説明

モジュラ経口摂取医薬品供給カプセル

医薬品供給用の経口摂取カプセル(10)が提供される。カプセル(10)は、第一モジュール(11)と、第二モジュール(12)とを含む。第一モジュール(11)は、ある量の医薬品を含むための少なくとも1つの医薬品区画(13)を有する。医薬品区画(13)は、埋設された伝導性加熱ワイヤ(15)を備えるフォイル(14)によって封止される。フォイル(14)を熔解することによって医薬品区画(13)を解放するよう、第二モジュール(12)は、電気パルスを加熱ワイヤ(15)にもたらすための電子機器(18)を含む。第一モジュール(11)及び第二モジュール(12)は、加熱ワイヤ(15)が電子機器(18)に電子的に結合されるよう、第一モジュール(11)を第二モジュール(12)に固定するために、相互使用可能な接続手段(19)を含む。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は医薬品の供給用の経口摂取カプセルに関し、カプセルは、ある量の医薬品を含むための少なくとも1つの医薬品区画を備える第一モジュールと、医薬品区画からカプセルの環境内への医薬品の供給を行うための電子機器を備える第二モジュールとを含み、第一及び第二のモジュールは、第一モジュールを第二モジュールに固定するための相互使用可能な接続手段を含む。
【背景技術】
【0002】
そのような経口摂取カプセルは国際出願WO2008/062335から既知であり、そこでは、医薬品貯槽を含む第一部分が駆動機構を含む第二部分に固定される。医薬品貯槽は可撓壁を有し、駆動機構はピストンを有する。駆動機構は電子的に制御される。ピストンが駆動されて可撓壁に至ると、医薬品貯槽内の圧力が上昇し、医薬品は医薬品貯槽の小さな開口から押し出される。この変位制御圧力に基づく医薬品供給装置は、溶剤、懸濁液、乳剤、ゲル又はパスタのような、多かれ少なかれ液体の形態にある医薬品と最良に作動する。
【0003】
しかしながら、多くの疾病の治療のためには、粉末形態で入手可能な医薬品を有することが大きな価値を有する。粉末形態において、医薬品はより長い貯蔵寿命を有し、より一層劣化し難い。粉末形態において、医薬品は最大量の単位体積当たり活物質を有することが多い。粉末は小さい孔を通じて容易に押し出されないので、WO2008/062335の医薬品供給装置は粉末形態の医薬品を供給するのに余り適していない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
粉末形態にある医薬品の供給に適した冒頭段落に記載されたようなモジュラ医薬品供給装置を提供することが本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第一の特徴によれば、この目的は医薬品を供給するための経口摂取カプセルを提供することによって達成され、カプセルは、第一モジュールと、第二モジュールとを含む。第一モジュールは、ある量の医薬品を含むための少なくとも1つの医薬品区画を含み、医薬品区画は、埋設された伝導性の加熱ワイヤを備えるフォイルによって封止される。第二モジュールは、フォイルを破壊することによって医薬品区画を開放するよう、加熱ワイヤに電気パルスをもたらすための電子機器を含む。第一モジュール及び第二モジュールは、加熱ワイヤを電子機器に電子的に結合するよう、第一モジュールを第二モジュールに固定するための相互使用可能な接続手段を含む。
【0006】
特定の瞬間に、カプセルが胃腸系内のどこかにあるとき、電子機器は医薬品の供給を開始するための電気パルスを提供する。電気パルスの後、ワイヤは、フォイルが加熱ワイヤによって定められる線に沿って溶解するような高温に加熱され、それによって、医薬品区画を開放し、医薬を解放する。代替的に、フォイルの加熱は、表面張力の下でフォイルに亀裂を引き起こし得る。加熱ワイヤをフォイルの内側に設けてもよいし、フォイルに取り付けてもよい。フォイルに対する加熱ワイヤは、少なくとも、十分な強さの電気パルス又は一連の電気パルスが加熱ワイヤを通過するときにフォイルが溶解されるよう配置されなければならない。その場合には、粉末粒子が胃腸系の中身に露出され、カプセルの直接環境内の流体によって医薬品区画から洗い出される。腸の蠕動及び混合運動は医薬品区画を空にするのを助け、医薬品を溶解する。溶解される医薬品は胃腸障壁を通り得るし、或いは、それが必要とされるスポットで直接的に有効になる。
【0007】
