説明

モジュール式コンベヤベルト及び取付部材

ヒンジロッド(20)によって保持されたモジュール式コンベヤベルト(10)及びベルト取付部材(34,60,70)である。取付部材は、対向する外側表面(40)及びベース表面(41)を持つ本体を有する。相互作用要素、例えば高摩擦表面(42)、板(70)、又は抑制ウイング(64)は、外側表面から延びている。ベース表面は、ベルトの搬送表面又は逆の表面と同一平面にある。脚部(46,47)は、ベース表面から、ベルトを形成するコンベヤベルトモジュールの縦方向外側に延びたヒンジ要素(26,27)間の間隙中に延びている。脚部の遠端にある足部(50)は、ヒンジロッド(20)の下側に掛かって、取付部材を堅固に定位置に保持する。脚部間の横方向間隔は、ヒンジ要素の幾何学的構造に関係付けられて、取付部材をベルトに関し見当合わせする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[背景]
この発明は、一般的にヒンジピンによってヒンジ動作可能にリンクされたモジュール式コンベヤベルトに関し、特にそれらコンベヤベルトに対する取り外し可能な取付部材に関する。
【0002】
コンベヤベルトは、多くの産業で物品を輸送することに幅広く使用されている。食品及び飲料業界では、モジュール式プラスチック製ベルト、又はチェインが、それらの清浄化能力及びそれらの潤滑剤をさほど要しない動作能力故に、しばしば使用される。モジュール式ベルトは一般に、複数のベルトモジュールによって構成され、これらは並んで配置されて、ベルト列を形成する。モジュールは、各端部にヒンジ要素を有する。連続した列のヒンジ要素は、噛み合い且つヒンジロッドによって相互接続されることにより、所望長さ及び幅のコンベヤベルトを構成する。
【0003】
通常、これらのベルトは、概ね平坦な物品搬送表面を形成する。しかし、いくつかの応用は、平坦な物品搬送表面からそれた付属物を必要とする。サイドガード、ローラ、フライト、抑制タブ、ガイド、及び種々のインサートは、ベルトに付加されて種々の機能を果たす付属物の例である。いくつかの付属物は、ベルトから離脱可能であり、そして他の付属物は、ベルトと一体成型されるか、恒久的に接合されている。一体型付属物の例には、一体成型されたフライトや、接合された高摩擦エラストマー層が含まれる。いくつかの場合、一体型付属物は、複合的な幾何学構造をベルトに与える。この構造は、適正に操作することが困難な高価な金型を要する。他の場合、異なる材料の共成型は、特殊なプロセスと慎重なプロセス制御を必要とする。
【0004】
一体型付属物に関連した1つの欠点は、それらを含むベルトモジュールが、標準ベルトモジュールとは別の金型で作られると共に別のパーツ番号によって表されなければならない点である。標準ベルトモジュールとは、付属物なしに相互接続されてコンベヤベルトを形成するものである。もう1つの欠点は、一度一体型付属物がダメージを受けると、モジュール全体が交換されなければならない点である。
【0005】
これらの問題を解決するために、離脱可能な付属物が使用されてきた。しかし、これらは通常、その付属物用に特別に設計されたレセプタクルを使用する特別に設計されたベースモジュールへの取付、あるいは特別に機械加工されたか、そうでなければその付属物を受けるように変形された標準ベースモジュールへの取付を必要とする。あるいは付属物は、専用の保持器、例えば締結器ハードウエアに取り付けられなければならない。このハードウエアは、緩んで被搬送製品を汚染する可能性がある。
【0006】
これらの欠点を克服するために、特殊なレセプタクルモジュールや、付加的な締結用ハードウエア、又は特殊なベルト変形を必ずしも必要とせずに、複雑な形態を含む種々構成の付属物取付部を受け入れるコンベヤベルトに対する要求がある。
【0007】
[要約]
