説明

モリンダ・シトリフォリア種子オイルの製剤および使用方法

本発明は、モリンダ・シトリフォリア種子由来の悪臭のするオイルを使用するための栄養補助製剤および方法に関する。この発明を支持する研究により、加工モリンダ・シトリフォリア種子製品は、体重管理および健康増進のために使用できるということが示されている。本発明は、モリンダ・シトリフォリア果実に含まれる種子から抽出された悪臭のするオイルの栄養上の利益と関連する研究結果によって支持されている。このオイルは、代謝速度を高め、癌を予防するのに役立ち、肝臓を保護し、動脈プラークの発達の予防に役立つことが知られている、高濃度のリノール酸を含むことがわかった。これらの知見は、ノニは過剰な体重の調節に正に影響を及ぼし、全体的に良好な健康を促進できるという概念と一致する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加工モリンダ・シトリフォリア製品の製剤および使用方法に関する。具体的には、本発明は、モリンダ・シトリフォリア種子に由来するオイルの栄養補助製剤および使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
科学的にはモリンダ・シトリフォリアL.として知られる、ヤエヤマアオキ植物体は、3〜10mの高さの潅木または低もしくは中程度の大きさの木である。世界中の熱帯沿岸地域で成長している。この植物は、世界中で不規則的に成長しており、大農場や小さな個人の栽培地で栽培されてきた。ヤエヤマアオキ植物体は、やや丸い枝があり、常緑であり、対生(または擬似的に互生)、暗く、光沢のある、波状の、顕著に葉脈のある葉を有する。葉は、幅の広い楕円形から長円形であり、両端が尖っており、10〜30cmの長さで5〜15cmの幅である。
【0003】
ヤエヤマアオキの花は、小さく、白色で、3〜5浅裂し、管状で、香りが高く、約1.25cmの長さである。花は、卵形、楕円体または丸みを帯び、でこぼこした塊に融合している、多数の小さな小核果からなる複果、5〜10cmの長さ、5〜7cmの厚みとなり、蝋様で、白色または緑がかった白色または黄色がかった、半透明の皮がついている。この果実には、ジャガイモと同様、その表面に「目」がある。この果実は、果汁が多く、苦く、くすんだ黄色または黄色がかった白色をしており、多数の赤茶色の、硬い、長円−三角形の、翼状の2つに分かれた核を含んでおり、その各々に4個の種が含まれている。
【0004】
果実は、完熟すると腐ったチーズのような強い匂いを放つ。果実は、いくつかの国の人々には食品として食されてきたが、ヤエヤマアオキ植物体の最も一般的な用途は、赤色と黄色の染料の供給源としてであった。最近、ヤエヤマアオキ植物体の栄養上および健康上の利益が注目されるようになった。
【0005】
ヤエヤマアオキ植物体由来の精油を提供することおよびヤエヤマアオキ植物体から精油を得るためのプロセスを提供することは、当技術分野における重大な進歩であろう。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、モリンダ・シトリフォリア種子由来のオイルの製剤および使用方法に関する。いくつかの実施形態では、加工モリンダ・シトリフォリア種子製品を、体重管理および全般的な健康増進のために使用できる。開示される方法によってモリンダ・シトリフォリア種子から抽出されるオイルは、高濃度のリノール酸を含み、代謝速度を高め、癌を予防するのに役立ち、肝臓を保護し、動脈プラークの発達の予防に役立つよう使用できる。したがって、いくつかの実施形態では、多様な種子オイル製品は、過剰な体重の調節に正に影響を及ぼし、全体的に良好な健康を促進し得る。
【0007】
本発明のこれらおよびその他の特徴および利点は、以下の説明において、また添付の特許請求の範囲において示されるか、より完全に明らかとなる。特徴および利点は、添付の特許請求の範囲において特に指摘される機器および組合せによって、理解され、得ることができる。さらに、本発明の特徴および利点は、本発明の実施によって確認することができるか、または本明細書において以下に示される説明から明らかとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の前述の特徴およびその他の特徴は、付随する図面から、以下の説明および添付の特許請求の範囲と合わせて考える場合に、より完全に明らかとなる。図面は、本発明の代表的な実施形態を表すものに過ぎず、したがって、本発明の範囲の制限と見なされるベきではなく、付随する図面は、本発明を詳細に説明するのに役立つ。
【0009】
本発明は、加工モリンダ・シトリフォリア製品を利用する製剤および体重管理方法に関する。本発明の以下の開示内容は、小見出し、すなわち、「モリンダ・シトリフォリアおよび加工モリンダ・シトリフォリア製品を製造するために用いられる方法についての一般的な議論」および「オイルの使用を含む、健康増進のためにモリンダ・シトリフォリア製品を投与するための製剤および方法」に分類されている。小見出しの利用は、単に読者の便宜のためであって、決して制限と解釈されてはならない。
【0010】
