説明

モニタリングシステムにおける信頼性を向上させる方法

【課題】本発明は、モニタリングデータの記憶に失敗するという危険性を低下させる方法に関する。
【解決手段】本方法は、ネットワーク接続ビデオカメラからネットワーク接続記憶装置、すなわちNSDにテストメッセージを定期的に送付し、テストメッセージの送付に続くイベントが、NSDが正しく動作していないことを示す場合はネットワーク接続ビデオカメラにおいてNSD故障信号を生成し、NSD故障信号に応答して、ネットワーク接続ビデオカメラから故障メッセージを、ネットワーク接続ビデオカメラのハウジング外部での検出のために送付することを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モニタリングシステムにおけるモニタリングデータの記憶の信頼性を向上させる方法に関する。
【背景技術】
【0002】
今日の多くの監視またはモニタリングシステムは、あらゆるタイプのセンサから、大量のモニタリングデータを生成する。さらに、こうしたシステムは、ますますデジタル化されつつあり、こうしたシステムにビデオカメラを含めることが一層一般的になっている。対象となっているイベントを精査することができるようにするために、監視またはモニタリングデータが記録される。今では、データのほとんどがデジタルであるとき、データの記録は、データを記憶ユニットに記憶することを含意する。ただし、映像データは、記録用の大量の記憶容量およびデータ移送用の大量の帯域幅を必要とする。
【0003】
記憶容量の高い需要という問題を解決するために、監視センサおよび特にビデオカメラは、ますます知的になっていて、対象外のモニタリングデータの送付を避け、システムに対象外のモニタリングデータを記憶させるのを避ける。ただし、対象となっているデータのみを記憶することによって、記憶装置が正しく動かないかまたは壊れたとき、システムは、より脆弱になる。この脆弱性は、システムが重要なモニタリングデータのみを記憶するよう命令されるときは、特に深刻である。このタイプの問題は通常、冗長な記憶システムを提供することによって克服される。
【0004】
さらに、小規模な監視またはモニタリングシステムは今日では、必要とされるハードウェアの価格がより安くなっているので、2〜3年前より一般的である。ただし、このような小規模システムにおいて冗長記憶を行うと、システム所有者が避けたいと思う余分なコストが生じ得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の1つの目的は、冗長記憶が利用可能でない場合であっても、モニタリングシステムが、重要データを記憶することができないという危険性にあうのを減らすことである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的は、請求項1に記載の方法を用いて達成される。本発明のさらなる実施形態が、従属請求項に提示される。
【0007】
具体的には、本発明の一態様によると、モニタリングデータの記憶に失敗するという危険性を低下させる方法は、
・ネットワーク接続ビデオカメラからネットワーク接続記憶装置、すなわちNSDにテストメッセージを定期的に送付する行為と、
・テストメッセージの送付に続くイベントが、NSDが正しく動作していないことを示す場合、ネットワーク接続ビデオカメラにおいてNSD故障信号を生成する行為と、
・NSD故障信号に応答して、ネットワーク接続ビデオカメラから故障メッセージを、ネットワーク接続ビデオカメラのハウジング外部での検出のために送付する行為とを含む。
【0008】
この方法の1つの利点は、動作性が頻繁にチェックされるという点で、適切に動作していないNSDにモニタリングデータを記憶することができないという危険性が低下されることである。さらに、ネットワーク接続ビデオカメラからテストを行うことによって、記憶に使われる特定の通信の失敗と、中央モニタリング管理サイトまたは装置からの独立とを検出するという二重効果が達成される。
【0009】
一実施形態では、故障メッセージの送付は、前記ネットワーク接続ビデオカメラおよび前記NSDを含むシステムを保守する人に、離れた所から警報を出すことを可能にするために、ネットワークを介して所定のアドレスに電子メッセージを送付することを含む。この特徴の利点は、故障にかなり迅速に対応できることである。
【0010】
代替実施形態では、故障メッセージの送付は、人間によって知覚可能な信号を生成し、前記信号を前記ハウジングの外で発することを含む。これは、いくつかのネットワーク接続ビデオカメラと、おそらくただ1つのNSDとを含む小規模システムの場合、ネットワーク接続ビデオカメラの付近で活動している人が、故障メッセージを容易に発見することができるという点で有利である。したがって、モニタリングシステムの管理は、技術的に複雑な管理システムが必要とされないという点で容易になる。