この要求及び他の要求は、この発明の特徴を具体化したモジュール式プラスチック製コンベヤベルト及び取付部材によって満たされる。そのようなモジュール式コンベヤベルトの1つのバージョンは、ベルトモジュールの一連の列を備え、各列は、縦方向に第1端部から第2端部へ延び且つ横方向に第1エッジから第2エッジへ延びた中間部分を有する。横方向に離隔されたヒンジ要素の第1の組は、縦方向に中間部分の第1端部から外側に延び、第2の組は、中間部分の第2端部から外側に延びる。間隙は、各組の連続したヒンジ要素を分離する。第1及び第2の組のヒンジ要素は各々、列の第1エッジに向かう第1側部と、第2エッジに向かう逆の第2側部と、横方向に第1側部から第2側部へ延びた開口とを有する。一連の列は、1つの列のヒンジ要素の第1の組及びこれらと噛み合った隣接する列のヒンジ要素の第2の組によって端部間が接続され、そのため噛み合ったヒンジ要素の開口が整列されて、複数のヒンジロッドの1つを受ける横方向通路を形成し、隣接する列を一緒に接続して、搬送表面及び逆表面を持つコンベヤベルトを形成する。取付部材は、外側表面及びベース表面を持つ本体と、この外側表面に接続された相互作用要素と、ベース表面から延びた第1脚部及び第2脚部とを有する。脚部は各々、遠端に足部を有する。取付部材は、コンベヤベルト内に設置され、ベース表面は、搬送表面又は逆表面に接触する。第1及び第2脚部は、搬送表面又は外側表面から直接第1の組のヒンジ要素間の間隙の1以上の中に延びる。第1及び第2脚部は、離隔され、そのため第1脚部は、第1の組のヒンジ要素の1つの第1側部に接触し、第2脚部は、第1組のヒンジ要素の1つの第2側部に接触する。足部は、ヒンジ要素の第1の組を通して延びるヒンジロッドによって保持される。
【0008】
この発明のもう1つの形態では、モジュール式プラスチック製コンベヤベルトへ設置するための取付部材は、外側表面及びベース表面を持つ本体を備える。相互作用要素は、前記外側表面に接続されている。複数の横方向に離隔された脚部は、ベース表面から延びている。横方向に連続した脚部間の横方向間隔は、第1の広い間隔と第2の狭い間隔との間を交互に入れ替わる。
【0009】
この発明の別のもう1つの形態では、モジュール式プラスチック製コンベヤベルトへ設置するための取付部材は、外側表面及び逆のベース表面を持つ本体と、前記外側表面に接合されたエラストマー表面層と、コンベヤベルトに取り付けるために前記ベース表面から延びた複数の横方向に離隔された脚部とを備える。
【0010】
この発明のこれらの特徴及び形態は、その利点と同様に、以下の説明、添付された請求の範囲、及び添付図面を参照することによって、より良く理解される。
【0011】
[詳細な説明]
この発明の特徴を具体化したコンベヤベルトの一部が図1に示されている。このベルト10は、短エッジモジュール14’及び長エッジモジュール14”のような1以上のベルトモジュール14の一連の列によって構成されている。これらエッジモジュールは、エッジ構造体16を持つ。この構造体は、比較的平坦なサイドエッジ18,19をベルトに与えると共に、ヒンジロッド20がベルトエッジを超えて移動しないように機能する。エッジ構造体はないがエッジモジュールとは構造が同様の1以上の内部モジュールは、各列の2つのエッジモジュール間に位置決めされて、より広いベルトを構築する。列当たり1より多いモジュールで構成されるベルトにとって、モジュールは、横方向オフセットシーム22を持つ煉瓦積みパターンで列から列にかけて配置されることが、強度のために好ましい。
【0012】
各列は、中間部分24、この場合には、横方向ストリップを有する。ヒンジ要素の第1の組26は、中間部分から縦方向にベルト移動の方向28に延びている。第2の組27は、縦方向に逆方向に延びている。ヒンジ要素の第1及び第2の組は、列の第1及び第2の端部を規定する。図2に示すように、ヒンジ要素の第1及び第2の組を通る開口30,31は、ヒンジロッド20を受け入れる。第1の端部に沿った開口30は、直径がヒンジロッドのそれよりも少し大きい円形であることが好ましい。ヒンジアイの第2の組を通る開口31は、縦方向に長尺にされ、ベルトがターンを通り抜けることを可能にする。しかし、開口の双方の組は、直線運転ベルトについては円形であり、そうでなければ他のヒンジロッド断面又は特殊な目的用に形状設定され得る。1つの列の第1の組のヒンジ要素は、隣接する列の第1の組のヒンジ要素と噛み合わされる。噛み合わされたヒンジ要素の整列された開口は、ヒンジジョイント32において、隣接する列相互間を接続するヒンジロッド用の横方向通路を形成する。このベルトは、そのジョイント部分において、ベルトを駆動するスプロケット又はドラムを中心として節動することが可能である。
【0013】
ベルトの搬送表面に取り付けられた高摩擦取付部材34は、図1に示されている。図2に示されているように、この取付部材は、外側表面40及びベース表面41を持つ本体38を有する。高摩擦要素42の形態をとる相互作用要素は、好ましくは接合によって、取付部材の外側表面に取り付けられている。(相互作用要素は、ベルトの一部とではなく、内部の物体と相互作用する要素を意味する。被搬送物品やコンベヤフレーム構造は、外部の物体の例である。)外側表面から起立したT字型の梁44は、幅広の取付部材に梁強度を与えて、取付部材が成型ストレス下で曲がらないようにすると共に、より多くの表面積を加えて、取付部本体に対する高摩擦要素の取付を改良する。