第一モジュール及び第二モジュールの伝導性部分は、第一モジュールが第二モジュールに結合されるときに互いに接触し、伝導性部分は加熱ワイヤ及び電子機器にそれぞれ結合される。例えば、摺動接触又はネジ山を使用して、2つのモジュールの間の結合を実現し得る。
【0008】
好ましくは、電子機器は、電気パルスの強さを増大するために、少なくとも1つのコンデンサ(キャパシタ)を含む。経口摂取カプセルの大きさの限界の故に、電源、例えば、電池は大き過ぎてはならない。より小さな電源は比較的低い電力を供給する。1つ又はそれよりも多くのコンデンサの使用は、電気パルスの強さを相当に増大するのに役立ち得る。
【0009】
好ましくは、フォイルが破壊した後、医薬品区画からの全ての医薬品の洗い出し(washing out)を補助するために、医薬品区画の内壁は、粘着防止層を備える。例えば、粉末が壁に粘着するのを防止するために、壁をテフロン(登録商標)で塗工し得る。
【0010】
カプセルが追加的な医薬品区画を容易に備え、それらの独自の封止フォイル及びそれぞれの伝導性加熱ワイヤを有し得ることは、本発明に従ったカプセルの大きな利点である。異なる瞬間に或いは胃腸系内の位置で別個の量の医薬品を供給するために、多数の区画を備えるカプセルを使用し得る。異なる医薬品又は他の物質を貯蔵し且つ供給するためにも、多数の区画を使用し得る。
【0011】
本発明のこれらの及び他の特徴は、以下に記載する実施態様を参照することで明瞭に解明されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に従った経口摂取カプセルを示す概略図である。
【図2】本発明に従った他のカプセルの第一モジュール及び接続手段を示す概略図である。
【図3】本発明に従ったカプセルにおいて使用される摺動接触接続手段の実施例を示す概略図である。
【図4】本発明に従ったカプセルにおいて使用されるネジ接続手段の2つの実施例を示す概略図である。
【図5】本発明に従ったカプセルにおいて使用される更なる接続手段を示す概略図である。
【図6a】1つ又はそれよりも多くの医薬品区画を備えるカプセルを示す断面図である。
【図6b】1つ又はそれよりも多くの医薬品区画を備えるカプセルを示す断面図である。
【図6c】1つ又はそれよりも多くの医薬品区画を備えるカプセルを示す断面図である。
【図6d】1つ又はそれよりも多くの医薬品区画を備えるカプセルを示す断面図である。
【図7a】多数の区画を備える他のカプセルを示す断面図である。
【図7b】多数の区画を備える他のカプセルを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は本発明に従った経口摂取カプセル10を示している。カプセル10は、第一モジュール11と、第二モジュール12とを含む。第一モジュール11は、医薬品で充填される医薬品区画13を含む。医薬品を、例えば、ゲルのような、パスタのような、水溶性の液体形態で提供し得るし、或いは、マイクロカプセルにカプセル化し得る。好ましくは、医薬品は粉末形態で提供される。粉末の使用は他の種類の医薬品の使用に対して幾つかの重要な利点を有する。例えば、粉末形態の医薬品はより長い貯蔵寿命を有し、より一層劣化し難い。粉末形態において、医薬品は最大量の容積当たり活物質を有することが多い。例えば、医薬品又は医薬品の特別な配合は適切な液体内で溶解し得ないので、一部の医薬品は粉末形態でのみ入手可能である。新医薬品の開発中、化合物は微量の粉末でのみ入手可能であることが多い。
【0014】
医薬品区画13は、医薬品を環境に供給するための窓16を有する。図1には、1つの窓16のみが示されているが、医薬品区画13は、より多くの窓を含み得る。窓16は、埋設加熱ワイヤ15を備えるフォイル(箔)14によって封止される。フォイル14は閾温度より上に加熱されるときに破壊する材料から成る。例えば、フォイル14は、低密度ポリエチレン(LDPE)のようなプラスチックから成る。フォイル14をポリ塩化三弗化エチレン(PTCFE)のような高障壁層で被覆し得る。加熱ワイヤ15は、電流が通過するときに加熱する伝導性材料を含む。例えば、加熱ワイヤ15は薄い導線又はプリント導電性トレースである。加熱ワイヤ15が特定の温度より上に加熱されると、フォイル14は加熱ワイヤ15によって定められる線に沿って破壊する。フォイル14を破壊するのに必要なエネルギの量を減少するために、加熱ワイヤ15はフォイル14最大張力の線に沿って配置されなければならない。フォイル14の破壊は窓16を開かせる。加熱ワイヤ15をフォイル14の内側に設けてもよいし、フォイル14に取り付けてもよい。フォイル14に対する加熱ワイヤ15は、十分に強い電気パルス又は一連のパルスが加熱ワイヤ15を通過するときにフォイル14が溶解されるように配置される。