【0011】
一実施形態によると、人間によって知覚可能な信号は光であり、別の実施形態によると、人間によって知覚可能な信号は音である。こうした2つの実施形態は、組み合わせることができる。
【0012】
一実施形態では、テストメッセージは、状況リクエストを含む状況チェックメッセージである。NSDから状況情報を得ることの利点は、モニタリングデータを記憶する際の今後の失敗見込みの指示を、一層早く受信することができ、したがって、このような問題を解消するためにより多くの時間を与えることである。
【0013】
一実施形態では、テストメッセージは、NSDのアプリケーション層に送られる。
【0014】
さらに別の実施形態では、テストメッセージは、テスト目的でのみデータを書き込むための書込み命令を含むメッセージであり、書込み命令が失敗した場合、NSDは、正しく動作していないと見なされる。
【0015】
一実施形態は、モニタリングカメラからテストメッセージが送られると、モニタリングカメラ内でタイマをセットすることをさらに含み、また、タイマが満了し、NSDからレスポンスが受信されない場合、モニタリングカメラは、NSDを、正しく動作していないように扱い、前記NSD故障信号が生成される。
【0016】
一実施形態では、テストメッセージの送付の周期性は、ほぼ1時間の周期であり、代替実施形態では、テストメッセージの送付の周期性は、ほぼ1分の周期である。
【0017】
本発明の適用可能性のさらなる範囲が、以下に挙げる詳細な説明から明らかになるであろう。ただし、詳細な説明および具体例は、本発明の好ましい実施形態を示すが、この詳細な説明から、本発明の範囲内である様々な変更および修正が当業者に明らかになるので、例示のためにのみ挙げられていることを理解されたい。したがって、記載する装置の特定の構成部分または記載する方法のステップは変わり得るので、本発明は、このような装置および方法に限定されないことを理解されたい。本明細書で使用する用語は、特定の実施形態を説明することだけを目的としており、限定的であることは意図していないことも理解されたい。本明細書および添付の請求項において使われるように、冠詞「a」、「an」、「the」、および「said(前記)」は、文脈が明らかに別段の記載をしない限り、要素の1つまたは複数が存在することを意味することを意図していることに留意されたい。したがって、たとえば、「a sensor」または「the sensor」への言及は、いくつかのセンサを含んでよく、他のものでも同様である。さらに、「comprising(備える、含む)」という単語は、他の要素またはステップを排除するものではない。
【0018】
他の特徴および本発明の利点が、添付の図面を参照して、現時点で好ましい実施形態の以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の実施形態が実装され得るシステムの概略的なブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による、メッセージの通信およびタイミングを示すタイミング図である。
【図3a】正しく機能していないNSDを結果的に検出する例示的通信を示すタイミング図である。
【図3b】正しく機能していないNSDを結果的に検出する例示的通信を示すタイミング図である。
【図3c】正しく機能していないNSDを結果的に検出する例示的通信を示すタイミング図である。
【図3d】正しく機能していないNSDを結果的に検出する例示的通信を示すタイミング図である。
【図3e】正しく機能していないNSDを結果的に検出する例示的通信を示すタイミング図である。
【図4】本発明の一実施形態による方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
さらに、図面において、同じ参照符号は、複数の図面を通して同じまたは対応する部分を指す。
【0021】
本発明は、図1を参照すると、ネットワーク24を介してすべてが互いと接続される、モニタリング装置12、14、16、18、20、および少なくとも1つのネットワーク接続記憶装置(NSD)22を含む監視またはモニタリングシステム10で実装される。モニタリング装置12、14、16、18、20は、ネットワーク接続ビデオカメラ、IRカメラ、IRセンサ、オーディオセンサ、温度センサなどでよく、そのすべてがモニタリングデータを生成する。NSD22は、どのタイプのネットワーク接続記憶装置でもよく、たとえば、ネットワーク接続ストレージ(NAS)、ファイルサーバ、ストレージエリアネットワーク(SAN)でよい。ネットワーク24は、どのタイプの通信ネットワークでもよく、たとえば、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、インターネット、または他のどの有線もしくは無線ネットワーク構成でもよい。