【0014】
第1の脚部46と第2の脚部47は、取付要素のベース表面41から延びている。各脚部は、隣接する列の噛み合った要素を収容する連続ヒンジ要素間に形成された間隙48の横方向寸法よりもはるかに狭い。図3に示されているように、細い脚部は、噛み合った要素を収容するに十分な空間を間隙に残す。各脚部の遠端には、その脚部から延びた足部50がある。この足部は、横方向通路内のヒンジロッドに掛かる僅かな突起である。各ヒンジ要素の細い首部52は、各ベルトモジュールの中間部分から縦方向に幅広の遠方頭部54まで延びている。各ヒンジ要素は、厚さ方向に、ベルトの第1エッジ18に近い第1の側部56から、逆の第2エッジに近い第2の側部57まで延びている。第1の脚部46は、第2の脚部47から横方向に分離されているので、取付部材がベルト内に設置されるときに、第1の脚部は、ヒンジ要素、例えば図3のヒンジ要素26’の第1側部に接触し、また第2の脚部は、ヒンジ要素、例えばヒンジ要素26”の第2側部に接触する。この間隔は、取付部材を定位置に見当合わせする。この場合、そのベース表面41は、ベルトの搬送表面上に支持される。脚部の足部の下に掛けられたヒンジロッドは、足部と取付部材のベース表面との間に存在する。
【0015】
図2及び3に示された取付部材は、3対の脚部を持つ。隣接する脚部間の横方向間隔は、広い間隔と狭い間隔の間で交互に入れ替わる。この例では、狭い間隔は、ヒンジ要素の首部の横方向の厚さに対応する。また、脚部の縦方向の大きさは、ヒンジ要素の首部の縦方向の大きさに概ね一致していることが判る。広い取付部材は、シーム、例えば図1のシーム22’を跨いで、その列に追加の梁強度を与えることができる。
【0016】
ベルトは、熱可塑性ポリマー、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、アセタール、又は複合ポリマーにより射出成型プロセスで作られたモジュールで構成されたモジュール式プラスチック製コンベヤベルトであることが好ましい。ヒンジロッドは、ステンレス鋼でもよいが、成型又は押出成形された熱可塑性ロッドであることが好ましい。取付部材本体は、熱可塑性ポリマーで同様に成型され得る。この種のベルト及びヒンジロッドは、米国ルイジアナ州ハラハンのイントラロックス社によって製造及び販売されている。高摩擦材料は、共成型、溶接、接着剤、又は機械的接続によって、取付部本体の外側表面に接合されたゴム又はエラストマーである。
【0017】
同様のベルトに接続された取付部材のもう1つのバージョンが、図4及び5に示されている。この取付部材60は、外側表面62及び逆のベース表面63を持つ本体を有する。横方向翼幅を持つ抑制ウイング64の形態をとる相互作用要素は、ベース表面から中央ポスト66を通して延びている。第1及び第2の脚部46,47は、ベース表面から延びている。各脚部は、その遠端に突出する足部50を持つ。抑制取付部材60は、隣接するヒンジ要素間の単一間隙48中に挿入される。第1の脚部46は、ヒンジ要素26’の第1側部に接触し、また第2の脚部47は、ヒンジ要素26”の第2側部57に接触して、抑制部材を定位置に見当合わせする。噛み合ったヒンジ要素を通して横方向通路に挿入されたヒンジロッドは、取付部材を定位置に保持する。取付部材のベース表面は、ベルトの搬送表面36とは逆の表面37と面一である。動作時に、ウイング64は、コンベヤガイド68の水平棚の下に掛かって、ベルトをターンで抑制する。図示のウイングは、2サイド型であるが、1サイド型ウイングもまた可能である。
【0018】