【0015】
拡散、胃腸管の蠕動及び混合運動の故に、医薬品は医薬品区画13から洗い流される。医薬品の洗い流しを促進するために、医薬品区画の内壁を、例えばテフロン(登録商標)を含む、粘着防止層で被覆し得る。医薬品の洗い出しを補助するために、窓は比較的大きいことが好ましい。
【0016】
第二モジュール12は、医薬品の供給量を制御するための電子機器18を含む。電子機器18は、医薬品の供給予定時に加熱ワイヤ15に電気パルスを提供するよう配置される。所定の瞬間に医薬品を供給するために、電子機器18は時計(クロック)を含み得る。代替的に、環境条件が医薬品供給の引き金となり得る。環境条件(例えば、pH、温度、特定物質の特定量の存在)を示すための全ての種類のセンサが、医薬品がいつ供給されるべきかを決定するために、電子機器18に情報を提供し得る。第二モジュール12は、外部制御装置と通信するための受信機又は送信機/受信機を更に含み得る。電子機器18は電池17によって電力供給される。加熱ワイヤ15を十分に加熱するために、強い電気パルスを必要とし得る。そのような強い電気パルスを十分に強力な電池17によって供給し得るが、そのような電池17は経口摂取カプセルにおける使用には大き過ぎ得る。従って、電子機器18は、電池17によって充電可能であり且つ十分に強い電気パルス(又は一連の電気パルス)を加熱ワイヤ15に供給するために配置される1つ又はそれよりも多くのコンデンサを含むのが好ましい。
【0017】
フォイル14が破壊されたか否かを確認する可能性をもたらすために、表示器伝導性トレースをフォイル14に加え得る。この表示トレースは導電性であり得るし、加熱ワイヤ15に沿うフォイル14の破壊が表示トレースの開放に至るよう、加熱ワイヤ15に対して直交する1つの位置内を少なくとも走り得る。電子機器18は表示トレースが開いているか閉じているかを確認することによってフォイルの状態を判読し得る。代替的に、加熱ワイヤ15自体の破壊を検出するよう電子機器18を構成し得る。
【0018】
モジュール11,12は、接続手段19によって互いに接続される。この実施態様において、接続手段は摺動接触19である。第一モジュール11及び第二モジュール12が共に1つのカプセル10を形成するよう、第一モジュール11は第二モジュール12内に滑り込む。好ましくは、接続手段19は、2つのモジュール11,12が共に締め付けられ或いはクリック留めされるように配置される。代替的に、接続部は、例えば、接着剤を使用して固定され、或いは、接続手段19は、接続手段19の材料(の一部)を溶解することによって併合される。接続手段19は、伝導性素子20を含む。伝導性素子20は、接続手段19を接続することによってカプセル10を組み立てた後、異なるモジュール11,12の伝導性素子20が互いに接触し合うように配置される。第一モジュール11内の伝導性素子20は、加熱ワイヤ15に結合される。第二モジュール12の伝導性素子20は、電子機器18に結合される。よって、カプセル10の組立ては、電子機器18に対する加熱素子15の結合をもたらし、カプセル10を使用可能な状態にする。
【0019】
カプセル10の組立て前、医薬品区画13は医薬品で充填される。次に、蓋21を用いて第一モジュール11が閉じられる。次に、充填済み医薬品区画13を備えるモジュール11が第二モジュール12に接続される。カプセル10のモジュラ構造は、第二モジュールを多種多様の第一モジュールと組み合わせることを可能にする。カプセル10の使用意図に依存して、第一モジュール11を多くの異なる設計で提供し得るし、第一モジュール11に多くの異なる医薬品又は医薬品の組み合わせを充填し得る。従って、本発明に従ったカプセル10は、限定的な量の試験カプセルのみが必要とされる研究用途にとって極めて有用である。
【0020】
図2は、本発明に従った多のカプセル10の第一モジュール11及び接続手段19を示している。図1におけると同様に、この実施態様において、接続手段19は、カプセル10の周縁で2つのモジュール11,12を電気的に結合するための伝導性素子20を含む。代替的に、モジュール11,12の間の接続は、蓋21内に設けられる。ピン201が蓋21に一体化され、ピン201は第二モジュール12のソケット202内に差し込まれるために配置される。蓋21内では、フォイル14内の加熱ワイヤ15への電気接続が設けられる。