1.モリンダ・シトリフォリアおよび加工モリンダ・シトリフォリア製品を製造するために用いられる方法についての一般的な議論
モリンダ・シトリフォリア果実は加工できる。加工モリンダ・シトリフォリア果汁は、熟したモリンダ・シトリフォリア果実のジュースと果肉から種子と皮を分離することと、ジュースから果肉を濾過することと、ジュースをパッケージングすることとによって調製できる。あるいは、ジュースをパッケージングするのではなく、ジュースを、凍結された、または低温殺菌された別の食品中の成分として直ちに含めることもできる。いくつかの実施形態では、ジュースと果肉を裏ごしして均質な混合物とし、その他の成分と混合する場合もある。その他のプロセスとしては、果実およびジュースを凍結乾燥することが挙げられる。果実およびジュースは、最終ジュース製品の製造の際に再構成され得る。さらにその他のプロセスとしては、果実およびジュースを、咀嚼される前に風乾することが挙げられる。
【0011】
本発明はまた、モリンダ・シトリフォリア植物体から抽出した果汁および/またはピューレ果汁の使用を考慮する。目下のところ好ましい、モリンダ・シトリフォリア果汁の製造プロセスでは、果実を手作業で摘み取るか機械設備で摘み取るのいずれかである。果実は、直径が少なくとも1インチ(2〜3cm)最大12インチ(24〜36cm)で収穫できる。果実の色は濃緑色から黄緑色、白色まで、およびその間の色のグラデーションの範囲であることが好ましい。収穫後、果実を十分に洗浄し、その後何らかの加工を行う。
【0012】
果実は0〜14日完熟させるか熟成させることができるが、ほとんどの果実は2〜3日置かれる。果実は、地面と接触しないよう設備上に置かれることによって完熟するか熟成する。熟成の間、布または網素材で果実を覆うことが好ましいが、覆わなくても熟成させることができる。さらなる加工に向けて準備が整うと、果実の色が、薄緑、薄黄色、白色または透明感のある色に明るくなる。果実を損傷について、または過度の緑色および硬度について調べる。許容できる果実と、損傷した果実および硬く緑色の果実を分ける。
【0013】
完熟し、熟成した果実は、さらなる加工および輸送のためにプラスチックの内張りをした容器に入れることが好ましい。熟成した果実の容器は0〜120日とどめおくことができる。ほとんどの果実の容器は、加工前に7〜14日間とどめおかれる。場合によっては、容器をさらなる加工の前に冷蔵条件または周囲温度/室温下で保存することができる。果実を保存容器から取り出し、手作業によるか、機械による分離器をよって処理する。ジュースと果肉から種子と皮を分離する。
【0014】
ジュースと果肉は、保存および輸送用容器にパッケージングしてもよい。あるいは、ジュースと果肉を直ちに加工して完成ジュース製品にすることもできる。容器は、冷蔵、凍結または室温条件で保存できる。
【0015】
モリンダ・シトリフォリアジュースおよび果肉はブレンドして均質な混合物にすることが好ましく、その後その他の成分、例えば、矯味剤、甘味料、栄養成分、植物成分および着色料と混合してもよい。完成ジュース製品は加熱し、181°F(83℃)の最低温度またはより高温の最高212°F(100℃)で低温殺菌することが好ましい。
【0016】
もう1つの加工製品として、濃縮物または希釈形のいずれかのモリンダ・シトリフォリアピューレおよびピューレジュースがある。ピューレは本質的には、種子から分離した果肉であり、本明細書に記載される果汁製品とは異なる。
【0017】
各製品を、プラスチック製、ガラス製、または加工温度に耐えられる他の適した材料の最終容器に詰め、密閉する。この容器を充填温度で維持するか、または迅速に冷却し、次いで、運送用容器に入れてもよい。運送用容器は、最終容器中の製品の温度を維持または制御する材料および方法で包むことが好ましい。
【0018】
ジュースおよび果肉は、濾過設備によってジュースと果肉を分離することによってさらに加工してもよい。濾過設備は、それだけには限らないが、遠心デカンター、サイズが0.01ミクロンから最大2000ミクロンの、より好ましくは500ミクロン未満のスクリーンフィルター、フィルタープレス、逆浸透濾過装置、および何らかのその他の標準的な市販の濾過装置からなることが好ましい。作動フィルター圧は、0.1psig〜最大約1000psigの範囲であることが好ましい。流速は、0.1g.p.m.〜最大1000g.p.m.の範囲であることが好ましく、5〜50g.p.m.の間がより好ましい。湿潤果肉を洗浄し、少なくとも1回、最大10回濾過し、果肉からあらゆるジュースを除去する。通常、得られる果肉の繊維含量は10〜40重量パーセントである。湿潤果肉は、最低181°F(83℃)の温度で低温殺菌し、次いで、さらなる加工のためにドラムにつめるか、高繊維製品にすることが好ましい。
【0019】
加工モリンダ・シトリフォリア製品はまた、食物繊維としても存在し得る。さらに、加工モリンダ・シトリフォリア製品はまた、オイルの形でも存在し得る。通常、モリンダ・シトリフォリアオイルには、トリグリセリドのようないくつかの異なる脂肪酸、例えば、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、およびリノレン酸など、ならびにより少量で存在するその他の脂肪酸の混合物が含まれている。さらに、オイルに、オイルの損傷を阻害する抗酸化剤を含めることが好ましい。従来の食品用抗酸化剤を用いることが好ましい。