取付部材の別のもう1つのバージョンが、図6及び7に示されている。このバージョンでは、取付部材70は、レーン分割器である。この取付部材は、外側表面72及び逆のベース表面73を持つ本体を有する。起立した板74の形態をとる相互作用要素は、本体の外側表面から延びている。第1及び第2の脚部46,47は、ベース表面から延びている。足部50は、脚部から外側に突出している。脚部は、隣接するヒンジ要素間の間隙48内に直接滑入する。この場合、ベース表面は、ベルトの搬送表面上に支持されている。このバージョンでは、第1及び第2の脚部は、ヒンジ要素26’によって分離された隣接する間隙に嵌入される。第1の脚部46は、ヒンジ要素の第1側部36に接触し、また第2の脚部47は、同じヒンジ要素の第2側部に接触する。ベース表面と、ヒンジ要素を跨ぐ足部50と、の間のヒンジジョイント32において、横方向通路に挿入されたヒンジロッドは、取付部材を定位置に堅固に保持する。他の取付部材の脚部と同様に、これらの脚部は、ヒンジ要素と接触しない平坦な壁76と、ヒンジ要素の形状に一致し且つその側部に接触する輪郭付きの対向壁77とを持つ。図7に示されているように、ベルトの長さに沿った一連のサイドガード又はレーン分割器70は、ベルトを複数の縦方向レーン、例えば各エッジのエッジレーン78及び1以上の内部レーン79に分割することができる。エッジレーンは、製品のないベルト領域として機能できるのに対し、複数の内部レーンは、製品を横方向に個別の流れに分離できる。
【0019】
この発明は、いくつかの好ましいバージョンに関して説明されたが、他のバージョンも可能である。例えば、取付部材は、横方向板からなる相互作用要素を含んで、フライトを形成することができる。もう1つの例として、種々の表面が、図2の本体上のようなベース表面に取付けられる。ローラや他の要素は、アセンブリで、図示の取付方式を使用してベルトに取付けられる。それ故、これらの数例は、請求項の範囲が説明された好ましい例示的バージョンに制限されることを意図されていないことを示唆している。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】この発明の特徴を具体化したモジュール式プラスチック製コンベヤベルトの一部分の上部平面図であり、高摩擦取付部材を有する。
【図2】図1のベルトの一部分の分解図である。
【図3】図1のベルトの一部分の底部平面図である。
【図4】ベルトをターンで抑制するための取付部材のもう1つのバージョンを持つ図1のようなベルトの一部分の分解図である。
【図5】図4のベルトの一部分の立前面図である。
【図6】ベルトの搬送表面上にレーンを形成するための取付部材の別のもう1つのバージョンを持つ図1のようなベルトの一部分の分解図である。
【図7】図6のようなベルトの搬送表面のもう1つの図である。
【符号の説明】
【0021】
(10) モジュール式コンベヤベルト
(20) ヒンジロッド
(26,27) ヒンジ要素
(34,60,70) ベルト取付部材
(40) 外側表面
(41) ベース表面
(42) 高摩擦表面
(46,47) 脚部
(50) 足部
(64) 抑制ウイング

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モジュール式コンベヤベルトであって、ベルトモジュールの一連の列と、複数のヒンジロッドと、取付部材とを備え、
各列は、
縦方向に第1端部から第2端部へ延び且つ横方向に第1エッジから第2エッジへ延びた中間部分と、
横方向に離隔され且つ縦方向に中間部分の第1端部から外側に延びて、連続したヒンジ要素間に間隙を形成するヒンジ要素の第1の組と、
横方向に離隔され且つ縦方向に中間部分の第2端部から外側に延びて、連続したヒンジ要素間に間隙を形成するヒンジ要素の第2の組とを有し、
第1及び第2の組のヒンジ要素は各々、列の第1エッジに向かう第1側部と、第2エッジに向かう逆の第2側部と、横方向に第1側部から第2側部へ延びた開口とを有し、
一連の列は、1つの列のヒンジ要素の第1の組及びこれらと噛み合った隣接する列のヒンジ要素の第2の組によって端部間が接続され、そのため噛み合ったヒンジ要素の開口が整列されて、ヒンジロッドを受ける横方向通路を形成し、隣接する列を一緒に接続して、搬送表面及び逆表面を持つコンベヤベルトを形成し、
取付部材は、
外側表面及びベース表面を持つ本体と、
この外側表面に接続された相互作用要素と、
ベース表面から延びた第1脚部及び第2脚部とを有し、第1脚部及び第2脚部は各々遠端に足部を有し、
取付部材は、コンベヤベルト内に設置され、ベース表面は、搬送表面及び逆表面の一方に接触し、第1及び第2脚部は、搬送表面又は外側表面から直接第1の組のヒンジ要素間の間隙の1以上の中に延び、
第1及び第2脚部は、離隔され、そのため第1脚部は、第1の組のヒンジ要素の1つの第1側部に接触し、第2脚部は、第1組のヒンジ要素の1つの第2側部に接触し、
足部は、ヒンジ要素の第1の組を通して延びるヒンジロッドによって保持されることを特徴とするモジュール式コンベヤベルト。