【0022】
一実施形態によると、システムのネットワーク接続ビデオカメラ12は、図2を参照すると、ネットワーク接続記憶装置NSD22にテストメッセージ202を定期的に送付するように設けられ、メッセージ202は、NSD22に対してモニタリングデータを書き込むように構成される。テストメッセージを送付する周期性は、大体、1秒の何分の1かごとに一度、1分ごとに一度、15分ごとに一度、1時間ごとに一度、または毎日一度のレート、すなわち周期Pでテストメッセージを送付するように設定され得る。周期性は、モニタリングの目的および/またはモニタリングされる環境に大きく依存し得る。アプリケーションまたは環境が、素早いレスポンスを必要とする場合、テストメッセージを送付する間の周期は短くなり、たとえば数秒(parts of seconds)から数分になり得る。ただし、アプリケーションまたは環境が素早いレスポンス時間を必要としない場合、連続するテストメッセージの間の周期はより長くなり、たとえば数時間になり得る。NSDが正しく動作している場合、レスポンス204は、NSDから戻され、ビデオカメラにおいて受信される。
【0023】
NSDからは、少なくともネットワーク接続ビデオカメラ12の観点から、NSDが非動作中であると解釈され得る様々なレスポンスがある。たとえば、図3aを参照すると、レスポンス206は、NSDが正しく動作していないことを示し得る。これは、カメラ12が、NSD22に対して状況情報をリクエストするテストメッセージを、NSD22のアプリケーション層に送付したときに起こり得る。このようなテストメッセージはたとえば、エコーリクエストでよく、そのレスポンスとして、カメラは、エラーのあるエコーメッセージを受信する場合がある。NSD22が正しく動作していないことを示すレスポンス206がカメラ12において受信されると、カメラは、故障メッセージ207を生成し、この故障メッセージ207を、システムの保守を担当する人または組織に送付し得る。
【0024】
別の例によると、テストメッセージは、図3bを参照すると、書込みリクエスト208であり、非動作NSD22を示すレスポンス210は次いで、書込みリクエスト失敗になり得る。書込みリクエスト失敗に応答して、故障メッセージ211が、カメラから、システムの保守を担当する人/組織に送られる。
【0025】
故障は必ずしも、NSD22内から生じているわけではなく、図3cを参照すると、2つの装置の間の接続に関連し得る。このようなエラーはしばしば、テストメッセージ212が送られても、レスポンス214が戻されないときに識別される。このことは、装置の間のネットワーク接続が誤動作していること、またはNSD22が非動作であることを示す。図3cにおいて、テストメッセージ212は、NSD22に届くが、レスポンス214は、カメラ12に届かない。あるいは、図3dを参照すると、より起こり得るシナリオとしては、2つの装置の間の接続に問題がある場合、テストメッセージ212がNSD22に届くことはない。一実施形態によると、このタイプのエラーの検出は、カメラにタイマ216を開始させることによって達成される。次いで、カメラにおいてレスポンスが受信される前にタイマが満了した場合、タイマの満了は、NSD22またはNSD22との接続が非動作であることを示し、故障メッセージ218の送付がトリガされる。
【0026】
さらに、図3eに示すように、テストメッセージは、チャレンジレスポンス認証プロトコルでの通信の一部を形成するチャレンジメッセージ220でよい。こうしたタイプの認証プロトコルにおいて、質問、すなわち「チャレンジ」が別の当事者に送られ、この当事者は、認証されるために、有効な回答、すなわち「レスポンス」を与えなければならない。したがって、モニタリング装置12からNSD22に送付されたチャレンジメッセージ220に応答して、レスポンスメッセージ222が、主としてNSD22を認証し、そうすることによって、NSD22が正しいNSDであり、記憶されているデータが今後アクセス可能であることを保証するために、NSD22からモニタリング装置12に送られる。モニタリング装置は、レスポンスをチェックし、NSD22が認証に失敗した場合、故障メッセージ224が送られる。
【0027】
このチャレンジ手順または他のどのテストメッセージも、通信が行われているかどうか、またはNSD22が応答できるかどうかチェックするために、タイマの使用と組み合わせることができる。さらに、図3a〜eには、NSD22が非動作である場合、通信が失敗している場合、NSD22が適切なNSDでない場合、またはNSD22の他のどのテストも失敗している場合、モニタリング装置12は、電子故障メッセージ207、218、224を生成し、ネットワークを介して送付することが示されている。故障メッセージ207、218、224は、保守能力のある人に連絡することを可能にするシステムに、またはモニタリング装置12の記憶方式の自動再設定を可能にするシステムにアドレス指定され得る。