【0020】
モリンダ・シトリフォリアを含有する組成物は、例えば、錠剤またはロゼンジ、水性もしくは油性懸濁液、分散性散剤または顆粒剤、エマルション、シロップまたはエリキシルのような経口使用に適した形であり得る。経口用である組成物は、モリンダ・シトリフォリア組成物の製造のための当技術分野で公知の任意の方法にしたがって調製でき、このような組成物には、甘味剤、矯味剤、着色剤および保存剤からなる群から選択される1種以上の薬剤を含めてもよい。錠剤はモリンダ・シトリフォリアを、錠剤の製造に適している、非毒性の、製薬上許容される賦形剤との混合物で含む。こういった賦形剤は、例えば、不活性希釈剤、造粒剤および崩壊剤、結合剤および滑沢剤であり得る。錠剤はコーティングしなくともよいし、消化管における崩壊および吸収を遅延させ、それによって長期間にわたって持続作用を提供するために公知の技術によってコーティングしてもよい。例えば、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリセリルなどの時間遅延物質を使用できる。
【0021】
水性懸濁液は、モリンダ・シトリフォリアを、水性懸濁液の製造に適した賦形剤との混合物で含む。このような賦形剤として、沈殿防止剤、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントガムおよびアラビアガムがあり、分散剤または湿潤剤は、例えば、レシチンのような天然リン脂質、またはアルキレンオキシドと脂肪酸との縮合生成物、例えば、ステアリン酸ポリオキシエチレン、もしくはエチレンオキシドと長鎖脂肪族アルコールとの縮合生成物、例えば、ヘプタデカエチレンオキシセタノール、もしくはエチレンオキシドと脂肪酸由来の部分エステルとヘキシトールとの縮合生成物、例えば、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビトール、エチレンオキシドと脂肪酸由来の部分エステルと無水ヘキシトールとの縮合生成物、例えば、モノオレイン酸ポリエチレンソルビタンであり得る。
【0022】
本発明は、モリンダ・シトリフォリアベースの栄養補助製剤を用いて、副作用を引き起こす有意な傾向は何ら伴わずに、体重管理する方法を提供することが好都合である。
【0023】
2.悪臭のするオイルの使用を含む、健康増進のための、モリンダ・シトリフォリアベースの栄養補助製剤および投与方法
本発明は、モリンダ・シトリフォリア種子由来のオイルを使用するための製剤および方法に関する。本発明を支持する研究により、加工モリンダ・シトリフォリア種子製品は、体重管理および健康増進のために使用できるということが示されている。本発明は、モリンダ・シトリフォリア果実に含まれる種子から抽出されたオイルの栄養上の利益と関連する研究結果によって支持されている。本明細書に開示される方法によって手に入れられたオイルは、高濃度のリノール酸を含み、代謝速度を高め、癌を予防するのに役立ち、肝臓を保護し、動脈プラークの発達の予防に役立つよう使用できることがわかった。したがって、いくつかの実施形態では、モリンダ・シトリフォリア植物体に由来する多様な製品は、過剰な体重の調節に正に影響を及ぼし、全体的に良好な健康を促進し得る。
【0024】
本明細書に開示されるいくつかの製剤は、高濃度のリノール酸を含む。リノール酸は、プロスタグランジンおよび細胞膜の生合成に用いられるポリ不飽和脂肪酸である。リノール酸は、特に、ω−6必須脂肪酸であり、多数の健康上の利益を増進することがわかっている。必須脂肪酸(EFA)は、ヒトの健康にとって必須であるが、身体では、独立して製造することができない。このため、それらは、モリンダ・シトリフォリア種子から抽出されたオイルなどの食品から得なければならない。リノール酸は、消化され、γ−リノール酸(GLA)に変換され、反応は酵素δ−6−不飽和化酵素(D6D)によって触媒される。次いで、GLAは、次いで、アラキドン酸(AA)および/またはジホモガンマ−リノール酸(DGLA)と呼ばれる別の物質に分解される。
【0025】
研究により、γ−リノール酸(GLA)は代謝を高め、これが、望ましくない体重を減少させるのに効果的に役立ち得るということが示された。同様に、証拠により、GLAは、アラキドン酸(AA)と競合することによって正の抗炎症特性を有し得るということが示されている。その他の証拠は、リノール酸の肝臓保護(肝臓機能の保護)および抗動脈硬化(動脈プラークの予防)特性を示している。
【0026】
例示的一実施形態では、本発明の栄養補助組成物は、約0.01〜100重量%の間、好ましくは、0.01〜95重量%の間の量で存在する1種以上の加工モリンダ・シトリフォリア製品を含む。製剤のいくつかの実施形態を以下に提供する。しかし、当業者ならば、加工モリンダ・シトリフォリア製品を含むその他の製剤または組成物を認識するように、これらは、単に例示的であるよう意図されるものである。
【0027】