【0021】
加熱ワイヤ15と電子機器18との間の電気接続を多くの異なる方法で構成し得る。図3、4、及び、5には、接続手段19が電気接続を構築するための伝導性素子20を含む幾つかの実施例が提供されている。
【0022】
図3は、本発明に従ったカプセル10における使用のための摺動接触接続手段19の実施例を示している。この実施例は図1の実施態様の接続手段19の拡大図であるに過ぎない。第一モジュール11の接続手段19を第二モジュール12の接続手段の上に滑らせることによって、両方のモジュール11,12内の伝導性素子20が接触させられる。図面中の矢印は、電子機器18及び加熱ワイヤ15をそれぞれ指している。
【0023】
図4は、本発明に従ったカプセル10における使用のためのネジ接続手段192の2つの実施例を示している。ネジ接続手段192はモジュール11,12の極めて確実な固定を可能にする。伝導性材料320の層がネジ山の内側に取り付けられる。この伝導性素子320は、2つのモジュール11,12の間の電気接続を実現する。
【0024】
図5は、本発明に従ったカプセル10における使用のための更なる接続手段193の実施例を示している。ここでは、第二モジュール12の接続手段193の突起が、第一モジュール11の接続手段193の凹部内に挿入される。
【0025】
図6a、6b、6c、及び、6dは、1つ又はそれよりも多くの医薬品区画を備えるカプセル10の断面を示している。断面は、医薬品区画13の内側が見えるよう、第一モジュール11を通じて作成されている。図6aには、1つの医薬品区画13だけを有する第一モジュール11が示されている。医薬品区画13は、医薬品を環境に供給するための2つの窓16を有する。両方の窓16はシール(封止)によって閉じられる。区画壁31は、第一モジュール11の壁も形成する。環境流体による医薬品の洗い流しを容易化するために、区画壁31は、医薬品区画の内側でその表面に適用される粘着防止層を有し得る。
【0026】
図6bにおいて、医薬品区画13は、分離壁32によって2つに分割されている。結果的に、モジュール11は、2つの医薬品区画を有する。各医薬品区画13は、医薬品を解放するために、その独自の窓16を有する。本発明に従ったカプセル10の使用のために、異なる医薬品区画を同じ又は異なる種類の医薬品で充填し得る。異なる医薬品区画13を異なる量の医薬品で充填することも可能である。医薬品区画13のうちの1つは、他の医薬品区画13内の医薬品の解放に対する追加的な制御をもたらすために、追加的なセンサ又は電子機器を含み得る。例えば、第二モジュール内の電子機器18が全ての望ましい機能性を有さないとき、これは研究目的のために特に有用である。第二モジュール内の電池17によって、接続手段19によって提供される電気接続20を介して、これらの追加的なセンサ及び電子機器に電力供給し得る。
【0027】
図6c及び6dにおいて、医薬品区画13は、3つ又は4つの医薬品区画13に分割されている。これらの実施態様において、医薬品区画13は、少なくとも1つの供給窓16を有する。代替的に、2つ又はそれよりも多くの医薬品区画13が供給窓16を共有してもよい。別個の貯槽が重要であるならば、それは有用であり得るが、医薬品を同時に供給し得る
【0028】
図6a乃至dにおいて、医薬品区画13は径方向にだけ分割された。図7aには、径方向及び軸方向に分割された医薬品区画13を備えるカプセルの断面が示されている。医薬品区画13の軸方向分割は、径方向分離壁41によってもたらされる。径方向分離壁41は、全ての医薬品区画13の充填を可能にするよう、その中心に孔を有する。軸方向分離壁43が閉塞蓋42に取り付けられている。医薬品区画13の充填後、蓋42及び軸方向分離壁43が配置される。その結果が図7bに示されている。図7bは、第二モジュールへの接続の準備ができた充填済みの第一モジュール11を示している。
【0029】