【0028】
別の実施形態によると、モニタリング装置12は、電子故障メッセージ207、218、224を、ネットワークを介して送付するのに加え、またはその代わりに、故障メッセージを、モニタリング装置12から生じる光または音として送付する。たとえば、発光体および/またはスピーカが、モニタリング装置内で生成されたNSD故障信号に応答して活動化されるために、モニタリング装置12に設けられ得る。
【0029】
図4に、本発明の一実施形態による、ネットワーク接続カメラのプロセスを記載してある。ネットワーク接続カメラは、ステップ402で、カメラによって記憶のために使われるようにセットされたNSDのテストを定期的に実施するように準備される。周期性は、カメラ内にテストタイマを実装し、ステップ404で、タイマがリセットされる前に、タイマにテストプロセスを開始させることによって、たとえば、テストタイマに、タイマが満了したときに割込み信号を生成させることによって達成され得る。テストタイマが満了し、リセットされると、ネットワーク接続カメラは、ステップ406で、NSDにテストメッセージを送付し、408で、テストメッセージタイマを開始する。テストメッセージタイマの目的は、図3c〜dに関連して記載したように、応答できないNSDまたはネットワーク接続カメラとNSDとの間の、どこかが切れている接続の検出を可能にすることである。
【0030】
テストメッセージタイマが稼働している期間中、ネットワーク接続カメラは、ステップ410で、NSDからのレスポンスをチェックする。レスポンスは、受信されている場合、ステップ412で、何らかの種類の故障またはパフォーマンス低下をNSDが示すかどうか判定するために、処理され、解釈される。ステップ414で、レスポンスが、いかなる故障または深刻なパフォーマンス低下も示さない場合、プロセスはステップ402に戻り、次のテストイベントを待つ。ただし、ステップ414で、レスポンスが、NSDにおける故障または深刻なパフォーマンス低下を示す場合、プロセスはステップ418に続く。さらに、ステップ416で、テストメッセージタイマが満了する前にレスポンスが受信されない場合、プロセスはやはり、ステップ418に進む。
【0031】
したがって、ステップ410〜416でのテストが、NSDに関して、またはNSDとの通信に関して何かがうまく行かないことを示す場合、ステップ418で、NSD故障信号が生成される。次いで、NSD故障信号は、420で、故障メッセージの送付をトリガする。前述したように、故障メッセージは、保守担当者または自動システムに向けられ得る。さらに、故障メッセージは、ネットワークを介して、システムの保守を担当する人/組織に電子メッセージとして送信することができ、たとえば、小規模システムでは、送信先は、会社の所有者でよく、システムをサポートするサポートプロバイダでよく、保守担当者のグループでよく、IT部門などでよい。あるいは、この電子メッセージは、こうしたタイプの問題を解決するように設けられた自動システムにアドレス指定することができる。さらに、故障メッセージは、モニタリング装置から、人間が故障メッセージを知覚できるようにするために、音または光として、たとえば発光デバイスやスピーカを用いて送信することができる。光信号は、単純な点滅または定常光でよく、音信号は、何らかのタイプの警告信号、たとえばビープ音の繰返し、連続トーンなどでよい。さらに、電子的に送信される、ネットワークの故障メッセージは、何かがうまく行かないという指示および問題の性質の指示を含み得る。故障メッセージが送られると、プロセスは、ステップ402での、カメラの正常動作に戻る。ただし、NSDが正しく動作していないことをカメラが検出すると、カメラは、そうでなければ正常動作中である故障NSDには、モニタリングデータを記憶しないようにセットされ得る。
【0032】
図4のフローチャートに示すように、カメラは、故障NSDにテストメッセージを送付し続け、NSDが故障していることをテスト通信が示さないときはNSDへの記憶を再開することができる。
【0033】
本発明のプロセスは、モニタリング装置の内部メモリまたは交換可能媒体に記憶されたプログラムコードを用いて、モニタリング装置内で実装することができる。プログラムコードは次いで、モニタリング装置の処理ユニット、たとえば特殊目的プロセッサ、汎用中央処理装置、マイクロプロセッサなどによって処理され、プログラムコードを処理することによって、モニタリング装置は、本発明の機能を実施する。あるいは、本発明のプロセスは、個別部品、フィールドプログラム可能ゲートアレイ(FPGA)、または特定用途向け集積回路(ASIC)を使って実装することができる。