加工モリンダ・シトリフォリア製品、例えば、悪臭のするオイルは、種々の技術を用いて調製できる。一実施形態によれば、モリンダ・シトリフォリア果実から得られた種子を、好ましくは、含水率10%未満に乾燥させる。種子を砕くか、細かく刻んで、天然オイルの回収を容易にする。細かく刻まれるか、砕かれた断片を、圧迫してモリンダ・シトリフォリアオイルを排出する。次いで、残存する種子ケーキを食品用の、非極性抽出溶媒、例えば、ヘキサンと混合する。この混合物を、十分な長さの時間加熱し、抽出プロセスを完了する。次いで、混合物から抽出溶媒を蒸発させてモリンダ・シトリフォリアオイルを残す。このオイルをさらに精製し、漂白し、乾燥させ、脱臭して、遊離脂肪酸およびその他の不要な成分を除去する。望ましい濃度特性、例えば、それだけには限らないが、リノール酸濃度に沿ってモリンダ・シトリフォリア製品を製造するために、多様なその他の技術を使用できるということは留意しなくてはならない。
【0028】
加工モリンダ・シトリフォリア製品は、哺乳類の体重の自然制御を達成するための、有効成分であるか、または1種以上の有効成分、例えば、ケルセチンおよびルチンおよびその他のものを含む。本発明の一実施形態は、自然な減量を促進する加工モリンダ・シトリフォリア製品を含む。有効成分は、多様なアルコールまたはアルコールベースの溶液、例えば、メタノール、エタノールおよび酢酸エチルならびにその他のアルコールベースの誘導体を用い、当技術分野で公知の任意のプロセスを用いて抽出できる。ケルセチンおよびルチンの有効成分は、全製剤または組成物の0.01〜10重量パーセントの範囲の量で存在する。これらの量は、10〜100パーセントの範囲の量で存在するより強力な濃度にさらに濃縮できる。
【0029】
加工モリンダ・シトリフォリア製品は、多様な組成物、例えば、栄養補助組成物、体内組成物またはその他のものを製造するために、多様なその他の成分とともに製剤できる。栄養補助組成物において利用される成分は、哺乳類、特に、ヒトの身体に導入されるのに安全である任意のものであり、多様な形、例えば、液体、錠剤、ロゼンジ、水性もしくは油性溶液、分散性散剤または顆粒剤、エマルション、シロップまたはエリキシルなどで存在し得る。さらに、栄養補助組成物は、おそらく経口によって消費されるので、甘味剤、矯味剤、着色剤、保存剤およびその他の薬剤からなる群からから選択される1種以上の物質を指示通りに含み得る。
【0030】
局所皮膚組成物に用いられる成分もまた、哺乳類の身体に取り込まれるのに安全である任意のものであり、多様な形、例えば、ゲル、ローション、クリーム、軟膏などで存在し得、各々1種以上の担体物質を含む。全身投与される製剤の成分はまた、当技術分野で公知の任意のものを含み得る。
【0031】
例示的一実施形態では、本発明は、体重管理を目的とした、栄養補助組成物の哺乳類への投与方法をさらに特徴とする。本方法は、約0.01〜95重量%の間の量で存在する加工モリンダ・シトリフォリア製品を幾分か含む栄養補助組成物を製剤し、組成物がまた、水または精製水などの担体と、その他の天然または人工成分とを含むステップと、(b)栄養補助組成物を身体中に投与し、その結果、加工モリンダ・シトリフォリア製品が十分に取り込まれるステップと、(c)上記のステップを、加工モリンダ・シトリフォリア製品の有効量を提供するのに必要なだけ反復するステップとを含む。
【0032】
栄養補助組成物を身体に投与するステップは、組成物を、いくつかの手段のうち1つによって経口で摂取することを含む。具体的には、栄養補助組成物は、液体、ゲル、固体または、組成物が迅速におよび/または好都合に消化されるのを可能にするいくつかのその他の種類として製剤できる。投与された栄養補助組成物は、ひとたび十分に取り込まれると、次いで、被験体の体重を管理するよう作用し始めることができる。体重の管理は、自然な減量を促進するための栄養補助組成物の投与を含み得る。体重の管理は、所望の体重を維持するための栄養補助組成物の投与を含み得る。概して、本発明に開示される製品の消費によって達成される体重の管理に関する広い範囲の目的が、許容される製剤および投与手順を変更することによって達成されるということが考慮される。さらに、栄養補助組成物を投与するステップは、静脈ポンプを用いて組成物を身体に注射することを含み得る。
【0033】
例示的一実施形態では、ティースプーン1杯〜2オンスの間、好ましくは、2オンスの栄養補助組成物を毎日2時間毎に、または少なくとも1日2回摂取することによって栄養補助組成物を投与する。栄養補助組成物は、何らかの食品または飲料を消費する少なくとも2時間前の期間を意味する、空腹で摂取される。もちろん、当業者ならば、組成物の量および使用頻度は個人毎に変わり得るということは認識されよう。
【0034】
以下の表は、本発明によって考慮されるいくつかの好ましい製剤または組成物を示すか、または表す。記載されるように、これらは単に例示的実施形態として意図されるものであって、決して制限と解釈されてはならない。
【0035】
製剤1
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアピューレジュースまたは果汁 100%
【0036】
製剤2
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア果汁 50〜99.99%