【請求項2】
第1脚部は、1つのヒンジ要素の第1側部に接触し、第2脚部は、そのヒンジ要素の第2側部に接触する請求項1に記載のモジュール式コンベヤベルト。
【請求項3】
第1脚部は、1つのヒンジ要素の第1側部に接触し、第2脚部は、もう1つのヒンジ要素の第2側部に接触する請求項1に記載のモジュール式コンベヤベルト。
【請求項4】
第1及び第2脚部は、連続したヒンジ要素間の同じ間隙中に延びる請求項1に記載のモジュール式コンベヤベルト。
【請求項5】
取付部材は、第1及び第2脚部の複数の対を有する請求項1に記載のモジュール式コンベヤベルト。
【請求項6】
ヒンジロッドは、設置された取付部材の足部と取付部材のベース表面との間に配設される請求項1に記載のモジュール式コンベヤベルト。
【請求項7】
ヒンジ要素は、縦方向に中間部分から幅広の遠端へ延びる細い首部を有し、第1及び第2脚部は、縦方向の大きさが首部と概ね一致する請求項1に記載のモジュール式コンベヤベルト。
【請求項8】
相互作用要素は、抑制ウイング、レーン分割器、フライト、及び高摩擦要素からなる群から選択される請求項1に記載のモジュール式コンベヤベルト。
【請求項9】
相互作用要素は、横方向翼幅を持つウイングと、このウイングを取付要素の外側表面に接続するポストとを備える請求項1に記載のモジュール式コンベヤベルト。
【請求項10】
相互作用要素は、取付部材の外側表面に取り付けられた高摩擦エラストマー表面を備える請求項1に記載のモジュール式コンベヤベルト。
【請求項11】
取付部材は、取付部材の外側表面に沿って横方向に延びた梁を更に有する請求項1に記載のモジュール式コンベヤベルト。
【請求項12】
梁は、断面がT字型であり、相互作用要素は、取付部材の外側表面及びT字型梁に取り付けられた高摩擦エラストマー表面を備える請求項11に記載のモジュール式コンベヤベルト。
【請求項13】
相互作用要素は、取付部材のベース表面から外側に延びた板を備える請求項1に記載のモジュール式コンベヤベルト。
【請求項14】
モジュール式プラスチック製コンベヤベルトを設置するための取付部材であって、
外側表面及びベース表面を持つ本体と、
この外側表面に接続された相互作用要素と、
ベース表面から延びた複数の横方向に離隔された脚部とを備え、横方向に連続した脚部間の横方向間隔は、第1の広い間隔と第2の狭い間隔との間を交互に入れ替わることを特徴とする取付部材。
【請求項15】
脚部の各々は、脚部の遠端から外側に延びる足部を有する請求項14に記載の取付部材。
【請求項16】
相互作用要素は、横方向翼幅を持つウイングと、このウイングを取付要素の外側表面に接続するポストとを備える請求項14に記載の取付部材。
【請求項17】
相互作用要素は、取付部材の外側表面に取り付けられた高摩擦エラストマー表面を備える請求項14に記載の取付部材。
【請求項18】
取付部材は、取付部材の外側表面に沿って横方向に延びた梁を更に有する請求項14に記載の取付部材。
【請求項19】
モジュール式プラスチック製コンベヤベルトを設置するための取付部材であって、
外側表面及び逆のベース表面を持つ本体と、
コンベヤベルトに取り付けるために前記ベース表面から延びた複数の横方向に離隔された脚部と、
前記外側表面に接合されたエラストマー表面層と
を備えることを特徴とする取付部材。
【請求項20】
取付部材の外側表面に沿って横方向に延びた梁を更に備え、その回りにエラストマー表面層が接合されている請求項19に記載の取付部材。
【請求項21】
梁は、T字型である請求項20に記載の取付部材。
【請求項22】
脚部の少なくともいくつかは、遠端に足部を有する請求項19に記載の取付部材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公表番号】特表2008−542158(P2008−542158A)
【公表日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−515782(P2008−515782)
【出願日】平成18年6月2日(2006.6.2)
【国際出願番号】PCT/US2006/021377
【国際公開番号】WO2006/132942
【国際公開日】平成18年12月14日(2006.12.14)
【出願人】(506152704)レイトラム リミテッド ライアビリティー カンパニー (21)
【氏名又は名称原語表記】LAITRAM,L.L.C.
【Fターム(参考)】