【符号の説明】
【0034】
12 モニタリング装置、ネットワーク接続ビデオカメラ、カメラ
14 モニタリング装置
16 モニタリング装置
18 モニタリング装置
20 モニタリング装置
22 ネットワーク接続記憶装置(NSD)
24 ネットワーク
202 テストメッセージ
204 レスポンス
206 レスポンス
207 故障メッセージ、電子故障メッセージ
208 書込みリクエスト
210 レスポンス
211 故障メッセージ
212 テストメッセージ
214 レスポンス
216 タイマ
218 故障メッセージ、電子故障メッセージ
220 チャレンジメッセージ
222 レスポンスメッセージ
224 故障メッセージ、電子故障メッセージ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モニタリングデータの記憶に失敗する危険性を低下させる方法であって、
ネットワーク接続を介して、ネットワーク接続ビデオカメラ(12)からネットワーク接続記憶装置(22)、すなわちNSDにテストメッセージ(202)を定期的に送付するステップと、
テストメッセージ(202)の送付に続くイベントが、NSD(22)が正しく動作していないことを示す場合、ネットワーク接続ビデオカメラ(12)内でNSD故障信号を生成するステップと、
NSD故障信号に応答して、ネットワーク接続ビデオカメラ(12)のハウジングの外での検出のために、ネットワーク接続ビデオカメラ(12)から故障メッセージ(207)を送付するステップと
を含む方法。
【請求項2】
テストメッセージ(202)が、NSD(22)のアプリケーション層に送られる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ネットワーク接続ビデオカメラ(12)からテストメッセージ(212)が送られると、ネットワーク接続ビデオカメラ(12)内でタイマ(216)をセットするステップをさらに含み、
タイマ(216)が満了し、NSD(22)からレスポンスが受信されていない場合、ネットワーク接続ビデオカメラ(12)が、NSD(22)を、正しく動作していないように扱い、前記NSD故障信号(218)が生成される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記ネットワーク接続ビデオカメラ(12)および前記NSD(22)を含むシステムを保守する人に、離れた所から警報を出すことを可能にするために、故障メッセージ(207)の送付にネットワークを介して所定のアドレスに電子メッセージを送付することが含まれる、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
故障メッセージ(207)の送付が、人間によって知覚可能な信号を生成し、前記ハウジングの外で前記信号を発することを含む、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
人間によって知覚可能な信号が光である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
人間によって知覚可能な信号が音である、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
テストメッセージ(202)が、テスト目的でのみデータを書き込むための書込み命令を含むメッセージ(208)であり、書込み命令が失敗した場合、NSD(22)が、正しく動作していないと見なされる、請求項1ないし7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
テストメッセージ(202)が、状況リクエストを含む状況チェックメッセージである、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【図3c】
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【図3d】
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【図3e】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−17159(P2013−17159A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−122700(P2012−122700)
【出願日】平成24年5月30日(2012.5.30)
【出願人】(502208205)アクシス アーベー (39)
【Fターム(参考)】