水 0.1〜50%
【0037】
製剤3
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア果汁 50〜99.99%
非モリンダ・シトリフォリアベースの果汁 0.1〜50%
【0038】
製剤4
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア果汁 50〜90%
水 0.1〜50%
非モリンダ・シトリフォリアベースの果汁 0.1〜30%
【0039】
製剤5
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアピューレジュース 50〜99.9%
水 0.1〜50%
【0040】
製剤6
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアピューレジュース 50〜99.9%
非モリンダ・シトリフォリアベースの果汁 0.1〜50%
【0041】
製剤7
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアピューレジュース 50〜90%
水 0.1〜50%
非モリンダ・シトリフォリアベースの果汁 0.1〜30%
【0042】
製剤8
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア食物繊維 0.1〜50%
水 1〜99.9%
非モリンダ・シトリフォリアベースの果汁 1〜99.9%
【0043】
製剤9
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアオイル 0.1〜50%
担体媒体 70〜99.9%
その他の成分 1〜95%
【0044】
製剤10
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア製品 10〜80%
担体媒体 20〜90%
【0045】
製剤11
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア製品 5〜80%
担体媒体 20〜95%
【0046】
製剤12
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアオイルまたはオイル抽出物 0.1〜50%
担体媒体 20〜90%
【0047】
製剤13
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアピューレジュースまたは果汁 0.1〜80%
モリンダ・シトリフォリアオイル 0.1〜50%
担体媒体 20〜90%
【0048】
製剤14
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリアピューレジュース濃縮物または果汁濃縮物 100%
【0049】
製剤15
成分 重量パーセント
モリンダ・シトリフォリア果汁 50〜99.8%
モリンダ・シトリフォリアオイル 0.1〜50%
製剤17その他の果汁 0.1〜50%
モリンダ・シトリフォリア果汁濃縮物またはピューレジュース濃縮物
50〜99.99%
水 0.1〜50%
【0050】
好ましい一方法では、体重を管理したいと思う人は、朝、空腹時に少なくとも1オンスの製剤1、および夜、空腹時、床に就く直前に少なくとも1オンスを上記のように摂取するか、投与される。一実施例では、決して制限ではないが、有益なモリンダ・シトリフォリアを、Morinda,Incorporated(Orem,Utah)によって製造されるタヒチアンノニ(登録商標)ジュースに加工する。
【0051】
記載されるように、例示的一実施形態では、本発明は、体重管理を目的として、製剤の体内組成物を被験体に導入する方法を特徴とする。この方法は、減量を目的とした、経口消費あるいは別の方法による被験体への体内組成物の導入を本質的に含む。多様な異なる成分を含む体内のいくつかの実施形態は、本明細書において使用するために考慮され、各実施形態は、本明細書に教示され、説明される1種以上の形の加工モリンダ・シトリフォリア製品と、担体物質または媒体を含む。
【0052】
例示的一実施形態では、体内組成物は、約10〜80重量パーセントの間の量で存在する加工モリンダ・シトリフォリア製品の成分と、約20〜90重量パーセントの間の量で存在する担体媒体とを含む。この実施形態では、加工モリンダ・シトリフォリア製品は、加工モリンダ・シトリフォリア果汁、加工モリンダ・シトリフォリアピューレジュース、加工モリンダ・シトリフォリア食物繊維および/または加工モリンダ・シトリフォリアオイル抽出物のうち1種以上を含み得る。
【0053】
もう1つの例示的実施形態では、体内組成物は、約0.1〜80重量パーセントの間の量で存在する加工モリンダ・シトリフォリア果汁またはピューレジュースと、約0.1〜20重量パーセントの間の量で存在する加工モリンダ・シトリフォリアオイルと、約20〜90重量パーセントの間の量で存在する担体媒体とを含む。モリンダ・シトリフォリアピューレジュースまたは果汁はまた、同様の濃度のモリンダ・シトリフォリア食物繊製品とともに製剤できる。
