−ROM、光記憶デバイス、または磁気記憶デバイスを含む、任意の好適な非一時的な(non−transitory)コンピュータ可読記憶媒体が利用され得る。
【0033】
本発明の実施形態が、方法、装置(すなわちシステム)およびコンピュータプログラム製品のブロック図ならびに流れ図を参照して、上記で説明された。ブロック図および流れ図の各ブロック、ならびに、ブロック図および流れ図でのブロックの組合せは、それぞれ、コンピュータプログラム命令を含む様々な手段により実施され得るということが理解されよう。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または、機械をもたらすための、図6を参照して上記で考察した1つまたは複数のプロセッサ610など、他のプログラマブルデータ処理装置にロードされる場合があり、それによって、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置で実行する命令は、流れ図の1つまたは複数のブロックで指定された機能を実施するための手段を生成する。
【0034】
さらに、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置(例えば、図6の1つまたは複数のプロセッサ610)が個別の方法で機能実行するように指図することができる、これらのコンピュータプログラム命令が、コンピュータ可読メモリに格納される場合があり、それによって、コンピュータ可読メモリに格納される命令は、流れ図の1つまたは複数のブロックで指定された機能を実施するためのコンピュータ可読命令を含む製造品をもたらす。さらに、コンピュータプログラム命令は、コンピュータ実施処理をもたらすために、一連の動作ステップがコンピュータまたは他のプログラマブル装置で実行されるように、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置にロードされる場合があり、それによって、コンピュータまたは他のプログラマブル装置で実行する命令は、流れ図の1つまたは複数のブロックで指定された機能を実施するためのステップを提供する。
【0035】
したがって、ブロック図および流れ図のブロックは、指定された機能を実行するための手段の組合せ、指定された機能を実行するためのステップの組合せ、および指定された機能を実行するためのプログラム命令手段を裏付けするものである。さらに、ブロック図および流れ図の各ブロック、ならびに、ブロック図および流れ図でのブロックの組合せは、指定された機能もしくはステップを実行する専用ハードウェアベースのコンピュータシステム、または、専用ハードウェアおよびコンピュータ命令の組合せにより実施され得るということが理解されよう。
【0036】
別段の明確な言明がない限り、本明細書で示すいかなる方法も、そのステップが特定の順序で実行されることを求めていると解釈されるということは、決して意図されていない。したがって、方法クレームが、そのステップが従うべき順序を実際に記載していない、または、ステップが特定の順序に限定されるべきであるということが、特許請求の範囲または説明に別の方法で具体的に言明されていない場合、いかなる点でも、順序が暗示されているということは、決して意図されていない。これは、ステップの構成または動作フローに関する論理の問題、文法的な構成または区切りから導出される明白な意味、明細書で説明する実施形態の数またはタイプを含む、解釈に関する任意の考えられる非明示的な基準に当てはまる。
【0037】
本出願を通じて、様々な刊行物が参照され得る。ここに、これらの刊行物の全体での開示が、本方法およびシステムと関係がある現況技術をより十分に説明するために、本出願に参照により組み込まれる。
【0038】
本明細書で示す本発明の多数の修正および他の実施形態が、本発明のこれらの実施形態と関係がある技術分野の、前述の説明および関連する図面で提示した教示の利益を受ける当業者に想到されるであろう。したがって、本発明の実施形態は、開示した特定の実施形態に限定されるべきではないということ、ならびに、修正および他の実施形態が、添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれることが意図されているということを理解されたい。さらに、前述の説明および関連する図面は、要素および/または機能のある例示的な組合せの状況での例示的な実施形態を説明するが、要素および/または機能の様々な組合せが、添付の特許請求の範囲の範囲から逸脱することなく、代替の実施形態により提供され得ることを理解されたい。この点に関連して、例えば、上記で明示的に説明したものとは異なる要素および/または機能の組合せもまた、添付の特許請求の範囲の何らかで示され得るように考えられる。特定の用語が、本明細書で使用されるが、それらは、単に一般的および説明的な意味で使用されるものであり、限定するためのものではない。
【符号の説明】
【0039】
100 ユーティリティ提供者
102 負荷
104 分配システム
106 メータ、ユーティリティサービスメータ
108 コンピューティングデバイス
110 通信ネットワーク
202 電圧、アナログ電圧信号
204 電流、アナログ電流信号
206 アナログ−デジタル変換器(ADC)
208 電力供給
210 計器用変圧器(PT)
212 変流器(CT)
214 原電圧
216 原電流
218 マイクロコントローラ
220 ファームウェア
222 インターフェース
224 負荷制御ユニット、制御部
226 スイッチ
228 プロセッサ
230 メモリ
304 計量コントローラ
306 アプリケーションコントローラ
600 マイクロコントローラ
610 プロセッサ
620 メモリ
630 通信インターフェース
640 ディスプレイ
650 ユーザ入力インターフェース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
乱数を発生させるための方法であって、
第1のアナログ信号(202)および第2のアナログ信号(204)を受信するステップであり、前記第1のアナログ信号(202)および第2のアナログ信号(204)が、ユーティリティサービスメータ(106)の位置での電力供給(208)のそれぞれ電圧および電流の値を表すステップと、
前記第1のアナログ信号(202)および第2のアナログ信号(204)を、それぞれ第1のデジタル信号(214)および第2のデジタル信号(216)に変換するステップと、
プロセッサ(228)により、乱数を求める要求を受信するステップと、
前記プロセッサ(228)により、前記乱数に対する非負の整数最大値を使用して、前記乱数を決定するステップであり、