上述の実施態様は発明を限定せずむしろ発明を例示すること、及び、当業者は付属の請求項の範囲から逸脱せずに多くの代替的な実施態様を設計し得ることが付記されなければならない。請求項において、括弧間に配置される如何なる参照符号も、請求項を限定するものと解釈されてはならない。「含む」という動詞及びその活用形の使用は、請求項において述べられている素子又はステップ以外の素子又はステップの存在を排除しない。ある素子に先行する不定冠詞は、そのような素子が複数存在することを排除しない。幾つかの別個の素子を含むハードウェアを用いて並びに適切にプログラムされたコンピュータを用いて本発明を実施し得る。幾つかの手段を列挙する装置の請求項において、これらの手段の幾つかを1つの同じ品目のハードウェアによって具現化し得る。特定の手段が相互に異なる従属項において引用されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせを有利に使用し得ないことを示さない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
医薬品の供給のための経口摂取カプセルであって、
ある量の医薬品を含むための少なくとも1つの医薬品区画を備える第一モジュールを含み、前記医薬品区画は、埋設された伝導性の加熱ワイヤを備えるフォイルによって封止され、
前記フォイルを破壊することによって前記医薬品区画を開放するよう、前記加熱ワイヤに電気パルスをもたらすための電子機器を備える第二モジュールを含み、
前記第一モジュール及び前記第二モジュールは、前記加熱ワイヤが前記電子機器に電子的に結合されるよう、前記第一モジュールを前記第二モジュールに固定するための相互使用可能な接続手段を含む、
カプセル。
【請求項2】
前記接続手段は、摺動接触を含む、請求項1に記載の経口摂取カプセル。
【請求項3】
前記接続手段は、一組のピン及びソケットを含む、請求項1に記載の経口摂取カプセル。
【請求項4】
前記接続手段は、ネジ山を含む、請求項1に記載の経口摂取カプセル。
【請求項5】
前記電子機器は、前記電気パルスの強さを増大するために、少なくとも1つのコンデンサを含む、請求項1に記載の経口摂取カプセル。
【請求項6】
前記医薬品区画の内壁は、粘着防止壁を備える、請求項1に記載の経口摂取カプセル。
【請求項7】
前記フォイルは、プラスチックを含む、請求項1に記載の経口摂取カプセル。
【請求項8】
前記プラスチックは、低密度ポリエチレン(LDPE)を含む、請求項6に記載の経口摂取カプセル。
【請求項9】
前記フォイルは、ポリ塩化三弗化エチレン(PTCFE)を含む、請求項1に記載の経口摂取カプセル。
【請求項10】
前記加熱ワイヤは、プリント導電性トレースである、請求項1に記載の経口摂取カプセル。
【請求項11】
前記フォイルは、前記フォイルの破壊後に破壊する表示トレースを含む、請求項1に記載の経口摂取カプセル。
【請求項12】
前記第一モジュールは、ある量の医薬品を含むための1つよりも多くの医薬品区画を含み、各医薬品区画は、埋設された伝導性の加熱ワイヤを備える分離フォイルによって封止され、前記接続手段は、前記加熱ワイヤの各1つを前記電子機器に別個に結合するよう配置される、請求項1に記載の経口摂取カプセル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6a】
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【図6b】
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【図6c】
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【図6d】
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【図7a】
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【図7b】
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【公表番号】特表2012−522616(P2012−522616A)
【公表日】平成24年9月27日(2012.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−504117(P2012−504117)
【出願日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際出願番号】PCT/IB2010/051453
【国際公開番号】WO2010/116312
【国際公開日】平成22年10月14日(2010.10.14)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】