【0054】
もう1つの例示的実施形態では、モリンダ・シトリフォリアを、0.25ml/kg、1ml/kgまたは4ml/kgで数日間投与して、所望の体重制御を達成する。
【0055】
本発明によれば、体内組成物を導入するこれらの特定の方法は、体重管理を目的として、実際に体内組成物を被験体に導入する任意の方法を含み得る。個々の方法は多数あるが、本発明は、体内組成物が静脈内に、経皮的に、経口的にまたは全身に導入され得ることを認識する。たとえどんな方法が用いられても、適当な体重管理目的が達成されるよう、被験体が曝される有効成分の量を調節することが重要である。
【0056】
担体媒体は、哺乳類の身体に導入され得る、すなわち、加工モリンダ・シトリフォリア製品に保有媒体を提供し得る任意の成分を含み得る。具体的な担体媒体製剤は、当技術分野で周知であり、本明細書に詳細には記載しない。担体媒体の目的は、記載されるように、治療される被験体の身体に導入され得る体内組成物内の加工モリンダ・シトリフォリア製品を具現する手段を提供することである。
【0057】
以下の実施例は、体重の管理に対するモリンダ・シトリフォリアの効果を示し、提示する。これらの実施例は、決して制限であるよう意図されるものではなく、単に、体重を調節するためにモリンダ・シトリフォリアを用いることの利益および利点の例示である。
【実施例1】
【0058】
代謝速度の増大および体脂肪減少
本発明は、加工モリンダ・シトリフォリア製品を利用する体重調節のための栄養補助製剤および方法に関する。本発明の一実施形態は、モリンダ・シトリフォリア種子由来の悪臭のするオイルを含むモリンダ・シトリフォリア製品の経口投与を含み、これが患者の代謝速度を高め、体脂肪の減少を引き起こす。
【0059】
モリンダ・シトリフォリア(ノニ)由来の悪臭のするオイル特性を、オイルの化学組成を、同定された成分の既知特性との関連で同定することによって分析した。モリンダ・シトリフォリアの悪臭のするオイルは、高濃度のリノール酸を含むことがわかった。この酸は、多数の健康上の利益のために、またヒト身体がこの酸を独立に産生できないために、必須脂肪酸(EFA)として知られている。リノール酸オイルの既知特性の1つは、代謝速度に正に影響を及ぼす能力である。したがって、本発明の製剤は、リノール酸の経口摂取と合致する公知の方法で代謝速度の増大と体脂肪の減少を引き起こす。リノール酸は、代謝速度に加え、癌を予防し、肝機能を改善し、動脈プラーク形成を最小にするのに役立つということが証拠により示されている。
【実施例2】
【0060】
哺乳類の体重の調節
本発明は、哺乳類の体重を調節するための栄養補助製剤の使用および方法を考慮する。本発明は、大量に減量することに興味のある個人もいれば、体重を維持することに単に興味のある個人もいるという事実を考慮する。本発明は、特定の個人のさまざまな体重調節の興味に適合し得る栄養補助製剤および方法の範囲を考慮する。本発明は、個人の必要性に応じて、大幅なまたはわずかな体重減少を達成するために成分および投与計画の変動を利用することを考慮する。
【0061】
本発明の例示的一実施形態では、個人は、体重の0%〜体重のほぼ50%までの体重減少を実現できる。この実施形態は、最近実施された研究によって支持される。実施された研究は、特定の加工モリンダ・シトリフォリア製品は体重減少に対して大きな影響を及ぼすという提案を支持する。
【実施例3】
【0062】
面皰の生じやすさ
本明細書に開示される多様なモリンダ・シトリフォリア種子オイル製品は、通常、挫瘡面皰の数を増大させずに使用できる。4週間の期間の非盲検、対照群を設定しない前向きホームユース試験を実施した。26人の健常な10代の被験体を登録し、23人が研究を完了した。副作用は報告されなかった。
【0063】
この研究に用いた条件下で、試験製品の側の面皰の生じやすさについての証拠は観察されなかった。
【0064】
この研究には26人の健常な被験体を登録し、23人がプロトコールを完了した。被験体は、研究に採用される前に病歴およびインフォームドコンセントを完了した。
【0065】
試験範囲2×2センチメートルの大きさを、各被験体の前頭部の左側に定めた。開放面皰の計数を目的として、15−2×倍率下で範囲を視覚的に調べた。さらに、閉鎖面皰の計数を目的として、適用範囲で改変ポアバイオプシーを実施した。
【0066】
被験体は、等量の製品を、毎回同一範囲に適用しようとするよう指示された。4週間後、被験体は評価のために戻り、すべての観察様式を反復した。以下の表1は、試験パネルの面皰計数の記述統計学を含む。個々の参加者の値は以下の表にみることができる。
【0067】
【表1】

【0068】
表に見られるように、開放および閉鎖面皰数両方の平均および中央値は、研究の間に減少した。
【0069】
不等分散を仮定する2標本t検定を、ベースラインと、すべてのその後のものの平均との間のパーセンテージ変化値で実施し、処理の最後の面皰計数の平均はベースラインと異ならないという仮説を評価した。αは、.05に設定した。この試験によって、平均の相違は、開放面皰にとって、または閉鎖面皰にとって有意ではないと思われた。この研究に用いた条件下では、試験製品の側の面皰の生じやすさについて証拠は観察されなかった。