前記整数最大値が0である場合、前記乱数を0に等しく設定すること、
前記整数最大値が1である場合、前記乱数を1に等しく設定すること、
前記整数最大値が1より大きい場合、前記乱数を、前記第1および第2のデジタル信号を足し合わせた和を前記整数最大値で除した余りに等しく設定すること
を含む、決定するステップと、
前記乱数を使用して、前記ユーティリティサービスの接続または切断をスケジューリングするステップと
を含む方法。
【請求項2】
前記乱数を使用して、前記ユーティリティサービスの接続または切断をスケジューリングするステップが、前記ユーティリティサービスの前記接続または切断を、前記乱数により決定されるランダムな期間遅延させるステップを含む、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記ユーティリティサービスが電気であり、前記ユーティリティサービスメータ(106)の前記位置での前記電力供給(208)のそれぞれ電圧および電流の値を表す前記第1(202)および前記第2(204)のアナログ信号を受信するステップが、計量されている前記電力供給(208)の電圧および電流の値を表す前記第1(202)および前記第2(204)のアナログ信号を受信するステップを含む、請求項1記載の方法。
【請求項4】
乱数発生器を備えるユーティリティサービスメータ(106)であって、
ユーティリティサービスメータ(106)の位置での電力供給(208)のそれぞれ電圧および電流の値を表す第1のアナログ信号(202)および第2のアナログ信号(204)を受信し、前記第1のアナログ信号(202)および第2のアナログ信号(204)を、それぞれ第1のデジタル信号(214)および第2のデジタル信号(216)に変換する、少なくとも1つのアナログ−デジタル変換器(ADC)(206)と、
制御部(224)を有し、ユーティリティサービスを負荷(102)に接続する、または負荷(102)から切断するように構成されているスイッチ(226)と、
メモリ(230)と、
前記メモリ(230)に格納されるコンピュータ実行可能なコードを実行する、1つまたは複数のプロセッサ(228)とを備え、前記コンピュータ実行可能なコードが、前記1つまたは複数のプロセッサ(228)に、
乱数を求める要求を受信させ、
前記乱数に対する非負の整数最大値を使用して、前記乱数を決定させ、前記決定するステップが、
前記整数最大値が0である場合、前記乱数を0に等しく設定すること、
前記整数最大値が1である場合、前記乱数を1に等しく設定すること、
前記整数最大値が1より大きい場合、前記乱数を、前記第1および第2のデジタル信号を足し合わせた和を前記整数最大値で除した余りに等しく設定すること
を含み、
前記スイッチ(226)を使用して前記ユーティリティサービスの接続または切断をスケジューリングするステップが、少なくとも部分的に、前記乱数により制御される、ユーティリティサービスメータ(106)。
【請求項5】
前記制御部(224)を有する前記スイッチ(226)が、タイミング回路をさらに備え、少なくとも部分的に、前記乱数により制御される、前記ユーティリティサービスの接続または切断をスケジューリングするステップが、前記ユーティリティサービスの前記接続または切断を、前記乱数を使用して前記タイミング回路により決定されるランダムな期間遅延させるステップを含む、請求項4記載のユーティリティサービスメータ(106)。
【請求項6】
前記プロセッサ(228)が、前記乱数に対する前記非負の整数最大値で設定されている、請求項1乃至3のいずれか1項記載の方法、または請求項4乃至5のいずれか1項記載のユーティリティサービスメータ(106)。
【請求項7】
非一時的なコンピュータ可読媒体に格納されるコンピュータ実行可能なコードセクションから構成されているコンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータ実行可能なコードセクションが、
乱数を求める要求を受信するための第1のセクションと、
第1のデジタル信号(214)および第2のデジタル信号(216)を受信するための第2のセクションであって、前記第1のデジタル信号(214)および第2のデジタル信号(216)は、ユーティリティサービスメータ(106)の位置での電力供給(208)のそれぞれ電圧および電流に対する値を表す、第2のセクションと、
前記乱数に対する非負の整数最大値を使用して、前記乱数を決定するための第3のセクションであり、前記決定することが、
前記整数最大値が0である場合、前記乱数を0に等しく設定すること、
前記整数最大値が1である場合、前記乱数を1に等しく設定すること、
前記整数最大値が1より大きい場合、前記乱数を、前記第1および第2のデジタル信号を足し合わせた和を前記整数最大値で除した余りに等しく設定すること
を含む、第3のセクションと、
前記乱数を使用して、前記ユーティリティサービスの接続または切断をスケジューリングするための第4のセクションと
を含む、コンピュータプログラム製品。
【請求項8】
前記乱数を使用して、前記ユーティリティサービスの接続または切断をスケジューリングするための前記第4のセクションが、前記ユーティリティサービスの前記接続または切断を、前記乱数により決定されるランダムな期間遅延させるステップを含む、請求項7記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項9】
前記要求が、前記乱数に対する前記非負の整数最大値を含む、請求項1乃至3または6のいずれか1項記載の方法、または請求項4乃至6のいずれか1項記載のユーティリティサービスメータ(106)、または請求項7乃至8のいずれか1項記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項10】
前記ユーティリティサービスが、電気、水道、およびガスから成る群から選択される、請求項1乃至3または6または9のいずれか1項記載の方法、または請求項4乃至6または9のいずれか1項記載のユーティリティサービスメータ(106)、または請求項7乃至9のいずれか1項記載のコンピュータプログラム製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−99114(P2012−99114A)
【公開日】平成24年5月24日(2012.5.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−239868(P2011−239868)
【出願日】平成23年11月1日(2011.11.1)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】