【0070】
【表2】

【実施例4】
【0071】
植物ステロール
植物ステロールは、食品添加物として、コレステロール低下特性(腸におけるコレステロール吸収を減少させる)を有しており、癌予防において作用し得る。植物ステロールは、植物油、特に、ダイズ油中に少量で天然に存在する。植物油から単離された1種のこのような植物ステロール複合体として、カンペステロール、スチグマステロールおよびブラシカステロールから構成されるコレスタチンがあり、栄養補助食品として市販されている。ステロールはヒト被験体において、コレステロールを最大15%減らすことができる。
【0072】
β−シトステロールは、コレステロールのものと同様の化学構造を有するいくつかの植物ステロールのうち1種である。本来は、白色であり、蝋様である。植物界において広く分布しており、セレノア・レペンス(Serenoa repens)(ソーパルメット(saw palmetto))、クルクルビタ・ペポ(Curcurbita pepo)(カボチャ種子)、ピジウム・アフリカナム(Pygeum africanum)、米ぬか、コムギ胚芽、トウモロコシオイルおよびダイズにおいて見られる。
【0073】
β−シトステロールは、単独で、および同様の植物ステロールと組合せて、コレステロールの血液レベルを下げる。良性の前立腺肥大(BPH)の薬草療法の可能性ある利益において何らかの役割を果たすという意見がいくつかある。
【0074】
植物ステロールは、ノニ中に存在し、加工が、ノニ種子オイル中にある植物ステローの量に影響を及ぼす。ノニ種子オイル中の最大量のステロールは、β−シトステロールであり、その存在は、加工法に対して量が減っていく。カンペステロールが次のものであり、β−シトステロールと同様に挙動する。スチグマステロールが次のものであり、先に記載したこれまでのものと同様に挙動する。その他のステロールも、これまでに記載されたその他の植物ステロールと同様に挙動する。ノニ種子オイル中に存在する植物ステロールの量は、加工法によって減少しており、影響を受けると思われる。
【0075】
β−シトステロールの量
以下に論じられるノニ種子オイルの3つの異なる種類の加工において存在するβ−シトステロールの量。β−シトステロールの量は、その他の加工と比較して脱臭したノニ種子オイル中で最大であると思われる。
【0076】
その他の植物ステロールのパーセンテージ量は、β−シトステロールの量と酷似している。加工は、ノニ種子オイル中のその他のステロールの全パーセンテージ量に影響を及ぼすと思われる。脱臭されたノニ種子は、β−シトステロールの量を高め、同様にその他のステロールも量を高める。
【0077】
カンペステロールおよびスチグマステロールは、その他のステロールおよびβ−シトステロールが異なる加工の結果として増大するのに対し、減少する。
【0078】
本発明によって製造される製品の多様な実施形態は、種々の割合のビタミンEとβ−オステロール(osterol)を含む。例えば、本発明者らが、最高量のビタミンEおよび最高量のβシトステロールを有するノニ種子オイルを使用することを望む場合には、漂白ノニ種子オイルを使用すればよい。
【0079】
本発明は、本質的な特徴の趣旨から逸脱することなく、その他の具体的な形で実施できる。記載される実施形態は、あらゆる点で単に例示的なものと考えられるべきであり、制限的なものと考えられるべきではない。したがって、本発明の範囲は、前述の記載によってではなく、添付の特許請求の範囲によって示される。特許請求の範囲と等価の意味および範囲内に入るすべての変形は、範囲内に包含される。
【図面の簡単な説明】
【0080】
【図1】ノニ種子オイルフィトエステロールに対する加工の効果を示す図である。
【図2】ノニ種子オイル中のβ−シトステロールに対する加工の効果を示す図である。
【図3】ノニ種子オイル中のその他のステロールに対する加工の効果を示す図である。
【図4】ノニ種子オイル中のステロールのパーセンテージを示す図である。
【図5】ノニ種子オイルのビタミンE含量に対する加工の効果を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
哺乳類の体重を調節するための製剤であって、モリンダ・シトリフォリア由来の加工されたか、または抽出された種子オイル製品を含む、製剤。
【請求項2】
抽出された種子オイルが以下の方法:モリンダ・シトリフォリア果実を集めるステップと、前記果実を含水率10%未満に乾燥させるステップと、種子を果実から回収するステップと、前記種子からオイルを機械的に分離するステップと、残存する種子ケーキを溶媒と混合するステップと、前記混合物を加熱するステップと、溶媒を蒸発させてオイル製品を残すステップとを含む方法によって製造される、請求項1に記載の製剤。
【請求項3】
減量に利用される、請求項1に記載の製剤。
【請求項4】
体重維持に利用される、請求項1に記載の製剤。
【請求項5】
加工モリンダ、モリンダ・シトリフォリア果汁、モリンダ・シトリフォリアオイル抽出物、モリンダ・シトリフォリア食物繊維、モリンダ・シトリフォリアピューレジュース、モリンダ・シトリフォリアピューレ、モリンダ・シトリフォリア果汁濃縮物、モリンダ・シトリフォリアピューレジュース濃縮物、モリンダ・シトリフォリアブリックスからなる羅列から選択される品目をさらに含む、請求項1に記載の製剤。
【請求項6】
ケルセチン、ルチンおよびリノレン酸からなる羅列から選択される有効成分をさらに含む、請求項1に記載の製剤。
【請求項7】
前記有効成分が、約0.1〜10重量%の間の量で存在する、請求項1に記載の製剤。
【請求項8】
別の果実由来のジュースをさらに含む、請求項1に記載の製剤。
【請求項9】
その他の果実が、アップルジュース、ブルーベリージュースおよびグレープジュースからなる羅列から選択される、請求項8に記載の製剤。
【請求項10】
前記モリンダ・シトリフォリア製品が、担体媒体とともに用いられる請求項1に記載の製剤。
【請求項11】
前記組成物を、以下の方法:前記感染領域に経口的に、経皮的に、前記感染領域中への注射によって、静脈内に、組成物を局所的に塗布することおよび/または全身投与することによってのうち1以上を含むプロセスによって投与する、請求項1に記載の製剤。
【請求項12】
前記製剤を、肝臓保護特性のために、抗動脈硬化特性のために、哺乳類の体重を調節し、代謝速度を高め、体脂肪を減少させるために、哺乳類において肥満を治療するために、代謝速度の増大、体脂肪の減少からなる羅列から選択される方法で消費者に影響を及ぼすよう加工される、請求項1に記載の製剤。
【請求項13】
哺乳類の体重を調節する方法であって、
モリンダ・シトリフォリア果実を集めるステップと、
前記果実を含水率10%未満に乾燥させるステップと、
種子を果実から回収するステップと、
前記種子からオイルを機械的に分離するステップと、
残存する種子ケーキを溶媒と混合するステップと、
前記混合物を加熱するステップと、
溶媒を蒸発させてオイル製品を残すステップと、
モリンダ・シトリフォリアから抽出された種子オイル製品を、前記哺乳類に導入するステップと
を含む、方法。
【請求項14】
前記哺乳類において代謝速度を高めるステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記哺乳類において体脂肪を減少させるステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
哺乳類の体重を調節するステップと、代謝速度を高めるステップと、体脂肪を減少させるステップとをさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記哺乳類において肥満症を治療するステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項18】
加工モリンダ・シトリフォリア製品中の有効成分を単離し、哺乳類の体重を調節するために前記有効成分を用いる方法であって、
モリンダ・シトリフォリア製品を、アルコールベースの溶液に加えるステップと、
前記溶液から前記加工モリンダ・シトリフォリア製品の有効成分を単離および抽出して画分を得るステップと、
前記抽出された有効成分を前記哺乳類中または前記哺乳類上に導入し、前記抽出された有効成分が哺乳類の体重を調節するステップと
を含む、方法。
【請求項19】
モリンダ・シトリフォリア果実を集めるステップと、前記果実を含水率10%未満に乾燥させるステップと、種子を果実から回収するステップと、前記種子からオイルを機械的に分離するステップと、残存する種子ケーキを溶媒と混合するステップと、前記混合物を加熱するステップと、溶媒を蒸発させてオイル製品を残すステップとをさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
溶媒が、水、ブタノール、メタノール、エタノール、エテノールおよび酢酸エチルからなる羅列から選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記有効成分が、リノレン酸、ケルセチンおよびルチンからなる羅列から選択される、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記有効成分が、約0.1〜10重量%の間で存在する、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
抽出された製品を、投与の前に、モリンダ・シトリフォリア果汁、モリンダ・シトリフォリアピューレ、別の果汁および担体からなる羅列から選択される品目と組み合わせる、請求項17に記載の方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2009−524583(P2009−524583A)
【公表日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−543373(P2008−543373)
【出願日】平成18年11月27日(2006.11.27)
【国際出願番号】PCT/US2006/045455
【国際公開番号】WO2007/064607
【国際公開日】平成19年6月7日(2007.6.7)
【出願人】(504279337)タヒチアン ノニ インターナショナル インコーポレーテッド (24)
【Fターム(参考)】